坑内の磁場勾配計測

[TomofumiShimoda]

目的／目標

KAGRA坑内の環境磁場勾配変動を計測する。
KAGRAで問題となる磁場勾配としては、環境磁場がそもそも持っている勾配と、一様な環境磁場が真空槽やフレーム等で歪められて生じる勾配とが考えられるが、このうち前者を測りたい（いずれは後者も）。

計測方法は、４つの磁束計を配置（原点に１つとXYZ軸上に１つずつ）し、各軸に沿った差を見れば良い。
最低２つの磁束計があれば計測は可能（配置を変えて複数回行う）。
おおまかな計測方法

• 計測対象周波数：1-100Hz (容易に可能なら1kHz程度まで)

• 計測場所（候補）
  　　・坑外（電磁場の散乱体が無い場所）→環境磁場自身の勾配
  　　・センターエリア２階等（真空槽・ダクトのない場所）→トンネルや電線による散乱も含めた坑内磁場勾配

磁場勾配を計測する上での主な雑音源は、
・磁束計自身の雑音
・磁束計応答（Volt/Tesla）のキャリブレーション誤差による一様磁場変動からのカップリング
・磁束計配置の平行からのズレによる別軸成分の混入

キャリブレーション精度・平行度への要求値は、ざっくりと
　キャリブレーション（磁束計間の相対）：１％
　平行度：0.01rad

ToDo

• 計測機器の準備：磁束計(MFS-06e), データロガー(ADU-08 o r07), バッテリー, ケーブル,
• 計測場所の選定：構造物がなるべくないところ　
• 計測できる磁場勾配の限界を見積もる
• 磁束計のキャリブレーション
• 坑内で計測
• 完了

関連URL/JGW Docs/Files

• https://gwdoc.icrr.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/private/DocDB/ShowDocument?docid=4459
• https://arxiv.org/abs/1709.02574
• http://iopscience.iop.org/article/10.1088/1742-6596/716/1/012020/meta

完了報告

その他

打ち合わせメモ（2018/3/8@地震研）

ScatteringCalculation.pptx

[TomofumiShimoda]

地震研から
Metronix ADU-07(ロガー) + MFS-06 or MFS-07e
を借りれるかも。

[MiyoKouseki]

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[koji-n]

忙しいので、もう我々では無理。future workとして移行してよいのでは。