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[3]
[DFN[[RUBY[天][てん]][RUBY[晴][せい]]]]は、
[[幕末]]期の[[日本の私年号]]です。
* 元号名
[48]
[[元号名]]に[DFN[天晴]]、
[DFN[天政]]、
[DFN[天星]]、
[DFN[天成]]が知られています。 [SRC[>>47]]
[50] 「てんせい」と[[読まれて][元号の読み方]]います。 [SRC[>>12, >>65]]
[49]
[[漢字]]表記がはっきりしないまま口頭で広まったのでしょうか。
[SRC[>>47]]
[78]
[[高知県]]内の「天晴」が現在知られている最古の例です。
発見数も「天晴」が圧倒的に最多です。
この表記が原形なのでしょうか?
* 由来
[10]
[[慶応]]への[[改元]]時の候補に「天政」があり、関連が指摘されています
[SRC[>>1]]。
[44]
本[[元号]]の利用地域出身で[[京都]]在住の者から[[改元]]の連絡があった、
という証言が伝わっています。
[SRC[>>13, >>42]]
[SEE[ [[改元デマ]] ]]
[51]
翌年「てんせい」に改元されるとの噂を聞いた民衆が、
藩の許可無く使い始めたものだとする説があります。
[SRC[>>47]]
;; [64] [[江戸時代]]中の政情が安定していた頃は、
[[朝廷]] → [[幕府]] → [[藩]] → 民衆という[[改元伝達]]ルートがありました。
;; [76]
実際に[[改元]]された慶応4年の1年前の慶応3年に[[元年]]が相当します。
[[孝明天皇]]の[[崩御]]の情報も伝わっていたでしょうから、
[[代始改元]]があるはずだという認識を持っていた人々もいたことでしょう。
[75]
伝播経路は、根拠を示していない憶測はあるものの、
十分検討されていないようです。
[[高知県]]の領域内で考案されたという人もいますが、
そこで使われていたからという以上の根拠は無さそうです。
都市部より農村部に分布しているという人もいます。
[77]
現在知られている用例は、元年の5月から10月と書かれています。
2年以降の例は見つかっていません。
* 実例
[31]
21世紀初め頃に「天晴の石灯籠」が4例
(>>6, >>14, >>29, >>30) 発見されていました [SRC[>>28]]。
[32]
21世紀初め頃の調査報告[CITE[私年号天晴を検証]], [[片岡靖裕]]により
10例
(>>20, >>24, >>5 など)
が報告されていました。 [SRC[>>28]]
[4]
[TIME[平成31年][year:2019]]時点で[[日本国]][[高知県]]内で13例
([[天晴]]が11例)
見つかっていました [SRC[>>1, >>2]]。
- [14]
[[日本国]][[高知県]][[安芸市]]土居[[春日神社]]石灯籠
「天晴元卯九月令日」
[SRC[>>12, >>18, >>26]]
- [5] [[日本国]][[高知県]][[高知市]][[春野町]]西諸木[[森神社]]手水鉢
「[V[[LINES[天政元夘歳][[SNIP[]]][九月𠮷日[SNIP[]]]]」
[SRC[>>1, >>12 (写真あり), >>22 (写真あり), >>27 (写真あり)]]
- [20]
[[日本国]][[高知県]][[安芸市]][[春野町]]西諸木[[御山所神社]]狛犬台座
「[TATE[[V[[ASIS[天][二]]晴[BR[]]元卯[BR[]]九月[BR[]]令󠄂日]]]]」
[SRC[>>19 (写真あり), >>27 (写真あり)]]
- [6] [[日本国]][[高知県]][[安芸郡]][[安田町]][[神峯神社]]石灯籠
「[V[天晴元丁夘[BR[]]𠄡月吉旦]]」
[SRC[>>1, >>25 (写真あり), >>27 (写真あり)]]
- [7] [[日本国]][[高知県]][[田野町]][[大山祗神社]]手水鉢
「天星元夘九月𠮷辰日」
[SRC[>>1, >>2]]
- [29]
[[日本国]][[高知県]][[南国市]]領石[[天満宮]]石灯籠
「天晴元 丁卯 十月吉日」
[SRC[>>28、>>28 ([CITE[土佐史談206号]]], [[門脇良雄]])、>>28 ([CITE[街道の日本47 土佐と南海道]], [TIME[2006][year:2006]])]]
- [36]
[[日本国]][[高知県]][[南国市]][[領石天満宮]]棟札〈天晴元年銘〉
([[高知県立歴史民俗資料館]]所蔵)
「天晴元年」
[SRC[>>35, >>41 (写真あり)]]
- [30] [[日本国]][[吾川郡]][[仁淀町]]黒森山鈴ヶ峠[[石灯籠]]
「[V[天晴元夘九月十八󠄃日]]」
[SRC[>>28, >>37 (写真あり), >>39 (写真あり), >>68 (写真あり)]]
- [24]
[[日本国]][[高知県]]赤岡[[須留田八幡宮]]拝殿[[絵馬]]
「天晴元[SUB[丁]]卯年」「五月𠮷祥日」「丑之歳男」
[SRC[>>23]]
- [15] 田口家神祭帳
[SRC[>>12 ([CITE[土佐山田町史]])
- [16] 高野家文書
[SRC[>>12 ([CITE[土佐山田町史]])
- [66]
[[日本国]][[高知県]][[安田町]]
[RUBYB[[[髙松順蔵]]][[TIME[1807]]-[TIME[1876]]]]歌集
「[V[天晴]]」
[SRC[>>65]]
- [8] [[日本国]][[徳島県]][[三好市]]太鼓
「天政」
[SRC[>>1, >>47]]
- [9] [[日本国]][[福岡県]][[宗像市]]で発見された文書
「[V[天政元𭘾[BR[]] 丁夘十月吉[ASIS[祥][丰、]]日[SNIP[]]]]」
[SRC[>>38]]
-- [52] [[戦国時代]]の[[宗像氏]]の内紛を描いた書物の写本[[奥書]] [SRC[>>47 (写真あり)]]
-- [53] [[高知近代史研究会]]会長[[今井章博]]が[TIME[平成31(2019)年3月][2019-03]]に[[日本国]][[福岡県]][[宗像市]]の古書店で入手 [SRC[>>47]]
[REFS[
- [84] [CITE[高知市歴史散歩]]
([TIME[2008-09-01 13:54:14 +09:00]] 版)
<http://www.city.kochi.kochi.jp/deeps/01/0104/rekishi/re0809.htm>
-- [21] 移転確認 [TIME[2019-07-16T06:30:26.100Z]]
-- [11] [CITE[高知市歴史散歩]] ([TIME[2018-06-29 09:47:01 +09:00]]) <https://www.city.kochi.kochi.jp/akarui/rekishi/re0809.htm>
--- [12]
[CITE[[[高知市歴史散歩]] 289 幻の年号「天晴(てんせい)」]],
[[広谷喜十郎]],
高知市広報[CITE[あかるいまち]] [TIME[2008年9月][2008-09]]号
[FIG(quote)[ [13] [SRC[>>12]]
> 調べてみると、安芸郡安田町の神峯(こうのみね)神社にも「天晴元年五月」と刻記された石灯籠があり、それには「安喜(あき)土居村」とも刻まれている。
> その後、民俗学者・坂本正夫氏らの調査により、東は田野町から西は越知町に至る範囲に「天晴(天政や天星)元年」と刻記された石灯籠や手水鉢があることが判明し、神社の絵馬や古文書にも記されていることが確認された。それらはいずれも「丁卯(ていぼう)」または「卯年(うどし)」と併記されている。
> 『土佐山田町史』にも、田口家の神祭帳や高野家文書の記述を根拠として、慶応から明治に移る間に天晴年号が使用されていることが指摘されている。
> 「丁卯」に当たるのは慶応三(一八六七)年で、翌慶応四年九月八日に明治元年に改元されている。判明している限りでは、天晴という年号が地域的に使われたのは、前年の五月から明治元年までということになる。
[SNIP[]]
>
神峯神社にある石灯籠の年号について、明治末期に高村晴義氏は「慶応三年の事なり(略)京阪の言信(略)此頃の国内の不穏なるにつき年号を改めてこの妖気を攘(はら)ふの議朝廷におこり」と語っている。翌慶応四年に天晴への改元の動きがあることを見越して、年号が刻記されたことの証言である。
]FIG]
- [67] [CITE@ja[でんでんむしの詞(うた): [[天晴]]元年]],
[[tsurarenaisakana1]],
2012/9/22 (土) 18:27,
[TIME[2021-01-25T08:35:21.000Z]], [TIME[2021-06-25T04:25:50.704Z]] <https://dendenmushi1.blogspot.com/2012/10/blog-post_7431.html>
- [28]
[CITE[領石に残る「天晴の石灯籠」]],
[[唐石淳子]],
[CITE[高知県坂本龍馬記念館・現代龍馬学会]], p.4
([TIME[2015-12-30 11:56:48 +09:00]]) <http://www.kochi-bunkazaidan.or.jp/~ryoma/hitou74rg.pdf#page=3>
- [37]
[CITE[旧[[松山街道]]歩きから帰宅しました。: あ~ぴょんの「ちょっと書いてもうか」ブログ編]],
[TIME[2010年4月25日 (日)][2010-04-25]]
([TIME[2019-07-16 16:52:43 +09:00]]) <http://a-pyon.cocolog-nifty.com/apylog/2010/04/post-99fb.html>
- [19]
[CITE[今日も春野、天晴元卯九月令日]]
[CITE@ja[[[ひまわり乳業株式会社]] | 今日のにっこりひまわり]] 〔3099〕,
[TIME[2011/10/10][2011-10-10]]
([TIME[2019-07-16 16:09:50 +09:00]]) <https://www.himawarimilk.co.jp/diary/?No=3099>
- [23]
[CITE[赤岡、須留田八幡宮の天晴]]
[CITE@ja[[[ひまわり乳業株式会社]] | 今日のにっこりひまわり]]
〔3117〕,
[TIME[2011/10/28][2011-10-28]]
([TIME[2019-07-16 16:20:36 +09:00]]) <https://www.himawarimilk.co.jp/diary/?No=3117>
- [18]
[CITE[安芸、春日神社の天晴]],
[CITE@ja[[[ひまわり乳業株式会社]] | 今日のにっこりひまわり]] 〔3118〕,
[TIME[2011/10/29][2011-10-29]]
([TIME[2019-07-16 16:07:33 +09:00]]) <https://www.himawarimilk.co.jp/diary/?No=3118>
- [25]
[CITE[安田、神峯神社の天晴]],
[CITE@ja[[[ひまわり乳業株式会社]] | 今日のにっこりひまわり]]
〔3200〕,
[TIME[2012/01/19][2012-01-19]]
([TIME[2019-07-16 16:23:40 +09:00]]) <https://www.himawarimilk.co.jp/diary/?No=3200>
- [22]
[CITE[遍路路沿いの天政]]
[CITE@ja[[[ひまわり乳業株式会社]] | 今日のにっこりひまわり]]
〔4554〕,
[TIME[2015/10/04][2015-10-04]]
([TIME[2019-07-16 16:17:34 +09:00]]) <https://www.himawarimilk.co.jp/diary/?No=4554>
- [26]
[CITE[安芸の朝、天晴の朝]],
[CITE@ja[[[ひまわり乳業株式会社]] | 今日のにっこりひまわり]]
〔5003〕,
[TIME[2016/12/26][2016-12-26]]
([TIME[2019-07-16 16:24:43 +09:00]]) <https://www.himawarimilk.co.jp/diary/?No=5003>
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[42] [CITE[高校生の天晴れ]],
[CITE@ja[[[ひまわり乳業株式会社]] | 今日のにっこりひまわり]]
〔5128〕,
[TIME[2017/04/30][2017-04-30]]
([TIME[2019-07-16 17:48:00 +09:00]]) <https://www.himawarimilk.co.jp/diary/?No=5128>
]FIGCAPTION]
>
高知県率東高校の生徒さんが、クラブ活動の中で纏められたもの。左端が2010年3月発行で、
[SNIP[]]
>
幕末土佐の私年号ー「天晴」を検証するー
>
[SNIP[]]
昔、歴史民俗資料館の館長さんだった坂本先生の論文から、南国市出身の民俗研究科、高村晴着さんが明治22、23年頃に安田町神峯神社で堂守らしき男から聞き書した貴重な話を伝えている。
>
それによると。幕末、安田からも二、三の志士が上京していた。そのうちの一人から、「此頃の国内の不穏なるにつき年号を改めてこの妖気を攘うの議、朝廷におこりたり」という知らせがあり、「来年は天晴と改元のある由なり」と二度ほども通知があったので、神峯神社の石灯籠に「天晴」と刻むことになったとのこと。
]FIG]
- [33]
[CITE@ja[【ブックマンの読書道 vol.37】... - [[高知市民図書館]]「しみんの図書館」 | Facebook]],
[TIME[2017年11月4日][2017-11-04]] ([TIME[2019-07-16 16:48:14 +09:00]]) <https://www.facebook.com/431200447032915/posts/931209397032015/>
-- [34] [CITE[南国史談 39号]]
- [69] [CITE@ja[写真展 土佐の私年号『天晴』 - [[高知城歴史博物館]]]], [TIME[2021-06-25T04:39:05.000Z]] <https://www.kochi-johaku.jp/program/2121/>
- [17] [CITE@ja[幕末土佐の私年号「天晴」 刻んだ石碑や絵馬写真展 高知城博館|[[高知新聞]]]],
[TIME[2018.01.25 08:20][2018-01-25T08:20]]
([TIME[2019-07-16 16:04:25 +09:00]]) <https://www.kochinews.co.jp/article/154840/>
- [2] [CITE@ja[謎の年号「てんせい」探せ 幕末土佐の文書などに13例 田野町「天星」を見学|[[高知新聞]]]],
[TIME[2019.02.25 08:45][2019-02-25T08:45]]
([TIME[2019-06-24 18:36:42 +09:00]]) <https://www.kochinews.co.jp/article/256460/>
- [1] [CITE@ja[謎の元号「てんせい」、漢字も3種類=幕末の高知、口頭で伝承?:[[時事ドットコム]]]],
[TIME[2019年03月25日13時49分][2019-03-25T13:49]]
([TIME[2019-03-26 12:15:48 +09:00]])
<https://www.jiji.com/jc/article?k=2019032500079&g=soc>
- [70] [CITE[地域文化計画×高知 [[蔦屋書店]] トークイベント 「謎の年号『てんせい』をめぐって」 | イベント | 高知 蔦屋書店 | 蔦屋書店を中核とした生活提案型商業施設]], [TIME[2021-06-25T04:40:08.000Z]] <https://store.tsite.jp/kochi/event/shop/5313-2101240316.html>
- [39] [CITE@ja[鈴ケ峠(旧吾川村~旧池川町) [[私年号]]『天晴』 : 茶凡遊山記]],
[[ky_kochi]],
[TIME[2019-03-30 12:00][2019-03-30T12:00]]
([TIME[2019-07-16 17:06:25 +09:00]]) <https://chabon.exblog.jp/30513868/>
- [35] [CITE@ja[行事等のお知らせ(No.00041954) | [[高知県庁]]ホームページ]],
公開日 [TIME[2019年04月25日][2019-04-25]]
([TIME[2019-07-16 16:49:27 +09:00]]) <https://www.pref.kochi.lg.jp/press1/2019042300083/>
- [38]
[CITE@ja[私年号「天政」 福岡でも? 本県研究者 宗像市古文書で確認|[[高知新聞]]]],
[TIME[2019.04.26 14:35][2019-04-26T14:35]]
([TIME[2019-07-16 16:59:58 +09:00]]) <https://www.kochinews.co.jp/article/272657/>
-- [47] [CITE@ja[ななづきさんは[[Twitter]]を使っています 「無茶苦茶ワクワクする記事。私年号「てんせい」の伝達には三条実美さん周辺の志士が関わってた!? https://t.co/PxmvHl7tCF」 / Twitter]], 午後6:37 · 2019年4月26日 [TZ[+09:00]], [TIME[2021-01-28T06:10:13.000Z]] <https://twitter.com/nana_duki/status/1121709890311901186/photo/1>
- [46] [CITE@ja[楢山おろかさんは[[Twitter]]を使っています 「『高知新聞』私年号「天政」 福岡でも? 本県研究者 宗像市古文書で確認 https://t.co/gWI8ydCF0Y 出処はきっと早川勇だろうけど、興味深いのは、情報通の加瀬屋、若手勤王派の山中立木や祝部波門なんかの記録にない=福岡城下には到達してなさそうなところで早川の勢力範囲が見えそうなあたり」 / Twitter]], 午前10:15 · 2019年4月27日 [TZ[+09:00]], [TIME[2021-01-28T06:38:42.000Z]] <https://twitter.com/oroka0219/status/1121945934328262656>
- [41] [CITE@ja[私年号「天晴」棟札:幕末土佐、「慶応」の次は… 南国で初公開 /高知 - [[毎日新聞]]]],
[TIME[2019年5月1日][2019-05-01]]
([TIME[2019-07-16 17:45:06 +09:00]]) <https://mainichi.jp/articles/20190501/ddl/k39/040/267000c>
- [27] [CITE@ja[幻の元号『天晴』 - 慶応3年の土佐にだけ残っちゅう私年号 - 史跡 | [[史跡]]・[[文化財]]]],
[[オンチャン(とさっぽ)]],
[TIME[2019-05-01][2019-05-01]]
([TIME[2019-07-16 07:14:24 +09:00]]) <http://nangokutosa.blog47.fc2.com/blog-entry-2204.html>
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[65] [CITE@ja[高知県安田町の古文書に「天晴」 龍馬の義兄が私年号記す|[[高知新聞]]]],
2019.06.28 08:35,
[TIME[2021-06-25T02:53:32.000Z]] <https://www.kochinews.co.jp/article/288738/>
]FIGCAPTION]
>幕末の土佐で使われた私年号「天晴(てんせい)」の文字が書かれた古文書が27日までに、高知県安芸郡安田町で見つかった。坂本龍馬の義兄で安田町の儒学者、高松順蔵(1807~76年)が編んだ歌集にあった。中芸地域の古文書で確認されたのは初めて[SNIP[]]
]FIG]
- [68] [CITE@ja[旧松山街道を歩く 鈴ケ峠〜見ノ越 | によどがわ.TV|[[高知県]] 仁淀川町観光ポータルサイト | 仁淀川町観光ポータルサイト]],
2020.03.12,
[TIME[2021-06-25T04:33:01.000Z]] <https://www.niyodogawa.tv/news/news-10674/>
]REFS]
- [116] [CITE[ねんごう の写真・画像 : 報道写真・ニュース映像ならKYODO NEWS IMAGELINK(イメージリンク)]], [TIME[2022-12-29T09:39:50.000Z]] <https://imagelink.kyodonews.jp/search?product_type=1,2,11&keyword=%E3%81%AD%E3%82%93%E3%81%94%E3%81%86&opendetail=8893991>
>登録日時: 2019年04月27日 17:20:22
>「天政元年」の記述 民間年号「てんせい」の謎
>「天政元年」と記述された福岡県の寺の資料
> 提供元: 共同
* 評価
[71]
用例が多数見つかっている[[日本国]][[高知県]]では比較的関心が髙いようです。
[72]
[[令和改元]]の前後には特に関心が高まったようで、
イベント開催や[[メディア]]での紹介が複数回ありました。
新史料の発見もありました。
([[亀光]]の状況とも似ています。)
[62]
[[令和改元]]をきっかけに関心が高まり新発見があったり、
それに因んだ命名があったりしたようで、
[[改元]]のメリットを享受した幸運な[[私年号]]ですねw
[73]
[[高知県]]内の[[金石文]]は、これだけ話題になっているので大方探され尽くされたのかもしれません。
文献資料は[[令和改元]]の頃に新発見があった [SRC[>>65]]
ように、まだまだ未発見のまま眠っているものがあるかもしれません。
[74]
[[高知県]]外は[[高知県]]内ほど注目されていないようなので、
今後まだ新発見がありそうな気がします。
-*-*-
[55]
[TIME[平成31(2019)年4月][2019-04]]、
[[日本国]][[高知県]][[高知市]]の[[旅館]][RUBY[[[城西館]]][じょうせいかん]]は、
全面リニューアルした本館を[RUBY[天誠][てんせい]]と命名しました
[SRC[>>54, >>56, >>57, >>58]]。
[59] この名前は[[高知]]で使われた[[私年号]]の[[天晴]]に因んだものとされます。
[SRC[>>54]]
[60] この旅館は[[皇族]]が繰り返し宿泊するような由緒正しい老舗のようで、
そんなところで[[私年号]]から命名しちゃっていいものか気になりますが、
まあ[[私年号]]といっても[[朝敵]]が使ったわけではありませんからね。
[61] ちなみにこの旅館の沿革には
「平成31年2月
(2019年2月)」
の次が
「令和元年4月
(2019年4月)」
の「「天誠」客室リニューアルオープン」
で、その次が
「令和元年5月
(2019年5月)」
と書かれていました。 [SRC[>>58]]
令和元年は5月からなので、[[遡及年号]]の形になります。
ただの書き間違いでしょうが。
[REFS[
- [54] [CITE@ja[ななづきさんはTwitterを使っています 「雑誌に載ってる城西館さんの広告。 『幕末土佐で使われた私年号「天晴」に先代が大切にしてきた、“ 誠の心を尽くす宿”の想いを込めて本館を「天誠(てんせい)」の名でリニューアル』 まさかの天晴!私年号気になってるので嬉しいです。 https://t.co/cAueHzPYLj」 / [[Twitter]]]], 午後9:24 · 2019年5月24日 [TZ[+09:00]], [TIME[2021-01-28T06:54:57.000Z]] <https://twitter.com/nana_duki/status/1131898865139847168>
- [56] [CITE@ja[2019年4月 [[城西館]] 本館が全面リニューアルオープン]], [[(株)城西館]], [TIME[2021-01-28T07:04:15.000Z]] <https://www.jyoseikan.co.jp/info/renewal2019/>
- [57] [CITE@ja[客室のご紹介 ─ 天誠 ─ ‹ 高知のホテル [[城西館]]]], [[(株)城西館]], [TIME[2021-01-28T07:04:35.000Z]] <https://www.jyoseikan.co.jp/guestroom/tensei/>
- [58] [CITE@ja[[[城西館]]の歴史 ‹ 高知市上町 ホテル 城西館]], [[(株)城西館]], [TIME[2021-01-28T07:03:09.000Z]] <https://www.jyoseikan.co.jp/history/>
]REFS]
* 関連
[40]
この時代他にも日本各地で[[私年号]]が発生しました。
[SEE[ [[幕末維新期の日時]] ]]
[45]
同時期の東国で見られた「[[大政]]」との関係が気になりますね。
* メモ
[43]
[CITE[高知県下の天晴元年という私年号]],
[[坂本正夫]],
[TIME[1982][year:1982]],
[CITE[歴史手帖]] 10(4)(102), pp.58-59
[79] [CITE@ja-JP[土佐史談 (190)]], [[土佐史談会]], [TIME[1992-09]], [TIME[2022-12-21T08:14:19.000Z]], [TIME[2022-12-23T13:00:23.724Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/7913133/1/27> (要登録)
[80]
<https://dl.ndl.go.jp/pid/1483576/1/36>
(非公開)
高村晴義
[81] [CITE[図說高知県の歴史 - Google ブックス]], [TIME[2022-12-23T13:03:11.000Z]] <https://books.google.co.jp/books?id=7AU1AQAAIAAJ&q=%E5%A4%A9%E6%99%B4>
>41 ページ
>... の発明 166 きんう巻末付録絵師金蔵の画業 180 土佐の義民伝承 198 索引 5 年表てんせい 5 天晴号と幕末の世直し意識 206 博物館・図書館一覧 20 堺事件と藩家老文化財一覽年中行事一覧写真師井上俊三参考文献 32 コラム執筆ロ絵執筆序説土佐の先進.
>42 ページ
>... 半蔵の発明絵師金蔵の画築堺事件と藩家老写真師井上俊三田村遺跡環溝屋敷群画/穂積和夫監修/岡本健児資料提供/宮本長二郎・京都科学広谷喜十郎土佐の義民伝承天晴私年号と幕末の世直し意識高知市の発足と電力事業板垣退助銅像物語高知城下町画/中西立 ...
>206 ページ
>南国市在住の民俗研究家高村晴義が「旅と伝説」一一〇号(昭和一二年一九三七)のなかで、天晴年号について書いている。それによると、高村は明治二二年(一八八九)頃に神峯寺を参拝した時に、近くにある神社の石灯籠の年号に気付いて、地元民に質問している ...
[63] [CITE@ja[時事ドットコム(時事通信ニュース)さんはTwitterを使っています 「【謎の元号「てんせい」、漢字も3種類】 日本の歴史上、採用されたことがない「てんせい」と読む元号が、高知県内の石造物や文書などに残されています。漢字表記は「天晴」「天政」「天星」の3種類です。 記事はこちら⇒https://t.co/2iAS7SLI1V https://t.co/1sJkEYMMjE」 / Twitter]], 午後2:36 · 2019年3月25日 [TZ[+09:00]], [TIME[2021-04-14T07:34:39.000Z]] <https://twitter.com/jijicom/status/1110052812736487424/photo/1>
[82] [CITE@ja-JP[萩原町史 第3巻 (南飛騨の夜明け)]], [[萩原町史編集室]], [TIME[1987.6][1987]], [TIME[2022-12-21T08:14:19.000Z]], [TIME[2022-12-23T13:09:45.856Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/9540518/1/203> (要登録)
飛騨で「天政元年」 (慶応4年) 2月
白黒写真あり、低解像度ながらも日付部分は判読可能
[83] [CITE@ja-JP[高山市史 下]], [[高山市]], [TIME[1953]], [TIME[2022-12-21T08:14:19.000Z]], [TIME[2022-12-23T13:15:24.949Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/3015353/1/343> (要登録)
「天政元年七月六日」と書かれている、原文にあるのか編集時の誤植か?
前の項目が文化11年、次の項目は文政12年なので、
市史編集者は文政元年と考えているが注釈を入れていない。
出典は高山町年寄日記とあるので、原文日付はこの表記ではなさそう、
おそらく排列から文政元年で間違いないのだろう。
[85] [CITE@ja[[[私年号]] - Wikipedia]], [TIME[2022-12-10T11:22:17.000Z]], [TIME[2022-12-22T12:35:00.472Z]] <https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%81%E5%B9%B4%E5%8F%B7#%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%81%AE%E7%A7%81%E5%B9%B4%E5%8F%B7>
>
,*私年号 ,*異説 ,*元年相当公年号(西暦) ,*継続年数 ,*典拠・備考
,天晴 ,天政・天星 ,慶応3年(1867年) ,2 ,高知県下神社の石灯籠・手水鉢などに使用例多数[SUP[__&&[&&__9__&&]&&__]]
>“幻の年号「天晴(てんせい)」”. 高知市ホームページ. 高知市歴史散歩. 2019年12月6日閲覧。
[86] [TIME[2022-12-25T08:13:11.400Z]]
<https://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php/AN00106199-20190000-0121.pdf?file_id=147073>
#page=54
>
[VRL[
[BOX(set)[
[BOX(set)[
[BOX(left)[
謫居詩存〔二〕巻存巻上
]BOX]
[BOX[
和半
]BOX]
]BOX]
[BOX(right)[
[YOKO[[LINES[919][ト 363][1]]]]
]BOX]
]BOX]
[BOX(indent)[
[BOX(set)[
[BOX[
藤田東湖撰 門生等校
]BOX]
[BOX[
天晴元年(=慶応三年、一八六七)八月写(〔田宮穆風齋〕)
]BOX]
]BOX]
書写奥書「天晴元八月日寫於府之新街僑居/物水小史悌識」。「天晴」は土佐の一部で用いられた私年号。朱句点[BR[]]
等あり。識語:田宮虎次郎之悌、物水子帰、田宮子順悌、之春(いずれも本文同筆) *田宮道雄氏寄贈
]BOX]
]VRL]
#page=2 田宮家は土佐藩に仕えた
[113] [[国立国会図書館]]に所蔵されていないが地元の[[図書館]]にある関係書籍:
- [93] [[オーテピア高知図書館]]所蔵[CITE[[[秦史談]] 25~28号]]
-- [94] 27号
--- [95] [CITE[謎の私年号と線彫地蔵]], [[岡村庄造]], p.9-
- [90] [[オーテピア高知図書館]]所蔵[CITE[[[秦史談]] 29~32号]]
-- [91] 31号
--- [92] [CITE[朝日新聞より世直し期待の私年号「天晴」]], [[広谷喜十郎]], p.19-
- [87] [CITE[[[秦史談]]]] 平成28年5月 第186号
-- [88] [CSECTION[談話室]]
--- [89] [CITE[謎の私年号]], [[松本紀郎]]
- [96] [CITE[香美史談]] 42号
-- [97] [CITE[いわゆる私年号「天晴」を考える]], [[濱田眞尚]]
-- [98] [CITE[新元号「令和」と元号について]], [[上村敬介]]
- [103] [CITE[高知史学 : 歴史研究会紀要]] 20号
-- [104] [CITE[「天晴元年」という高知県下の私年号]], p.1-
- [105] [[オーテピア高知図書館]]所蔵[CITE[[[龍馬研究]] №84~100]]
-- [106] [CITE[幕末の「天晴」私年号について]], [[広谷喜十郎]], p.4
- [111]
[CITE[高知観光ガイドブック 土佐山地区 鏡地区 春野地区 改訂増補版 4]],
[[土佐観光ガイドボランティア協会]],
[TIME[2019-04]]
-- [112] [CSECTION[森神社と御山所宮の私年号]], p.96
[107] [CITE[高知新聞]]記事
- [108] [CSECTION[幕末土佐の私年号「天晴」 刻んだ石碑や絵馬写真展 城博館]],
[TIME[2018-01-25]]
-- >>17
- [109] [CSECTION[私年号「天政」福岡でも?宗像市古文書で確認]],
[TIME[2019-04-26]]
-- >>38
- [110] [CSECTION[安田の古文書に「天晴」 龍馬の義兄私年号記す]],
[TIME[2019-06-28]]
-- >>65
[99] [CITE@ja[幕末土佐で使われた私年号「天晴」 もう一つの歴史教科書問題]], [TIME[2022-12-28T09:48:09.000Z]] <http://rekisi.tosalog.com/%E4%B9%9D%E5%B7%9E%E5%B9%B4%E5%8F%B7%E8%A6%8B%E3%81%A4%E3%81%91%E3%81%9F%EF%BC%81/%E5%B9%95%E6%9C%AB%E5%9C%9F%E4%BD%90%E3%81%A7%E4%BD%BF%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%A7%81%E5%B9%B4%E5%8F%B7%E3%80%8C%E5%A4%A9%E6%99%B4%E3%80%8D>
- [100] [CITE@ja[hyena_no_papaさんはTwitterを使っています: 「『歴史手帖 昭和57年4月号 10巻4号』p58 坂本正夫「高知県下の天晴元年という私年号」 天晴元年は慶応三年(1867)。当時上京していた安芸郡安田村の士より「来年ハ天晴と改元のある由なり」と2回連絡があり、石灯籠などに「天晴」と刻んだのだとか。つまりフライング!ネットでもヒット。 #私年号」 / Twitter]], [TIME[午後10:33 · 2022年3月9日][2022-03-09T13:33:05.000Z]], [TIME[2022-12-28T09:48:39.000Z]] <https://mobile.twitter.com/hyena_no/status/1501551651202555906>
-- [101] [CITE@ja[hyena_no_papaさんはTwitterを使っています: 「久保常晴氏の『日本私年号の研究』第六章 江戸時代以降の私年号を開いてみると、同時期の「延寿」や明治の「征露」は収められていますが、「天晴」は見えません。落語ネタレベルなので研究の対象とはならなかったのかも。 幻の年号「天晴(てんせい)」 https://t.co/SziKcEqNND」 / Twitter]], [TIME[午後10:41 · 2022年3月9日][2022-03-09T13:41:24.000Z]], [TIME[2022-12-28T09:48:39.000Z]] <https://mobile.twitter.com/hyena_no/status/1501553740888772610>
-- [102] [CITE@ja[hyena_no_papaさんはTwitterを使っています: 「@nemurikappa おはようございます。元号発布については偽情報が流れるってありそうですけどね。間違いと判明して村民は「之を改刻する力なく其儘に差置つつあるこそ越中褌の極なれ」だとか。 石灯籠3件 絵馬1件 狛犬1件 手水鉢1件 都合6件 出典は高村晴義「土佐の話」s12『旅と伝説 110号』とのこと。」 / Twitter]], [TIME[午前9:14 · 2022年3月10日][2022-03-10T00:14:57.000Z]], [TIME[2022-12-28T09:48:39.000Z]] <https://mobile.twitter.com/hyena_no/status/1501713180778647555>
-*-*-
[114]
近現代の「天政」は「天正」の誤植、誤変換が多い。
[115] [CITE@ja[美味しい和菓子♪ : 花の香りとともに]], [[b-clair]], [TIME[2022-12-29T09:37:42.000Z]] <https://bclair.exblog.jp/20280369/>
>創業天政元年という老舗店の代名詞ともいえるお菓子で、モチモチっとした生麩が、さっぱりとしたこし餡をたっぷり包んでおり、美味しい一品です。