最近自社製品をドメイン駆動設計を取り入れてほぼ1から書き直すようなプロジェクトにいます。やはり全員しっかりとこの設計手法について経験があるわけではないので、途中行き詰まったりしてその度にディスカッションをして、当初計画になかった工数が発生し...

[little-hands]

Question

最近自社製品をドメイン駆動設計を取り入れてほぼ1から書き直すようなプロジェクトにいます。
やはり全員しっかりとこの設計手法について経験があるわけではないので、途中行き詰まったりしてその度にディスカッションをして、当初計画になかった工数が発生しています。
プロジェクト進行的に好ましい状態とは言えないですが、個人的にはこのディスカッション→リファクタリングのサイクルをガンガン回すことがドメイン駆動設計(ないしはソフトウェア設計)の本質であり、この時間を惜しむべきではないと思っています。
この点について、松岡さんのいけんをうかがってみたいです！

Answer

重要なことは、やっていること、そしてコスト(時間)を払っていることが、目的に合致しているかどうかです。これはどんな活動でも考える必要があります。これはドメイン駆動設計の本質かどうかという観点より重要です。
1から書き直す目的はなんでしょうか。
その目的に、今行っている議論や検討は必要でしょうか。
必要だとして、どれくらいの時間まではかけることが妥当でしょうか。
それを考えると、ある議論は必要かもしれませんし、ある議論は先送り、もしくは議論をしないという判断ができると思います。
とにかく得るものと代償について、チームで明確に意識しましょう。