こちらは今後GoogleFontsに提供するフォントです。 はじめに
品質向上のため、デザインについてご意見などいただけますと嬉しいです。
しっぽり明朝は、石井中明朝体OKLやリュウミンKO、A1明朝、筑紫Aオールド明朝等に影響を与えた、東京築地活版製造所の名作書体である五号系活字を下敷きに、物静かで上品で、見ているだけでうっとりするような明朝体を目指して制作した、オールドスタイル明朝体仮名フォントです。 このフォントについて
ver3.00では、字形のブラッシュアップ、ファミリー化(Rウエイト〜Eウエイト)、基本ASCII+Laten-1文字の追加、漢字はSILライセンスの源流明朝のものを加工して収録しました。
漢字のみSILライセンスの 漢字としっぽり明朝B1について源流明朝(同じくSILライセンスの源ノ明朝の派生フォント。)をベースに、はらいの先端などに丸を加える変更をしています。
しっぽり明朝B1という、文字のエッジがさらにボケているヴァージョンも制作しています。
濁点付き仮名を収録
同人小説等で需要のある濁点付き仮名を収録しました。
濁点を点けたい清音(例えば「あ」)に続けて濁点「゙ 」(U+3099)を隣り合わせで入力すると出せますが、アプリによっては正しく表示されないこともあります。その場合は、字形パレット等から入力してください。
Wordや一太郎をお使いの方はTTF版フォントファイル、IllustratorやInDesignをお使いの方はOTF版ファイルをお勧めします。 TTF版とOTF版のフォントファイルについて
TTF版フォントファイルはこのページもしくはGoogle Fontsでダウンロードできます。
OTF版フォントファイルは、FONTDASUのサイト( https://fontdasu.com/shippori-mincho/ )でダウンロードできます。
SIL Open Font License Version 1.1ライセンスについて
・個人利用・商用利用にかかわらずどなたでも無料でお使いいただけます。
・ゲームやアプリなどへの組み込みやwebフォントとしての利用も可能です。
・このフォントを使用し、派生フォントを作ることもできます。
ただし、配布の際はSIL Open Font Licenseに基づいてリリースする必要があります。
・SILライセンスについて詳しくはライセンス原文日本語サイト( https://licenses.opensource.jp/OFL-1.1/OFL-1.1.html )または同梱の「OFL.txt」(英語)をご確認ください。
・基本ASCII+Laten-1文字 収録文字
・ひらがな、カタカナ、全角英数、全角記号、縦書き用文字、ひらがなの異体字
・漢字のみSILライセンスの源流明朝のものを作者であるbutさんからOTFファイル(非公開)形式で提供していただき、それを少し加工して収録
組見本
※この組見本は、大阪の組版屋 はあどわあくの大石十三夫さんに作っていただきました。(組見本PDFファイル)
・「SIL Open Font License Version 1.1」以外のライセンスで再配布することはできません。 できないこと
・フォントファイル自体を単体で販売することはできません。
ご不明なことやお気付きの点がありましたら作者のメール:fontdasu@gmail.com または その他作者Twitterへお問い合わせください。
Ver 3.000 (2020.8.17) 更新履歴
Glyphsで1から作り直しました。グリフのパスを全て見直しました。仮名の異体字を追加。約物を追加。ウエイトをMedium、SemiBold、Bold、ExtraBoldの4種類追加。基本ASCII+Laten-1文字を追加。漢字はSILライセンスの源流明朝のものを加工して収録しました。