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* 処理
[34] 次の変数を使います。
[FIG(list members)[
:[VAR[状態]]:後述の状態遷移における状態のいずれか。初期値は「応答前」。
:[[応答]]: [[ネットワークエラー]]か次の[[データ構造]]のいずれか。初期値は[[データ構造]]。
[FIG(list members)[
[FIGCAPTION[
[[応答]]
]FIGCAPTION]
:[[プロトコルの版]]:[CODE[0.9]], [CODE[1.0]], [CODE[1.1]] のいずれか。初期値は [CODE[0.9]]。
:[[状態符号]]:[[非負整数]]。初期値は [CODE[200]]。
:[[理由句]]:[[バイト列]]。初期値は [CODE[OK]]。
:[[ヘッダーリスト]]:0個以上の[[ヘッダー]]のリスト。初期値は空。
:[[本体]]:[[バイト列]]。初期値は空。
:[[不完全メッセージ]]フラグ:初期値は未設定。
:[CODE(HTTP)[[[1xx]]]] [[応答]]群:0個以上の[[応答]]のリスト。初期値は空。
]FIG]
:[VAR[一時バッファー]]:バイト列
:[VAR[最後のヘッダー]]:ヘッダーか null
:[VAR[メッセージ本体長として指定された値]]:[[非負整数]]か null
]FIG]
** 状態遷移
@@
[13] [[TCP]] [CODE[[[RST]]]] を受信したら、[VAR[状態]]に関わらず、[[ネットワークエラー]]を返します。
[14] [[緊急ポインター]]が指す1バイトは、無視します。
*** 「応答前」状態
[25] この状態に遷移してきたら、[VAR[一時バッファー]]を、空バイト列に設定します。
[24] バイトを受信したら、
[FIG(steps)[
= [26] 受信したバイトを、[VAR[一時バッファー]]の末尾に連結します。
= [27] [VAR[一時バッファー]]の末尾4バイトが [CODE(HTTP)[HTTP]]
([[ASCII大文字・小文字不区別]]) なら、
== [[応答]]の[[プロトコルの版]]を 1.0 に設定します。
== [VAR[状態]]を、「応答1前」に設定します。
= [28] それ以外で、[VAR[一時バッファー]]が8バイトになったら、
== [[応答]]の[[本体]]を、[VAR[一時バッファー]]の値に設定します。
== [VAR[メッセージ本体長として指定された値]]を、 null に設定します。
== [VAR[状態]]を、「応答本体」に設定します。
]FIG]
[8] [[EOF]] を受信したら、
[FIG(steps)[
= [VAR[一時バッファー]]が[[空文字列]]なら、[[ネットワークエラー]]を返します。
= それ以外なら、
== [[応答]]の[[本体]]を、[VAR[一時バッファー]]の値に設定します。
== [VAR[メッセージ本体長として指定された値]]を、 null に設定します。
== [VAR[状態]]を、「応答本体」に設定します。
]FIG]
*** 「応答1前」状態
[11] LF LF または LF CR LF が見つかるまで受信を続けます。
[12] 2[SUP[18]] [[バイト]]目を受信するよりも前に見つからなければ、
[[ネットワークエラー]]を返します。
[15] 見つかった場合、次のようにします。
[FIG(steps)[
= 受信したデータをヘッダー群として構文解析します。
= [[応答]]の[[状態符号]]が [CODE(HTTP)[[[1xx]]]] なら、
== [[応答]]の [CODE(HTTP)[[[1xx]]]] [[応答]]群の末尾に新しい[[応答]]を追加します。
[FIG(list members)[
[FIGCAPTION[
[[応答]]
]FIGCAPTION]
:[[プロトコルの版]]:[[応答]]の[[プロトコルの版]]
:[[状態符号]]:[[応答]]の[[状態符号]]
:[[理由句]]:[[応答]]の[[理由句]]
:[[ヘッダーリスト]]:[[応答]]の[[ヘッダーリスト]]
]FIG]
== [[応答]]の[[プロトコルの版]]、[[状態符号]]、[[理由句]]、[[ヘッダーリスト]]を初期値に設定します。
== [VAR[状態]]を、「応答前」に設定します。
@@
=
@@ ...
==
= それ以外なら、
== [32] [CODE(HTTP)@en[[[Content-Length:]]]] [[ヘッダー]]の処理を行い、
[VAR[[[メッセージ本体]]長として指定された値]] ([[十進整数]]または [[null]]) を得ます。
== 前項で[[ネットワークエラー]]が返されたら、[[ネットワークエラー]]を返し、
ここで停止します。
== [16] [VAR[状態]]を、「応答本体」に設定します。
]FIG]
*** 「応答本体」状態
[6] バイトを受信したら、応答の本体バイト列の末尾に、受信したバイトを追加します。
@@ [VAR[メッセージ本体長として指定された値]]が非 [[null]] で、
その長さに本体バイト列が達したら、...
[7] [[EOF]] を受信したら、
[FIG(steps)[
= [VAR[メッセージ本体長として指定された値]]が非 [[null]] で、
その長さに達していなければ、[[応答]]の[[不完全メッセージ]]フラグを設定します。
= 停止します。
]FIG]
@@ 定義上本体を持たない場合
** ヘッダー群として構文解析
[17] 入力を、 [[CR]] や [[LF]] で[[行]]に分割します。
[[行]]には区切りの [[CR]] と [[LF]] は含めません。
[3] 最初の行を (あれば) 次のようにします。
[FIG(steps)[
= 先頭が [CODE[/]] なら、
== その次が[[ASCII数字]]列なら、これを[[十進整数]]として解釈します。
== その次が [CODE[.]] なら、
=== その次が [[ASCII数字]]列なら、これを[[十進整数]]として解釈します。
=== [19] 最初の[[整数]]が2[[以上]]か、
最初の[[整数]]が1と等しく次の[[整数]]が1[[以上]]なら、
==== [[応答]]の[[プロトコルの版]]を、 1.1 に設定します。
== 次が1個以上の [CODE(charname)@en[[[SP]]]] であれば、すべて無視します。
== [21] 次に[[ASCII整数]]列があれば、[[応答]]の[[状態符号]]をその[[十進整数]]値に設定します。
== [9] 次の1個以上の [CODE(charname)@en[[[SP]]]] があれば、
=== [4] [[応答]]の[[理由句]]を、[[行]]のそれより後の部分に設定します。
== [5] それ以外なら、
=== [31] [[応答]]の[[理由句]]を、[[空文字列]]に設定します。
= 先頭が1個[[以上]]の [CODE(charname)@en[[[SP]]]] 列なら、
== [20] 次に[[ASCII整数]]列があれば、[[応答]]の[[状態符号]]をその[[十進整数]]値に設定します。
== [10] 次の1個以上の [CODE(charname)@en[[[SP]]]] があれば、
=== [22] [[応答]]の[[理由句]]を、[[行]]のそれより後の部分に設定します。
== [29] それ以外なら、
=== [30] [[応答]]の[[理由句]]を、[[空文字列]]に設定します。
]FIG]
[23] 更に、次のようにします。
[FIG(steps)[
= [VAR[最後のヘッダー]]を、 null に設定します。
= 残りの各行について順番に、
== 先頭の文字が 0x20 か 0x09 なら、
=== [VAR[最後のヘッダー]]が null 以外なら、
==== 行の先頭から 0x20 と 0x09 をすべて除去します。
==== [VAR[最後のヘッダー]]の値の末尾に、 0x20 と行の内容を追加します。
== 先頭の文字が 0x3A でなく、 0x3A が含まれるなら、
=== [VAR[最後のヘッダー]]を、 0x3A より前の部分を名前、 0x3A より後の部分を値とするヘッダーに設定します。
=== [[応答]]の[[ヘッダーリスト]]の末尾に、[VAR[最後のヘッダー]]を追加します。
== それ以外なら、
=== [VAR[最後のヘッダー]]を、 null に設定します。
= [[応答]]の[[ヘッダーリスト]]の各ヘッダーについて、
== 名前の末尾から 0x20 と 0x09 をすべて除去します。
== 値の先頭から 0x20 と 0x09 をすべて除去します。
== 値の末尾から 0x20 と 0x09 をすべて除去します。
]FIG]
* 歴史
[1]
[CITE@en[Tolerant HTTP Parsing]] ([TIME[2007-09-05 04:32:55 +09:00]] 版) <http://geoffers.uni.cc/draft-sneddon-http-parsing-00.html>
([[名無しさん]])