296.txt

[2] 
[[支那王朝]]では、ほとんどの期間、[[元号]]が使われてきました。
[SEE[ [[元号]]、[[改元]] ]]

* 変遷

[538] [[元号]]の誕生については、[[在位紀年]]を参照。

[1] [[漢]]から[[清]]までの期間は、ほぼ[[元号]]が用いられていました。

[539] ただし異民族王朝の成立直後の[[漢]]化前の時期には[[元号]]が建てられず、
[[在位紀年]]によることがあります。

[540] また、[[唐]]の[[安史の乱]]の頃には、[[改元]]されて[[元号]]が建てられなかった時期
(肅宗元年 (761年) - 2年) がありました。

;; [541] 詳細は[[在位紀年]]を参照。

[FIG(short list)[ [8] 旧[[清]]国領土の[[紀年法]] [WEAK[([[清]]国の統治を離れた地域で[[中華人民共和国]]成立以前に使われたものおよび[[中華人民共和国]]支配地域内で使われているもの)]] 
- [[西暦]]
- [[仏暦]]
- [[永清]]
- [[開国年号]]
- [[大韓帝国の元号]]
- [[孔子紀年]]
- [[黄帝紀年]]
- [[帝堯紀年]]
- [[夏禹紀年]]
- [[秦統一紀年]]
- [[中国開国紀元]]
- [[亡国紀年]]
- [[共和紀年]]
- [[中華民国][民国紀元]]
- [[洪憲]]
- [[通志]]
- [[共戴紀元]]
- [[成吉思汗紀元]]
- [[大韓民国][大韓民国 (紀年法)]]
- [[中華共和国][中華共和国 (紀年法)]]
- [[満州国の元号]]
- [[近代日本の元号]]
- [[皇紀]]
- [[大新]]
- [[檀君紀元]]
- [[越南民主共和]]
- [[越南共和]]
- [[慶豐]]
- [[満洲国臨時政府の元号]]
- [[大清帝國論壇の元号]]
]FIG]

* 周辺

[6] 
[[支那王朝]]の影響下にあった周辺諸国でも一時期あるいは長期間、
[[支那王朝の元号]]が使われたことがありました。
[SEE[ [[満州の元号]]、[[朝鮮半島の元号]]、[[越南の元号]]、[[チベットの元号]]、[[琉球の元号]]、[[台湾の元号]]、[[日本の元号]] ]]

* 統計

[SEE[ [[元号]] ]]

* 一覧

[SEE[ [[元号一覧]] ]]

* メモ

[7] [CITE[Kyoto University Research Information Repository: 史記漢書の一考察 : 漢代年號制定の時期に就いて]]
([TIME[2015-11-02 13:58:04 +09:00]])
<https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/138707>

[9] 
[CITE[中国と日本の元号制]], [[池田温]],
[CITE[日中文化交流史叢書]] 2 法律制度, 1997

という論文があって、[[池田温]]が[[元号]]の[[考案者]]に選ばれたきっかけになったそうです。

[CITE@ja-jp[法律制度 (日中文化交流史叢書) | 池田 温, 劉 俊文 |本 | 通販 | [[Amazon]]]] ([TIME[2019-09-13 21:43:00 +09:00]]) <https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4469130427/wakaba1-22/>

[10] 
他に
[CITE[東亜年号管見--踏襲・模倣をめぐって]]
というのがあるようです。


[3] [CITE[shirin_078_6_837.pdf]], [TIME[2019-03-28 19:06:37 +09:00]] <https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/239347/1/shirin_078_6_837.pdf>

PDF p.6

>
[BOX(vertical)[
丙戌の歳(一二二六年、チンギス・カンの二一年)
]BOX]

PDF p.18

> 
[BOX(vertical)[
モンケ時代の乙卯年(一二五五)
]BOX]

[12] [DFN[[CITE[西夏紀年考]]]],
[TIME[1933][year:1933]]

[4] [CITE[<研究>[[西夏紀年考]] (上)]],
[[長部和雄]]
([TIME[2020-04-30 16:17:32 +09:00]])
<https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/247949/1/shirin_018_3_420.pdf>

[5] [CITE[<研究>[[西夏紀年考]] (下)]],
[[長部和雄]]
([TIME[2020-04-30 16:18:23 +09:00]])
<https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/247970/1/shirin_018_4_657.pdf>

[11] [CITE[西夏と年号: むとうすブログ]]
([TIME[2020-04-30 16:18:56 +09:00]])
<http://samayoi-bito.cocolog-nifty.com/mutous/2008/07/post_ee7e.html>

[13] [CITE[西夏銭画像]], [TIME[2020-05-30 17:26:17 +00:00]] <https://web.archive.org/web/20040909104929/http://coin101.hp.infoseek.co.jp/sub5/seika.html>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[509] [CITE[長い年号(文字数編): 年号迷路]]
([TIME[2016-02-08 22:51:48 +09:00]] 版)
<http://gaowei.cocolog-nifty.com/nengo/2005/05/post_f69f.html>
]FIGCAPTION]

> 新の年号は、普通の年表等では、始建国・天鳳・地皇の三つ。ところが、「居延
> 漢簡」等の発掘史料によれば、天鳳はほぼ「始建国天鳳X年」、地皇もほぼ「始
> 建国地皇上戊X年」と表記されていることが判明しているのです。
> いろいろ説はあるようですが、発掘史料による実際の使用例を見れば、正式に
> は、天鳳は始建国天鳳、地皇は始建国地皇上戊であった、と考えるしかないの
> ではないでしょうか。
> 「上戊」というのは、王莽が作った暦の名で、上戊暦の施行時から、上戊を年号
> に付加したようです。上戊暦の施行は天鳳6年だったらしく、「始建国天鳳上戊
> 六年」という木簡が見つかっています。
> なお、「始建国地皇上戊」年号の実際の使用例では、ほぼ必ず「新始建国地皇
> 上戊X年」となっていますが、さすがに「新」まで含めて一つの年号とする見方は
> ないようで、新はあくまでも国号と見られています。

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[510] [CITE@zh[地皇 (王莽) - 维基百科,自由的百科全书]]
([TIME[2016-01-08 22:49:18 +09:00]] 版)
<https://zh.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%9A%87_(%E7%8E%8B%E8%8E%BD)>
]FIGCAPTION]

> 地皇(也作始建国地皇上戊、始建国地皇;元年:20年 - 末年:23年九月)是新朝时期王莽的第三个年号,也是他的最后一个年号。共计4年。
> 地皇年号来自于中国神话中地皇曾历三万六千岁,以示统治长久。
> 陈直考证地皇年号有繁简区别。地皇是简称,还有始建国地皇、始建国地皇上戊是繁称。这三种年号的写法都有考古的文物资料可以佐证。而《中国历代年号考》则推测当时繁称是正式称呼,而《汉书》趋从简易,使得后人不知道有原来的繁称。与此年号相同的还有之前的天凤。

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[511] [CITE@zh[天凤 - 维基百科,自由的百科全书]]
([TIME[2016-01-08 22:50:07 +09:00]] 版)
<https://zh.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E5%87%A4>
]FIGCAPTION]

> 天凤(也作始建国天凤上戊、始建国天凤;元年:14年 - 末年:19年)是新朝时期王莽的第2个年号,共计6年。
> 陈直考证天凤年号有繁简区别。天凤是简称,还有始建国天凤、始建国天凤上戊是繁称。这三种年号的写法都有考古的文物资料可以佐证。而《中国历代年号考》则推测当时繁称是正式称呼,而《汉书》趋从简易,使得后人不知道有原来的繁称。与此年号相同的还有其后的地皇。

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[513] [CITE[最長の年号は: 年号迷路]]
([TIME[2016-02-08 22:59:16 +09:00]] 版)
<http://gaowei.cocolog-nifty.com/nengo/2005/05/post_5ba9.html>
]FIGCAPTION]

> 乾隆帝は、偉大な祖父康煕帝の治世を超えてはいけないということで、乾隆60年
> で息子の嘉慶帝に譲位、翌年は嘉慶元年となるわけです。しかし、乾隆帝は太上
> 皇帝として権力を維持し、宮廷内では引き続き乾隆年号を使用したというのです。
> (ある大臣が、宮廷内では乾隆年号を引き続き使用することを提案し、乾隆帝が
> 承諾したということらしい:このあたり、典拠があやふやです)

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[514] [CITE@ja[宣統 - Wikipedia]]
([TIME[2016-02-08 22:19:24 +09:00]] 版)
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A3%E7%B5%B1>
]FIGCAPTION]

> なお1912年の中華民国成立以降も中華民国が提示した清室優待条件によって、清朝皇帝の称号を維持すること、皇帝をはじめとする皇族がそのまま紫禁城内に居住することが認められたため、しばらくの間城内では宣統元号が使われていた。また1917年には張勲復辟により皇帝に復位する事件も発生している。このため、この頃編纂が行われていた『清史稿』では、中華民国成立後の記事に関しても「民国」ではなく「宣統」が使われている。当然のことながら、中国国民党をはじめとする共和派は、この措置に対して激しく反発していた。
> しかし、第二次奉直戦争の最中であった1924年10月、馮玉祥による突然の北京における首都革命で清室「優待条件修正案」の突き付けにより溥儀は皇帝の尊号を廃され、元号の使用も違法とされた。

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[515] [CITE@ja[清史稿 - Wikipedia]]
([TIME[2016-01-31 10:26:10 +09:00]] 版)
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%85%E5%8F%B2%E7%A8%BF>
]FIGCAPTION]

> 国民政府は「清史稿」が中国国民党を「賊」として扱っている事、辛亥革命後に及んだ記事についても宣統の元号を用いている事(例えば清史館が設置された西暦1914年は中華民国では民国4年であるべきところを宣統6年と記されていた)、革命後も清朝復興と宣統帝復位を画策していた張勲や康有為の列伝が立てられていたことに対して強く反発した。

]FIG]



[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[83] [CITE@zh[清室退位詔書 - 维基文库,自由的图书馆]]
([TIME[2016-02-26 11:15:32 +09:00]] 版)
<https://zh.wikisource.org/wiki/%E6%B8%85%E5%AE%A4%E9%80%80%E4%BD%8D%E8%A9%94%E6%9B%B8>
]FIGCAPTION]

> 宣統三年十二月二十五日

]FIG]


[298] [CITE[十六国夏の年号について]]
([TIME[2019-04-25 15:10:27 +09:00]])
<https://waseda.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=37019&item_no=1&attribute_id=21&file_no=1>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[300] [CITE[加藤徹著『西太后』(中公新書): 年号迷路]]
([TIME[2019-04-25 17:16:54 +09:00]])
<http://gaowei.cocolog-nifty.com/nengo/2005/09/post_bee2.html>
]FIGCAPTION]

> 光緒帝の百日維新(※)で、康有為の建議の中に
> 「光緒24年をもって維新元年とする」というものがあり、光緒帝の同意を得ていたとの
> 記述あり。典拠が書いていないのが残念だが、追々調べてみたい。ただ、康有為の
> 建議には「北京から上海に首都を移転する」というのもあったりで、どう考えても、実現
> 性は低かったのかな、と思ってしまう。

]FIG]

[83] [CITE[20151207112446.pdf - jfl_043_023_039.pdf]], [TIME[2020-04-28 13:33:14 +09:00]] <http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/files/public/5/53875/20160528122853568728/jfl_043_023_039.pdf>