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[[日本国]][[宮城県]][[柴田郡]][[柴田町]]大字葉坂字白坂の[[佐々木清]]の寄贈資料
[CITE[新板南部百姓集会記]]
は、
[[仙台藩]]領で起きた[[百姓一揆]]の記録書の[[写本]]です。
[[奥書]]によると[TIME[安政3(1856)年][1856]]に[[葉坂村]]白坂屋敷政之助 (佐々木氏)
が写したものです。
[SRC[>>1]]
[4]
この写本の表紙見返しに、筆写した者または所蔵者によるとみられる書き込みがあります。
[SRC[>>1]]
[5]
[[昭和時代]]後期の
[CITE[柴田町史]]
では次のように説明しています。
[SRC[>>1]]
>
[VRLBOX[
まず、「明治」と一度書いたものを消したうえで次のように[BR[]]
記されている。
[BOX(indent)[
新治元年西郷隆盛[LINES[明治十一年][鹿児嶋合戦争]]
[BOX(indent)[
[RUBY(normal)[菊月二十][(陰暦九月)]]五日
[BOX(center)[
三六七九
]BOX]
[BOX(right)[
常盛 ([RUBY[花][(カ)]]押)
]BOX]
]BOX]
]BOX]
活字にすれば「新治」という、いわゆる私年号が目をひくだ[BR[]]
けであるが (これだけだって、かなりな政治的意思表明という[BR[]]
ことはできる。なぜなら[ASIS[、][アキなし]][ASIS[「][アキなし]]明治という元号を否定するという[BR[]]
ことは、とりもなおさず元号制定者を否定するということであるのだから) 異様さは[BR[]]
数字の表記にある。「二十五日」とある「二十」を横に寝かせて書き、五を組み合わ[BR[]]
せてあたかも新たな文字を創造したごとくに見せ、更に、意味不明の「三六七九」も[BR[]]
横に寝かせた文字を堅書きにし、しかも逆字である。
]VRLBOX]
[REFS[
-
[1] [CITE@ja-JP[組頭御用留の世界 : 幕末・仙台領一農村の点描]], [[柴田町史編さん委員会]], [TIME[1981.3][1981]], [TIME[2023-12-19T01:59:10.000Z]], [TIME[2023-12-21T12:51:43.596Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/9539030/1/9> (要登録)
-
[2] [CITE@ja-JP[[[柴田町史]] 通史篇 1]], [[柴田町史編さん委員会]], [TIME[1989.3][1989]], [TIME[2023-12-19T01:59:10.000Z]], [TIME[2023-12-21T14:46:31.749Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/9572042/1/552> (要登録)
]REFS]