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*options.txt* For Vim バージョン 8.1. Last change: 2018 May 15
VIMリファレンスマニュアル by Bram Moolenaar
オプション *options*
1. オプションの設定 |set-option|
2. オプションの自動設定 |auto-setting|
3. オプションの要約 |option-summary|
オプションの概要については、quickref.txt |option-list| を参照。
Vimには、特別な働きをさせるための多くの内部変数とスイッチがある。それらのオプ
ションには3種類ある。
*boolean* *toggle*
切替 boolean オプション オンかオフかのどちらかの値をとる
数値 number オプション 数値の値を取る
文字列 string オプション 文字列の値を取る
{訳注: このヘルプの中で多く出てくる語句で、分かりにくいものを説明する。
- ローカルな:
あるバッファまたはウィンドウにのみ適用されるような、という意味。
- ローカルオプション:
あるバッファまたはウィンドウ内の設定のみを変え、その他のバッファまたは
ウィンドウの設定に影響しないようなオプション。
- ウィンドウについてローカルな:
あるウィンドウにのみ適用されるような、という意味。バッファについてロー
カルな、も同様な意味を持つ。
- グローバルな:
Vim全体に適用されるような、または、Vim全体で共通の値を使うような、とい
う意味。
上の4項目については |option-summary| も参照。
- non-printable, unprintable:
文字が画面に表示可能なフォントに対応していないこと。具体的には <CTRL>
などを押しながら入力した文字や <ESC> が例である。主に制御に利用される。
訳語で、さらに相応しいものがあればご提案を下さい。}
==============================================================================
1. オプションの設定 *set-option* *E764*
*:se* *:set*
:se[t] 既定値と違う値のオプションを全て表示する。
:se[t] all ターミナルオプション以外の全てのオプションを表示する。
:se[t] termcap ターミナルオプションを全て表示する。Note GUIバージョン
では、キーコードは表示されないので注意。なぜなら、キー
コードは内部的に生成され、変更が不可能だからだ。それに、
GUIバージョンでターミナルコードを変更するのは便利とは
言えない...
*E518* *E519*
:se[t] {option}? {option} の値を表示する。
:se[t] {option} 切替オプション: セット、すなわちオンに切り替える。
数値オプション: 値を表示する。
文字列オプション: 値を表示する。
:se[t] no{option} 切替オプション: リセット、すなわちオフに切り替える。
*:set-!* *:set-inv*
:se[t] {option}! または
:se[t] inv{option} 切替オプション: オンとオフを切り替える。 {Vi にはない}
*:set-default* *:set-&* *:set-&vi* *:set-&vim*
:se[t] {option}& オプションを既定値に設定する。オプション 'compatible'
のその時点の値によって違うかもしれない。 {Vi にはない}
:se[t] {option}&vi オプションをViの既定値に設定する。 {Vi にはない}
:se[t] {option}&vim オプションをVimの既定値に設定する。 {Vi にはない}
:se[t] all& 全てのオプションを既定値に設定する。ただし以下のオプ
ションについては変更しない。
t_ で始まる端末用のオプション全部
'columns'
'cryptmethod'
'encoding'
'key'
'lines'
'term'
'ttymouse'
'ttytype'
警告: これにはたくさんの副作用があるだろう。
{Vi にはない}
*:set-args* *E487* *E521*
:se[t] {option}={value} または
:se[t] {option}:{value}
数値および文字列オプションの値を {value} に設定する。
数値オプションの値は、10進数、(0x を頭に付けて) 16進数、
または ('0' を頭に付けて) 8進数で指定できる。
オプション 'wildchar' で指定された文字 (既定では
<Tab>、オプション 'compatible' がオンならば CTRL-E)
を打ち込むと、古い値を挿入できる。|cmdline-completion|
を参照。
{option} と '=' の間には空白を入れることができる。それ
らは無視される。'=' と {value} の間に空白を入れてはい
けない。
{value} 内での空白や '\' の使用に関しては、
|option-backslash| を参照 {訳注: 文書先頭も参照}。
:se[t] {option}+={value} *:set+=*
数値オプションに対しては {value} だけその値を増す。文
字列オプションに対しては後ろに {value} を追加する。オ
プションがコンマ区切りのリストのときは、値が空でない限
り、元の値と {value} の間にコンマが付け加えられる。
オプションがフラグのリストであるときは、冗長なフラグは
取り除かれる。すでに入っているフラグを加えようとしたと
きは、そのオプションの値は変わらない。
上の |:set-args| も参照。
{Vi にはない}
:se[t] {option}^={value} *:set^=*
数値オプションに対してはその値を {value} 倍する。文字
列オプションに対しては前に {value} を追加する。オプショ
ンがコンマ区切りのリストのときは、{value} と元の値の間
にコンマが付け加えられる。
上の |:set-args| も参照。
{Vi にはない}
:se[t] {option}-={value} *:set-=*
数値オプションに対しては {value} だけその値を減らす。
文字列オプションに対しては {value} を (それが含まれて
いたら) 取り除く。
そのとき {value} が含まれていなくても、警告やエラーは
出ない。オプションがコンマ区切りのリストであり、取り除
くオプションが唯一の値でない限り、間のコンマも削除され
る。
オプションがフラグのリストであるときは、{value} は値の
中に現れるままに、正確に指定しなければならない。問題が
起こるのを避けるために、フラグを取り除くときは1個ずつ
指定すること。
上の |:set-args| も参照。
{Vi にはない}
1回のコマンド ":set" に対し、複数の {option} を引数に指定できる。例: >
:set ai nosi sw=3 ts=3
引数の中にエラーがあると、エラーメッセージが現れ、エラーの元になったオプション
以降は無視される。
*:set-verbose*
オプション 'verbose' の値が非0 なら、オプションの値を表示するとき、同時に、そ
のオプションが最後に設定されたのはどこであったかも分かる。例: >
:verbose set shiftwidth cindent?
< shiftwidth=4 ~
Last set from modeline line 1 ~
cindent ~
Last set from /usr/local/share/vim/vim60/ftplugin/c.vim line 30 ~
これは特定のオプション名が指定されたときのみ機能する。コマンド ":set all" や、
引数のないコマンド ":verbose" ではメッセージが現れない。
オプションが手動で設定されていると、メッセージ "Last set" は現れない。
オプションが関数やユーザーコマンド、オートコマンド autocommand の実行中に設定
されたときは、それらが定義されているスクリプト名が報告される。
Note 'compatible' を設定すると副作用として他のオプションも設定されることがあ
る。
以下のような特殊なメッセージがある:
Last set from modeline line 1 ~
モードライン |modeline| の中でオプションが設定された。
Last set from --cmd argument ~
コマンドライン引数 |--cmd| または + によりオプションが設定され
た。
Last set from -c argument ~
コマンドライン引数 |-c|, +, |-S|, |-q| によりオプションが設定
された。
Last set from environment variable ~
環境変数、$VIMINIT、$GVIMINIT、$EXINIT によりオプションが設定
された。
Last set from error handler ~
オプションを評価中にエラーが発生し、クリアされた。
{Vimが |+eval| 機能付きでコンパイルされたときのみ有効}
*:set-termcap* *E522*
Termcap オプションを設定するには、{option} に "t_xx" の形式を使ってもよい。こ
れは termcap による値を上書きする。これはマッピングの中で利用することもできる。
"xx" の部分が特別な文字を含むときは、<t_xx> の形式を使うこと: >
:set <t_#4>=^[Ot
これは特殊なコードを普通のキーに変換する際にも使われる。例えば Alt-b が <Esc>b
を出力するなら、次のようにすること。 >
:set <M-b>=^[b
(ここで ^[ は本物の <Esc> である。入力には CTRL-V <Esc> を使うこと)
マッピングの利点は、どんなときにも機能することである。
キーコードを定義することができる。例: >
:set t_xy=^[foo;
未知のキーコード名を使っても警告は表示されない。これらのキーコードに対してマッ
プを定義できる: >
:map <t_xy> something
< *E846*
キーコードが設定されていない場合、それは存在しないのと同じである。その値を取得
しようとするとエラーになる: >
:set t_kb=
:set t_kb
E846: Key code not set: t_kb
t_xxの形のオプションは安全上の理由により、モードライン|modeline|やサンドボック
ス|sandbox|では設定できない。
コマンド ":set" によるリスト表示の外見は、Viとは違う。長い文字列オプションはリ
ストの終わりに現れる。オプションの数も極めて多い。コマンド "set all" による表
示は、画面に収まらないだろう。そうしたとき、Vimは「継続」プロンプト
|more-prompt| を出す。
*option-backslash*
文字列オプションの値に空白を含めるには、空白の前に '\' を置く必要がある。値に
'\' を含めるには、2個繰り返す。結果的には、オプションの値の中の '\' の数は半分
になる (端数は切り捨て)。
例をいくつか挙げる。 >
:set tags=tags\ /usr/tags の結果は "tags /usr/tags"
:set tags=tags\\,file の結果は "tags\,file"
:set tags=tags\\\ file の結果は "tags\ file"
文字 "|" によって、コマンド ":set" を後に続くコマンドと分けることができる。文
字列オプションの値に "|" を含めるには、代わりに "\|" を使うこと。次の例ではオ
プション 'titlestring' の値を "hi|there" に設定している。 >
:set titlestring=hi\|there
しかし次の例では、2個のオプション 'titlestring', 'iconstring' をそれぞれ "hi",
"there" に設定している。 >
:set titlestring=hi|set iconstring=there
また、ダブルクォート文字はコメントを開始する。オプションの値に '"' を含めるに
は '\"' と書くこと。次の例は 'titlestring' を 'hi "there"' に設定する: >
:set titlestring=hi\ \"there\"
MS-DOSとWin32では、ファイル名の中の '\' は大抵は取り除かれない。正確に言うと、
値にファイル名を取るオプション (環境変数が展開されるもの) では、通常のファイル
名に使われる文字の前の '\' は取り除かれない。しかし、特別な文字 (空白、'\' そ
のもの、コンマ等) の前の '\' は、上で説明した通りの働きをする。
オプションの値が "\\" で始まるときは、特別な状態になる。 >
:set dir=\\マシン名\パス の結果は "\\マシン名\パス"
:set dir=\\\\マシン名\\パス の結果は "\\マシン名\パス"
:set dir=\\パス\\ファイル の結果は "\\パス\ファイル" (間違い!)
最初の例では、始まりの部分の '\' はそのまま保たれている。しかし2番目の例では、
'\' の数は半分になっている。つまり、'\' をそのまま保ちたいときでも、半分にした
いときでも、どちらがよいか指定できることが分かる。3番目の結果は、おそらく希望
通りのものではないだろう。このやり方は避けること。
*add-option-flags* *remove-option-flags*
*E539* *E550* *E551* *E552*
値がフラグのリストからなるオプションもある。そういったオプションにフラグを追加
したいとき、既存の値を変更したくないならば、こうすること。 >
:set guioptions+=a
オプションからフラグを取り除くには、こうすること。 >
:set guioptions-=a
これはオプション 'guioptions' からフラグ 'a' を取り除く。
Note フラグは1個ずつ追加したり取り除いたりするよう注意。オプション
'guioptions' が "ab" という値であるとき、"set guioptions-=ba" は機能しない。な
ぜなら、"ba" という文字列は現れていないからである。
*:set_env* *expand-env* *expand-environment-var*
特定の文字列オプションでは環境変数が展開される。'$' とそれに続く環境変数名が、
その値に置き換えられる (その環境変数が存在するとき)。環境変数が存在しないとき、
'$' とそれに続く変数名は変更を受けない。識別子に使えない non-id 文字 (英字、数
字、'_' 以外) なら、どれでも環境変数名の後に続けることができる。識別子に使えな
い文字とそれに続く文字は、環境変数の値の後ろにそのまま追加される。例: >
:set term=$TERM.new
:set path=/usr/$INCLUDE,$HOME/include,.
コマンド ":set opt-=値" でオプションから文字列を取り除いたり、コマンド ":set
opt+=値" でオプションに文字列を追加したりするときには、環境変数の展開が行われ
てからそうした操作がなされる。
ローカルオプションの扱い *local-options*
いくつかのオプションは、1つのウィンドウや1つのバッファのみに適用される。それぞ
れのウィンドウやバッファは、そうしたオプションの独自のコピーを保持しているため、
独自の値を持つことができる。これにより、あるウィンドウ内では 'list' オプション
をオンにするが、他のウィンドウではオフにする、ということが可能になる。またオプ
ション 'shiftwidth' を、あるバッファ内では 3 にし、他では 4 にすることもできる。
以降では、特定の状況下でそれらのローカルオプションがどうなるかを説明する。実際
には、それらを全て知る必要はない。なぜなら、Vimはおそらくユーザーが予想する通
りにオプションの値を使うからである。残念ながら、ユーザーの予想通りに働くのは、
いくらか複雑なことである...
ウィンドウを分割すると、ローカルオプションは新しいウィンドウにコピーされて引き
継がれる。そのため、ウィンドウを分割した直後には、2つのウィンドウの内容は同じ
ように見える。
新しいバッファを編集するとき、そのバッファのローカルオプションは初期化されなけ
ればならない。その以前のカレントバッファのローカルオプションは、そのバッファの
みに適用すべきものかもしれないので、新しいバッファには適用されない。その代わり、
バッファについてローカルなオプションにはそれぞれグローバルな値があり、新しいバッ
ファにはそれが適用される。コマンド ":set" によって、ローカルな値とグローバルな
値の両方が変更される。コマンド "setlocal" はローカルな値のみを変更するので、そ
れで指定した値は新しいバッファには適用されない。
すでに編集されているバッファを編集するときは、最後に閉じられたウィンドウ内のロ
ーカルオプションが再び使われる。このバッファがこのウィンドウ内ですでに編集され
ていたなら、そのときの値が再び用いられる。そうでなければ、そのバッファが最後に
編集されて閉じられたウィンドウ内の値が用いられる。
特定のバッファの種類についてウィンドウ内のローカルオプションを設定することも可
能である。同じウィンドウ内で別のバッファを編集するときは、ウィンドウについてロー
カルなオプションを使い続けたくはないだろう。そのためVimはウィンドウについてロー
カルなオプションのグローバルな値を記憶しており、別のバッファの編集時にはそれを
用いる。ウィンドウはそれぞれ、それらの値の独自のコピーを持っている。そのため、
それらのオプションはウィンドウについてはローカルであるが、そのウィンドウ内の全
てのバッファについてグローバルである。それらを用いて、次のようなことが可能であ
る。 >
:e 一つ目
:set list
:e 二つ目
こうするとオプション 'list' はバッファ "二つ目" にも適用される。コマンド
":set list" により、グローバルな値もオンになったからである。 >
:set nolist
:e 一つ目
:setlocal list
:e 二つ目
今度はバッファ "二つ目" ではオプション 'list' はオフである。なぜならコマンド
":set nolist" がグローバルな値をオフにしたが、コマンド ":setlocal list" はバッ
ファ "一つ目" についてローカルな値をオンにしただけで、":e 二つ目" ではグローバ
ルな値が適用されるからである。 Note 次にこうすると >
:e 一つ目
最後にバッファ "一つ目" を編集したときの通りにオプション 'list' の値が戻る。
ウィンドウについてローカルなオプションはバッファ毎に記憶される。バッファがロー
ドされていなくても同様に記憶されている。ただし、バッファが破棄 (|:bwipe|) され
たときは設定は消える。
*:setl* *:setlocal*
:setl[ocal] ... コマンド ":set" と似ているが、カレントバッファ/ウィン
ドウについてローカルな値のみを設定する。全てのオプショ
ンがローカルな値を持つわけではない。オプションがローカ
ルな値を持たないときは、グローバルな値が設定される。
引数が "all" のとき: 全てのローカルオプションのローカ
ルな値を表示する。
引数がないとき: 全てのローカルオプションのローカルな値
で、既定値と異なるものを表示する。
特定のローカルオプションを表示するときは、ローカルな値
も表示する。グローバルまたはローカルな切替オプションに
対しては、グローバルな値が表示される場合には、オプショ
ン名の前に "--" が表示される。
グローバルオプションに対しては、グローバルな値が表示さ
れる (しかし、これは将来変更されるかもしれない)。
{Vi にはない}
:setl[ocal] {option}< 値をコピーすることによって{option}のローカルな値をグ
ローバルな値と同じにする。{Vi にはない}
:se[t] {option}< |global-local| オプションに対して: {option} のローカル
値を削除する。そうすることでグローバル値が使われるよう
になる。
{Vi にはない}
*:setg* *:setglobal*
:setg[lobal] ... コマンド ":set" と似ているが、ローカルオプションのグロー
バルな値のみを設定し、ローカルな値は変更しない。
オプションの値を表示するときは、グローバルな値が表示さ
れる。
引数が "all" のとき: 全てのローカルオプションのグロー
バルな値を表示する。
引数がないとき: 全てのローカルオプションのグローバルな
値で、既定値と異なるものを表示する。
{Vi にはない}
バッファ/ウィンドウについてローカルなオプションに対して:
コマンド グローバルな値 ローカルな値 ~
:set オプション=値 設定される 設定される
:setlocal オプション=値 なし 設定される
:setglobal オプション=値 設定される なし
:set オプション? なし 表示される
:setlocal オプション? なし 表示される
:setglobal オプション? 表示される なし
ローカルな値を持つグローバルオプション *global-local*
オプションがグローバルであるというのは、一つの値を全てのバッファとウィンドウに
用いるような場合である。いくつかのグローバルオプションでは、ローカルな別の値を
持てると便利である。ローカルな値は、コマンド ":setlocal" で設定できる。すると
コマンド ":setlocal" を実行したバッファとウィンドウではローカルな値が用いられ
るが、他のバッファでは引き続きグローバルな値が用いられる。
例えば、あなたは2つのウィンドウを開き、両方でC言語のソースファイルを編集してい
るとする。グローバルなオプション 'makeprg' は両方に適用される。そこでウィンド
ウの片方で >
:set makeprg=gmake
とすると、別のウィンドウでも同じ値が用いられる。別のウィンドウに移って
オプション 'makeprg' を設定する必要はない。
しかし、新しいウィンドウでPerlのソースファイルの編集を始めると、'makeprg' に別
の値を設定したくなる。しかしCソースに適用された値を変えたくはない。そんなとき
には次のようにする。 >
:setlocal makeprg=perlmake
次のようにローカルな値を空にすると、グローバルな値に戻る。 >
:setlocal makeprg=
ただし、この方法は文字列オプションにしか使えない。切替オプションには、次のよう
に "<" フラグを使う必要がある。 >
:setlocal autoread<
Note: 非切替オプションの変更で "<" を使うと、グローバルな値がローカルな値にコ
ピーされるが、それはグローバルな値を使うようにするのとは少し違うことに注意 (こ
れは後でグローバルな値が変更されたときに問題になる。{訳注: グローバルな値が変
更されても、"<" でコピーした値までは変更されない。あくまでもローカルな値だか
ら})。次を使うこともできる: >
:set path<
これは 'path' のローカルな値を空にし、グローバルな値が使われるようにする。すな
わち、次と同じことをする: >
:setlocal path=
Note: 将来、値にグローバルとローカルの区別のあるオプションが増えたら、グローバ
ルオプションにコマンド ":setlocal" を使ったときの結果が変わるかもしれない。
ファイルタイプの設定
:setf[iletype] [FALLBACK] {filetype} *:setf* *:setfiletype*
{filetype} に対してオプション 'filetype' を設定する。
ただし autocommand の中 (入れ子になっているときは、外
側も含めて) でまだ実行されていないときのみ有効である。
これは以下のコマンドの略である。 >
:if !did_filetype()
: setlocal filetype={filetype}
:endif
< このコマンドは filetype.vim の中で使われ、オプション
'filetype' が2度設定されて別の設定や構文ファイルが読み
込まれることがないようにしている。
任意の引数 FALLBACK が存在すると、後の :setfiletype コ
マンドは 'filetype' を上書きする。これはファイルタイプ
の決定を正確に推測するために使われる。|did_filetype()|
はこのコマンドの後では false を返すだろう。
{Vi にはない}
*option-window* *optwin*
:bro[wse] se[t] *:set-browse* *:browse-set* *:opt* *:options*
:opt[ions] 全てのオプションを表示したり設定するためのウィンドウを
開く。
オプションは機能ごとにまとめられている。
ここではオプションの短い説明が読める。その上で <CR> を
打ち込むと、そのオプションについてのヘルプウィンドウが
開き、詳しい説明が読める。
表示されている値を修正した後に "set" 行の上で <CR> を
打ち込むと、新しい値を設定できる。ウィンドウやバッファ
固有のオプションについては、変更した値は最後に使用した
ウィンドウに適用される。そのウィンドウがヘルプウィンド
ウだったときは、変更した値はヘルプウィンドウの (オプショ
ンウィンドウを抜かして) 1つ下のウィンドウに適用される。
{Vim が |+eval| 機能付きでコンパイルされたときのみ有効}
*$HOME*
"~" は "$HOME" と同様に扱われるが、こちらは値の先頭にあるか、空白かコンマの後
にあるときのみ認識される。
Unix系のシステムでは "~user" も使える。これは "user" というユーザーのホームディ
レクトリに置き換えられる。例: >
:set path=~mool/include,/usr/include,.
Unix系のシステムでは "${HOME}" という形式も使える。ここで {} の間には識別子に
使えない文字 {訳注: 上を参照} が入ってもよい。 Note これをコマンド "gf" のため
に使いたいなら、文字 '{' と '}' をオプション 'isfname' に追加する必要がある。
NOTE: 環境変数と "~/" の展開はコマンド ":set" のときのみ行われる。":let" でオ
プションに値を代入するときは展開されない。
*$HOME-windows*
MS-Windows では、$HOME 環境変数が定義されていない場合は Vim の起動時に
$HOMEDRIVE$HOMEPATH という値で定義される。
もしも $HOMEDRIVE が設定されていなければ $USERPROFILE が使われる。
この展開された値は環境変数にはエクスポートされない。これは外部コマンドを動作し
ているときに問題となる: >
:echo system('set | findstr ^HOME=')
そして >
:echo luaeval('os.getenv("HOME")')
は、exists(’$HOME’) が真であるにもかかわらず何も出力しないだろう (空文字列)。
$HOME に空ではない何らかの文字列を設定すると、それはサブプロセスにエクスポート
されるだろう。
Note 展開されるオプションの値の長さ制限に注意。システムごとに異なるが、大抵は
256文字や1024文字等の長さである {訳注: これは半角の場合で、全角では半分}。
*:fix* *:fixdel*
:fix[del] ターミナルオプション 't_kD' {訳注: デリートキー} の値
を設定する。
't_kb' が のとき 't_kD' は ~
CTRL-? CTRL-H
CTRL-?以外 CTRL-?
(CTRL-? は8進数で 0177、16進数で 0x7f) {Vi にはない}
ターミナルのデリートキーのキーコードが違っているが、バッ
クスペースのキーコードは正しいときは、次のコマンドをファ
イル .vimrc に加えればよい。 >
:fixdel
< これはバックスペースのキーコードが実際に何であっても有
効である。
バックスペースのキーコードが違っていたら、以下のように
する。 >
:if &term == "termname"
: set t_kb=^V<BS>
: fixdel
:endif
< ここで "^V" は CTRL-V、"<BS>" はバックスペースを表す
(実際に「^」「V」などのキーを押さないこと)。"termname"
にはユーザーの使うターミナル名を当てはめる。
<Delete> キーが奇妙なキーコード列 (CTRL-? でも CTRL-H
でもない) を送るときは、コマンド ":fixdel" ではなく以
下の方法を使う。 >
:if &term == "termname"
: set t_kD=^V<Delete>
:endif
< ここで "^V" は CTRL-V、"<BS>" はデリートキーを表す
(実際に「^」「V」などのキーを押さないこと)。"termname"
にはあなたの使うターミナルの種類を当てはめる。
*Linux-backspace*
Note Linuxについての注意: 既定ではバックスペースキーは
CTRL-? を送るが、これは違っている。これを修正するには、
ファイル rc.local に次の行を加える。 >
echo "keycode 14 = BackSpace" | loadkeys
<
*NetBSD-backspace*
Note NetBSDについての注意: バックスペースキーが正しい
キーコードを送らないとき、これを試すこと。 >
xmodmap -e "keycode 22 = BackSpace"
< 有効だったら、ファイル .Xmodmap に次の行を加えること。 >
keysym 22 = BackSpace
< これを有効にするには、再起動する必要がある。
==============================================================================
2. オプションの自動設定 *auto-setting*
コマンド ":set" によるオプションの設定の他に、3通りの方法で、1つまたは複数のファ
イルに自動的にオプションを設定できる。
1. Vimを起動したとき、様々な場所から初期化設定を読み込ませることができる。
|initialization| を参照。多くの設定は編集セッション全てに適用されるが、いく
つかはVimを起動したディレクトリによって異なる。初期化設定ファイルはコマンド
|:mkvimrc|, |:mkview|, |:mksession| で生成できる。
2. 新しいファイルの編集を始めたとき、自動的に実行されるコマンドがある。
これを使うと、特定のパターンにマッチするファイルに対してオプションを設定し
たり、様々なことが可能である。|autocommand| を参照。
3. 新しいファイルの編集を始めたときオプション 'modeline' がオンなら、ファイル
の先頭と末尾の数行ずつがモードラインとして読み込まれる。それをここで説明す
る。
*modeline* *vim:* *vi:* *ex:* *E520*
モードラインには2つの形式がある。1つ目の形式は次の通りである。
[text]{white}{vi:|vim:|ex:}[white]{options}
[text] 任意のテキスト、なくても良い
{white} 1個以上の余白 (<Space> または <Tab>)
{vi:|vim:|ex:} "vi:" か "vim:" か "ex:" という文字列
[white] 空白、なくても良い
{options} オプション設定が、空白か ':' で区切られて並んだもので、
':' の間の部分はコマンド ":set" の引数である(空でもよい)
例:
vi:noai:sw=3 ts=6 ~
vim: tw=77 ~
2つ目の形式は次の通りである (Viのバージョンによってはこの形式と互換性がある)。
[text]{white}{vi:|vim:|Vim:|ex:}[white]se[t] {options}:[text]
[text] 任意のテキスト、なくても良い
{white} 1個以上の余白 (<Space> または <Tab>)
{vi:|vim:|Vim:|ex:} "vi:" か "vim:" か "Vim:" か "ex:" という文字列
[white] 空白、なくても良い
se[t] "set " または "se " という文字列 (終わりの空白に注意)
{options} オプション設定が空白で区切られて並んだもので、コマンド
":set" の引数である
: コロン
[text] 任意のテキスト、なくても良い
例:
/* vim: set ai tw=75: */ ~
/* Vim: set ai tw=75: */ ~
{vi:|vim:|Vim:|ex:} の前には空白が必要である。これが "lex:" 等の普通の言葉を誤
認する可能性を低めている。ただし例外があり、"vi:" と "vim:" は行頭に来てもよい
(バージョン3.0との互換性のため)。"ex:" が行頭に来ると、モードラインとは見なさ
れない ("example:" の略かもしれないから)。
*modeline-local*
オプションは ":setlocal" などで設定できる。そうして設定した値は、そのバッファ
とそれを開いているウィンドウにのみ適用される。モードラインからグローバルオプショ
ンを設定することは不可能ではないが、普通そういうことはしない。2つのウィンドウ
を開いていて、それぞれのファイルが同じグローバルオプションを違う値に設定しよう
としたときは、後に開かれたウィンドウが優先される。
既に読み込まれているファイルを開くときは、モードラインからはウィンドウローカル
なオプションだけが設定される。つまり、ファイルを開いた後に手動でバッファローカ
ルなオプションを変更したら、そのバッファを別なウィンドウで開いてもそのオプショ
ンは変更されないが、ウィンドウローカルなオプションは変更される。
*modeline-version*
モードラインの内容が、Vimのバージョンによって使用可能だったり不可能だったりす
る場合には、"vim:" または "Vim:" のところでバージョンを指定できる。
vim{vers}: バージョン {vers} 以降 (そのバージョンを含む)
vim<{vers}: バージョン {vers} より前
vim={vers}: バージョン {vers} のみ
vim>{vers}: バージョン {vers} より後 (そのバージョンを含まない)
{vers} に 700 を指定するとVim 7.0を表す (メジャー・バージョンナンバーの100倍足
すマイナー・バージョンナンバー)。
例えば、Vim 7.0でのみモードラインを使うにはこうする:
/* vim700: set foldmethod=marker */ ~
Vim 7.2より新しいバージョンでのみモードラインを使うにはこうする:
/* vim>702: set cole=2: */ ~
"vim" と ":" の間に空白があってはならない。
モードラインを探す行数はオプション 'modelines' で設定できる。オプション
'modeline' がオフであるかオプション 'modelines' の値が 0 だと、モードラインを
探さない。
Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われることに注意。そのため次の
ようにすると、行末の "*/" のためにエラーメッセージが現れる。
/* vi:ts=4: */ ~
その代わり、こうすればよい。
/* vi:set ts=4: */ ~
エラーが発見されると、その行の残りは無視される。
コマンド "set" の引数に ':' を含めたいときは、その前に '\' を置くこと。':' の
前の '\' は取り除かれる。例:
/* vi:set dir=c\:\tmp: */ ~
これはオプション 'dir' を "c:\tmp" に変更する。':' の前に '\' が置かれたとき、
取り除かれるのは1個だけである。だからオプションの値に "\:" を含めたいなら
"\\:" を指定すること。
安全上の理由から、コマンド "set" 以外は使用できない (誰かがテキストファイルで
「トロイの木馬」を作るかもしれないから)。また、全てのオプションが設定できるわ
けではない。ある種のオプションにはフラグが設定されており、それが使用されるとき
には|sandbox|が有効になる。しかしそれでもモードラインが問題を引き起こす可能性
はわずかに残る。例えば、悪意のある誰かが 'textwidth' を5にすると、ファイルの全
ての行が予期せず折り返されてしまう。そのため、信用できないファイルを編集する前
にはモードラインを無効にすること。
例えばmail ftpluginはそれを行っている。
ヒント: ファイルを読み込みときにオプション設定以外を行いたいなら、ファイル内の
特定の文字列を調べる autocommand を定義すればよい。例: >
au BufReadPost * if getline(1) =~ "VAR" | call SetVar() | endif
そして "VAR" を含む行に何かを行うための SetVar() 関数を定義すればよい。
==============================================================================
3. オプションの要約 *option-summary*
以下のリストでは、全てのオプションが、正確な名前と (あれば) 略名で示されている。
どちらの形を使ってもよい。
この文書内では、切替オプションを「オンに」するというのは ":set オプション" を
実行することを表す。切り替えオプションを「オフに」するというのは
":set noオプション" を実行することを表す。
いくつかのオプションには、既定値が2種類あるものがある: 1つ目は "Vim default"
つまりVimの既定値で、オプション 'compatible' がオフになっているときに使われる。
2つ目は "Vi default" つまりViの既定値で、オプション 'compatible' がオンになっ
ているときに使われる。
ほとんどのオプションは全てのウィンドウやバッファで共通である。さてその中には、
テキストがウィンドウ内でどのように表示されるかを定めるものもある。そういったオ
プションは、ウィンドウごとに違う値にできる。例えばオプション 'list' は、あるウィ
ンドウ内でオンにしても、同じテキストを編集している別のウィンドウ内ではオフに
することができる。すると同時に違った表示方法が使える。また、ファイルごとに特定
の値にできるオプションもある。そういったオプションは、ファイルごとまたはバッファ
ごとに違う値にできる。例えばオプション 'textwidth' は、通常のテキストファイル
には78にし、Cプログラムのファイルには0にするようにできる。
グローバル:
一つのオプションが全てのバッファやウィンドウに対して適用される
ウィンドウについてローカル:
ウィンドウがそれぞれ、そのオプションのコピーを独自に持つ
バッファについてローカル:
バッファがそれぞれ、そのオプションのコピーを独自に持つ
{訳注: 上の項目については、文書先頭も参照}
新しいウィンドウを開くとき、ウィンドウ固有のオプションには、その前にアクティブ
だったウィンドウでの値がまず使われる。バッファ固有のオプションは、オプション
'cpoptions' のフラグ 's' とフラグ 'S' によって違ってくる。フラグ 's' が含まれ
ていると (既定ではこうなっている)、新しいバッファが最初にアクティブになったと
きに、その前にアクティブだったバッファでの値がコピーされる。フラグ 'S' が含ま
れていると、バッファがアクティブになる度に値がコピーされる。これはグローバルオ
プションであるようなものである。フラグ 's' もフラグ 'S' も含まれていないときは、
バッファが作られるときに、その前にアクティブだったバッファでの値がコピーされる。
隠しオプション *hidden-options*
全てのオプションが全てのバージョンでサポートされているわけではない。これは有効
にされている機能とシステムにもよる。これに関しての注意は以下の波括弧の中にある。
もしあるオプションがサポートされていなくても、そのオプションへの設定はエラーに
ならず成功する。これを隠しオプションと呼ぶ。しかし隠しオプションの値は保持され
ていないため、取得することはできない。
オプション "foo" が ":set" で設定できるかどうか判定するにはこのようにする: >
if exists('&foo')
これは隠しオプションに対してもtrueを返す。オプション "foo" が本当にサポートさ
れているかを判定するにはこのようにする: >
if exists('+foo')
<
*E355*
|Q_op| にはオプションの短い説明付きの表があり、そこからヘルプにジャンプできる。
*'aleph'* *'al'* *aleph* *Aleph*
'aleph' 'al' 数値 (既定値はMS-DOSでは128、それ以外では224)
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+rightleft| 機能付きでコンパイルされたときの
み有効}
ヘブライ語アルファベットの最初の文字を表すASCIIコード。挿入モード(オプ
ション 'hkmap' がオンのとき) と コマンドラインモード (CTRL-_ を打ち込
んだとき) の両方において、ヘブライモードのキーボード配列をマッピングす
るルーチンは、[aleph..aleph+26] の範囲のヘブライ文字を出力する。
'aleph'=128 はPCコード、'aleph'=224 は ISO 8859-8 に使われる。
|rileft.txt| を参照。
*'allowrevins'* *'ari'* *'noallowrevins'* *'noari'*
'allowrevins' 'ari' 切替 (既定ではオフ)
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+rightleft| 機能付きでコンパイルされたときの
み有効}
挿入モードとコマンドラインモードで CTRL-_ を使用可能にする。これは既定
ではオフになっている。ユーザーが間違って SHIFT-_ ではなく CTRL-_ を打
ち込み、右から左に書いていくモードに入って抜けられなくなる事態を防ぐた
めである。オプション 'revins' を参照。
NOTE: このオプションは、'compatible' がオンになるとオフになるので注意。
*'altkeymap'* *'akm'* *'noaltkeymap'* *'noakm'*
'altkeymap' 'akm' 切替 (既定ではオフ)
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+farsi| 機能付きでコンパイルされたときのみ有
効}
オンのとき、2番目の言語がペルシアになる。オプション 'allowrevins' がオ
ンならば、挿入モードでは CTRL-_ でペルシアと英語のキーボードマップを切
り替えられる。
オフのとき、キーボードマップはヘブライ語と英語で切り替えられる。これは
普通の状態、つまり英語モード (左から右に書く言語のモード) と既定の第2
言語であるペルシアまたはヘブライ語モード (右から左に書く言語のモード)
を切り替えた上でVimを開始するのに便利である。|farsi.txt| を参照。
*'ambiwidth'* *'ambw'*
'ambiwidth' 'ambw' 文字列 (既定では "single")
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが|+multi_byte|機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
'encoding' が "utf-8" などUnicodeエンコーディングのときのみ効果がある。
East Asian Width Class Ambiguous な文字(ユーロ、登録商標記号、著作権記
号、ギリシャ文字、キリル文字など)をどう扱うかを定める。
現在のところ、設定可能な値は次の2通りである:
"single": US-ASCIIの文字と同じ幅を使う。これはほとんどのユーザー
にとって期待どおりになる。
"double": ASCII文字の2倍の幅を使う。
*E834* *E835*
"double" は 'listchars' や 'fillchars' に指定された文字が全角幅になっ
てしまう場合は使えない。
これらの文字のグリフの幅を、旧い/伝統的なCJKエンコーディングで何オク
テットを占めるかだけによって決めているCJKフォントがたくさんある。その
エンコーディングではユーロ、登録商標記号、ギリシャ文字、キリル文字は2
オクテットで表現されるので、それらのフォントはこれらの文字に「wideな」
グリフを当てている。これはテキストファイルで表を作るための罫線文字にも
あてはまる。そのためGUI版のVimにCJKフォントを使うときや、CJKフォント
を使うターミナル(エミュレータ)の中でVimを実行するとき(またはオプション
"-cjkwidth" つきで起動されたxtermの中でVimを実行するとき)にはこのオプ
ションを "double" にして、Vimが認識する幅をフォントのグリフの幅に合わ
せなければならない。CJKのWindows 9x/MEやWindows 2k/XPでもシステムのロ
ケールがCJKロケールのどれかに設定されている場合は多分 "double" にしな
ければならないだろう。
Unicode Standard Annex #11 (http://www.unicode.org/reports/tr11)を参照。
Vim が |+termresponse| 機能付きでコンパイルされ、|t_u7| にカーソル位置
取得のためのエスケープシーケンスが設定されているとき、このオプションの
値は Vim の起動時に自動的に設定される。レスポンスは |v:termu7resp| の
中に見つけることができる。
*'antialias'* *'anti'* *'noantialias'* *'noanti'*
'antialias' 'anti' 切替 (既定ではオフ)
グローバル
{Vi にはない}
{VimがMac OS XでGUIを有効にしてコンパイルされたときの
み有効}
このオプションはMac OS X v10.2以降の上でGUI版のVimを使うときだけ効果が
ある。これがオンであるとなめらかな(アンチエイリアスされた)フォントが使
われる。このフォントはある種のディスプレイ上、あるサイズでは読み易くな
る。
'guifont' が既定値(空文字列)のときこのオプションを設定すると問題が発生
することがある。
NOTE: このオプションは、'compatible' がオンになるとオフになるので注意。
*'autochdir'* *'acd'* *'noautochdir'* *'noacd'*
'autochdir' 'acd' 切替 (既定ではオフ)
グローバル
{Vi にはない}
{Vimのコンパイル時に有効にされたときのみ有効。使用で
きるかどうかは exists("+autochdir") で確認できる}
これがオンであるとファイルを開くとき、バッファを切り替えるとき、バッファ
を削除するとき、ウィンドウを開閉するときに毎回作業ディレクトリが変更さ
れる。開かれた/選択されたファイルを含んでいるディレクトリがカレント
ディレクトリになる。
Note: このオプションがオンになっていると動かないプラグインがある。
*'arabic'* *'arab'* *'noarabic'* *'noarab'*
'arabic' 'arab' 切替 (既定ではオフ)
ウィンドウについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが|+arabic|機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
アラビア語のテキストを編集するときにこのオプションを設定することができ
る。
このオプションを設定すると次のことが行われる:
- 'termbidi' がオンでない限り、オプション 'rightleft' をオンにする。
- 'termbidi' がオンでない限り、オプション 'arabicshape' をオンにする。
- オプション 'keymap' を "arabic" に設定する。これによって挿入モードで
CTRL-^を押すと英語とアラビア語のキーマッピングがトグルする。
- オプション 'delcombine' をオンにする。
アラビア語のテキストを編集するには 'encoding' が "utf-8" でなければな
らないことに注意。
このオプションをオフにすると次のことが行われる:
- 'rightleft' をオンにする
- 'keymap' の使用を無効にする(その値は変更しない)
'arabicshape' と 'delcombine' はオフにならない(これらはグローバルオプ
ションである)。
NOTE: このオプションは、'compatible' がオンになるとオフになるので注意。
|arabic.txt|も参照。
*'arabicshape'* *'arshape'*
*'noarabicshape'* *'noarshape'*
'arabicshape' 'arshape' 切替 (既定ではオン)
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが|+arabic|機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
これがオンで 'termbidi' がオフになっているとアラビア語を表示するのに必
要な文字表示補正が行われる。本質的には字形作成(shaping)が有効になる。
この用語は次の事を含む広い用語である。
a) 単語の中の位置(初期、中間、最終、孤立)によって文字を変更/変形させ
る。
b) 文字合成機能の有効化
c) ある文字の組み合わせの有効化
これが無効になっていると、表示がそれぞれの文字の本来の孤立形になる。
アラビア語は他にも設定が必要な複雑な言語である。より詳しくは
|arabic.txt|を参照。
NOTE: このオプションは、'compatible' がオンになるとオンになるので注意。
*'autoindent'* *'ai'* *'noautoindent'* *'noai'*
'autoindent' 'ai' 切替 (既定ではオフ)
バッファについてローカル
新しい行を開始したとき (挿入モードで <CR> を打ち込むか、コマンド "o"
や "O" を使ったとき)、新しい行のインデントを現在行と同じくする。新しい
行で <BS> か CTRL-D 以外を打ち込まずに <Esc>、CTRL-O か <CR> を打ち込
むと、その行のインデントは削除される。'cpoptions' にフラグ 'I' が入っ
ていないかぎり、カーソルを他の行に移動させても同様である。
オプション 'autoindent' がオンのときは、テキストの整形処理 (コマンド
"gq" を使ったり、挿入モードで 1行の文字数がオプション 'textwidth' で指
定した数に届いたとき) には最初の行のインデントが使われる。
オプション 'smartindent' かオプション 'cindent' がオンのときは、インデ
ントの方法は違ってくる。
オプション 'autoindent' はオプション 'paste' がセットされたらリセット
され、オプション 'paste' がリセットされたら復元される。
{Vi との微妙な違い: <Esc> または <CR> を打ち込んでインデントが削除され
た後、上下に移動した後のカーソル位置は削除されたインデントの後ろになる。
Viでは削除されたインデントの中のどこかになる}
*'autoread'* *'ar'* *'noautoread'* *'noar'*
'autoread' 'ar' 切替 (既定ではオフ)
グローバル/バッファについてローカル |global-local|
{Vi にはない}
ファイルがVimの内部では変更されてないが、Vimの外部で変更されたことが判
明したとき、自動的に読み直す。ファイルが削除されたときにはこれは行われ
ないので、削除される前のテキストが保持される。ファイルが再度現れた場
合、それを読み込む。|timestamp|
このオプションがローカルな値を持つとき、再びグローバルな値を使うように
するには次のようにする。 >
:set autoread<
<
*'autowrite'* *'aw'* *'noautowrite'* *'noaw'*
'autowrite' 'aw' 切替 (既定ではオフ)
グローバル
コマンド :next, :rewind, :last, :first, :previous, :stop, :suspend,
:tag, :!, :make, CTRL-], CTRL-^ を実行したときや、コマンド :buffer,
CTRL-O, CTRL-I, '{A-Z0-9}, `{A-Z0-9} の移動先が別のファイルのとき、ファ
イルが変更されているなら書き込む。
Note 'autowrite' が適用されないコマンドもあることに注意。それについて
はオプション 'autowriteall' を参照。
いくつかのバッファは書き込まれない。具体的には 'buftype' が "nowrite",
"nofile", "terminal" または "prompt" の時である。
*'autowriteall'* *'awa'* *'noautowriteall'* *'noawa'*
'autowriteall' 'awa' 切替 (既定ではオフ)
グローバル
{Vi にはない}
オプション 'autowrite' と似ているが、さらにコマンド ":edit", ":enew",
":quit", ":qall", ":exit", ":xit", ":recover" を実行したときや、Vimの
ウィンドウを閉じるときも、ファイルが変更されているなら保存する。このオ
プションをオンにすると、同時に 'autowrite' もオンになったような動作に
なる {訳注: このオプションは 'autowrite' の適用されるコマンド全てに適
用されるので}。
*'background'* *'bg'*
'background' 'bg' 文字列 (既定は "dark" または "light"、下記参照)
グローバル
{Vi にはない}
値が "dark" のときは、Vimは暗い背景によく合う色を使おうとする。値が
"light" のときは、Vimは明るい背景によく合う色を使おうとする。その他の
値は無効である。
Vimは使われているターミナルの種類に従って既定の値を定めるが、常に正し
いとは限らない。
このオプションを変更しても背景色は変わらない。これはただVimに背景色が
どのようなものかを伝えるだけである。背景色の変更には |:hi-normal| を参
照。
オプション 'background' が変更されると、Vimは既定の色設定グループをそ
の値に合わせて調整する。しかし構文強調表示に使われる色設定は変化しな
い。 *g:colors_name*
カラースキームが読み込まれているとき (つまり変数 "g:colors_name" が設
定されているとき) 'background' を変更するとカラースキームが再び読み込
まれる。カラースキームが 'background' に対応していればこれは適用され
る。しかしカラースキームが 'background' 自体を設定しているときは効果が
ない。必要ならば変数 "g:colors_name" を消去すること。
'background' を次のようにして既定値に戻したとき、 >
:set background&
< Vimはその値を推測する。GUI版ならばうまくいくはずだが、そうでなければ正
しい値を推測できないかもしれない。
t_RB オプションが設定されると、Vim はターミナルから背景色をリクエスト
するために使われる。もしも返された RGB の値が dark/light であり、
'background' が dark/light でなかったなら、'background' が設定されて画
面が再描画される。これは副作用があるかもしれない。問題があると疑わしき
場合は、.vimrc の t_BG を空にしよう。|t_RB| へのレスポンスは
|v:termrbgresp| の中に見つけることができる。
GUIを開始したとき、'background' の既定値は "light" である。値がファイ
ル .gvimrc で定められておらず、Vimが背景色は実際は暗いと判断したときは、
'background' は "dark" になる。しかしこれは .gvimrc が読み込まれた「後」
に行われる (実際の背景色を知るためにウィンドウが開かれる必要があるか
ら)。これを避けるには、コマンド ":gui" を .gvimrc の中の 'background'
の値が使われる前に置いて (例えば ":syntax on" の前) GUIウィンドウを強
制的に開かせればよい。
MS-DOS、Windows、OS/2 では初期設定は "dark" である。
他のシステムでは 'term' が "linux"、"screen.linux"、"cygwin"、または
"putty" であるか、$COLORFGBG によって暗い背景が推奨されていれば初期設
定は "dark" になる。そうでなければ初期設定は "light" である。
|:terminal| コマンドと |term_start()| 関数は、ターミナルウィンドウが白
もしくは黒の背景でスタートするかどうかを決めるために 'background' の値
を使う。
通常、このオプションは .vimrc 内で設定される。おそらく、設定はターミナ
ルの名前に依存する。例: >
:if &term == "pcterm"
: set background=dark
:endif
< このオプションが設定されると、強調表示の既定の設定が変更される。他の設
定を使いたいなら、'background' を設定した「後」にコマンド ":highlight"
を置くこと。
このオプションはファイル "$VIMRUNTIME/syntax/syntax.vim" 内でも、構文
強調表示のための色を選択するのに使われる。このオプションを設定した後は
syntax.vim を再読み込みしないと結果が分からない。これにはコマンド
":syntax on" を実行すればよい。
*'backspace'* *'bs'*
'backspace' 'bs' 文字列 (既定では ""、|defaults.vim| 内で
"indent,eol,start" にセットされる)
グローバル
{Vi にはない}
挿入モードでの <BS>, <Del>, CTRL-W, CTRL-U の働きに影響する。値はキー
ワードのコンマ区切りのリストである。それぞれのキーワードがバックスペー
スの働く対象を定めている。
値 効果 ~
indent autoindent を超えてバックスペースを働かせる
eol 改行を超えてバックスペースを働かせる (行を連結する)
start 挿入区間の始めでバックスペースを働かせるが CTRL-W と CTRL-U は
挿入区間の始めでいったん止まる
値が空のときは、バックスペースの働きはVi互換になる。
バージョン 5.4 またはそれ以前との互換性を保つには次のようにする。
値 効果 ~
0 ":set backspace=" と同じ (Vi互換)
1 ":set backspace=indent,eol" と同じ
2 ":set backspace=indent,eol,start" と同じ
<BS> や <Del> で望み通りの動作ができないときは |:fixdel| を参照。
NOTE: このオプションは、'compatible' がオンになると "" になるので注意。
*'backup'* *'bk'* *'nobackup'* *'nobk'*
'backup' 'bk' 切替 (既定ではオフ)
グローバル
{Vi にはない}
ファイルを上書きする前にバックアップを作る。書き込みが成功してもバック
アップはそのまま取っておく。バックアップを取っておきたくはないが、書き
込み中にはバックアップが欲しいときには、このオプションをオフにしてオプ
ション 'writebackup' をオンにすること (既定ではそうなっている)。全くバッ
クアップが要らないなら両方をオフにすること (ユーザーのファイルシステム
がほとんど満杯ならこうするとよい)。詳しくは |backup-table| を参照。
どちらにしてもオプション 'backupskip' のパターンがマッチすると、バック
アップは作られない。オプション 'patchmode' がオンのときは、バックアッ
プはリネームされてファイルの最も古いバージョンになることがある。
NOTE: このオプションは、'compatible' がオンになるとオフになるので注意。
*'backupcopy'* *'bkc'*
'backupcopy' 'bkc' 文字列 (UnixでのViの既定値: "yes"、それ以外: "auto")
グローバル/バッファについてローカル |global-local|
{Vi にはない}
ファイルの書き込みをしてバックアップが作られるとき、その方法をこのオプ
ションで指定する。このオプションはコンマで区切られた単語のリストである。
主な値は次の通り:
"yes" 先にファイルのコピーを作ってバックアップにして、更新した内容は
元のファイルに上書きする
"no" 先に元のファイルをリネームしてバックアップにして、更新した内容
は新しいファイルに書き出す
"auto" どちらか適切な方を選ぶ
次の値を上のどれか1つと組み合わせることができる:
"breaksymlink" は書き込み時に常にシンボリックリンクを切る。
"breakhardlink" は書き込み時に常にハードリンクを切る。
{訳注:
$ ls -lF
total 2
-rw-r--r-- 1 ao ao 24 9 17 12:26 hontai
lrwxr-xr-x 1 ao ao 6 9 17 12:29 l@ -> hontai
となっているとき、ファイルlを編集して:wすると、
backupcopy=auto の場合:
-rw-r--r-- 1 ao ao 24 9 17 12:26 l~
lrwxr-xr-x 1 ao ao 6 9 17 12:29 l@ -> hontai
-rw-r--r-- 1 ao ao 27 9 17 12:31 hontai
backupcopy=auto,breaksymlink の場合:
-rw-r--r-- 1 ao ao 27 9 17 12:26 hontai
lrwxr-xr-x 1 ao ao 6 9 17 12:29 l~@ -> hontai
-rw-r--r-- 1 ao ao 30 9 17 12:32 l
という結果になる。}
ファイルのコピーを作ってから元のファイルを上書きする方法:
X ファイルのコピーに余計な時間がかかる。
O 編集したファイルが特別な属性を持っていたり、ファイルがハードリンクや
シンボリックリンクであったり、リソースフォークを持っているときでも、
全て元のまま保たれる。
X 編集したファイルがリンクのとき、バックアップの名前がリンク先の文書の
名前でなく、リンクの名前になってしまう。
ファイルをリネームしてから新しいファイルに書き出す方法:
O 高速である。
X 時々、元のファイルの属性の一部しか新しいファイルにコピーされないこと
がある。
X 編集したファイルがリンクのとき、新しいファイルはリンクにならない。
"auto" の値にすると折衷策を採る。Vimが副作用なしにリネームの方法が使え
ると判断したとき (属性がコピーでき、ファイルがリンクでないとき) は、そ
ちらが使われる。それでは問題がありそうなときはコピーの方法が使われる。
"breaksymlink" と "breakhardlink" の値は "yes", "no", "auto" のどれと
も組み合わせることができる。これらが含まれていると、必ず "no" とまった
く同じようにシンボリックリンクやハードリンクを切るようになり、元のファ
イルがそのままバックアップになり、新しいファイルが作成される。これは例
えば全てのファイルがシンボリックリンクやハードリンクになっているソース
ツリーで便利である。変更がローカルのソースツリーに対してだけ行われ、元
のソースツリーには反映されない。
*crontab*
"no" と "auto" では問題が起きる場合がある。プログラムによっては、ファ
イルを開き、Vimを呼び出してそのファイルを編集させ、(ファイル区別プログ
ラムを使って) そのファイルが変更されたかどうかを調べるものがある。そう
したプログラムは新しく書き出されたファイルではなく、バックアップファイ
ルの方を調べてしまう。例としては "crontab -e" が挙げられる。
コピーの方法のときは、元のファイルの中身はいったん空になり、そこに新し
いテキストが書き込まれる。つまり、元のファイルの保護ビット、ファイル所
有者やシンボリックリンクは変更されない。しかし、新しく作られることにな
るバックアップファイルは、ファイルを編集したユーザーの所有となる。また
バックアップファイルの属するグループは、元のファイルと同じグループにな
る。これが失敗すると、他の属性と同様に、そのグループの保護ビットが設定
される。
リネームの方法のときは別の結果になる。バックアップファイルは元のファイ
ルと同じ属性を持ち、新しく書き出されたファイルは、ファイルを編集した
ユーザーの所有となる。開いたファイルがハードリンクまたはシンボリックリ
ンクだった場合でも、新しく書き出されたファイルはリンクにならない!だか
ら値が"auto" のとき、ファイルがリンクならリネームを行わないのである。
新しく書き出されたファイルの所有者と属するグループは、元のファイルと同
じとして設定される。しかしシステムがこうすることを許可しないかもしれな
い。その場合、値が "auto" ならもうファイルのリネームをしようとはしな
い。
NOTE: このオプションは 'compatible' がオンになるとViの既定値に設定され、
'compatible' がオフになるとVimの既定値に設定されるので注意。
*'backupdir'* *'bdir'*
'backupdir' 'bdir' 文字列 (Amigaでの既定値: ".,t:",
MS-DOSとWin32での既定値: ".,$TEMP,c:/tmp,c:/temp"
Unixでの既定値: ".,~/tmp,~/")
グローバル
{Vi にはない}
値は、バックアップファイル用ディレクトリの、コンマ区切りのリストである。
- バックアップファイルは、リスト内の、使用可能な最初のディレクトリの中
に作られる。Vim はそのディレクトリを作成しないので、存在していなけれ
ばならない。
- 値が空だと、バックアップファイルは作られない ('patchmode' は使えな
くなる!)。そのため書き込みが失敗するかもしれない。
- ディレクトリに "." を指定するのは、バックアップファイルを、編集され
たファイルと同じディレクトリに作るということである。
- ディレクトリが "./" (MS-DOS等では ".\") で始まるのは、バックアップファ
イルを作るディレクトリを、編集されたファイルとの相対的な位置で決める
ということである。最初の "." は編集されたファイルのパス名で置き換え
られる (ディレクトリ名の内部の "." には特別な意味はない)。
- コンマの後の空白は無視されるが、他の場所の空白はディレクトリ名の一部
と見なされる。ディレクトリ名の先頭に空白を使いたいなら、その空白の前
に '\' を置くこと。
- ディレクトリ名にコンマを使いたいなら、そのコンマの前に '\' を置くこ
と。
- ディレクトリ名は '/' で終わってもよい。
- UnixとWin32では、指定されたディレクトリ名の末尾がディレクトリの区切
り記号2個("//")で終わっていたら、バックアップファイルの名前はフルパ
スに従って付けられる。バックアップファイルのファイル名をフルパス形式
で表し、ディレクトリの区切り文字をパーセント記号 '%' で置き換えたも
のが使われる。こうするとバックアップファイル格納用ディレクトリの中で
もファイル名の一意性が保証される。
Win32では、"\\" で終わることも可能である。ただし、区切り文字のコンマ
の前では "\\" でなく "//" と書かなければならない。"\\" と書くと、コ
ンマがファイル名の一部と解釈されてしまうためである。したがって、'\\'
の代わりに '//' を使用することを勧める。
- 環境変数は展開される |:set_env|。
- 文字 '\' には注意。空白の前には1個置き、オプションの値に '\' 自身を
含めるなら2個置く (|option-backslash| を参照)。例: >
:set bdir=c:\\tmp,\ dir\\,with\\,commas,\\\ dir\ with\ spaces
{訳注: 結果は backupdir=c:\tmp, dir\,with\,commas,\ dir with space}
< - Vim version 3.0 との後方互換性のため、値の先頭の '>' は取り除かれる。
オプション 'backup' および 'writebackup' も参照。
Unixでユーザーのバックアップファイルを隠したいなら、次のようにしてみる
こと。 >
:set backupdir=./.backup,~/.backup,.,/tmp
< この方法を使うには、それぞれのディレクトリとあなたのホームディレクトリ
にディレクトリ ".backup" を作らなければならない。
リストにディレクトリを追加するときにはコマンド |:set+=|、リストからディ
レクトリを除くときにはコマンド |:set-=| を使うのがよい。こうすると将来
のバージョンで異なった既定値が使われるようになったときに、問題が起きる
のを防げる。
安全上の理由から、このオプションをモードライン|modeline|やサンドボック
ス|sandbox|の中で設定することはできない。
*'backupext'* *'bex'* *E589*
'backupext' 'bex' 文字列 (既定では "~", VMSでは "_")
グローバル
{Vi にはない}
バックアップファイルの名前を作る際、元のファイル名の後ろに付け加える文
字列。既定では普段使いそうもないものに定めてあるが、これは既存のファイ
ルをバックアップファイルで上書きするのを避けるためである。".bak" を使
いたいかもしれないが、大事なファイルに ".bak" で終わるものがないか確か
めること。
通常のファイル名文字だけ使える。"/\*?[|<>" は不正である。
たくさんのバックアップを残しておきたいなら、自動コマンドBufWritePreを
使ってファイルを書き込む直前に 'backupext' にタイムスタンプを含めるよ
うに変更するとよい。 >
:au BufWritePre * let &bex = '-' . strftime("%Y%b%d%X") . '~'
< バックアップを別のディレクトリに保存させるには、オプション 'backupdir'
を設定すること。
*'backupskip'* *'bsk'*
'backupskip' 'bsk' 文字列 (既定では "$TMPDIR/*,$TMP/*,$TEMP/*"
Unix: "/tmp/*,$TMPDIR/*,$TMP/*,$TEMP/*"
Mac: "/private/tmp/*,$TMPDIR/*,$TMP/*,$TEMP/*")
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+wildignore| 機能付きでコンパイルされたときの
み有効}
ファイル名のパターンのリスト。書き込みをするファイルの名前にマッチする
パターンがこの中にあれば、そのファイルのバックアップは作られない。ファ
イル名を指定してもよいし、ファイルのフルパスを指定 {訳注: C:/temp/* 等
の方法。既定値ではこの方法で一時ファイル用のディレクトリを指定し、一時
ファイルのバックアップを作らないようにしている} してもよい。
パターンの指定方法は |:autocmd| と同じである。|autocmd-patterns| を参
照。特別な文字に注意するために |option-backslash| を参照。
環境変数の$TMPDIR, $TMP または $TEMP が定義されていないとき、それらは
既定値に使われない。"/tmp/*" はUnixでのみ使われる。
警告: バックアップファイルを作らないということは、すなわち、何らかの理
由で Vim がバッファを正しく保存できなかったときに、そのまま Vim を終了
してしまうと、あなたは元のファイルと新しく書いた内容の両方を失うという
ことを意味する。ファイルを失っても問題ないという場合のみバックアップを
無効化すること。
環境変数は展開されない。$HOMEを使いたい場合は、明示的に展開しなければ
ならない。例: >
:let &backupskip = escape(expand('$HOME'), '\') . '/tmp/*'
< 既定値は "crontab -e" が正常に機能するように定められている(元のファイ
ルをリネームすることによってバックアップを作ると、crontabは新しく作ら
れたファイルを参照しない)。'backupcopy' と|crontab|も参照。
*'balloondelay'* *'bdlay'*
'balloondelay' 'bdlay' 数値 (既定では 600)
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+balloon_eval| 機能付きでコンパイルされたとき
のみ有効}
バルーン表示が出るまでの時間 (ミリ秒単位)。|balloon-eval| を参照。
*'ballooneval'* *'beval'* *'noballooneval'* *'nobeval'*
'ballooneval' 'beval' 切替 (既定ではオフ)
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+balloon_eval| 機能付きでコンパイルされたとき
のみ有効}
GUI 向けに |balloon-eval| 機能を働かせる。
*'balloonevalterm'* *'bevalterm'* *'noballoonevalterm'*
*'nobevalterm'*
'balloonevalterm' 'bevalterm' 切替 (既定ではオフ)
グローバル
{Vi にはない}
{Vim が |+balloon_eval_term| 機能付きでコンパイルされ
たときのみ有効}
端末向けに |balloon-eval| 機能を働かせる。
*'balloonexpr'* *'bexpr'*
'balloonexpr' 'bexpr' 文字列 (既定では "")
グローバル/バッファについてローカル|global-local|
{Vi にはない}
{Vimが|+balloon_eval|機能付きでコンパイルされたときの
み有効}
バルーンウィンドウに表示するテキストの式。'ballooneval' がオンのときの
み使われる。以下の変数を使用できる:
v:beval_bufnr バルーンを表示するバッファの番号
v:beval_winnr ウィンドウの番号
v:beval_winid ウィンドウの ID
v:beval_lnum 行番号
v:beval_col 桁番号(バイトインデックス)
v:beval_text マウスポインタの下、または後ろにある単語
この式の評価には副作用があってはならない。
例: >
function! MyBalloonExpr()
return 'Cursor is at line ' . v:beval_lnum .
\', column ' . v:beval_col .
\ ' of file ' . bufname(v:beval_bufnr) .
\ ' on word "' . v:beval_text . '"'
endfunction
set bexpr=MyBalloonExpr()
set ballooneval
<
|balloon_show()| も参照。バルーンの内容を非同期に取り込む場合に使うこ
とができる。
NOTE: バルーンはカーソルがテキスト文字の上にあるときだけ表示される。
'balloonexpr' を評価した結果が空でないなら、Vimは外部デバッガ(Netbeans
またはSun Workshop)にメッセージを送ろうとしない。
このオプションがモードラインで設定されたときは、式はサンドボックス
(|sandbox|) の中で評価される。|sandbox-option| を参照。
'balloonexpr' を評価している間は、テキストの変更や他のウィンドウへの
ジャンプをすることは許されない |textlock|。
バルーンのテキスト中の改行が機能するかを調べるにはこれを使う: >
if has("balloon_multiline")
< これがサポートされているなら文字列 "\n" は新規行を開始する。この式を評
価した結果がリスト|List|になる場合は、そのリストの各要素を文字列とし、
それらの間に "\n" を置くのと同じことになる。
NOTE: このオプションは、'compatible' がオンになると "" になるので注意。
*'belloff'* *'bo'*
'belloff' 'bo' 文字列 (既定では "")
グローバル
{Vi にはない}
ベルを鳴らさないようにするイベントを指定する。これはコンマ区切りのアイ
テムのリストである。指定したアイテムにおいてベルは沈黙する。これは、挿
入モードにおいて特定のイベントで沈黙するように指定できることが最も有用
である。
アイテム 指定した時の意味 ~
all 全てのイベント。
backspace <BS> か <Del> を打ち込んだ時、削除結果にエラーがある。
cursor |Insert-mode| でカーソルキーか <PageUp>/<PageDown> を使用
して移動することができない。
complete |i_CTRL-X_CTRL-K| か |i_CTRL-X_CTRL-T| を使用した時にエ
ラーが発生した。
copy |i_CTRL-Y| か |i_CTRL-E| を使用して挿入モードから文字がコ
ピーできない。
ctrlg 挿入モードで <C-G> の後に不明な文字。
error その他のエラーが発生した。(例えば、最終行で行連結を試みた)
(主に |Normal-mode| か |Cmdline-mode| で使用される)
esc |Normal-mode| で <Esc> を打ち込んだ。
ex |Visual-mode| で |Q| を打ち込んだ結果エラーが発生した。
hangul ハングル入力時にエラーが発生した。
insertmode 'insertmode' で <Esc> を押した。
lang Lua/Mzscheme/TCL のためにビープモジュールを呼び出す。
mess |g<| で利用可能な出力がない。
showmatch 'showmatch' 機能でエラーが発生した。
operator 空の範囲エラー。|cpo-E|
register |Insert-mode| で <C-R> の後に不明なレジスタ。
shell シェルの出力からのベル。|:!|
spell スペルの提案でエラーが起こった。
wildmode |cmdline-completion| でより多くの一致が利用可能。
('wildmode' の設定に依存する)
これは挿入モードでベルを鳴らさなければならない場合に微調整するのに最も
有用である。ノーマルモードおよびexコマンドについては、ベルは多くの場合
エラーが発生したことを示すために鳴らされる。これは、"error" を追加する
ことで消すことができる。
*'binary'* *'bin'* *'nobinary'* *'nobin'*
'binary' 'bin' 切替 (既定ではオフ)
バッファについてローカル
{Vi にはない}
バイナリファイルを編集する前には、このオプションをオンにすべきである。
Vimの起動時に引数 |-b| を使ってもよい。オンのときは、いくつかのオプショ
ンの設定が変わる。
'textwidth' は 0 になる
'wrapmargin' は 0 になる
'modeline' は オフ になる
'expandtab' は オフ になる
またオプション 'fileformat' と 'fileformats' は無視され、読み込みと書
き込みは 'fileformat' が "unix" のときのようになる (1個の <NL> が改行
になる)。
さらにオプション 'fileencoding' と 'fileencodings' も無視され、ファイ
ルは変換なしに読み込まれるようになる。
NOTE: オプション 'bin' がオンのときに新しくファイルを読み込むと、
autocommand によって設定が再び変えられ (例えば 'textwidth')、編集時に
問題を起こす ことがあるので注意。ファイルを読み込んだ後に再び 'bin' を
オンにするとよい。
変更されるオプションの値は記憶されているので、オプション 'bin' がオフ
に戻るとそれらの値も復元される。それらの値はバッファごと独自に記憶され
る。
引数|++bin|を使うと、'binary' をオンにしてファイルを開くことができる。
これを使うと ":set bin" としなくてすむ。":set bin" は編集する全てのバッ
ファに対して効果を持つ。
'bin' がオンならば、ファイルを書き込むときに最終行に <EOL> が付け加え
られるのは、元のファイルにすでに <EOL> があるときだけである (普通は、
最終行に <EOL> がないならVimはそれを付け加える。こうするとその分ファイ
ルが長くなる)。オプション 'endofline' を参照。
*'bioskey'* *'biosk'* *'nobioskey'* *'nobiosk'*
'bioskey' 'biosk' 切替 (既定ではオン)
グローバル
{Vi にはなく、MS-DOS版のみ}
これはMS-DOSのためのものであったが、もうサポートされていない。
*'bomb'* *'nobomb'*
'bomb' 切替 (既定ではオフ)
バッファについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが |+multi_byte| 機能付きでコンパイルされたときの
み有効}
ファイルを書き込むときに以下の条件が満たされれば、BOM (Byte Order Mark
{訳注: バイト順マーク。Unicodeを適切に扱うために使われるマーク}) がファ
イル先頭に付けられる。
- このオプションがオンである
- 'binary' がオフである
- 'fileencoding' が "utf-8", "ucs-2" または "ucs-4" である (リトルエン
ディアンとビッグエンディアンの違いは無視)
アプリケーションの中には、ファイルのエンコーディングを認識するために
BOM を使うものがある。MS-Windows で UCS-2 ファイルのためによく使われる。
しかし、アプリケーションによってはこれが問題になることもある。例えば
"cat file1 file2" とすると、file2の BOM がファイル途中に現れてしまう。
gcc は BOM を受け付けない。
ファイルを読み込むときに 'fileencodings' が "ucs-bom" で始まるならば、
BOM が存在するかどうかが調べられ、その結果に従って 'bomb' が設定される。
'binary' がオンでなければ BOM は編集時には取り除かれ、ユーザーの目には
触れない。'bomb' をオフにしたり 'binary' をオンにしたり
'fileencodings' を変えなければ、ファイルの書き込み時に再び BOM が復元
される。
*'breakat'* *'brk'*
'breakat' 'brk' 文字列 (既定では " ^I!@*-+;:,./?")
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+linebreak| 機能付きでコンパイルされたときの
み有効}
オプション 'linebreak' がオンのとき、どの文字のところで行が折り返され
て表示されるかを、このオプションで指定する。これが機能するのはASCIIと
8bit文字('encoding' が8bitエンコーディングのとき)だけである。
*'breakindent'* *'bri'* *'nobreakindent'* *'nobri'*
'breakindent' 'bri' 切替 (既定ではオフ)
ウィンドウについてローカル
{Vi にはない}
{Vim が |+linebreak| 機能付きでコンパイルされたときの
み有効}
折り返された行を同じインデントで表示する (行の先頭にある空白の量と同じ
だけインデントされる)。つまりテキストブロックの水平位置が保持される。
NOTE: このオプションは、'compatible' がオンになるとオフになるので注意。
*'breakindentopt'* *'briopt'*
'breakindentopt' 'briopt' 文字列 (既定では空)
ウィンドウについてローカル
{Vi にはない}
{Vim が |+linebreak| 機能付きでコンパイルされたときの
み有効}
'breakindent' の設定。次の項目を設定できる。それぞれの項目はコンマで区
切る:
min:{n} テキストの最小幅。'breakindent' が適用されたとき
にテキストがその幅よりも狭くならないようにする。こ
れは、ウィンドウの右端近くまでインデントされたテキ
ストが折り返されたときにたくさんの行に渡って表示さ
れるのを防ぐ。
shift:{n} 'breakindent' が適用されたときに、折り返された最初
の行を指定した量だけずらす。動的なフランス式の段落
インデント (負の値) や行の継続を強調 (正の値) した
りできる。
sbr 追加インデントの前に 'showbreak' を表示する。
初期設定は、min が 20、shift が 0 である。
*'browsedir'* *'bsdir'*
'browsedir' 'bsdir' 文字列 (既定では "last")
グローバル
{Vi にはなく、Motif, Athena, Mac, Win32のGUI版のみ}
ファイルブラウザーの開始時、どのディレクトリを開くかを指定する。
last 前回にファイルブラウザーでファイルを開く・または保存し
たディレクトリ
buffer バッファで開いているファイルのディレクトリ
current カレントディレクトリ
{path} {path} で指定されたディレクトリ
*'bufhidden'* *'bh'*
'bufhidden' 'bh' 文字列 (既定では "")
バッファについてローカル
{Vi にはない}
バッファがウィンドウ内に表示されなくなったときの動作を指定する。
<empty> グローバルオプション 'hidden' に従う
hide バッファを隠す (解放しない)。'hidden' がオフでもそうす
る。
unload バッファを解放する。'hidden' がオフのときも、コマンド
|:hide| を使ったときもそうする。
delete バッファをバッファリストから削除する。'hidden' がオン
のときも、|:hide| を使ったときも、|:bdelete| を使った
ときのように、リストから削除する。
wipe バッファをバッファリストから完全に削除(wipe out)する。
'hidden' がオンのときも、|:hide| を使ったときも、
|:bwipeout| を使ったときのように、リストから削除する。
注意: "unload", "delete", "wipe" を設定すると、バッファの変更は警告無
しに失われる。また、これらの値はバッファを一時的に切り替えるような自動
コマンドを壊す可能性がある。
このオプションは 'buftype' や 'swapfile' と共に使われ、特殊な用途のバッ
ファを指定する。|special-buffers| を参照。
*'buflisted'* *'bl'* *'nobuflisted'* *'nobl'* *E85*
'buflisted' 'bl' 切替 (既定ではオン)
バッファについてローカル
{Vi にはない}
オンのときは、バッファはバッファリストに表示される。オフのときは、その
バッファはコマンド ":bnext" や ":ls" およびバッファメニュー等の対象に
ならない。
ファイル名やマークを思い出したりするためだけのバッファでは、このオプショ
ンはオフになる。バッファの編集を始めたときは、このオプションはオンにな
る。しかし ":buffer" でバッファに移動したときはオンにはならない。
*'buftype'* *'bt'* *E382*
'buftype' 'bt' 文字列 (既定では "")
バッファについてローカル
{Vi にはない}
このオプションはバッファの種類を指定する。
<empty> 普通のバッファ
nofile ファイルと関連がなく、書き込まれる予定のないバッファ
nowrite 書き込まれる予定のないバッファ
acwrite いつも自動コマンドBufWriteCmdで書き込まれる予定のバッ
ファ。
quickfix エラーリスト/ロケーションリスト用の quickfix バッファ
(|:cwindow|, |:lwindow|を参照)
help ヘルプバッファ (ユーザーが手動でこれに設定することはな
いはずである)
terminal |terminal| のためのバッファ (ユーザーが手動でこれを設
定することはないはずである)
prompt プラグインに使われることを意図した、最後の行だけを編集
できるバッファ、|prompt-buffer| を参照。
{|+channel| 機能付きでコンパイルされたときのみ有効}
このオプションはオプション 'bufhidden' や 'swapfile' と共に使われ、特
殊な用途のバッファを指定する。|special-buffers| を参照。
このオプションの変更には十分注意すること。多くの副作用が起こるかもしれ
ない!
"quickfix" バッファはエラーリストとロケーションリストにのみ使われる。
この値はコマンド|:cwindow| と|:lwindow|で設定され、ユーザーが変更するこ
とはないはずである。
"nofile" バッファと "nowrite" バッファは似ている。
両方とも、 バッファの内容はファイルに書き込まれない。":w" が使え
ない (":w 新ファイル名" は使える)。
両方とも、 バッファの内容が変更された 'modified' と認識されること
がない。Vimの終了時等、変更点が失われるときでも警告が
現れない。
両方とも、 スワップファイルはメモリを大量に消費したときのみ作られ
る ('swapfile' がオフだと、スワップファイルは作られな
い)。
nofile だけは、 バッファ名は固定され、ファイル名のようには扱われない。
|:cd| の結果としてバッファ名が変わることはない。
両方とも、 ":e bufname" を使い、すでに "bufname" を編集していたと
き、バッファは空になり|:edit|用の自動コマンドは通常通り
起動される。
*E676*
"acwrite" は "nofile" と同様にバッファ名がファイルと関係していないこと
を意味するが、"nofile" と違って保存される。すなわち、"nofile" と
"nowrite" とは違って ":w" ができ、変更されたバッファを保存せずに破棄す
ることはできない。これを保存するには、マッチする自動コマンド
|BufWriteCmd|, |FileWriteCmd|, |FileAppendCmd|がなければならない。
*'casemap'* *'cmp'*
'casemap' 'cmp' 文字列 (既定では "internal,keepascii")
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが|+multi_byte|機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
大文字・小文字の変更について詳細を指定する。このオプションはコンマ区切
りで以下の単語を含む:
internal 内部の大文字・小文字対応関数を使う。現在のロケールに
よって対応が変更されない。これは 'encoding' がUnicode
エンコーディング, "latin1", "iso-8859-15" のときのみ問
題になる。"internal" が除かれるとシステムライブラリ関
数towupper()とtowlower()が利用可能ならば使われる。
keepascii ASCII文字(0x00から0x7f)についてはUS大文字小文字対応を
使う。現在のロケールは効果を持たない。
これはおそらくトルコ語でだけ問題になる。
*'cdpath'* *'cd'* *E344* *E346*
'cdpath' 'cd' 文字列 (既定では環境変数 $CDPATH または ",,")
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+file_in_path| 機能付きでコンパイルされたとき
のみ有効}
コマンド |:cd| や |:lcd| を使ったときに検索されるディレクトリのリスト。
ただし検索されるディレクトリが "/", "./" や "../" で始まるときはこのオ
プションは使われない。
オプション 'cdpath' には、'path' と同様の指定方法を使う。
|file-searching| も参照。
既定値は環境変数 $CDPATH から取り込まれるが、カレントディレクトリを最
初に探すために "," が先頭に挿入される。
$CDPATH から取り込まれたものが望ましくないときは、値を上書きするために、
次のコマンドを適当に修正し、ユーザーのファイル vimrc に加えること。 >
:let &cdpath = ',' . substitute(substitute($CDPATH, '[, ]', '\\\0', 'g'), ':', ',', 'g')
< 安全上の理由から、このオプションをモードライン|modeline|やサンドボック
ス|sandbox|の中で設定することはできない。('cdpath' の値の一部は、
ファイル名を展開するためにシェルに渡すことができる)。
*'cedit'*
'cedit' 文字列 (Viの既定値: "", Vimの既定値: CTRL-F)
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+vertsplit| 機能付きでコンパイルされたときの
み有効}
コマンドラインモードで、コマンドラインウィンドウを開くために使われる
キー。オプション 'compatible' がオフならば、既定では CTRL-F である。
non-printable なキー {訳注: 文書先頭を参照} しか指定できない。キーは単
一の文字として設定することもできるが、それでは入力しにくい。<> を使っ
た表記を推奨する。例: >
:exe "set cedit=\<C-Y>"
:exe "set cedit=\<Esc>"
< |Nvi| にもこのオプションがあるが、最初の1文字だけが使用される。
|cmdwin| を参照。
NOTE: このオプションは 'compatible' がオフになるとVimの既定値に設定さ
れるので注意。
*'charconvert'* *'ccv'* *E202* *E214* *E513*
'charconvert' 'ccv' 文字列 (既定では "")
グローバル
{Vimが |+multi_byte| 機能および |+eval| 機能付きでコ
ンパイルされたときのみ有効}
{Vi にはない}
文字エンコーディングの変換に使われる expression を定める。これは読み込
まれようとしているファイルや書き込みをしたファイルのエンコーディングが、
望むものと違うときに評価される。
オプション 'charconvert' の値は、内部関数 iconv() がサポートされ、それ
による変換が可能ならば使われることはない。ずっと高速なため、iconv() の
使用を推奨する。
'charconvert' は標準入力 (stdin |--|) から読み込むときには使われない。
なぜなら変換元のファイルが存在しないからだ。まずテキストの内容をファイ
ルに保存しなければいけない。
使われる expression は、変換成功時には空文字列または0、失敗時には非0を
返さなければならない。
expression が遭遇する可能性のあるエンコーディング名は、'encoding' に加
えて 'fileencodings', 'fileencoding' で使われているものに限られる。
"latin1", "unicode", "ucs-2", "ucs-4", "utf-8" の間の変換はVimの内部で
行われ、'charconvert' は使われない。'viminfo' の中にフラグ 'c' が含ま
れるならば、'charconvert' はファイル viminfo の変換にも使われる。また
Unicode の変換にも使われる。
例: >
set charconvert=CharConvert()
fun CharConvert()
system("recode "
\ . v:charconvert_from . ".." . v:charconvert_to
\ . " <" . v:fname_in . " >" v:fname_out)
return v:shell_error
endfun
< 関連するVimの変数は以下の通り。
v:charconvert_from 現在のエンコーディング名
v:charconvert_to 希望するエンコーディング名
v:fname_in 入力ファイル名
v:fname_out 出力ファイル名
Note 変数 v:fname_in と v:fname_out とは、決して同じになってはいけない
ので注意。
Note v:charconvert_from と v:charconvert_to の値は 'encoding' と異なる
かもしれないので注意。Vim内部では UCS-2 または UCS-4 の代わりには
UTF-8 を使っている。
Vim は 'charconvert' を用いたエンコーディング変換では暗号化をしない。
変換後に暗号化をしたいなら、'charconvert' にそうさせる必要がある。
安全上の理由から、このオプションをモードライン|modeline|やサンドボック
ス|sandbox|の中で設定することはできない。
*'cindent'* *'cin'* *'nocindent'* *'nocin'*
'cindent' 'cin' 切替 (既定ではオフ)
バッファについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが |+cindent| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
Cプログラムファイルの自動インデントを行う。挿入モードで再インデントを
引き起こす文字列を指定するにはオプション 'cinkeys' を、好みのインデン
トスタイルを設定するには 'cinoptions' を参照。
'indentexpr' の値が空でないなら、それは 'cindent' の設定を上書きする。
'lisp' がオフで、'indentexpr' と 'equalprg' の両方の値が空なら、"=" に
よるインデントはこのアルゴリズムを使い、外部プログラムを使わない。
|C-indenting| を参照。
'cindent' の動作が気に入らないならば、'smartindent' か 'indentexpr' を
試してみること。
このオプションは 'paste' がオンのときには使われない。
NOTE: このオプションは 'compatible' がオンになるとオフになるので注意。
*'cinkeys'* *'cink'*
'cinkeys' 'cink' 文字列 (既定では "0{,0},0),:,0#,!^F,o,O,e")
バッファについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが |+cindent| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
挿入モードで入力されたときに、現在行の再インデントを引き起こす文字のリ
スト。オプション 'cindent' がオンで、かつ 'indentexpr' が空の時のみ使
われる。
このオプションの設定方法については |cinkeys-format| を参照。
また |C-indenting| を参照。
*'cinoptions'* *'cino'*
'cinoptions' 'cino' 文字列 (既定では "")
バッファについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが |+cindent| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
このオプションは、'cindent' でのC言語ソース内の行の再インデント方法に
影響を与える。このオプションの値については |cinoptions-values| を、一
般的なC言語ソースのインデントの情報については |C-indenting| を参照。
*'cinwords'* *'cinw'*
'cinwords' 'cinw' 文字列 (既定では "if,else,while,do,for,switch")
バッファについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが |+cindent| 機能と |+smartindent| 機能(両方)付
きでコンパイルされたときのみ有効}
オプション 'smartindent' か 'cindent' がオンのとき、ここに指定したキー
ワードの次の行は、さらにインデントされる。'cindent' がオンのときには、
適切な場所 ({} の内側) でのみ機能する。
NOTE 'ignorecase' は 'cinwords' の値には適用されないので注意。大文字か
小文字かを区別したくないなら、値に両方を指定すること。例: "if,If,IF"
*'clipboard'* *'cb'*
'clipboard' 'cb' 文字列 (既定値はX-windowsでは
"autoselect,exclude:cons\|linux"
それ以外では "")
グローバル
{Vi にはない}
{VimのGUIバージョンか |+xterm_clipboard| 機能付きでコ
ンパイルされたもののみ有効}
コンマ区切りのキーワードのリストを指定する。
認識されるのは、以下のキーワードである。
*clipboard-unnamed*
unnamed これが含まれると、コピー、削除、変更、ペーストなどの操
作で、普通なら無名レジスタが使われるところで、全てク
リップボードレジスタ '*' が使われるようになる。ただし
レジスタ名を明示的に指定した場合は、オプション
'clipboard' に "unnamed" が含まれているかいないかにか
かわらず、指定されたレジスタが使われる。またクリップ
ボードレジスタは、"* という記法を用いれば常にアクセス
できる。
|gui-clipboard| も参照。
*clipboard-unnamedplus*
unnamedplus "unnamed" と似ているがコピー、削除、変更、ペーストなど
の操作で、普通なら無名レジスタが使われるところで、ク
リップボードレジスタ '+' (|quoteplus|) が使われる。
"unnamed" も同時に指定した場合は、コピー操作 (削除、変
更、ペースト以外の操作) で、レジスタ '*' にもテキスト
がコピーされる。
|+X11| 機能が有効な場合のみ利用可能。
利用できるかどうかは次のコマンドで確認できる: >
if has('unnamedplus')
<
*clipboard-autoselect*
autoselect 'guioptions' のフラグ 'a' のように働く: これが含まれる
と、ビジュアルモードが開始されるたび、または ビジュア
ル選択範囲が変更されるたびに、Vimはウィンドウシステム
のグローバルなクリップボードのオーナーになろうとする
か、選択されたテキストをクリップボード用レジスタ "* を
使ってクリップボードにコピーしようとする。詳細は
|'go-a'| と |quotestar| を参照。GUI機能が有効のときは
'guioptions' のフラグ 'a' が使用され、無効のときはこ
の "autoselect" フラグが使用される。
また、モードレスなセレクションにも適用される。
*clipboard-autoselectplus*
autoselectplus "autoselect" と似ているが、* レジスタの代わりに + レジ
スタが使われる。'guioptions' の 'P' フラグと比較してみ
ること。
*clipboard-autoselectml*
autoselectml "autoselect" と似ているが、モードレスセレクションのみ
に適用される。'guioptions' のフラグ 'A' と比較してみる
こと。
*clipboard-html*
html クリップボードの内容が HTML であるとき、貼り付け時に使
われる。テキストをクリップボードにコピーするとき、
HTML としてマークアップする。Firefox で描画された HTML
をコピーして Vim で HTML ソースとして貼り付けるとき
や、Vim で HTML を選択して Firefox のリッチエディット
ボックスに貼り付けるときに使われる。
これを一時的にのみ使いたい場合は BufEnter 自動コマンド
を使うといいかもしれない。
GTK 2 以降のみ対応している。
|+multi_byte| 機能が有効なときのみ利用可能。
*clipboard-exclude*
exclude:{pattern}
ターミナルの名前 'term' にマッチするパターンを定義す
る。パターンがマッチすると、Xサーバーとの通信がなされ
なくなる。
このオプションは以下の場合に便利である。
- Vimをコンソールで使用しているとき。
- アプリケーションを別のディスプレイで使うため、環境変
数 $DISPLAY が設定されているとき。
- コンソールではXサーバーと通信してほしくないが、ター
ミナルエミュレータ上では通信してほしいとき。
Xサーバーと全く通信しないようにするには、次のようにす
る。 >
exclude:.*
< これは引数 |-X| を使用したのと同じ効果を持つ。
Note Xサーバーと通信していないとき、ウィンドウタイトル
は復元されず、クリップボードにはアクセスできない。
'magic' の値は無視され、{pattern} は 'magic' がオンの
ときのように解釈される。オプション 'clipboard' の値の
残りは {pattern} として認識されるので、"exclude" は最
後に指定しなければならない。
*'cmdheight'* *'ch'*
'cmdheight' 'ch' 数値 (既定では 1)
グローバル
{Vi にはない}
コマンドラインに使われる画面上の行数。|hit-enter| プロンプトの出現を避
けるのに役立つ。
各タブページが異なる値を持てるようにするために、このオプションの値はタ
ブページに保存される。
*'cmdwinheight'* *'cwh'*
'cmdwinheight' 'cwh' 数値 (既定では 7)
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+vertsplit| 機能付きでコンパイルされたときの
み有効}
コマンドラインウィンドウに使われる画面上の行数。|cmdwin| を参照。
*'colorcolumn'* *'cc'*
'colorcolumn' 'cc' 文字列 (既定では "")
ウィンドウについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが |+syntax| 機能付きでコンパイルされたときのみ有
効}
'colorcolumn' はスクリーンの列をコンマ区切りで指定する。指定された列は
ColorColumn (|hl-ColorColumn|) で強調表示される。テキストを整列すると
きに便利である。スクリーンの表示は遅くなる。
列番号は絶対値で指定するか、番号に '+' か '-' を前置して 'textwidth'
からの相対値として指定する。 >
:set cc=+1 " 'textwidth' の後の列を強調表示する
:set cc=+1,+2,+3 " 'textwidth' の後の3列を強調表示する
:hi ColorColumn ctermbg=lightgrey guibg=lightgrey
<
'textwidth' がゼロのときは '-' と '+' で指定されたアイテムは使用されな
い。最大で 256 個の列を強調表示できる。
*'columns'* *'co'* *E594*
'columns' 'co' 数値 (既定では 80 またはターミナルの幅)
グローバル
{Vi にはない}
画面上の列幅を設定する。普通このオプションはターミナルの初期化の時点で
設定され、手動で設定する必要はない。|posix-screen-size|も参照。
VimがGUI内やサイズ変更可能なウィンドウ内で実行されているときは、このオ
プションを変更するとウィンドウサイズも変更される。GUIでだけこのサイズ
を使用したい場合は、このコマンドを|gvimrc|に書くこと。
ユーザーがこのオプションを変更したのに、Vimがディスプレイの列幅の物理
的な値を変更できなかったら、ディスプレイ表示がめちゃめちゃになるおそれ
がある。GUIでは常にその可能性があるので、Vimは桁数を画面に収まる値に制
限している。可能なウィンドウ幅の最大値を取得するには、次のコマンドを使
う: >
:set columns=9999
< 最小値は12、最大値は10000。
{訳注: オプション 'lines' も参照}
*'comments'* *'com'* *E524* *E525*
'comments' 'com' 文字列 (既定では
"s1:/*,mb:*,ex:*/,://,b:#,:%,:XCOMM,n:>,fb:-")
バッファについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが |+comments| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
コメント行の始まりとなる文字列の、コンマ区切りのリスト。
|format-comments| を参照。'\' を使って値にスペースを含める方法について
は、|option-backslash| を参照。
*'commentstring'* *'cms'* *E537*
'commentstring' 'cms' 文字列 (既定では "/*%s*/")
バッファについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが |+folding| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
コメント用のテンプレート (雛形)。値の中の "%s" はコメントの内容と置き
換えられる。現在のところ、折り畳み用のマーカーを追加するためにのみ使用
されている。|fold-marker| を参照。
*'compatible'* *'cp'* *'nocompatible'* *'nocp'*
'compatible' 'cp' 切替 (既定では オン、ファイル|vimrc|または |gvimrc|
が発見されたらオフ、|defaults.vim| 内でリセット)
グローバル
{Vi にはない}
VimをなるべくVi互換にするか、便利な機能を使えるようにするかを決定する。
これは、特別な種類のオプションである。このオプションの値が変更される
と、それに伴って他のオプションも変更されるからだ。
NOTE: このオプションを変更すると、予期しない効果が数多く現れる。キー
マップの解釈は変わり、アンドゥも違った方法で行われる、等々。このオプ
ションをファイル vimrc 内で設定するなら、一番先頭に置くこと。
既定ではオンなので、その他のオプションにはViの既定値が使われる。この既
定値は、VimをViと全く同じように使うことを望み、オプション 'compatible'
について知りもしない、または知りたいとさえ思わない人たちのためのもので
ある。
Vimが立ち上がる間にファイル |vimrc| または |gvimrc| が見つかると、この
オプションはオフにされ、その他のオプションで変更されていないものは、
みなVimの既定値に設定される。要するに、Vimはファイル |vimrc| または
|gvimrc| が存在するならVimの既定値を、存在しないならViの既定値を使うの
だ (Note: システム全体用のvimrcやgvimrc、あるいは引数 |-u| で指定され
るファイルは関係ないことに注意)。|compatible-default| と
|posix-compliance| も参照。
このオプションは引数 "-C" でオンに、引数 "-N" でオフにできる。 |-C| と
|-N| を参照。
Viとの互換性をより細かく調整するには 'cpoptions' を参照すること。
このオプションがオンにされると、Vimができる限りVi互換となるように数多
くの他のオプションが設定される。このオプションがオフにされると、Vimが
より使いやすくなるように多くのオプションが設定される。下の表は影響を受
けるすべてのオプションを示す。
{?}列は、いつそのオプションが影響を受けるかを示す:
+ 'compatible' がオンになったときに、{設定値}に示した値が設定されるこ
とを意味する。
& 'compatible' がオンになったときに、{設定値}に示した値が設定され、か
つ、'compatible' がオフになったときにVimの既定値に設定されることを
意味する。
- 'compatible' がオンになったときには値は変更されないが、'compatible'
がオフになったときにはVimの既定値に設定されることを意味する。
{効果}列は、'compatible' がオンになったときの変更をまとめてある。
オプション + 設定値 効果 ~
'allowrevins' + オフ コマンド CTRL-_ なし
'antialias' + オフ アンチエイリアスフォントを使用しない
'arabic' + オフ アラビア語関連オプションをリセット
'arabicshape' + オン 文字表示補正を行う
'backspace' + "" 普通のバックスペース
'backup' + オフ バックアップファイルなし
'backupcopy' & Unix: "yes" バックアップファイルがコピーになる
他: "auto" バップアップはコピーまたはリネーム
'balloonexpr' + "" バルーンに表示するテキストの式
'breakindent' + オフ 折り返した行をインデントしない
'cedit' - {変更なし} {'cp' リセット時にVimの既定値に設定}
'cindent' + オフ C言語ファイルにインデントなし
'compatible' - {変更なし} {'cp' リセット時にVimの既定値に設定}
'copyindent' + オフ インデント構造をコピーしない
'cpoptions' & (全フラグ) Vi互換のフラグ
'cscopepathcomp'+ 0 タグ一覧にディレクトリを表示しない
'cscoperelative'+ オフ 保存されているディレクトリをプリフィッ
クスとして使用しない
'cscopetag' + オフ ":tag" に cscope を使わない
'cscopetagorder'+ 0 |cscopetagorder| を参照
'cscopeverbose' + オフ |cscopeverbose| を参照
'delcombine' + オフ unicode: すべての合成文字を削除
'digraph' + オフ ダイグラフなし
'esckeys' & オフ 挿入モードで <Esc> で始まるキーなし
'expandtab' + オフ タブはスペースに展開されない
'fileformats' & "" 自動ファイルタイプ決定なし
"dos,unix" (ただし DOS, Windows と OS/2 以外で)
'formatexpr' + "" 'formatprg' を自動整形に使う
'formatoptions' & "vt" Vi互換の文書整形
'gdefault' + オフ ":s" でフラグの既定値に 'g' なし
'history' & 0 コマンドラインの履歴なし
'hkmap' + オフ ヘブライ語用キーボードマップなし
'hkmapp' + オフ phoneticヘブライ語用キーボードマップなし
'hlsearch' + オフ 検索でマッチした文字列に強調なし
'incsearch' + オフ インクリメンタルサーチなし
'indentexpr' + "" expression によるインデントなし
'insertmode' + オフ 挿入モードでの開始なし
'iskeyword' & "@,48-57,_" キーワードはアルファベットと数字と '_'
'joinspaces' + オン ピリオドの後ろには空白を2個挿入
'modeline' & オフ モードラインなし
'more' & オフ リスト表示が止まらない
'mzquantum' - {変更なし} {'cp' リセット時にVimの既定値に設定}
'numberwidth' & 8 行番号用の最小桁数
'preserveindent'+ オフ インデント変更時に現在のインデント構造
を保持しない
'revins' + オフ 右から左の挿入なし
'ruler' + オフ ルーラーなし
'scrolljump' + 1 ジャンプスクロールなし
'scrolloff' + 0 スクロールにオフセットなし
'shelltemp' - {変更なし} {'cp' リセット時にVimの既定値に設定}
'shiftround' + オフ インデントは shiftwidth の整数倍でない
'shortmess' & "" メッセージの短縮なし
'showcmd' & オフ コマンドの文字は表示されない
'showmode' & オフ 現在のモードは表示されない
'sidescrolloff' + 0 スクロール時、カーソルは画面端に移動
'smartcase' + オフ 大文字小文字の無視は自動にならない
'smartindent' + オフ 高度なインデントなし
'smarttab' + オフ 高度なタブ挿入なし
'softtabstop' + 0 タブは常に 'tabstop' を基準
'startofline' + オン いくつかのコマンドで行頭に移動する
'tagcase' & "followic" タグファイル検索時 'ignorecase' に従う
'tagrelative' & オフ タグファイル名は相対的でない
'termguicolors' + オフ highlight-(guifg|guibg) を使用しない
'textauto' & オフ 自動改行コード決定なし
'textwidth' + 0 自動行分割なし
'tildeop' + オフ チルダはオペレータではない
'ttimeout' + オフ ターミナルの時間切れなし
'undofile' + オフ アンドゥファイルを使用しない
'viminfo' - {変更なし} {'cp' リセット時にVimの既定値に設定}
'virtualedit' + "" カーソルは文字の上にのみ置ける
'whichwrap' & "" 左から右への移動は行を超えない
'wildchar' & CTRL-E 現在の値が <Tab> のときのみ、コマンド
ライン補完に CTRL-E を使う
'writebackup' + オンかオフ |+writebackup| 機能に依る
*'complete'* *'cpt'* *E535*
'complete' 'cpt' 文字列 (既定では: ".,w,b,u,t,i")
バッファについてローカル
{Vi にはない}
コマンド CTRL-P や CTRL-N によるキーワード補完 |ins-completion| の動作
を指定する。このオプションは行全体の補完 |i_CTRL-X_CTRL-L| にも適用さ
れる。このオプションは補完の方法と、キーワード検索の対象となる場所を示
す、コンマ区切りのフラグのリストである。
. カレントバッファから検索 ('wrapscan' の値は無視)
w 別のウィンドウ内のバッファから検索
b バッファリスト内の、現在読み込まれている別のバッファから検索
u バッファリスト内の、現在読み込まれていない別のバッファから検索
U バッファリストにないバッファから検索
k 'dictionary' で指定されたファイルから検索
kspell 現在有効化されているスペルチェックを使う |spell|
k{dict} {dict} で与えられたファイルから検索。"k" を複数指定してもよい。
ファイル名はパターンでも指定できる。例: >
:set cpt=k/usr/dict/*,k~/spanish
< s 'thesaurus' で指定されたファイルから検索
s{tsr} {tsr} で与えられたファイルから検索。"s" を複数指定してもよい。
ファイル名はパターンでも指定できる。
i カレントファイルとインクルードされるファイルから検索
d カレントファイルとインクルードされるファイルから、定義された名
前またはマクロを検索 |i_CTRL-X_CTRL-D|
] タグ補完
t "]" と同じ
読み込まれていないバッファでは、何しろ読み込まれていないのだから、
|:autocmd| は実行されていない。そのため、ある種のファイルからは思いも
しないキーワードを補完してしまうことがある (gzip圧縮されたファイルな
ど)。読み込まれていないバッファは、行全体の補完には使われない。
既定では ".,w,b,u,t,i" となっていて、これは検索対象を次のように指定し
ている。
1. カレントバッファ
2. 別のウィンドウ内のバッファ
3. 他の読み込まれたバッファ
4. バッファリスト内の読み込まれていないバッファ
5. タグ
6. インクルードされるファイル
CTRL-N と CTRL-P は 'iskeyword' を利用した全てのファイル名展開で使用で
きる (つまり辞書 |i_CTRL-X_CTRL-K|、インクルードされるパターン
|i_CTRL-X_CTRL-I|、タグ |i_CTRL-X_CTRL-]| および通常の展開)。
*'completefunc'* *'cfu'*
'completefunc' 'cfu' 文字列 (既定では空)
バッファについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが |+eval| と |+insert_expand| 機能付きでコンパイ
ルされたときのみ有効}
このオプションは入力モードのCTRL-X CTRL-U |i_CTRL-X_CTRL-U|での補完に
使われる関数を指定する。
その関数がどのように起動され、何を返すべきかについての説明は
|complete-functions|を参照。
安全上の理由から、このオプションをモードライン|modeline|やサンドボック
ス|sandbox|の中で設定することはできない。
*'completeopt'* *'cot'*
'completeopt' 'cot' 文字列 (既定では "menu,preview")
グローバル
{Vimが|+insert_expand|機能付きでコンパイルされたとき
のみ有効}
{Vi にはない}
入力モードでの補完|ins-completion|についてのオプションのコンマ区切りの
リスト。サポートされている値は次の通り:
menu ポップアップメニューで補完候補を表示する。ポップアップメ
ニューは、候補が2個以上あり、十分な数の色が使用できるとき
だけ表示される。|ins-completion-menu|を参照。
menuone 候補が1つしかないときもポップアップメニューを使う。候補に
ついて付加的な情報があるときに便利である。例えば、それがど
のファイルに含まれているかなど。
longest 候補の文字列の最長の共通部分だけを挿入する。メニューが表示
されているならばCTRL-Lでさらに文字を挿入することができる。
大文字・小文字が同一視されるかどうかは補完の種類による。
バッファのテキストについてはオプション 'ignorecase' が適用
される。
preview 現在選択されている候補についての付加的な情報をプレビュー
ウィンドウに表示する。"menu" または "menuone" と組み合わせ
たときのみ有効。
noinsert いかなるマッチしたテキストも、ユーザーがメニューから選択し
ない限り挿入しない。"menu" か "menuone" と組み合わせたとき
にだけ機能する。"longest" が指定された場合には、なんの影響
も発生しない。
noselect メニューからマッチを {訳注:自動では} 選択せず、ユーザーに
自分で選ぶことを強制する。"menu" か "menuone" と組み合わせ
たときにだけ機能する。
*'concealcursor'* *'cocu'*
'concealcursor' 'cocu' 文字列 (既定では: "")
ウィンドウについてローカル
{Vi にはない}
{Vim が |+conceal| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
カーソル行のテキストを Conceal 表示するモードを設定する。現在のモード
がこのオプション値に含まれているなら他の行と同様に Conceal 表示され
る。
n ノーマルモード
v ビジュアルモード
i 挿入モード
c コマンドライン編集 ('incsearch' 用)
'v' はカーソル行だけでなくビジュアル選択された行全体に適用される。
便利な値は "nc" である。これはヘルプファイルで使われている。移動してい
るときはテキストは Conceal 表示されるが、テキストを入力したりビジュア
ル選択したりするときは実際のテキストが表示されるので、自分の操作を視覚
できる。
カーソルの位置は実際の表示とは異なる場合があるので注意すること。
例えば縦に移動することで列が変わることがある。
*'conceallevel'* *'cole'*
'conceallevel' 'cole' 数値 (既定では 0)
ウィンドウについてローカル
{Vi にはない}
{Vim が |+conceal| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
"conceal" 構文属性 (|:syn-conceal|) のテキストをどのように表示するかを
設定する:
値 効果 ~
0 テキストは通常通り表示される
1 各ブロックの Conceal されたテキストは一つの文字に置換
される。構文アイテムに代理文字 (|:syn-cchar| 参照) が
指定されていないときは 'listchars' の設定が使われる
(初期設定はスペース)。
文字は "Conceal" 強調グループを使って強調表示される。
2 Conceal されたテキストは構文アイテムに指定された代理文
字 (|:syn-cchar|) として表示される。それが指定されて
いないときは完全に非表示になる。
3 Conceal されたテキストは完全に非表示になる。
Note: テキストの編集やコピーの操作を妨げないようにするため、カーソル行
の Conceal テキストは非表示にならない。これは 'concealcursor' オプショ
ンで変更できる。
*'confirm'* *'cf'* *'noconfirm'* *'nocf'*
'confirm' 'cf' 切替 (既定ではオフ)
グローバル
{Vi にはない}
オプション 'confirm' がオンならば、バッファへの変更を保存していないと
実行に失敗する操作 (例えばコマンド ":q" と ":e") の際、ダイアログ
|dialog| を開いてファイルを保存するかどうか尋ねる。これがオンになって
いても、意図的に変更を廃棄したいなら ! を使える。
'confirm' がオフでも、コマンド |:confirm| で個別に確認を求めることがで
きる (これはキーマッピングで使うととても便利である)。
関数 |confirm()| と 'guioptions' のフラグ 'v' も参照。
*'conskey'* *'consk'* *'noconskey'* *'noconsk'*
'conskey' 'consk' 切替 (既定ではオフ)
グローバル
{Vi にはない} {VimのMS-DOS版のみ}
これはMS-DOSのためのものであったが、もうサポートされていない。
*'copyindent'* *'ci'* *'nocopyindent'* *'noci'*
'copyindent' 'ci' 切替 (既定ではオフ)
バッファについてローカル
{Vi にはない}
新規行を自動インデントするとき、既存の行のインデント構造をコピーする。
普通、新しい行のインデントは |'expandtab'| が有効になっていないかぎり
(この場合は全てスペースになる)、まずタブが使われ、足りない部分がスペー
スで埋められる。このオプションを有効にすると、既存の行のインデントにど
んな文字が使われていようとそれを新規行にコピーする。'expandtab' はこれ
らの文字には影響せず、タブはタブのままになる。新規行のインデントが既存
の行よりも深いならば、その差の部分は通常の方法で埋められる。
NOTE: このオプションは、'compatible' がオンになるとオフになるので注意。
'preserveindent' も参照。
*'cpoptions'* *'cpo'* *cpo*
'cpoptions' 'cpo' 文字列 (Vimの既定値: "aABceFs", Viの既定値: 全フラグ)
グローバル
{Vi にはない}
1文字のフラグの列で設定する。フラグが設定されると、対応する動作がVi互
換になる。大部分、またはある程度のVi互換が求められるときに使われる。
'cpoptions' は "compatible-options (互換オプション)" の意味である。
読みやすくするためにコンマを入れてもよい。
将来追加されるフラグによる問題を避けるため、コマンド ":set" では "+="
と "-=" を使うこと |add-option-flags|。
NOTE: このオプションは 'compatible' がオンになるとViの既定値に設定され、
'compatible' がオフになるとVimの既定値に設定されるので注意。
NOTE: Viの既定値が使われるようになっており、さらに環境変数$VIM_POSIXが
存在するとき、Vim起動時にこのオプションがPOSIXの既定値にセットされる
|posix|。これによってVimがPOSIX仕様に近い挙動をするようになる。
フラグ 動作 ~
*cpo-a*
a これが含まれると、":read" にファイル名の引数を与えたと
き、そのファイルをカレントウィンドウの代替ファイルに設
定する。
*cpo-A*
A これが含まれると、":write" にファイル名の引数を与えた
とき、そのファイルをカレントウィンドウの代替ファイルに
設定する。
*cpo-b*
b ":map" 内の "\|" がコマンドの終端と見なされるようにな
る。'\' はキーマッピングの一部に、'|' の次のテキストは
次のコマンドと見なされる。'|' をキーマッピングに含める
には、'\' でなく CTRL-V を使うこと。キーマッピングや略
語やメニューや autocmd コマンドの全てに適用される。
|map_bar| も参照。
*cpo-B*
B '\' が、":menu" のメニューから実行される部分やキーマッ
ピングや略語やユーザーコマンドにおいて、特別な意味を持
たなくなる。'\' をCTRL-V のように使いたいのならこのフ
ラグを取り除くこと。
例えば、":map X \<Esc>" で X がマップされるのは、
'B' が含まれたとき: "\^[" (^[ は本当の <Esc>)
'B' が除かれたとき: "<Esc>" (5個の文字)
(どちらの場合も '<' が除かれているとする)
*cpo-c*
c {訳注: 検索でマッチする文字列があった後} カーソル位置
のマッチの終わり(ただし次行の開始位置を越えない)から次
の検索を行う。このフラグが含まれないと、次の検索はカー
ソル位置の1文字後から始まる。'c' が含まれると、"/abab"
で検索したとき "abababababab" には3回しかマッチしない
が、'c' が含まれないと5回マッチする。
*cpo-C*
C ":source" で読み込まれたファイルのうち、'\' で始まる行
を連結しない。|line-continuation| を参照。
*cpo-d*
d 'tags' 内で "./" という記法を使ったとき、タグファイル
はカレントファイルのディレクトリでなく、カレントディレ
クトリから探す。
*cpo-D*
D |r|, |f| や |t| のような、文字を引数に取る ノーマル
モードコマンドの後で、CTRL-K によるダイグラフの入力が
できなくなる。
*cpo-e*
e ":@r" でレジスタの内容を {訳注: Exコマンドとして} 実行
するとき、レジスタが行全体を保存したものでないときでも、
常に最終行に <CR> を付け加える。このフラグが含まれない
ときは、レジスタの内容が行全体を保存したものでなく、か
つ <CR> で終わらないならば、実行すると最終行はコマンド
ラインに表示され、<CR> を打ち込むまでは編集できる。
*cpo-E*
E 空の範囲に "y", "d", "c", "g~", "gu", "gU" などのコマ
ンドを使うとエラーになる。オペレータは作用する対象が最
低でも1文字ないと使えない。例: これが含まれると、最初
の桁で "y0" を行うとエラーになる。
*cpo-f*
f これが含まれると、カレントバッファにファイル名がまだ設
定されていないなら、":read" にファイル名の引数を与えた
とき、そのファイル名をカレントバッファのファイル名に設
定する。
*cpo-F*
F これが含まれると、カレントバッファにファイル名がまだ設
定されていないなら、":write" にファイル名の引数を与え
たとき、そのファイル名をカレントバッファのファイル名に
設定する。|cpo-P|も参照。
*cpo-g*
g ":edit" を引数なしで使うと1行目に移動する。
*cpo-H*
H 空白のみを含む行の上で "I" を使ったとき、最後の空白の
前から挿入する。このフラグが含まれていないと、最後の空
白の後から挿入を開始する。
*cpo-i*
i これが含まれると、ファイルの読み込み中に中断が起きたと
き、ファイルは変更されたままになる。
*cpo-I*
I 'autoindent' によるインデントが挿入された直後にカーソ
ルを上下に移動したときインデントを削除しない。
*cpo-j*
j 行の連結時に追加する空白が、'.' の後のみ2個になり、'!'
や '?' の後は1個になる。'joinspaces' も参照。
*cpo-J*
J 文 |sentence| は '.', '!' または '?' の後に2個の空白を
伴わなければならない。<Tab> は空白とは見なされない。
*cpo-k*
k ":menu" で実行される部分や、キーマッピングや略語におい
て、直接入力されたキーコードを認識しない。例えば、
<Key> が ^[OA を送るなら (ここで ^[ は <Esc> )、
":map X ^[OA" で X がマップされるのは、
'k' が含まれたとき: "^[OA" (3個の文字)
'k' が除かれたとき: "<Key>" (1個のキーコード)
下の '<' も参照。
*cpo-K*
K キーマッピングの途中で、キーコードが完全に入力されるの
を待たない。<F1><F1> のマッピングは、2 番目の <F1> の
一部のみが読み込まれた場合、動作しなくなる。こうすると
<F1><Esc> と打ち込めばマッピングをキャンセルできる。
*cpo-l*
l 検索パターンの [] 範囲内で、'\' は文字通りに解釈され、
"\]", "\^", "\\" だけが特別な意味を持つ。|/[]| を参照。
'l' が含まれたとき:
"/[ \t]" がマッチするのは <Space>, '\' と 't'
'l' が除かれたとき:
"/[ \t]" がマッチするのは <Space> と <Tab>
|cpo-\|も参照。
*cpo-L*
L 'list' がオンのとき、'wrapmargin', 'textwidth',
'softtabstop' と仮想置換モード (|gR| を参照) で、<Tab>
の普通の数え方をせず、必ず 2 文字に数える。
*cpo-m*
m これが含まれると、対応する括弧の表示を0.5秒待つ。含ま
れていないと、対応する括弧の表示を0.5秒または次の文字
が打ち込まれるまで待つ。'showmatch' を参照。
*cpo-M*
M これが含まれていない場合、"%" での括弧の対応にバックス
ラッシュを考慮に入れる。すなわち "( \( )" や "\( ( \)"
で外側の括弧同士が対応するようになる。含まれている場
合、"%" はVi互換になり、バックスラッシュは無視される。
*cpo-n*
n これが含まれているときは折り返された行のテキストの表示
に 'number' と 'relativenumber' によって行番号表示され
ている列も使用される。
*cpo-o*
o 検索コマンドの行オフセットは、次回の検索には使われない。
*cpo-O*
O ファイルが上書きされたとき、編集を始めたときにはそのファ
イルが存在しなかった場合でも警告しない。これは別人に突
然作り出されたファイルに対する防御である。Viはこれに警
告を出さなかった。
*cpo-p*
p Vi互換のLisp用インデント。これが含まれないと、いくらか
良いアルゴリズムが使われる。
*cpo-P*
P これとフラグ 'F' が同時に含まれていると、コマンド
":write" で既存のファイルに追加するとき、カレントバッ
ファの名前がまだないならそのファイルの名前をカレント
バッファの名前にする。|cpo-F|
*cpo-q*
q 複数の行を連結するとき、2行を連結するときと同じ位置に
カーソルを置く。
*cpo-r*
r リドゥ (コマンド ".") で検索を繰り返すとき、実際には
"/" を使う。
*cpo-R*
R フィルタされた行のマークを除去する。このフラグが入って
いないと、|:keepmarks|を使ったときと同じようにフラグは
そのまま保たれる。
*cpo-s*
s バッファが初めてアクティブになる時点でバッファのオプショ
ンが設定される。これは Vim version 3.0 と同じ動作であ
る。そして既定ではこの動作を行う。これが含まれないと、
オプションはバッファが作られた時点で設定される。
*cpo-S*
S バッファのオプションを常にバッファに移動する時点で設定
する ('readonly', 'fileformat', 'filetype' と 'syntax'
以外)。これは (ほとんど) Vi互換の設定である。
オプションの値は元のカレントバッファでの値になる。ユー
ザーがオプションを変更し、その後で別のバッファに移ると、
その値はコピーされる。事実上、バッファオプションを全て
のバッファに対しグローバルにしている。
's' 'S' バッファのオプションをコピーするタイミング ~
オフ オフ バッファが作られた時点
オン オフ バッファが初めてアクティブになった時点 (既定)
なし オン バッファに移動するたび (Vi互換)
*cpo-t*
t タグコマンドの検索パターンが "n" による検索の繰り返し
にも使われる。これが含まれないと、検索パターンの履歴に
は加えられるが、最終検索パターンは変化しない。
*cpo-u*
u アンドゥがVi互換になる。|undo-two-ways| を参照。
*cpo-v*
v 挿入モードにおいて、バックスペースで消した文字を画面上
に表示したままにしておく。このフラグが入っていないと、
消された文字はすぐに画面から消える。このフラグが入って
いると、新しく入力された文字がバックスペースで消された
文字を上書きする。
*cpo-w*
w 空白の上で "cw" を使ったとき、1文字だけ変更して、次の
単語の始まりまでの空白は変更しない。
*cpo-W*
W 読み込み専用ファイルを上書きしない。これが含まれないと、
可能であれば ":w!" で読み込み専用ファイルも上書きでき
る。
*cpo-x*
x コマンドラインで <Esc> を打ち込むとコマンドを実行する。
Vimでの既定ではコマンドライン入力を中止して元のモード
に戻る。それは <Esc> は普通はコマンドの中止に使われる
からである。|c_<Esc>| を参照。
*cpo-X*
X "R" でカウントを指定したとき、置換されるテキストが一度
だけ削除される。カウントをつけた "." で "R" を繰り返し
たときも同じ。
*cpo-y*
y コピーコマンドを "." でリドゥできる。
*cpo-Z*
Z オプション 'readonly' がオンになっているのに "w!" をし
たとき 'readonly' をオフにしない。
*cpo-!*
! フィルタコマンドをリドゥするとき、何であってもとにかく
最後に実行された外部コマンドを使う。これが含まれないと、
最後に実行された「フィルタ」コマンドが使われる。
*cpo-$*
$ 1行に対して変更をするとき、行を再描画せず、代わりに変
更されたテキストの最後に '$' を表示する。変更されたテ
キストはユーザーが新しいテキストを入力したときに上書き
される。その行はユーザーがカーソルを挿入点から動かすコ
マンドを入力したときに再描画される。
*cpo-%*
% "%" でVi互換の対応検索が行われる。
"#if", "#endif" などを認識しない。
"/*" と "*/" も認識しない。
単引用符 ''' または二重引用符 '"' の内部の括弧も数えら
れる。すると括弧を含む文字列が対応を乱すことになる。例
えば、"if (strcmp("foo(", s))" などでは最初の括弧と最
後の括弧はマッチしない。これが含まれないと、単引用符ま
たは二重引用符の内部の括弧は特別な扱いを受ける。引用符
の外部の括弧の対応を調べるときは、引用符の内部は一切無
視される。引用符の内部の括弧の対応を調べるときは、対応
する括弧を探す (存在すれば)。これはC言語プログラムでは
とても良く機能する。
このフラグはCインデントなど他の機能にも使われる。
*cpo--*
- これが含まれていると最初の行や最後の行を越えるような上
下移動コマンドは失敗する。含まれているとカーソルが最初
の行または最後の行に移動する(既にカーソルがその行にな
いかぎり)。
コマンド "-", "k", CTRL-P, "+", "j", CTRL-N, CTRL-J,
":1234" に適用される。
{訳注: 2行目で3kしたとき、これが含まれているならカーソ
ルは移動しない。含まれていないなら1行目へ移動する}
*cpo-+*
+ これが含まれていると、":write file" をしたとき、まだそ
のバッファが対応するファイルと異なっていても、そのバッ
ファのフラグ 'modified' がオフになる。
*cpo-star*
* ":*" を ":@" と同じように扱う。これが含まれないと、
":*" は ":'<,'>" の別名となり、ビジュアルエリアを選択
する。
*cpo-<*
< ":menu" で実行される部分や、キーマッピングや略語におい
て、|<>| 記法による特殊キーの認識を行わない。例えば、
":map X <Tab>" で X がマップされるのは、
'<' が含まれたとき: "<Tab>" (5個の文字)
'<' が除かれたとき: "^I" (^I は本当の <Tab>)
上の 'k' も参照。
*cpo->*
> レジスタにテキスト追加するとき、そのテキストの前に改行
文字をつける。
*cpo-;*
; |,| や |;| で最後の |t| 検索を繰り返すとき、カーソルの
位置が検索文字の一つ手前であればカーソルを移動しない。
フラグが含まれていない場合は、カーソルはその文字を飛び
越えて次の場所にジャンプする。
次のものはPOSIXフラグである。起動時に$VIM_POSIXがセットされていない限
り、これらはViの既定値には含まれない。|posix|
フラグ 動作 ~
*cpo-#*
# "D", "o", "O" に対するカウントは効果がない。
*cpo-&*
& ":preserve" が使われたとき通常終了時にバッファはまだ読
み込まれているが、スワップファイルを保存する。このフラ
グはVimの終了時に判定される。
*cpo-\*
\ 検索パターンの範囲[]の中のバックスラッシュが文字どおり
に解釈される。"\]" だけがエスケープになる。|/[]|を参照。
'\' が含まれていると "/[ \-]" は<Space>, '\', '-' に
マッチする。'\' が含まれていないと "/[ \-]" は<Space>,
'-' にマッチする。
|cpo-l|も参照。
*cpo-/*
/ コマンド|:s|の置換後文字列に "%" を指定したとき、前回の
置換後文字列を使う。|:s%|を参照。
*cpo-{*
{ コマンド|{|と|}|が行頭の文字 "{" にも止まる。
*cpo-.*
. カレントバッファが変更されているとき、"!" をつけないか
ぎりコマンド ":chdir" と ":cd" が失敗する。Vimは開いた
ファイルのフルパスを覚えているため、これを必要としな
い。
*cpo-bar*
| 環境変数$LINESと$COLUMNSの値をシステム固有の関数で得ら
れたターミナルサイズより優先させる。
*'cryptmethod'* *'cm'*
'cryptmethod' 'cm' 文字列 (既定では "zip")
グローバル/バッファについてローカル |global-local|
{Vi にはない}
バッファをファイルに保存するときに使用される暗号化メソッドを設定する:
*pkzip*
zip PkZip 互換メソッド。弱い暗号化。
Vim 7.2 以前との後方互換。
*blowfish*
blowfish Blowfish メソッド。中強度の暗号化だが実装上の脆弱性が
ある。Vim 7.3 以降が必要。このメソッドで保存された
ファイルは Vim 7.2 以前のバージョンでは開くことができ
ない。ファイルには "seed" が付加されるのでファイルを書
き込むたびに暗号化されたバイト列は異なる。
*blowfish2*
blowfish2 Blowfish メソッド。中強度の暗号化。Vim 7.4.401 以降が
必要。このメソッドで保存されたファイルは Vim 7.3 以前
のバージョンでは開くことができない。ファイルには
"seed" が付加されるのでファイルを書き込むたびに暗号化
されたバイト列は異なる。undo ファイルは (テキスト部分
だけではなく) 全体が暗号化される。
古いファイルを再度暗号化する時も "blowfish2" を使うべきである。
暗号化されたファイルを読み込んだとき、'cryptmethod' は自動的にそのファ
イルに使用されている暗号メソッドに設定される。つまり、そのまま
'cryptmethod' を変更せずにファイルを保存すれば同じメソッドが使用され
る。
'cryptmethod' の設定を変更してもファイルは変更あり状態にはならない。設
定変更を有効にするにはファイルを保存する必要がある。もし他に変更がなけ
れば保存せずに終了したとしても警告は表示されない。 |:X| 参照。
グローバル設定を空文字に設定すると "zip" が使用される。ローカル設定を
空文字に設定するとグローバル設定が使用される。
Vim の将来のバージョンに新しい暗号化メソッドが追加され、現在の Vim が
それを認識できないときは *E821* エラーが表示される。
そのファイルは新しいバージョンの Vim で開く必要がある。
*'cscopepathcomp'* *'cspc'*
'cscopepathcomp' 'cspc' 数値 (既定では 0)
グローバル
{Vimが |+cscope| 機能付きでコンパイルされたときのみ有
効}
{Vi にはない}
タグのリストの中でパスを {訳注: 上にさかのぼって} どこまで表示するかを
指定する。|cscopepathcomp| を参照。
NOTE: このオプションは、'compatible' がオンになると 0 になるので注意。
*'cscopeprg'* *'csprg'*
'cscopeprg' 'csprg' 文字列 (既定では "cscope")
グローバル
{Vimが |+cscope| 機能付きでコンパイルされたときのみ有
効}
{Vi にはない}
Cscope を実行するコマンド名を指定する。|cscopeprg| を参照。
安全上の理由から、このオプションをモードライン|modeline|やサンドボック
ス|sandbox|の中で設定することはできない。
*'cscopequickfix'* *'csqf'*
'cscopequickfix' 'csqf' 文字列 (既定では "")
グローバル
{Vimが|+cscope|または|+quickfix|機能つきでコンパイル
されたときのみ利用可能}
{Vi にはない}
cscopeの結果を表示するのにQuickFixウィンドウを使うかどうかを指定する。
|cscopequickfix|を参照。
*'cscoperelative'* *'csre'* *'nocscoperelative'* *'nocsre'*
'cscoperelative' 'csre' 切替 (既定ではオフ)
グローバル
{Vimが|+cscope|機能つきでコンパイルされたときのみ利用
可能}
{Vi にはない}
cscope のプリフィックス (-P) がないとき、このオプションをオンに設定す
ると、cscope.out が保存されているディレクトリがプリフィックスとして使
われる。
|cscoperelative| 参照。
NOTE: このオプションは、'compatible' がオンになるとオフになるので注意。
*'cscopetag'* *'cst'* *'nocscopetag'* *'nocst'*
'cscopetag' 'cst' 切替 (既定ではオフ)
グローバル
{Vimが|+cscope|機能つきでコンパイルされたときのみ
有効}
{Vi にはない}
コマンドtagにcscopeを使う。|cscope-options|を参照。
NOTE: このオプションは、'compatible' がオンになるとオフになるので注意。
*'cscopetagorder'* *'csto'*
'cscopetagorder' 'csto' 数値 (既定では 0)
グローバル
{Vimが |+cscope| 機能付きでコンパイルされたときのみ有
効}
{Vi にはない}
コマンド ":cstag" が検索を行う順番を指定する。|cscopetagorder| を参照。
NOTE: このオプションは、'compatible' がオンになると 0 になるので注意。
*'cscopeverbose'* *'csverb'*
*'nocscopeverbose'* *'nocsverb'*
'cscopeverbose' 'csverb' 切替 (既定ではオフ)
グローバル
{Vimが |+cscope| 機能付きでコンパイルされたときのみ有
効}
{Vi にはない}
Cscope のデータベースに情報を追加するときメッセージを表示する。
|cscopeverbose| を参照。
NOTE: このオプションは、'compatible' がオンになるとオフになるので注意。
*'cursorbind'* *'crb'* *'nocursorbind'* *'nocrb'*
'cursorbind' 'crb' 切替 (既定ではオフ)
ウィンドウについてローカル
{Vi にはない}
このオプションをオンにすると、現在のウィンドウでカーソルを動かしたとき
に、他のウィンドウ ('cursorbind' オプションが設定されたウィンドウ) 内
のカーソルも同じ行と列に移動する。このオプションはバージョン違いのファ
イルの差を見るときに便利である ('diff' 参照)。差分モードでは追加または
削除された行 (行に文字がなくても) のみが考慮される。
*'cursorcolumn'* *'cuc'* *'nocursorcolumn'* *'nocuc'*
'cursorcolumn' 'cuc' 切替 (既定ではオフ)
ウィンドウについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが|+syntax|機能つきでコンパイルされたときのみ
有効}
カーソルのある画面上の桁をCursorColumnで強調する|hl-CursorColumn|。
テキストを桁揃えするのに便利。スクリーンの再描画が遅くなる。
カレントウィンドウに対してだけこの強調をしたいなら次の自動コマンドを使
う: >
au WinLeave * set nocursorline nocursorcolumn
au WinEnter * set cursorline cursorcolumn
<
*'cursorline'* *'cul'* *'nocursorline'* *'nocul'*
'cursorline' 'cul' 切替 (既定ではオフ)
ウィンドウについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが|+syntax|機能つきでコンパイルされたときのみ
有効}
カーソルがある画面上の行をCursorLineで強調する|hl-CursorLine|。
カーソルを目立たせるのに便利。スクリーンの再描画が遅くなる。
ビジュアルモードでは選択されたテキストをわかりやすくするためにこの強調
は行われない。
*'debug'*
'debug' 文字列 (既定では "")
グローバル
{Vi にはない}
以下の値を指定することができる:
msg 省かれるはずのエラーメッセージも表示する。
throw 省かれるはずのエラーメッセージも表示し、さらに例外を投げ、
|v:errmsg|を設定する。
beep ビープが鳴るだけのところでメッセージを表示する。
これらの値はコンマで区切って組み合わせることができる。
"msg" と "throw" はオプション 'foldexpr' や 'formatexpr', 'indentexpr'
をデバッグするのに便利である。
*'define'* *'def'*
'define' 'def' 文字列 (既定では "^\s*#\s*define")
グローバル/バッファについてローカル |global-local|
{Vi にはない}
マクロ定義を発見するのに使われるパターンを指定する。値はコマンド "/"
で使うのと同様の検索パターンである。このオプションは "[i" や "[d" 等に
使われる |include-search|。オプション 'isident' は、これがマッチした部
分の後の定義された名前を認識するのに使われる。
{'define' のマッチ}{非識別子}{定義名}{非識別子}
値に空白や '\' を含めるために '\' を挿入することに関しては、
|option-backslash| を参照。
既定値はCプログラム用である。C++プログラムには、定数定義を加えて次のよ
うにすると便利だろう。 >
^\(#\s*define\|[a-z]*\s*const\s*[a-z]*\)
< ":set" で設定するときは、'\' の数を2倍にする必要がある!
*'delcombine'* *'deco'* *'nodelcombine'* *'nodeco'*
'delcombine' 'deco' 切替 (既定ではオフ)
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+multi_byte| 機能付きでコンパイルされたときの
み有効}
オンのときは、Unicodeのファイルの編集時、バックスペースとノーマルモー
ドのコマンド "x" はそれぞれの文字の上の combining character のみを削除
する。オフのときは (これが既定である) combining character と文字は同時
に削除される。
Note: 'delcombine' がオンになっていると "xx" の動作が "2x" と異なる場
合がある。
このオプションは、アラビア語、ヘブライ語その他の言語で、ベースとなる文
字の上にcombining character が付いていて、combining character のみを削
除したいときに便利である。
NOTE: このオプションは、'compatible' がオンになるとオフになるので注意。
*'dictionary'* *'dict'*
'dictionary' 'dict' 文字列 (既定では "")
グローバル/バッファについてローカル |global-local|
{Vi にはない}
ファイル名のコンマ区切りのリスト。キーワード補完コマンド
|i_CTRL-X_CTRL-K| 用の単語を探すために使われる。単語のリストからなるファ
イルを指定する。その中では1行ごとに1語が並べられていてもよいし、1行に
キーワードでない文字 (空白を推奨) で区切られた数語が並んでいてもよい。
1行の文字数の最大値は510バイト分である {訳注: 日本語のいわゆる全角文字
では半分の255文字}。
このオプションが空もしくはエントリに "spell" が含まれていて、かつスペ
ルチェックが有効になっているとき、現在アクティブな 'spelllang' 用の単
語リスト内の単語が使われる。|spell| を参照。
ファイル名にコンマを含めるには、コンマの前に '\' を置くこと。コンマの
後ろの空白は無視されるが、それ以外の空白はファイル名の一部として扱われ
る。'\' の使い方については |option-backslash| を参照すること。
このオプションは変数の辞書型|Dictionary|とは関係ない。
単語リストはどこで見つかるか?
- FreeBSDでは、"/usr/share/dict/words" というファイルがある。
- Simtelアーカイブでは、ディレクトリ "msdos/linguist" を探すこと。
- GNUコレクションでは、"miscfiles" の中にある。
リストにディレクトリを追加するときには |:set+=| コマンド、リストからディ
レクトリを除くときには |:set-=| コマンドを使うのがよい。こうすると将来
のバージョンで異なった既定値が使われるようになったときに、問題が起きる
のを防げる。
安全上の理由から、バッククォート (`) をこのオプションの値に使うことは
できない。
*'diff'* *'nodiff'*
'diff' 切替 (既定ではオフ)
ウィンドウについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが |+diff| 機能付きでコンパイルされたときのみ有効}
カレントウィンドウをファイル間の差異を示すウィンドウのグループに組み入
れる。|vimdiff| を参照。
*'dex'* *'diffexpr'*
'diffexpr' 'dex' 文字列 (既定では "")
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+diff| 機能付きでコンパイルされたときのみ有効}
2個のファイル間の差異を求めるとき、diffファイル(ed形式かunified形式)を
求めるために評価される expression。|diff-diffexpr| を参照。
安全上の理由から、このオプションをモードライン|modeline|やサンドボック
ス|sandbox|の中で設定することはできない。
*'dip'* *'diffopt'*
'diffopt' 'dip' 文字列 (既定では "internal,filler")
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+diff| 機能付きでコンパイルされたときのみ有効}
差分モード用のオプション設定。値は、以下のキーワードのコンマ区切りのリ
ストである。指定しないものがあってもよい。
filler 片方のウィンドウ内のテキストのある位置に行が挿
入されていたときに、ウィンドウのスクロールを同
調させるために、埋め立て用の行を表示する。ウィ
ンドウが隣り合っていて、オプション
'scrollbind' がオンのときには大抵便利である。
context:{n} 変更のあった行の上下を {n} 行だけ折り畳まずに
表示 (コンテキストの表示) する。指定されないと、
コンテキストは6行になる。|fold-diff| を参照。
iblank 行がすべて空白の場合は変更を無視する。
'diffexpr' が空の場合、"diff" コマンドに "-B"
フラグを追加する。これが正確に何をするかについ
ては、"diff" コマンドのドキュメントをチェック
すること。
NOTE: 空白行の違いは考慮されてないため、差分
ウィンドウは同期しなくなる。
icase テキストの大文字と小文字の違いを無視する。"a"
と "A" は同じものと見なされる。オプション
'diffexpr' が空なら、コマンド "diff" にフラグ
"-i" を追加する。
iwhite 空白の数の違いを無視する。オプション
'diffexpr' が空なら、コマンド "diff" にフラグ
"-b" を追加する。これが正確には何を指定してい
るのかについては、コマンド "diff" のドキュメン
トを参照すること。これは後ろに追加された空白は
無視するが、前に追加された空白は無視しないはず
である。
iwhiteall 空白の変更をすべて無視する。'diffexpr' が空の
場合、"diff" コマンドに "-w" フラグを追加する。
これが正確に何をするかについては、"diff" コマ
ンドのドキュメントをチェックすること。
iwhiteeol 行末での空白の変更を無視する。'diffexpr' が空
の場合、"diff" コマンドに "-Z" フラグを追加す
る。これが正確に何をするかについては、"diff"
コマンドのドキュメントをチェックすること。
horizontal (他に明示的に指定されない限り)ウィンドウを水平
分割して差分モードを開始する。
vertical (他に明示的に指定されない限り)ウィンドウを垂直
分割して差分モードを開始する。
hiddenoff バッファが隠れバッファになるときに差分モードを
使用しない。
foldcolumn:{n} 差分モードの開始時にオプション 'foldcolumn' を
{n}に設定する。
internal 内部diffライブラリを使用する。'diffexpr' が設
定されている場合は無視される。 *E960*
バッファを書き込むときにメモリが不足すると、こ
の項目はそのバッファに関連する差分に対して無視
される。これがいつ発生するかを確認するために
'verbose' オプションを設定すること。
indent-heuristic
内部diffライブラリのインデントヒューリスティッ
クを使用する。
algorithm:{text} 指定した差分アルゴリズムを内部diffエンジンで
使用する。現在サポートされているアルゴリズムは:
myers デフォルトのアルゴリズム
minimal 可能な限り小さな差分を生成するため
に余分な時間を費やす
patience patience差分アルゴリズム
histogram histogram差分アルゴリズム
例: >
:set diffopt=internal,filler,context:4
:set diffopt=
:set diffopt=internal,filler,foldcolumn:3
:set diffopt-=internal " do NOT use the internal diff parser
<
*'digraph'* *'dg'* *'nodigraph'* *'nodg'*
'digraph' 'dg' 切替 (既定ではオフ)
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+digraphs| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
挿入モードで {char1} <BS> {char2} でダイグラフを入力できるようにする。
|digraphs| を参照。
NOTE: このオプションは、'compatible' がオンになるとオフになるので注意。
*'directory'* *'dir'*
'directory' 'dir' 文字列 (Amigaでの既定値: ".,t:",
MS-DOSとWin32での既定値: ".,$TEMP,c:\tmp,c:\temp"
Unixでの既定値: ".,~/tmp,/var/tmp,/tmp")
グローバル
スワップファイル用ディレクトリの、コンマ区切りのリスト。
- スワップファイルは、リスト内の利用できるディレクトリのうち、最初のディ
レクトリの中に作られる。
- 値が空だとスワップファイルは作られない (回復は不可能になる!)。
- ディレクトリに "." を指定すると、編集されているファイルと同じディレ
クトリにスワップファイルが作られる。Unixではファイル名の先頭にドット
が追加されるので、ディレクトリ内のファイル一覧には表示されない。
MS-Windowsでは属性 "hidden" が設定され、可能ならばファイル名の先頭に
ドットが追加される。
- "./" で始まるディレクトリ (MS-DOSなどでは ".\") を指定すると、編集さ
れているファイルからの相対的な位置にスワップファイルが作られる。先頭
の "." は編集されているファイルのパス名に置換される。
- UnixとWin32では、指定されたディレクトリ名の末尾がディレクトリの区切
り記号2個("//")で終わっていたら、スワップファイルの名前はフルパスに
従って付けられる。スワップファイルのファイル名をフルパス形式で表し、
ディレクトリの区切り文字をパーセント記号 '%' で置き換えたものが使わ
れる。こうするとスワップファイル格納用ディレクトリの中でもファイル名
の一意性が保証される。
Win32では、"\\" で終わることも可能である。ただし、区切り文字のコンマ
の前では "\\" でなく "//" と書かなければならない。"\\" と書くと、コ
ンマがファイル名の一部と解釈されてしまうためである。したがって、'\\'
の代わりに '//' を使用することを勧める。
- コンマの後の空白は無視されるが、その他の場所の空白はディレクトリ名の
一部と見なされる。ディレクトリ名の先頭に空白を指定したいなら、'\' を
前に付けること。
- コンマをディレクトリ名の一部に使いたいなら、コンマの前に '\' を付け
ること。
- ディレクトリ名は ':' や '/' で終わっていてもよい。
- 環境変数は展開される |:set_env|。
- '\' の扱いには注意。空白の前には1個置く。値の中に指定するには2個置く
(|option-backslash| を参照)。例: >
:set dir=c:\\tmp,\ dir\\,with\\,commas,\\\ dir\ with\ spaces
< - Vim version 3.0 との後方互換性のため、値の先頭に '>' を置いてもそれ
は無視される。
リストの先頭には "." を指定することを推奨する。こうすると、同じファイ
ルを2重に編集しようとすると警告が出る。Unixでディレクトリ "/tmp" を使
うのはお勧めできない。システムがクラッシュすると、スワップファイルも失
われてしまう。ディレクトリ "/var/tmp" の中はリブート時にも大抵クリアさ
れないので、ディレクトリ "/tmp" よりもよい選択である。しかしその中には
多くのファイルが入っているかもしれないので、ユーザーのスワップファイル
は他のファイルに紛れて分からなくなるかもしれない。ユーザーのホームディ
レクトリ内のディレクトリ "tmp" が最初に試されるのはそのためだ。
リストにディレクトリを追加するときにはコマンド |:set+=|、リストからディ
レクトリを除くときにはコマンド |:set-=| を使うのがよい。こうすると将来
のバージョンで異なった既定値が使われるようになったときに、問題が起きる
のを防げる。
安全上の理由から、このオプションをモードライン|modeline|やサンドボック
ス|sandbox|の中で設定することはできない。
{Vi: 一時ファイルを作るディレクトリを指定する。既定では "/tmp"}
*'display'* *'dy'*
'display' 'dy' 文字列 (既定では ""、|defaults.vim| 内で "truncate"
にセットされる)
グローバル
{Vi にはない}
テキスト表示の方法を変える。値は以下のフラグのコンマ区切りのリストであ
る:
lastline これが含まれると、ウィンドウの最後の行ができる限りまで
表示される。その行に表示されていない箇所があることを示
すために、画面の最後の行の最後の桁に "@@@" が表示され
る。
truncate "lastline" に似ているが、"@@@" は画面の最後の行の最初
の桁に表示される。"lastline" を上書きする。
uhex unprintable な文字を {訳注: 文書先頭を参照} <xx> とい
う形式で16進数表示し、^C や ~C の形式を使わない。
"lastline" も "truncate" も含まれていない時、収まらない最後の行は "@"
に置き換えられる。
*'eadirection'* *'ead'*
'eadirection' 'ead' 文字列 (既定では "both")
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+vertsplit| 機能付きでコンパイルされたときの
み有効}
オプション 'equalalways' が適用されるときに、
ver ウィンドウの高さにのみ効果がある
hor ウィンドウの幅にのみ効果がある
both ウィンドウの高さと幅、両方に効果がある
*'ed'* *'edcompatible'* *'noed'* *'noedcompatible'*
'edcompatible' 'ed' 切替 (既定ではオフ)
グローバル
コマンド ":substitute" のフラグ 'g' と 'c' を、次に別の方を指定するま
でずっと効力を持つようにする。|complex-change| を参照。オプション
'gdefault' も参照。
このオプションをオンに設定するとプラグインを壊すかもしれない!
*'emoji'* *'emo'* *'noemoji'* *'noemo'*
'emoji' 'emo' 切替 (既定ではオン)
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+multi_byte| 機能付きでコンパイルされたときの
み有効}
オンにすると全ての Unicode 絵文字は全角とみなされる。
*'encoding'* *'enc'* *E543*
'encoding' 'enc' 文字列 (既定では "latin1" または $LANG)
グローバル
{Vimが |+multi_byte| 機能付きでコンパイルされたときの
み有効}
{Vi にはない}
Vim内部で使われる文字エンコーディングを設定する。そのエンコーディング
はバッファやレジスタ内のテキスト、expression 内の文字列、ファイル
viminfo 内のテキスト等に適用される。つまり、このオプションはVimの通常
扱う文字の種類を設定する。指定できる値については |encoding-names| を参
照。
NOTE: このオプションの値を変更しても、Vim内部の既存のテキストのエンコー
ディングは変化しないので注意。非ASCII文字がおかしくなる恐れもある。既
定の値から変更しないか、Vimの起動時に限って設定すること。|multibyte|を
参照。メニューを再読み込みするには|:menutrans|を参照。
このオプションはモードライン (|modeline|) では設定できない。テキストが
壊れてしまうため。
NOTE: GTK+ 2またはそれ以降では 'encoding' を "utf-8" に設定することが
強く推奨される。他の値であってもよいが、この環境では "utf-8" が自然な
選択であり、不必要な変換のオーバーヘッドを避けることができる。GUIやター
ミナルのバージョンによって挙動が異なってしまうのを避けるためと、新しく
作られたファイルのエンコーディングが知らないうちに変わってしまうのを避
けるため('fileencodings' が空の場合)、"utf-8" は既定にはなっていない。
編集するファイルの文字エンコーディングはオプション 'encoding' と異なっ
てもよい。そちらは 'fileencoding' で設定される。エンコーディングの変換
は関数 iconv() または 'charconvert' で指定された式による。
'encoding' がマルチバイトエンコーディングであるかを知るに
は、以下のコマンドが使える: >
if has("multi_byte_encoding")
<
普通、'encoding' はユーザーのカレントロケールと同じである。Vimがユー
ザーの環境設定を認識したならば、それが既定値になる。'encoding' の値が
カレントロケールに設定されていなければ、入力されたテキストと表示される
テキストを変換するために、'termencoding' が設定されていなければならな
い。|encoding-table| を参照。
このオプションを設定すると、必要に応じてフォントを設定できるように、
autocommand のイベント |EncodingChanged| が発生する。
オプションが設定されると、値は小文字に変換される。そのため、値を大文字
で設定してもよい。アンダースコア(下線) '_' はハイフン '-' に変換される。
エンコーディングが認識されると、値は標準の名前に変換される。例えば
"Latin-1" は "latin1" に、"ISO_88592" は "iso-8859-2" に、"utf8" は
"utf-8" になる。
Note: "latin1" という値は、エンコーディングを判別できなかったときにも
使われるので注意。これが正しいのは、編集するファイルが実際に latin1 エ
ンコーディングのときのみである!実際の文字セットが latin1 でないときは、
'fileencoding' と 'fileencodings' が空であるのを確認すること。変換が必
要なときは、utf-8 を使うようにすること。
値が "unicode", "ucs-2" または "ucs-4" であるとき、Vim内部では utf-8
が使われている。このことはユーザーが編集中に注意を払うことはないが、
|viminfo-file| については問題になる。またVimはターミナルも utf-8 を使
うことを想定する。そのため、'encoding' を utf-8 でなく上記のいずれかの
値に設定しても、'fileencoding' が空のときに編集するファイルのエンコー
ディングにしか影響がない。
'encoding' が Unicode の一種に設定され、'fileencodings' がまだ設定され
ていなければ、'fileencodings' の既定値は変更される。
*'endofline'* *'eol'* *'noendofline'* *'noeol'*
'endofline' 'eol' 切替 (既定ではオン)
バッファについてローカル
{Vi にはない}
ファイルを書き込むときに、このオプションがオフでオプション 'binary' が
オンあるいはオプション 'fixeol' がオフに設定されている場合は、ファイル
の最終行に <EOL> が書き込まれない。このオプションはファイルの編集を始
める時に、ファイルが <EOL> を持っているかどうかによって自動的にオンま
たはリセットされる。普通はユーザーがこのオプションを設定する必要はな
い。
'binary' がオフで 'fixeol' がオンのとき、このオプションの値はファイル
書き込み時に使用されない。{訳注: 必ず最終行に <EOL> が書き込まれる。}
'binary' がオンもしくは 'fixeol' がオフの時は最終行の <EOL> の状態を維
持する為にこのオプションが使用される。これはファイルが書き込まれる際
に、<EOL> の有無を元のファイルのままにするといったシチュエーションを想
定している。しかし <EOL> の有無を現状から変えたい場合には、このオプ
ションを変更することで実現できる。
*'equalalways'* *'ea'* *'noequalalways'* *'noea'*
'equalalways' 'ea' 切替 (既定ではオン)
グローバル
{Vi にはない}
オンのときは、ウィンドウを分割したり閉じたりした後、全てのウィンドウが
自動的に同じサイズになる。これはこのオプションがオフになった瞬間にも起
こる。オフのときは、ウィンドウを分割するとカレントウィンドウのサイズだ
けが減り、他のウィンドウに変化はない。ウィンドウを閉じると、
('splitbelow' と 'splitright' に従って) 閉じたウィンドウの隣のウィンド
ウの行数が増す。
水平に分割されたウィンドウと垂直に分割されたウィンドウが混在していると
きは、サイズの最小値が計算され、いくつかのウィンドウは (余裕があれば)
大きくなる。'eadirection' はサイズの変化する方向を指定する。
'winfixheight', 'winfixwidth' を設定するとウィンドウの高さ・幅が変わる
のを防ぐことができる。
新規ウィンドウ作成時にウィンドウサイズが指定された場合、ウィンドウサイ
ズは等しくならない(これは複雑だが、将来は実装されるかもしれない)。
*'equalprg'* *'ep'*
'equalprg' 'ep' 文字列 (既定では "")
グローバル/バッファについてローカル |global-local|
{Vi にはない}
コマンド "=" に使う外部プログラムを指定する。値が空のときは内部関数が
整形に使われる (オプション 'lisp', 'cindent' または 'indentexpr')。
Vim が内部フォーマットなしでコンパイルされているときは indent コマン
ドが使われる。
環境変数は展開される |:set_env|。値に空白や '\' を含める方法については
|option-backslash| を参照。
安全上の理由から、このオプションをモードライン|modeline|やサンドボック
ス|sandbox|の中で設定することはできない。
*'errorbells'* *'eb'* *'noerrorbells'* *'noeb'*
'errorbells' 'eb' 切替 (既定ではオフ)
グローバル
エラーメッセージに伴ってベル (ビープ音または画面フラッシュ) を発生させ
る。このオプションはエラーメッセージにのみ適用され、メッセージのない多
くのエラー (例えばノーマルモードで <ESC> を打ち込んだとき) については
ベルは常に使用される。ベルをビープ音にしたり、画面フラッシュにしたり、
無効にしたりするためには、オプション 'visualbell' を参照。ベルを鳴らす
条件を微調整するには 'belloff' を参照。
*'errorfile'* *'ef'*
'errorfile' 'ef' 文字列 (Amigaでの既定値: "AztecC.Err",
他の既定値: "errors.err")
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+quickfix| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
QuickFixモードで使われるエラーファイルの名前 (|:cf| を参照)。
コマンドライン引数 "-q" が指定されたときは、オプション 'errorfile' は
それに続く値に設定される。|-q| を参照。
コマンド ":make" には「使われない」。それについては 'makeef' を参照。
環境変数は展開される |:set_env|。値に空白や '\' を含める方法については
|option-backslash| を参照。
安全上の理由から、このオプションをモードライン|modeline|やサンドボック
ス|sandbox|の中で設定することはできない。
*'errorformat'* *'efm'*
'errorformat' 'efm' 文字列 (既定値はとても長い)
グローバル/バッファについてローカル |global-local|
{Vi にはない}
{Vimが |+quickfix| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
エラーファイルの内容の書式を、関数 scanf 風に指定する (|errorformat|
を参照)。
*'esckeys'* *'ek'* *'noesckeys'* *'noek'*
'esckeys' 'ek' 切替 (Vimの既定値: オン, Viの既定値: オフ)
グローバル
{Vi にはない}
オンのときは、<Esc> で始まるファンクションキーも挿入モードで認識される
ようになる。オフのときは、<Esc> で始まるカーソルキーとファンクション
キーは、挿入モードで使うことができない。こうすることの利点は、<Esc> を
一回打ち込むだけですぐに認識され、1秒ほど待つ必要がないことだ。このオ
プションをオフにしなくても、オプション 'timeoutlen' と 'ttimeoutlen'
を変更してみるとよい。 Note 'esckeys' がオフのときでも、どのキーを
マッピングすることもできるが、そのままではカーソルキーは使用できないこ
とに注意。
NOTE: このオプションは、'compatible' がオンになるとViの既定値に、オフ
になるとVimの既定値になるので注意。
*'eventignore'* *'ei'*
'eventignore' 'ei' 文字列 (既定では "")
グローバル
{Vi にはない}
Autocommand のイベント名のうち、無視したいもののリスト。
"all" が含まれていると全ての autocommand のイベントが無視され、
autocommand は実行されなくなる。
それ以外では、値はイベント名のコンマ区切りのリストである。例: >
:set ei=WinEnter,WinLeave
<
*'expandtab'* *'et'* *'noexpandtab'* *'noet'*
'expandtab' 'et' 切替 (既定ではオフ)
バッファについてローカル
{Vi にはない}
挿入モードで <Tab> を挿入するとき、代わりに適切な数の空白を使う。ま
た、コマンド '>' や '<' によるインデントや、オプション 'autoindent' が
オンのときのインデントでも空白を使う。'expandtab' がオンのときに本当の
タブを挿入するには、CTRL-V<Tab> を使うこと。|:retab| と |ins-expandtab|
も参照。
このオプションは 'paste' オプションがオンになった時にはリセットされ、
'paste' オプションがリセットされた際には復元される。
NOTE: このオプションは、'compatible' がオンになるとオフになるので注意。
*'exrc'* *'ex'* *'noexrc'* *'noex'*
'exrc' 'ex' 切替 (既定ではオフ)
グローバル
{Vi にはない}
カレントディレクトリ内のファイル .vimrc, .exrc や .gvimrc 等の読み込み
を有効にする。
このオプションを設定することは潜在的な機密漏洩を意味する。例えば、
パッケージを解凍することや github からファイルを取得することを考える
と、その中に含まれる .vimrc はトロイの木馬になりえる。
このオプションは設定しないほうが良い! {訳注:太字で強調}
その代わりに自分の .vimrc で、ディレクトリ毎のオプションを設定する
autocommand を定義するべきである。
このオプションをオンにするなら、オプション 'secure' もオンにするよう検
討すること (|initialization| を参照)。
|.vimrc| と |gui-init| も参照。
安全上の理由から、このオプションをモードライン |modeline| やサンド
ボックス |sandbox| の中で設定することはできない。
*'fileencoding'* *'fenc'* *E213*
'fileencoding' 'fenc' 文字列 (既定では "")
バッファについてローカル
{Vimが |+multi_byte| 機能付きでコンパイルされたときの
み有効}
{Vi にはない}
カレントバッファのファイルの文字エンコーディングを設定する。
'fileencoding' と 'encoding' が異なるとき、ファイルの書き出しの際に文
字エンコーディングの変換が行われる。読み込みについては後述。
'fileencoding' が空の場合、'encoding' と同じ値が使われる (ファイルの読
み書きの際に変換をしない)。
値が設定されたときにはエラーは発生しない。使われるとき、つまりファイル
に書き込むときのみ発生する。
'encoding' と 'fileencoding' がともに Unicode エンコーディングであり、
'fileencoding' が utf-8 でない場合にも変換が行われる。内部では Unicode
は常に utf-8 で保持されているためである。
警告: 文字エンコーディングを変換すると、情報が失われるおそれが
ある!'encoding' が "utf-8" など Unicode エンコーディングだと、
変換は大抵成功するし、逆変換をしても同じテキストになる。
'encoding' が "utf-8" でないときは、失われる文字があるかもしれ
ない!
指定可能な値については 'encoding' を参照。それらに加え、変換ツールで変
換可能なエンコーディングの値も設定できる。|mbyte-conversion|を参照。
ファイルを読み込むときは、'fileencoding' は 'fileencodings' の値の中か
ら設定される。あるエンコーディングのファイルを読み込むには
'fileencoding' を設定してもだめで、引数 |++enc| を使う。1つの例外:
'fileencodings' が空のときは 'fileencoding' の値が使われる。
新規ファイルに対しては 'fileencoding' のグローバルな値が使われる。
"8bit-" や "2byte-" を頭に付けてもここでは意味がなく、無視される。
オプションが設定されると、値は小文字に変換される。そのため、値を大文字
で設定してもよい。アンダースコア(下線) '_' はハイフン '-' に変換される。
値が 'encoding' の値に含まれることが認識されると、値は標準の名前に変換
される。例えば "ISO_88592" は "iso-8859-2" になる。
ファイルの編集を始めた後にこのオプションを設定すると、'modified' がオ
ンになる。なぜならそのファイルの中身は、書き込まれるときには違うものに
なるからである。
'fenc' をモードラインで設定した場合、設定はファイルが読み込まれた後で
変更されるので注意すること。つまり設定された値はそのファイルを保存する
ときになってから効果を発揮する。もし 'fenc' をモードラインで設定するな
ら 'nomodified' も同時に設定すると ":q" での終了を妨げないのでいいかも
しれない。
このオプションは 'modifiable' がオフのときには変更することができない。
*'fe'*
NOTE: Vim version 6.0 以前では、このオプションはVim全体の文字エンコー
ディングを指定していたことに注意。これは誤りだった。そのためには代わり
に 'encoding' を使うこと。古い省略形式の名前は 'fe' だが、これはもう使
われていない。
*'fileencodings'* *'fencs'*
'fileencodings' 'fencs' 文字列 (既定値: "ucs-bom",
'encoding' の値がUnicodeに設定されたときは
"ucs-bom,utf-8,default,latin1")
グローバル
{Vimが |+multi_byte| 機能付きでコンパイルされたときの
み有効}
{Vi にはない}
値は、既存のファイルの編集を開始するときに考慮される文字エンコーディン
グのリストである。ファイルが読み込まれると、Vimは指定されたうちの先頭
の文字エンコーディングを使おうとする。そのときエラーが発見されると、値
のリスト内で次に並んでいるエンコーディングが試される。あるエンコーディ
ングでうまくいくとわかると、'fileencoding' がそれに設定される。すべて
のエンコーディングが失敗すると 'fileencoding' は空文字列に設定され、
'encoding' の値が使われることになる。
警告: 文字エンコーディングを変換すると、情報が失われるおそれが
ある!'encoding' が "utf-8" だと、変換は大抵成功するし、逆変換
をしても同じテキストになる。'encoding' が "utf-8" でないときは、
非ASCII文字が失われるかもしれない!変換できない文字をどう扱う
かは引数|++bad|で指定することができる。
空ファイルやASCII文字のみのファイルではほとんどのエンコーディングでう
まくいくので、'fileencodings' の最初の値が使われる("ucs-bom" を除く。
これはBOMがなければいけない)。他のエンコーディングがよければ自動コマン
ドイベントBufReadPostを使って、そのエンコーディングが使われるかどうか
を判定すること。例: >
au BufReadPost * if search('\S', 'w') == 0 |
\ set fenc=iso-2022-jp | endif
< これは、ファイルが空白文字しか含まないとき 'fileencoding' を
"iso-2022-jp" に設定する。
引数|++enc|を使ったときは 'fileencodings' の値は考慮されない。
新規ファイルには 'fileencodings' は適用されないことに注意。代わりに
'fileencoding' のグローバルな値が適用される。これを設定するには: >
:setglobal fenc=iso-8859-2
< とする。これは存在しないファイルが空のファイルとは異なるエンコーディン
グになることを意味する。
ファイル先頭にUnicodeの BOM (Byte Order Mark: バイト順マーク) があるか
どうか調べるには、"ucs-bom" という特別な値が使える。この値を "utf-8"
等のUnicode系の値よりも後に指定すると正しく機能しない。
8ビットエンコーディング("latin1" など)の項目はリストの最後に書かなけれ
ばならない。そうしないとVimがエラーを検出できず、常にそのエンコーディ
ングが適用されてしまうためである。
特別な値 "default" を使うと環境からのエンコーディングが適用される。こ
れが 'encoding' の既定の値である。これは 'encoding' が "utf-8" に設定
され、環境がロシア語などlatin1でないエンコーディングを使っているときに
便利である。
'encoding' が "utf-8" のとき、ファイルが不正なバイト列を含んでいるとそ
のファイルはUTF-8と認識されない。コマンド|8g8|を使うと不正なバイト列を
見つけることができる。
間違った値: どこが間違っているか:
latin1,utf-8 常に "latin1" が使われてしまう
utf-8,ucs-bom,latin1 utf-8のファイルでBOMが認識されない
cp1250,latin1 常に "cp1250" が使われてしまう
'fileencodings' が空のときには 'fileencoding' は変更されない。
設定可能な値については 'encoding' を参照すること。
このオプションを設定しても次にファイルを読み込むときまでは効果がない。
*'fileformat'* *'ff'*
'fileformat' 'ff' 文字列 (MS-DOS, MS-Windows, OS/2 での既定値: "dos",
Unix での既定値: "unix",
Macintosh での既定値: "mac")
バッファについてローカル
{Vi にはない}
バッファにファイルを読み込んだり、バッファからファイルに書き込んだりす
るときに使われる <EOL> を、カレントバッファについて設定する。
dos <CR> <NL>
unix <NL>
mac <CR>
"dos" が使われたとき、ファイル末尾の CTRL-Z は無視される。
|file-formats| と |file-read| を参照。
ファイルの文字エンコーディングについてはオプション 'fileencoding' を参
照。
'binary' がオンのときは、'fileformat' の実際の値は無視され、ファイルの
読み書きは値が "unix" に設定されたときのように行われる。
ファイルの編集を始めたときに 'fileformats' が空でなく、'binary' がオフ
ならば、'fileformat' は自動的に設定される。
ファイルの編集を始めた後にこのオプションを設定すると、'modified' がオ
ンになる。なぜならそのファイルの中身は、書き込まれるときには違うものに
なるからである。
このオプションは、'modifiable' がオフのときは変更できない。
後方互換性のために: このオプションが "dos" になると 'textmode' がオン
になり、それ以外では 'textmode' はオフになる。
*'fileformats'* *'ffs'*
'fileformats' 'ffs' 文字列 (既定値:
Vim+Vi MS-DOS, MS-Windows OS/2: "dos,unix",
Vim Unix: "unix,dos",
Vim Mac: "mac,unix,dos",
Vi Cygwin: "unix,dos",
Vi その他: "")
グローバル
{Vi にはない}
想定される改行 (<EOL>) の種類を指定する。これは新しいバッファの編集を
始めたときと、ファイルを既存のバッファに読み込んだときに使われる。
- 値が空のときは、オプション 'fileformat' で指定された種類の改行が常に
使われる。自動的な設定は行われない。
- 1種類の名前が設定されているときは、新しいバッファが開かれるときには
常にその種類の改行が使われる。そのバッファでは、'fileformat' はこの
オプションに従って設定される。'fileformats' は、ファイルを既存のバッ
ファに読み込むときに使われる。その際、そのバッファで 'fileformat' が
何に設定されていても関係ない。
- 複数の名前がコンマで区切られて設定されているときは、ファイルを読み込
むときに <EOL> の判別が自動的に行われる。Vimはファイルの編集を始める
ときに、<EOL> を以下のように調べる。
1. 全ての行が <CR><NL> で終わっており、かつ 'fileformats' が "dos"
を含むなら、'fileformat' は "dos" になる。
2. 改行に <NL> が使われていて、かつ 'fileformats' が "unix" を含むな
ら、'fileformat' は "unix" になる。 Note <NL> があって、その前に
<CR> がないと、"dos" より "unix" が優先的に使われることに注意。
3. 'fileformat' がまだ設定されておらず、ファイル内に1つ <CR> が見つ
かり {訳注:後ろに<NL>が続かない} 、'fileformats' に "mac" が含ま
れているときは、'fileformat' は "mac" に設定される。
つまり "mac" が選択されるのは:
"unix" が含まれていないか <NL> がファイルに無い、そして
"dos" が含まれていないか <CR><NL> がファイルに無いときである。
ただし: "unix" が選択され、最初の <NL> よりも前に <CR> があり、
最初の数行において <CR> の数が <NL> の数よりも多いときは、"mac"
に設定される。
4. それでも 'fileformat' を決定できないときは、'fileformats' の中で
最初に指定されている値が使われる。
既存のバッファにファイルを読み込むときにも同じ経過をたどる。しかし
'fileformat' は読み込まれるファイルについては適切に設定されるが、
そのバッファでの値は変更されない。
'binary' がオンのときは、'fileformats' は使われない。
Vim が空のバッファで起動されたときは最初の項目が使われる。.vimrc 内で
'fileformat' を設定することでこれを変更することができる。
DOS形式の <EOL> (<CR><NL>) のシステムでは、コマンド ":source" で読み込
まれるファイルと、ファイル vimrc については、<EOL> の判別が自動的に行
われる。
- 'fileformats' が空のときは、自動設定は行われない。常にDOS形式の改行
が使われる。
- 'fileformats' の値に1種類以上の名前が設定されているときは、自動設定
が行われる。これはファイル内の1個目の <NL> に関して行われる。その前
に <CR> があるときはDOS形式が使われ、そうでなければUnix形式が使われ
る。
また |file-formats| も参照。
後方互換性のために: このオプションに、空の文字列か1種類だけの名前が設
定されたとき (コンマが含まれていないとき) には、'textauto' はオフにな
る。そうでなければ 'textauto' はオンになる。
NOTE: このオプションは 'compatible' がオンになるとViの既定値に設定され、
'compatible' がオフになるとVimの既定値に設定されるので注意。
*'fileignorecase'* *'fic'* *'nofileignorecase'* *'nofic'*
'fileignorecase' 'fic' 切替 (既定値: ファイル名の大文字と小文字の違いを無
視するシステムではオン)
グローバル
{Vi にはない}
このオプションが設定すると、ファイル名とディレクトリ名の大文字と小文字
の違いが無視される。
補完で大文字と小文字の違いを無視したい場合は 'wildignorecase' を参照。
*'filetype'* *'ft'*
'filetype' 'ft' 文字列 (既定では "")
バッファについてローカル
{Vi にはない}
このオプションが変更されると autocommand のイベント FileType が発生し、
このオプションの値にマッチする全ての autocommand が実行される。つまり、
{訳注: 普通 autocommand が実行されるのはファイル名がマッチしたときだ
が} 'filetype' の値がファイル名の代わりに使われる。
しかしこのオプションはカレントファイルのファイルタイプを常に反映してい
るわけではない。普通このオプションは、ファイルタイプが判別されたときに
設定される。判別を有効にするにはコマンド ":filetype on" を使うこと
|:filetype|。
ファイルタイプが自動的に認識されないファイルのモードラインで、このオプ
ションを異なった値に設定すると非常に便利である。例えば、IDL ファイルの
中でこうする。
/* vim: set filetype=idl : */ ~
|FileType| |filetypes|
値の中にドットが現れると、それが2つのファイルタイプ名の区切りとなる。
例:
/* vim: set filetype=c.doxygen : */ ~
こうすると最初にファイルタイプ "c" を使い、次にファイルタイプ "doxygen"
を使う。これはファイルタイププラグインと構文ファイル両方に適用される。
2個以上のドットが現れてもよい。
このオプションは 'cpoptions' のフラグ 's' や 'S' にかかわらず、別のバッ
ファにはコピーされない。
通常のファイル名文字だけが使える。"/\*?[|<>" は不正である。
*'fillchars'* *'fcs'*
'fillchars' 'fcs' 文字列 (既定では "vert:|,fold:-")
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+windows| 機能と |+folding| 機能付きでコンパ
イルされたときのみ有効}
ステータス行と垂直分割の区切りを埋める文字を設定する。値にはキーワード
をコンマで区切って指定する。
キーワード 既定値 変更の対象 ~
stl:文字 ' ' か '^' カレントウィンドウのステータス行
stlnc:文字 ' ' か '=' 非カレントウィンドウのステータス行
vert:文字 '|' 垂直分割の区切り |:vsplit|
fold:文字 '-' 'foldtext' での空白部分
diff:文字 '-' 'diff' での削除された行
指定されなかったキーワードについては、既定値が使われる。"stl" と
"stlnc" には、強調表示が行われているときは空白が、行われていないときは
'^' と '=' がそれぞれ使われる。
例: >
:set fillchars=stl:^,stlnc:=,vert:\|,fold:-,diff:-
< これは既定値と似ているが、強調表示が行われていてもこれらの文字が使われ
る点が異なっている。
"stl" と "stlnc" に対しては1バイトの値しか使用できない。
強調表示が行われるものおよびその属するグループ:
キーワード 強調表示グループ ~
stl:文字 StatusLine |hl-StatusLine|
stlnc:文字 StatusLineNC |hl-StatusLineNC|
vert:文字 VertSplit |hl-VertSplit|
fold:文字 Folded |hl-Folded|
diff:文字 DiffDelete |hl-DiffDelete|
*'fixendofline'* *'fixeol'* *'nofixendofline'* *'nofixeol'*
'fixendofline' 'fixeol' 切替 (既定ではオン)
バッファについてローカル
{Vi にはない}
このオプションがオンの時にファイルを書き込むとファイル末尾に <EOL>
が無い場合に復元される。もしオリジナルのファイルのまま維持したいのであ
ればこのオプションをオフに切り替える。
'binary' オプションが設定されているときはこのオプションは意味を成さな
い。
オプション 'endofline' を参照。
*'fkmap'* *'fk'* *'nofkmap'* *'nofk'*
'fkmap' 'fk' 切替 (既定ではオフ) *E198*
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+rightleft| 機能付きでコンパイルされたときの
み有効}
オンのとき、キーボードはペルシア文字セットにマップされる。
普通、オプション 'allowrevins' をオンにしておき、挿入モードでこのオプ
ションをコマンド CTRL-_ で切り替えられるようにする |i_CTRL-_|。
|farsi.txt| を参照。
*'foldclose'* *'fcl'*
'foldclose' 'fcl' 文字列 (既定では "")
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+folding| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
"all" に設定すると、カーソルが折り畳み区間の外に出たとき、その区間の折
り畳みの深さがオプション 'foldlevel' より大きければ折り畳みを行う。折
り畳み区間の外に出るとき、自動的に折り畳みを行いたいときに便利である。
*'foldcolumn'* *'fdc'*
'foldcolumn' 'fdc' 数値 (既定では 0)
ウィンドウについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが |+folding| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
非0 に設定されると、ウィンドウの端の指定された幅の列が折り畳みを (開い
ていても閉じていても) 表示する。最大値は 12 である。
|folding| を参照。
*'foldenable'* *'fen'* *'nofoldenable'* *'nofen'*
'foldenable' 'fen' 切替 (既定ではオン)
ウィンドウについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが |+folding| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
オフのときは、全ての折り畳みが開かれる。このオプションは、全てのテキス
トを折り畳みなしで見る状態とテキストの一部を折り畳んで見る (手動で開か
れたり閉じられた折り畳みも含む) 状態を素早く切り替えるために使われる。
このオプションはコマンド |zi| で切り替えることができる。オプション
'foldenable' がオフのときは、'foldcolumn' は空白のままである。
このオプションは、新しい折り畳みを作ったり、折り畳みを閉じたりするコマ
ンドによってオンにされる。
|folding| を参照。
*'foldexpr'* *'fde'*
'foldexpr' 'fde' 文字列 (既定では "0")
ウィンドウについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが |+folding| 機能と |+eval| 機能付きでコンパイル
されたときのみ有効}
オプション 'foldmethod' が "expr" のときに使われる expression。これは
折り畳みの深さを求めるために各行について評価される。|fold-expr| を参照。
このオプションがモードラインで設定されたときは、式はサンドボックス
(|sandbox|) の中で評価される。|sandbox-option| を参照。
'diff' がオンのとき、このオプションをモードライン |modeline| で設定す
ることはできない。
'foldexpr' を評価している最中にテキストを変更したり他のウィンドウへジャ
ンプすることは許されていない。|textlock|
*'foldignore'* *'fdi'*
'foldignore' 'fdi' 文字列 (既定では "#")
ウィンドウについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが |+folding| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
オプション 'foldmethod' が "indent" のときのみ使われる。'foldignore'
で指定した文字で始まる行の折り畳みの深さは、上下の行から決められる
{訳注: その行のインデントが上下と違っていても、一緒に折り畳めるように
するため}。空白を無視した上で指定された文字の存在を調べる。
既定値の "#" はC言語プログラムについてはうまく動作する。|fold-indent|
を参照。
*'foldlevel'* *'fdl'*
'foldlevel' 'fdl' 数値 (既定では 0)
ウィンドウについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが |+folding| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
折り畳みの深さを設定する。指定した数値よりレベルの深い折り畳み区間は閉
じられる。このオプションを 0 に設定すると、全ての折り畳みが閉じられる。
大きな数値を設定すると、それだけ閉じられる折り畳みの数は減る。
このオプションはコマンド |zm|, |zM| や |zR| によって設定される。
|fold-foldlevel| を参照。
*'foldlevelstart'* *'fdls'*
'foldlevelstart' 'fdls' 数値 (既定では -1)
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+folding| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
ウィンドウで新しいバッファの編集を始めるときのオプション 'foldlevel'
を設定する。編集開始時に常に全ての折り畳みを閉じておいたり (そのために
は 0 にする)、いくつかを閉じておいたり (1 にする)、全て開いておいたり
(99にする) するときに便利である。
これによる設定はモードラインの読み込み前に行われるので、モードライン内
での設定はこのオプションによる設定より優先される。ファイルの編集を
|diff-mode| で開始してもやはりこのオプションは無視され、全ての折り畳み
が閉じられる。
またこれによる設定はイベント BufReadPre による autocommand よりも前に
行われるので、特定のファイルについて autocommand で 'foldlevel' を上書
きできる。
値が負のときには、このオプションは使われない。
*'foldmarker'* *'fmr'* *E536*
'foldmarker' 'fmr' 文字列 (既定では "{{{,}}}")
ウィンドウについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが |+folding| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
オプション 'foldmethod' が "marker" のときに使われる、折り畳み開始/終
了を示すマーカー。開始マーカーと終了マーカーを分けるために、間に1個の
コンマがなければいけない。マーカーはただの文字列である (正規表現では動
作が遅すぎるだろう)。
|fold-marker| を参照。
*'foldmethod'* *'fdm'*
'foldmethod' 'fdm' 文字列 (既定では "manual")
ウィンドウについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが |+folding| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
カレントウィンドウに適用される折り畳みの種類を設定する。指定可能な値は
以下の通り。
|fold-manual| manual 折り畳みは手動で設定する。
|fold-indent| indent 等しいインデントの行で折り畳みを作る。
|fold-expr| expr オプション 'foldexpr' で深さを設定する。
|fold-marker| marker マーカーで折り畳みを指定する。
|fold-syntax| syntax 構文強調表示のキーワードを使って指定する。
|fold-diff| diff 変更されていないテキストを折り畳む。
*'foldminlines'* *'fml'*
'foldminlines' 'fml' 数値 (既定では 1)
ウィンドウについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが |+folding| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
画面上の行数を設定する。設定された行数より大きな折り畳みだけが閉じた折
り畳みとして表示される。手動で閉じられた折り畳みにも適用される。初期設
定の 1 では、折り畳みが 2 行以上の場合のみ閉じることができる。ゼロに設
定することで 1 行だけの折り畳みを閉じることができる。
Note: このオプションは折り畳みの表示方法に関してのみ効果を持つ。例えば
"zc" で折り畳みを閉じて、その折り畳みが 'foldminlines' より小さいため
に開いた状態で表示されているとき、続けて "zc" を入力するとその外側の折
り畳みを閉じることになる。
*'foldnestmax'* *'fdn'*
'foldnestmax' 'fdn' 数値 (既定では 20)
ウィンドウについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが |+folding| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
折り畳みの方法に "indent" や "syntax" が選ばれたときの、折り畳みの入れ
子の深さの最大値を設定する。これにより折り畳みが膨大に作られるのを防ぐ
ことができる。Vim内部の制限が 20 になっているので、20 以上を設定しても
無効である。
*'foldopen'* *'fdo'*
'foldopen' 'fdo' 文字列 (既定では "block,hor,mark,percent,quickfix,
search,tag,undo")
グローバル
{Vi にはない}
{Vimが |+folding| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
カーソルがコマンドによって、閉じている折り畳みの中に移動したとき、どの
種類のコマンドだったら折り畳みが開かれるかを指定する。値はコンマ区切り
のキーワードである。
NOTE: コマンドがマッピングの一部として実行されたときは、このオプション
は使われない。同じ効果を得るには、マッピングにコマンド |zv| を加えるこ
と。
(理由: 折り畳みを開くかどうかはマッピング自身でコントロールできたほう
がいい)
キーワード 適用されるコマンド ~
all 全て
block "(", "{", "[[", "[{" 等
hor 水平移動: "l", "w", "fx" 等
insert 挿入モードのコマンド全て
jump 長いジャンプ: "G", "gg" 等
mark マークへのジャンプ: "'m", CTRL-O 等
percent "%"
quickfix ":cn", ":crew", ":make" 等
search パターン検索: "/", "n", "*", "gd" 等
(":" コマンドでの検索パターンには適用されない)
|[s|と|]s|にも適用される。
tag タグへのジャンプ: ":ta", CTRL-T 等
undo アンドゥ/リドゥ: "u" と CTRL-R
移動コマンドがオペレータとして使われたときは (例えば "dl" や "y%")、こ
のオプションは使われない。つまりオペレータは閉じられている折り畳み全体
を含む効果を持つということだ。
Note 垂直方向の移動がここに含まれていないことに注意。それは垂直移動を
含めると、閉じられた折り畳みの上への移動が困難になるからだ。挿入モード
でテキストが挿入されるときには、カーソルが中に入っていった折り畳みは必
ず開かれる。
折り畳みを閉じるには、|zx| でオプション 'foldlevel' を再適用するか、
'foldclose' を "all" にすればよい。
*'foldtext'* *'fdt'*
'foldtext' 'fdt' 文字列 (既定では "foldtext()")
ウィンドウについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが |+folding| 機能付きでコンパイルされたときのみ
有効}
閉じられた折り畳みのところに表示されるテキストを生成する expression を
指定する。|fold-foldtext| を参照。
このオプションがモードラインで設定されたときは、式はサンドボックス
(|sandbox|) の中で評価される。|sandbox-option| を参照。
'foldexpr' を評価している最中にテキストを変更したり他のウィンドウへジャ
ンプすることは許されていない。|textlock|
*'formatexpr'* *'fex'*
'formatexpr' 'fex' 文字列 (既定では "")
バッファについてローカル
{Vi にはない}
{Vimが|+eval|機能つきでコンパイルされたときのみ有効}
オペレータ |gq| や自動整形 ('formatoptions' 参照) で行の範囲を整形する
ために評価される式。このオプションが空だと 'formatprg' が使われる。
|v:lnum| 変数は整形される最初の行を保持する。
|v:count| 変数は整形される行数を保持する。
|v:char| 変数は挿入されようとしている文字を保持する (式が自動整形のた
めに評価されたときに使用される)。空文字の場合もある。この文
字をバッファに挿入しないでください。
例: >
:set formatexpr=mylang#Format()
< これは 'runtimepath' 内にある autoload/mylang.vim 中の関数
mylang#Format() を呼ぶ。|autoload|
また、'textwidth' がオンになっていて、テキストを追加しているときにその
値を超えたときにもこの式が評価される。これは内部整形が使われるときと同
じ条件で起こる。この式を評価した後のカーソル位置がテキストに対して元の
位置と同じになるようにすること。この式を評価中は、関数|mode()|は "i"
または "R" を返す。
この関数が非ゼロを返すと Vim 内部の文章整形処理が使われる。
このオプションがモードラインで設定されたときは、式はサンドボックス
(|sandbox|) の中で評価される。|sandbox-option| を参照。その場合、サン
ドボックスの中ではバッファテキストの変更は許可されていないので、このオ
プションは機能しない。
*'formatoptions'* *'fo'*
'formatoptions' 'fo' 文字列 (Vimの既定値: "tcq", Viの既定値: "vt")
バッファについてローカル
{Vi にはない}
自動整形の実行方法を決めるフラグの列である。|fo-table| を参照。オプショ
ン 'paste' がオンのときは、('formatoptions' が空のときのように) 整形は
行われない。読みやすくするために、フラグの間にコンマを挟んでもよい。
将来追加されるフラグによる問題を避けるため、コマンド ":set" では "+="
と "-=" を使うこと |add-option-flags|。
NOTE: このオプションは 'compatible' がオンになるとViの既定値に設定され、
'compatible' がオフになるとVimの既定値に設定されるので注意。
*'formatlistpat'* *'flp'*
'formatlistpat' 'flp' 文字列 (既定では "^\s*\d\+[\]:.)}\t ]\s*")
バッファについてローカル
{Vi にはない}
リストのヘッダーを認識するのに使われるパターン。'formatoptions' のフラ
グ "n" に適用される。
このパターンにマッチする部分が、それ以下の行のインデントとなる。
|/\ze|を使うとマッチの終わりをマークしつつ、さらに文字のチェックを続け
ることができる。
{訳注: 例えば、このオプションが既定の "^\s*\d\+[\]:.)}\t ]\s*" のとき、
マッチする部分は
1. the first item
wraps
^^^^^^^^^^
の部分である。既定の値に\zeをはさんで "^\s*\d\+[\]:.)}\t ]\ze\s*" と
すると、リストのヘッダーと認識されるパターンはまったく変わらないが、
次行のインデントが\ze以前の部分に等しくなる:
1. the first item
wraps
^^^^^^
}
パターンの後ろに文字がなければならない。行全体がマッチすると、その行は
マッチがないのと同様に扱われてしまう。
既定では数字(後ろに句読点や空白があってもよい)を認識する。
*'formatprg'* *'fp'*
'formatprg' 'fp' 文字列 (既定では "")
グローバル/バッファについてローカル |global-local|
{Vi にはない}
選択された行をコマンド |gq| で整形するのに使われる外部プログラムの名前
を指定する。使われるプログラムは標準入力からテキストを読み込み、整形さ
れたテキストを標準出力に出力しなければいけない。Unixのプログラム "fmt"
が代表である。
オプション 'formatexpr' が空でないならば、代わりにその値が使われる。こ
のオプションが空ならば、内部の整形関数が使われる|C-indenting|。
環境変数は展開される |:set_env|。値に空白や '\' を含める方法については、
|option-backslash| を参照。
このオプションは |modeline| や |sandbox| の中ではセキュリティ上の理由
により設定できない。
*'fsync'* *'fs'* *'nofsync'* *'nofs'*
'fsync' 'fs' 切替 (既定ではオン)
グローバル
{Vi にはない}
これがオンになっていると、ファイル書き込みの後にライブラリ関数fsync()
が呼ばれる。するとファイルがディスクにフラッシュされ、メタデータのみを
ジャーナルするファイルシステム上でも安全に書き込みが行われるようになる。
ラップトップモードで動作するLinuxシステム上で強制的にハードドライブを
回転させることになるが、これはある種の状況では望ましくない。これをオフ
にするとクラッシュ時にデータを失う可能性を高めることに注意。fsync()の
実装がないシステム上ではこの変数は常にオフである。
スワップファイルに対してfsync()をコントロールするには 'swapsync' を参
照。
'fsync' は、フラグがこれを却下するように指定されていない限り、
|writefile()| にも適用する。
*'gdefault'* *'gd'* *'nogdefault'* *'nogd'*
'gdefault' 'gd' 切替 (既定ではオフ)
グローバル
{Vi にはない}
オンのときは、コマンド ":substitute" のフラグ 'g' がオンであることが既
定になる。つまり行内のマッチする文字列が、1番目のものだけでなく、全て
置換される。":substitute" に 'g' が指定されると、逆に1番目のみを置換す
るようになる。|complex-change| を参照。
コマンド 'gdefault' がオン 'gdefault' がオフ ~
:s/// 全て置換 最初だけ置換
:s///g 最初だけ置換 全て置換
:s///gg 全て置換 最初だけ置換
NOTE: このオプションは、'compatible' がオンになるとオフになるので注意。
DEPRECATED: このオプションを設定すると、このオプションを知らないプラグ
インを壊すかもしれない。また、多くのユーザーが標準の /g とは正反対の効
果を持っている /g フラグを付けることについて混乱する。
*'grepformat'* *'gfm'*
'grepformat' 'gfm' 文字列 (既定では "%f:%l:%m,%f:%l%m,%f %l%m")
グローバル
{Vi にはない}
コマンド ":grep" の出力を認識するための書式。
オプション 'errorformat' と同じく、関数 scanf 風の書式指定を使う。
|errorformat| を参照。
*'grepprg'* *'gp'*
'grepprg' 'gp' 文字列 (既定では "grep -n ",
Unixでは: "grep -n $* /dev/null",
Win32では: "findstr /n" か "grep -n",
VMSでは: "SEARCH/NUMBERS ")
グローバル/バッファについてローカル |global-local|
{Vi にはない}
コマンド ":grep" で使われるプログラム。このオプションは文字 '%' や '#'
を含んでもよい。これらはコマンドラインで使われるときのように展開される。
引数の挿入される場所を指定するには "$*" が使える。環境変数は展開される
|:set_env|。値に空白や '\' を含める方法については、|option-backslash|
を参照。
ユーザーの "grep" が引数 "-H" を認識するなら、":grep" が1個のファイルに
対しても適切に働くように、次のようにすること。 >
:set grepprg=grep\ -nH
< 特別な値: 'grepprg' が "internal" に設定されていると、|:grep| は
|:vimgrep|と同様に、|:lgrep|は|:lvimgrep|と同様に、|:grepadd| は
|:vimgrepadd|と同様に、|:lgrepadd|は|:lvimgrepadd|と同様に働くようにな
る。
|:make_makeprg| も参照。そこの記述のほとんどが 'grepprg' にも適用でき
るからだ。
Win32では、"findstr.exe" が見つかるならば既定値は "findstr /n" である。
見つからなければ "grep -n" である。
安全上の理由から、このオプションをモードライン|modeline|やサンドボック
ス|sandbox|の中で設定することはできない。
*'guicursor'* *'gcr'* *E545* *E546* *E548* *E549*
'guicursor' 'gcr' 文字列 (既定では "n-v-c:block-Cursor/lCursor,
ve:ver35-Cursor,
o:hor50-Cursor,
i-ci:ver25-Cursor/lCursor,
r-cr:hor20-Cursor/lCursor,
sm:block-Cursor
-blinkwait175-blinkoff150-blinkon175",
MS-DOSとWin32コンソールでは:
"n-v-c:block,o:hor50,i-ci:hor15,
r-cr:hor30,sm:block")
グローバル
{Vi にはない}
{VimのGUI版か、MS-DOSまたはWin32のコンソール版でのみ
有効}
Vimのそれぞれのモード内でのカーソルの外観を指定する。GUI上では完全に機
能する。MSDOSやWin32コンソールではカーソルの高さだけを変更する。これは
ブロックカーソルを指定する、または垂直・水平方向のパーセンテージを指定
することで行う。
コンソール上ではエスケープシーケンス 't_SI', 't_SR' 及び 't_EI' が使わ
れる。
値はコンマ区切りのキーワードのリストである。リストは部門別に分かれてお
り、各部門はモードリストと引数リストからなる。
モードリスト:引数リスト,モードリスト:引数リスト,..
モードリストは、モードを表す以下の記号のダッシュ区切りのリストである。
n ノーマルモード
v ビジュアルモード
ve 'selection' が "exclusive" のときの ビジュアルモード
(指定されなければ 'v' と同じ設定)
o Operator-pendingモード
i 挿入モード
r 置換モード
c コマンドラインノーマル (追加) モード
ci コマンドライン挿入モード
cr コマンドライン置換モード
sm 挿入モードでの対応括弧表示時
a 全てのモード
引数リストは、以下の引数のダッシュ区切りのリストである。
hor{N} 文字高の {N}% の高さの水平バーカーソル
ver{N} 文字幅の {N}% の幅の垂直バーカーソル
block 文字全体を覆う大きさのブロックカーソル
[上の3個のうちの1個だけを指定できる]
blinkwait{N} *cursor-blinking*
blinkon{N}
blinkoff{N}
カーソルの点滅について指定する。blinkwait にはカーソル
が点滅を始めるまでの遅延時間を、blinkon にはカーソルが
表示される時間を、blinkoff にはカーソルが消えている時
間を指定する。時間の単位はミリ秒である。どれかに 0 を
指定すると、カーソルは点滅しない。既定では
"blinkwait700-blinkon400-blinkoff250" となっている。こ
れらは指定されなかった項目に適用される。つまり、既定で
は点滅するように設定されているということだ。点滅しない
ようにするには "blinkon0" を指定すればよい。カーソルが
点滅するのはVimが入力を待っている間で、コマンドを実行
している間は点滅しない。
カーソルを xterm の中で点滅させるには、|xterm-blink|
を参照。
{group-name}
カーソルの色とフォントを設定する、強調表示のグループ名
を指定する。
{group-name}/{group-name}
強調表示グループ名を2個指定する。1個目は言語マッピング
がないときに使われ、2個目は言語マッピングがあるときに
使われる。|language-mapping|
値の一部の例:
n-c-v:block-nCursor ノーマルモード、コマンドラインモードとビジュア
ルモードで、強調表示グループ "nCursor" で指定
された色のブロックカーソルを使う。
i-ci:ver30-iCursor-blinkwait300-blinkon200-blinkoff150
挿入モードとコマンドライン挿入モードで、強調表
示グループ "iCursor" で指定された色の、文字高
の30%の高さの垂直バーカーソルを使う。点滅は少
し速くする。
モード 'a' は他とは異なっていて、与えられた引数リストを全てのモードに
対して設定し、指定されなかった引数は変更しない。これは全てのモードに共
通の設定をするためにある。例えば、点滅を止めるには "a:blinkon0" とする。
カーソル強調表示の例: >
:highlight Cursor gui=reverse guifg=NONE guibg=NONE
:highlight Cursor gui=NONE guifg=bg guibg=fg
<
*'guifont'* *'gfn'*
*E235* *E596*
'guifont' 'gfn' 文字列 (既定では "")
グローバル
{Vi にはない}
{VimのGUI版でのみ有効}
VimのGUI版で使われるフォントのリストである。値の最も単純なものは、ただ
1個のフォント名である。フォントが見つからないとき、エラーメッセージが
表示される。別のフォント名を試すには、フォント名のコンマ区切りのリスト
を指定できる。その中の最初の使用可能なフォントが使われる。
'guifontset' がサポートされているシステム上(X11)で、'guifontset' が空
でないならば 'guifont' は使われない。
Note: GTK GUI については、不正な名前に対してエラーは発生せず、常にリス
トの最初の要素が選ばれ、利用される。これは、GTK GUIが与えられた名前か
らフォントを特定するのではなく、パターンを構成するのに用い、利用可能な
フォントからそのパターンを用いて最もよくマッチするフォントを探そうとす
るからである。これによりマッチングは決して失敗しない。不正な名前を与え
たとしても、名前以外のフォント属性によりマッチングが行われるため、問題
とはならない。
コンマの後の空白は無視される。フォント名の中にコンマを指定するには、コ
ンマの前に '\' を置くこと。さらにオプションの値の中で空白や '\' を使う
には、それらの前に余分に '\' を置かなければならない。
|option-backslash| も参照。例えば >
:set guifont=Screen15,\ 7x13,font\\,with\\,commas
{訳注: 結果は "Screen15, 7x13,font\,with\,commas"}
< とすると、まずVimはフォント "Screen15" を使おうとし、だめなら代わりに
"7x13" を、そして "font,with,commas" を使おうとする。
フォントをどれも読み込めなかったら現在の設定のままになる。空のフォント
リストが与えられると、他のリソース設定を試してみて (X では Vim.font リ
ソースが使われる)、それがだめなら、必ず存在するはずの組み込みの既定
フォントを試す (X の場合は "7x13")。指定されるフォント名は "normal" な
{訳注: 太字や斜字体でない} フォントでなければならない。Vim は関連する
太字体や斜字体を見つけようとする。
Win32, GTK, Motif, Mac OS, Photon では: >
:set guifont=*
< これはフォント選択ダイアログを開く。そこで望みのフォントを選択すること
ができる。
フォント名は使っているGUIに依存する。様々なシステムに対して 'guifont'
を設定する方法については|setting-guifont|を参照。
GTK+ 2 と 3 ではフォント名は次のようになる: >
:set guifont=Andale\ Mono\ 11
< これだけである。もうXLFDは受け付けない。中国語の場合は以下の記述でうま
くいくと報告されている: >
if has("gui_gtk2")
set guifont=Bitstream\ Vera\ Sans\ Mono\ 12,Fixed\ 12
set guifontwide=Microsoft\ Yahei\ 12,WenQuanYi\ Zen\ Hei\ 12
endif
<
(GTK+ 3 の場合は、gui_gtk2 を gui_gtk3 に置き換えること)
Mac OSXでは次のようにする: >
:set guifont=Monaco:h10
< 'macatsui' も参照。表示上の問題を解決する助けになる。
*E236*
Note フォントは等幅でなければならない (全ての文字が同じ幅でなければな
らない)。例外はGTKである。どんなフォントでも受け付けるが、等幅フォント
がもっともきれいに見える。
X11でフォントのプレビューをするには、プログラム "xfontsel" が使えるか
もしれない。"xlsfonts" は、使用可能な全てのフォントのリストを与える。
Win32のGUIについて *E244* *E245*
- フォント名には以下のオプションを指定できる。
hXX - 文字高が XX (単位はポイント。浮動小数点数でもよい)
wXX - 文字幅が XX (単位はポイント。浮動小数点数でもよい)
b - ボールド (太字体)
i - イタリック (斜字体)
u - 下線付き
s - 打ち消し (文字を横切る線付き)
cXX - 文字セットが XX。使用可能なものは以下の通り: ANSI,
ARABIC, BALTIC, CHINESEBIG5, DEFAULT, EASTEUROPE,
GB2312, GREEK, HANGEUL, HEBREW, JOHAB, MAC, OEM,
RUSSIAN, SHIFTJIS, SYMBOL, THAI, TURKISH,
VIETNAMESE ANSI, BALTIC
通常は "cDEFAULT" を使うとよいだろう。
qXX - 品質が XX。使用可能な名前は以下の通り: PROOF, DRAFT,
ANTIALIASED, NONANTIALIASED, CLEARTYPE, DEFAULT.
通常は "qDEFAULT" を使うとよいだろう。
レガシーな OS ではいくつかの値がサポートされていない。
オプションの区切りには ':' を使うこと。
- 空白の代わりに '_' が使えるので、空白を '\' でエスケープする必要はな
い。
- 例: >
:set guifont=courier_new:h12:w5:b:cRUSSIAN
:set guifont=Andale_Mono:h7.5:w4.5
< |font-sizes| も参照。
*'guifontset'* *'gfs'*
*E250* *E252* *E234* *E597* *E598*
'guifontset' 'gfs' 文字列 (既定では "")
グローバル
{Vi にはない}
{VimのGUI版で、|+xfontset| 機能付きでコンパイルされた
ときのみ有効}
{GTK+ GUIでは利用できない}
このオプションには2種類 (またはそれ以上) のフォントを指定する。値が空
のときは無視される。1種類目は普通の英語に使われるもので、2種類目はユー
ザーの使う特別な言語用である。 |xfontset| を参照。
このオプションを設定すると、全てのフォント名はフォントセット名として扱
われるようになる。またコマンド |:highlight| の引数 "font" に使われるも
のも同様である。
フォントはカレントロケールに適合していなければならない。カレントロケー
ルの使用している文字セット用のフォントが値に含まれていないと、
'guifontset' の設定は失敗する。
Note 'guifont' と 'guifontset' の違いに注意。'guifont' では、コンマで
区切られたフォント名は代替用で、そのうちのどれか一つが使われる。
'guifontset' では、コンマも含めて値の文字列全体がフォントセット名を表
す。代替フォントセットを指定することはできない。
次の例は多くのX11システムで正しく機能する。 >
:set guifontset=-*-*-medium-r-normal--16-*-*-*-c-*-*-*
<
*'guifontwide'* *'gfw'* *E231* *E533* *E534*
'guifontwide' 'gfw' 文字列 (既定では "")
グローバル
{Vi にはない}
{VimのGUI版でのみ有効}
2倍幅の文字に使われるフォントをコンマ区切りのリストで指定する。値が空
のときは無視される。読み込み可能なフォントのうち先頭のものが使われる。
Note: 指定したフォントの幅は、オプション 'guifont' で指定したフォント
のちょうど2倍の幅で、同じ高さのものでなければならない。
GTK+ を除くすべてのバージョン:
'guifontwide' は、'encoding' が "utf-8" で、かつ 'guifontset' が空であ
るか不適切なものであるときにのみ使われる。
'guifont' が設定されていて、その中に適切なフォントが含まれており、かつ
'guifontwide' が空のとき、Vimは適合する2倍幅のフォントを探し、
'guifontwide' をそれに設定しようとする。
GTK+ GUI のみ: *guifontwide_gtk*
このオプションが設定されており、それが適切な値であるとき、'encoding'
が "utf-8" でなくても常に2倍幅文字に対して 'guifontwide' が使われる。
Vimは自動的に 'guifontwide' に適合する値を探そうとはしない。
'guifontwide' が空ならばPango/Xftが 'guifont' で利用できない文字に対す
るフォントを選ぶ。そのため、Pango/Xftが選んだ値を上書きしたいのでない
限り、'guifontwide' を設定する必要はまったくない。
Windows +multibyte のみ: *guifontwide_win_mbyte*
有効な値が設定されている場合、'guifont' の代わりに 'guifontwide' が
IME の表示に使われる。
*'guiheadroom'* *'ghr'*
'guiheadroom' 'ghr' 数値 (既定では 50)
グローバル
{Vi にはない} {VimのGTKとX11のGUI版でのみ有効}
GUIウィンドウを画面に合わせるときに、画面の高さから差し引かれるピクセ
ル数。このオプションはGUIを開始する前に、例えばファイル |gvimrc| 内で
設定すること。値を 0 にすると、画面の高さ全体がウィンドウに使われる。
正の値を指定すると、それだけのピクセル数がウィンドウの装飾や画面上の他
のもののために残される。ウィンドウを画面よりも高くするには、負の値を指
定すること。
*'guioptions'* *'go'*
'guioptions' 'go' 文字列 (既定では "egmrLtT" (MS-Windows,
"t" は |defaults.vim| 内で削除される),
"aegimrLtT" (GTK, MotifとAthena),
)
グローバル
{Vi にはない}
{VimのGUI版でのみ有効}
このオプションはVimのGUI版でのみ有効である。値は、GUIのどのコンポーネ
ントとオプションを使用するかを決定する、フラグの列である。
将来追加されるフラグによる問題を避けるため、コマンド ":set" では "+="
と "-=" を使うこと |add-option-flags|。
使用できるフラグは以下の通りである。
*'go-!'*
'!' 外部コマンドが端末ウィンドウで実行される。このフラグがない場
合、MS-Windows GUI はコマンドを実行するためにコンソールウィン
ドウを開く。Unix GUI はコマンド出力をリストするためにダム端末
をシミュレートする。
端末ウィンドウは下に配置され、必要に応じて上に広がる。
*'go-a'*
'a' 自動選択 (autoselect): 値に含まれると、ビジュアルモードが開始
されるたび、またはビジュアル選択範囲が変更されるたびに、Vimは
ウィンドウシステム共通のクリップボードを使おうとする。つまりビ
ジュアル選択で選択されたテキストは、Vim自身はもとより他のアプ
リケーションでも貼り付けに使えるということだ。(おそらくテキス
トに操作を実行したせいで) ビジュアルモードが終了したり、アプリ
ケーションが選択領域を貼り付けようとしたときには、強調されたテ
キストは自動的にクリップボードレジスタ "* にコピーされる。その
ためビジュアルモードが終了した後でも、選択領域を他のアプリケー
ションに貼り付けることができる。
含まれないと、レジスタ "* に対するコピーや貼り付けによって明示
的に指定されない限り、Vimはウィンドウシステム共通のクリップボ
ードを使おうとはしない。
モードレスセレクションについても同様である。
*'go-P'*
'P' 自動選択 (autoselect) と似ているが、"* レジスタの代わりに "+
レジスタを使う。
*'go-A'*
'A' モードレスセレクションに対する自動選択。フラグ 'a' と似ている
が、モードレスセレクションにのみ適用される。
'guioptions' ビジュアルモード モードレスセレクション ~
"" X X
"a" O O
"A" X O
"aA" O O
*'go-c'*
'c' 単純な選択にはポップアップダイアログでなくコンソールダイアログ
を使う。
*'go-e'*
'e' 'showtabline' で指定されたタイミングでタブを追加する。
'guitablabel' を使うとタブのラベルのテキストを変更することがで
きる。'e' がないと非GUIのタブページラインが使われる。GUIのタブ
はいくつかのシステム上(現在はGTK, Motif, Mac OS/X, MS-Windows)
でのみサポートされている。
*'go-f'*
'f' フォアグラウンド (foreground): シェルからGUIを開始し、そのシェ
ルからgVimを独立させる際に関数 fork() を使わない。これはエディ
タが終了するのを待つプログラム (例えばメールプログラム等) に対
して使う。フォアグラウンドでGUIを開始するには、これの代わりに
"gvim -f" や ":gui -f" も使える |gui-fork|。
Note: このオプションはファイル vimrc 内で設定するよう注意。ファ
イル|gvimrc|が読み込まれたときはフォーキングがすでに実行されて
いるかもしれない。
*'go-i'*
'i' Vimのアイコンを使う。KDEのGTKではウィンドウの左上に表示される。
GTKでないX11では、制限のため白黒のアイコンが使われる。色つきの
アイコンについては |X11-icon| を参照。
*'go-m'*
'm' メニューバーを表示する。
*'go-M'*
'M' システムメニューの実体 "$VIMRUNTIME/menu.vim" が読み込まれない。
Note このフラグは、構文認識やファイルタイプ認識を起動する前に、
ファイル .vimrc 内で追加されていなければならない (ファイル
.gvimrc が読み込まれたときには、システムメニューはすでに読み込
まれた後である。コマンド `:syntax on` と `:filetype on` でもメ
ニューは読み込まれる)。
*'go-g'*
'g' メニュー項目の灰色表示: 無効のメニュー項目を灰色で表示する。含
まれていないと、無効のメニュー項目は全く表示されない。
例外: Athenaでは常にグレー表示を使う。
*'go-t'*
't' メニュー項目の切り離しを有効にする。現在のところWin32, GTK+ と
Motif 1.2 GUI でのみ有効である。
*'go-T'*
'T' ツールバーを表示する。現在のところWin32, GTK+ と Motif,
Photon, Athena GUIでのみ有効である。
*'go-r'*
'r' 右スクロールバーを常に表示する。
*'go-R'*
'R' 垂直分割されたウィンドウがあるときのみ、右スクロールバーを表示
する。
*'go-l'*
'l' 左スクロールバーを常に表示する。
*'go-L'*
'L' 垂直分割されたウィンドウがあるときのみ、左スクロールバーを表示
する。
*'go-b'*
'b' 下 (水平) スクロールバーを表示する。サイズは表示されている行の
中で一番長い行によって決まる。またはフラグ'h'が含まれていると
きはカーソル行によって決まる。|gui-horiz-scroll|
*'go-h'*
'h' 水平スクロールバーのサイズをカーソル行の長さに制限する。計算量
を軽減させる。|gui-horiz-scroll|
そう、もちろん、本当に望むのなら、左スクロールバーと右スクロールバーを
「両方」使うことだってできる :-) 詳しい情報については |gui-scrollbars|
を参照。
*'go-v'*
'v' ダイアログのボタン配置を垂直方向にする。含まれていないとなるべ
く水平方向の配置を使うが、収まらないときには結局、垂直配置が使
われる。
*'go-p'*
'p' X11のGUIにおいて、ポインタ・コールバックを使う。ウィンドウマ
ネージャーの中にはこれが必要なものもある。カーソルが正しいタイ
ミングで点滅したり変形したりしないときは、これを追加してみるこ
と。これはGUIを開始する前に設定しなければならない。ユーザーの
ファイル |gvimrc| 内で設定すること。GUIが開始した後にこのフラ
グを追加したり取り除いたりしても、効果はない。
*'go-F'*
'F' フッターを追加する。Motifでのみ有効である。|gui-footer| を参照。
*'go-k'*
'k' スクロールバー、もしくはツールバー、タブライン、その他を追加/
削除する際に、GUI ウィンドウサイズを維持する。というよりは、そ
の振る舞いはウィンドウが最大化されて 'lines' と 'columns' が
ウィンドウに合うよう調整されるときに似ている。'k' フラグがない
場合、Vim は GUI コンポーネントが追加/削除されたときに 'lines'
と 'columns' を維持しようとする。
*'guipty'* *'noguipty'*
'guipty' 切替 (既定ではオン)
グローバル
{Vi にはない}
{VimのGUI版でのみ有効}
GUI版でのみ有効である。オンのときは、シェルコマンドからの入力用および
シェルコマンドへの出力用の仮想端末 pseudo-tty を開こうとする。
|gui-pty| を参照。
*'guitablabel'* *'gtl'*
'guitablabel' 'gtl' 文字列 (既定では空文字列)
グローバル
{Vi にはない}
{GUI と |+windows| 機能を有効にしてコンパイルされたと
きのみ利用可能}
空文字列でない場合は、GUI のタブページ行のラベルを設定する。空文字列で
あるか、または評価結果が空文字列である場合は、既定のラベルが使われる。
より詳しくは |s