v0.1.0 (Initial Release)
OBS Studio 向けの音声フィルタ「シンプルピッチシフト / Simple Pitch Shift」の初回リリースです。
プロパティ UI の 「半音」スライダー (-12..+12) を操作して、音声のピッチを変更できます。低遅延を優先した実装で、リアルタイムの配信や収録に適しています。
対応環境
| 項目 | 対応内容 |
|---|---|
| OS | Windows 11(x64) |
| OBS Studio | 32.x 系 |
| サンプルレート | 44.1 kHz または 48 kHz |
| チャンネル | 2ch(ステレオ) |
仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| フィルタ表示名 | シンプルピッチシフト / Simple Pitch Shift |
| フィルタ ID | simple_pitchshift_filter |
| プロパティ | 半音 / Semitone(-12..+12, デフォルト 0) |
| 遅延 | 約 8.7ms(低遅延優先) |
方針
- 低遅延優先、音質は後回し
- クリック / 揺れ / アーティファクトは本バージョンでは許容します
配布物の構造(zip の中身)
本リリースの zip は、obs-plugintemplate の配布構造に合わせています。zip 展開後のフォルダー構造は次の形です。
simple-pitchshift/
├── bin/
│ └── 64bit/
│ ├── simple-pitchshift.dll
│ └── simple-pitchshift.pdb (任意)
└── data/
└── locale/
├── en-US.ini
└── ja-JP.ini
インストール方法(Windows / 手動)
手順
-
zip をダウンロード
- GitHub Releases の Assets から
simple-pitchshift-0.1.0-windows-x64.zipをダウンロードします。
- GitHub Releases の Assets から
-
zip を展開
- ダウンロードした zip ファイルを展開します。
-
プラグインフォルダーをコピー
- 展開した
simple-pitchshiftフォルダーごと、次の場所へコピーします。
%PROGRAMDATA%\obs-studio\plugins%PROGRAMDATA%は通常C:\ProgramDataです。エクスプローラーのアドレスバーに%PROGRAMDATA%\obs-studio\pluginsと入力すると直接開けます。 - 展開した
-
展開後のパスを確認
- 以下のようになっていれば正しくインストールされています。
%PROGRAMDATA%\obs-studio\plugins\simple-pitchshift\bin\64bit\simple-pitchshift.dll %PROGRAMDATA%\obs-studio\plugins\simple-pitchshift\data\locale\en-US.ini %PROGRAMDATA%\obs-studio\plugins\simple-pitchshift\data\locale\ja-JP.ini -
OBS Studio を再起動
- OBS Studio を終了し、再度起動します。
注意: すでに同名フォルダーが存在する場合(開発時の
cmake --install等で生成済みのケース)は、動作確認のため一度削除してから展開してください。
使い方
フィルタの追加
- OBS Studio を起動します。
- 任意の音声付きソース(マイク入力、デスクトップ音声など)を選択します。
- 右クリックして「フィルタ」を選択します。
- 「音声フィルタ」の「+」ボタンをクリックします。
- 一覧から「シンプルピッチシフト / Simple Pitch Shift」を選択して追加します。
ピッチの調整
- 追加したフィルタを選択します。
- プロパティの「半音」スライダーを操作します。
- + 方向: 音が高くなる
- - 方向: 音が低くなる
- 0: 元のピッチ(変化なし)
使用例
| 半音の値 | 効果 |
|---|---|
| +12 | 1オクターブ上(声が高くなる) |
| +7 | 5度上 |
| +5 | 4度上 |
| 0 | 変化なし |
| -5 | 4度下 |
| -7 | 5度下 |
| -12 | 1オクターブ下(声が低くなる) |
注意点
- OBS の音声設定が 44.1 kHz / 48 kHz 以外の場合、本プラグインは バイパスします(必要に応じて警告ログが出ます)。
- 2ch 以外のチャンネル構成は想定外です(バイパスします)。
- 低遅延を優先しているため、クリックやアーティファクトが発生する場合があります。