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標準ストーリーポイント
metrics
requirements analysis
project planning
estimation

http://martinfowler.com/bliki/StandardStoryPoints.html

標準ストーリーポイントというのを XP やってる複数のチームに適応するなんてーのはどうですかという質問を受けた。同じストーリーポイントを使っているチームをいくつか集めて、あるチームの3ストーリーポイントが他のチームのそれと同じだーとかなんとかやりたいんだと。

そんなもんたかが知れてるように思うんだがなあ。最悪、デンジャラスなことも起こるしなあ。

XP での見積もりは、XPの速度昨日の天気に基づいている。これはつまり、見積もりに使う単位はぜんぜん重要じゃないっつーことだ ——重要なのは、大まかな相対価値を用いた見積もりと、目安としての昨日の天気だ。

ストーリーポイントは、昨日の天気のフィードバックループのアンカーとして機能する ——それ以上のもんじゃない。そこには、チームのタスクの性質だの、チームの能力だの、チームが楽観的見積もりをしてるのかそれとも悲観的見積もりをしているのかだの、そういったものがぜーんぶ刻印されている。チームを横断した標準的なものを使おうと思ったら、こういった要因まで標準化しなくちゃならんわけだよ。なんか、むちゃくちゃ大変そうなんですけど。これをしっかりと出来る奴なんているのかなあ。いや、もちろん不可能ってわけじゃないけど、まあ、大変な作業にはなるだろうね。

チーム間で共通の見積もり単位を使うとなぜ危険なのか。ぜーーったいに、それを使ってチームのパフォーマンスを比べるバカが出てくるからだ。約束を破らないよう顔面蒼白になるまで (脅して) 誓わせたとしても、いずれ誰かが破らないとは言い切れない。チーム間のパフォーマンスを比べてしまうと、他のチームより多くのストーリーポイントを完了したように見せかけるバカが出てきたりして、見積もりが歪められてしまう。私が懸念しているのは、これが昨日の天気のフィードバックループを壊しかねないという点だ。せっかくうまくいってる計画ゲームをダメにしかねない。私がなぜこんなにも疑ってかかるかというと、生産性を計測できれば驚くべき効果があるかもしれないが、ソフトウェアの特性上、それは不可能だからである。

まあ、標準ストーリーポイントをやるからには、なんらかのメリットがないとね。私はそんなの無いと思うけど。聞いた話によると、標準ストーリーポイントを使ってれば、チームを移動してもすぐに見積もれるからイイとかなんとか言ってるらしいけど、新しいチームに入ってすぐに見積もれるはずありませんから。該当する問題とコードをかなり深くまで理解しないと無理ですから。相対的なストーリーポイントの大きさをつかむくらいまでやらないと。 ThoughtWorksではプロジェクト間で人の入れ替えを行ってるけど、ストーリーポイントの大きさが違うから新しいチームでは見積もれませーんなんて文句言う奴、いませんから。

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