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雑プロッタ

コンピュータを使って物理的な機械を動かしたい。 今回は、ペンを設定した通り動かすペンプロッタを作りたい。

既存の作例は、リニアレールを使ったり既存の直動機構を使ったり、 専用の部品を使って精度高く作ってあるものが多い。

今回は、誰の家にもありそうな、汎用の部品と、 3Dプリンタで印刷したもの、 あとは100円ショップで買えるものを組み合わせて組む事で、 肩肘立てずに適当に作れる事を目標にした。

用意するもの

3つのグループの物が必要。

通販で買った物

今回のために特別に買ったのではなく、家に落ちてたものを使った。

  • RaspberryPi Pico (もしくは互換ボード) 1つ 300円ぐらい
  • 28BYJ-48ステッピングモータ 2つ 制御基板つきのもの 200円ぐらい
  • M3 ボルトナットセット 500円ぐらい
  • ジャンパワイヤ
  • ブレットボード

自分はどれもAliexpressで買った。 国内の通販でも買えると思う。

ダイソーで買った物 660円ぐらい

  • バインダー
  • 凧糸
  • 太さ3mmのたけひご
  • ボールペン
  • はさみ
  • ねじまわし

プラスチックのバインダーはポリカーネート製で、厚さが2mmあった。

ペンはゴムの持ち手がついてない方がよさそう。 鉛筆でもいいかも。

3Dプリンタで印刷したもの

FreeCADでデザインした。

自分はBambuLabのP1Sで印刷したが、 だいたいのプリンタでは印刷できると思う。

下記の向きで印刷すれば、サポート無しで印刷できました。

このプロッタを作りたいけど、 3Dプリンタがなくて困ってるという人は、 日本国内の住所を教えてくれたら郵便で送ります。

モジュールの組み立て

2連プーリーモジュール

(B)プーリークリップには、ナットを入れる所が2箇所があるので押し込む。 反対からボルトを入れて締めると入れやすい。

(C)プーリー軸にも2箇所に入れるところがあるので入れる。 裏表に注意

(A)プーリーを挟んで8mmのネジと10mmのネジで組み立てる。

モーターモジュール

28BYJ-48モータを(D)モータクリップにつける。 5mmのボルトで止める。

モータの軸に(E)モータ用プーリーをつける。 抜けないようにキツめに作ってあるので、 がんばって押し込む。

Xモジュール

まず、2連プーリーモジュールと同じ感じで組み立てる。

(F)Xブロックに2個、(G)X軸に2つナットを入れる。

左右のブロックをたけひごでつなぐ。 モジュール全体の長さがバインダーの幅と同じになるように調整したい。 たけひごはバインダーの幅から1cm減らした長さに切る。

ヘッド

裏にナット4つをつける。 表に5mmのボルトを入れる。

ペンを付けられるように20mmのボルトとナットをつける。

全体の組み立てと糸張り

四隅のモジュールの固定

バインダーの四隅にプーリーモジュールとモーターモジュールを挟む。 裏返して、紐をまわして縛る。 これで、バインダーにモジュールを固定してる。

糸張り

Xモジュールとヘッドを置き、糸をはわせる。

次の図を参照

1本の糸で、1-14まで順番に通す。 糸がピンと張るようにして、糸の両端をネジで止める。

中間(7と8の間)のネジはゆるめておき、 たけひごとヘッドが、水平になるように調整し中間をネジで止める。

配線

モータを制御基板を経由してマイコンにつなぐ。 左のモータをマイコンの0-3ピン、 右のモータをマイコンの4-7ピンにつないだ。

制御基板の電源をマイコンのVCCとGNDにつなぐ。 自分は分配にブレッドボードを使った。

ソフトウエア

自分はMicroPythonで制御した。

MicroPythonのサイトからU2Fをダウンロードし、 RaspberryPiに入れる。

次に用意したサンプルスクリプト(sample.py)を書き込む。 Linuxならmpremoteコマンドを使ってる。 このスクリプトは設定した四角形を描く。

しくみ

このプロッタはCoreXY方式を使っている。

左右のモーターを同じ方向にまわすとヘッドが左右に動く。 例えば、両方のモータを反時計回りに動かすと、ヘッドは右に動く。

モーターを左右で逆の方向に動かすとヘッドが上下に動く。 例えば、左のモータを反時計まわり、右のモータを時計まわりに動かすと、 ヘッドは上に動く。

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無保証/MIT License

変更履歴

  • 2025-08-16: 公開 (v2)
  • 2026-03-03: プーリーの厚さを増やした (v3)

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