[ユーザ管理] 条件付き表示項目を必須項目として設定できるようにしました

[masaton0216]

概要

背景

ユーザー管理の項目設定において、「条件付き表示」と「必須」の設定が相互排他となっており、「特定の条件を満たした場合のみ表示され、かつその場合は入力必須とする」といった柔軟な項目設定ができませんでした。

目的

条件付き表示項目に必須設定を組み合わせることで、より柔軟なフォーム設計を可能にします。

変更内容

1. 制約の緩和

• 必須項目でも条件付き表示を設定可能にしました（システム固定項目を除く）
• PR [ユーザ管理] ユーザー項目に条件付き表示機能を追加しました #2297 で実装した循環参照チェック機能を活用

2. バリデーションロジックの改善

• 条件付き表示で非表示の項目は必須バリデーションをスキップするようにしました
• 条件付き表示で表示されている項目のみ必須バリデーションを実行します
• サーバーサイドで条件評価を行い、セキュアに処理します

3. フロントエンド対応

• トリガー項目の値変更時に対象項目を動的に表示/非表示します
• 表示/非表示に応じて required 属性を動的に追加/削除します
• システム固定項目（ユーザー名、ログインID、メールアドレス）もトリガーとして使用可能です

4. UI改善

• 管理画面に必須項目でも条件付き表示を設定できる旨を説明するinfoメッセージを表示します
• 一覧画面に条件付き表示 + 必須の組み合わせを示す「条件付き必須」バッジを表示します

5. 対応範囲の拡大

• 管理者側のユーザー登録・編集画面にも条件付き表示機能を反映しました

使用例

トリガー項目: 「参加形態」（ラジオボタン: オンライン / 対面）
条件付き必須項目: 「会場までの交通手段」

• 条件: 参加形態が「対面」の場合に表示
• 必須: ON
• 動作: 「対面」選択時のみ表示され、かつ入力必須となります

レビュー完了希望日

機能追加のため急ぎません

関連Pull requests/Issues

#2297 (循環参照チェック機能)

参考

なし

DB変更の有無

無し

チェックリスト

• プルリクエストにわかりやすいタイトルとラベルを付けました。https://github.com/opensource-workshop/connect-cms/wiki/Pull-requests-Rule
• コーディング規約チェック（phpcs）を実施し、合格しました
• ユニットテストを追加し、全テスト（46件）が合格しました
• 手動テストを実施し、動作を確認しました