ping.re

#@# 

=={ping} @<term>{ping}

ターゲット@<idx>{ホスト((ほすと))<<>>の生死を確認する((のせいしをかくにんする))}コマンド。
ホスト間のネットワーク接続の安定性を検証する用途で利用する。

1秒に1つのデータグラムを送信し、受信した応答内容を出力する。出力は無限に続くので、キーボードから中断させる(Ctrl-Cを入力する)ことが必要。終了時には、往復情報とパケット損失統計を計算し、サマリを出力する。

=== 書式

//list[][][fontsize=xx-small]{
$ ping [options] ターゲット
//}
「ターゲット」はドメイン名かIPアドレス

=== 実行例

==== 実行例 

//list[][][fontsize=xx-small]{
$ ping IPアドレス
//}

//table[ping][pingコマンドの出力の読み方]{
キーワード	説明
------------------------------------------------------------
icmp_seq	pingを送信した回数
ttl		ルータを最大で何個まで通過できるか？
time		送受信の往復にようした時間
//}



==== 実行結果 （成功パターン:10.252.0.11から応答があったとき）

//list[][][fontsize=xx-small]{
$ ping 10.252.0.11
PING 10.252.0.11 (10.252.0.11) 56(84) bytes of data.
64 bytes from 10.252.0.11: icmp_seq=1 ttl=64 time=0.039 ms
64 bytes from 10.252.0.11: icmp_seq=2 ttl=64 time=0.042 ms
    〜中略〜
64 bytes from 10.252.0.11: icmp_seq=7 ttl=64 time=0.018 ms
^C                                    @<balloon>{Ctrl-Cを打ち込んだ行}
--- 10.252.0.11 ping statistics ---
7 packets transmitted, 7 received, 0% packet loss, time 6151ms
rtt min/avg/max/mdev = 0.017/0.027/0.042/0.010 ms
//}
最終行の
「0% packet loss」
（パケット損失が0%）
から回線品質が良好であることが伺える



==== 実行結果 （失敗パターン:10.252.0.127から応答がなかったとき）



//list[][][fontsize=xx-small]{
$ ping 10.252.0.127
PING 10.252.0.127 (10.252.0.127) 56(84) bytes of data.
From 10.252.0.11 icmp_seq=1 Destination Host Unreachable
    〜中略〜
From 10.252.0.11 icmp_seq=6 Destination Host Unreachable
^C                                    @<balloon>{Ctrl-Cを打ち込んだ行}
--- 10.252.0.127 ping statistics ---
7 packets transmitted, 0 received, +6 errors, 100% packet loss, time 6152ms
pipe 4
//}
最終行に「100% packet loss」とあることから、
パケット損失が100%、
つまりターゲット(10.252.0.127)からの応答がないことが分かる。
ただし、これだけでは、
ターゲットが稼働していないのか、
ネットワーク品質が悪いのか？は不明。
さらに調査する必要がある。


//note[ping][pingの由来]{

pingという単語は@<idx>{潜水艦のソナー((せんすいかんのそなー))}に由来する。
（アクティブ）ソナーとは
「潜水艦から音波を出し、障害物から反射してくる音波を分析する」ことで水中の様子をさぐる仕組みのこと。
水中でのレーダーと考えれば良い。
@<code>{ping}コマンドは、それのサイバースペース版

//}