Visual Studio の Web ページ から Visual Studio をダウンロードし、インストールしてください。
Lumino は以下のバージョンに対応しています。
- Visual Studio 2013
- Visual Studio 2015
DirectX エンドユーザーランタイムのダウンロードページ から 「DirectX エンド ユーザー ランタイム Web インストーラ」をダウンロード、インストールしてください。
Lumino のダウンロードページ からパッケージをダウンロードし、Lumino_Install.bat を実行してください。
- Visual Studio を起動し、メニューから [ファイル] > [新規作成] > [プロジェクト] を選択します。
- 表示された [新しいプロジェクト] ダイアログの [テンプレート] > [Visual C++] の一覧にある [Lumino Project] を選択します。
- プロジェクト名を入力して、[OK] をクリックします。
最初からプロジェクトに含まれている Main.cpp には画像を表示するプログラムが書かれていますが、 このセクションでは Lumino を動かすための最も短いコードで、基本的な流れを説明します。
#include <Lumino.h>
using namespace ln;
void Main()
{
// Lumino の初期化処理
Engine::Initialize();
// Lumino の更新処理
while (Engine::Update())
{
}
// Lumino の終了処理
Engine::Terminate();
}
実行すると、次のようなウィンドウが表示されます。
Lumino のエントリーポイントは Main 関数です。 プラットフォームごとのエントリーポイントの隠蔽や、C++ の例外処理などをスムーズに行うため、独自のエントリーポイントを使用します。 (main ではありませんので注意してください。通常の main 関数を使用することもできますが、本チュートリアルでは触れません)
Engine::Initialize();
Engine クラスの Initialize 関数を呼び出すことで、Lumino の機能を使用するために必要な初期化処理を行います。 初期化に成功するとウインドウが表示されます。
while (Engine::Update())
{
}
このループは、ウィンドウが閉じられるまでの間、1秒間に60回の周期で実行され続けます。 Engine::Update() はウインドウが閉じられていなければ true を返し、ウインドウ右上の×ボタンを押すなどで閉じられた場合は false を返します。
このループ1回のことを「フレーム」と呼び、この中に
- プレイヤーの入力を確認し、
- キャラクターを移動し、
- ウィンドウに絵を描く といったプログラムを書くことでゲームを進行させます。
Engine::Terminate();
ウィンドウが閉じられ、while ループを抜けた後は Lumino の終了処理を行います。