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Chidori 組立説明書

The English version of the build guide is here.

Please refer to here for the Chidori expansion kit build guide.

Chidori 拡張キットの組立説明書はこちら を参照してください。

組み立ての前に

  • はんだごてや工具、部品等でのケガに注意してください。
  • 作業中に席を離れるときは、はんだごての電源を確認してください。
  • 非常に小さい部品が含まれていますので、失くさないように注意してください。

内容物の確認

キットには以下の部品が含まれています。作業前に不足がないか確認してください。

キットの内容物

番号 画像 名前 個数 備考 部品番号(マスタ側) 部品番号(スレーブ側)
1 PCB PCB 2 マスタ、スレーブ1枚ずつ
2 Top  Plate トッププレート 2 2022/06より拡張キットと部品共通化のため形状を変更
3 Bottom Plate ボトムプレート 2
4 Acryl Plate アクリルプレート 2
5 MPU MPU ATMEGA328P 1 U1
6 I2C IO Expander I2C IO エキスパンダー MCP23017 1 U1
7 IC Socket ICソケット 2
8 Crystal 水晶発振子 16 MHz 1 Y1
9 Polyswitch ポリスイッチ RXEF005 1 F1
10 Tact Swtich (W) タクトスイッチ(白) 1 RESET
11 Tact Switch (B) タクトスイッチ(黒) 1 BOOT
12 TRRS Jack TRRS ジャック MJ-4PP-9 4 J2, J3 J1, J2
13 DIP Switch DIPスイッチ KSD42 1 SW28
14 USB Connector USBコネクタ 54819-0519 1 J1
15 LED Green LED(緑) OSG8HA3Z74A 2 LED1 LED1
16 LED Yellow LED(黄) OSY5JA3Z74A 2 LED1 LED1
17 ZenerDiode ツェナーダイオード 3.6V 2 1N4148と区別が付きにくいので混在注意 D25, D26
18 Capacitor10u 電解コンデンサ 10μF 1 C1
19 Capacitor1u コンデンサ 1μF 3 本体に105と表記 C2 C1, C2
20 Capacitor0.1u コンデンサ 0.1μF 2 本体に104と表記 C3 C3
21 Capacitor22p コンデンサ 22pF 2 本体に22と表記 C4, C5
22 Registor10k 抵抗 10kΩ 5 カラーコードは茶黒橙金 R1 R3, R4, R5, R6
23 Registor5.1k 抵抗 5.1kΩ 4 カラーコードは緑茶赤金 R7, R8 R1, R2
24 Registor2.2k 抵抗 2.2kΩ 2 カラーコードは赤赤赤金 R5, R6
25 Registor1.5k 抵抗 1.5kΩ 1 カラーコードは茶緑赤金 R2
26 Registor68 抵抗 68Ω 2 カラーコードは青灰黒金 R3, R4
27 Diode ダイオード 1N4148 48 ツェナーダイオードと区別がつきにくいの混在注意 D1 - D24 D1 - D24
28 M2 Standoff 10mm M2スペーサ 10mm 4
29 M2 Standoff 7mm M2スペーサ 7mm 8
30 M2 Screw M2ネジ 4mm 24
31 RubberFeet ゴム足 8
32 TRRS Cable TRRSケーブル 1 カールタイプまたはストレートタイプのどちらかが含まれる
33 USB MiniB Cable USB MiniBケーブル 1

その他に必要なもの

キットを完成させるためには、以下の部品を別途用意する必要があります。

  • キースイッチ(Cherry MX互換スイッチ)
  • キーキャップ

作業に必要な工具

組立作業には、最低限以下の工具が必要となります。

  • はんだごて(温度調節できるものが望ましい)
  • はんだ
  • ピンセット
  • プラス(+)ドライバ
  • ルーペ
  • フラックス
  • テスタ

その他、必要に応じて以下も用意すると良いです。

  • フラックス洗浄剤
  • はんだ吸取線または吸取機

組み立て時の注意

  • マスタ(USBコネクタの付いている側)とスレーブでは使用部品が異なります。手順に「マスターのみ」、「スレーブのみ」と表記されている場合がありますので、注意してください。
  • 以下、マスタとスレーブを両方同時に組み立てる想定で手順が書かれていますが、別々に組み立てることももちろん可能です。お好きな方法で組み立ててください。別々に組み立てる場合は、それぞれに必要なステップ以外は読み飛ばして進めてください。
  • 取り付ける向きに注意が必要な部品があります。手順にその旨記載されている場合は、よく確認して作業してください。

抵抗をつける

  1. マスタ側の抵抗R1〜R8をはんだ付けします。

Registor master

  1. スレーブ側の抵抗R1〜R6をはんだ付けします。

Registor slave

ツェナーダイオードをつける(マスターのみ)

ダイオードには向きがあるので注意してください。

  1. マスタ側のツェナーダイオードD25、D26をはんだ付けします。ダイオード本体の黒いバーが四角いパッドへ向くよう取り付けてください。

Zener diode

水晶発振子をつける(マスターのみ)

  1. マスタ側の水晶発振子Y1をはんだ付けします。

Crystal

コンデンサをつける

  1. マスタ側のコンデンサC2〜C5をはんだ付けします。

Capacitor master

  1. スレーブ側のコンデンサC1〜C3を半田付けします。

Capacitor slave

電解コンデンサをつける(マスターのみ)

**電解コンデンサには向きがありますので注意してください。 **

  1. マスタ側の電解コンデンサC1をはんだ付けします。リードの長いほうが(+)へ向くように取り付けてください。

Capacitor master

リセッタブルフューズをつける(マスターのみ)

  1. マスタ側のリセッタブルフューズF1をはんだ付けします。 Resettable fuse

ダイオードをつける

ダイオードには向きがありますので注意してください。

  1. ダイオードは縦に実装しますので、あらかじめ次の画像のように、カソード(黒いバーのある側)のリードを曲げておきます。 Bend lead

  2. PCBにダイオードを取り付ける際は、丸いランドの上に本体が来るよう差し込みます。 place diode

  3. マスタ側のダイオードD1からD24をはんだ付けします。

  4. スレーブ側のダイオードD1からD24をはんだ付けします。 solder diode

LEDをつける

LEDには向きがありますので注意してください

  1. マスタ側のLED1(緑), LED2(黄)を半田付けします。リードの長い方が丸いパッドの方を向くように取り付けてください。

led master

  1. スレーブ側のLED1(緑), LED2(黄)を半田付けします。リードの長い方が丸いパッドの方を向くように取り付けてください。

led slave

タクトスイッチをつける(マスターのみ)

  1. マスタ側のタクトスイッチ(黒)と(白)を半田付けします。 tact switch

DIPスイッチをつける(スレーブのみ)

  1. スレーブ側のDIPスイッチを半田付けします。 dip switch

  2. DIPスイッチの設定は以下の通り、1をOff(下)、2から4をOn(上)にします。 dip switch settings

USBコネクタをつける(マスターのみ)

  1. マスタ側のUSBコネクタを半田付けします。 usb connector

TRRSジャックをつける

  1. マスタ側のTRRSジャックを半田付けします。 trrs jack

  2. スレーブ側も同様に半田付けします。 trrs jack

ICソケットをつける

ICソケットには向きがありますので注意してください。

  1. マスタ側の ICソケットを半田付けします。ICソケットの切り欠きが右に向くように取り付けてください。 ic socket master

  2. スレーブ側も同様に半田付けします。 ic socket slave

ATMEGA328PとMCP23017をつける

ICには向きがありますので注意してください

  1. マスタ側の ICソケットにATMEGA328Pを、スレーブ側のICソケットにMCP23017を、それぞれ差し込みます。
  2. ICのピンはICソケットより広がっているので、少し内側に曲げてから差し込みます。
  3. ICの向きを間違えないよう、ICと ICソケットの切り欠きの位置を合わせてください。 mark

正しくはんだ付けされているか確認する

回路図( 左側右側)を参考に、正しくはんだ付けされているか確認します。

コンピュータに接続する前に、少なくとも以下の項目は確認しましょう。

  1. VCCーGND間がショートしていないことを確認します。
  2. USBコネクタの端子がブリッジしていないこと確認します。
  3. ATMEGA328P、MCP23017、電解コンデンサ、LED、ダイオードが正しい向きに取り付けられていることを確認します。

USBデバイスとして認識されることを確認する

キーボードをコンピュータに接続すると、緑色のLEDが点灯しますので確認してください。

次に以下の操作を行ってブートローダモードに入り、USBデバイスとして認識されることを確認します。

  1. BOOTスイッチ(黒)を押したままにする
  2. RESETスイッチ(白)を押して、離す
  3. BOOTスイッチ(黒)を離す

ブートローダモードに入ると、黄色のLEDが点滅します。点滅しない場合は、上記の操作をゆっくりと繰り返してみてください。

Macの場合

  • Macの場合は、「システム情報」を起動して、「USBasp」というデバイスが見えているか確認します。 システム情報

Windowsの場合

  • Windowsの場合は、libusbKドライバのインストールが必要です。以下のサイトからインストールツールをダウンロードし、セットアップしてください。

  • 「デバイスマネージャ」を起動して、「USBasp」というデバイスが見えているか確認します。 デバイスマネージャ

ブートローダモードに入らない場合やUSBデバイスとして認識されない場合は、全ての部品が正しくはんだ付けされているか、回路図を参考に再度確認してください。

スイッチをつける

2022/06より、拡張キットと部品共通化のためトッププレートの形状を変更しました。部品リストの画像で形状を確認してください。

  1. スイッチをトッププレートにはめ込みます。 switch insert to plate

  2. トッププレートとPCBを組み合わせます。キースイッチをPCBにしっかりと押し込み、キースイッチの底面がPCBから浮いていないか確認してから、はんだ付けします。 combine top plate and pcb

アクリルプレート用のスペーサをつける

  1. TRRSジャックの近くにあるねじ穴に、アクリルプレート用のスペーサM2x10mmを取り付けます。 standoff for acryl plate

ボトムプレートをつける

  1. ボトムプレートはリバーシブルになっていますので、お好みの面を外側にしてお使いいただけます。
  2. M2x4mmねじをボトムプレートに差し込み、スペーサを取り付けます。 bottom plate
  3. ボトムプレートの上にトッププレートとPCBを重ね合わせ、M2x4mmねじで留めます。 combine  all

ゴム足をつける

  1. ゴム足をボトムプレートにつけます。 ゴム足

キーキャップをつける

  1. お好みのキーキャップを取り付けます。

ファームウェアを書き込む

ファームウェアはQMKを利用します。以下のリポジトリをクローンしてください。

qmk_firmware

クローンしたら、ローカルリポジトリのディレクトリへ移動してください。

次にキーボードをコンピュータに接続し、ブートローダモードに入ってください。

以下のコマンドを実行すると、ファームウェアの書き込みが始まります。書き込みに失敗する場合は、再度コマンドを実行してみてください。

$ make chidori:default:usbasp

書き込みが完了したら、RESETスイッチ(白)を押して、ブートローダモードから抜けてください。

ファームウェアをビルドする環境の構築は、こちらのドキュメントを参考にしてください。

完成!

アクリルカバーをつけると完成です。おつかれさまでした。 Done

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