batから実行時、DestDirが不適切だとカレントディレクトリになる。

[kakogawa]

エラー内容
batファイルからコマンドでFastCopyを実行する時
DestDirに「C:」のような末尾に\がないドライブ直下のパスが与えられていると
DestDirがbatのカレントディレクトリになってしまい意図しないコピーが実行されてしまいます。

再現方法
下記のbatファイルを実行
FastCopy.exe "test" /to="C:"

この問題で特に致命的なのが
管理者権限でbatを実行して /cmd=sync で同期をする場合です。
管理者権限でbatを実行するとカレントディレクトリがC:\Windows\system32なので
DestDirがC:\Windows\system32になり
そこにある重要なシステムファイルが同期によって消されてしまいます。
こうなるとブートローダーも消されてしまうようで
PCを再起動するとシステムの修復を求められPCが起動できなくなってしまいます。
自分の場合はクリーンインストール直後だったので幸い被害が小さくて済みました。

非常に危険な事態になってしまう恐れがあるので
DestDirがドライブ直下で末尾に\がない場合
末尾に\がある場合と同様の処理にするか
DestDirでbatのカレントディレクトリを使用しない、などの対策をした方がいいと思います。

もし試されるようなら必ず仮想環境で試してください。
よろしくお願いします。

バージョン・環境
Windows 10 64bit
FastCopy ver 4.2.1

[shirouzu]

ご報告ありがとうございます。
何らかの対処を入れておきます。

追記
Windowsでは(MS-DOS時代から)、C: とのみ記述した時は Cドライブのカレントディレクトリを意味するのが公式の解釈なので、ある意味正しい動作ではあるのですが。