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README.md

File metadata and controls

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Chidori 拡張キット組立説明書

Chidori拡張キットは単体では動作しません。Chidori本体に接続してご使用ください。

Chidori の組立説明書は こちら を参照してください。

組み立ての前に

  • はんだごてや工具、部品等でのケガに注意してください。
  • 作業中に席を離れるときは、はんだごての電源を確認してください。
  • 非常に小さい部品が含まれていますので、失くさないように注意してください。

内容物の確認

キットには以下の部品が含まれています。作業前に不足がないか確認してください。

キットの内容物

番号 画像 名前 個数 備考 部品番号
1 PCB PCB 1
2 Top  Plate トッププレート 1
3 Bottom Plate ボトムプレート 1
4 Acryl Plate アクリルプレート 1
5 I2C IO Expander I2C IO エキスパンダー MCP23017 1 U1
6 IC Socket ICソケット 1
7 TRRS Jack TRRS ジャック MJ-4PP-9 2 J1, J2
8 DIP Switch DIPスイッチ KSD42 1 SW28
9 LED Green LED(緑) OSG8HA3Z74A 1 LED1
10 LED Yellow LED(黄) OSY5JA3Z74A 1 LED1
11 Capacitor1u コンデンサ 1μF 2 本体に105と表記 C1, C2
12 Capacitor0.1u コンデンサ 0.1μF 1 本体に104と表記 C3
13 Registor10k 抵抗 10kΩ 4 カラーコードは茶黒橙金 R3, R4, R5, R6
14 Registor5.1k 抵抗 5.1kΩ 2 カラーコードは緑茶赤金 R1, R2
15 Diode ダイオード 1N4148 24 D1 - D24
16 M2 Standoff 10mm M2スペーサ 10mm 2
17 M2 Standoff 7mm M2スペーサ 7mm 4
18 M2 Screw M2ネジ 4mm 12
19 Stabilizer base スタビライザ台座 6
20 Stabilizer shaft スタビライザ軸 6
21 Stabilizer wire スタビライザワイヤ 3
22 RubberFeet ゴム足 4
23 TRRS Cable TRRSケーブル 1 カールタイプまたはストレートタイプのどちらかが含まれる

その他に必要なもの

キットを完成させるためには、以下の部品を別途用意する必要があります。

  • キースイッチ(Cherry MX互換スイッチ)
  • キーキャップ

作業に必要な工具

組立作業には、最低限以下の工具が必要となります。

  • はんだごて(温度調節できるものが望ましい)
  • はんだ
  • ピンセット
  • プラス(+)ドライバ
  • ルーペ
  • フラックス
  • テスタ

その他、必要に応じて以下も用意すると良いです。

  • フラックス洗浄剤
  • はんだ吸取線または吸取機

組み立て時の注意

  • 取り付ける向きに注意が必要な部品があります。手順にその旨記載されている場合は、よく確認して作業してください。

抵抗をつける

  1. 抵抗R1〜R6をはんだ付けします。

Registor slave

コンデンサをつける

  1. コンデンサC1〜C3を半田付けします。

Capacitor slave

ダイオードをつける

ダイオードには向きがありますので注意してください。

  1. ダイオードは縦に実装しますので、あらかじめ次の画像のように、カソード(黒いバーのある側)のリードを曲げておきます。 Bend lead

  2. PCBにダイオードを取り付ける際は、丸いランドの上に本体が来るよう差し込みます。 place diode

  3. ダイオードD1からD24をはんだ付けします。 solder diode

LEDをつける

LEDには向きがありますので注意してください

  1. LED1(緑), LED2(黄)を半田付けします。リードの長い方が丸いパッドの方を向くように取り付けてください。

led slave

DIPスイッチをつける

  1. DIPスイッチを半田付けします。 dip switch

  2. DIPスイッチの設定は以下の通り、1をOff(下)、2と3をOn(上)、4をOff(下)にします。 dip switch settings

TRRSジャックをつける

  1. TRRSジャックを半田付けします。 trrs jack

ICソケットをつける

ICソケットには向きがありますので注意してください。

  1. ICソケットを半田付けします。ICソケットの切り欠きが右に向くように取り付けてください。 ic socket slave

MCP23017をつける

ICには向きがありますので注意してください

  1. ICソケットにMCP23017を差し込みます。
  2. ICのピンはICソケットより広がっているので、少し内側に曲げてから差し込みます。
  3. ICの向きを間違えないよう、ICと ICソケットの切り欠きの位置を合わせてください。(画像はATMEGA328Pのものですが、MCP23017でも切り欠きの位置は同じです) mark

正しくはんだ付けされているか確認する

回路図( 拡張キット)を参考に、正しくはんだ付けされているか確認します。

コンピュータに接続する前に、少なくとも以下の項目は確認しましょう。

  1. VCCーGND間がショートしていないことを確認します。
  2. MCP23017、電解コンデンサ、LED、ダイオードが正しい向きに取り付けられていることを確認します。

スタビライザを組み立てる

  1. スタビライザの軸には、穴が2つ空いている側(写真右)と1つの側(写真左)があります。2つの側の下の穴にワイヤが挿入されます。 Keyswitch
  2. スタビライザの台座には、ワイヤを取り付ける部分があります。 Keyswitch
  3. スタビライザの軸の2つ穴が空いている側と、スタビライザの台座のワイヤを取り付ける部分の向きを揃えて、台座の下から軸を挿入します。 Keyswitch Keyswitch
  4. 軸の下の穴にワイヤの片側を挿入します。 Keyswitch
  5. 台座を側面から見て、ワイヤを手前に90度倒し、台座のワイヤ受けにカチッとはめ込みます。 Keyswitch Keyswitch
  6. 反対側も同様に組み立てます。 Keyswitch

スタビライザをつける

  1. スタビライザの取り付け可能な位置は3箇所ありますが、全て取り付ける必要はありません。お好きな場所を選んで取り付けることが可能です。
  2. スタビライザ取付位置には、4つの穴が空いていて、上下(左右)のどちらか2つが大きくなっています。大きい穴の方にスタビライザのワイヤ部分が向くように配置し、先に大きい穴の方を差し込み、次に小さい穴の方を差し込みます。
  3. 浮きやズレがなく取り付けられているか確認します。 Stabilizer

スイッチをつける

  1. スイッチをトッププレートにはめ込みます。 Insert swich to plate

  2. トッププレートとPCBを組み合わせます。 combine top plate and pcb

  3. 残りのキースイッチをトッププレートにはめ込みます。 Insert remain switch to plate

  4. PCBにしっかりと押し込み、キースイッチの底面がPCBから浮いていないか確認してから、はんだ付けします。

アクリルプレート用のスペーサをつける

  1. TRRSジャックの近くにあるねじ穴に、アクリルプレート用のスペーサM2x10mmを取り付けます。 standoff for acryl plate

ボトムプレートをつける

  1. ボトムプレートはリバーシブルになっていますので、お好みの面を外側にしてお使いいただけます。最下段左側のねじ穴は、スタビライザと干渉するので、ひとつ右側のねじ穴を使います。
  2. M2x4mmねじをボトムプレートに差し込み、スペーサを取り付けます。 bottom plate
  3. ボトムプレートの上にトッププレートとPCBを重ね合わせ、M2x4mmねじで留めます。 combine  all

ゴム足をつける

  1. ゴム足をボトムプレートにつけます。 ゴム足

キーキャップをつける

  1. お好みのキーキャップを取り付けます。

ファームウェアを書き込む

ファームウェアはQMKを利用します。以下のリポジトリをクローンしてください。

qmk_firmware

クローンしたら、ローカルリポジトリのディレクトリへ移動してください。

次にキーボードをコンピュータに接続し、ブートローダモードに入ってください。

拡張キットを接続して3分割構成にする場合は、"extended"という名前のキーマップを使用します。

以下のコマンドを実行すると、ファームウェアの書き込みが始まります。書き込みに失敗する場合は、再度コマンドを実行してみてください。

$ make chidori:extended:usbasp

書き込みが完了したら、RESETスイッチ(白)を押して、ブートローダモードから抜けてください。

ファームウェアをビルドする環境の構築は、こちらのドキュメントを参考にしてください。

完成!

アクリルカバーをつけると完成です。おつかれさまでした。 Done