C# でソート機能を使用する場合、標準ライブラリの System.Linq
名前空間にある OrderBy
、OrderByDescending
メソッドなどがよく使われます。これらは、コレクションを特定の基準に従ってソートするためのメソッドです。また、Array.Sort
メソッドや List<T>.Sort
メソッドも利用できます。
ここでは、List<T>
コレクションの要素を Sort
メソッドを使用してソートする簡単なサンプルプログラムを示します。
using System;
using System.Collections.Generic;
class Program
{
static void Main()
{
// Listのインスタンスを作成し、要素を追加
List<int> numbers = new List<int> { 5, 3, 8, 1, 2, 7 };
// 要素をソート
numbers.Sort();
// ソートされた要素を表示
Console.WriteLine("ソート後のリスト:");
foreach (var number in numbers)
{
Console.WriteLine(number);
}
// 文字列リストの例
List<string> strings = new List<string> { "Banana", "Apple", "Cherry" };
// 文字列を辞書順でソート
strings.Sort();
// ソートされた文字列を表示
Console.WriteLine("\nソート後の文字列リスト:");
foreach (var str in strings)
{
Console.WriteLine(str);
}
}
}
このプログラムでは以下の操作を行います:
int
型のList
を作成し、いくつかの数値を追加します。Sort
メソッドを使ってリストを昇順にソートします。- ソートされたリストの要素を順に表示します。
- 同様に、
string
型のリストに対してもソートを行い、結果を表示します。
Sort
メソッドは、リストの各要素をデフォルトの比較演算子(数値の場合は数値順、文字列の場合は辞書順)を使用してソートします。カスタムの比較ロジックを使用する場合は、Sort
メソッドに比較ロジックを提供することも可能です。
このサンプルプログラムをコンパイルして実行すると、リストの要素をソートする基本的な方法を確認できます。