Basic Usage Tutorial v0.7 ja

Andrew Chadwick edited this page Mar 8, 2015 · 1 revision
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Note: this translation applies to an old version of MyPaint

Basic usage Tutorial

これは、Basic usage Tutorialの日本語訳です。

MyPaintへようこそ!

このチュートリアルは、MyPaintの使い方を学び始めるのにもってこいのものです。より複雑なチュートリアルへのリンクは、Resourcesページをご覧ください。

はじめに

MyPaintは、ゼロから絵を描くことを専門にした、ペイント・プログラムです。MyPaintでは、「本物」に近い絵を描くことから、きわめて「デジタル」なスタイルの作品を作ることまでの、両方が可能です。そのため、シンプルで高速であることを目標にしています。

しかしながら、これは意図的なものですが、MyPaintは「画像編集」プログラムではありません。創造的な作業のうち、ほとんどのことはMyPaintでたしかにできるのですが、最終的な仕上げ、トリミング、カラーカーブの補正、その他「編集」的なことをするには、それを専門にした、GIMPのようなプログラムに画像を持っていく必要があります。

インターフェース

MyPaintのインターフェイスは、意識的に最小主義、かつ完全にキーボード・ショートカットから操作可能になっています。このアイデアは、できるだけ目移りせずに、絵を描けるようにするためです。

従って、普段の作業ではキャンバスには何にもありません。キーを押すと一時的にカラー・セレクターなどのダイアログを出すことができ、その後、作業に戻るときにはそれらを消すことができます。多くの絵師たちは、こちらの方法での作業を好みますが、中には、よく使うセレクターをキャンバスの隣にずっと出しっぱなしにしておくのが好きな人たちもいます。自分で試して、好きな方を選んでください。

キーボード・ショートカットは、左手でキーボード操作、右手で絵を描くということができるように準備されています。ショートカットはとっても簡単に変更することができます。すべてのコマンドはメニュー内にあり、それぞれのメニュー項目にカーソルを乗せて、お望みの新しいキーボード・ショートカットを押すだけでいいのです。以上!

ペイント

絵を描くには、タブレット・ペンの先を押し付けるか、もしマウスを使っているなら、キャンバスの上でマウスの左ボタンを押してください。マウスで描いている場合、筆の動きについて、少し問題を感じるかもしれません。実際のところ、MyPaintはマウスでの操作に最適化されておらず、マウスではこのプログラムのフルパワーを発揮することはできないのです。もし頻繁に絵を描くつもりであれば、ペンタブレットを使うことを本当におすすめします。

MyPaintは、一連のエフェクトを作成するために、タブレットの筆圧感知を使っています。将来のバージョンでは、ペンの傾きと方向の検出に対応したタブレットでは、それらもサポートされる予定です。タブレットの設定は、メニュー項目の編集→設定で調整できます。

ブラシの選択

Bを押して、ブラシのリストを開きます。MyPaintで使用できるすべてのブラシが表示されます。クリックしてブラシを選択してください。クリック&ドラッグで、ブラシを好きな順番に並べ替えることができます。上部にあるのはブラシのカテゴリで、種類別もしくは作者別に並んでいます。ブラシはカテゴリ間でもクリック&ドラッグできます。favoritesカテゴリは、あなたがよく使うブラシをまとめて入れておくのに適した、空のカテゴリです。

例として、classicカテゴリにある、Smudge+という名前のブラシを選びましょう。このブラシでは、タブレットの筆圧感知が使用できるようになります。強く押し付けて適当に線を描いてみて、その後、少しずつ力を抜いていってみてください。筆圧を落としていくと、新しい色というか、それまでキャンバスに描いていた線よりも、不鮮明な感じ(ぼやけた感じ)のブラシになっていることに気付くはずです。このブラシが気に入ったなら、今度使うときにすぐ見つけられるよう、favoritesカテゴリに入れておきましょう。

MyPaintには、たくさんの強力なブラシが付いており、これらすべてのブラシをいじってみるだけの価値があります。さらに自分でカスタム・ブラシを作ることもできます。こちらのチュートリアルで読むことができますが、多少高度なトピックになります。

on-the-flyのブラシ調整

(訳注:on-the-flyというのは、「その場で」とか「即座に」という意味です。ブラシの調整が即座に反映されるということです。)

ブラシのサイズを大きくするには、Fキーを押します。逆に、Dキーで小さくなります。これらの操作は線を引いている間にも行うことができます。カーソルのブラシの半径は、現在のブラシのサイズに合わせて変わります。

不透明度(キャンバスをどのくらい輝かせるか)や、色をどれだけ明るく、もしくは暗くするかなど、その他ブラシストロークの品質をon-the-flyで調整するためのショートカットを割り当てることもできます。これらのコマンドについては、メニューのブラシおよびをご覧ください。

ただし、すべてのon-the-flyコマンドが、必ずしも特定のブラシのプロパティとして定義されるわけではないことを覚えておくことは重要です。多くのブラシは、例えば筆圧や速度に応じて、そのプロパティが変化するものであり、キーボード・ショートカットでの設定は、単にその基準値となるのです。

取り消しと消しゴム

あらゆるペイントソフトで最も便利なコマンドの一つが、変更点を取り消したり元に戻したりする、アンドゥ(ZまたはCtrl+Z)と、その仲間であるリドゥ(YまたはCtrl+Y)です。

Eキーで現在のブラシを消しゴムにすることで、作品の一部を消すこともできます。もう一度Eキーを押せば、通常の描画に戻ることができます。消しゴム機能の付いているタブレット・ペンを持っている人は、それも期待通りに動くはずです。ただペンを引っくり返して消してください。

Deleteキーはキャンバスを消去します。

色の変え方

Gキーを押すとカラーサンプラーが開きます。これはMyPaintのメイン・カラーセレクターです。色を選択しましょう。もう一度Gを押すと閉じます。

新しい色で適当に走り書きしてみましょう、それからVを押し続けると、カラーチェンジャーが出てきます。このポップアップは、カーソルの周りに、現在の色を中心にして表示されます。各種のパラメーターに従って、中心から外側へだんだんと色が変わっていきます(具体的にどのように色が変わるかは、MyPaintのバージョンによって少し違います)。

使いたい色を選んだら、Vキーを離します。これはある色に近い色を選択する、とても素早い方法になります(ヒント:Vを二回クリックすることで、また別のカラーチェンジャーが出てきます)。

絵を描いていると、いくつかの色を定期的に切り替えることがあります。MyPaintは最近使った五つの色を覚えています。Xを繰り返し押すことで、それらの色を簡単にくるくる入れ替えることができます。また、(より速く)右マウスボタン(RMB)を代わりに使うこともできます。

ポップアップから選択する代わりに、直接キャンバスから色を取得することもできます。絵にカーソルを合わせて、Rキーを押してください。これでカーソル地点の色を取得します。マウスのクリックは不要です。選択された色が一瞬だけスクリーン上に表示されます。お好みであれば、Ctrlキーを押しながらキャンバスをクリックすることでも、これと同じことができます。

メニューには、明るく/暗くWarmer/CoolerGrayer/Purerといった、さまざまな項目があります。これらは、カラーセレクターでカーソルを動かしてクリックすることなしに、色の微調整を行うことができるもので、多くの絵師に喜ばれているものです。これらの機能にキーボード・ショートカットを割り当てるのが、最高の使い方です。これらの機能が何をするのかを学ぶ最も簡単な方法は、カラーサンプラーウィンドウを開いて、色空間をどのように移動するのかを見てみることです。

無制限のキャンバス表示

スクリーンの境界には、終わりがありません。MyPaintのキャンバスは、あなたの絵に合わせて拡張され、コンピュータのメモリによってのみ制限されます。中マウスボタン(MMB)を使うことで、もしくはスペースバーを押しながらで、描画領域を移動できます。 + および - キーでズームインとズームアウトが可能です。

絵師たちが行う一般的な行為に、自分の絵を異なるアングルから見てみるということがあります(これは、例えば解剖図や肖像画の欠陥を見つけるための、伝統的なテクニックです)。MyPaintは、描いた絵の表示を回転させることも、それを縦横に反転することもできます(表示メニューを見てください)。訳が分からなくなったら、表示メニューのリセットを使いましょう(ズーム回転反転がリセットされます)。

一つ覚えておくべきなのは、これらのコマンドはキャンバスでの見た目は変えるものの、絵そのものが変更されるわけではないということです。そのため、例えば回転した絵を保存したとしても、それを読み込み直すと、やはり回転前のものが表示されます。もし実際に回転、反転、拡大させたいのなら、GIMPを使ってください。

背景とレイヤー

初めてMyPaintを起動すると、真っ白なキャンバスが出てくるはずです。レイヤーメニューをクリックして、背景を選んでください。すると背景セレクターが現われます。これを使って、キャンバスの見た目をさまざまな色や各種の紙状パターンなど、別のものに変えることができます。お望みなら、MyPaintを起動したとき常にそのパターンが表示されるよう、あるパターンをデフォルトのパターンとして保存することもできます。

MyPaintはレイヤーをサポートしています。これはあなたの作品の上に透明のフィルムを置いて、代わりにその上に絵を描くといったものです。レイヤーはお互いの上に積み重ねて置くことができ、あるレイヤーに対して行なった操作は、その他のレイヤーには影響を与えません。すべてのレイヤーは上で説明した背景を透かして表示されます。

MyPaintを起動した状態では、白い背景の上にただ一つのレイヤーがあります。このことを確認するために、このオリジナルのレイヤーに大きなブラシで適当に走り書きしてから、この上にCtrl+PageUpで新しいレイヤーを作りましょう。スクリーンがフラッシュし、新しいレイヤーが空であることを示します。

これで新しいレイヤーができました。先ほどの走り書きの上に何か描いてみてから、次にそれを消してみてください。今のレイヤーの上に描いたものだけに影響するのが分かるはずです。

積み重ねたレイヤーを切り替えるには、PageUpPageDownを使います。そうすると、切り替えたレイヤーの内容だけを示すために、スクリーンが少しの間フラッシュします。あるレイヤーに描かれたものが見える場所にカーソルを乗せた状態でHを押すことで、そのレイヤーに直接ジャンプすることもできます。

レイヤーは、それまでの仕事を台無しにすることなく実験をするのに便利です。Crtl+Deleteを使うと下層のレイヤーと結合します。これによってレイヤーを整理することができます。

Shift+Deleteを押すことでレイヤーは完全に削除され、その内容も消えます。

作品の保存とエクスポート

MyPaintはPNG、JPG、ORA(OpenRaster、オープンソース界での先進的な標準規格)の画像を保存/読み込みすることができます。

作業を一時中断して、後でまたMyPaintでの作業を再開したければORAで保存してください。これがレイヤー構成を保存しておく唯一のフォーマットです。

GIMPでORAファイルを読み込めるようにするには、GIMPのORA pluginをインストールする必要があります。MyPaintの画像でレイヤーを使っていなければ、代わりにPNGを使って、GIMPに直接エクスポートすることができます。最高の品質のためには、ORAまたはPNGを使ってください。最終的に画像をウェブ用に作るとき以外は、JPGは避けてください。

MyPaintのSave Next Scrap(ショートカットはF2)は、作品の「スクラップ」を連番の名前で保存する機能です(保存場所は設定で変更可能)。これはいろいろなコンセプトやアイデアを手早く実験するのに便利です。

さらに進む…

このチュートリアルが、MyPaintでの作業の良い出発点になることを願っています。さらに何か質問や提案があれば、コミュニティと連絡を取るためにResourcesページをご覧ください。ここでは、さらに他のチュートリアルや、MyPaintで描かれたアートワークを含んだギャラリーへのリンクもあります。

MyPaintをそれなりにいじってみて、もっと学びたくなったら、MyPaintの最も強力な機能の一つである、自分独自のブラシを作成できるという方法について読みたいと思うかもしれません。これについては、こちらのチュートリアルで説明されています。

楽しんでね!