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0169a7f Nov 11, 2018
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@kitao @JeanAraujo
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Pyxel (ピクセル) はPython向けのレトロゲームエンジンです。

使える色は16色のみ、同時に再生できる音は4音までなど、レトロゲーム機を意識したシンプルな仕様で、Pythonでドット絵スタイルのゲームづくりが気軽に楽しめます。

Pyxelのゲーム機の仕様やAPI、パレットなどは、 PICO-8TIC-80のデザインを参考にしています。

Pyxelはオープンソースで、無料で自由に使えます。Pyxelでレトロゲームづくりを始めましょう!

仕様

  • Windows、Mac対応 (Linux版は開発中)
  • Python3によるコード記述
  • 16色固定パレット
  • 256x256サイズ、3画像バンク
  • 256x256サイズ、8タイルマップ
  • 4音同時再生、定義可能な64サウンド
  • 任意のサウンドを組み合わせ可能な8ミュージック
  • キーボード、マウス、ゲームパッド
  • 画像・サウンド編集ツール

カラーパレット

インストール方法

Windows

Python3をインストールした後に、以下のpipコマンドでPyxelをインストールします。

pip install pyxel

Mac

Python3glfw (バージョン3.2.1以上) をインストールをした後に、pipコマンドでPyxelをインストールします。

Homebrewを導入している環境では、以下のコマンドで必要なパッケージが一通りインストールできます。

brew install python3 glfw
pip3 install pyxel

Linux

注意: Linux版は開発中のため、描画やサウンド再生が正しく動作しません。

各ディストリビューションに適した方法で必要なパッケージをインストールしてください。glfwはバージョン3.2.1以上である必要があります。

Arch:

AURヘルパーでpython-pixelをインストールします。

yay -S python-pyxel

Debian:

apt-get install python3 python3-pip libglfw3 libportaudio2 libasound-dev
pip3 install pyxel

Fedora:

dnf install glfw portaudio
pip3 install pyxel

サンプルのインストール

Pyxelインストール後に、以下のコマンドでカレントディレクトリにPyxelのサンプルコード一式をコピーできます。

install_pyxel_examples

サンプルは通常のPythonコードと同様に実行できます。

cd pyxel_examples
python 01_hello_pyxel.py

または

cd pyxel_examples
python3 01_hello_pyxel.py

使い方

アプリケーションの作成方法

Pythonコード内でPyxelモジュールをインポートして、init関数でウィンドウサイズを指定した後に、run関数でPyxelアプリケーションを開始します。

import pyxel

pyxel.init(160, 120)

def update():
    if pyxel.btnp(pyxel.KEY_Q):
        pyxel.quit()

def draw():
    pyxel.cls(0)
    pyxel.rect(10, 10, 20, 20, 11)

pyxel.run(update, draw)

run関数の引数にはフレーム更新処理を行うupdate関数と、描画処理を行うdraw関数を指定します。

実際のアプリケーションでは、以下のようにクラスでPyxelの処理をラップするのがおすすめです。

import pyxel

class App:
    def __init__(self):
        pyxel.init(160, 120)
        self.x = 0
        pyxel.run(self.update, self.draw)

    def update(self):
        self.x = (self.x + 1) % pyxel.width

    def draw(self):
        pyxel.cls(0)
        pyxel.rect(self.x, 0, self.x + 7, 7, 9)

App()

特殊操作

Pyxelアプリケーション実行中に、以下の特殊操作を行うことができます。

  • Alt(Option)+1
    スクリーンショットをデスクトップに保存する
  • Alt(Option)+2
    画面キャプチャ動画の録画開始時刻をリセットする
  • Alt(Option)+3
    画面キャプチャ動画 (gif) をデスクトップに保存する (最大30秒)
  • Alt(Option)+0
    パフォーマンスモニタ (fps、update時間、draw時間) の表示を切り替える
  • Alt(Option)+Enter
    フルスクリーン表示を切り替える

Pyxel Editor

付属するPyxel EditorでPyxelアプリケーションで使用する画像やサウンドを作成することができます。

Pyxel Editorは任意のリソースファイル名を指定して起動します。

pyxeleditor pyxel_resource_file

作成したリソースファイル(.pyxel)はPyxelアプリケーションからload関数で読み込めます。

Pyxel Editorには次の編集モードがあります。

イメージエディタ:

イメージバンクの画像を編集する画面です。

タイルマップエディタ:

イメージバンクの画像をタイル状に並べたタイルマップを編集する画面です。

サウンドエディタ:

サウンドを編集する画面です。

ミュージックエディタ:

サウンドを再生順に並べたミュージックを編集する画面です。

その他のリソース作成方法

Pyxel用の画像やタイルマップは以下の方法で作成することもできます。

  • Image.setTilemap.set関数で文字列のリストから作成する
  • Image.load関数でPyxel向け配色のpngファイルを読み込む

PyxelはPICO-8と同じパレットを使用しているため、Pyxel向け配色のpngファイルを作成する場合は、AsepriteをPICO-8パレット設定にして使用するのがおすすめです。

Pyxel用のサウンドやミュージックは以下の方法で作成することもできます。

  • Sound.setMusic.set関数で文字列から作成する

各関数の使い方はAPIリファレンスを参照してください。

APIリファレンス

システム

  • width, height
    画面の幅と高さ

  • frame_count
    経過フレーム数

  • init(width, height, [caption], [scale], [palette], [fps], [border_width], [border_color])
    Pyxelアプリを画面サイズ (width, height) で初期化する。画面の最大の幅と高さは255
    captionでウィンドウタイトル、scaleで表示倍率、paletteでパレット色、fpsで動作フレームレート、border_widthborder_colorで画面外側のマージン幅と色を指定できる。paletteは24ビットカラーの16要素のリスト、border_colorは24ビットカラーで指定する

  • run(update, draw)
    Pyxelアプリを開始し、フレーム更新時にupdate関数、描画時にdraw関数を呼ぶ

  • quit()
    現在フレーム終了時にPyxelアプリを終了する

リソース

  • save(filename)
    実行スクリプトのディレクトリにリソースファイル (.pyxel) を保存する

  • load(filename)
    実行スクリプトのディレクトリからリソースファイル (.pyxel) を読み込む

入力

  • mouse_x, mouse_y
    現在のマウスカーソル座標

  • btn(key)
    keyが押されていたらTrue、押されていなければFalseを返す (キー定義一覧)

  • btnp(key, [hold], [period])
    そのフレームにkeyが押されたらTrue、押されなければFalseを返す。holdperiodを指定すると、holdフレーム以上ボタンを押し続けた際にperiodフレーム間隔でTrueが返る

  • btnr(key)
    そのフレームにkeyが離されたらTrue、離されなければFalseを返す

  • mouse(visible)
    visibleTrueならマウスカーソルを表示し、Falseなら非表示にする。マウスカーソルが非表示でも座標は更新される。

グラフィックス

  • image(img, [system])
    イメージバンクimg(0-2) を操作する (イメージクラスを参照のこと)。systemTrueを指定すると、システム用のイメージバンク3にアクセスできる
    例:pyxel.image(0).load(0, 0, 'title.png')

  • tilemap(tm)
    タイルマップtm(0-7)を操作する (タイルマップクラスを参照のこと)。

  • clip(x1, y1, x2, y2)
    画面の描画領域を (x1, y1)-(x2, y2) にする。clip()で描画領域をリセットする

  • pal(col1, col2)
    描画時に色col1col2に置き換える。pal()で初期状態にリセットする

  • cls(col)
    画面を色colでクリアする

  • pix(x, y, col)
    (x, y) に色colのピクセルを描画する

  • line(x1, y1, x2, y2, col)
    colの直線を (x1, y1)-(x2, y2) に描画する

  • rect(x1, y1, x2, y2, col)
    colの矩形を (x1, y1)-(x2, y2) に描画する

  • rectb(x1, y1, x2, y2, col)
    colの矩形の輪郭線を (x1, y1)-(x2, y2) に描画する

  • circ(x, y, r, col)
    半径r、色colの円を (x, y) に描画する

  • circb(x, y, r, col)
    半径r、色colの円の輪郭線を (x, y) に描画する

  • blt(x, y, img, u, v, w, h, [colkey])
    イメージバンクimg(0-2) の (u, v) からサイズ (w, h) の領域を (x, y) にコピーする。whそれぞれに負の値を設定すると水平、垂直方向に反転する。colkeyに色を指定すると透明色として扱われる

  • bltm(x, y, tm, u, v, w, h, [colkey])
    タイルマップtm(0-7) を (u, v) からサイズ (w, h) のタイル情報に従って (x, y) に描画する。colkeyに色を指定すると透明色として扱われる。タイルマップは1タイルが8x8のサイズで描画され、タイル番号が0ならイメージバンクの (0, 0)-(7, 7) の領域、1なら (8, 0)-(15, 0) の領域を表す

  • text(x, y, s, col)
    colの文字列sを (x, y) に描画する

オーディオ

  • sound(snd, [system])
    サウンドsnd(0-63) を操作する (サウンドクラスを参照のこと)。systemTrueを指定すると、システム用のサウンド64にアクセスできる
    例:pyxel.sound(0).speed = 60

  • music(msc)
    ミュージックmsc(0-7) を操作する (ミュージッククラスを参照のこと)

  • play(ch, snd, loop=False)
    チャンネルch(0-3) でサウンドsnd(0-63) を再生する。sndがリストの場合順に再生する

  • playm(msc, loop=False)
    ミュージックmsc(0-7) を再生する

  • stop([ch])
    全チャンネルのサウンドの再生を停止する。ch(0-3) を指定すると該当チャンネルのみを停止する

イメージクラス

  • width, height
    イメージの幅と高さ

  • data
    イメージのデータ (NumPy配列)

  • get(x, y)
    イメージの (x,y) のデータを取得する

  • set(x, y, data)
    (x, y) に値または文字列のリストでイメージのデータを設定する
    例:pyxel.image(0).set(10, 10, ['1234', '5678', '9abc', 'defg'])

  • load(x, y, filename)
    (x, y) に実行スクリプトのディレクトリからpngファイルを読み込む

  • copy(x, y, img, u, v, w, h)
    イメージバンクimg(0-2) の (u, v) からサイズ (w, h) の領域を (x, y) にコピーする

タイルマップクラス

  • width, height
    タイルマップの幅と高さ

  • data
    タイルマップのデータ (NumPy配列)

  • refimg
    タイルマップが参照するイメージバンク

  • get(x, y)
    タイルマップの (x,y) のデータを取得する

  • set(x, y, data, [refimg])
    (x, y) に値または文字列のリストでタイルマップのデータを設定する。refimgを指定すると、タイルマップが参照するイメージバンクも同時に設定される
    e.g. pyxel.tilemap(0).set(0, 0, ['000102', '202122', 'a0a1a2', 'b0b1b2'], 1)

  • copy(x, y, tm, u, v, w, h)
    タイルマップtm(0-7) の (u, v) からサイズ (w, h) の領域を (x, y) にコピーする

サウンドクラス

  • note
    音程 (0-127) のリスト (33 = 'A2' = 440Hz)

  • tone
    音色 (0:Triangle / 1:Square / 2:Pulse / 3:Noise) のリスト

  • volume
    音量 (0-7) のリスト

  • effect
    エフェクト (0:None / 1:Slide / 2:Vibrato / 3:FadeOut) のリスト

  • speed
    1音の長さ (120 = 1音1秒)

  • set(note, tone, volume, effect, speed)
    文字列で音程、音色、音量、エフェクトを設定する。音色、音量、エフェクトの長さが音程より短い場合は、先頭から繰り返される

  • set_note(note)
    'CDEFGAB'+'#-'+'0123'または'R'の文字列で音程を設定する。大文字と小文字を区別せず、空白は無視される
    例:pyxel.sound(0).set_note('G2B-2D3R RF3F3F3')

  • set_tone(tone)
    'TSPN'の文字列で音色を設定する。大文字と小文字を区別せず、空白は無視される
    例:pyxel.sound(0).set_tone('TTSS PPPN')

  • set_volume(volume)
    '01234567'の文字列で音量を設定する。大文字と小文字を区別せず、空白は無視される
    例:pyxel.sound(0).set_volume('7777 7531')

  • set_effect(effect)
    'NSVF'の文字列でエフェクトを設定する。大文字と小文字を区別せず、空白は無視される
    例:pyxel.sound(0).set_effect('NFNF NVVS')

ミュージッククラス

  • ch0
    チャンネル0で再生するサウンド (0-63) のリスト

  • ch1
    チャンネル1で再生するサウンド (0-63) のリスト

  • ch2
    チャンネル2で再生するサウンド (0-63) のリスト

  • ch3
    チャンネル3で再生するサウンド (0-63) のリスト

  • set(ch0, ch1, ch2, ch3)
    全チャンネルのサウンド (0-63) のリストを設定する
    例:pyxel.music(0).set([0, 1], [2, 3], [4], [])

  • set_ch0(data)
    チャンネル0のサウンド (0-63) のリストを設定する

  • set_ch1(data)
    チャンネル1のサウンド (0-63) のリストを設定する

  • set_ch2(data)
    チャンネル2のサウンド (0-63) のリストを設定する

  • set_ch3(data)
    チャンネル3のサウンド (0-63) のリストを設定する

コントリビューション方法

問題の報告

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提出されたプルリクエストはMITライセンスで公開することに同意したものを見なされます。

その他の情報

ライセンス

PyxelはMITライセンスです。ソースコードやライセンス表示用のファイル等で、著作権とライセンス全文の表示を行えば、自由に販売や配布をすることができます。