これは、Raspberry Pi Pico のピンを 2x20 のヘッダーピン(ピンソケット)に出す基板になります。ただし 2x20 ヘッダーピンは一部のピンを電源ピンに置き換えをしています。
VBUS ピンは VSYS
3V3_EN ピンは 3V3
ADC_VREF は 3V3
Name | Pin | Pin | Name |
---|---|---|---|
GPIO0 | 1 | 40 | VBUS → VSYS |
GPIO1 | 2 | 39 | VSYS |
GND | 3 | 38 | GND |
GPIO2 | 4 | 37 | 3V3_EN → 3V3 |
GPIO3 | 5 | 36 | 3V3 |
GPIO4 | 6 | 35 | ADC_VREF → 3V3 |
GPIO5 | 7 | 34 | GPIO28 |
GND | 8 | 33 | AGND |
GPIO6 | 9 | 32 | GPIO27 |
GPIO7 | 10 | 31 | GPIO26 |
GPIO8 | 11 | 30 | RUN |
GPIO9 | 12 | 29 | GPIO22 |
GND | 13 | 28 | GND |
GPIO10 | 14 | 27 | GPIO21 |
GPIO11 | 15 | 26 | GPIO20 |
GPIO12 | 16 | 25 | GPIO19 |
GPIO13 | 17 | 24 | GPIO18 |
GND | 18 | 23 | GND |
GPIO14 | 19 | 22 | GPIO17 |
GPIO15 | 20 | 21 | GPIO16 |
回路図は Schematic.pdf を参照してください。
ガーバーファイルは KiCad フォルダーの Gerber-20230829 フォルダーを参照してください。
基板端の U2 は Pico Probe の Raspberry Pi Pico が実装される場所です。gdb でデバッグをする時は実装してください。
Pico Probe は使用しないけど、刺したまま使用するときは基板の JP1 ~ JP4 のジャンパーピンを抜くことで分離できます。
Pico Probe 用 Raspberry Pi Pico とターゲット(動作用)の Raspberry Pi Pico の VSYS 端子は接続されています。なので USB ケーブルをどちらに挿しても(同時挿し含む)Raspberry Pi Pico 並びに、2x20 ヘッダピン・ヘッダソケットの VSYS ピンには電源が供給されます。
VSYS は USB コネクタの VBUS からショットキーバリアダイオード通過後の端子になるため 5V よりかは若干低い電圧であることは理解下さい。
3V3 はターゲット Raspberry Pi Pico の 3V3 端子から供給されます。Raspberry Pi Pico の基板に 3.3V DC/DC コンバーターが搭載されていますが、Raspberry Pi Pico Datasheet の記載には、3V3 のピンは 300mA 以下推奨とあります。
組み立て例は、Raspberry Pi Pico ボードをピンソケットで、横の I/O をピンヘッダーで出しました。 2x5 1.27mm ピッチヘッダピンは表面実装で、J-Link SWD 接続などで使うハーフピッチのコネクタ端子です。PicoProbe だけで使うときは実装不要です。
上記組み立て例の部品表は以下のようになります。
部品番号 | 部品名 | 数量 | 通販アドレス | 備考 |
---|---|---|---|---|
U1, U2 | ピンソケット (メス) 1×20 (20P) | 4 | https://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-03077/ | |
JP1~JP4 | ピンヘッダ 1×2 (2P) (10個入) | 1 | https://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-08593/ | |
U1 | ピンソケット(メス) 1×3(3P) | 2 | https://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-10098/ | |
J1, J2, J3 | ピンヘッダ 2×20 (40P) | 3 | https://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-00080/ | |
JP1~JP4 | ジャンパーピン赤(2.54mmピッチ) (25個入) | 1 | https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-03688/ | |
SW1 | タクトスイッチ(黄色) | 1 | https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-03650/ | |
J6 | コネクタ付コード 3P (青×3) 1mmピッチ | 1 | https://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-11507/ | |
J7 | ピンヘッダ 2×5(10P) 表面実装用 1.27mmピッチ | 1 | https://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-10904/ | |
J4, J5 | 未実装 |
Raspberry Pi PICO の KiCad ライブラリは https://github.com/ncarandini/KiCad-RP-Pico を利用しています。
Raspberry Pi PIco は3ピンデバッグ端子にヘッダピンを付けて装着して下さい。
ヘッダピンがあらかじめ実装されている Raspberry Pi Pico H はデバッグ端子は1mm間隔のJST SHコネクタになっています。基板からSHコネクタの線を出して接続します
Raspberry Pi PIco 無線LAN付きは3ピンデバッグ端子にヘッダピンを付けて装着して下さい。
ヘッダピン付き Raspberry Pi Pico HW は入手出来ていませんので写真はありませんが、Pico H 同様 JST SH コネクタでデバッグ端子に接続して下さい。
2x5 ヘッダピンに SWD 接続可能なデバッガのケーブルを取り付けることで、違うデバッガを使用することができます。
基板の SWD/SWCLK のジャンパは抜いてください。PicoProbe とショートしますので故障の原因となります。
この接続でも PicoProbe は USB シリアルとして使用可能ですので、Raspberry Pi Pico の puts 出力などは PicoProbe 経由で受けられます。
https://www.em9system.com/?p=1047
にて在庫限りでピンソケット、ピンヘッダなど部品付きセットを頒布しています。