【iOS10 Swift】ユーザー情報を更新してみよう！

2016/10/26作成

概要

• ニフクラmobile backendの『会員管理機能』を利用してObjective-Cアプリにログイン機能を実装し、ユーザー情報を更新するサンプルプロジェクトです
• 簡単な操作ですぐに ニフクラmobile backendの機能を体験いただけます★☆
• このサンプルはiOS10に対応しています
• iOS8以上でご利用いただけます

ニフクラmobile backendって何？？

スマートフォンアプリのバックエンド機能（プッシュ通知・データストア・会員管理・ファイルストア・SNS連携・位置情報検索・スクリプト）が開発不要、しかも基本無料(注1)で使えるクラウドサービス！

注1：詳しくはこちらをご覧ください

動作環境

• Mac OS 12.5.1 (Monterey)
• Xcode Version 14.0
• iPhone X (iOS 16)

※上記内容で動作確認をしています

作業の手順

1. ニフクラmobile backendの会員登録とログイン

• 上記リンクから会員登録（無料）をします。登録ができたらログインをすると下図のように「アプリの新規作成」画面が出るのでアプリを作成します

• アプリ作成されると下図のような画面になります
• この２種類のAPIキー（アプリケーションキーとクライアントキー）はXcodeで作成するiOSアプリにニフクラmobile backendを紐付けるために使用します

• 動作確認後に会員情報が保存される場所も確認しておきましょう

2. GitHubからサンプルプロジェクトのダウンロード

• 下記リンクをクリックしてプロジェクトをダウンロードをMacにダウンロードします

• SwiftSegmentUserApp

3. Xcodeでアプリを起動

• ダウンロードしたフォルダを開き、「SwiftSegmentUserApp.xcworkspace」をダブルクリックしてXcode開きます(白い方です)

• 「SwiftSegmentUserApp.xcodeproj」（青い方）ではないので注意してください！

4. APIキーの設定

• AppDelegate.swiftを編集します
• 先程ニフクラmobile backendのダッシュボード上で確認したAPIキーを貼り付けます

• それぞれYOUR_NCMB_APPLICATION_KEYとYOUR_NCMB_CLIENT_KEYの部分を書き換えます
• このとき、ダブルクォーテーション（"）を消さないように注意してください！
• 書き換え終わったらcommand + sキーで保存をします

5. 動作確認

• Xcode画面の左上、適当なSimulatorを選択します

• iPhone7の場合は以下のようになります

• 実行ボタン（さんかくの再生マーク）をクリックします

• アプリが起動したら、Login画面が表示されます

• 初回は SignUp ボタンをクリックして、会員登録を行います

• User NameとPasswordを２つ入力してボタンをタップします
• 会員登録が成功するとログインされ、下記ユーザー情報の一覧が表示されます
• SignUpに成功するとmBaaS上に会員情報が作成されます！

• ログインに失敗した場合は画面にエラーコードが表示されます
• エラーが発生した場合は、こちらよりエラー内容を確認いただけます

新しいフィールドの追加

• 新しいフィールドの追加をしてみましょう。"favorite"というフィールドを作り、中身には"music"と入れてみました。こうすることで、ユーザー情報に新しい属性を付与することができるようになります！
• 編集が完了したら更新ボタンをタップして下さい

• 更新後、tableViewが自動でリロードされ、追加・更新が行われていることがわかります。追加したフィールドは後から編集することが可能です

• ダッシュボードから、更新ができていることを確認してみましょう！

解説

• 下記３点について解説します
• 会員登録
• ログイン
• 会員情報の取得

会員登録

SignUpViewController.swift

let user = NCMBUser()
        //ユーザー名を設定
        user.userName = self.userNameTextField.text
        //パスワードを設定
        user.password = self.passwordTextField.text
        
        //会員の登録を行う
        user.signUpInBackground(callback: { result in
            // TextFieldを空に
            DispatchQueue.main.async {
                self.cleanTextField()
            }
            
            switch result {
                case .success:
                    // 新規登録成功時の処理
                    
                case let .failure(error):
                    // 新規登録失敗時の処理
                    
                }
        })
    }

ログイン

// ログイン
NCMBUser.logInInBackground(userName: self.userNameTextField.text!, password: self.passwordTextField.text!, callback: { result in
            // TextFieldを空に
            DispatchQueue.main.async {
                self.cleanTextField()
            }
            
            switch result {
            case .success:
                // ログインに成功した場合の処理
            case let .failure(error):
                // 新規登録失敗時の処理
            }
        })         

会員情報の取得

SegmentUserViewController.swift

//会員情報をカレントユーザーから取得
func getUser() {
    self.user = NCMBUser.currentUser
    self.userKeys = Array(self.user._fields.keys)
    // 追加fieldの値を初期化する
    self.addFieldManager.keyStr = ""
    self.addFieldManager.valueStr = ""
    DispatchQueue.main.async {
        self.tableView.reloadData()
    }
}

参考

• 同じ内容の【Objective-C】版もご用意しています
• ObjcSegmentUserApp_iOS10