Glyphs用スクリプト
ダウンロード方法
- Glyphs-Scripts の右上にある緑色のボタン「Clone」をクリックします。
- ボタンの下にビロっと表示されるので、右下の「Download Zip」を選択します。
これでzipファイルがダウンロードされます。解凍した中の「monokano-scripts」フォルダにスクリプトのファイル(拡張子.pyのファイル)が入っています。
スクリプトのインストールと実行
インストール方法
- Glyphsのメニューバー[スクリプト > Scripts フォルダを開く]を選択します。
- ScriptsフォルダがFinderに選択状態で表示されるので、その中に拡張子.pyのファイルを入れます。
入れただけではGlyphsが認識しないので、以下の操作をしてください。
- optionキーを押しながら、Glyphsのメニューバー[スクリプト > スクリプトメニューを更新]を選択。
これでスクリプトメニューに表示されるようになります。
実行方法
スクリプトメニューで選択して実行します。
推奨インストール:Pythonモジュール
スクリプトには、ウインドウやボタンなどのGUI上で操作するものがあります。このGUIの生成にPythonモジュールが必要です。以下の操作でインストールしてください。
- Glyphsの[環境設定 > アドオン > Pythonモジュール]の「インストールする」ボタンを押します。しばらく待つと完了します。
※インストールが延々と終わらないことがあります。Glyphsを再起動して再度ボタンを押してください。何回か繰り返すと完了するはずです。 ※ここで公開している中で「Pythonモジュール不要」と記載されているものには必要ありません、
スクリプトの説明
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Make vrt2 Glyph(vrt2専用グリフ作成)
- Pythonモジュール不要。
- 選択グリフをベースグリフにして、vrt2専用(.rotat)グリフを作成します。
- .rotatグリフにはベースグリフをコンポーネントとして配置します。
- すでに.rotatグリフがある場合は、そのグリフにコンポーネントを配置します。
- 選択グリフが.rotatグリフの場合は、そのグリフにコンポーネントを配置します。
- ベースグリフが存在しなかったら、その.rotatグリフを削除します。
- 使い方
- 欧文用グリフまたは.rotatグリフを選択してから、スクリプトメニューで実行します。完了後は必ずOpenTypeフィーチャーを更新してください。
- Adobe-Japan1 には使用不可
- GlyphsのAJ1用のnice nameは、ベースグリフと.rotatグリフの名前の対応に不具合があります。このスクリプトではうまくいかないので使ってはいけません。
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Fix vrt2 Feature(vrt2フィーチャーを修正)
- 注:Glyphs v2.6.4以降は不要です。
- Pythonモジュール不要。
- vrt2フィーチャーにvertフィーチャーのコードを丸ごと追加します。
- vrt2の[OpenTypeフィーチャーを自動生成]がONの時だけ実行します。
- 使い方
- glyphsファイルを開き、スクリプトメニューで実行します。
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Set vertWidth for vrt2 Glyph(vrt2専用グリフのvertWidthを設定)
- Pythonモジュール不要。
- vrt2専用(.rotat)グリフのvertWidthをコンポーネントのwidthに合わせます。
- .rotatグリフ全てが対象です。コンポーネントが配置済みであることが前提です。
- コンポーネントの位置がズレていても正常な位置にします。
- コンポーネントがない、またはコンポーネントが複数ある場合はなにもしません。
- 使い方
- glyphsファイルを開き、スクリプトメニューで実行します。
- 表示されているマスターレイヤーのみに実行されるので、マスターレイヤーが複数ある場合はそれぞれに実行してください。
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Make Rect Path(矩形パス作成)
- 要Pythonモジュール。
- グリフに矩形パスを追加します。
- 設定は以下の通り。
- 対象:選択グリフ/全グリフ
- 矩形の種類:ホワイト(囲み罫)/ブラック(塗りつぶし)
- 囲み罫の線幅
- 矩形の大きさ:ボディ枠/パス領域
- ずらし量(+で外側に、-で内側に)
- ボディ枠ではvertWidthとvertOriginを反映するかどうか
- 矩形パス追加前にグリフを空にするかどうか
- 矩形パス追加後にパス方向を修正するかどうか
- 使い方
- スクリプトメニューで選択すると、専用のパネルウインドウが表示されます。ウインドウ上で設定をして「実行」ボタンを押します。
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Switch Direction(組方向スイッチ)
- 要Pythonモジュール。
- 編集ビューの組方向(ヨコ/タテ)を切り替えます。
- 切り替える際、情報表示がグリフ表示と一致するようにします。
- 使い方
- スクリプトメニューで選択すると、専用のパネルウインドウが表示されます。ウインドウ上のボタンを押して切り替えの操作をします。