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[8]
[[ISO/IEC 10646]]
における[DFN[[RUBYB[集成][collection]]]]は、
[[ISO/IEC 10646]]
が定める[[符号化文字]]等の[[集合]]です。
[9]
[[ISO/IEC 10646]] [[符号化文字集合]]の[[部分集合]]に名前を付けたものです。
他の[[仕様書]]等から[[部分集合]]を参照するために使われることがあります。
[10]
[[ISO/IEC 10646]] 独自の規定で、 [[Unicode]] にはこれに相当するものがありません。
[11]
[[JIS X 0221]] では[DFN[組]]と呼ばれています。
[1]
>
:組 (collection):
[[番号]]及び[[名前]]が付けられた[[符号化文字]]の集合であって、
その符号化文字の[[符号位置]]が一つ以上の識別された範囲にあるもの。
>
参考: 識別された範囲のいずれかに[[文字]]の割り当てられていない符号位置がある場合、将来この規格群 [INS[([[ISO/IEC 10646]] == [[JIS X 0221]])]] が改正されるとき、
そのどこかの符号位置に追加文字が割り当てられたならば、
組の[[レパートリ]]が変わる。
しかし、組の番号及び名前は、この規格群の将来の版においても変えないことを意図している。
(JIS X 0221‐1:2001 4.11)
[2] で、その組は、[Q[附属書 A (規定) 部分集合用図形文字の組]]で規定されています。
[3] [Q[組の番号及び名前は、この規格群の将来の版においても変えないことを意図している]]とか書いてありますが、
[Q[299 [この組番号は、使用しない (A.3.2 参照)。] ]]
という謎の組(藁)の存在からその[Q[意図]]とやらの程が知れるというものです。
[SEE[ [[Korean mess]] ]]
[4] 組によっては[[結合文字]]が含まれていますが、
[[実装水準]]が 1 か 2 の場合は、採用した[[部分集合]]に結合文字が含まれていても、
[[符号化文字データ要素]]はその実装水準で使えない結合文字を含んではなりません。
また、実装水準 1 では、結合文字だけの組が採用した部分集合に含まれていてはいけません。
(JIS X 0221‐1:2001 24.4 参照。)
[5]
[[RFC 1815]] が [[ISO/IEC 10646]] の[[部分集合]]の定義に使っていました。
[6] [[CEA-2014-B]]
PDF p.40
[CODE[unicoderange]]
[[script name]], collection name,
[CODE[basic european]] (Generic Application Western European Character)
が使える
[7]
[[文字情報基盤]]
[12]
[[Unicodeの版]]に相当する [[collection]] もあります。
[[ISO/IEC 10646]] の仕様書に [[Unicode]] という字句が登場して「公認」
されることになった初期の事例だと思われます。
(その後どんどん [[ISO/IEC 10646]] の [[Unicode]] 依存が強まっていきました。)