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[1] [DFN[ガラケー]] ([DFN[ガラパゴス携帯電話]]) は、00年代に広く用いられた[[日本]]市場向け[[携帯電話]]
([[フィーチャーフォン]]) です。
[2] 元はその特異性を揶揄した俗語でしたが、[[政治的に正しい]]代替用語である[[フィーチャーフォン]]よりも広く普及しています。
[FIG(short list)[
- [[iモード]]
- [[EZweb]]
- [[ガラケー向けサイト]]
- [[CHTML]]
- [[iモード対応HTML]]
- [[i-XHTML]]
- [[i-CSS]]
- [[HDML]]
- [[WAP]]
- [[XHTML Basic (au)]]
- [[iアプリ]]
- [[デコメ]]
- [[絵文字]]
- [[着メロ]]
- [[着うた]]
- [[モバイルウィジェット]]
- [[おサイフケータイ]]
- [[西暦2020年問題]]
- [[西暦2021年問題]]
]FIG]
[3] [[欧米市場向けフィーチャーフォン]]とは技術的にも文化的にも異なっていました。
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[4] [CITE[楽天が「ガラケー」に新規参入 今後競争激化か | NHKニュース]]
( ([[日本放送協会]]著, [TIME[2016-10-27 17:50:47 +09:00]]))
<http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161027/k10010746501000.html?utm_int=news_contents_news-main_003>
]FIGCAPTION]
> 大手IT企業の「楽天」は、いわゆる格安スマホの事業者として初めて「ガラケー」と呼ばれるおりたたみ型の携帯電話に参入すると発表しました。
> ガラケーをめぐっては大手通信各社が料金プランの値下げを打ち出していて今後、競争が激しくなりそうです。
]FIG]
[5]
[[日本]]では[[ガラケー]]の[[ガラパゴス]]具合がやたらと批判されがちですけど、
当時の[[欧米市場向けフィーチャーフォン]]もたいがい[[ガラパゴス]]だったんですよね。
[[Webブラウザー]]は搭載していたけど、
実装していたのが [[Mobile Profile]] などと称するパチもんばかりだった。
Mobile は特殊だから本来の標準とはちょっと違うものをうちらで「標準化」します、
とかいうわけのわからん論理を業界ぐるみで押し通してた。
[6]
しかも日本のガラケー各社も欧米のフィーチャーフォン各社もその
Mobile Profile
の類から好きなところだけつまみ食いした上で独自仕様を足していた。
その好き勝手具合は欧米より日本の方が少し上回っていたかもしれないけど、
[[インターネット]] & [[Web]] の側から見たら五十歩百歩よね。
[7]
だから日本でも欧米でも[[スマートフォン]]が[[フィーチャーフォン]]を一掃してくれたのが画期的な大事件だったわけで。