alt-convert-key
概要
[左Alt]
を短くタップすると [無変換]
キーとして、 [右Alt]
を短くタップすると [変換]
キーとして動くようにする AutoHotKey スクリプト。
[無変換]
[変換]
キーがない US-ASCII 配列キーボードなど向け。
英語を入力するときには [左Alt]
を短くタップ、日本語を入力するときには [右Alt]
を短くタップ、のように使います。
それまでの入力モードが日本語か英語かを気にしなくて良くなります。
特徴
[Alt]
のタップで[無変換]
[変換]
を入力したことにする- タップ: キーを押してから 200ms 以内に離したとき
[Alt]
長押し中にほかのキーを入力すると、通常の[Alt]
との組み合わせとして動作する[Alt]
タップ中のアルファベット入力は、離した時に[Alt]
なしの普通のアルファベット入力扱いとする- ほかのキーは押し下げた時に入力なのに、
[無変換]
[変換]
は戻したときに入力とすると、素早く入力したときに誤って[Alt]
+[F]
などが発動することを防ぐ
- ほかのキーは押し下げた時に入力なのに、
[Alt]
長押しで[Alt]
を押したことにするオプションあり- タップのつもりで長押しになると意図しないメニューを実行してしまうため、標準はオフ
使用前の準備
- AutoHotkey をインストール
- IME のキー設定を、無変換キーを IME オフ、変換キーを IME オンに割り当てる
- Microsoft IME (Windows 10 Ver.2004 以降) の場合:
- [Windows の設定] > [キーとタッチのカスタマイズ] を開く
- 無変換の割り当てを IME オフ にする
- 変換の割り当てを IME オン にする
- Google 日本語入力 – Google の場合:
- Google 日本語入力のプロパティから、キー設定の選択を編集
- 以下のように設定
- Microsoft IME (Windows 10 Ver.2004 以降) の場合:
モード | 入力キー | コマンド |
---|---|---|
入力文字なし | Muhenkan | IMEを無効化 |
入力文字なし | Henkan | ひらがなに入力切替 |
直接入力 | Henkan | ひらがなに入力切替 |
変換前入力中 | Muhenkan | IMEを無効化 |
使用方法
alt-convert-key.ahk ファイルをエクスプローラーでダブルクリックして開始します。
タスクバー右の通知領域にある AutoHotKey アイコンから、一時停止・終了できます。
技術メモ
- IME.ahk (Win32 API) を使わない
- AutoHotKey 以外でも同じように書けるはず
[Alt]
を押したとき、同時に[F14]
を押したことにすることにより、メニューバーへのフォーカスを回避している- アプリによっては
[Alt]
でメニューを出す処理をカスタマイズしていることがあり、その場合はうまく動かない場合あり [F14]
はほかの未使用キーでも可。以前はvk07
が使えたけれど、Windows 10 Ver.1909 以降はゲームバーに割り当てられたと AutoHotKey ヘルプにあり、こちらにした。
- アプリによっては
[Alt]
長押しオプションを立てると、[Alt]
を離した後にもう一度[Alt]
を押したことにする- 特殊なことをしているため、
[Alt]
単独で押すことがあるならスクリプトを一時停止したり、別に[Alt]
キーを割り当てるのをお勧めします
- 特殊なことをしているため、