前から疑問だったのですが、DDDってtoCのサービスでもうまく機能するのでしょうか？toCのサービスの場合、どのようにドメインエキスパートを探す、あるいは設定するのでしょうか。

[little-hands]

Question

前から疑問だったのですが、DDDってtoCのサービスでもうまく機能するのでしょうか？toCのサービスの場合、どのようにドメインエキスパートを探す、あるいは設定するのでしょうか。

Answer

toCでももちろん機能します。大切なことは、ドメインエキスパートという「個人」が存在することではありません。

なぜドメインエキスパートのような存在が必要なのでしょうか？
それは、作ったソフトウェアがちゃんと人の役に立ったり、問題解決が出来たりするためには、ソフトウェアを適用する領域(これをドメインと呼びます)に詳しい人からきちんと知識を得ることが必要だからです。

たまに耳にすることがありますが、「うちにはドメインエキスパートがいません」と諦めてしまう場合は、どうやって役に立つものをつくる確度を高めるのでしょうか？事前に誰かの知識を得ずに開発するし、リリースしてから数値を追うのもいいですが、それ以外にサイクルをもっと小さく回す方法を考える方が良いでしょう。

toCの場合でも、「何を作るか」を決める人は存在しているはずです。その場合、その人がドメインエキスパートと言えるぐらいドメインに詳しくなるか、その人がヒアリングを行うなどしてドメインに詳しい人の知見を吸い上げる、ということが必要だと思います。

[98lerr]

このイベントで出たものから私なりにピックアップした内容です。
https://ddd-community-jp.connpass.com/event/223444/

• DDDは機能する。
• 自分たちの中に詳しい人がいるはず。自らがエキスパートになれるのでは。
• ディレクターとか、営業とか顧客に詳しい人がドメインエキスパートなりそう。
• ドメインエキスパートは一人と限らない
• 全部を一人でカバーできるとは限らないから、複数人で見ることもある
• ドメインエキスパートは意思決定者と決まってるわけでない。深い知識を持った人。