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tor-nky/Hachiku

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Hachiku - Windows で薙刀式を使うスクリプト

2023年7月28日付【薙刀式】v15fix版、発表 から、薙刀式v15fix版 を Autohotkey に実装しました。


パソコンの日本語キーボード、英語キーボードの設定に自動で合わせます。
トレイアイコンを右クリックしたところに、縦書き・横書きモード切り替え、設定メニューがあります。
レジストリの変更はしません。

キーカスタマイズができる IME では「Shift+Ctrl+変換キー」に「全確定」、「Shift+Ctrl+無変換キー」に「全消去」を割り当てると動作を改善できます。

実行ファイル(薙刀式v15fix版)

https://github.com/tor-nky/Hachiku/releases

ソースコードを直接実行する方法

ディレクトリ src の下にあるファイルをすべて保存します。
Autohotkey をインストールし、ディレクトリ src にある Hachiku.ahk のスクリプトを実行してください。

IME の設定

Hachiku のトレイアイコンを右クリックして設定を選び、IMEを選択します。

旧MS-IME

初期状態の設定のままで使えます。 しかし秀丸エディタを使ったり、全角英数入力を使ったりすることがあるのでしたら、次の設定をおすすめします。
すると(全角英数入力時に)編集モードで選択範囲を意図せず消してしまうことがなくなります。

Microsoft IME の設定 → IME 入力モード切替の通知 → オフ: 画面中央に表示する

(キー設定をユーザー定義にしている場合)
Microsoft IME の設定 → 詳細設定(A) → キー設定(Y)

* キー 入力/変換済み文字なし 入力文字のみ 変換済み 候補一覧表示中 文節長変更中 変換済み文節内入力文字
半角/全角 IME-オン/オフ 半英固定 半英固定 半英固定 半英固定 半英固定
Ctrl+Shift+無変換 - 全消去 全消去 全消去 全消去 全消去
Ctrl+Shift+変換 - 全確定 全確定 全確定 全確定 全確定

Ctrl+Shift+変換 は Ctrl+Enter を選択してキー追加すると簡単です。

そして Hachiku設定で「キー設定利用」をオンにしてください。

新MS-IME

IMEの設定に関係なく使えます。
Hachiku設定「キー設定利用」は無視されます。

ATOK

Hachiku のトレイアイコンを右クリックして設定を選び、ATOKを選択します。
必ず IMEの設定とキーカスタマイズをしてください。

ATOK プロパティ → 入力・変換 → 設定項目(Y) → 入力補助 → 特殊 → 設定一覧(L)

  • なし: 日本語入力オンで変更したモードを元に戻す

環境設定 → キー・ローマ字カスタマイザ → キー・ローマ字スタイル スタイルファイル: MS-IME風スタイル

ATOK プロパティ → キー・ローマ字・色 → キーカスタマイズ(K)

キー 機能
Shift+Esc [変換中][次候補表示中]変換取消
変換 [文字未入力]-----
Shift+Ctrl+変換 [入力中][変換中][次候補表示中][文節区切り直し中]全文確定[全候補表示中]全候補選択確定[記号入力]記号確定
Shift+Ctrl+無変換 [入力中][変換中][次候補表示中][文節区切り直し中]全文字削除[全候補表示中]全候補選択取消
ひらがな [_記号入力_以外]入力文字種全角ひらがな(あ)
カタカナ [_記号入力_以外]入力文字種全角カタカナ(ア)
Shift+無変換 [_記号入力_以外]入力文字種全角無変換(A)
半角/全角 [文字未入力][記号入力]日本語入力ON/OFF []入力文字種半角無変換(A)

そして Hachiku設定で「キー設定利用」をオンにしてください。

Google 日本語入力

Hachiku のトレイアイコンを右クリックして設定を選び、Googleを選択します。

なお左右シフト英数に設定し、かな入力中に左右シフトで英字を入力すると 半角/全角キー が自動的に押されます。
かな入力へは手動で戻して下さい。 Google 日本語入力 は一時的に英数入力になっていることが検出できないので、妥協の策です。

初期状態の設定のままでも使えますが、次の設定を行うと(全角英数入力時に)編集モードで選択範囲を意図せず消してしまうことがなくなります。

タスクトレイのアイコンを右クリック → プロパティ → キー設定 → キー設定の選択 → 編集

モード 入力キー コマンド
変換前入力中 Ctrl Shift Henkan 確定
変換中
変換前入力中 Ctrl Shift Muhenkan キャンセル
変換中
変換前入力中 Shift Muhenkan 全角英数に入力切替
変換中
入力文字なし
変換前入力中 Hankaku/Zenkaku 半角英数に入力切替
変換中

そして Hachiku設定で「キー設定利用」をオンにしてください。

独自機能

  • 英数単打ではリピートができ、リピートにならないうちに続くキーを押せば SandS や編集モードの入力ができます。
  • かな入力中でも方向キー、BS、Del を割り当てたキーにはリピートが働きます。
  • Q+W に横書きモード、Q+A に縦書きモード を割り当て
  • 編集モードD+F+H、J+K+Q、J+K+G、J+K+V、J+K+Bは、かな変換中かどうかを問いません。
  • 固有名詞ショートカットに第二面(スペース押下)も設定できます。
    スペースキーを押したまま、そこから3つのキーを素早く押すと入力されます。
  • 固有名詞ショートカットを最大5組切り替えられる。
    切り替えは E+R+1 で1番、E+R+2 で2番、など。
    「固有名詞登録」画面が出ているときに切り替えると、登録内容がコピーされます。 (OK を押すと登録されます)
  • 「後置シフト」を設定可能

そのほかの主な仕様

  • かな入力中にアプリケーションのメニューをキーボードで操作できないことがある
    英数入力に切り替えてください
  • Excel、PowerPoint のコメント欄にかな入力する際は、一度かな入力ON を定義したキーで切り替えてください
  • 編集モードや固有名詞の入力でIME 入力モード切替の通知が出る。
    全角記号を出力するために一旦、IMEをオフにしています。IMEの設定で通知をなくすことができます。

不具合

  • Windowsがスリープするときに押していたキーが、スリープ解除後も押したままの扱いになる
    Hachiku を再起動すれば直ります。
  • (秀丸エディタ)「名前を付けて保存」で IMEオフの状態だと、2文字目以降に大文字を入力してから何も入力ができない
  • (新MS-IME) かな変換中に英数入力に切り替え、確定しないでキーを押すと最初の文字が入力されない。
    新MS-IME の仕様です。
  • (新MS-IME) かな入力できなくなったり、入力中のかなが消せなくなることがある
    まず、他のウインドウをマウスで選び、再び元のソフトに切り替えてください。
    それでも直らないときは、ファイルに保存してソフトを一度終了してください。
  • Windows 10 で、文字キーを押しながらWinキーかAltキーを長押ししてしまうとゲームバーが起動する
    回避するには、Windowsの「設定」→ゲーム→Xbox Game Bar にある「コントローラーのこのボタンを使用してXbox Game Barを開く」を無効にします。
    こうするとレジストリに HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\GameBar 内に UseNexusForGameBarEnabled というキーができています。
    これで先ほどの設定を有効にすると、間違ってゲームモードが起動したときに自動で強制無効になったりしますので、 こうなったらゲームコントローラでゲームバーを起動するには、自己責任でレジストリのキーを消去することになります。

動作確認

  • Windows 10 Pro version 22H2 64-bit + AutoHotkey (v1.1.37.02) U64 Unicode 64-bit.bin
    新旧MS-IME、ATOK 2017、Google 日本語入力
  • Windows 11 Pro version 23H2 + AutoHotkey (v1.1.37.02) U64 Unicode 64-bit.bin
    新旧MS-IME、Google 日本語入力
    AutoHotkey v2以降では使えません

参考

src¥KanaTable¥*.ahk で使えるキーや記号の書き方

次の半角文字は書き換えが必要です。

0 → {0}
! → {!}
\# → {#}
^ → {^}
+ → {+}
` → ``
{ → {{}
} → {}}
" → ""

このほかの文字(全角文字も)はそのまま登録できます。

特殊キーは http://ahkwiki.net/Send のものが使えます。

{Enter} {Esc} {Space} {Tab} {BS} {Del} など

このほか、

{→} {->} {右} {←} {<-} {左} {↑} {上} {↓} {下}
{ペースト} {貼付} {貼り付け} {カット} {切取} {切り取り} {コピー}
{無変換} {変換} {ひらがな} {カタカナ} {改行} {後退} {取消} {削除}
{全角} {タブ} {空白} {メニュー} {Caps Lock} {Back Space}
{確定} {IMEOFF} {IMEON} {全英} {半カナ} {C_Clr} {C_Bkup} {C_Rstr}

なども使えます。

ASCIIコード以外の文字や {直接} から後の文字列は、一度 IME をオフにして出力したあと IME を元に戻します。

動作速度

  • 最初の読み込み 1~2秒程度
  • 英数、かなの普通の文字(スペースを除く) ローマ字の文字数によって変わりますが、 Windows 10 で通常 10 ms 以内、エクスプローラー 78 ms 以内。 Windows 11 以降はもっとかかります。
  • 記号 Windows 11以降のメモ帳では最大 0.5秒。他は最大 0.4秒。

About

Hachiku(破竹)は薙刀式かな入力をWindowsに実装します

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