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[23]
[DFN[所功]]は、[[日本史]]研究者です。
[24] [[昭和]]末期から[[令和]]時代に[[元号]]に関する[[論文]]や[[著書]]を多数出版しており、
[[日本の元号]]の研究者の権威として知られています。
[FIG(amazon)[
[[所功]]
]FIG]
* 日本の年号
[18]
[DFN[[CITE[日本の年号]]]]
は[TIME[昭和52年][year:1977]]の[[所功]]の著書でした。
* 年号の歴史
[25] [DFN[[CITE[年号の歴史―元号制度の史的研究―]]]]
は[TIME[平成元年][year:1989]]の[[所功]]の著書でした。
[REFS[
- [19] [CITE@ja-jp[[[年号の歴史]]―元号制度の史的研究 (雄山閣BOOKS) | 所 功 |本 | 通販 | Amazon]] ([TIME[2019-06-02 18:14:56 +09:00]]) <https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4639008457/wakaba1-22/>
- [20] [CITE@ja-jp[[[年号の歴史]](増補版) 雄山閣BOOKS | 所 功 |本 | 通販 | Amazon]] ([TIME[2019-06-02 18:15:46 +09:00]]) <https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/463900012X/wakaba1-22/>
]REFS]
[21] 内容は次の通りでした [SRC[>>3 p.2]]。
- ① [CSECTION[中国と日本の年号]]
- ② [CSECTION[まぼろしの“九州年号”]] 14ページ-
- ③ [CSECTION[大宝以前の公年号]]
- ④ [CSECTION[三善清行の辛酉革命論]] 56ページ-
- ⑤ [CSECTION[年号の選定方法]]
-- [CSECTION[平安中期以降の年号の出典と勘申者]]
-- [CSECTION[年号勘申者略系図]]
-- [CSECTION[日本の年号文字総覧]]
- ⑥ [CSECTION[日本年号と水戸史学]]
- ⑦ [CSECTION[年号研究と群書類従]]
- ⑧ [CSECTION[年代年号の暗唱歌]]
- ⑨ [CSECTION[一世一元の史的考察]]
- ⑩ [CSECTION[元号法の成立過程]]
- 増補I [CSECTION[日本史上の天皇と元号]]
- 増補II [CSECTION[元号「平成」の誕生と意義]]
- [CSECTION[日本年号改元要覧]]
- [CSECTION[日本年号一覧]]
- [CSECTION[日本年号の読み方一覧]]
[26] [CITE[日本の年号]]の「増補版」と紹介されていますが、
④以外は[CITE[日本の年号]]出版以後の所の新しい論文に基づくもので、
[CITE[日本の年号]]と内容が違います。 [SRC[[CITE[年号の歴史]] 後書き]]。
[22] ①、②の古代年号一覧、⑤、⑨、増補II、改元要覧、読み方一覧は改訂されたものが[CITE[日本年号史大事典]]に収録されています。
[27] ①⑤⑨の総集編的なものが
[CITE[「年号」制度の基礎知識 Q&A]],
[[所功]],
[CITE[歴史読本]] [TIME[2008年1月][2008-01]]号 特集 日本の年号,
pp. 58-80
に掲載され、ほかに図表もいくつか転載されています。
* 日本年号史大事典
[2]
[DFN[[CITE[日本年号史大事典]]]]は、
[[所功]]、
[[久禮旦雄]]、
[[吉野健一]]、
[[五島邦治]]、
[[橋本富太郎]]による[[日本の元号]]に関する書籍です。
[FIG(amazon)[
[CITE[日本年号史大事典]]
]FIG]
[1] [CITE@ja[【重版出来】[[日本年号史大事典]] 普及版 | 「雄山閣」学術専門書籍出版社]] ([TIME[2019-05-14 18:26:38 +09:00]]) <http://www.yuzankaku.co.jp/products/detail.php?product_id=8330>
[3] [CITE@ja-jp[[[日本年号史大事典]] 普及版 | 所 功 |本 | 通販 | Amazon]]
([TIME[2019-05-28 16:40:44 +09:00]])
<https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%B9%B4%E5%8F%B7%E5%8F%B2%E5%A4%A7%E4%BA%8B%E5%85%B8-%E6%99%AE%E5%8F%8A%E7%89%88-%E6%89%80-%E5%8A%9F/dp/4639024363?SubscriptionId=AKIAJKCG67KFBWLSLNDA&tag=wakaba1-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4639024363>
** 版
[5] [TIME[[LINES[平成26][2014]]年][year:2014]]に最初の版が出版されました。
[6] [TIME[[LINES[平成29][2017]]年1月][2017-01]]に「普及版」として改訂版が出版されました。
[10] 最初の版よりコンパクトで使いやすくなりました。
[7] 普及版には前書き部分 (p.4) に[[所功]]の「普及版の刊行に寄せて」が1ページ分挿入されています。
それによれば初版との変更点は「元本の誤植などを少し訂正した」程度のようです。
[8] [TIME[平成31年][year:2019]]に購入したら、薄橙色の両面印刷の紙で
「[CITE[新しい元号を考えるヒント ここにあり!]],
[[所功]],
「養老」改元から千三百年の秋記す」
なる文章が挟まっていました。
「来年度中に「高齢譲位」が実施される見通しとなりました。
それに伴って新元号への関心が急に高まり、
本書も増刷を重ねるに至っております」と書かれています。
** 内容
[4]
[[元号]]やその制定 ([[改元]]の[[手続き][改元手続き]])
に関する説明や、
[[平成]]までの[[日本の元号]]すべてに関する[[改元日]]、
改元担当者、
出典、その他各種事項と紹介文で構成されています。
[15] 各元号の[[改元日]]の主要な異説 (誤りも含む。)
や[[吉書始]]など[[改元手続き]]の日取りもわかっているものは紹介されています。
[16] 未採用案なども多くの元号について紹介されています。
巻末には未採用案利用文字を含む元号利用文字の一覧が収録されています。
[13]
[[日本の元号]] ([[公年号]]) すべてに整理番号 ([[整数]]) が割り振られています。
[SEE[ [[元号コード]] ]]
[11] 本文および付録で元号の読み方がまとめられています。
[SEE[ [[元号の読み方]] ]]
[14] 現存する[[改元]]の[[詔書]]の内容がすべて収録されています。
[9]
[CSECTION[資料2 年号関係研究評論文献目録]]
[SRC[普及版 pp. 696 - 720]]
に[TIME[明治22年][year:1889]]から[TIME[平成28年][year:2016]]までの日本の主要な元号研究論文の一覧があります。
[12] [[日本の元号]] ([[公年号]]) 以外でも、
[[日本の私年号]]、
[[古代年号]]、
[[ベトナムの元号]]、
[[朝鮮半島の元号]]などのコラムがあり、
巻末対照表には[[支那王朝の元号]]も掲載されています。
しかし[[日本の元号]]ほど詳しく紹介されてはいません。
[17] 巻頭の論考や巻末の資料などは[[所功]]の以前の論文や著書に最新の情報を反映して再構成した部分が多いです。
* 元号―年号から読み解く日本史―
[28]
[DFN[[CITE[元号―年号から読み解く日本史―]]]]
[[所功]]、
[[久禮旦雄]]、
[[吉野健一]]による[[日本の元号]]に関する書籍です。
[FIG(amazon)[
[CITE[元号―年号から読み解く日本史―]]
]FIG]
[29]
[TIME[2018年(平成30年)3月20日][2018-03-20]] 第1刷発行。
[30]
[CITE[日本年号史大事典]]を文庫サイズの読み物として再構成した総集編的な内容になっています。
一般向けの読み物ということで大事典のようなデータの網羅性には欠けますが、
そのかわりに歴史の流れがわかりやすいように説明が補われたりもしているようです。
* メモ