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seimei_observation_manual.v1.memo
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*岡山3.8mせいめい望遠鏡の観測メモ by Kosuke Namekata
~便利サイト~
・KOOLS-IFUステータス
http://www.kusastro.kyoto-u.ac.jp/~kazuya/p-kools/index.html
#ETCもここで計算できる
・KOOLS-IFU解析方法
http://www.kusastro.kyoto-u.ac.jp/~kazuya/p-kools/reduction-201604/index.html
・簡易解析
- HDSのiraf解析マニュアル
https://www.naoj.org/Observing/DataReduction/Cookbooks/HDSsp_2008may-j.pdf
- 野津さんのまとめサイト
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~ynotsu/hdsana/reduction.html
- すばる
https://subarutelescope.org/Observing/DataReduction/mtk/spring10/longslit.pdf
・STARALT
http://catserver.ing.iac.es/staralt/
・OAO Skymonitor
http://www.oao.nao.ac.jp/weather/skymonitor/
・GPV
http://weather-gpv.info/
#半日程度のスケールでは上手く予想できる??
~情報~
#このメモは、2019Aの観測期間(2019/3/22-28)に行われた観測に基づいて書かれています。
#Image Rotater:[In], グリズム:VPH-683
0. 現状の望遠鏡/エラーなど報告点
・鏡のアライメント
鏡の角度の調整は、10分-1時間の頻度で手動で調整。
#時間帯にもよるが、点源なら1時間に1回で十分
#時間によっては30minに1回とかの方がいいかも
#それよりも、focusが結構変わるので、そっちを気にした方がいい。
memo:
#光学望遠鏡は、波長の1/5以下の精度で調整しなければ本来の精度が出ないらしい(前原さん談)。
・画像の上下は望遠鏡の上下に対応しているため、イメージローテーターをつけて観測する。
#集光率は30%程度落ちるが。#将来的にはfits fileに保存して自動でポインティングできれば...
光量などをみながら、集光率が下がってきたら、調整する。
#結構大変で、fiberの端から端まで天体が移動するのが大体5分(高度が低い場合は3-4分、高い場合は7分くらいで要調整)
#つまり、5min以上の露出は現状では厳しい。
・現状観測したのは、1, 5, 9.5, 13.8等星
- 9.5等級では十分な観測が可能
- 13.8等では、CMOSカメラには全く映らない状態。
#さらに5min以上の露出は厳しいので、なかなか暗い天体は厳しそう。
・集光率は予想の1/7の状態 -> 流石にもっと良さそう。
・星の像は、2″~3″程度に抑えられている。
・インプットファイルは、(後述)
天体名, R.A.(赤経), Dec(赤緯), J2000, vel, vel, memo
AD-Leo,10:19:36.2808024653,+19:52:12.014037746,2000,0,0,memo
#なお現状では空白をいれた場合はうまく読み込めない。
・3/24
- Lamp controlの制御が上手くいっていない。
- 22:30ごろ 南東(画面でいうと右手に)に動く(2minに一回, W×3, N×2or3を押す)
・3/25
- 星の座標リスト & star plotが上手く作動していない。
- actuator limit(再): 初めて値がマイナスを取るなどした。
- 木野さんの指示で、手動でactuatorを直した(抑えたり、電源を一旦抜いて原点合わせをしたりなど。)
・望遠鏡のオフセットが上手くいっていない
- ドームのオフセット:+10°しないといけなかった
-> 黒田さんに報告
#memo: シャックハルトマン画面で[Eject]を押すと、鏡全体の天体像が見える
-> エンコーダーの読み取りの問題?エンコーダーの原点を通過するとリセットできるらしいので、
北の天体に向けたりして、ぐるぐる回してみれば改善する可能性がある。#この日もEK Draに向けたためか、終わった時には直っていた。
・KOOLS-IFU
過去のログをロードしようとすると、
File open error
とでる
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・CMOSカメラのアップデート
CMOSカメラの画面に十字線を出すオプションを追加しました。
メニューバーの一番右端のボタンを押すと表示されます。
また、VNCで接続後、中央にCmosCamとしてショートカットを作っておきました。
#ガイド望遠鏡
1時間-30分に1回撮影すること->OK
・前原さんの解析ツールkif_ag.py
> import kif_ag
> kif_ag.auto_guide()
でOK! 基本は、
・CMOS Cameraの異常事態
192.168.1.4
user:admin
passwd:12345678
->power [off]→[on]: reboot
・Rotator-シャックハルトマン
シャックハルトマンを行うときは、
Rotator:[IN], Rotator Tracking mode: [El]にしなければならない。
~観測手順~
1. 望遠鏡サーバ立ち上げ @3階の望遠鏡室で
・望遠鏡がホームポジションにあることを目視で確認
- 高度方向:エンコーダのマークのすぐ右側に原点マークがあることを確認
- 方位角方向:[逆L]+[|]の形状を確認
・3つのスイッチ(望遠鏡制御・高度制御・方位角制御)を押して電源を入れる
→ コンソーラとTELS2が立ち上がる
#右側のパネルでも操作可能
#右側の
#望遠鏡の高度・方位はここでも操作可能なので、原点を調整する。
・「ホスト」PCで
$ ./telescopeM5
・ガラリは開ける、カーテンはしめる(観測が終わったら、元に)
#湿度92%以上であれば、ガラリは開けなくて良い。
#風が強い場合も(5m/s以上とか)開けなくて良い。
2. 観測準備:望遠鏡・鏡の調整(ここからは1階の望遠鏡コントロール室で)
・画面の配置の推奨
- 左画面=望遠鏡制御, 中央=KOOLS-IFU制御, 右画面=鏡の制御
・terminalで
$ ssh cont74@192.168.1.63
$ ./temporay_rotator.rb
・別windowで
$ cont380
→ proposal ID & 観測者名(適当で良いがスペースを入れてはダメ)
・主鏡の制御(基本的には紫の色を押していく)
- Zero Point Search(紫色の文字を押す)
・副鏡の制御(現状では押さなくてもいいものも紫になっているので注意)
- [Mode] → Superuser
<Secondary Mirror>
@Mirror Controller
[Z-axis]: 0付近になるまで待つ
<Third Mirror>
@Main Controler
[Zenis]
[Rot-axis] (Tile-axisは押さなくて良い)
@Third Mirror Control
Rotation: -2.2222 → [R-Move]
[Z1-Move]
・Image rotatorの制御
@Rotator Controller
[Zero Reset]×2
・望遠鏡のオフセット値を入れる
@Sub Controller
@Offset Control
Rotator: 90
Azimuth: -100
Elavation: 2300
・電気消す
@Sencor
・エッジセンサー
#6個以外にFARという文字があったら木野さんを呼ぶ
#天頂に向けると、1つのセンサーがおかしい
-> Homeボタンを押す
**#Edgeではこの文字が出ません!!**
**#天頂に向けていると、Closeになっている時がある。-> 天頂に向けたらなおった #45 14-5**
**#多分接触している??**
@Mode
M1 Controler StatusでFeedback Control:[Start]
#青:段差、赤・緑:高度・経度?
#[org]を押すとスケールを合わせてみやすくしてくれる(リロードしても良い)
#Actuator: 0-1000の間にあることを確認。機械の誤作動・故障につながるので、見つけ次第木野さんに連絡。
->50以下、950以上になるとアラートが出るので、出たらそれも連絡
3. 観測準備
・VNS Viewerを立ち上げる
- terminal立ち上げ
$ ueyedemo
@立ち上った画面で
- 一番左のボタン
- スパナマーク
- Image (gainを上げればみやすくなる)
(この時点では望遠鏡のGUIは立ち上っているはず)
(以下、フラット・コンパリゾンを後に撮るものとして書く)
・観測者名、観測IDをしっかりと確認。
別の人のものであった場合は、自分のに変更すべし。
・KOOLS-IFU立ち上げ
#ここは、松林さんの観測マニュアルを参照
立ち上がってから、[messiaサーバー]を立ち上がらせる
#CCDの読み出し回路のソフト:国立天文台が開発したらしい
#順番は逆の方がいい?
#./KOOLS_obs_GUI.py -r
#-rをつけた方がいい。
・フラット・コンパリゾン・バイアスをとる
#ドームはまだ開けていない状態?
#開けている場合は、追尾を切り、Shutter:[Close]とする。
#ドームの電気が消えていることを確認
#観測中にはエレベータで移動しないことを推奨
- Instrumental Select: [Flat & comparison]を選ぶ
- Lamp Control: [Flat-lamp] → [Ne][Xe]Comparisonをとる
#KOOLS-IFUのsaturation countは、65,535count。
#カウントのヒストグラムで、カウントがサチっていないことを確認
#最初の観測では、
Flat-lamp=20sec × 3露出(60secではサチっていた)
Ne-lamp=1sec × 3
Xe-lamp=120sec × 3
Bias × 10 (0秒露出で10枚くらい取っていた。)
4. Target天体を観測する
・ドームを開ける
Dome Control: [Open]
・自動追尾機能オン
Rotation: [Auto] #天体を入れてからでも良い??
・Useful Interface: [Control Pac]
#すると、手動で天体をポインティングできる便利なボタンが現れる。
#なお、CMOSカメラ画面の上下=望遠鏡の上下≠南北、なので注意。
#移動幅は、便利なことに、ボタンで変更可能。
(*1)
・targetリストを読み取り
- Useful Interface: [Catalog]
#あらかじめ天体を選んでおくほうが良いが、ここで書いても良い。
#オブジェクトファイルは、**.datという形式でないと読んでくれない。
#あと、emacsは入っていないので、viの簡単な知識が必要。
- 後は、[Object]→ファイル選択
- objectを選択し、[go]開始
#今の座標から遠い座標にある天体に向ける場合には、しばし視野内に入らない。
#特に暗い天体ではなおさら。
#そんな時は、近くの一等星などにポインティングした後に再ポインティング。
#あるいは、rotater-outを一旦選択し、ぼやけた像を作っておき、
#そのぼやけた像の中心に合わせるようにして再度rotater-inを入れると、結構いける。
#いきなりターゲットに当てる前に、一等星で以下のシャックハルトマンの作業をする。
・Offset Control: Rotatior→[90]に入れる。
・Focus合わせ
Focus Control: 数字を0.1幅で前後させ、ポインティングがいいところで止める。
#鏡のアライメントのエラーよりも、これによる像のぼやけの方が大きい時もあるので、大事。
・シャック-ハルトマン
- Intrumental selection -> シャック-ハルトマン: [Change]
@Shack Haltman (これは、Sencor Modeと同じHPから観れるが、先に立ち上げておくのが良いかも)
#192.168.1.64で調べれば出てくる。
- Power:[On]
- Preview
- M1
- Preview
- M1:[Apply]
- Instrumental: CMOS-Cam: [Change]
・観測天体入れ(*1に戻る)
同様に、Catalog: Object: 選択: [Go Tracking]
#ただし、Focus合わせわ一晩に数回チェック、シャックハルトマンは30min-1hourに1回で良い。
#ポインティングが悪くなってきたら、その度に調整
・Instrumental selection: [KOOLS-IFU]
とし、KOOLS-IFUの操作マニュアルに則り、観測を行う。
5. メモ
・たまにImage Rotaterの数値がおかしくなることがある。
まだ対策はできていないが、
Rot. Pos = Rot.Offset(90°) - Elevation × 0.5 @EL
or
Rot. Pos = Rot.Offset(90°) - (Elevation+Para. Ang.)*0.5 @Star
となっていない時は、おかしいということ。
シャックハルトマンを行う際には、元に戻すことが推奨
・Error (76): 無視して良い(ダブルクリックで消える)
・fits fileにオブジェクト名が入らないので、観測のメモを取ること必須。
・異常値のセンサがある場合には制御をONにせず(ONの場合はすぐにStopして)
望遠鏡を振って正常な場所を探してからONにするようお願いします。
・この望遠鏡では指向方向のオフセット値として赤経・赤緯の他に方位・高度の値も入力できます。
22日の観測では方位-100秒角、高度+2300秒角の値を入力した上で、十字ボタンをクリックして
赤経・赤緯のオフセット値を微調整していました。
これらの値は望遠鏡コントローラの電源を落とすとクリアされますので起動時に毎回入力する
必要があります。
ただ、これは面倒なので望遠鏡を原点復帰した時のプリセット値を-100, +2300秒角だけ
変更する作業を黒田さんが行ってくれるはず
-> 変更されたのかな??
6. 観測の終わり方
・シャッター:[Close]
・Rotation: [Rot.Stop]
・電気つける:Upper light
・望遠鏡をホーム位置に戻す:[Home]
・副鏡の調整終わり:[END] @sub controler
・KOOLS-IFU終了
#松林さんのマニュアルを参考に。
・VNCのウィンドウを消す
#念の為、上のウィンドウから切っていく
・鏡の制御収容
Mode:Feed back control [Stop]
#これは、順番的に、望遠鏡位置をホームに戻した後の方が良い
・シャックハルトマン
Previwe[Stop] → [Off]
@望遠鏡の部屋(寒いので注意)
・[OFF]ボタンを二つ
・ガラリは閉める・カーテンは開ける(all+▲)。
・ドアの鍵がかかっていることを、必ず確認!(そうでないと観光客が入ってくることがある)
・最後にデータ移行
- 秘密鍵作成->からの、花山/kusastroに転送!?
- 有線を使って装置PCに接続
$rsync -auvv --progress messia@192.168.1.64:/home/messia/data/fits/2019/20190326 .
おわり