LaTeX の環境を、VSCode + devcontainer により構築する。 この環境は、LaTeX に加え、textlint も利用可能である。
本環境が用いるコンテナイメージは texlive-ja-textlint で構築したものである。
VSCode + devcontainer を利用するために、 まず VSCode + devcontainer 環境構築の手順に従って基礎となる環境を構築する。
LaTeX 処理系
は VSCode の devcontainer 機能が自動的にインストールする。
文章ごとに、本リポジトリを元にリポジトリを作成する。
したがって、文章ごとにコンテナを作成することになる。 ただし、コンテナイメージは build 済みのものを利用することと、 すべての devcontainer で共通のコンテナイメージを使うため、 コンテナ構築時間やディスク容量的な負荷は大きくはない。
以下の手順で GitHub 上にリポジトリを作成する。
- このリポジトリの
Use this template
ボタンを押してCreate a new repository
を選択
リモートリポジトリで作成したリポジトリを、自分の PC にクローンする。
GitHub
上でCode
をクリックしOpen with GitHub Desktop
をクリック- もちろん、他の方法でクローンしても良い
VSCode の devcontainer 機能が LaTeX 環境を自動で構築する
- ローカルリポジトリでクローンしたリポジトリを
VSCode
で開く。GitHub Desktop
でOpen in Visual Studio Code
をクリックするのが簡単。
- VSCode 上に devcontainer に関するダイアログが表示されるので、
Reopen in Container
をクリック- 初回は、devcontainer 機能が LaTeX 用コンテナを設定(ダウンロード)するので、少し時間がかかる。
あとは、適宜 .tex ファイルを作成し編集する。
.texファイルを保存すると、自動で latexmk
が起動し PDF ファイルを生成する。
この動作が不要な場合には settings.json中の以下の行の onSave
を never
などに変更する。
"latex-workshop.latex.autoBuild.run": "onSave",
SyncTeX も有効なので、.tex ファイルと PDF ファイルの相互ジャンプも可能。
texファイル上で Ctrl+Alt+j
(command+option+j
)を押すと、対応する位置に PDF 表示がジャンプする。
PDF表示上で、Ctrl
(command
)を押しながらクリックすると、対応する tex ファイルの行にカーソルがジャンプする。
.texファイル保存時には textlint
も起動し文章をチェックする。
この結果は VSCode
の 問題
ウィンドウに表示される。