-
Notifications
You must be signed in to change notification settings - Fork 4
/
392.txt
145 lines (107 loc) · 8.32 KB
/
392.txt
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
[8] 近年では[DFN[[RUBYB[[[電子メールアドレス]]]@en[e-mail address]]]]と言えば、ほとんどの場合[[インターネットメール]]の[[メールアドレス]]のことをいいます。
* 電子メールアドレスの構文
[7] [[電子メールアドレス]]の構文は色々あります。
[FIG(list short)[
- [CODE(ABNF)@en[[[addr-spec]]]]
- [CODE(ABNF)@en[[[mailbox]]]]
- [[妥当な電子メールアドレス]]
- [[妥当な電子メールアドレスリスト]]
- [CODE(URI)@en[[[mailto:]]]]
- [CODE[[[emailAddress]]]]
- [CODE[[[rfc822Name]]]]
]FIG]
* 電子メールアドレスの構成要素
[9] [[電子メールアドレス]]は2つの部分と区切りの [CODE[[[@]]]] で構成されます。
[FIG(list short)[
- [[局所部分]]
- [CODE[[[@]]]]
- [[ドメイン名]]
]FIG]
* メールアドレス風のもの
[4] [[メールアドレス]]風の識別子構文は、[[インターネットメール]]以外にも転用されています。
(その構文や意味は、少しずつ違いがあります。)
[10] 技術的には、これらは[[インターネットメール]]の[[メールアドレス]]と異なるものです。
実運用上は同じ識別子なら同じ[[利用者]]等を識別するのが好ましいでしょう。
[FIG(short list)[
- [[メッセージID]]
- [[内容識別子]]
- [[SIPアドレス]]
- [[JID]]
- [[Network Access Identifier]]
- [CITE@en[draft-hallambaker-mesh-architecture-03 - Mathematical Mesh: Architecture]] ([TIME[2017-05-11 21:18:27 +09:00]]) <https://tools.ietf.org/html/draft-hallambaker-mesh-architecture-03#section-4.1.3>
- [CODE(URI)@en[tag:]]
]FIG]
[11] [[URL]] の [[authority]] 部分 ([[userinfo]] + [[ホスト名]]) も、
元々は[[電子メールアドレス]]構文を意識したものと思われます。
* 利用者識別子としてのメールアドレス
[12] [[Webアプリケーション]]の中には、[[利用者]]を識別するため入力させる文字列として[[メールアドレス]]を採用していることがあります。
別途識別子を割り当てているとしても、[[ログイン]]時にその識別子でなく[[電子メールアドレス]]を使えることもあります。
[EG[
[13] [[Google]] は、[[利用者]]の識別子として[[メールアドレス]]を使っています。
]EG]
* 特別なメールアドレス
[FIG(short list)[ [28] 特別な[[メールアドレス]]
- [CODE[a@b.c]]
]FIG]
* メモ
- [1] [[RFC-819-の-mailbox]]
- [2] [[RFC1439]] on 固有識別子の固有性
- [3] [[RFC2142]] on Mailbox Names
- [5] [[RFC2822]] では [SAMP(822)[ ""@[] ]] でさえ妥当なメイル・アドレスです。 ([[SMTP]] では扱えませんが。) システムは [CODE(ABNF)[[[local-part]]]] が空の account を使いたいかもしれませんし (既定の連絡先として有用かも!)、 [[FQDN]] も [[IP番地]]もないところのアカウントなら空の [CODE(ABNF)[[[domain-literal]]]] にすればいいし、第一そんな変てこなアドレスでも問題が起こったという話は聞かないからほっといていいでしょ、てな具合みたいです。 ([[ietf-822]] の 2002年10月の <mid:3D991B36.1070700@alex.blilly.com> から始まるスレッド参照。)
[6]
[CITE[スラッシュドット ジャパン | auのEメールアドレスが相互接続性を保障できないルールに変更?]] <http://slashdot.jp/mobile/06/06/01/0931224.shtml>
([[名無しさん]] [WEAK[2006-06-04 03:04:55 +00:00]])
[23] [[IDNA]] によって [[DNS]] には [[IDN]] を格納できるように拡張されていますが、
[[DNS]] に格納されるあらゆるデータに対して [[IDNA]] が適用されるわけではありません。
特に、[[電子メール・アドレス]]はしばしば [[DNS]] に格納されますが、
[[電子メール]]の [CODE(ABNF)@en[[[local-part]]]] は[[ドメイン名スロット]]ではなく、
[[IDNA]] の適用対象外です。 [SRC[>>14, >>16]]
[CODE(ABNF)@en[[[local-part]]]] は[[ACE接頭辞]]ではじまる[['''べきではありません''']]し、
[[ACE接頭辞]]ではじまっていても [[IDN]] ではなく、そのままの[[文字列]]として解釈されます。 [SRC[>>14]]
;; [14] [CITE@en[RFC 3490 - Internationalizing Domain Names in Applications (IDNA)]] ([TIME[2011-01-08 12:07:35 +09:00]] 版) <http://tools.ietf.org/html/rfc3490#section-3.2.2>
;; [16] [CITE@en[RFC 5891 - Internationalized Domain Names in Applications (IDNA): Protocol]] ([TIME[2011-02-05 07:34:21 +09:00]] 版) <http://tools.ietf.org/html/rfc5891#section-3.2.2>
[15] >>23 などと [[SHOULD]] で規定されていますが、[[電子メール・アドレス]]の仕様でもないし、 update
しているわけでもない [[IDNA]] の仕様で [[SHOULD]] といったところで効力はあるんですかねw
「そのまま解釈される」という事実の言明はその通りですが、 [[SHOULD]]
要件には意味が無いような。
[17] [CITE@en[RFC 6943 - Issues in Identifier Comparison for Security Purposes]]
( ([TIME[2013-11-19 01:20:54 +09:00]] 版))
<http://tools.ietf.org/html/rfc6943#section-3.4>
[18] [CITE@en[RFC 2142 - Mailbox Names for Common Services, Roles and Functions]]
( ([TIME[2013-12-05 18:13:39 +09:00]] 版))
<http://tools.ietf.org/html/rfc2142>
[19] [CITE@en[RFC 3801 - Voice Profile for Internet Mail - version 2 (VPIMv2)]]
( ([TIME[2014-09-07 15:46:36 +09:00]] 版))
<http://tools.ietf.org/html/rfc3801#section-4.1.2>
[20] [CITE@en[RFC 7542 - The Network Access Identifier]]
([TIME[2015-05-02 05:20:57 +09:00]] 版)
<https://tools.ietf.org/html/rfc7542>
[21] [CITE@en[RFC 7565 - The 'acct' URI Scheme]]
([TIME[2015-05-21 02:01:38 +09:00]] 版)
<https://tools.ietf.org/html/rfc7565>
[22] [CITE@en[draft-seantek-mail-regexen-00 - Regular Expressions for Internet Mail]]
([TIME[2016-03-22 19:17:42 +09:00]] 版)
<https://tools.ietf.org/html/draft-seantek-mail-regexen-00>
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[24] [CITE@ja[メールによるワンタイムパスワードについて|ゆうちょダイレクト]]
([TIME[2016-05-24 23:15:17 +09:00]])
<http://www.jp-bank.japanpost.jp/direct/pc/security/dr_pc_sc_onetimepassword.html>
]FIGCAPTION]
> WEBブラウザ上でパスワード等を入力し、メールの閲覧が可能なフリーメールなどのウェブメールアドレスのご登録はお控えください。
> メール閲覧時のログイン情報を盗み取るコンピューターウイルスも確認されており、ワンタイムパスワード送付用メールアドレスにウェブメールのメールアドレスをご登録している場合、ワンタイムパスワードなど、当行からお送りする重要な情報が第三者に盗取されるおそれがあります。
> このような犯罪からお客さまの財産をお守りするため、ゆうちょダイレクトでは2016年6月13日(月)から、総合口座をご利用で、登録済の送金先口座以外へゆうちょ銀行あて振替・他金融機関あて振込をされる際、1日の送金累積額が5万円以上になる場合は、当行が推奨する携帯電話・スマートフォンのメールアドレスを選択いただかないと、即時送金ができません。
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[25] [CITE@ja[メールアドレス|ゆうちょダイレクト]]
([TIME[2016-06-06 22:01:23 +09:00]])
<http://www.jp-bank.japanpost.jp/direct/pc/mailadd/dr_pc_ml_apply.html>
]FIGCAPTION]
> ゆうちょ銀行では、セキュリティ向上のため、ワンタイムパスワード送付用および取扱確認メールに、携帯電話・スマートフォンのメールアドレス(@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jpなど)を1つ以上登録いただくことを推奨しています。当行が推奨する「スマートフォン・携帯電話のメールアドレス」をご登録いただきますと、ご登録のお客さま限定サービスをご利用いただけます。
> 当行が推奨する携帯電話・スマートフォンのメールアドレス
]FIG]
[26] [[ガラケー]]の会社と [[Gmail]] だと [[Gmail]] の方が安全そうなイメージがありますが、
[[日本郵便]]的には逆のようですね。。。
[27]
[[メールアドレスのスパム対策]]