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Next.jsのCacheを網羅したドキュメントの公開など : Cybozu Frontend Weekly (2023-08-01号) |
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cybozu_frontend |
こんにちは!サイボウズ株式会社フロントエンドエキスパートチームの @nus3_ です。
サイボウズでは毎週火曜日に Frontend Weekly という「1 週間の間にあったフロントエンドニュースを共有する会」を社内で開催しています。
今回は、2023/08/01 の Frontend Weekly で取り上げた記事や話題を紹介します。
https://vercel.com/blog/how-react-18-improves-application-performance
React18で新しく導入されたTransitions、Suspense、React Server Componentsなどをパフォーマンスの観点から解説しています。React17以前とReact18のconcurrent rendering
でのレンダリングの違いや、React18で導入された新機能が図やサンプルコードと合わせて紹介されています。
https://twitter.com/dan_abramov/status/1682029195843739649?s=20
ReactチームにいたDanさんがMeta社を離れるとのことです。引き続きReactチームには関わっていくことや、ここ最近は新しいReactのドキュメント作成やコミュニティ周りの活動をされていたとツイートしています。
https://vercel.com/blog/how-turborepo-is-porting-from-go-to-rust
Turborepo を Go から Rust へ移行する記事の続編です。TurborepoではGoからRustに徐々に移行する戦略を採用しており、この移行による学びを共有していくれています。良かった点として新しい機能をリリースしながら徐々に移行作業が出来たこと、大変だった点としてOSなどさまざまなコンテキストすべててRustとGoのバイナリが動作するか確認する必要があったことが挙げられています。
https://bun.sh/blog/bun-v0.7.0
Bunのv0.7.0がリリースされ、Vite, WebWorker, structuredClone, AsyncLocalStorage などが使えるようになりました。
リアルタイムやマルチプレイヤー向けのアプリケーションを作るための SDK が公開されました。このSDKでは、Edge も含めた多様なランタイムや、Yjs のサポートが入っています。
GitHubが「パッケージやリポジトリを利用した攻撃」について注意するアナウンスを出しています。具体的には、開発者や採用担当者になりすました攻撃者が、企業の従業員などを悪意のあるパッケージを含んだリポジトリへ招待し、そのリポジトリをクローンし実行することでウイルスに感染させるという手法のようです。GitHubが行なっている調査や対策、自分たちができること、悪意のあるパッケージやアカウントのリストなどが紹介されています。
https://astro.build/blog/astro-290/
Astro 2.9がリリースされました。社内ではView Transitionsの機能が話題になりました。この機能はView Transitions APIがサポートされていないブラウザのことも考慮された実装になっています。View Transitionsについてはこちらの記事が参考になります。
https://zenn.dev/cybozu_frontend/articles/astro-view-transitions
https://www.builder.io/blog/introducing-valibot
Zodよりもファイルサイズが抑えられるValibotの紹介です。Zodとは違い、バリデーションの機能をメソッドチェーンではなく関数で提供することでTree Shakingが有効になり、ビルド後のファイルサイズを抑えられるそうです。社内では試しにZodを使ったプロダクトで代わりにValibotを使うとファイルサイズが10分の1程度になったことなどを話していました。
https://nulab.com/ja/blog/nulab/react-jotai/
状態管理をRecoilからJotaiへと移行した際の比較や、Jotaiの使い方が紹介されています。Recoilでは現状、主要なメンテナーがレイオフの対象になって開発が止まっているとのことで、状態管理の技術選定に影響がありそうですね。
ブラウザのArcがリリースされ、利用できるようになりました。ナビゲーションにはサイドバーがメインで使われたりSpaceやEasel、ユーザープライバシーを重視していることが特徴として挙げられます。
https://nextjs.org/docs/app/building-your-application/caching
Next.jsのCacheを説明したページがドキュメントに追加されました。Next.jsで利用できるCacheの種類や、どのAPIがどのCacheに影響を与えるのかが図や表で網羅されています。Next.jsでのCacheは種類がいくつかあるので、全体を理解したいときに参考になりそうです。
https://deno.com/blog/astro-on-deno
AstroのサイトをDenoとDeno Deployを使ってリリースする方法が紹介されています。AstroのSSRを使う場合はテンプレートが用意されており、このテンプレートを使うとDeno KVなどがすぐ使えるようになっています。