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THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!.txt
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眠り姫 THE SLEEPING BE@UTY
春香「ねえ、知ってる? 桜の木の下には、女の子が眠ってるんだって」
伊織、響、やよい、真、雪歩「?」
伊織「鍵?」
/*
校舎の庭を歩く生徒たち
合唱
ティーチャー律子
ボートにのってる真、雪歩、あずさ
文庫本を読んでいる千早(ちらっとボートの方を見る)
やよいの紙をいじってリボンだらけにしてる伊織、となりに響
*/
響「なあ、知ってるか? 私たちの中から、アイドルが選ばれるかも知れないんだって」
/*
真の髪を切りながら
*/
雪歩「私、真ちゃんのことが、好き」
/*
レースカーテンで自身と千早を覆い
*/
千早「っ」
あずさ「しーっ。人が来ちゃうでしょ?」
/*
本を読む千早を見ながら(ここ覚えてない)
*/
春香「あなた、アイドルになりたいの? ふふっ」
/*
電気系の能力でりんごを粉砕しながら
*/
伊織「私は認めない、あなたがアイドルだなんて!」
/*
おしゃぶりを咥えた亜美真美を両サイドに座らせ、ベッドの上で絵本のようなものを読んでる貴音
*/
亜美or真美(たぶん真美)「それでどうなったの?」
貴音「旧校舎のその桜の下には女の子が眠っていて、何年も何年も、そこの扉が開くのを待っているのです…。何年も…何年も……」
亜美or真美(たぶん真美)「かわいそう…」
/*
やべえ顔してる伊織が肩で息を整えながら鍵を開ける
*/
春香「それは、開けてはいけない秘密の扉。起こすと怖い、眠り姫…」
/*
ギィィ…という音と扉が開、共に赤い眼を光らせてこちらに迫ってくる
BGM「Fate of the world」
*/
響「だめだ、外に出てくるよ!」
雪歩「お願い、当たって! …早い! あっ」
あずさ「雪歩ちゃん!」
真「はあああ…はあっ!」
/*
おそらく伊織が美希を開放した旧校舎
*/
やよい「うぅ…うーっ!」
伊織「やめなさい」
やよい「うーっ!」
伊織「お願い、目を覚まして!」
/*
あずさが律子に羽交い締めされながら
*/
あずさ「ティーチャー律子、なんで…?」
律子→貴音「うふ。お久しぶりですわ。お姉さま…」
あずさ「貴音ちゃんっ!?」
/*
おにぎり派の構えをしながら
*/
美希「みんな消えちゃえばいって思うなっ!!」
/*
千早が真、雪歩、響の前に立ち、シールドを構える
*/
真「千早!」
雪歩「千早ちゃん!」
響「千早!」
千早「あれが、アイドルの力だというの!?」
/*
校舎(新旧は不明)の上に立ちながら
*/
美希「待ってたよ、春香」
春香「帰ろう、美希…。ここは、私たちのいて良いところじゃない」
/*
倒れた雪歩を抱きかかえて揺すりながら
*/
真「ねえ起きて! 起きてよ、雪歩!」
/*
鎖であずさを縛り、地下のようなところで魔法陣的な感じ(ドクンドクンなってる)
*/
貴音「時は来た! 今こそでびゅうの時!」
/*
やよいを抱きしめながら
*/
伊織「一体、アイドルって何なのよ…」
/*
Fate of the worldから眠り姫に切り替わる
美希のおにぎり波をシールドで防いでる?
*/
美希「この力…!お前もアイドルの器を持っているというの!?」
亜美真美「だめ! 新たな眠り姫が生まれてしまう!」
/*
おそらく春香と一緒におにぎり波を防いでいたと思われる(千早の右隣りに春香がいる)
*/
春香「千早ちゃんなら、大丈夫」
千早「春香。私、アイドルになるわ!」
/*
靴から順番にプリキュアみたいに服が変わっていく
*/
千早(ナレーション)「映画、眠り姫」
千早「私、あなたのこと忘れない…!」
/*
同時上映でハム蔵の大冒険みたいなのと来場者特典で光るおにぎりストラップをプレゼントだった気がする(昔やってたゴジラの映画にハム太郎の映画を同時上映してた感じ)
*/
/*
生っすかレボリューションに戻る
※眠り姫を必死に覚えていたため、以下の本編の詳しい描写は覚えていない
*/
客「おおお~~~」
春香「うわ~! 撮ってるときにはわからなかったけど、こんな凄いことになってたんだ! CGって、凄いね!」
美希「みんなで宙吊りになったりして、面白かったの」
千早「主題歌は書き下ろしなのよね」
春香「ウンウン! まさに、劇場作品って感じ! 衣装や小道具もすっごくこってて、みんなでずーっと本物みたいって…」
/*
ここで美希がディレクター?みたいなのが時間が押してる的な指示を出してることに気がつく
*/
美希「春香、そろそろ行くの」
春香「ああ、まだやってなかったね。えへへ…」
客「わははは」
春香「それじゃあみんな、行きますよー! 日曜夜のゴールデン、765そろって大放送、帰ってきました、生っすか~? レボリューション!!!」
/*
ここでTHE IDOLM@STERが流れる
*/
記者A「星井さん。ハリウッドデビューが決まったというお話は本当なんですか?」
記者B「ヒロインとのことですが」
美希「えっとね、なんか、いきなり電話かかってきて、ミキ、よくわかんなかったんだけど…とりあえず、いいよって言っちゃった。あはっ☆」
記者一同「お~」
/*
始球式。ボールがキャッチャーまで届かないいおりんかわいい
ナレーションの始球式は竜宮小町でしたは聞き取れたが、その前がなんと言っているのかわからなかったので、それっぽいものを入れた
みんなに手を振るいおりんかわいい
*/
???「は~」
あずさ「ゴー!」
亜美「いけー!」
伊織「ふっ!」
亜美「わーい!」
ナレーション「本日の始球式は、竜宮小町でした。ありがとうございました。」
/*
スーツ姿の男たちを拳法で倒していくチャイナ的服きた真
戦闘中の声はこんな感じだった
*/
真「ふっ はっ てやっ でいっ!」
監督「はい、カーット! オーケー!」
真「ふぅ…へへっ、やーりぃ!」
/*
貴音と雪歩が主演の茨の歌姫(みたいな名前)のインタビュー
*/
雪歩「私も、今までにない役柄に挑戦できたかなと思ってます」
貴音「雪歩の繊細な演技、光ってましたよ」
雪歩「あっ、本当ですかぁ? うふふ、ありがとうございますぅ」
/*
響が参加してた動物のイベントの名前をメモしてなかった。ただスクリーンの手前側に写ってた響の髪型にした女の子がめっちゃ可愛かった
*/
響「はーい、順番だぞお? 押さないでね」
響「よし、仕上げだ。ハム蔵、いぬ美」
ハム蔵「ヂュイ!」
いぬ美「バウッ!」
/*
やよいと真美の撮影
カメラマンがなんて言ってるか分からなかったから母音に合わせた
*/
カメラマン「いいねー、おしまい!」
やよい「あっ、真美、そろそろだよ?」
真美「了解、やよいっち。マッハで終わらせるよ→!」
やよい「うわっ」
やよい真美「えへへ」
カメラマン「いいねー、今のいただきっ」
/*
千早のレコーディング現場
*/
監督「年末だっけ? ニューヨーク」
千早「あっ、はい」
監督「こりゃぁ世界デビューも時間の問題だねえ」
千早「いえ、まだそんな」
監督「世界中に千早ちゃんの歌、届けてあげてね。きっとみんな待ってるよ」
千早「ありがとうございます」
/*
765プロにみんな帰る
美希がタクシーに乗る(めっちゃタクシーが揺れる)
伊織亜美あずさ律子がタクシーを探してる
響が腕時計見ながら歩いてる
*/
律子「ん~…、はいはーい!」
/*
春香がアイドルアワード授賞式に参加
マイクのコード?に引っかかって転びかけて顔面ドアップになる春香あざとかわいい
*/
司会「受賞のコメントを一言」
春香「ファンのみんなと、事務所のみんなのお陰です。本当に、ありがとうございました」
司会「天海春香でした」
春香「おっとっと…うわ~!」
/*
765プロ事務所
俺も小鳥さんにお茶をついでもらいたい
*/
P「はい。スケジュールや打ち合わせ等に関しましては、また別途、彼女たちとも相談してご連絡さしあげ…」
/*
覚えてないけど765プロを入ってドアの前
ここでTHE IDOLM@STERが終わる
アイドル全員集合
*/
P「おっ、みんなお揃いだな!」
アイドル全員「はい、ただいま。プロデューサー!」
/*
本編スタート
*/
P「いやーそれにしても、みんなよく遅刻せずに集まれたな」
春香「えへへ、自分たちで時間調整するの、慣れてきちゃいました」
真「うちの事務所は未だに、プロデューサー二人体制ですからね」
P「ああ、みんなには助けられてるよ。美希と千早は、もう準備を進めているのか?」
千早「は、はい」
美希「バッチリなの!」
響「なになに? もしかしてハリウッド行きの話?」
やよい「千早さんはニューヨークにレコーディングですよね?」
千早「ええ」
真美「いいなあ。真美もハリセンフォードと握手したいよ→」
亜美「りっちゃーん、亜美たちもニューヨークでセレブなモーニングを食べたいよ→」
律子「それ、全然仕事とは関係ないじゃない…」
P「しかし、うちの事務所から、こんなメジャーなアイドルが出るだなんて、ついこの間までは考えられなかったな」
春香「うぅ~もう、二人だけじゃなくて、他のみんなも頑張ってるんですよ?」
P「も、もちろん、分かってるさ…。みんな着実に実力をつけている…。そのことには俺も日々、驚かされているよ」
伊織「ふんっ!海外なんて子供の頃から飽きるほど行ってるわよ」
真美「よっ、出ました。いおりんの負けず嫌い!」
美希「じゃあ、デコちゃんも一緒に行こうよ。ミキ、デコちゃんがいた方が面白いし」
伊織「面白いって何よ~。ふんっ、私の道は私が決めるんだから」
高木社長「おお、みんな集まったようだねえ」
高木社長「おほん。もうみんな知っているとは思うが、星井くんのハリウッド映画への抜擢、如月君の海外レコーディングを始め、アイドル諸君には日々目覚ましい活躍を見せてもらっている。そこでだ…、みんなにはそろそろ次のステップに進んでもらってもいい頃だと思ってね?」
アイドル全員「次のステップ?」
高木社長「うん、きみぃ?」
P「はい! みんな、アリーナだ! アリーナライブが決定したんだ!」
アイドル全員「アリーナ!?」
外にいる人「ん?」
アイドル全員「すごーい!すごーい!」
律子「今回のアリーナは、765プロにとって、過去最大のライブになるわ。みんなにとっても、次につながる大切なライブに…って、人の話を聞きなさーい!」
ハム蔵「ヂュ…」
P「おほん。それでだ…、今回のライブは合宿を組みたいと思っているのと、さらに新しい試みが2つあるんだ」
貴音「試み、ですか?」
P「ああ、まず一つ目に、今回はバックダンサーを取り入れたステージにしてみたいと思っている」
真「ダンサー…凄い! 広いステージでも、派手に見えますよね!」
P「ああ。スクールにかよっているアイドル候補生に頼むことになると思うが、みんなはアイドルの先輩として、支えてあげて欲しい」
あずさ「あらあら、にぎやかになるわね」
やよい「えへへ、先輩って、なんかかっこいいかも」
雪歩「うぅ、ちょっと緊張しちゃうなぁ…」
P「それから2つ目だ。今回初めて、みんなの中にリーダーを立てようと思う。リーダーを中心に、まとまっていって欲しい」
伊織「リーダー?」
真美「そういえば、今までいなかったよね?」
響「ねえ、誰がリーダーになるの?」
P「色々と考えたんだが…リーダーは、春香、お前に任せたいと思うんだ」
春香「ん…ええ!? わ、私がリーダーですか?」
P「どうだ? 俺なりにみんなを見てきた結果なんだけど」
/*
春香がみんなの顔を見る
曖昧な記憶だが、春香から右側に亜美、雪歩、真、あずさ、伊織、やよい、美希、左側に真美、千早、貴音、響がいた。順番はさすがに覚えてない。
春香を見守る美希マジ良いライバル
*/
春香「は、はい! あの、リ、リーダー頑張ります!」
真「おー!よろしく、リーダー」
千早「頑張って」
春香「うん!」
P「新しい試みで、不安もあるだろうけど、みんなで力を合わせて成功させよう! 最高のステージを俺に見せてくれ」
アイドル全員「はい!」
伊織「っていうか、なんでアンタのためなのよ?」
亜美「そうだそうだ~!」
P「あはは…えっと…」
響「合宿って、どこに行くの?」
春香「私がリーダー…。それについに、ついに、アリーナでライブが出来るんだ!」
/*
飛行機。ムビマス4回目でここがM@STERPIECEだと気がついた
*/
美希「ふぁ~、あふぅ」
春香「ん~、潮の香り~!」
千早「海が目の前なのね」
響「ねえねえ、後で泳ぎに行こうよ!」
真「響! 後ろに山もあるよ、山!」
律子「ほら、あんたたち、遊びに来たんじゃないのよ?」
春香、千早、真、響「はーい」
春香「私たちも行こっか」
千早「ええ」
雪歩「美希ちゃん、ねえついたよ? 美希ちゃぁん」
美希「なのぉ」
伊織「まるっきり、陸の、孤島じゃない! ふ~。携帯の電波は届くみたいだけど…」
やよい「うわ~!」
伊織「?」
やよい「見て見て、伊織ちゃん!」
やよい「なんだか学校みたいでワクワクするね! えへへ…」
伊織「まあね」
P「風光明媚で運動場も完備。新しい合宿になりそうじゃないか」
女将「遠い所ようこそ」
アイドル全員(一部抜け)「おせわになりまーす!」
美希「なのぉ」
大旦那「なーんもないところやったけえ、びっくりしたでしょう」
P「いえ…」
伊織「とても素敵なところですね~」
奈緒「ホンマに765プロの人やん…。あかん、なんか緊張してきたわ…」
可奈「うん…」
響「なんか前の旅行を思い出すな~」
美希「あっ、海が見えるの!」
真「亜美と真美がまだついてないから、なんか静かだよね」
伊織「いいことじゃない。それに、あの二人にはあずさを無事つれてくる使命があるしね」
雪歩「四条さんも遅れてくるんだよね?」
響「夕方には着くって言ってたぞ」
真「ボクと雪歩も一度途中抜けするし、この合宿組むだけでもプロデューサーと律子は大変だったろうね」
やよい「さすがですよね」
律子「みんな~、ちょっと下におりてきて~!」
P「あの…、そんなに緊張しなくていいから…」
律子「みんな、本業は同じスクールに通うアイドル見習いだけど、今回は特別に、ダンサーとして強力してくれることになったの」
律子「はい、自己紹介」
美奈子「佐竹美奈子です」
奈緒「横山奈緒です」
百合子「な、七尾百合子です」
志保「北沢志保です」
星梨花「箱崎星梨花です」
杏奈「望月杏奈…です」
可奈「や、矢吹可奈です!」
ミリマス「よろしくおねがいします」
765アイドル全員「よろしくおねがいします」
春香「よろしくね」
可奈「は、はい。が、頑張ります!」
美希「あはっ☆ なんだか面白くなりそうなの」
ハム蔵「ヂュイ?」
P「お、早速着てきたな」
雪歩「プロデューサー! うふふ、なんだか気が引き締まりますぅ」
やよい「みんなでお揃いって、いいですよね!」
P「そう言って貰えると、作った甲斐があるよ」
伊織「まあ、アンタにしては、気が利いてるじゃない」
P「"しては"ってな…」
奈緒「私たちも貰ってしもて、よかったんかな?」
美奈子「うん…」
P「まだ全員そろってはいないけど、みんなで作った貴重な時間だ。有意義に使おう!」
全員「はい!」
律子「合宿中はビシバシいくから、覚悟しなさいね」
響「のぞむところだぞ」
伊織「アンタのしごきには慣れてるわよ」
律子「春香」
春香「へ?」
律子「リーダーとして、一言お願い」
春香「は、はい」
真「よっ、頼んだよリーダー!」
雪歩「春香ちゃん、頑張って」
春香「えへへ…。うわ~!」
伊織「ふー、お約束ね…」
春香「あははは…。え、えーと、ひとこと、ひとこと…」
伊織「意気込みとかあるでしょ?」
春香「そ、そうだね…」
春香「えっと、まずこうしてみんなで強力して合宿を実現できたことが嬉しいです。今回のアリーナでのライブは過去経験したこと無い大きな規模のライブだよ。私たちにとって大きなステップアップになると思うし、大切な思い出にもなると思う。何より、応援してくれる多くのファンの人たちのためにも、力を合わせて、最高のライブにしよう!」
765アイドル全員「おー!」
響「よーし、やるぞ~!」
真「気合入るね!」
春香「みんなー! いつもの、いくよー!」
伊織「ほら、アンタたちも!」
ミリマス「は、はい!」
春香「じゃ、いくよー? 765プロー!」
765アイドル「ファイトー!」
ミリマス「ファ、ファイトー」
P「おーい! 風呂上がったら夕食だからな!」
765アイドル「はーい」
春香「ご飯、楽しみだね~」
千早「ええ」
可奈「す、すごいなあ」
ムビマスアイドル「いただきまーす!」
貴音「ぷりっと肉厚、且つ新鮮…。なんとも妖艶な…」
伊織「アンタ、しれっと戻ってきてるわね」
響「もっと遅くなるかと思ったぞ」
貴音「一刻も早く皆と合流したいという思いで、早く仕事を終わらせて参りました」
響・伊織「…」
美希「塩味がサイコーなの~」
真「運動した後だから、おいしいよね」
伊織「へー、なかなかいけるじゃない!」
やよい「この煮物、お母さんが作ったのと同じ味がします~!」
千早「みんなで食べるのも、久しぶりね」
春香「うん!」
女将「いっぱいあるからおかわりしてね」
765アイドル「はーい!」
ハム蔵「ヂュイ!」
春香「ん?」
春香「ここ、いいかな?」
可奈「あっ、は、はるかちゃ…先輩!」
雪歩「あのぅ、私も…」
春香「みんな、初日はどうだった? いきなりできつくなかった?」
可奈「あっ、えっと…」
奈緒「あ、あのっ! 私はめちゃめちゃしんどかったです」
星梨花「あっ、私も驚きました。なんだかまだ食欲が起きなくて…ごめんなさい」
真「最初は大変だと思うけど、ちゃんと食べておかないと明日が大変だよ」
美奈子「ですよね!」
百合子「み、皆さんはいつもあんな激しい練習、されているんでしょうか?」
春香「今はライブ前だし、私たちも最初は全然できなかったよね?」
雪歩「うん、特に私なんて、みんなの足をひっぱってばかりで…」
美奈子「でも、雪歩さん凄かったですよ」
雪歩「ちょっとずつだけど、練習して…」
百合子「努力、ですか?」
雪歩「うん…。でも一人じゃ無理だったかも。みんなと一緒だったから、きっと…」
志保「…」
真「萩原先輩って感じだね、雪歩」
貴音「実に成長しましたね」
雪歩「わ、私なんかが偉そうに…穴掘ってうまってますぅ~!」
真「あー、だめだよ、雪歩!」
響「ストップ、ストップー!」
奈緒「いつもラジオで聞いてるくだりやわ」
星梨花「ほんとに穴を掘るんですね!凄いです!」
春香「さ、さあ、みんなも食べよう」
P「みんな、資料には目を通したか?」
765アイドル「はい!」
P「ライブスタッフと演出を進めているが、今回は、みんなの意見も積極的に取り入れたいと思う。やりたいことがあれば、どんどん言っていこう!」
千早「…、あのう…」
やよい「はい! あの、歌の一番と二番で振り付けを変えるのはどうですか? 二番は舞台をばばーんって使った感じで」
P「そうだな。特にやよいは、見違える程体力つけてきたからな」
やよい「えへへ…」
亜美「いやぁ、やよいっちが一番に発言とは…」
真美「成長の証ですな」
やよい「亜美!」
雪歩「真美ちゃん!」
春香「今着いたの?」
亜美「それがさ~、聞いてよ~」
真美「空港着くなり、あずさお姉ちゃんが違うバス乗っちゃってさ~」
あずさ「うふっ、ごめんなさい」
真「あずささん!」
あずさ「はぁい、これ。差し入れよ」
美希「あずさ、どこまで行ってたの?」
亜美「ほんっと、大変だったんだから~」
P「よし、これで全員そろったな」
律子「それじゃあ、ミーティングの続きよ?」
765アイドル「はい!」
765アイドル「えへへ」
美希「それで、その次は、ミキね、こ~んな感じがいいって思うな!」
春香「みんな、どうかな?」
響「自分も踊るぞ!」
真「ボクも!」
あずさ「それじゃあ、着替えられないんじゃない?」
真・響「あ、そっか…」
律子「みんな、だんだんと頼もしくなってきましたね」
千早「ここの順番を入れ替えてみたらどうかしら?」
P「ああ。みんな、自信を持って、発言できるようになってるよ」
雪歩「あ、ここ、後ろが隠れて見えないかも」
亜美「え? どこどこ?」
律子「はい」
P「でも、こういうの見てると、律子もステージに立ちたくならないか?」
律子「もう、やめてくださいよ…。今回は、プロデューサーに徹するって、決めたんです。今後のためにも」
P「…そうか」
可奈「腕も~足も~う~ごか~ない~♪上腕三頭筋が~♪大腿四頭筋が~♪」
/*
コンビニのCMのセリフ
メモ無しだから誰か補完頼む
やよい「からあげくんください」
あずさ「おひとつでよろしいですか?」
真「おいしー!」
*/
奈緒「可奈~、その歌やめてくれへん? 余計しんどなるわ…」
志保「ここ、一人部屋じゃないのよ?」
可奈「765プロっていいなぁ…。なんか、信頼で結ばれてるっていうか…」
志保「別に、そういうの関係なくない? プロの人って、もっとドライなのかと思ってた」
ミリマス「うわ~」
美奈子「うわー。やっぱり、アイドルなんだ~」
奈緒「この人らが今上におるんおもたら、変な感じやな」
星梨花「亜美さん、真美さん、あずささん到着です!」
奈緒「ええ!? やっぱナイスバディーやった?」
奈緒「亜美真美ちゃんはどうやった? いいボケかましとった?」
可奈「はあ…」
春香「ん…はぁ…、千早ちゃん?」
千早「あー。あっあっあっあっ あー。」
春香「千早ちゃん!」
千早「あっ、春香…」
春香「えへへ…、気持ちがいいね?」
千早「ええ」
千早「ここに来てからの春香、なんだか目が輝いてるわね」
春香「うん!」
春香「よっ、とっ、とっ! ん~…、ねえ、千早ちゃん? リーダーって何すればいいのかな?」
千早「私にもよくわからないけど、私はいつもの春香でいいと思うわ」
春香「ふふっ、そうやって写真を撮ってる千早ちゃん、見慣れてきちゃったな」
千早「からかわないで…。春香も、変だって思ってるんでしょ?」
春香「ううん。千早ちゃんらしい、素敵な趣味だって思うよ?」
千早「趣味と言える程の腕前じゃ…。今まで歌うことばかり考えてきたから、目の前の色々なこと、見落としてきたのかもって」
春香「あのね、千早ちゃん。私、もちろんライブの楽しみだけど、こうしてまたみんなで一緒の目標に向かって頑張れるのがすごーく楽しいんだ」
千早「ねえ春香、撮っていい?」
春香「え…、私を?」
千早「ええ」
春香「う、うん…。じゃあ」
春香「かわいく撮ってね?」
千早「可愛く? 自信ないわ…。私、人物はあまり撮ったことがないから…」
春香「もう…、冗談だよ、冗談」
律子「ワン・トゥー・スリー・フォー・ファイブ・シックス・セブン・エイト!ほら、動き鈍ってるわよ! まだまだそんなもんじゃないでしょ!」
律子「もっとキレよく! しなやかに!」
雪歩「はぁ、はぁ…。律子さんのコーチ、久しぶりだね」
伊織「はぁ、はぁ…。まだまだ、こんなもんじゃないわよ」
律子「…うん」
真「ここでなんだけどさ…」
律子「美希、ちょっといい?」
美希「なぁに? 律子…、さん」
律子「今のパート、踊ってみてくれる?」
美希「うん、いいよ」
美希「どお?」
春香「すごい! 美希!」
雪歩「かっこいい!」
伊織「まあまあね。ふん!」
律子「みんな、最低でも、今の美希のレベルに追いついてもらうわよ」
伊織「いよっし! やるわよ~!」
春香「うん!」
可奈「す、凄かったね」
百合子「うん…、私、ダンスは全然だから…。アイドルになるなんて、夢見過ぎたかな?」
あずさ「はぁい。みんな、水分補給はこまめにね」
可奈「あ、はい!」
やよい「はい、どーぞ」
星梨花「えへへ、ありがとうございます」
あずさ「はぁい」
美奈子「ありがとうございます」
P「お疲れ様です…。はい、はいそうです」
春香「んー、ほんと、暑いね」
千早「外の方が涼しいわね」
春香・千早「ん?」
真「出た出た~! ふ~、生き返るな~! …ふぅ!」
雪歩「はい、真ちゃん」
真「ありがとう!」
伊織「美希、覚悟しなさい!」
美希「も~う、デコちゃん、ミキばっかり狙わないでなの」
亜美「いおりんは、ミキミキばっかほめられてうらやましいんだよ~」
伊織「うぇ!?」
真美「ハリウッド行っちゃうしね~」
伊織「ちょっと!? そんな訳ないでしょー!」
響「そっかー、ライブが終わったら、美希も千早も遠くに行っちゃうんだなー」
真美「隙有り、ひびきんー!」
響「うわわっ」
亜美真美「あはは」
響「わー、やったなー! 待てー!」
P「はい、はい。では、よろしくお願いします」
P「お、水浴びか?気持ちよさそうだ…な…」
美希「いやん。ハニーのエッチ」
P「ち、違う…。ま、待て、伊織…」
伊織「この変態、ド変態、der変態、変態大人!」
/*
♪ラムネ色青春
亜美真美が走って、川で鮎?を捕まえようとしたときに真美が尻もちをついて濡れる。
その後駄菓子屋でアイスを買う
春香、千早が水着で水かけ、
誰かと真美が海へ走る、貴音?と律子に後ろから美希が被さる
雪歩(水着+パーカー)を千早?が撮る
崖から真と響がダイブ(ハム蔵付き)
その後、全国放映決定後に販売されたキービジュアルポスターの木の上でみんなが歌う
…ところまで覚えてる。もっとあった気がするけど覚えてない。
*/
律子「それじゃあ、二人を送っていきます」
P「ああ、頼む」
真「行ってきます」
雪歩「明日のお昼には戻ってきます」
P「みんな、そのまま聞いてくれ。いよいよレッスンも佳境だが、明日は練習風景の取材が入る。だが特に意識せず、練習に集中して欲しい」
律子「合宿はどう?」
真「うん。キツイけど、楽しいよ」
雪歩「私もです。みんなのやる気が伝わるから、凄く楽しくて…」
真「ずっと合宿していたいなぁ…」
雪歩「成功させたいね、ライブ」
真「うん」
/*
たるき亭
善澤、高木社長、小鳥(事務服ではなく私服)
*/
善澤「明日、様子を見てくるよ」
高木社長「あぁ、みんなによろしく伝えておいてくれ」
善澤「例のこと、あの子達はもう知ってるのかい?」
高木社長「どうかなぁ…。伝えるタイミングは彼に一任しているからねえ…」
善澤「変な動揺を与えたりしないかな…」
高木社長「これまで多くの困難を乗り越え、成長してきた彼女たちだぁ…。きっと、受け入れてくれるはずさ」
善澤「新人の面倒を見させるのも、それが理由?」
高木社長「ふっふっふ。さあねえ…」
善澤「ん? お前はいつもはぐらかすなぁ…」
高木社長「ふっ、ふっはっはっはっは…」
小鳥「二人とも、なんか通じ合ってる感じねぇ…。もしかして…昔から…」
小鳥(高木社長)「アイツの事なんて関係ない」
小鳥(善澤)「待てよ!」
小鳥(善澤)「お前はいつもはぐらかすな…、順ちゃん」
小鳥「善澤く~ん。ん~~」
高木社長「音無くん?」
小鳥「えっ!?」
高木社長「どうしたのかね?」
小鳥「あっ…ん…」
高木社長・善澤「…お?」
小鳥「ん~…、だめ! だめよ小鳥~! でも、このネタは後一回くらい…」
取材班「これ、こちらでいいですか?」
P「ああ、それは、こっちで」
P「響ー、次に頼む!」
響「わかったぞ」
善澤「やあ!」
P「善澤さん」
杏奈「あっ…、~」
美希「ハリウッド? もちろん楽しみなの。でも、今はライブのことで頭がいっぱいって感じかな」
千早「まるで自分の中から、音楽が溢れ出てくるようで…。ですから、今は早く舞台に立ちたいと…」
善澤「例のこと、あの子達には言ったのかい?」
P「いえ、合宿中は、練習に集中してもらいたくて…。最終日に話そうと思っています」
真「ただいまー」
雪歩「あれ?」
P「二人とも、すぐに取材の準備してくれ」
真「あ、はい!」
雪歩「はい!」
春香「絶対楽しいライブになると思います。期待してください」
インタビュアー「はい、天海さんありがとうございました」
春香「ありがとうございました」
善澤「僕からも、一ついいかい?」
春香「あ、どうも」
善澤「リーダーに抜擢された理由、自分ではどうしてだと思う?」
春香「理由、ですか? なんでしょう。うーん…。もしかして、プロデューサーさんの近くにいたからとか、だったりして」
善澤「あっはっは…。春香ちゃんは時々面白いねえ。うん、でも、そういうところが必要なこともあるよ?」
律子「ワン・トゥー・スリー・フォー・ファイブ・シックス・セブン・エイト! ワン・トゥー・スリー・フォー…、はーい、ちょっとストップ! 全体を意識して! もう一回!」
レッスン組「はい!」
律子「ワン・トゥー・スリー・フォー・ファイブ・シックス・セブン・エイト! ワン・トゥー・スリー・フォー・ファイブ・シックス・セブン・エイト! ワン・トゥー・スリー・フォー・ファイブ…」
百合子「あ…ああっ!」
律子「ああっ」
奈緒「可奈、大丈夫か? ちょっと遅れてんで」
可奈「ご、ごめんなさい…」
伊織「アンタ、ずっと一人なのね」
志保「同じ舞台にいる限り、みんなライバルじゃないんですか? 無駄に仲良くする意味があるとは思えないです」
伊織「アンタにはどう見えてるか、わかんないけど、私は今でもみんなをライバルだと思ってるし、負けたくないとも思ってるわ。そうは見えない子もいるけどね…」
伊織「はい」
志保「あっ、えっと、ありがとう、ございます」
可奈「プチシューを、食べても食べても、踊れないー♪ 踊れないー♪」
春香「? …可奈ちゃん」
可奈「は、春香…天海先輩!」
可奈「す、すみません…」
春香「おやつ休憩?」
可奈「よ、よかったら、たくさんどうぞ!」
春香「あ、ありがとう。じゃあ、ひとつ貰うね」
可奈「私、時々思いっきり甘いものが食べたくなるんです」
春香「うんうん。私も、わかるよ」
可奈「それでも発散できないときは、近くの土手に行って大声で歌うんです。思いっきり!」
春香「私にちょっと似てるね」
可奈「あ、あの…。私、まだちゃんと踊れてないんです…。せっかく先輩と一緒の舞台に立てるのに、焦るばっかりで…」
春香「可奈ちゃん…大丈夫だよ! 私も、そうだったもん。すぐにできる人も、中にはいるけど、上達の早さは人それぞれだから。何事も一歩ずつ、だよ」
可奈「一歩ずつ?」
春香「うん。アイドルになりたいって思った憧れを忘れなければ、いつか絶対出来るようになるって思うんだ」
可奈「憧れ…ですか?」
春香「うん! だから、焦らず行こ?」
可奈「は、はい!」
律子「はーい、ストップストップ。…よし! だいぶ合ってきたわね。この合宿の成果が遺憾なく発揮されてるわ。ふふっ。じゃあ最後にばっちり決めちゃって、合宿を締めくくりましょう!」
アイドル全員「はい!」
P「最後だぞ。一緒にやったらどうだ?」
律子「ん? 前にも言ったじゃないですか。今回はプロデューサーに徹するって」
P「そんなに堅く考える必要ないんじゃないか? ほら、みんなの顔見て」
律子「みんな?」
真美「おいでよ、りっちゃ~ん!」
亜美「りっちゅわ~ん」
P「律子も一緒に踊ってるところを、俺も見ておきたいんだ」
律子「…よしっ、やりましょうか!」
伊織「ちょっと、足引っ張らないでよね」
真「へへっ、ここで間違えたら、カッコ悪いよ」
律子「ハードルあげないでよ…」
/*
GO MY WAY
律子センター
島人応援
BBQ
あずさ皿洗い
*/
律子「えへへ」
響「焼けたぞ~」
女将「悪いね~」
可奈「天海先輩」
春香「可奈ちゃん」
可奈「あの、言いたかったことが…」
春香「ん…?」
可奈「私がアイドルになろうと思ったきっかけは、春香ちゃ…じゃない! 天海先輩なんです!」
春香「ええ!?」
可奈「だから、私にとっての憧れは、天海先輩なんです!」
春香「じゃ、じゃあ、私、自分のことを…」
可奈「そ、それで、あの…一つお願いが…」
春香「な、な、なにかな!?」
可奈「こ、これにサインしてください!」
春香「は~、ドキドキしたー」
千早「ふふっ、今は春香が憧れられる立場になったのね」
春香「そうだね。なんだか、不思議な感じ…」
律子「みんなー、ちょっと話があるの」
アイドル全員「…?」
P「みんな、ちょっと聞いてくれ。このタイミングで言うのが適切なのかはわからないが…」
アイドル全員「?」
P「俺はアリーナライブが終わったら、研修のため、ハリウッドに行くことになった。しばらく、日本には戻らないと思う…」
真「え? ど、どういうことですか!?」
真美「ハリウッド研修って」
亜美「兄ちゃん!」
貴音「真、悲しきことです…」
やよい「プロデューサー、辞めちゃうんですか?」
P「やめないよ。しばらくしたら、ちゃんと戻ってくるから…」
雪歩「そ、それはいつですか?」
響「みんなはどうなるんだ!?」
伊織「みんなはどうなるのよ!?」
律子「みんな落ち着いて…ちょっと…落ち着きなさーい!」
P「初めて会った頃から比べると、みんな、本当に成長したよな。プロデューサーの俺が言うのもなんだけど、もうどこに出しても恥ずかしくない、自慢のアイドルたちだよ。みんなが日に日に成長しどんどん上のステージへ登っていくのを、一番近くでみていたからこそ思ったんだ。俺も一緒に上を目指したい。みんなをもっと上のステージへと連れて行くには、俺自信がレベルアップしないとって。社長や律子と話し合って、何日も考えて出した答えがこれなんだ。何も今生の別れってわけじゃない。ちゃんと成長して戻ってくる。俺は、お前たちのプロデューサーだからな! 次のライブがひとまず、俺の日本での最後の仕事になる。最高のライブ、期待してるぞ」
真「プロデューサーがいなくなるなんて、考えたこともなかったね…」
雪歩「うん…」
千早「律子は、知っていたのね。だから…」
伊織「まったく、なんでこんな急に言うのよ。あのバカ…」
亜美「あれ~? いおりんひょっとして…」
真美「寂しいんだ~?」
亜美真美「うふふふ」
伊織「…寂しいわよ」
亜美真美「えっ…」
伊織「寂しいに決まってるじゃない!? アンタたちはどうなのよ?」
亜美「亜美は…」
真美「真美は…」
響「寂しくないわけないぞ。ずっと一緒だったんだから」
やよい「響さん…うぅ…うぅ…」
亜美「泣いちゃだめだよ、ひびきん、やよいっち」
真美「真美たちまで泣いちゃうじゃん」
貴音「出会いは別れの始まり…。人と人との間には、必ず変化が訪れます」
雪歩「で、でも、戻ってくるって言ってたから…」
あずさ「プロデューサーさんが決めたことなら、応援してあげたいわよね…」
響「ハリウッドか…美希はいいよね。向こうで会えるからさ…」
美希「でも、ハリウッドだよ? ボン・キュッ・ボーンがいっぱいいるんだよ~? ハニーに彼女が出来ないか心配なの」
/*
律子ミーティング前
Pと春香の会話
*/
P「春香」
春香「プロデューサーさん…」
P「ごめんな、黙ってて」
春香「いえ、でもちょっと、びっくりしちゃいました…。ライブ、しっかり成功させますから、見ていてくださいね」
P「ああ、頼むぞ」
春香「みんな、それぞれ進んでいくんですね…」
P「10年後、春香はどんなアイドルになってるんだろうな…」
春香「え?」
P「そのときも、きっとキラキラ輝いてるんだろうな…。でも、もしかしたらパティシエになって、お店を開いてたり…いや、待てよ? ひょっとしたら誰かのお嫁さんになってるかもしれないな」
春香「お、お嫁さん!?」
P「…未来には、きっとたくさんの可能性があるんだよな。もちろん、不安も。…でも、俺は凄く楽しみなんだ。この先、みんながどうなっていくのか、俺も含めて、どこまで進んでいけるのか、それを見届けたい」
春香「この、先…」
亜美「はるるーん、にいちゃーん」
真美「りっちゃんがミーティングするってー」
P「ああ、今行くよ」
春香「すいません、話し込んじゃって」
春香「あ…」
P「春香、未来は今の延長だ。だからこそ、今を大切に、悔いのないように…」
春香「ねえ、みんな」
765アイドル「?」
春香「プロデューサーさんが安心して研修に行けるよう、ライブ、絶対、成功させようね! 絶対!」
真「うん、そうだね!」
響「笑顔で送り出してあげないとね…」
伊織「えーい!」
響「うわわ…、ちょっと、伊織!?」
伊織「にひひっ。アイツもアンタたちのくっら~い泣き顔なんか、見たくないだろうしね」
亜美真美「そうだよひびきん…」
響「ちょっと、二人だってさっき…」
亜美真美「どーん!」
響「わー! や、やめっ…あう…」
やよい「うっうー!私もいきます~」
響「だ~!」
あずさ「じゃあ、私も…」
律子「アンタたちー!」
響・やよい・伊織・亜美・真美・あずさ「あ…」
律子「いい度胸ね…」
響・やよい・伊織・亜美・真美・あずさ「うぅ…」
律子「覚悟なさい! とりゃー!」
P「ん? …ふふっ」
百合子「なんだかにぎやかですね」
美奈子「夜でも元気なんて、すっごいなぁ」
ムビマス全員「ありがとうございました」
女将「みんな、頑張ってね!」
ムビマス全員「はい!」
律子「じゃあ、私たちは一足先に飛行機で帰るから、ここでお別れね」
ミリマス全員「ありがとうございました」
P「合宿中にも言ったけど、ダンサー組には、本番までにステージに慣れてもらうために、次のミニライブに参加してもらおうと思っている。それまでにしっかりと合わせておいてくれ」
ミリマス全員「はい!」
/*
ミニライブ
♪MUSIC
可奈がダンス失敗、ゴシップ記事に世代交代を焦る、強引なやり方等叩かれる
*/
P「はぁ…」
小鳥「早く雨が止みますように」
小鳥「最近多いですよね。こういうの」
P「まあ、あからさまなゴシップ記事なんで、みんなも気にしないとは思いますけど…」
小鳥「みんな帰ってきた途端、また忙しくなっちゃいましたね」
P「ええ、でも、ライブがあることで、一層気合入ってる感じですね」
小鳥「…進んでますか? 勉強の方」
P「これですか? ん~…。こんなことなら学生の頃、ちゃんと勉強しておけばよかったと後悔してますよ…」
小鳥「うふっ。プロデューサーさんが行っちゃうこと、みんなはもう知ってるんですよね」
P「みんな理解して、協力してくれていますよ。なんだか前よりも問題が少ないくらいで…。これなら俺がいなくても、大丈夫な感じですね」
小鳥「みんな、寂しいんだと思いますよ。少しでもそれを紛らわすために、心配かけないために頑張ってるんじゃないかな」
P「…幸せものですね。俺は」
小鳥「ちなみに…、私だって…、結構寂しいんですからね」
P「す、すみません…」
小鳥「うふふ…。でも応援してますよ。765プロのためにも」
P「あっ、はい。ありがとうございます」
春香「輝きの向こう側へ、か」
765アイドル「遅い。春香」
春香「えへへ、ごめん」
トレーナー「ワン・トゥー・スリー・フォー・ファイブ・シックス・セブン・エイト! ワン・トゥー!」
トレーナー「どう? 萩原さん? いけそう?」
雪歩「はい、なんとか大丈夫ですぅ」
美希「バッチリだったの、雪歩」
響「うんうん。まだまだ自分ほどじゃないけどな」
トレーナー「そういう我那覇さんは、一箇所間違えてたわよ?」
響「うがー!うまくごまかしたと思ったのに~」
P「春香」
春香「あっ、はい」
P「それじゃあ、このスケジュールで」
P「春香、後でみんなと一緒に確認し直しておいてくれ」
春香「はい」
歌担当の先生「うふ、でも春香ちゃんがライブのリーダーなんて、ちょっと不思議よね」
春香「やっぱり、がらじゃないですよね」
歌担当の先生「ううん。みんなどんどん立派になってきて、先生、嬉しいのよ。ライブ、頑張りましょう!」
春香「はい!」
真「プロデューサー、ちょっといいですか?」
P「ん?」
真「何があったのかわからないんですけど…ダンサーチームの状況が良くないみたいで、レッスンも全然進んでないみたいなんです…」
P「そうなのか? スクールからは、特に連絡はなかったんだが…」
やよい「頑張ってみますって、書いてますけど…」
伊織「事態は深刻かもしれないわね…」
あずさ「いきなりの大舞台だもの。自主練にも限界があるわよね…」
律子「どうしますか? プロデューサー」
P「…わかった。とりあえず、話を聞いてみよう」
奈緒「で、そのミニライブで、ちょっと気まずい感じになってしもたから、みんなでやり直そう、いう流れになったんですけど…」
美奈子「でもそれ以来、なんか練習もうまく行かなくて、どうしたらいいか…」
杏奈「杏奈が足を引っ張っちゃってるから…」
星梨花「私も全然で…」
志保「できないなら、できるようになるまでレッスンすればいいじゃない」
雪歩「だ、だめだよ。仲良くしないと…」
美奈子「あ、そうだ。あと、これ…」
P「これは…」
亜美「あっ、悪口ばっかの本!」
美希「大注目って感じだね」
美奈子「こういうのに自分たちが載るなんて思ってもなかったから、なんか怖くなっちゃって…」
伊織「そんなの、おもしろおかしく書きたいだけじゃない。気にしたら負けよ?」
真美「そうそう」
春香「あれ、そういえば今日、加奈ちゃんは?」
奈緒「可奈、ここ最近、ずーっと来てなくて…」
春香「え?」
星梨花「メールしたんですけど、全然返ってこないんです…」
伊織「ちょっと、どういうこと?」
P「…よし、わかった。ダンサーのみんなを、これからライブが終わるまで、765プロで預かろうと思う」
アイドル全員「…えぇ?」
P「よし大人数になってみんなも大変だと思うが、時間を合わせてレッスンしていこう」
美奈子「わたしたちが…」
杏奈「765プロに?」
伊織「ちょっ、いきなりそんなこと決めちゃっていいわけ?」
P「もっと意思疎通が出来た方が、いいステージになる。そう思うんだ」
美奈子「で、でも迷惑じゃ…」
律子「そうですね、社長とスクールの方には、私から話しておきますよ」
真「よしっ、それじゃあボクたちも一緒に、レッスンに参加していかないとね!」
響「ふふーん、なんくるないさー!」
やよい「いえーい! みんなで頑張りましょう!」
P「みんな、よろしく頼むぞ!」
アイドル全員「はい!」
春香「お疲れ様でした!」
ディレクター?「おつかれさまです!」
春香「…?」
奈緒「ほんまもんのステージって、音も大きいし暑うて、なんか凄かったわ」
百合子「頭が真っ白になって、全然練習通りにはいかなかったですね…」
美奈子「大丈夫なのかな、私たち」
可奈「ほ、本番までまだ時間あるんだし、みんなで一緒に頑張れば、きっと大丈夫だよ」
志保「あなたが一番出来てないんじゃない」
可奈「えっ?」
志保「みんなでとか、一緒にとか言う前に、自分のことをどうにかしなさいよ」
奈緒「志保!」
杏奈「やめようよ…」
百合子「そこまで言わなくてもいいんじゃない?」
あずさ「どうしたの?」
奈緒「あ、いえ、なんでも…」
あずさ「みんな、車が来てるから、着替えたら一緒に出るわよ~」
ミリマス全員「はい」
春香「可奈ちゃん…。あのね、可奈ちゃん…」
可奈「きょ、今日はすみませんでした! 私、全然うまくできなくて、ステージむちゃくちゃにしちゃって…。つ、次は失敗しないように、みんなと一緒に…じゃなくて、私、頑張ります」
P「どうした? 春香」
春香「前のライブでみんなの様子を見て、少し変だなって思ってたのに…。リーダー失格ですよね…」
P「今からやれば十分間に合うわけだし、そう重く受け止めなくてもいいんじゃないか?」
春香「はい…」
響「そうそう、そこでひねって! うんそう、もっとまっすぐに伸ばす!」
あずさ「私も、振りを覚えるのが苦手だったから、そういうときは、何度もできないところを練習するの」
伊織「だから、ここは一番の見せ場だから、ステージいっぱいまで使ったほうが派手じゃない!」
真「やること多過ぎだよ。ダンサーの体力も考えないと…」
やよい「伊織ちゃん、私ももうちょっと簡単な方がいいんじゃないかなって」
伊織「甘いわよ、やよい。真はね、弱気になってるの。日和ってるだけなのよ」
真「なにおう!」
伊織・真「う~~~~~!!!」
雪歩「あ、あのぉ…、二人とも熱くなりすぎだよ…」
伊織・真「雪歩は黙ってて!」
雪歩「えぇー!?」
春香「まあまあ、とにかく、伊織の意見をちゃんと検討してみようよ?」
星梨花「これって、けんかなのかな?」
杏奈「違うと思う…」
春香「返ってこないな、メール…」
春香「ちょっといいかな? 今日も可奈ちゃんは…?」
百合子「はい…。連絡はしているんですけど…」
春香「そうなんだ…。もう結構経つよね?」
奈緒「可奈、諦めるんやろうか…」
美奈子「練習、辛そうだったしね…」
志保「戻って来ないなら来ないで、仕方ないんじゃないですか?」
春香「み、みんな、憶測で言うのはやめようよ。もしかしたら、何か来れない理由とか、あるのかもしれないし…。ほら、学校で補習受けてるとか…ね?」
春香「はあ…」
冬馬「嘘くせえなぁ」
翔太「ホントだって。二人とも一回行ってきたらいいよ」
春香「うわっ!」
冬馬「おっ…」
春香「ご、ごめんなさい」
冬馬「なんだ…、765プロじゃねーか」
春香「え? あっ、ジュピターの…」
北斗「チャオ☆ リボンちゃん」
翔太「こんにちは」
冬馬「ほんと、おまえいつもぼんやりしてんな」
春香「あ、あの、前のライブに誘って貰ったのに、お礼言いそびれて…。ありがとうございました」
冬馬「…まぁ、俺達の実力を見せつける良いチャンスだったからな。…そういえば、お前たちアリーナでライブするんだってな」
春香「あっ、はい」
冬馬「あのプロデューサー、案外できる奴だったんだなぁ…」
翔太「ライバルに先を越されたって感じだよねえ」
北斗「ま、俺達は一からのスタートだからな」
冬馬「ふんっ、765プロなんてすぐ追い抜いてやるぜ。覚悟してろよ。じゃあな」
冬馬「…あー、そうだ。まあ、お前たちが俺達に差を見せつけてやるっていうなら、挑戦状、受けて立ってやる」
春香「え?」
翔太「今のを訳すと、チケット頂戴だよ」
北斗「素直じゃないな…、冬馬は」
冬馬「…っ、お前らなにいって…」