fix: optional::reset is marked constexpr at 23

P2231R1

Author: ToruNiina

lang/cpp23/relaxing_some_constexpr_restrictions.md

@@ -24,10 +24,10 @@ constexpr int g(int x) { return f(x); } // error! fはいかなるxについて
 
 しかし、多くの標準ライブラリが`constexpr`対応を進めていくようになり、状況が変化した。
 
-例えば、`std::optional`の`reset`メンバメソッドが`constexpr`に対応するのはC++20以降である。
+例えば、`std::optional`の`reset`メンバメソッドが`constexpr`に対応するのはC++23以降である。
 これは`std::optional`の内部実装が`union`のアクティブメンバを更新しているからであり、[これを定数式内で実行するにはC++20を待たねばならなかった](https://cpprefjp.github.io/lang/cpp20/changing_the_active_member_of_a_union_inside_constexpr.html)。
 
-よって、以下のコードはC++17では不適格だが、C++20では正しいコードとなる。
+よって、以下のコードはC++17では不適格だが、C++23では正しいコードとなる。
 
 ```cpp
 template<typename T>
@@ -38,17 +38,17 @@ constexpr void f(std::optional<T>& opt)
 ```
 
 これを正しく記述するには、`constexpr`指定をするかどうかをマクロで変更しなければならない。
-例えばC++20から`constexpr`になる関数群に対して以下のようなマクロを使うか、
+例えばC++23から`constexpr`になる関数群に対して以下のようなマクロを使うか、
 
 ```cpp
-#if __cplusplus >= 202002L
-#  define MYLIB_CXX20_CONSTEXPR constexpr
+#if __cplusplus >= 202300L // 具体的な値は未定
+#  define MYLIB_CXX23_CONSTEXPR constexpr
 #else
-#  define MYLIB_CXX20_CONSTEXPR
+#  define MYLIB_CXX23_CONSTEXPR
 #endif
 
 template<typename T>
-MYLIB_CXX20_CONSTEXPR void f(std::optional<T>& opt)
+MYLIB_CXX23_CONSTEXPR void f(std::optional<T>& opt)
 {
   opt.reset();
 }