CMはビジネスプロセスと整合していなければいけない。 具体的には、システムのリリースや工程終了時にはPMなどから承認をもらう必要があり、 そのために各種会議体が設定されているはずである。
例えばリリース時にはライブラリ管理の担当者は下記の内容をPMに対して保証しなければいけない。
- 開発が依頼したリリース対象成果物が全てバージョン管理システムに最新版として取り込まれていること
- リリース対象のビルド済みモジュールが試験実施したモジュールと同等の品質であること
- リリース対象の成果物を、正しくリリース対象の環境にリリースできる手順が確率されていること
CMとビジネスプロセスの整合は、業務フローを記載することで確認できる。 業務フローはUMLのアクティビティ図で記載することを推奨する。 改めて作図のルールを作成する必要がなく、一般的なシステム開発に関わる人間であれば理解することができるためである。
TODO:前提を記載する
ライブラリに登録されたソースコードをビルドし、各環境にリリースする際には、リリースの承認を得る必要がある。承認者がリリース可否を判断するにあたって必要な情報は下記。
- なぜそのリリースが必要なのか
- リリースの対象は何か
- リリース先はどこか
- リリース対象の品質状況はどうか
- リリース手順の品質状況はどうか
具体的な内容としては下記となる。
結合試験環境へのリリース判定
情報 | 具体例 |
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なぜそのリリースが必要なのか | チケット管理システムの番号と、その概要。 |
リリース対象 | xxx.jar,xxx.xml |
リリース先 | test01-sv,test02-cl (リリース対象のサーバ名など。 |
リリース対象の品質状況 | 単体試験結果(サマリ) |
リリース手順の品質状況 | ・開発が作成したリリース対象のソースコード一覧とブランチのコミットログが一致している証跡 ・ビルド手順を正しく行った証跡(特に環境差異について考慮されていること) ・レビュー済のリリース手順書(リリース先が正しいか、リリース失敗時の切り戻し) |
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