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FormIt + Revit

FormIt の使いやすさを Revit の高機能と組み合わせる

FormIt for Windows は、Revit に直接接続することで、初期のコンセプトと詳細設計の間でシームレスにコミュニケーションを取ることができます。

FormIt + Revit の新機能

FormIt 2023.1 の改善点

  • 3D スケッチ ボタンを使用して FormIt を起動したときに、Revit で設定された場所が FormIt と同期されるようになりました。
  • 3D スケッチ ボタンを使用して FormIt を起動したときの DWG 線種変更の同期が改善されました。
  • 3D スケッチで、またはリンクされた FormIt オブジェクトの編集時に、FormIt と Revit 間でカメラをオプションで同期します。

2023 でのリンクによる高機能

  • Revit の[挿入]タブの [CAD をリンク] ボタンを使用して、FormIt モデル(AXM 形式)を Revit にリンクします。
  • Revit でリンクされた FormIt 要素を選択して新しい [FormIt で編集] ボタンを使用すると、FormIt で起動してすぐに編集できるようになります。
  • [レイヤ]パレットの新しい [Revit に送信]列 を使用すると、FormIt スケッチが Revit にリンクされたときに Revit に送信されるレイヤをコントロールできます。
  • Revit に送信する選択内容をプレビュー する新しいモードで、Revit に送信されるジオメトリをプレビューできます。このモードは、[レイヤ]パネルの下部および[Revit に送信]ボタンの横にあります。
  • シルエット エッジが Revit の FormIt オブジェクトに対して描画されるようになりました。

FormIt 2022.1 の改善点

3D スケッチ ボタンを使用して Revit から FormIt を起動し、FormIt の[レベル]パレットにすべての Revit レベルまたは選択した Revit レベルのデータを含めます。

2022 の新機能

  • Revit の[マス & 外構]タブの新しい [3D スケッチ] ボタンを使用して、Revit から FormIt を直接起動できます。
  • [3D スケッチ] ボタンから起動した場合、FormIt で設計を行い、FormIt の [Revit に送信] ボタンを使用してスケッチを Revit に戻すことができます。
  • Revit の[挿入]タブの [CAD 読込] ボタンを使用して、FormIt モデルを Revit に読み込むことができます(以前の [FormIt を RVT に読み込む] ボタンよりも信頼性が向上し、速度は最大で 30 倍高速なります)。
  • FormIt 機能用に個別のアドインをダウンロードする必要はありません。

Revit 2021.1 の改善点

  • エッジの表示設定の一貫性を改善: FormIt のスムーズ化されたエッジと非表示のエッジは Revit で非表示のままになります。
  • マテリアルの方向の一貫性を改善: FormIt 面のカスタム尺度や回転のオーバーライドを使用したマテリアルは、これらのオーバーライドを Revit でも維持します。
  • Revit からの FormIt ジオメトリの変換に失敗したり、Revit が停止する場合がありましたが、この問題が修正されました。

FormIt + Revit のスタートアップ

直感的な 3D スケッチを Revit から直接実行

初期段階設計と詳細設計を両方行っている場合は、FormIt と Revit 間で設計の繰り返し作業を迅速に行い、スムーズに検討できます。

  • コンテキスト ジオメトリをワンクリックで Revit から FormIt にプッシュできます。
  • FormIt で設計とモデルを作成し、設計を同じセッションの同じ Revit プロジェクトに戻すことができます。
  • [CAD をリンク] ツールを使用して Revit で FormIt モデルを参照し、Revit で引き続き可視化と詳細化を行うことができます。
  • [FormIt で編集] を使用して、Revit から FormIt リンクを起動できます。

3D スケッチ、FormIt で編集、設計の繰り返し作業用に Revit に送信

推奨されるワークフロー

  • 切断ボックスを使用して Revit モデルの内部の部分を定義し、[3D スケッチ] ボタンをクリックして FormIt を開き、内部レイアウトや特注の設計内容について検討します。新しい設計をワンクリックで Revit に送信します。
  • Revit で既にモデリングされた都市コンテキストから開始し、[3D スケッチ] ボタンをクリックして、周囲のコンテキストをスナップ可能な参照として FormIt に取り込みます。新しい設計をワンクリックで Revit に送信します。
  • 既存の Revit 建築モデルを開き、[3D スケッチ] ボタンを使用して FormIt を起動します。新しく追加する複数の設計をモデリングし、各設計を異なる FormIt レイヤに配置します。
  • Revit で FormIt オブジェクトを選択し、[FormIt で編集] ボタンを使用して FormIt でモデルを起動します。

FormIt オブジェクトを選択した後に[FormIt で編集]を使用する

  • Revit のプレビュー モード を使用して Revit に送信されるジオメトリをプレビューし、詳細開発に使用する適切な設計を共有していることを確認します。
  • 設計から必要な要素を選択し、[Revit に送信] ボタンを使用して各設計を Revit に送信するか、リンク モデルを保存します。

ツールを使用する

  • [3D スケッチ] ボタン、[FormIt で編集] ボタン、および [Revit に送信] ワークフローは、Autodesk Architecture, Engineering & Construction (AEC) Collection のサブスクリプションメンバーおよび特定の種類のアクセス権を持つお客様が使用できます。Revit LT では使用できません。AEC Collection の詳細はこちら

3D スケッチ ボタン

3D スケッチで新しいインスタンスを起動し、[FormIt に送信]を使用して Revit リンクを保存および作成する

  • Revit 2022.0 以降のバージョンを起動すると、[マス & 外構]タブに [3D スケッチ] という新しいボタンが表示されます。このボタンは 3D ビューからのみ使用できます。Revit の 2D ビューでは無効になっています。
  • オートデスクの資格情報を使用して Revit にサインインしていることを確認します。[3D スケッチ] ボタンを起動すると、Autodesk Account に再度サインインするように求められることがあります。これは、正しい資格があることを確認するためです。
  • FormIt 2022.0 以降のバージョンがインストールされていない場合(または 2022.0 より前のバージョンの FormIt がインストールされている場合)、FormIt は起動せず、正しいバージョンの FormIt をダウンロードするよう求められます。

3D スケッチの[FormIt を開く]ダイアログ

  • [3D スケッチ] ボタンをクリックして、FormIt を起動します。FormIt にすべての表示オブジェクトを取り込むか、選択したオブジェクトのみを取り込むか選択します。
    • 大きな Revit モデルの一部のみを参照する設計の場合には、選択したオブジェクトのみを取り込むことをお勧めします。
    • さらに、Revit の切断ボックスを使用して、Revit モデルの内部領域を分離し、FormIt に取り込みます。

3D スケッチとレベル

FormIt の起動後

  • FormIt を起動すると、含まれている Revit ジオメトリが FormIt の独自のレイヤに表示されます。レイヤは「Revit コンテキスト」と呼ばれ、既定でロックされています。
  • フォームを追加したり、マテリアルやコンテンツなどを適用して、FormIt でモデルを作成します。
  • レベルを[レベル]パレットから FormIt オブジェクトに適用します。

Revit に送信ワークフロー

  • Revit に送信するジオメトリを含めたり除外するには、[レイヤ]パレットの [Revit に送信]列 を使用します。

[レイヤ]パレットの[Revit に送信]列

  • Revit プレビュー モード を使用すると、Revit に送信するジオメトリをオプションでプレビューできます。[レイヤ]パレットの下部または[Revit に送信]ボタンの横にあるチェックボックスを使用して、Revit プレビュー モードをアクティブにします。

Revit プレビュー モード

  • FormIt のツールバーの [Revit に送信] ボタンを使用して、FormIt ジオメトリを Revit に転送します。
    • これにより、ファイルを保存するよう求めるメッセージが表示され、モデルが Revit にリンクされます。
      • 注: Autodesk Docs に保存すると FormIt と Revit の接続が切断されるため、ファイルはローカルに保存することをお勧めします。代わりに Autodesk Desktop Connector を使用すると、クラウドでモデルを共有できます。
    • リンクの作成後は、モデルを再保存するか、[Revit に送信]ボタンをクリックすると、いつでも Revit に変更を転送できるようになります。

  • FormIt のレイヤおよびマテリアルは、ジオメトリとともに Revit に転送されます。
    • Revit の[マテリアル]ダイアログ ボックスを使用して、「FormIt」でリストをフィルタすると FormIt マテリアルを表示できます。
    • FormIt レイヤは、Revit ビューの[表示/グラフィックス]の[読み込み]タブで見つけることができます。この方法は、Revit でさまざまな FormIt デザイン オプションを表示する場合に便利です。
    • Revit にレベルを送信するには、[CAD 読込]ダイアログを使用して AXM を読み込み、下部にある[レベルを読み込む]をオンにする必要があります。

[FormIt で編集]ボタン

  • Revit で FormIt モデルをリンクした後、または 3D スケッチ で新しい FormIt モデルを作成してモデルを保存した後、FormIt 要素は Revit に保存され、後で編集し直すことができます。
  • Revit で FormIt 要素を選択してから、[修正]タブの [FormIt で編集] ボタンをクリックすると、FormIt でモデルを起動できます。

FormIt モデルの読み込みとリンク: FormIt と Revit 間のデザイン コラボレーション

推奨されるワークフロー

  • FormIt モデルを同僚と共有すると、その同僚は FormIt モデルを Revit プロジェクトに読み込んで、参照、可視化、詳細設計を行うことができます。
  • FormIt モデルを Revit のデザイン オプションに直接読み込んで、さらにデザインを検討および比較します。FormIt レイヤは読み込みワークフローを通じて Revit に取り込まれるため、Revit ユーザはどの FormIt レイヤをどの Revit デザイン オプションで表示するかをコントロールできます。
  • FormIt モデルをマスカテゴリ ファミリに読み込んで(その後、Revit プロジェクトにロードします)、レベル、マス床、面指定のツールを利用し、Revit システム ファミリを FormIt ジオメトリに適用します。

Import CAD in Revit

  • 既存の FormIt モデルを Revit にリンクして、変更を Revit 間で送受信する、再ロード時にジオメトリとマテリアルの外観を更新する、FormIt レイヤを使用してジオメトリの表示/非表示をコントロールするなどが可能です。

Revit で CAD をリンクする

ツールを使用する

  • 現在の Revit プロジェクトに読み込む FormIt ファイルを指定します。Revit の [CAD 読込] ツールを開きます。使用可能なファイル タイプのリストから .AXM を選択します。目的の .AXM ファイルを選択して [開く] をクリックします。
  • FormIt マテリアルを Revit に転送し、Revit のマテリアルのダイアログ ボックスに表示します。FormIt マテリアルのリストをフィルタします。
    • FormIt で尺度を変更または回転したマテリアルは、Revit でも正しい尺度と回転を保持します。
  • FormIt から Revit にレベルを転送します。
    • [CAD 読込]ダイアログ ボックスで[FormIt レベルを読み込み]ボタンをクリックします。
  • FormIt の曲線ジオメトリや切り子面ジオメトリの非表示エッジは、Revit に取り込まれ、非表示エッジになります。
    • 既知の問題: シルエット エッジも Revit の隠線処理ビューで非表示になります。
  • FormIt の原点と Revit の基準点が使用されるため、読み込んだ FormIt オブジェクトを正確に配置できます。
  • Revit に読み込まれた FormIt ジオメトリは、すべての FormIt レイヤに取り込まれます。
    • FormIt レイヤには、[表示グラフィックス] > [読み込みカテゴリ]タブからアクセスできます。ここでは、FormIt レイヤのリストが表示され、チェックボックスを使用して FormIt レイヤのオン/オフを切り替えることができます。
  • Revit の「面指定」のツール(Building Maker ツールとも呼びます)を使用すると、FormIt ジオメトリから Revit 要素を生成できます。
    • この場合、最初に FormIt ジオメトリをマス ファミリまたは一般モデル ファミリに読み込み、次にプロジェクト環境にロードする必要があります。
  • FormIt ジオメトリは、1 つの読み込みインスタンスとして取り込まれます。
    • FormIt モデルを個別に読み込むには、FormIt でモデルのパーツを分離し、各パーツを個別の .AXM ファイルとして読み込みます。
  • 詳細については、Revit のドキュメントを参照してください。

Revit レベルと FormIt 読み込みを使用する

  • FormIt ジオメトリを Revit に読み込むと、Revit のレベルが原因で、結果のオブジェクトが予期しない高さになることがあります。
    • 立面図ビューまたは平面図ビューでは、読み込まれた FormIt ジオメトリは Revit の現在のレベルに表示されます。
    • 3D ビューでは、読み込まれた FormIt ジオメトリは既定で一番下のレベルに設定され、地下になることもあります。
    • ジオメトリが Revit で予期しない高さに表示される場合は、読み込まれたオブジェクトを選択し、基準レベルを Revit の適切なレベルに合わせて調整します。

Revit ファミリを変換する

  • Revit ファミリは、Revit の[アドイン]タブの [RFA を FormIt に変換] ボタンを使用すると FormIt コンテンツに変換できます。変換することにより、FormIt のコンテキストで既存の Revit コンテンツを効率的に再利用できるようになります。
  • RFA ファイルを FormIt ファイルに変換して出力する任意のフォルダを指定します。
  • この方法は、既存のすべての Revit コンテンツを再利用する際に便利です。コンテンツを FormIt に変換し、変換されたファイルを入れるフォルダとして FormIt のコンテンツ ライブラリを指定します。次に、[コンテンツ ライブラリ]パレットからサムネイル プレビューをクリックしてモデルに配置します。

Revit 用に SketchUp ファイルを準備する

  • FormIt for Windows を使用して、SketchUp コンテンツを開いたり読み込むことができます。
  • オプションで、組み込みの診断ツールと修復ツールを使用してジオメトリを修正し、下流の操作に適したソリッドにすることができます。
  • FormIt ファイルを保存し、前述の [CAD 読込] ワークフローまたは [Revit に送信] ワークフローを使用して読み込みます。

FormIt Converter アドインからの移行

FormIt + Revit 2022 以降はユーザ インタフェースに組み込まれ、追加のダウンロードは必要なくなりました。

これらの変更により、アドインは移行され始めています。以前のワークフローがどのように変更されたかについて説明します。

.AXM ファイルを読み込む新しい方法

アドインの [FormIt を RVT に読み込み] ボタンに代わり、Revit の[挿入]タブの[CAD 読込]ツールを使用して FormIt (.AXM)ファイルを読み込むことができます。

このワークフローでは、速度が最大 30 倍高速になるほか、全般的に信頼性が向上しています。さらに、いくつかの動作が変更されました。

読み込み時のジオメトリ

  • FormIt ジオメトリは、1 つの読み込みインスタンスとして読み込みます。FormIt カテゴリは Revit カテゴリに変換できなくなりました。この問題は、今後の更新で対処できるよう取り組んでいます。
    • FormIt カテゴリは、現在、エネルギー解析にのみ使用されます。
  • モデルを小さなパーツに分割する必要がなくなりました。FormIt モデル全体を一度に送信してみてください。
  • 1 つの FormIt モデルをパーツごとに個別に読み込む場合は、FormIt でモデルをパーツに分け、それぞれ個別の .AXM ファイルとして読み込みます。

読み込み時のマテリアル

  • FormIt マテリアルの Revit への転送が改善され、[マテリアル]ダイアログ ボックスで並べ替えることができるようになりました。

読み込み後のワークフロー

  • [マス床]および面指定のツール(Building Maker)を使用するワークフローの場合は、最初に FormIt モデルを Revit のマス ファミリまたは一般モデル ファミリに読み込み、次にプロジェクト環境にロードします。
  • また、Revit から初期段階の設計に対応した新しい 3D スケッチ環境に直接アクセスすることで、作業をより流動的に行うことができます。

Revit ファミリの変更点

Revit の[アドイン]タブの [RFA を FormIt に変換] ボタンを使用することにより、FormIt で引き続き Revit ファミリ コンテンツを使用できます。このワークフローに変更はありません。

より良いエクスペリエンスを提供するため、[ファミリを再ロード] ボタンが削除されました。

重要な注意事項

サポートを依頼

FormIt + Revit に関するヘルプが必要な場合は、フォーラムでお知らせください

古い Revit アドインをダウンロードする
(2021 以前)

FormIt および Revit 2022 以降を使用している場合、別のアドインをダウンロードする必要はありません。

Revit 2021 以前のリリースの場合は、次のリンクから旧バージョンのアドインを確認できます。

旧バージョンの Revit アドインのダウンロードを参照する