2013/08/26 @suharahiromichi
2013/10/26 @suharahiromichi 追記
2014/04/29 @suharahiromichi 追記
最新の事項については、 みずぴー日記 ssreflectインストール方法まとめ(Windowsもあるよ!) http://mzp.hatenablog.com/entry/2014/04/29/105144 を参照してください。
以下は、私自身の控えとして、設置作業の記録を残したものです。 SSReflectの設置(インストール)は、原則として、 SSReflectの配布物にある INSTALL ファイルに基づいておこなってください。
なお、[文献1.]のInstallの節の内容は、役に立ちません。
以下を設置する。
- coq-8.4pl2
- ssreflect-1.4
SSReflectの設置には、 「同じバージョンのOCamlでビルドされたCoq」が必要である。 だから、既にCoqが設置されていても、Coq本体もソースコードからビルドして入れ直すべきである。
/usr/local/bin
バイナリパッケージなどでCoq本体を既に /usr/bin に設置している場合(Ubuntuなど)であっても、 それはそのままにして、指示通りソースコードから入れ直すことにする。
- coq-8.4pl2
http://coq.inria.fr/download から coq-8.4pl2.tar.gz (ソースコード)
- ssreflect-1.4 (for Coq 8.4)
https://gforge.inria.fr/frs/?group_id=401 から ssreflect-1.4-coq8.4.tar.gz
同じ場所に「for Coq 8.3pl4」 も置いてあるので、間違えないようにすること。
OCaml 3.12.1
Camlp5 6.02.3
GNU Make 3.81
Ubuntu 12.04 LTS (i386)
GNU Emacs 23.3.1
ProofGeneral 4.2
Coq、SSReflectに加えて、Camlp5 も同一のバージョンのOCamlでビルドするべきのようだ。 今回は、Camlp5は、信頼の置けるバイナリパッケージ(Ubutu、FreeBSD)から設置したが、 Camlp5もソースコードからコンパイルするとよいようだ。
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BSD系のOSも同様の手順で可能だが、その場合は、gmakeでGNU Makeを使う。
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ビルドの過程で coqtop がメモリをかなり(〜1GB)消費するため、 主記憶が小さいマシンでは時間がかかる。 VMwareなどの仮想マシンを使っている場合に注意が必要である。
Coq本体の配布物を展開し、以下をおこなう。
cd coq-8.4pl2
./configure
make world
sudo make install
configureは、省略時解釈(ディフォルト)で/usr/localに設置になる。
setenv COQBIN /usr/local/bin/
最後の/を忘れないようにする。 もし必要ならば、PATHを/usr/local/binが/usr/binの前になるように設定する。
SSReflectの配布物を展開して、以下をおこなう。
cd ssreflect-1.4
make
sudo make install
最初のmakeでエラーが出たら、次のようにやり直す。
make clean
make
sudo make install
ProofGeneral自体の設置方法は省略する。 SSReflectの配布物に含まれる、pg-ssr.el を emacs lispのパスを通ったところ(例:$HOME/lisp/)にコピーする。
~/.emacsなどに以下の行を追加する。
(load-file "/usr/share/emacs/site-lisp/ProofGeneral/generic/proof-site.el")
(load-file "$HOME/lisp/pg-ssr.el")
タクティクスについてのノート(暫定版)
https://github.com/suharahiromichi/doc/blob/master/cs_ssr_note.md
- Georges Gonthier, Assia Mahboubi, "A Small Scale Reflection Extension for the Coq system", INRIA
以上