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(Japanese)

pm_extra_tools: Pacemaker-2.0系追加パッケージ

Copyright (c) 2020-2021 Linux-HA Japan Project

はじめに

Pacemaker-2.0系追加パッケージは、RHEL 8 High Availability Add-On (以下 HA Add-On) と組み合わせて利用する追加のツールです。

パッケージ内容

  • 本パッケージには、以下のツールとリソースエージェントが含まれています。
  1. pm_pcsgen: Pacemaker-2.0系pcs設定変換ツール
  2. pgsql: PostgreSQL管理用のリソースエージェント
  3. hulft: HULFT管理用のリソースエージェント

動作条件・バージョン

  • 現時点のPacemaker-2.0系追加パッケージの最新バージョンは、pm_extra_tools-1.3-1 です。
  • 動作を確認しているOS・バージョンは、RHEL 8.4 HA Add-On / CentOS 8.4.2105 です。

インストール・アンインストール

  • インストール手順

    # dnf install pm_extra_tools-<ver>.el8.noarch.rpm -y
      : (省略)
    
    インストール済み:
      pm_extra_tools-<ver>.el8.noarch
    
    完了しました!
    
  • アンインストール手順

    # dnf erase pm_extra_tools -y
      : (省略)
    
    削除しました:
      pm_extra_tools-<ver>.el8.noarch
    
    完了しました!
    

使い方詳細

1. pm_pcsgen

Pacemaker-2.0系クラスタ構成の設定ファイルを作成するツールです。

  • pm_crmgen(Pacemaker-1.1系crm設定変換ツール)のpcs対応版です。

    設定変換ツールの概要

    pm_pcsgen

インストールされるファイル
  • /usr/bin/pm_pcsgen
    • パラメータシートから「設定一括反映用ファイル(.xml)」と「pcsコマンドスクリプト(.sh)」を作成するコマンドです。
  • /usr/share/pm_extra_tools/pm_pcsgen_sample.xlsx
    • パラメータシートのサンプルです。
      「PostgreSQL共有ディスク構成」と「PG-REX構成」の設定例を記載しています。
  • /usr/share/pm_extra_tools/pm_pcsgen.conf
    • pcsコマンドの出力メッセージのフィルタリング条件を設定したファイルです。
      • pm_pcsgenコマンドは内部でpcsコマンドを実行しますが、
        pcsコマンドはユーザには不要なメッセージを出力することがあります。
        pm_pcsgenではこの設定ファイルを基に必要なメッセージのみを出力します。
    • 変更は不要です。
使い方
  • (1) パラメータシートにクラスタ構成の設定を行い、CSVにエクスポートします。

    • Windows® operating system上でエクスポートしたCSVは、pm_pcsgenコマンドを実行するノードに転送します。
  • (2) pm_pcsgenコマンドを実行し、CSVから設定一括反映用ファイルを作成します。

  • (3) クラスタに設定を加えている(リソースなどが設定されている)場合は、クラスタを再構築します。

  • (4) クラスタを起動します。

  • (5) クラスタに設定を反映します(設定一括反映用ファイルをプッシュします)。

    (2)
    # pm_pcsgen pgsql-ipmi.csv
    pgsql-ipmi.xml (CIB), pgsql-ipmi.sh (PCS) を出力しました
    
    # ls -l
    -rw-r--r--.  1 root root     9449  3月 30 16:00 pgsql-ipmi.csv
    -rwxr--r--.  1 root root     3586  3月 30 16:01 pgsql-ipmi.sh
    -rw-r--r--.  1 root root    10527  3月 30 16:01 pgsql-ipmi.xml
    
    (3)
    # pcs cluster destroy --all
    # pcs cluster setup ...
    
    (4)
    # pcs cluster start --all
    
    (5)
    # pcs cluster cib-push pgsql-ipmi.xml
    
pm_pcsgenコマンドの返り値
  • 返り値を以下に示します。

    返り値 意味
    0 正常終了
    1 異常終了
    2 警告つき正常終了 (.xmlと.shの出力は完了。ただし処理中に警告が発生)
制限事項
pm_pcsgenコマンド
  • 実行環境にはクラスタパッケージをインストールしている必要があります。(pacemakerとpcsは必須)
  • 「表1-1 NODE表」に値を設定した場合は、実行環境でクラスタが起動している必要があります。
パラメータシート
  • 設定値の制約を以下に示します。

    表番 表名 列名 設定可能な値
    1-1 NODE type attribute | utilization
    4-1 RESOURCES resourceItem Primitive | Stonith | Group | Clone | Promotable
    7-1 PRIMITIVE class
    provider
    type ※1
    それぞれ以下のコマンドで確認できます。
    # pcs resource standards
    # pcs resource providers
    # pcs resource agents [standard[:provider]]
    type ※2 options | meta | utilization
    8-1 STONITH type ※1 以下のコマンドで確認できます。
    # pcs stonith list
    type ※2 options | meta | utilization
    9-1 LOCATION_NODE prefers/avoids prefers | avoids
    11-1 ORDER kind Optional | Mandatory | Serialize
    12-1 ALERT type options | meta
    • ※1 「リソースエージェント名」、「STONITHエージェント名」を設定する項目
      ※2 「パラメータ種別」を設定する項目
  • 設定値(パラメータシートの青枠内)には、半角英数字以外の文字を使用しないこと。
    概要欄・備考欄には、Shift-JISの拡張文字(①、②・・・、I、II・・・など)を使用しないこと。

2. pgsql

PostgreSQL 12 及び PG-REX(レプリケーション) に対応した、PostgreSQL管理用のリソースエージェントです。
開発コミュニティ(https://github.com/ClusterLabs/resource-agents)の最新の修正に追随しています。

  • 使用するには provider部分にlinuxhajp、type部分にpgsql を設定します。
  • 設定パラメータについては、RAのメタデータを参照してください。(# pcs resource describe ocf:linuxhajp:pgsqlコマンドで確認できます。)

3. hulft

HULFTの 配信デーモン(hulsndd) / 集信デーモン(hulrcvd) / 要求受付デーモン(hulobsd) 管理用のリソースエージェントです。

  • 使用するには provider部分にlinuxhajp、type部分にhulft を設定します。
  • 設定パラメータについては、RAのメタデータを参照してください。(# pcs resource describe ocf:linuxhajp:hulftコマンドで確認できます。)

補足事項

クラスタの構築手順などはこちらの資料を参照ください。


以上