MJ(MixJuiceまたはMicJack) を装着したIchigoJamに、ワイヤレスで文字を入力できるようにするArduinoのスケッチです(バイナリーも入ってます)。M5StackまたはM5StickCにCardKBユニットを繋げて、もしくは、M5Stack FACESのキーボードを使って、MJに入力した文字を送信します。
- M5StickC PLUSに対応
- HAT CardKBの矢印キーの4つをシフトなしの?,|,{,}と入れ替えた
- HAT CardKBに対応
- 無線を使わずに有線でM5StackまたはM5StickCを介してCardKBからIchigoJamに文字入力できるように対応(CardKBからの信号をPS/2信号に変換, またはUARTで送信します)
- Serialからの入力にも対応(IJUtilitiesで文字入力やプログラムの転送が無線でできます)
- 公開
- M5Burner_Micをダウンロード・インストールする。
- M5CardKB_for_MJの中にあるbinフォルダの中のM5CardKB_for_MJフォルダをM5Burner_Micのfirmwaresフォルダの中にコピーします。
- M5StackCまたはM5StackをUSB-Cケーブルでコンピュータと接続する。
- M5Burner_Micを起動する。
- 「Port」を設定する。複数台のESP機器がつながっている場合、ポートを間違えない様に注意して下さい。
- 「Priset」で**「M5CardKB_for_MJ (M5Stack)」、「M5CardKB_for_MJ (M5StickC)」**などを選択する。
- 「Start」でインストールが始まります。
- M5CardKB_for_MJの中にあるbinフォルダの中のM5CardKB_for_MJフォルダをIJUtilitiesのfirmwaresフォルダの中にコピーします。
- M5StackCまたはM5StackをUSB-Cケーブルでコンピュータと接続する。
- IJUtilties を起動する。
- オプションメニューのESPTool (MixJuiceなど)を選択する
- 「Port」を設定する。複数台のESP機器がつながっている場合、ポートを間違えない様に注意して下さい。
- ボーレートは、適切な数値にしてください。
- 「Priset」で**「M5CardKB_for_MJ (M5Stack)」、「M5CardKB_for_MJ (M5StickC)」**などを選択する。
- 「Start」でインストールが始まります。
M5CardKB_for_MJ.inoのスケッチの最初の方にある上記の部分で、ARDUINO_M5StickC_ESP32のコメントを外します。ボード設定はデフォルトです。
M5CardKB_for_MJ.inoのスケッチの最初の方にある上記の部分で、ARDUINO_M5StickC_ESP32のコメントにしてください。ボード設定はデフォルトです。
MixJuiceでは、CN4 の IO16 (上から6番目) と GND を 接続して起動するとアクセスポイントモードになり、下記のサーバが動作します。MicJackでは、そのような配線は必要ありません。
<IMG SRC="image/mixjuicejump.jpg "width="30%">
- SSID: MJ-XXXXXXXXXXXX (XX.. には MixJuice/MicJack の Mac アドレスが入ります)
- WiFiパスワード: なし
- IPアドレス: 192.168.20.1
- UDPサーバ ポート: 20001
MicJackでは、IchigoJamに文字信号を送る場合に、TXを使って送るのではなく、キーボードから入力された信号と同じ様に信号を送ることができます。
-
配線の前にIchigoJamの電源を切る。
-
実際のキーボードをIchigoJamから外す。
-
以下の配線を行なう。
- ESP8266の**IO13**とIchigoJamの**KBD1**を接続 - ESP8266の**IO16**とIchigoJamの**KBD2**を接続
- ESP32の**IO21**とIchigoJamの**KBD1**を接続 - ESP32の**IO22**とIchigoJamの**KBD2**を接続
- アクセスポイントのスキャン:起動時に自動的にスキャンします。再スキャンしたい場合は、M5StackのCボタンまたは、M5StickCの**電源ボタン(Aボタンの左側面)**を押してください。
- 別のアクセスポイントを表示:M5StackまたはM5StickCのBボタンまたは、キーボードの左右キーで変更することができます。
- パスワード,リモートIP, ポートの変更:黄色の文字で表示されている項目の編集ができます。上下キーを押すことで、パスワード、リモートIP、リモートポートを切り替えることができます。デリートキーで後ろから一文字ごと消去できます。ESCキーで、その項目の文字を全部消去できます。MixJuiceおよびMicJackはデフォルトでは、アクセスポイントの名称はMJ-から始まる名称になっています。またパスワード無しです。リモートIPは192.168.20.1に、リモートポートは20001になっています。
- アクセスポイントに接続:M5StackまたはM5StickCのAボタンまたは、キーボードのリターンキーで接続することができます。接続が完了すると**「Connected to」と表示されAP名が緑色**の表示に変わります。キーボードから文字を入力して下さい。MixJuice/MicJackに送信された文字はTXによりIchigoJamに文字が送信されます。またMicJuckでは、キーボード信号として送信することも可能です(前述)。
- 接続を解除する:アクセスポイントを再スキャンすると接続は解除されます。つまり、Cボタンまたは、M5StickCの**電源ボタン(Aボタンの左側面)**を押してください。
- Bボタンを何回か押して、表示を「PS/2 Keyboard」に切り替える(写真)
注)IchigoJamの電源をOFF/ONする必要がある場合があります。5Vは必要に応じて接続して下さい。
接続するポート番号
IchigoJam | M5StickC | M5Stack |
---|---|---|
KBD1 | io 0 | io 21 |
KBD2 | io 26 | io 22 |
GND | GND | GND |
5V | 5V | 5V |
- Bボタンを何回か押して、表示を「UART input」に切り替える(写真)
注)RXは接続の必要はありません。5Vは必要に応じて接続して下さい。
接続するポート番号(普通のCardKBの場合)
IchigoJam | M5StickC | M5Stack |
---|---|---|
RX | io 36 | io 16 |
TX | io 26 | io 17 |
GND | GND | GND |
5V | 5V | 5V |
接続するポート番号(HAT CardKBの場合)
IchigoJam | M5StickC |
---|---|
RX | io 32 (GROVE) |
TX | io 33 (GROVE) |
GND | GND |
CC BY Micono