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ノアドット社でのおしごと

■ オフィス

持たないことにした。

  • 2015年4月の創業時、法人登記地の「汐留メディアタワー」(一般社団法人共同通信社所有)内にある一室に入居。
  • でも、出勤義務のない社員就業規則を創業当初から施行したところ、部屋の活用度合いが想定以上に低かった。
  • 賃料に見合わないので満14か月で退去し、オフィスなしでしばらくやってみて「これでいけるね」となった。

主なおしごと拠点

  • 自宅およびコワーキングスペース

    • 東京都
    • 千葉県
    • 神奈川県
    • 埼玉県
    • 静岡県
    • 岐阜県
    • メトロ・マニラ(フィリピン)
    • クアラルンプール(マレーシア)
    • ニューヨーク(アメリカ)
  • 間借りスペース

    • 出資者の株式会社共同通信デジタル(汐留メディアタワー)内に2席

■ 通勤

しなくてよい。(出勤する固定の場所をなくしちゃったので)

■ 勤怠

1. 定時

なし

2. フレックスタイム勤務制度

社員(雇用契約者)全員に適用。

  • コアタイム:なし
  • 清算期間(毎月1日〜末日の1か月)における総労働時間:152時間
  • 年休等消化時の算定に使う1日の標準労働時間:6時間

詳細→社員就業規則

3. 休日

毎月1日から末日までに発生する水曜日の数(法定休日)とし、社員は週に1日以上取得するものとする。

  • 上記以外は、土日祝日お盆年末年始など世間一般のお休みがいずれも社の所定休日とはなっていないので、要注意。
  • でも、超絶ブラックなのではなく、年間総労働時間は1824時間と世間のホワイト企業よりむしろ少し短め。
  • つまり、月内のいつ何日休んでも、1か月の合計で152時間を働けばOK。
  • 年次有給休暇:ちゃんとある
  • 特別有給休暇:ちゃんとある

3-1. 考え方

  • スタートアップはハードワークかつロングワークしないと成功できない、というのは「先輩たちの思い込み」とし、よく休み、よく眠る。
  • ただし、ニュースコンテンツの流通を取り扱う責任あるインフラなので、「週末だから」「祝日だから」「お盆だから」「年末年始だから」という休み方は何かと許されづらい。
  • そのため、通勤にかかる肉体的精神的負担をゼロにして消耗を避け、かつ休憩、休暇を申告も承認もなしに取れるようにしてみた。
  • チームに対しては当日や事前に「今からちょっとOFF気味です」「来週いっぱい家族旅行で完全にドOFFです」などと共有し、チーム全体でおしごと領域をカバーするマインドでいく。
  • 休むのは土曜日だからではなく私が休みたいからだ」という主体的選択意識の醸成にトライする。

3-2. ゴール

世の中(学校、企業、官庁)から平日と週末の概念をなくす。

  • ⇒"working for the weekend"(人生の楽しみが週末にあって、そのために平日に労働する)マインドをなくす。
    • ⇒「サザエさんシンドローム」(日曜日にサザえさんを見ると月曜日の足音を感じて憂鬱になる)をなくす。

4. 勤怠管理

  • IEYASUを使ってみている。
  • 残業代目当てにならないようになるべくお給料をたくさんあげて、そのなかに時間外労働の割増手当24時間分を含む。
    • つまり、月給は152+24=176時間分の対価となっている。
    • 月152時間働いても月176時間働いてもお給料は同じ。
    • 2018年9月度実績メモ:5人が152〜154時間、2人が160時間、それ以外が176時間超。
  • 時間外労働が24時間を超えると割増手当が別途付くけど、あまり多いと「もっとたくさん休もう」と注意される。
  • 午後10時から午前5時までの深夜労働は、原則として申告とCEO承認がないと、しちゃダメ。

詳細→社員就業規則

「時間外・休日労働に関する協定届」(36協定)を締結し、社員就業規則とともに労働基準監督署に届出済み。

■ 評価

あまりしない。ちょっとする。

  • 目標評価制度は形骸化やモラルハザードを起こしがち、正直者が馬鹿を見がちなので、採用しない。
  • 制度化されていない評価はCEOがおもむろにする。
  • 基本的に「私たちはチーム全体で社会に対し有機的にワークしているか?」と、「全体で一つ」と捉える力を育てる。
    • 答えが「NO」のとき「自分を含む誰かを評価したり報酬を上げたりするとよりワークするのか、自分を含む誰かを外の誰かと交代させるとよりワークするのか?」と、全体でシミュレートする力を育てる。

■ 給与・賞与

  • 給与は、CEOがいろいろ考えて決める。
  • 賞与は、利益の一定割合を均等分配する。
    • 「勝利給は、オウンゴールをキメてしまった人も含めて全員がもらえる」という考え方。
      • 逆に考える。「オウンゴールがあったから勝てたかもしれないんだから、あげちゃってもいいさ」と考える。
    • nor.事業に専従する業務委託契約の個人にも分配する。
      • 逆に考える。「雇用契約なら会社が潰れていたかもしれないんだから、あげちゃってもいいさ」と考える。
    • 賞与を給与水準と連動させない。
      • 年収が月給×16か月分みたいな慣習をなくす。
        • ローンのボーナス併用返済をなくす。

■ 採用

  • 必要に応じて、一定程度までは増やす。
  • 事業の安定性が高まった後は徐々に社員を減らし、最後は0人にすることを目指す。

関連→コンセプト - nor. | ノアドット株式会社

■ 全社会議

定例ではしない。たまに突然する。

■ アルコール類を伴う全体会合

なるべくしない。

  • 無闇な打ち上げ:しない
  • 半強制の忘年会・新年会:しない
  • 儀礼的な送別会:しない(会社を離れたからって何だということはない)
  • 大げさな歓迎会:しない(社内で仲間意識や家族感が強まることを警戒する。社外まで仲間、家族として一体になる)
  • すぐウェイウェイ:しない(内向的な人がいるということを常に考慮)

■ 社員旅行

しない。

■ 組織

  • 中間管理職を持たない。
  • CxO系以外のどんな肩書きも名乗れるが、社内では上下の指揮系統を持たない。
  • サッカーのピッチの上だと考える。先輩後輩年次など一切関係なしに、結果のために遠慮なく全力でぶつかり合う。
    • オフィスも出勤もないので、激烈にやりあっても翌日会うのが気まずくなる心配もない。
    • テキストでのやり取り中心なら、翌日まで引きずってブーたれていても顔色がバレにくい。
    • CEOもキャプテンマーク程度。いつでも内外のメンバーに交代し得る。
  • 「アンバサダー」制度がある。
    • nor.を利用するメディアが、ノアドット社員と同じ名刺を持ってnor.の普及活動をしている。
    • 従来のコンテンツアグリゲーションモデルでは、参加する他メディアが増えるほど競合が増えるだけだった。nor.は、参加する他メディアが増えるほど協業もまた増える。アンバサダーはそこに痺れる、憧れる。
    • アンバサダー制度を知らず名刺を持っていない方でも、「ちょっとまずnor.に入っておいてくれない?」とnor.の勝手営業をしてくれる事例が出始めている。

CEO〈最高執行責任者

IN OUT 入社
中瀨竜太郎 15年4月1日 - 17年1月1日 創業者、セールス

ものつくり〈Product Design Office

IN OUT 入社
吉村直行 15年4月1日 - 17年11月1日 ディレクター
町嘉昭 15年4月1日 - 17年11月1日 エンジニア
岡宏憲 15年10月1日 - 17年10月1日 デザイナー
杉山典之 15年10月1日 17年9月30日 - エンジニア。出向元に帰任。
今村理 16年4月1日 - 17年10月1日 エンジニア
平田彩 17年4月1日 - 17年4月1日 デザイナー

ことつくり〈Business Design Office

IN OUT 入社
佐藤研輔 15年4月1日 16年9月30日 - 創業者、セールス
高橋理恵 15年4月1日 - 17年10月1日 セールス→サポート
森勇人 15年4月1日 - 17年9月1日 広告運用
八尋俊二 15年4月1日 17年3月31日 - 経営管理。出向元に帰任。
藤波潤 15年7月1日 16年6月30日 - セールス。出向元に帰任。
兼子春菜 17年2月1日 - 17年2月1日 セールス、PR
瓜生彩 17年3月1日 - - セールス
岡田英雅 17年4月1日 - 17年4月1日 セールス、経営管理

■ ツール

共通

  • フロー情報:Slack
    • ビデオ会議(Call)は事前の声かけなしでいきなりかけてOKルール
    • 最新ステータスの共有をなるべく意識
    • Slackが落ちたとき用バックアップ:Hangouts Chat(G Suite)
    • 併用
      • Hangouts Meet(G Suite):カレンダーからのビデオ会議のとき
      • appear.in:お客様との会話などIDベースが煩雑なとき
    • 「open」チャンネルをSlack APIでウェブ上に一般公開
  • ストック情報:Confluence
  • タスク管理:Trello
    • 「nor.案件進捗公開板」を埋め込みコードでウェブ上に一般公開
  • ファイル管理:Dropbox
  • メール:Gmail(G Suite)
  • 予定:Googleカレンダー(G Suite)

ものつくり

tbd

ことつくり

  • セールス:HubSpot
  • PR等原稿管理:GitHub
    • 非エンジニアでも、いまどきコマンドラインで簡単な操作くらいはして、サービスが住んでいる世界に触れておかないと、
      • エンジニアに対してやたらとへりくだり、手もみ依頼や不自然な賞賛につながる、または
      • エンジニアに対して「この程度すぐやれるよね」感をかもし出したマウントにいく、のどっちかになっちゃいがちだから。

■ これまでにわかったこと

全般

  • 「管理しないと人間はサボる」は本当だし、「管理しなくても人間は働く」も本当だった。
  • 1日のなか、1週間のなか、1か月のなかで管理監督者の承認なく自由に休めるようになると、土日祝関係なくそれぞれ自分が一番おしごとがしたいと思ったときに勝手によく働く。そしてパフォーマンスがいい!
  • とはいえ、世の中が平日⇔土日祝ベースで動いているので、家族やパートナー持ちが多い現状では土日祝年末年始のON率は通常の月〜金より大きく下がるのはしょうがない。
  • 日本国外在住者、放浪者がいるので、祝日がかぶらずカバーリングし合えたりするのはいい。
  • 子供がよく生まれる。

リモートワーク

  • リモートワークは環境的、技術的な課題がまだまだ多い。
    • どんなに通信環境がよいときでも、「場の共有」感覚は極めて希薄で物足りない。
  • だからといって、全員が毎日同じ時間に同じ場所に集まることで生まれる何かが成功に資するのでは、というのは「先輩たちの思い込み」とし、退ける。
    • むしろ、空気が場を強く支配する日本では、空気を変えてしまう「場からの離脱」には神経がかなり使われていて、その"ちり積も"が空気の滞留、活力の低下につながっているのではないか、と考える。
    • たとえば、定時きっかりが当たり前ではない業種では、「お先に失礼します」が以下のように空気を読み合う無駄な消耗戦となっているのではないか、と考える。
A:(そろそろあがろうかな。頃合いを見計らって…)

(4分後)

A:「おさk…」
B先輩:「昨日のアレ、どうしよっかねー」
A:(…くっ…!! 1分遅かった…)「どうしましょうかね、先方の反応が今一つでしたよね」
B先輩:「そうよねー。どうしよっかなー。もうちょい違う方向であたってみるかなあ。ふーむ…」

(20秒後)

A:(…長引かせたくない…)「僕ちょっと叩き作ってみますね」
B先輩:「あ、ほんと? まあでも私もちょっとふわっと今日明日で考えるよー」
A:(よし、今日じゃなくていいやつだ…)「明日の午後とかちょっとすり合わせさせてください」
B先輩:「そだね、そうしよう。どうしよっかなー、意外といけそうな気もするんだけどなあ」
A:(今日じゃなくていいけどBさん今日考え始めちゃった…出づらい…ここはいきなり出るとやる気がないと思われる…少し空気の戻りを待とう)

(11分後)

A:「それでは、今日はちょっとお先に失礼します。また明日、さっきの件お願いします。会議室押さえておきました」
B先輩:「はーい、サンキュー。おつかれー」(あなたの頑張りどころ、今だったと思うけどなあ)
A:(ふー、いい空気作りながら出られた…。でも、「今日踏ん張れよ」とか思われてたりするかもなあ…)

B先輩:(Aも帰って張り合いないから私も帰るか…今日ちょっとハードだったし…お、部長がトイレに行った。今のうち…!)「お先に失礼しまーす」
部内:「おつかれさまでーす」(やっと帰ってくれた…Bさん、バリバリすぎるんだよなあ…これでちょっと帰りやすいわ。。)

C部長:(今日も暇でトイレと煙草ばっかりだったな…こんぐらい残ってれば忙しかった感だせたかなあ。最後に一言びしっと何か言ってダメ押しするか)
	「Dくん、例の調査ちょっと遅れ気味みたいだけど、大丈夫?」
D:「あ、はい。ちょっと気になって深追いしちゃってるだけで。いろいろ面白いことわかったんで、明日ご報告します」
C部長:「そうか、よろしくね。それじゃ、おさきー」(よし、何とか「俺もいろいろ考えてるんだぞ」感は出せたかな…一杯ひっかけてスッキリしよう)
部内:「おつかれさまです」(今日も暇そうだったなあ…部長)
  • リモートワークのブレークスルー技術的には、VRのさらなる進化に期待。
    • カメラで互いに真正面から向き合わないこととアバターの二つが「場の共有感覚」を大きく進化させるキーと予想。
  • 5Gにも期待。

そのほか

  • セールスで2人で一緒にお客様を訪問するケースでは、たいてい現地集合して現地解散する(昼どきでもまず一緒にランチもしない)ので、大仕事のときだけ顔を合わせる『オーシャンズ11』気分に浸れる。
  • メンバーの見た目の漸次的変化に脳みそが対応する機会が少ないので、メンバーに劇的なダイエット成功されると同一個体と認識できないことがある。
  • いわゆる「男性らしさ」「女性らしさ」が希薄な人が引き寄せられる、もしくはジョイン後にメンバーがやや中性化しているかもしれない。