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[88] [DFN[[[navigate]]]] は、[[資源]]へのアクセスを行い[[閲覧文脈]]の表示を切り替えたり、
[[ダウンロード]]その他の動作を発生させたりする操作です。[[ハイパーリンク]]の[[クリック]]などにより呼び出されます。
[[Webブラウザー]]を構成する最も基礎的で重要な[[アルゴリズム]]の1つです。
* 仕様書
[REFS[
- [12] [CITE@en-GB-x-hixie[HTML Standard]] ([TIME[2015-04-25 04:40:19 +09:00]] 版) <https://html.spec.whatwg.org/#navigate>
]REFS]
* 文脈
[16] [[navigate]] は、[[仕様書]]で規定されている手順により ([[著者]]の指示により)
実行される場合もあれば、[[利用者エージェント]]依存の方法で ([[利用者]]の直接の指示により)
実行される場合もあります。
[EG[
[17] 前者の例として [CODE(JS)@en[[[location.href]]]] の設定が、
後者の例として[[アドレスバー]]からの [[URL]] の指定があります。
]EG]
[13] [[navigate]] を発生させる操作には、例えば次のものがあります。
[FIG(short list)[
- [[ハイパーリンクをたどる]]
- [[フォーム提出]]
- [CODE(JS)@en[[[window.open]]]]
- [CODE(JS)@en[[[location.assign]]]]
- [CODE(JS)@en[[[location.href]]]]
- [CODE(JS)@en[[[location.reload]]]]
- [[アドレスバー]]、[[メニュー]]、[[DnD]]、[[WebDriver]] 等からの [[URL]] の指定
- [[履歴]]の移動操作
- [[再読込]]操作
- [[栞]]の選択
- [[コマンドライン引数]]等の他の[[アプリケーション]]からの [[URL]] の指定
- [[navigate]] によって生成された[[利用者]]に対する選択肢の実行
]FIG]
* 入力
[41] [[navigate]] には、次の入力 ([[引数]]) があります。最初の3つは必須です。
[FIG(list members)[
:[14] [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]:[[navigate]] によって[VAR[新しい[[資源]]]]を表示するべき[[閲覧文脈]]です。
:[21] [VAR[新しい[[資源]]]]:[VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]に新たに表示するべき[[資源]]です。
ここで[[資源]]は次のものによって表されます。
[FIG(list)[
- [[URL]] (必須)
- [[要求メソッド]] (必須)
- [[フォーム提出アルゴリズム]]からの呼び出しか否か
- [[fetch]] 時の [[referrer]]
- その他 [[fetch]] に必要な引数
- [[fetch]] やそこから得られた[[応答]]
- [[AppCache]] から [[fetch]] したか否か
- 失敗 ([[DNS]] エラー、 [CODE(HTTP)[[[4xx]]]] や [CODE(HTTP)[[[5xx]]]]
など) か否か
[EG[
[24] [CODE(HTMLe)@en[[[object]]]] [[要素]]の処理では、[[資源]]の [[fetch]]
が終わってから [[navigate]] が呼び出されます。
]EG]
[EG[
[55] [[navigate]] の結果表示される [[navigate]] の選択肢を[[利用者]]が選んだ場合にも、
(再度 [[fetch]] するのは無駄なので) [[fetch]] 結果付きで [[navigate]] を呼び出すべきかもしれません。
]EG]
]FIG]
:[15] [DFN[[VAR[[RUBYB[原始閲覧文脈]@en[source browsing context]]]]]]:
[[navigate]] の開始に責任を持つ[[閲覧文脈]]です [SRC[>>12]]。
[VAR[[[原始閲覧文脈]]]]は、 [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]について
[[navigate]] を認められているか、いないかのいずれかです。
:[20] [DFN[[VAR[[RUBYB[明示的自己ナビゲーション上書き]@en[explicit self-navigation override]]]]]] [SRC[>>12]]:
[VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]の選択方法についてのフラグです。
:[19] [DFN[[VAR[[RUBYB[例外有効]@en[exceptions enabled]]]]]] [SRC[>>12]]:
[[navigate]] できない時に[[例外]]を投げるかどうかのフラグです。
:[22] [DFN[[VAR[[[reload-triggered navigation]]]]]] [SRC[>>12]]:[[再読込]]操作かどうかのフラグです。
:[43] [DFN[[VAR[[RUBYB[上書きURL][override URL]]]]]] [SRC[>>12]]:[[文書の番地]]として使う [[URL]]
です。
:[65] [[ポップアップ]]が認められるか否か:外部アプリケーションを起動するべきかどうかに影響します。
:[98] [DFN[[VAR[[RUBYB[エントリー更新]@en[entry update]]]]]] (する[[エントリー]]):
[[履歴]]の更新で使う[[セッション履歴]]上の[[エントリー]]があるか否か、
ある場合はその[[エントリー]]です。
]FIG]
[116] [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]や[VAR[新しい[[資源]]]]はアルゴリズム内で変更されることがあります。
[121] [[navigate]] は [[unload a document]] や [[prompt to unload a document]]
が実行中かどうかにより分岐することがあります。それらが同じ[[閲覧文脈]]の [[navigate]]
と[[並列]]に実行されることは無いので、事実上、それらの手続きの内側での呼び出しかどうかを調べるものです。
[120] [[navigate]] は、同じ[[閲覧文脈]]に関する他の [[navigate]] にアクセスすることがあります。
[122] [[navigate]] は、取り消しされることがあります (>>123)。
[VAR[取り消し]]フラグは取り消されたかどうかを表します。
取り消された場合は理由が設定されます。
[108] 入力ではありませんが、アルゴリズム中で [DFN[[VAR[gone async]]]] と
[DFN[[VAR[[[mature]]]]]] の2つのフラグを使います。どちらも初期値は[[偽]]です。 [SRC[>>12]]
[117] 入力ではありませんが、アルゴリズム内で[VAR[新しい[[文書]]]]が作成されることがあります。
* navigate の開始
[18] [[利用者エージェント]]は、 [[navigate]] を次のように行わなければ[['''なりません''']]
[SRC[>>12]]。
[FIG(steps)[
= [[ストレージミューテックス]]を解放します。
= [VAR[[[原始閲覧文脈]]]]が [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]を [[navigate]]
することを認められていなければ、
== [[利用者エージェント]]は、[[利用者]]に次の選択肢を提示しても構いません。
ただしこれらの操作は[[著者]]の[[砂箱化]]の要求を無視する場合もあり、危険かもしれません。
==- 新しい[[最上位閲覧文脈]]を開き、そちらをかわりに [[navigate]]
==- [VAR[[[原始閲覧文脈]]]]の[[最上位閲覧文脈]]をかわりに [[navigate]]
== [VAR[[[例外有効]]]]なら、 [CODE(DOMe)@en[[[SecurityError]]]] [[例外]]を投げます。
== 停止します。
=
[FIG(list)[
- [VAR[[[原始閲覧文脈]]]]が [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]と同じで、
- [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]に[[seamless browsing context flag]] が設定されていて、
- [VAR[[[明示的自己ナビゲーション上書き]]]]フラグが設定されていないなら、
]FIG]
... [[seamless browsing context flag]] が設定されていない直近の
[VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]の[[祖先閲覧文脈]]を
[VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]とします。
=
[FIG(list)[
- [VAR[[[原始閲覧文脈]]]]と [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]が同じで、
- [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]が他の [[navigate]] を実行中で、
- その [[navigate]] が [[unload a document]] を実行中で、
- その [[navigate]] の[VAR[新しい[[資源]]]]の [[URL]] の[[起源]]と本 [[navigate]]
の[VAR[新しい[[資源]]]]の [[URL]] の[[起源]]が[[同じ起源]]では''ない''なら、
]FIG]
... ここで停止します。
= [[traverse the history by a delta]] の[[タスク]]が [[unload a document]]
を実行中で、それが [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]の[[活性文書]]に関するものなら、
ここで停止します。
= [[prompt to unload a document]] を実行中で、
それが [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]の[[活性文書]]に関するものなら、ここで停止します。
= [[URL]] に基づく処理 (>>162) に移ります。
]FIG]
* URL に基づく処理
[162] [[利用者エージェント]]は次のようにしなければ[['''なりません''']] [SRC[>>12]]。
[FIG(steps)[
=
[FIG(list)[
- [VAR[[[reload-triggered navigation]]]] ではなく、
- [VAR[新しい[[資源]]]]の [[URL]] と [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]の[[活性文書]]の[[文書の番地]]
(を[[構文解析]]したもの) が[[素片識別子]]以外すべて同じで、
- [VAR[新しい[[資源]]]]に[[素片識別子]]があり ([[空文字列]]を含む。)、
- [VAR[新しい[[資源]]]]の[[要求メソッド]]が [CODE(HTTP)@en[[[GET]]]] なら、
]FIG]
... [[素片識別子]]に navigate (>>163) する処理に移り、こちらはここで終わります。
= [VAR[gone async]] が[[偽]]なら、
== [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]が同じ [[navigate]] のうち、 [VAR[[[mature]]]]
フラグが設定されていないものがあれば、当該 [[navigate]] の取り消し処理を実行します。
= 条件によっては、[VAR[新しい[[資源]]]]を[[閲覧文脈]]外で処理 (>>48) し、こちらはここで終わります。
= [VAR[gone asnyc]] が[[偽]]なら、
== [[prompt to unload a document]] を実行します。
== [VAR[取り消し]]フラグが設定されているか、 [[refused to allow the document to be unloaded]] なら、
=== 後片付け (>>109) に移り、こちらはここで終わります。
== [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]の[[活性文書]]について[[文書のabort]]を実行します。
= 条件によっては、[VAR[新しい[[資源]]]]を[[閲覧文脈]]内で非[[文書]]として表示 (>>47)
し、こちらはここで終わります。
= [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]が[[入れ子閲覧文脈]]の場合は、
その[[入れ子閲覧文脈]]の [[delaying [CODE(DOMe)@en[load]] events mode]] フラグを設定します。
= [[fetch]] またはそれに相当するもの (>>145) を実行します。
]FIG]
* fetch またはそれに相当するもの
[145] [[navigate]] は、 [[fetch]] やそれに相当する操作を次の通り行わなければ[['''なりません''']]。
[FIG(steps)[
= [146] [VAR[新しい[[資源]]]]に[[応答]]が含まれているなら、
[[process response]] を実行します [SRC[>>12]]。
= [147] それ以外で、 [VAR[新しい[[資源]]]]の [[URL]] の [[URL scheme]]
が [CODE(URI)@en[[[javascript:]]]] なら、
== [148] [CODE(URI)@en[[[javascript:]]]] [[URL]] の [[navigate]] を実行します [SRC[>>12]]。
== [154] [[非同期的]]に[[応答]]が得られるので、これを[VAR[新しい[[資源]]]]の[[応答]]とします。
[[process response body]] と [[process response end-of-file]]
をそれぞれ実行する[[タスク]]を[[ネットワークタスク源]]で[[タスクキュー]]に追加します。
;; [CODE(URI)@en[[[javascript:]]]] 参照。
なお [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]、[VAR[新しい[[資源]]]]、
[VAR[[[始点閲覧文脈]]]]、[VAR[[[上書きURL]]]]
が [CODE(URI)@en[[[javascript:]]]] の [[navigate]] でも参照されます。
= [149] それ以外で、
[FIG(list)[
- [VAR[新しい[[資源]]]]の[[要求メソッド]]が [CODE(HTTP)@en[[[GET]]]] で、
- [VAR[新しい[[資源]]]]の [[URL]] と[[同じ起源]]の [[URL]] を持つ [[relevant application cache]] があり、
- その [[AppCache]] [[エントリー]]のいずれかが[VAR[新しい[[資源]]]]の [[URL]] を持ち、
- ただしその[[エントリー]]は [[foreign]] ではなく、
- その [[mode]] が [[fast]] であり、
- [[利用者エージェント]]が[[AppCache]]を使わないモードでなければ、
]FIG]
... [[最適AppCache]]からの[VAR[新しい[[資源]]]]の [[fetch]] を呼び出します [SRC[>>12]]。
=- [150] この時、[VAR[新しい[[資源]]]]が[[フォーム提出アルゴリズム]]からの呼び出しなら、
[[fetch]] の呼び出し元の[[起源]]は[VAR[[[始点閲覧文脈]]]]の[[活性文書]]の[[起源]]に (あれば)
します [SRC[>>12]]。
= [151] それ以外なら、 [[manual redirect flag]] 付きで[VAR[新しい[[資源]]]]の [[fetch]]
を呼び出します [SRC[>>12]]。
=- [152] [VAR[新しい[[資源]]]]の[[要求メソッド]]が非 [CODE(HTTP)@en[[[GET]]]] であるか、
[VAR[新しい[[資源]]]]が[[フォーム提出アルゴリズム]]からの呼び出しなら、
[[fetch]] の呼び出し元の[[起源]]は[VAR[[[始点閲覧文脈]]]]の[[活性文書]]の[[起源]]に (あれば)
します。
=- [153] それ以外で、 [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]が[[子供閲覧文脈]]なら、
[[fetch]] の呼び出し元の[[起源]]は [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]の[[閲覧文脈包含子]]の[[閲覧文脈適用範囲起源]]に (あれば) します。
= [155] いずれにせよ、[VAR[gone async]] が[[偽]]の場合、
[[navigate]] の呼び出し元へと制御を戻します。
[VAR[gone async]] は[[真]]に設定します。 [SRC[>>12]]
]FIG]
[156] [[process response]] は、次のようにしなければ[['''なりません''']]。
[FIG(steps)[
= 与えられた[[応答]]が[[リダイレクト]]なら、
== [[リダイレクト]]先の [[URL]] が元の[VAR[新しい[[資源]]]]の [[URL]] と[[同じ起源]]か、
[[要求メソッド]]が [CODE(HTTP)@en[[[POST]]]] か[[安全なメソッド]]なら、
[[リダイレクト]]先の[[資源]]に変更して、改めて [[URL]] に基づく処理 (>>162)
を行います。こちらはここで終わります。 [SRC[>>12]]
==- ただし[[リダイレクト]]先の[[資源]]の [[URL]] に[[素片識別子]]がなく、
元の[VAR[新しい[[資源]]]]の [[URL]] に[[素片識別子]]があれば、
[[リダイレクト]]先の[[資源]]の [[URL]] にその[[素片識別子]]を付け足します。
==- (仕様書上明記はされていませんが、) [[リダイレクト]]により新しい[[要求メソッド]]が
(プロトコル上) 定まるなら、これを[VAR[新しい[[資源]]]]の[[要求メソッド]]とします。
== それ以外なら、
=== [[セキュリティー]]上の理由で [[navigate]] を停止したことを[[利用者]]に示しても構いません [SRC[>>12]]。
=== ここで停止します [SRC[>>12]]。
= [VAR[新しい[[資源]]]]の[[応答]]を与えられた[[応答]]に設定します。
= '''Fallback in prefer-online mode''':
[FIG(list)[
- [VAR[新しい[[資源]]]]を [[AppCache]] から [[fetch]] した場合で、
- [VAR[新しい[[資源]]]]の[[要求メソッド]]が [CODE(HTTP)@en[[[GET]]]] で、
- [VAR[新しい[[資源]]]]の [[URL]] と[[同じ起源]]の [[URL]] を持つ [[relevant application cache]] があり、
- その [[AppCache]] [[エントリー]]のいずれかが[VAR[新しい[[資源]]]]の [[URL]] を持ち、
- ただしその[[エントリー]]は [[foreign]] ではなく、
- その [[mode]] が [[prefer-online]] であり、
- [VAR[取り消し]]フラグが理由 [[end-user abort]] で設定されておらず、
- [VAR[新しい[[資源]]]]の失敗フラグが設定されているなら、
]FIG]
== [[最適AppCache]]から[VAR[新しい[[資源]]]]の [[URL]] で識別されるエントリーを得ます [SRC[>>12]]。
== そのエントリーが [[foreign]] でないなら、
=== エントリーの[[応答]]を[VAR[新しい[[資源]]]]の[[応答]]とします [SRC[>>12]]。
=== [[process response body]] と [[process response end-of-file]]
をそれぞれ実行する[[タスク]]を[[ネットワークタスク源]]で[[タスクキュー]]に追加します。
=== [[利用者]]に対して失敗したこととキャッシュを使うことを示して構いません [SRC[>>12]]。
= '''Fallback for fallback entries''':
[FIG(list)[
- [VAR[新しい[[資源]]]]を [[AppCache]] から [[fetch]] しなかった場合で、
- [VAR[新しい[[資源]]]]の[[要求メソッド]]が [CODE(HTTP)@en[[[GET]]]] で、
- [VAR[新しい[[資源]]]]の [[URL]] が [[relevant application cache]] の [[fallback namespace]]
に一致する場合で、
- その[[最適AppCache]]の [[online whitelist]] に[VAR[新しい[[資源]]]]の [[URL]] と[[同じ起源]]の [[URL]] を持ち、[VAR[新しい[[資源]]]]の [[URL]] の先頭と一致するようなエントリーが無く、
- [VAR[取り消し]]フラグが理由 [[end-user abort]] で設定されておらず、
- [VAR[新しい[[資源]]]]の失敗フラグが設定されているなら、
]FIG]
== [[最適AppCache]]の [[fallback namespace]] に対する [[fallback resource]] を得ます [SRC[>>12]]。
== そのエントリーが [[foreign]] でないなら、
=== エントリーの[[応答]]を[VAR[新しい[[資源]]]]の[[応答]]とします [SRC[>>12]]。
=== [[process response body]] と [[process response end-of-file]]
をそれぞれ実行する[[タスク]]を[[ネットワークタスク源]]で[[タスクキュー]]に追加します。
=== [[利用者]]に対して失敗したことと [[fallback resource]] を使うことを示して構いません [SRC[>>12]]。
= [VAR[新しい[[資源]]]]の[[応答]]の処理 (>>26) を行います。
]FIG]
[157] [[process response body]] と [[process response end-of-file]] は、
[VAR[新しい[[資源]]]]の[[応答]]を処理 (>>26) の一部を構成するものです。
* 応答の処理
[26] [[navigate]] により [[fetch]] (相当) を行い、
[[HTTP]] や [[TLS]] 等の[[プロトコル]]から ([[MIME型]]以外の)
処理の指示と解釈できる[[メタデータ]]を与えられた場合には、
[[fetch]] (相当) の結果の処理ではなく、当該[[メタデータ]]に基づく処理を行います。
[25] [[HTML Standard]] はほとんど具体的な処理を規定せず、
いくつか例示するにとどまっていますが (プロトコル側で規定するべきと考えているのでしょう)、
次の処理が行われるようです。
[FIG(list)[
- [132] [[閲覧文脈]]外の処理 (>>48)
-- [134] [VAR[取り消し]]フラグが設定されていれば、何もしません。
-- [51] [[状態符号]] [CODE(HTTP)[[[204]]]] [SRC[>>12]] なら、何もしません。
-- [53] [CODE(HTTP)@en[[[Content-Disposition:]] [[attachment]]]] なら、
[[ダウンロード]]とし[['''なければなりません''']]。 [SRC[>>12]]
- [52] [[ネットワークエラー]]、[[TLS証明書]]エラー [SRC[>>12]] なら、非[[文書]]として表示 (>>47)
します。
- [54] [[状態符号]] [CODE(HTTP)[[[401]]]] で [[challenge]] があれば、
[[認証]]の[[モーダルダイアログ]]を表示します。
]FIG]
[27] ここで、[[利用者エージェント]]が認識できる [[challenge]] を含まない
[CODE(HTTP)[[[401]]]] [[応答]]は、 [CODE(HTTP)[[[200]]]]
[[応答]]同様に扱わなければ[['''なりません''']] [SRC[>>12]]。
[28] [[利用者エージェント]]は [CODE(HTTP)[[[401]]]] [[応答]]で認識できる [[challenge]]
を含む場合であっても、[[応答]]を表示した上で、
非[[モーダルダイアログ]]によって[[ログイン]]できるようにしても構いません [SRC[>>12]]。
[129] [[認証]]のための[[モーダルダイアログ]]の処理の規定は明確にはなされていません。
[[モーダルダイアログ]]表示中は [[navigate]] は完了しておらず、
次の [[fetch]] も同じ [[navigate]] 内で行われるとみられます。
[158] どの条件にも該当しなければ、[[MIME型]]依存の処理 (>>44)
を適用しなければ[['''なりません''']] [SRC[>>12]]。
* MIME 型依存の処理
[44] [[navigate]] により [[fetch]] (相当) を行い最終的に処理するべき[[資源]]が確定したら、
その[[資源]]の[[MIME型]]によって適切な処理を行います。
[45] ここで [[MIME型]]は、 [[sniffed MIME type]] を使わなければ[['''なりません''']]
[SRC[>>12]]。
;; [[MIME Sniffing]] の規定に基づき、 [[HTTP]] [CODE(HTTP)@en[[[Content-Type:]]]]
[[ヘッダー]]を無視することがあります。
[46] [[利用者エージェント]]は、[[MIME型]]と設定に基づき次のいずれかの処理を行わなければ[['''なりません''']] [SRC[>>12]]。
[FIG(list)[
- [[閲覧文脈]]内で[[文書]]を[[レンダリング]]する (>>30)
- [[閲覧文脈]]内で非[[文書]]を表示する (>>47)
- [[閲覧文脈]]に影響しない処理を行う (>>48)
]FIG]
[50] いずれを選択するかは実装や設定に依存します。 [[HTML Standard]]
仕様上「設定により」となっており、完全には規定されていませんが、
実際上は任意の動作が許されているわけではありません。例えば
[CODE(MIME)@en[[[text/html]]]] を常に[[ダウンロード]]として扱うような実装は
[[Web互換]]とは言えません。
[68] [[著者]]は、[[Webブラウザー]]の実装や設定によって挙動が変わり得る
[[MIME型]]を使わないよう、使う場合は特定の挙動を仮定しないよう注意するべきでしょう。
[EG[
[69] 例えば [[PDF]] が[[プラグイン]]により表示されるか、外部アプリケーションにより表示されるか仮定するべきではありません。
]EG]
* 閲覧文脈内の文書レンダリング
[30] [[閲覧文脈]]内に内容を[[レンダリング]]する方法は、
次の各 [[MIME型]]について規定されています。
[FIG(short list)[
- [31] [[HTML文書]]
-- [CODE(MIME)@en[[[text/html]]]] [SRC[>>12]]
- [32] [[XML文書]] (>>33 も参照)
-- [CODE(MIME)@en[[[application/xml]]]] [SRC[>>12]]
-- [CODE(MIME)@en[[[text/xml]]]] [SRC[>>12]]
-- [CODE(MIME)@en[[[image/svg+xml]]]] [SRC[>>12]]
-- [CODE(MIME)@en[[[application/xhtml+xml]]]] [SRC[>>12]]
-- [[明示的対応XML型]]以外の [[XML MIME型]] [SRC[>>12]]
- [35] [[平文]]
-- [CODE(MIME)@en[[[text/plain]]]] [SRC[>>12]]
-- [[平文]]とみなされるいくつかの [[MIME型]] [SRC[仕様なし]]
- [37] [[媒体]]
-- 対応している[[画像形式]]、[[動画形式]]、[[音声形式]] [SRC[>>12]]
- [38] [[プラグイン]]
-- 外部アプリケーションを使って[[閲覧文脈]]内に内容を[[レンダリング]]する型 [SRC[>>12]]
]FIG]
[42] [DFN[[RUBYB[明示的対応XML型]@en[explicitly supported XML type]]]]は、
内容を外部アプリケーションによって ([[プラグイン]]として[[閲覧文脈]]内に、または外部に) 表示するよう設定されている、
[[利用者エージェント]]が特別な処理を行う (例えば組み込みの[[フィードビューアー]]を使う)、
専用の取り扱い器がある (例えば [CODE(DOMm)@en[[[registerContentHandler]]]] により設定されている)
といったものを指します [SRC[>>12]]。
;; [36] [[HTML Standard]] では [CODE(MIME)@en[[[multipart/x-mixed-replace]]]]
の処理方法も規定されています [SRC[>>12]] が、最近の [[Webブラウザー]]からは削除されています。
([[画像形式]]としての [[MJPEG over HTTP]] には対応していますが、 [[navigate]]
では対応しないようになっています。)
[70] [[閲覧文脈]]で表示する[[文書]]は、次のように作成します。
[[HTML文書]]や[[平文]]の場合は、次のような[[タスク]]を[[ネットワークタスク源]]で[[キュー]]に追加しなければ[['''なりません''']] [SRC[>>12]]。
[[XML文書]]の場合も、次のように行います [SRC[>>12]]。
[[媒体]]や[[プラグイン]]の場合も、次のような[[タスク]]を[[ネットワークタスク源]]で[[キュー]]に追加する[['''べきです''']] [SRC[>>12]]。
非 [[DOM]] 行内内容の場合 (>>47) も、次のように行う[['''べき''']]です。
[FIG(steps)[
= [135] [VAR[取り消し]]フラグが設定されていれば、何もしない処理 (>>48) に移り、こちらはここで終わります。
= [102] [CODE(DOMi)@en[[[Document]]]] を作成します [SRC[>>12]]。
= [103] [[MIME型]]などを設定します [SRC[>>12]]。
= [104] [[文書オブジェクトの初期化]]を実行します [SRC[>>12]]。
= [119] [VAR[新しい[[文書]]]]をこの[[文書]]に設定します。
= [105] [[構文解析器]]を作成し、[[文書]]を関連付けます [SRC[>>12]]。
= [106] これより後、[[スクリプト]]の実行や [[stop parsing]] よりも前に、
(他のモードに移行 (>>33) したり[VAR[取り消し]]されたりしていなければ)
[[update the session history with the new page]] (>>95) を実行します [SRC[>>12]]。
]FIG]
;; [79] [[XML文書]]の場合[[タスクキュー]]に追加しなければならないと仕様書には明記されていませんが、
おそらくそうすることが想定されていると思われます。もっともそうしないとしても[[著者]]から違いを観測できるのか不明です。できたとしても困難と思われます。
[75] [[MIME型]]の設定においては、[[XML文書]]以外の時は[VAR[新しい[[文書]]]]の
[[HTML文書]]フラグを設定しなければ[['''なりません''']] [SRC[>>12]]。
[[プラグイン]]の時は[[プラグイン文書]]フラグを設定する[['''べきです''']] [SRC[>>12]]。
また[VAR[新しい[[文書]]]]の[[内容型]]を [[HTML文書]]なら [CODE(MIME)@en[[[text/html]]]] に、
[[平文]]なら [CODE(MIME)@en[[[text/plain]]]] に設定しなければ[['''なりません''']] [SRC[>>12]]。
[[媒体]]や[[プラグイン]]なら [[sniffed MIME type]] に設定する[['''べきです''']] [SRC[>>12]]。
;; [76] [[XML文書]]の場合の[[文書]]の[[内容型]]の設定の規定はなぜかありません。
[77] [[構文解析器]]は、 [[HTML文書]]なら[[HTML構文解析器]]、
[[XML文書]]なら[[XML構文解析器]]です。
ただし[[平文]]の場合は[[テキストファイルのDOM構築]]方法を使います。
[[媒体]]の場合は[[構文解析器]]のかわりに[[媒体文書]]のDOMを構築し、
[[プラグイン]]の場合は[[構文解析器]]のかわりに[[プラグイン文書]]のDOMを構築します。
非 [[DOM]] 行内内容の場合は[[構文解析器]]のかわりに任意の [[DOM]] を構築できます (>>84)。
;; [72] [[構文解析器]]は、 [[fetch]] によって得られた[[応答]]の [[MIME型]]に含まれる[[文字符号化]]の指定を入力として受け取ります。
ここでの [[MIME型]]は、 [[sniffed MIME type]] ではありません [SRC[>>12]]。
[71] [[process response body]] は、
ここで作成された[[構文解析器]]の[[入力バイト列]]に受信した[[バイト列]]を連結して、
適宜処理を行わなければ[['''なりません''']] [SRC[>>12]]。
[73] [[process response end-of-file]] は、[[構文解析器]]の入力として暗黙の [[EOF]]
文字を与えて処理させる[[ネットワークタスク源]]の[[タスク]]を[[キュー]]に追加しなければ[['''なりません''']]
[SRC[>>12]]。
[74] [[構文解析器]]は、構文解析中のいずれかのタイミングで[[文書の文字符号化]]を設定します。
[78] [[構文解析器]]や[[プラグイン文書]]の構築処理は、[[文書要素]]を[[文書に挿入]]するタイミングで
[[AppCache選択アルゴリズム]]を実行します [SRC[>>12]]。
[33] [[XML文書]]の場合、[[文書要素]]の[[名前空間]]によっては他の方法 (>>47、>>48)
で表示することにしても構いません [SRC[>>12]]。
[EG[
[34] 例えば[[フィード]]は、[[XML]] として [[DOM]] を表示するのではなく、
[[Webブラウザー]]組み込みの[[フィードビューアー]]により表示できます [SRC[>>12]]。
]EG]
;; [82] その場合、(少なくても仕様書のアルゴリズム上は) 作成されかけた
[[XML文書]]オブジェクトに[[著者]]がアクセスする方法はありません。
;; [118] 仕様書にはありませんが、理論上は [[abort a document]] を実行するべきかもしれません。
([[文書要素]]より前に [CODE(XML)@en[[[xml-stylesheet]]]] [[処理指令]]の [[fetch]]
が行われていたら、 [[abort a document]] により取り消されます。)
[94] [[媒体]]、[[プラグイン]]、 >>33 により非 [[DOM]] 表示に切り替える場合には、
仕様書上は [[navigate]] による [[fetch]] はそのまま放置され、
改めて [CODE(HTMLe)@en[[[img]]]] [[要素]]などで [[fetch]] が発生することになっています。
実際には [[Webブラウザー]]の[[キャッシュ]]により、あるいは何らかの特別な仕組みにより、
[[navigate]] による [[fetch]] の結果あるいは経過が[[媒体]]の表示処理や[[プラグイン]]等に引き渡される可能性もあります。
* 閲覧文脈内の非文書表示
[47] [[閲覧文脈]]内であっても [[DOM]] を[[レンダリング]]するのではなく、
専用ビューアーやエラーメッセージなど特別なものを表示する場合があります。
;; [49] 仕様書では[[閲覧文脈]]内に表示することを“[RUBYB[行内]@en[inline]]”と言っています。
[59] [[fetch]] (相当) を行う前にこちらの処理方法に移行する場合と、
[[fetch]] 結果をこちらの方法で処理する場合があります。
[EG[
[23] 例えば [[URL scheme]] に対応していないエラーを表示部に示す場合や、
[CODE(DOMm)@en[[[registerProtocolHandler]]]] で登録された取り扱い器を[[利用者]]に選択する画面を表示部に示す場合があります。
(選択した取り扱い器を実行する場合は、 [[navigate]] を改めて実行することになります。)
[SRC[>>12]]
]EG]
[EG[
[60] 例えば大多数の [CODE(URI)@en[[[about:]]]] [[URL]] のように [[fetch]]
ではアクセスできない特別な [[Webページ]]を表示させる場合が該当するかもしれません。
[131] [CODE(URI)@en[[[http:]]]] [[URL]] から[[リダイレクト]]で [CODE(URI)@en[[[about:]]]]
[[URL]] が示された場合や [CODE(URI)@en[[[http:]]]] ページの[[ハイパーリンク]]からの
[[navigate]] のように、特別なページの表示は文脈によって認められないこともあります。
]EG]
[EG[
[39] 例えば内容を ([[DOM]] ではなく) 専用の方法で表示する場合、
[[MIME型]]に対応していないエラーを表示部に示す場合や、
[CODE(DOMm)@en[[[registerContentHandler]]]] で登録された取り扱い器を[[利用者]]に選択する画面を表示部に示す場合があります。
(選択した取り扱い器を実行する場合は、 [[navigate]] を改めて実行することになります。)
]EG]
[EG[
[81] [[Webブラウザー]]と[[MUA]]が統合された製品で、それぞれが別の[[窓]]を開くのではなく、
[[閲覧文脈]]内に [[MUA]] 機能が表示されるような場合は、 [[MUA]]
機能の表示は本項に該当しそうです。
]EG]
[EG[
[92] かつては[[ネットワークエラー]]を[[ダイアログ]]で表示する [[Webブラウザー]]もありましたが、
現在では多くの [[Webブラウザー]]が行内表示を使っています。
]EG]
[EG[
[93] 本来の内容の代わりに [[Safe Browsing]] エラーが[[閲覧文脈]]内に表示されることもあります。
]EG]
[EG[
[130] 仕様書上明記はされていませんが、[[リダイレクト]]ループを検出したら[[ネットワークエラー]]として表示する必要があります。
]EG]
[83] 非 [[DOM]] の行内内容を[[閲覧文脈]]に表示する場合でも、[[文書]]の作成は
[[DOM]] の表示の場合と同じく行います (>>77)。
[84] [[DOM]] の構築の段階では、任意の[[DOM木]]を作成して構いません
([CODE(DOMi)@en[[[Document]]]] のみ でも構いません)。いずれにしても
[[AppCache選択アルゴリズム]]を[[マニフェスト]]無しで実行しておかなければ[['''なりません''']]。
また完了時に [[stop parsing]] を実行しなければ[['''なりません''']] [SRC[>>12]]。
[85] [[レンダリング]]は通常の規則で [[DOM]] を表示しても構いませんし、
特別な方法を使っても構いません [SRC[>>12]]。
[96] 仕様書上は [[navigate]] による [[fetch]] が行われた場合、そのまま放置されています。
実際には [[Webブラウザー]]の[[キャッシュ]]により、あるいは何らかの特別な仕組みにより、
[[navigate]] による [[fetch]] の結果あるいは経過が非 [[DOM]] 表示の処理へと引き渡される可能性もあります。
* 履歴と素片識別子の処理
** ページ遷移が行われなかった場合
[163] [[素片識別子]]への [[navigate]] は、次のように行わなければ[['''なりません''']]
[SRC[>>12]]。
[FIG(steps)[
= [165] [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]の[[活性文書]]の[[現在エントリー]]よりも後にあるすべてのエントリーを (あれば) [[セッション履歴]]から削除します。
= [166] [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]の[[最上位閲覧文脈]]の[[文書族]]の[[文書]]と関連付けられた[[履歴探索タスク源]]で[[タスクキュー]]にある[[タスク]]を (あれば) 削除します。
= [167] [VAR[新しい[[資源]]]]と[VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]の[[活性文書]]や関係する状態を表す新しいエントリーを作成し、
[[セッション履歴]]の末尾に追加します。題名は、未設定とします。
= [168] 新しいエントリーへ[[履歴を探索]]します。 [[non-blocking events]]
フラグを設定します。
= [169] 後片付け (>>109) に移ります。
]FIG]
;; [164] [[素片識別子へのスクロール]]は、[[履歴を探索]]する過程で行われます。
** ページ遷移が行われた場合
[95] [[閲覧文脈]]内に何らかの表示を行う場合には、ある程度処理が進んだ段階で
[DFN[[RUBYB[セッション履歴を新しいページで更新]@en[[[update the session history with the new page]]]]]]
[SRC[>>12]] が呼び出されます。
[97] これは、 [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]の[[セッション履歴]]の[[現在エントリー]]の[[文書]]について、
次の通り処理する[[タスク]]を[[ネットワークタスク源]]で[[タスクキュー]]に追加しなければ[['''なりません''']] [SRC[>>12]]。
;; [99] [[navigate]] の[[引数]]である [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]、[VAR[新しい[[資源]]]]、
[VAR[[[置換有効]]]]、[VAR[[[エントリー更新]]]]と
[[navigate]] によって作成された[VAR[新しい[[文書]]]]を参照します。
また [[navigate]] の [VAR[[[mature]]]] フラグを設定します。
[FIG(steps)[
= [111] [VAR[[[文書]]]]について [[unload a document]] を実行します。 [VAR[recycle]] は[[偽]]とします。
= [127] [VAR[取り消し]]フラグが設定されていれば、
== 後片付け (>>109) に移り、こちらはここで終わります。
= [112] [VAR[[[エントリー更新]]]]なら、
== [VAR[[[エントリー更新]]される[[エントリー]]]]の[[文書]]およびそれと同じ[[文書]]を参照する他の[[エントリー]]の[[文書]]を[VAR[新しい[[文書]]]]に変更します。
== [VAR[[[エントリー更新]]される[[エントリー]]]]へ[[履歴を探索]]します。
= [113] そうでないなら、
== [[現在エントリー]]よりも後にあるすべてのエントリーを (あれば) [[セッション履歴]]から削除します。
== [VAR[新しい[[資源]]]]と[VAR[新しい[[文書]]]]や関係する状態を表す新しいエントリーを作成し、
[[セッション履歴]]の末尾に追加します。
== 新しいエントリーへ[[履歴を探索]]します。[[置換有効]]フラグを引き渡します。
= [114] [VAR[[[mature]]]] フラグを設定します。
= [115] [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]が[[入れ子閲覧文脈]]で
[[delaying [CODE(DOMe)@en[load]] events mode]] フラグが設定されている場合は、
これを削除します。
]FIG]
;; [107] これは[VAR[新しい[[文書]]]]の[[レンダリングの開始]]のタイミングであり、
他の[[フレーム]]の[[スクリプト]]から[VAR[新しい[[文書]]]]にアクセスできるタイミングでもあります。
本アルゴリズムは[VAR[新しい[[文書]]]]自体の[[スクリプト]] (あれば) よりも前に実行されます (>>106)。
[100] 更に、[[利用者エージェント]]は、 [VAR[[[mature]]]] フラグの設定後で[VAR[新しい[[文書]]]]が[[構文解析器]]を有し、
[[stop parsing]] よりも前で適切と認められるタイミングが一度でもあれば、
[[素片識別子にスクロール]]することになっています。これは、
[[ネットワークタスク源]]の[[タスク]]として[[タスクキュー]]に追加しなければ[['''なりません''']]。
[SRC[>>12]]
;; [101] 仕様書上は [VAR[[[mature]]]] とした後に[[スピン]]することになっていますが、
[[セッション履歴を新しいページで更新]]自体も[[素片識別子にスクロール]]する操作も任意のタイミングで行える規定になっているため、
実質的に[[スピン]]でない形と等価と思われます。仕様書が[[スピン]]により記述しているのは、
「適切と認められるタイミング」を厳密に表現するためでしょう。
[89] [[素片識別子にスクロール]]に成功するか、適切なタイミングが無いと判断した時点で、
[[navigate]] としての処理は完了です [SRC[>>12]]。後片付け (>>109) に移ります。
** 媒体文書やプラグイン文書の場合
[159] [[媒体文書]]や[[プラグイン文書]]として表示される場合には、
[[素片識別子]]が付いた [[URL]] が [CODE(HTMLa)@en[[[src]]]] [[属性]]に設定されることになりますから、
その[[要素]]の処理の一部として[[素片識別子]]が適用されることがあります。
[EG[
[160] 例えば[[動画]]の[[素片識別子]]で [CODE[[[t=]]]] が指定されていれば、
その位置から再生されます。
]EG]
;; [161] 理論上は[[媒体文書]]や[[プラグイン文書]]における[[文書の示された部分]]へと[[素片識別子にスクロール]]されることになりますが、
実際には[[媒体文書]]や[[プラグイン文書]]に示された部分は存在しないでしょうから、
そちらでは何も起こらないと思われます。
* 閲覧文脈外の処理
[48] [[閲覧文脈]]に影響せずに新しい[[資源]]を処理する場合もあります。
[133] [VAR[取り消し]]されていれば、何もしません。[VAR[取り消し]]されていなければ、
次の通り何らかの処理を実行します。
[FIG(short list)[
- 何もしない
- [[閲覧文脈]]以外にメッセージやエラーを表示
- [[ダウンロード]]
- [[証明書ダウンロード]]
- 外部アプリケーションの起動
- 処理方法選択ダイアログの表示
]FIG]
;; [57] なお[[fetch]] (相当) を行う前にこちらの処理方法に移行する場合と、
[[fetch]] 結果をこちらの方法で処理する場合があります。
外部アプリケーションを起動する場合、前者なら [[URL]] を渡し、
後者なら [[fetch]] して得られたデータを渡すことになります。
[EG[
[29] 例えば [[fetch]] 前の時点で [[URL scheme]] に対応していないので無視する場合があります
[SRC[>>12]]。
]EG]
[EG[
[86] [[MUA]] が利用できない状態での [CODE(URI)@en[[[mailto:]]]] への [[navigate]] や、
特権を持たないページからの [CODE(URI)@en[[[about:]]]] や [CODE(URI)@en[[[chrome:]]]]
や [CODE(URI)@en[[[file:]]]] への [[navigate]] で何もせずに無視する実装があります。
;; [87] しかしそのような動作は不親切で好ましくないと思われます。
[CODE(URI)@en[[[mailto:]]]] へリンクするページは数多ありますが、
[[クリック]]しても何も起こらないのは何かが壊れているように見えます。
]EG]
[EG[
[58] [[fetch]] 前の時点で [[URL]] を外部アプリケーションに引き渡す場合
(例えば [CODE(URI)@en[[[mailto:]]]] [[URL]] を [[MUA]] に渡す場合 [SRC[>>12]]) があります。
]EG]
[EG[
[40] 例えば [[fetch]] 結果を外部アプリケーションによって処理したり、
未知の[[MIME型]]なので[[ダウンロード]]として処理したりします [SRC[>>12]]。
;; [56] 多くの [[Webブラウザー]]では、どう処理するか[[利用者]]に問い合わせる
(非モーダル) [[ダイアログ]]を表示します。
[EG[
[61] [[fetch]] した [[Word]] 文書を[[ワープロ]]アプリケーションに引き渡す場合があります
[SRC[>>12]]。
]EG]
]EG]
[EG[
[90] [[OS]] によっては、 ([CODE(URI)@en[[[http:]]]] [[URL]] も含め)
[[URL scheme]] や [[URL]] のパターンに対して処理する[[アプリケーション]]を登録できるものがあります。
その場合には、候補が1つならそれを起動したり、候補が複数なら候補リストを表示したりできます。
[[Webブラウザー]]自身が扱えるものなら、[[Webブラウザー]]か外部アプリケーションかも選択できたりします。
;; [91] [CODE(URI)@en[[[http:]]]] [[URL]] や [[HTML文書]]のすべてをそうした形で処理するのは、
[[Webブラウザー]]として実用的では無さそうです。一定期間選択結果を覚えておいたり、
同じ[[起源]]からの [[navigate]] なら無条件で [[Webブラウザー]]自身で処理することにしたりしないと、
頻繁に確認ダイアログを表示することになるかもしれません。
]EG]
[62] [[利用者エージェント]]は、外部アプリケーションに引き渡す場合は、
[[著者]]による対象ソフトウェアの悪用を防ぐよう努力する[['''べきです''']] [SRC[>>12]]。
[EG[
[63] 例えば、[VAR[[[原始閲覧文脈]]]]の[[活性文書]]の[[文書の起源]]が当該ソフトウェアを起動することを認められているかを[[利用者]]に確認させることができます [SRC[>>12]]。
]EG]
[64] 特に[[ポップアップ]]が認められない場合には、事前の[[利用者]]の確認無しで外部ソフトウェアを起動する[['''べきではありません''']] [SRC[>>12]]。
;; [67] 外部アプリケーションの実行自体が[[ブラクラ]]となり得ます。
[[同じ起源]]や[[利用者]]により既に認められた[[起源]]であっても、
何度も重ねて起動することは抑制するべきでしょう。
また様々な異なる外部アプリケーションを次々と起動しようとすることも抑制するべきでしょう。
;; [80] ここでいう外部アプリケーションとは、実装方法によらず、[[閲覧文脈]]や[[ダウンロード]]など
[[Webブラウザー]]の機能以外を指すものと思われます。例えば [[Webブラウザー]]と [[MUA]]
が統合され同一[[プロセス]]で動作する製品があったとしても、
その [[MUA]] は外部アプリケーションと解釈するべきでしょう。
また[[ダウンロード]]や[[証明書ダウンロード]]のような [[Webブラウザー]]内の機能も、
[[ブラクラ]]化を防ぐなど類似した配慮が必要かもしれません。
[66] [[実行可能ファイル]]など、ダウンロード後の実行には特に注意しなければならない場合もあります。
;; [[ダウンロード]]も参照。
[128] いずれにせよ、[[閲覧文脈]]外の処理を開始したら、 (その完了を待たずに)
[[navigate]] としての処理は完了です。その時点で後片付け (>>109) に移ります。
* 取り消し処理
[138] [[利用者エージェント]]は、[[利用者]]が ([[取り消し]]フラグが設定されていない)
[[navigate]] を[RUBYB[取り消し]@en[cancel]]する手段を提供しても構いません [SRC[>>12]]。
あるいは[[利用者]]が他の [[navigate]] を開始できるようにしても構いません [SRC[>>12]]。
その場合の取り消しの [VAR[reason]] は [[end-user abort]] と思われます。
[139] [[navigate]] は、他の [[navigate]] や他のアルゴリズムにより取り消しされることもあります。
[123] [[navigate]] を取り消す場合は、次のように処理しなければ[['''なりません''']]
[SRC[>>12]]。取り消しは、[[引数]]として事由 [VAR[reason]] と共に行います。
;; [137] が、現時点で [[HTML Standard]] は [VAR[reason]] を規定していません。
基本的には [[end-user abort]] か [[fatal]] に当たると思われます。
[FIG(steps)[
= [124] [VAR[取り消し]]フラグを設定します。
= [125] [VAR[新しい[[資源]]]]の [[fetch]] を実行中なら、これを [[terminate]] します
[SRC[>>12]]。 [VAR[reason]] を引き渡します。
= [126] [VAR[新しい[[文書]]]]があれば、[[文書のabort]] を実行します [SRC[>>12]]。
]FIG]
;; [136] [[navigate]] が取り消しされても、 [[navigate]] が呼び出されている
[[unload a document]] を完了させたり、後片付け (>>109) を実行したりする必要があり、
直ちに [[navigate]] 処理が停止されるわけではありません。
;; [144] [[navigate]] の結果[[ダウンロード]]に移行した場合、その[[ダウンロード]]処理は最早
[[navigate]] の一部ではないので、他の [[navigate]] から取り消されはしません。
* navigate の停止
[109] [VAR[[[navigate]] する[[閲覧文脈]]]]が[[入れ子閲覧文脈]]で
[[delaying [CODE(DOMe)@en[load]] events mode]] フラグが設定された場合は、
[[navigate]] の停止時にこれを削除しなければ[['''なりません''']]
[SRC[>>12]]。
;; 完全に実行して終了した場合も、途中で終了した場合や取り消された場合もこれが実行されます。
;; [110] 複数の [[navigate]] が同時に実行されることは (最初のチェック部分を除き)
ないはずなので、本フラグを設定する [[navigate]] は1つだけのはずですし、
本 [[navigate]] が設定していないのに他の [[navigate]] が設定していることもないはずです。
* レンダリング
[140] [[navigate]] が開始してから停止するまでの間、 [[Webブラウザー]]は何らかの形で
[[navigate]] 中であることやその進捗を表示するのが普通です。
[141] 90年代には、[[アドレスバー]]の横に [[Webブラウザー]]の[[ロゴ]]などを表示し、
[[navigate]] 中には簡単な[[アニメーション]]を表示するのが一般的でした。
[[状態バー]]を設けて進捗の度合いや処理内容を表示することもありました。
[143] 既定の[[マウスポインター]]が(裏側で)処理中を表すものに変化する実装もありました。
[142] 現在は小さなアイコン程度の簡潔な表示が一般的です。[[タブ]]のボタン部分などに進捗度を表示することもあります。
* 歴史
[1] [CITE@en[Web Applications 1.0 r5685 Make form submission via .submit(), and page navigation via location.href, when either is done before the page has completely loaded, result in a history replacement (like a redirect) rather than a regular load.]]
( ([TIME[2010-11-30 10:22:00 +09:00]] 版))
<http://html5.org/tools/web-apps-tracker?from=5684&to=5685>
[2] [CITE@en[Web Applications 1.0 r5686 Change pushState() and replaceState() so that they update the pending state object as well (otherwise, pushState vs pushState;back;forward would result in different state objects in the initial popostate which is just silly).]]
( ([TIME[2010-11-30 11:07:00 +09:00]] 版))
<http://html5.org/tools/web-apps-tracker?from=5685&to=5686>
[3] [CITE[''''''[''''''whatwg'''''']'''''' pushState and session history issues]]
( ([TIME[2010-11-30 23:35:29 +09:00]] 版))
<http://lists.whatwg.org/htdig.cgi/whatwg-whatwg.org/2010-November/029234.html>
[8] [CITE@en[Web Applications 1.0 r6630 Define navigating to video and audio resources]]
( ([TIME[2011-10-05 09:02:00 +09:00]] 版))
<http://html5.org/tools/web-apps-tracker?from=6629&to=6630>
[9] リンクのクリック時に [CODE(DOMa)@en[[[click]]]] で [CODE(HTMLe)@en[[[img]]]] を使って [[fetch]]
を行うと、 [[IE10]] ではアクセスが発生しますが、 [[Firefox]] と [[Chrome]] ではアクセスが来ません。
[CODE(DOMa)@en[[[mousedown]]]] だと [[Chrome]] はアクセスが来ますが、応答を受け取ったり受け取れなかったりするようです。
[[Chrome]] の場合 [[navigation]] によってアクセスが中断され、そのタイミングによって要求が送られたり送られなかったり、
応答を処理できたりできなかったりするようです。 [TIME[2013-07-04T03:10:59.800Z]]
[10] [CITE[''''''[''''''whatwg'''''']'''''' scrdoc and session history don't play along in the spec]]
( ([TIME[2013-07-13 11:50:26 +09:00]] 版))
<http://lists.whatwg.org/pipermail/whatwg-whatwg.org/2013-July/040059.html>
[11] [CITE[''''''[''''''whatwg'''''']'''''' Avoiding synchronous iframe load]]
( ([TIME[2013-10-26 04:58:58 +09:00]] 版))
<http://lists.whatwg.org/pipermail/whatwg-whatwg.org/2013-October/041281.html>
[4] [CITE[''''''[''''''whatwg'''''']'''''' Navigation and history traversal issues]]
( ([TIME[2012-09-19 01:33:19 +09:00]] 版))
<http://lists.whatwg.org/pipermail/whatwg-whatwg.org/2012-September/037325.html>
[5] [CITE@en-US[Window Object 1.0]]
( ([TIME[2006-04-08 02:19:28 +09:00]] 版))
<http://www.w3.org/TR/Window/#dfn-navigate>
[6] [CITE@en[Web Applications 1.0 r8555 Be more explicit about handing off to external software during navigation.]]
( ([TIME[2014-03-20 07:01:00 +09:00]] 版))
<http://html5.org/tools/web-apps-tracker?from=8554&to=8555>
[7] [CITE@en[Web Applications 1.0 r8799 Stop using the word 'asynchronously', and reduce usage of the word 'synchronous'.]]
( ([TIME[2014-09-20 08:19:00 +09:00]] 版))
<https://html5.org/r/8799>