ids/25/649.txt

* 印度、パキスタン、バングラデシュ、シッキム、スリランカ

** マドラス時間

@@

** 変遷

[118] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Kolkata]] は、元の[[地方時]]を
[TZ[+05:53:28]] としています [SRC[>>105]]。

[127] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Karachi]] は、元の[[地方時]]を
[TZ[+04:28:12]] としています [SRC[>>125]]。

[149] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Dhaka]] は、元の[[地方時]]を
[TZ[+06:01:40]] としています [SRC[>>147]]。

[437] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Colombo]] は、元の[[地方時]]を
[TZ[+05:19:24]] としています [SRC[>>407]]。

*** 都市標準時時代

[199] [TIME[1802年][year:1802]]、[[英国東インド会社]]の天文学技官の [[John Goldingham]]
が [[Madras]] の[[経度]]を [LON[80.18.30E]] = [TZ[+05:21:14]] と測定しました 
[SRC[>>201, >>193, >>205]]。
これが [DFN[Madras time]] の始まり [SRC[>>193, >>226]] とされています。

;; [368] [LON[80.18.30E]] = [TZ[+05:21:09.4]] とするもの
[SRC[>>337 45ページ]] もありますが、計算が合いません。

;; [369] 1787年から1826年にかけての観測で求めたもの [SRC[>>337 45ページ]]
だともいいます。

[206] [[Madras Observatory]] の標準時計がこの[[標準時]]に設定され、それに接続された
[[Fort St. George]] の [[time gun]] で毎日[TIME[20時][20:00]]に 
市内へ[[報時]]されていました [SRC[>>205]]。

;; [250] [[Madras Observatory]] は[TIME[1796年][year:1796]]創設の[[英印]]初の[[観象台]]で、
[TIME[1899年][year:1899]]まで[[英印]]唯一の[[観象台]]でした [SRC[>>236]]。
[TIME[1789年][year:1789]]設立とするもの [SRC[>>337 45ページ]] もあります。
また1826年には[[ボンベイ]]に[[観象台]]が設立されたともいいます (>>371)。

;; [200] [[Madras time]] は、単に [TZ[+05:21]] と説明されることもあります [SRC[>>193]]。 


[191] 19世紀のはじめの頃、[[アンダマン諸島]]と[[ニコバル諸島]]の[[時間帯]]が
[DFN[Port Blair mean time]] と定められたといいます [SRC[>>192]]。

;; [412] [[アンダマン諸島]]と[[ニコバル諸島]]は、
[[ビルマ]]と[[インドネシア]]の間に連なる[[島嶼]]群です。
この時期既に[[英領]]でした。現在は[[印度]]領となっています。

;; [246] 1803年、後の[[印度]]、[[パキスタン]]、[[バングラデシュ]]のほぼ全域が[[英国]]
([[東インド会社]]) の実質的な支配下に入りました。

;; [107] [TIME[1814年][year:1814]]、[[仏領印度]]が[[英国]]から[[フランス]]に返還されました。

;; [372] [TIME[1815年][year:1815]]、旧[[蘭領セイロン]]は[[英領]]と確定しました。
[[キャンディ王国]]は[[英国]]の[[保護領]]となりました。

;; [373] [TIME[1817年][year:1817]]、[[英保護領キャンディ王国]]は[[英領セイロン]]に併合されました。

[371] [TIME[1826年][year:1826]]、[[ボンベイ]]に [[Colaba Observatory]] が設立されました。
[[マドラス観象台]]よりも更に実用寄りの機関で、当地の英軍や民間船舶に[[地方時]]、
[[天候]]その他を提供する業務を行っていました。
[SRC[>>337 46ページ]]


[370] [[マドラス観象台]]の [[T.G. Taylor]] は、より精密な観測により、
[[マドラス時間]]を [TZ[+05:20:57.2]]
としました。この値が [CITE@en[The Nautical Almanacs]] で用いられたほか、
1835年から1882年の[[マドラス時間]]の決定にも用いられました。
[SRC[>>337 45ページ]]

;; [432] [TIME[1839年][year:1839]]、[[アデン]] (現[[イエメン]]) が[[英領]]となりました。
[[アデン]]は[[英印]]管轄となりました。

;; [413] [TIME[1846年][year:1846]]、[[シク戦争]] (第一次) の結果、
[[シク王国]]の一部は[[英印]]領となり、[[シク王国]]は[[英国]]の[[保護領]]となりました。

;; [414] [TIME[1849年][year:1849]]、[[シク戦争]] (第二次) の結果、
[[シク王国]]は滅亡し、[[英印]]に併合されました。

;; [101] [TIME[1849年][year:1849]]、[[シッキム]]南部が[[英印]]に割譲され、
[[シッキム]]・[[英印]]国境が確定しました。

;; [32] [TIME[1852年][year:1852]]、[[第二次英緬]]戦争の結果、 
[[ビルマ王国]]の半分は[[英領インド]]に併合されました。

;; [237] [TIME[1853年][year:1853]]、[[英印]]最初の[[鉄道]]が開業しました。

;; [30] [TIME[1858年][year:1858]]、[[英国]]の[[インド統治法]]が成立しました。
[[ムガル帝国]]は滅亡しました。
[[ベンガル総督]]は[[印度総督]]となりました。

;; [102] [TIME[1861年][year:1861]]、[[シッキム]]が[[英国]]の[[保護領]]となりました。

[238] [[英印]]で[[鉄道]]の運行が始まった頃、
各[[都市]]はそれぞれの[[地方時]]を使っていました [SRC[>>236]]。
[[鉄道]]はその路線の主要駅の[[都市]]の時刻を用いていました
[SRC[>>337 53ページ]]。

[239] [[Bombay]] と [[Poona]] ([[Pune]]、[[ボンベイ]]より少し東側、内陸に入った都市)
では、約7分異なる[[地方時]]が用いられていました [SRC[>>236]]。

[240] [[Ahmedabad]] ([[印度]]東岸、[[ボンベイ]]とほぼ同[[経度]]でより北側の都市)
では、なぜか[[マドラス時間]]が使われていました [SRC[>>236]]。

[392] 1860年代末頃、[[英印]]では、[[電信]]で[[マドラス時間]]が使われるようになりました
[SRC[>>337 52ページ]]。

[393] [[英印]]各地の[[鉄道]]が相互接続されつつあった[TIME[1870年4月5日][1870-04-05]]、
[[英印]]政府の Public Works Department は、
[[ボンベイ]]政府の提案に基づき[[マドラス時間]]を共通の[[鉄道時]]として採用することとし、
Consulting Engineer for Railways と [[GIPR]] に対し
[TIME[1870年][year:1870]]以後の時刻表を[[マドラス時間]]とすることを指示しました。
[[マドラス]]には唯一の政府立観象台があること、[[マドラス]]が[[英印]]の中央に位置する大都市であることが[[マドラス時間]]採用の理由に挙げられていました。
[SRC[>>337 52ページ]]

[395] しかしながら、[[ボンベイ]]と[[カルカッタ]]を結ぶ [[GIPR]]
([[Great Indian Peninsula Railway]]) のような路線はともかく、
[[ボンベイ]]を拠点に南北に走る [[BBCI]] ([[Bombay Baroda and Central India Railway]])
のような路線では沿線で混乱を招くだけであるとの批判もすぐに出てきました。
[SRC[>>337 54ページ]]

[396] [TIME[1870年6月14日][1870-06-14]]の[[英印政府]]と軍の 
Quarter Master General との文書によれば、軍の[[駅]]では[[地方時]]も用意しておき、
[[鉄道時]]と[[軍]]の用いる[[地方時]]とを換算できるようにしていたようです。
[SRC[>>337 53ページ]]


[154] [TIME[1876年][year:1876]]時点で、 Madras civil time は [TZ[+05:20:57.3]] でした
[SRC[>>153 (The 1876 Report of the Secretary of the [US] Navy, p 305)]]。

;; [31] [TIME[1877年][year:1877]]、[[英領印度帝国]]が成立しました。

[294] [TIME[1880年1月10日][1880-01-10]]の情報によると、
[[Madras]] の Marine Office flagstaff の [[semaphore time signal]] は、
[[Madras]] の[[平均時]] 08:00 および 12:00 に落下させられました [SRC[>>295]]。

[120] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Kolkata]] は、
[TIME[1880年][year:1880]]を境に [TZ[+05:53:20]] としています
(「Howrah Mean Time?」と注釈があります) [SRC[>>105]]。

[438] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Colombo]] は、
[TIME[1880年][year:1880]]を境に [TZ[+05:19:32]] としています (以前より8秒進んでいます)。
[DFN[Moratuwa Mean Time]] と注記があります。 [SRC[>>407]]


-*-*-

[263] [[Bombay University]] には大きな[[時計]]があり、
[[ボンベイ]]市内を代表する[[時計]]として、
[[市民]]はみなこれに従っていました [SRC[>>261]]。
[TIME[1869年][year:1869]]起工、[TIME[1878年][year:1878]]竣工で [SRC[>>430]]
[[University Clock Tower]] や [[Rajabai Clock Tower]] と呼ばれていました
[SRC[>>337 81ページ]]。
実際には資金難のため1882年にようやく[[時計]]が設置されました。
運営資金は [[University Syndicate]] の他 [[Bombay]] 政府と [[Municipal Corporation]]
も負担することになりました [SRC[>>337 82ページ]]。


[158] [TIME[1881年][year:1881]]、 [[Bombay]] は一時 [[Madras]] 
時刻を採用しましたが、すぐに元に戻しました
[SRC[>>153 (tomorrow's The Hindu の Nitya Menon の記事)]]。

[399] [[ボンベイ]]の Governor の [[James Fergusson]] は、
[TIME[1881年12月1日][1881-12-01]]より[[マドラス時間]]をすべての政府機関で採用して
「すべての目的の公式な時刻」とすると共に、市民に対しても[[マドラス時間]]の採用を求めました。
[SRC[>>337 55ページ]]

[262] [[ボンベイ]]の[[商工会議所]]は、実施前は[[マドラス時間]]の採用に好意的でした。
[SRC[>>337 55ページ]]

[400] しかし実際には[[マドラス時間]]を採用する公的機関と従来の[[ボンベイ時間]]を採用する民間で時刻が分断され混乱し、
市民には不評だったようです。

;; [401] もとより市民に [[Fergusson]] の評判はよくなかったようで、
鉄道時の違いのために[[列車]]に乗り遅れたため[[マドラス時間]]を採用することにしたのだなどと囁かれていたようです。
[SRC[>>337 55ページ]]

[402] [[Bombay Presidency]] 管内の政府の[[郵便局]]は[TIME[1878年][year:1878]]より[[マドラス時間]]を採用していましたが、
[[ボンベイ]]市内だけは、[[ボンベイ時間]]を用いていました。
[TIME[1981年12月][1981-12]]になっても、[[ボンベイ]]市内の[[郵便局]]は[[マドラス時間]]に移行しませんでした。
Postmaster General の [[A.N. Fanshawe]] は、市民 (特に商人) の便宜のための措置であり、
[[マドラス時間]]に移行して30分営業終了が早まると[[ボンベイ時間]]を用いる市民の時間が30分減ってしまい、
郵便配送船の時刻にも合わなくなると説明していました。しかし独断が過ぎると中央政府に非難され、
営業時間と配送時間の調整を経て[TIME[1882年2月][1882-02]]には新時刻に移行したようです。
[SRC[>>337 55ページ]]

[429] [RUBYB[[[商工会議所]]]@en[Chamber of Commerce]]は、 [[University Syndicate]] に対して、
[[Rajabai時計塔]]を[[マドラス時間]]に移行せず[[ボンベイ時間]]を維持するよう要請しました
(43賛成 / 6反対 [SRC[[CITE@en[Bombay Gazette]] [TIME[1983年4月7日][1983-04-07]]]])。
[[University Syndicate]] は [[University Senate]] に諮りましたが、
34賛成 (うち24[[印度人]]、10[[欧州人]] (反[RUBYB[[[知事]]]@en[Governor]]派)) /
6反対 (うち5[[欧州人]]、1[[パールシー]]) で可決されました
[SRC[[CITE@en[Bombay Gazette]] [TIME[1883年4月21日][1983-04-21]]]]。
[[Bombay]] [[地方政府]]は時計塔を管理下に置こうとしていたという噂もありました
[SRC[[CITE@en[Bombay Gazette]] [TIME[1883年4月19日][1983-04-19]]]] が、
結局、時計塔の運営資金の負担を取りやめることにしました
[SRC[[CITE@en[Bombay Gazette]] [TIME[1883年4月27日][1983-04-27]]]]。 [SRC[>>261]]

[281] [[time gun]] は、
[[マドラス時間]] 12時、
[[ボンベイ時間]] 9時に発砲されていました。
[SRC[>>261 [CITE@en[Bombay Gazette]] [TIME[1883年5月5日][1883-05-05]]]] 

[265] こうして官民異なる時刻を用いる状況になったわけですが、
[[商工会議所]]は改めて[[マドラス時間]]採用を取り消すことを[[知事]]に要請しました。
[[地方政府]]は、市内で複数の時間が共存するのは不便であるとし、
[[Bombay]] や[[印度]]全体の単一の時刻に合意できるまで、
棚上げにすることとしました。[TIME[1983年6月1日][1983-06-01]]、
[[地方政府]]は政府施設の[[時計]]を[[ボンベイ時間]]に戻しました
([TIME[1883年5月29日][1983-05-29]]発表)。
[[地方政府]]による時計塔の運営資金の負担も従来通り行うことになりました
[SRC[[CITE@en[Bombay Gazette]] [TIME[1883年6月13日][1883-06-13]]]]。 [SRC[>>261]]

[415] 同じく [[Bombay Presidency]] に属する [[Karachi]] でも、
元来[[マドラス時間]]より約53分遅い [SRC[>>337 58ページ]]
(52分遅い [SRC[>>261]]) [[地方時]]を使っていました。

;; [416] [[Karachi]] は、現在の[[パキスタン]]の主要都市で、
[[インド洋]] ([[アラビア海]]) 沿岸にあります。

[417] [[Karachi]] では官庁、電信、鉄道で[[マドラス時間]]を用い、
欧州系・印度系共商業と水運では[[地方時]]を使っていました。
[SRC[>>337 58ページ]]

[264] [[Karachi]] でも[[マドラス時間]]から[[地方時]]に戻すことが[[商工会議所]]から[[地方政府]]に提案され、
[TIME[1884年8月][1884-08]]にはこれが認められました。 [SRC[>>261, >>337 58ページ]]

[266] ただし Bombay City and Island と Karachi を除く[[ボンベイ[RUBYB[省][Presidency]]][ボンベイ省]]管下では、
[RUBYB[[[印度平均時]]]@en[Indian Mean Time]]として[[マドラス時間]]が継続されました。
[SRC[>>261, >>337 60ページ]]
これは[[軍事]]や[[郵便]]の都合によるものとされています [SRC[>>261]]。
[[Bombay]] と [[Karachi]] を除いた、都市以外の地域では、
[[マドラス時間]]に反対があった形跡はありません [SRC[>>337 60ページ]]。

;; [418] [[印度平均時]]と言い換え始めたのは、[[マドラス時間]]との呼称に由来する反感を避けるためだったようです。 [SRC[>>261]]

-*-*-

[198] [TIME[1881年][year:1881]]に起こった[[地震]]の報告には、「Port Blair mean time」[SRC[>>196]]、
「local mean time at Port Blair」[SRC[>>197]] といった説明があります。また、
カルカッタ平均時より [TIME[0:17:17]] 早く、
マドラス時間より [TIME[0:49:51]] 早いことが記されています [SRC[>>196]]。

[242] 19世紀末頃には、各都市の[[地方時]]の中でも、
政治的、経済的な重要性から[[ボンベイ時間]]と[[カルカッタ時間]]が特に重要と考えられるようになり、
公的な場面でよく用いられるようになりました [SRC[>>236]]。

;; [243] これを事実上の[[英印]]の2つの[[時間帯]]である [SRC[>>236]] ということもあります。

[172] 1880年代頃、[[鉄道]]は次第に[[マドラス時間]]に統一されていきました
[SRC[>>163, >>193, >>226, >>236]]。
このため[[マドラス時間]]は[RUBYB[[[鉄道時]]]@en[Railway Time]]
[SRC[>>236]]、[DFN[[RUBYB[インド鉄道時]@en[Railway time of India]]]]
[SRC[>>193]]、[DFN[[RUBYB[インド標準鉄道時]@en[Indian Standard Railway Time]]]]
[SRC[>>236]] とも呼ばれました。

;; [260] [[Wikipedia]] は[TIME[1870年][year:1870]]にすべての[[鉄道]]が[[マドラス時間]]に統一された
[SRC[>>259]] としています。

[248] しかし [[East Indian Railway]] が長年 [[Jabalpur]] [[地方時]]
([[カルカッタ時間]]より 34分6秒遅い) を使っていたりと、
[[マドラス時間]]を使わない鉄道も少なからずありました [SRC[>>236]]。

[247] 1880年代末頃から、 [[Newman]] の [CITE@en[Indian Bradshaw]] などの[[時刻表]]も、
[[マドラス時間]]を採用するようになりました [SRC[>>236]]。
[CITE@en[Indian Bradshaw]] により[[鉄道時]]としての[[マドラス時間]]が普及しました
[SRC[>>259]]。

[249] 19世紀末には[[マドラス時間]]が[[英印]]全域の鉄道時刻表で用いられるようになりました。
[[ボンベイ]]の鉄道については[[マドラス時間]]と[[地方時]]が併記されていました。 [SRC[>>236]]

[256] 19世紀の鉄道では、[[電信]]により[[時刻]]が各駅に[[通報][報時]]され、
[[時計]]が同期されていました。16時に同期するのが一般的でした。
(これは[TIME[1852年][year:1852]]に[[英国]]で開発されたシステムに基づくものでした。) [SRC[>>236]]

[202] [[マドラス時間]]は、[[電信]]でも用いられました。当時の[[電信]]の手引書には、
44ページにわたる[[マドラス時間]]と[[地方時]]の[[時差]]の一覧表が掲載されていました。
[SRC[>>203, >>204]]

[210] [TIME[1884年][year:1884]]の[[国際子午線会議]]の間に[[英印]]における[DFN[[RUBYB[カルカッタ時間]@en[Calcutta time]]]]
[LON[90E]] = [TZ[+06:00]] と[DFN[[RUBYB[ボンベイ時間]@en[Bombay time]]]] [LON[75E]] =
[TZ[+05:00]] の2つの[[時間帯]]が決定された [SRC[>>209, >>220]] とされることがあります。

[211] しかし国際会議で特定国内の[[時間帯]]が決められるというのはおかしな話ですし、
この時代に [TZ[+06:00]] や [TZ[+05:00]] が実際に用いられたとすると他の情報と矛盾します。
[[Wikipedia]] は出典として[[国際子午線会議]]の議事録 [SRC[>>212]]
を示しています。そこでは確かに世界各国の[[時間帯]]分割案が提示されていますが、
議論の中で提示されただけに過ぎず、各国の[[標準時]]に立ち入ることは会議の決議としては否決されています。

;; [164] [[印度]]の[[時間帯]]としてこの2つが[TIME[1884年][year:1884]]に確立された [SRC[>>163]]
と説明されることもありますが、これと同じことを指していると思われます。


[157] [TIME[1884年][year:1884]]には、[[印度]]には Bombay と Calcutta で2つの[[常用時]]があり、
[[鉄道]]は Madras 時間 [LON[80.18.30E]] = [TZ[+05:21:14]] を使っていたといいます
[SRC[>>153 (tomorrow's The Hindu の Nitya Menon の記事)]]。


;; [51] [[カルカッタ]]は[[ベンガル]]にある[[英印]]の当時の[[首都]]で、
現[[バングラデシュ]]国境にも近い都市です。
[[マドラス]] ([[チェンナイ]]) は[[英印]]の南部東岸の大きな都市です。
[[ボンベイ]] ([[ムンバイ]]) は[[英印]]の西岸の大きな都市です。

[311] 現在の[[バングラデシュ]]を含む[[ベンガル]]地方では、[[カルカッタ時間]]が使われました
[SRC[>>310]]。

[212] [[カルカッタ時間]]は、 (現[[印度標準時]]より24分早い [SRC[>>209]])
[TZ[+05:54]] でした [SRC[>>209, >>226, >>331, >>338]]。


[213] [[カルカッタ時間]]は、 ([[マドラス時間]]より32分20秒早い [SRC[>>209]]) [TZ[+05:53:20]]
でした [SRC[>>209, >>310]]。

[25] [[マドラス時間]]は、 ([[カルカッタ時間]]より33分20秒 [WEAK[(ママ)]] 遅い [SRC[>>193]]) 
[TZ[+05:21]] でした [SRC[>>193, >>226]]。

[288] [[マドラス時間]]は、 [[GMT]] より5時間20分と何秒か早い時刻でした [SRC[>>286]]。

[333] [[マドラス時間]]は、 [TZ[+05:24]] でした [SRC[>>331]]。 

[394] [[マドラス時間]]は、[[郵便]]でも用いられました
[SRC[>>337 55ページ]]。

[170] [[カルカッタ時間]]は、 [TZ[+05:30:21]] でした [SRC[>>163, >>236]]。

[219] [[Wikipedia]] の Talk 欄には、[[カルカッタ時間]] [TZ[+05:30:21]]
は誤りではないかとの指摘があります [SRC[>>218]]。

[397] [[カルカッタ時間]]は、[[マドラス時間]]より32分49秒遅い時間でした。
[SRC[>>337 55ページ]]

[171] [[ボンベイ時間]]は、  (現[[印度標準時]]より39分遅い [SRC[>>224]])
[TZ[+04:51]] でした [SRC[>>163, >>220, >>226, >>236]]。

[334] [[ボンベイ時間]]は、 [TZ[+05:42]] でした [SRC[>>331]]。 

[339] [[ボンベイ時間]]は、 [TZ[+04:52]] でした [SRC[>>338]]。 

[398] [[ボンベイ時間]]は、[[マドラス時間]]より38分50秒早い時間でした。
[SRC[>>337 55ページ]]

[241] [[ボンベイ時間]]は1884年から公式に用いられるようになった [SRC[>>236]] ともいいます。

[214] 19世紀後半、[[英印]]の[[天文学]]や[[地質学]]では、主として[[カルカッタ時間]]が用いられました 
([[Wikipedia]] は[TIME[1897年6月12日][1897-06-12]][[地震]]の[[論文]]などを[[引用]]しています) [SRC[>>209]]。

;; [33] [TIME[1886年][year:1886]]、[[第三次英緬戦争]]の結果[[ビルマ王国]]は滅亡し、
[[英領インド]]に併合されました。

[150] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Dhaka]] は、
[TIME[1890年][year:1890]]を境に [TZ[+05:53:20]] としています [SRC[>>147]]。

[446] [[tzdata]] の引用する [[Milne]] は、[[スリランカ]]について、
[[Colombo]] [[平均時]] [TZ[+05:04:21.9]] が使われていたところ、
[TIME[1898年5月1日][1898-05-01]]から[[マドラス平均時]]を使うようになったとしています。
しかし [[tzdata]] は、[[Colombo]] の[[経度]] [TZ[+05:19:24]]
と違いすぎるため無視するとしています。 [SRC[>>407]]

[289] [TIME[1901年6月30日][1901-06-30]]の情報によると、
[[英領セイロン]]の [[Master Attendant's Office]] の [[semaphore time signal]]
([LAT[6.56.35N]] [LON[79.50.35E]]) は、
[[マドラス平均時]] 20:15 = [[地方時]] 20:13:23 = [[GMT]] 14:54:00.6 と、
[[マドラス平均時]] 04:15 に落下させられていました。 [SRC[>>28]]

-*-*-

[427] 19世紀初め頃から [[Bombay Castle]] には[[報時球]]があり、
[[Bombay]] 市内の [[Colaba]] [RUBYB[観象台監督官]@en[observatory director]]によって[[太陽時]]が[[報時]]されていました。
これがいわゆる[[ボンベイ時間]]であり、
[RUBYB[Colaba平均時]@en[Colaba mean time]]とも呼ばれました。
[SRC[>>337 75ページ]]

[423] [TIME[1896年][year:1896]]、
[RUBYB[気象部]@en[Meteorological Department]]から [[Bombay]] 
[RUBYB[港]@en[Horbour]]への助言に基づき[RUBYB[時刻通信監督官]@en[Director of Time Communication]]が設置され、
[[Colaba]] 観象台監督官 [[Nanabhoy Ardeshir Framji Moos]] が任命されました。
これは従前の[[報時球]]業務を公式化したもので、
[RUBYB[ボンベイ港湾組合][Bombay Port Trust]] (BPT) の監督下で、
[[Bombay Castle]] の[[報時球]]と[[港湾組合]]保有の
[[Victoria and Prince's Docks]] の[[報時球]]を監理するものでした。 [SRC[>>337 75ページ]]

[425] Harbour Clock は、毎日13時に電気的装置で自動的に落下させられる[[報時球]]に同期されていました。
[SRC[>>337 75ページ]]

[426] Bombay Castle には [[time gun]] があって、市内 ([[Fort and Native Town]])
に時刻を伝えていました。
[SRC[>>337 75ページ]]

[424] 後の[[印度標準時]]に関する議論における監督官 Moos の文書によると、
従来 [[Prince's Dock]] の[[報時球]]は [[Colaba平均時]]12時
([[GMT]] 7時51分15.7秒) に[[落下]]させていたところ、
[TIME[1900年6月12日][1900-06-12]]から [[GMT]] 3時0分0秒に変更されました。これは、
寄港船舶の時刻調整の便宜 ([[GMT]] との分以下の時差を解消する) ことを目的とするものでした。
Bombay Castle は引き続き [[Colba平均時]] 13時0分0秒とされました。
[SRC[>>337 75ページ]]

[428] この港湾報時球の時刻 [TZ[+05:00]] は、 [DFN[Port Signal Time]] と呼ばれています。
この時期、 [[Bombay]] では[[ボンベイ時間]] = [[Colaba平均時]]、[[Port Signal Time]]、
[[マドラス時間]] = [[印度平均時]]の3つの時刻が混在していました。
[SRC[>>337 75ページ]]

[REFS[
- [201] William Nicholson, ed. (1809). 
[CITE[Eclipses of the Satellites of Jupiter, observed by John Goldingham and under his Superintendence, at Madras, in the East Indies]].
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- [295] [CITE@en[Page 396 | Issue 24806, 27 January 1880 | London Gazette | The Gazette]] ([TIME[2016-09-15 19:05:00 +09:00]]) <https://www.thegazette.co.uk/London/issue/24806/page/396>
- [293] [CITE@en[Page 2250 | Issue 24827, 26 March 1880 | London Gazette | The Gazette]] ([TIME[2016-09-15 19:05:00 +09:00]]) <https://www.thegazette.co.uk/London/issue/24827/page/2250>
- [195] [CITE@EN-US[Oldham, R]] ([TIME[2004-12-31 15:22:09 +09:00]]) <http://cires1.colorado.edu/~bilham/Oldham1881account.htm>
-- [196] Oldham, R. D. 
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-- [197] Walker, J. T., 
[CITE@en[The earthquake of the 31 December 1881]], 
[CITE@en[General Report on the Operations of the Survey of India 1881-1882]], 53-55, 1883. 
(also Reprinted in [CITE@en[Proc. Asiatic Society of Bengal]], March 1883. P.60)

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
>>196
]FIGCAPTION]

> he obtained the times of commencement and cessation as 7:37:45 and 7:42:00 Calcutta Mean time, or 7:55:02 and 7:59:17 Port Blair mean time, respectively.

> At Madras a clock in the office of the Master Attendant, electronically controlled from the astronomical observatory, was stopped at 07:05:45 local time or 07:55:36 Port Blair mean time.
]FIG]

- [223] [CITE[The Project Gutenberg eBook of International Conference Held at Washington for the Purpose of Fixing a Prime Meridian and a Universal Day.]] ([TIME[2006-02-12 23:02:52 +09:00]]) <http://www.gutenberg.org/files/17759/17759-h/17759-h.htm>
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[CITE@en[Proceedings of the Asiatic Society of Bengal]]. 
Calcutta: Asiatic Society of Bengal: 49–55. April 1899.
<http://books.google.com/books?id=kIIbAQAAIAAJ&pg=PA51&dq=%22madras+time%22&hl=en&sa=X&ei=Z9O8UZeqEYaH0QGruYH4BA&ved=0CC0Q6AEwAA#v=onepage&q=%22madras%20time%22&f=false>
- [204] [CITE@en[On the Introduction of a Standard Time for India]]. 
[CITE@en[Proceedings of the Asiatic Society of Bengal]].
Calcutta: Asiatic Society of Bengal: 62–66. June 1899.
<http://books.google.com/books?id=kIIbAQAAIAAJ&pg=PA63&dq=%22Calcutta+time%22+%22madras+time%22&hl=en&sa=X&ei=Z9O8UZeqEYaH0QGruYH4BA&ved=0CC0Q6AEwAA#v=onepage&q=%22Calcutta%20time%22%20%22madras%20time%22&f=false>
- [28] [CITE@en[Page 5677 | Issue 27349, 27 August 1901 | London Gazette | The Gazette]]
([TIME[2016-07-28 02:11:00 +09:00]])
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- [332] [[時差の表]]
-- [331] [TIME[1898年][year:1898]] [CITE[万国新地図地理統計表]]
-- [338] [TIME[1906年][year:1906]] [CITE[地理科用描図法]]
- [430] [CITE@en[Rajabai Clock Tower - Wikipedia]] ([TIME[2016-10-14 12:52:17 +09:00]]) <https://en.wikipedia.org/wiki/Rajabai_Clock_Tower>
]REFS]

*** 英印標準時時代

[251] [TIME[1899年][year:1899]]、[[Kodaikanal Observatory]] が設置され、
[[Madoras Observatory]] から時間管理業務を引き継ぎました [SRC[>>236]]。

[267] [TIME[1899年][year:1899]]、 [[Royal Scottish Geographical Society]] と
[[Royal Geographical Society of London]] は[[英印]]で[[標準時]]を実施することを提案しましたが、
[RUBYB[[[総督]]]@en[Viceroy]]はこれを不要としました [SRC[>>261]]。

[268] [TIME[1902年][year:1902]]、 [[Royal Society]] の [[Observatories Committee]]
は[[英印]]で[[標準時]]を実施することを提案しました [SRC[>>261]]。

[40] [TIME[1904年][year:1904]]から[TIME[1905年][year:1905]]にかけて、
[[London]] の [[Royal Society]] は[[英印]]政府に対し、 [TZ[+05:00]] と [TZ[+06:00]]
の東西2つの[[印度標準時]]を採用するよう提案しました [SRC[>>337 38ページ]]。

-*-*-

[419] [TIME[1904年7月][1904-07]]、[RUBYB[気象報告官]@en[Meteorological Reporter]]が[[英印]]政府に
「note on a proposal for an Indian Standard Time」を提出し、
[[GMT]] に基づく科学的な[[標準時]]の採用を求めました。
これを期に新しい[[印度標準時]]の検討が始まりました。
[SRC[>>337 71ページ]]

;; [420] >>337 71ページには、次の出典が示されています。
[REFS[
MSA General Department Abstracts of Proceedings, 1905, Serial no. A-33, "Propsal for
the adoption of a Standard Time for general purposes all over India", pp.99-107.
]REFS]

[21] [TIME[1904年10月][1904-10]]の報告によると、 Madras より9分早く、 Culcatta 平均時と29分差がある印度標準時 [TZ[+05:30]] の採用が決まりつつありました [SRC[>>22]]。

[27] [TIME[1905年6月14日][1905-06-14]]、 Bombay は、新[[印度標準時]]を採用せず、 39分遅い[[地方時]]を継続することとしました [SRC[>>26]]。

[269] [[英印]]政府は、[TIME[1905年6月30日][1905-06-30]]深夜に[[標準時]] [TZ[+05:30]] 
を実施することとしました [SRC[>>261]]。

[24] [TIME[1905年6月30日と7月1日の間の真夜中][1905-06-30T24:00]]、
[[鉄道]]と[[電信]]における[[印度標準時]] [SRC[>>261, >>23]]
(と[[ビルマ標準時]]) が施行されました [SRC[>>23]]。
[[印度標準時]]は、 Madras 時間より9分早い時間 [SRC[>>23, >>261, >>283]]、
[[カルカッタ時間]]より24分遅い時間 [SRC[>>283]]
で [TZ[+05:30]] [SRC[>>14, >>61]] でした。

[284] [[Railway Board]] は、[TIME[1905年7月1日][1905-07-01]]から旧時刻
(通称[RUBYB[鉄道時]@en[Railway time]]・[RUBYB[マドラス時間]@en[Madras time]])
にかえて新[[標準時]]を採用しました [SRC[>>283]]。

[285] [[電信局]]も[TIME[1905年7月1日][1905-07-01]]から新[[標準時]]を採用しました
[SRC[>>283]]。

[381] [[豪州]]の新聞に掲載された Postmaster-General's Department の情報によると、
[TIME[1905年6月30日][1905-06-30]]から全[[鉄道]]と全[[電信局]]の[[印度標準時]]は 
[TZ[+05:30]] (旧[[マドラス時間]] + 9分)、同じく[[ビルマ]]では [TZ[+06:30]]
となっていました [SRC[>>389]]。

[52] [[気象観測]]など他の事業では、この新標準時はまだ採用されていませんでした [SRC[>>14]]。
それでも現在では[[印度標準時]]の制定年と捉えられているようです [SRC[>>163]]。

[159] [TZ[+05:30]] は、 [[Mirzapur]] の [[Shankargarh Fort]]
([LAT[北緯25.15度][25.15]][LON[東経82.58度][82.58]]) の[[経度]]によるもの [SRC[>>50]]
とされています。

[227] これまで[[英印]]には公式な[[標準時]]はありませんでした [SRC[>>226]]。

[116] [TZ[+05:30]] が採用されたのは、[[英国]]本国の時刻 [TZ[+00:00]] と十二時間の時計を上下反転させた関係にあるため
[SRC[>>10]] といわれます。

[270] [[英印]]政府は、国内各都市が新[[標準時]]を採用する場合これを支持し、
現地にある[[政府]]施設でも採用するとの方針でした [SRC[>>261]]。

[384] [[豪州]]の[TIME[1905年11月][1905-11]]の新聞記事によると、
[[英印]]政府は、[[印度]]と[[ビルマ]]の[[標準時]]導入を指令しました。
これは、鉄道 (小さな[[ローカル線]]を除く) と[[電信局]]に関するものでした。
[[印度]]はこれまでほとんどの鉄道で使われていた[[マドラス時間]] = [[鉄道時]]より9分早い
[TZ[+05:30]] で、[[ビルマ]]は[[ラングーン地方時]]より5分早い [TZ[+06:30]] でした。
これまで内陸部では鉄道時に従うのが便利とされる一方、
[[カルカッタ]]、[[ボンベイ]]、[[カラチ]]といった海洋都市では[[地方時]]を使っていました。
政府はそうした都市に新[[標準時]]を採用することを要求はしないものの、
採用する意思が示されれば支持・協力するという態度でした。  [SRC[>>388]]


[194] [[英語]]版 [[Wikipedia]] は、[[アンダマン諸島]]と[[ニコバル諸島]]の時刻
[[Port Blair mean time]] は[TIME[1906年1月1日][1906-01-01]]の[[印度標準時]]施行前まで用いられた
[SRC[>>192]] としています。

[287] [[英領セイロン]]は、かつて一時独自の時刻を用いていましたが、
その後[[マドラス時間]]を使うようになっていました。
[TIME[1905年7月1日][1905-07-01]]、[[英領セイロン]]の時刻も新[[標準時]] [TZ[+05:30]]
となりました。 [SRC[>>287]]

[128] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Karachi]] は、
[TIME[1907年][year:1907]]を境に [TZ[+05:30]] としています [SRC[>>125]]。

[439] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Colombo]] は、
[TIME[1906年][year:1906]]を境に [TZ[+05:30]] としています [SRC[>>407]]。
出典は [[Shanks and Pottenger]] のようです。

-*-*-

[422] [[Bombay]] (Presidency / City) の新[[標準時]]採用について、
鉄道、農村行政、郵政各局は賛意を示しましたが、
[[商工会議所]]、[RUBYB[港湾組合]@en[Port Trust]]、[RUBYB[市政理事]@en[Municipal Commissioner]]は
[[Bombay]] 市内での実施に反対を表明しました。
[SRC[>>337 74ページ]]


[271] [[Bombay]] の[[地方政府]]としては、[[鉄道]]と[[電信]]で新[[標準時]]を採用すること自体は難しくはなさそうであるものの、
市内で採用することは難しく、その場合[[マドラス時間]]と[[ボンベイ時間]]で30分の[[時差]]だったものが
38分50秒の[[時差]]となり、不便になることを危惧していました。
[TIME[6月][1905-06]]、[[Bombay]] の[[商工会議所]]は、[[ボンベイ時間]] [N[22]] / 新[[標準時]] [N[17]]
で[[標準時]]採用を拒否しました。
しかし[TIME[8月30日][1905-08-30]]、[[ボンベイ時間]] [N[16]] / 新[[標準時]] [N[51]]
で新[[標準時]]派が逆転しました。
[TIME[6月20日][1905-06-20]]に [[Bombay Presidency Trades Association]] が、
[TIME[9月][1905-09]]に[[Bombay Port Trust]] が新[[標準時]]への賛成を表明し、
更に [[Bombay Association of Fire Insurance Agents]],
[[Native Share Brokers' Association]],
[[Mill Owners' Association]] も賛同しました。
[TIME[10月][1905-10]]、 [[Municipal Corporation]] が賛成 [N[26]] / 反対 [N[21]]
で新[[標準時]]に賛成しました [SRC[[CITE@en[Bombay Gazette]] [TIME[1905年10月6日][1905-10-06]]]]。
[[Bombay Native Piece Goods Merchants' Association]],
[[Cotton Exchange]],
[[Grain Merchants' Association]]
は新[[標準時]]に反対しました。
反対者は、[[鉄道時間]]に市内の時刻を合わせることを好ましく思わなかったり、
単一の[[時間帯]]ではなく[[カルカッタ]]と[[ボンベイ]]の2つの[[時間帯]]に分けることを主張したりしていました。 [SRC[>>261]]

[434] [TIME[1905年7月1日][1905-07-01]]、[[Bombay City]] を除く [[Bombay Presidency]] のすべての政府機関で新[[標準時]]が採用されました
[SRC[>>337 83ページ]]。

[272] 十分な支持があるとみた[[ボンベイ]]の[[地方政府]]は、
新[[標準時]]を採用することとし、[[英印]]中央政府と協議して[TIME[1906年1月1日][1906-01-01]]からこれを実施することとしました。
[[ボンベイ]]市内にも徐々に新時刻が浸透していくものと期待していました。
港湾組合や銀行などは新時刻に合わせて営業時間を変更することを決めました。 [SRC[>>261]]

[431] 1905年、 [[Bombay]] の[[地方政府]]は、 [[University Clock Tower]]
が新[[標準時]]を採用するよう [[University Senate]] に望んでいました。
[[Bombay University]] [RUBYB[[[副学長]]]@en[vice-chancellor]]の [[Mackichen]]
[[博士]]は新[[標準時]]に強く賛意を示しており、 [[University Syndicate]]
も新[[標準時]]採用を推奨しました。 
[SRC[>>337 82ページ]]

[273] [[Victoria and Prince's Docks]] [[報時球]]は、
[[ボンベイ時間]]午前7時51分15.7秒から、
[[印度標準時]]8時30分に改められました。
[[Bombay Castle]] [[報時球]]は、
[[ボンベイ時間]]13時から、[[印度標準時]]14時に改められました。 [SRC[>>261 [CITE@en[Bombay Gazette]] [TIME[1905年12月22日][1905-12-22]]]]

[275] [[ボンベイ]]の中流階級の市民は、新[[標準時]]実施の直前に大規模な集会を実施し、
新[[標準時]]の実施は混乱を招くとして中止を求めました。各[[宗教]]の礼拝の時刻がわかりづらくなることなどが理由に挙げられていました。
[SRC[>>261]] その他にも商取引の市場への影響を危惧であったり、
[[植民地]]支配政策の1つとしての新時刻の強制への反発が強かったりしたようです
[SRC[>>337 90ページ]]。

[228] [TIME[1906年1月1日][1906-01-01]]、[DFN[[RUBYB[[[印度標準時]]]@en[Indian Standard Time]]]] [TZ[+05:30]]
が実施されました [SRC[>>226, >>236]]。[[英領セイロン]]にも適用されました [SRC[>>226, >>236]]。

[290] [[英印]]政府の通知によると、
[TIME[1906年1月1日][1906-01-01]]から、[[英印]]の[[標準時]] [TZ[+05:30]]
が実施され、 [[Bombay]] の[[報時球]]は次のようになりました [SRC[>>29]]。
[FIG(list)[
- [[Victoria and Princess Dock]] ([LAT[18.57.13N]] [LON[72.50.46E]]) - 
[[印度標準時]] 20:30:00 = [[GMT]] 15:00:00 = [[地方平時]] 19:51:23
(失敗時は1時間後に再度落下)
- [[Bombay Castle]] ([LAT[18.55.51N]] [LON[72.50.33E]]) -
[[印度標準時]] 14:00:00 = [[GMT]] 20:30:00 = [[地方平時]] 13:21:22.2
(失敗時は1時間後に再度落下)
]FIG]

[114] [TIME[1906年1月][1906-01]]、[[Bombay]] では[[印度標準時]]採用に対する激しい抗議活動がありました [SRC[>>113]]。

[274] [[ボンベイ]]の [[Parel]] 地区の [[Jacob Sassoon Mill]]
の[RUBYB[製粉所]@en[mill]]労働者は、[TIME[1月5日][1906-01-05]]、
[[標準時]]への切り替えに抗議し、[[ボンベイ時間]]に復帰するまで[[ストライキ]]に入りました。
[[ボンベイ]]の製粉所は[[ボンベイ時間]]に戻すことにしました。 [SRC[>>261 [CITE@en[Bombay Gazette]] [TIME[1906年1月6日][1906-01-06]]、[TIME[1906年1月15日][1906-01-15]]]]

[276] [[ボンベイ]]の[[地方政府]]当局はすぐに新時刻が普及すると考えていましたが、
実施後しばらくしての新聞の調査では、市内の 90% がなお旧時刻に基いていたといいます。
[SRC[>>261 [CITE@en[Bombay Gazette]] [TIME[1906年1月11日][1906-01-11]]]]

[277] [[ボンベイ]] [[Municipal Corporation]] は、
[TIME[1月22日][1906-01-22]]、賛成 [N[31]] / 反対 [N[30]] で新[[標準時]]の継続を決議しました。
[SRC[>>261 [CITE@en[Bombay Gazette]] [TIME[1906年1月23日][1906-01-23]]]]

[217] [TIME[1906年4月6日][1906-04-06]]の論文誌記事には、次のような報告があります [SRC[>>215]]。
[FIG(list)[
- [TIME[1906年1月1日][1906-01-01]]、 Bombay で新しい印度の標準時が実施された。
- この標準時は全印度の標準時である。
- 印度標準時は [TZ[+05:30]] である。
- 印度標準時は Madras time より9分早い。
- 印度標準時は Calcutta time より約24分遅い。
- 印度標準時は Bombay [[地方平時]] [LON[72.52E]] より約39分早い。
]FIG]

[279] その後再度[[ボンベイ]]市内で大規模な[[標準時]]反対集会が行われ、
[[地方政府]]当局に対して[[標準時]]中止を要求しました。 [SRC[>>261]]

[278] 結果、[TIME[4月][1906-04]]、 [[Municipal Corporation]] 
は[[ボンベイ時間]]に戻すべきであると表明し、
Municipal Clocks を[[ボンベイ時間]]とすることを賛成 [N[31]] / 反対 [N[22]]
で決議しました。 [SRC[[CITE@en[Bombay Gazette]] [TIME[1906年4月24日][1906-04-24]]]] 
[SRC[>>261]]
[[Municipal Corporation Hall]] の時計は[TIME[5月1日][1906-05-01]]から[[ボンベイ時間]]に戻されました
[SRC[>>337 102ページ]]。

[435] [[英印]]の中央政府はこれを受けて [[Bombay]] の[[地方政府]]に対応を照会していますが、
[[地方政府]]は商人が [[Municipal Corporation]] 決議により[[地方時]]に戻すとは考えにくいと回答しています。
[SRC[>>261]]

[222] [TIME[6月][1906-06]]、 [[Grain Merchants' Association]] は [[Bombay]]
の[[地方政府]]に対し、標準時問題の再検討を要請しました [SRC[>>261]]。

[280] [[Bombay]] [[地方政府]]は、[[欧州人]]の商人が[[標準時]]を使えばそれでよく、
[[印度人]]が使う時間はどうでもよいと考えていたようです。
結局、市内では2つの時間が共存し、 [DFN[BT]] や [DFN[ST]] のように表記されるようになりました。
公的な場面や[[欧州人]]は BT を使い、それ以外は ST を使いました。
[[ボンベイ]]中心部の [[Bori Bunder]] では、
[[Victoria Terminus]] 駅の[[時計]]は ST で、
対面の [[Municipal Corporation]] の Municipal Clocks は BT
でした [SRC[[CITE@en[Bombay Gazette] [TIME[1908年6月25日][1908-06-25]]]]。
[[印度語]]の[[新聞]]や、ほとんどの[[宗教]]は、 BT を使いました。
唯一[[イスラム教]]の [[Khoja]] 派だけは、 ST を使いました。
[SRC[>>261]] B.T. と S.T. が併記されることはほとんどありませんでした
[SRC[>>337 104ページ]]。

[221] [[Bombay]] ではその後も[[標準時]]反対の集会が続きました。
印度の独立を求める活動家 [[Tilak]] の逮捕・裁判もあり、
[TIME[1908年][year:1908]]の反対集会は[[欧州人]]と[[印度人]]の激しい対立構造をみせていました
[SRC[>>220, >>224, >>261 [CITE@en[Bombay Gazette]] [TIME[1908年6月29日][1908-06-29]]]]。

[436] [TIME[1908年][year:1908]]、 [[Bombay]] 政府の[RUBYB[会計官]@en[accountant general]]の
[[F.C. Harrison]] は、 [[Municipal Corporation Hall]] で新[[標準時]]を採用することを提案しました。
これに対して [[Municipal Corporation]] は、
改めて[[ボンベイ時間]]への復帰を政府に要求しました。
しかし問題の解決にはつながりませんでした。
[SRC[>>337 103ページ]]

-*-*-

[297] [TIME[1906年5月11日][1906-05-11]]の報告によると、
[[英領セイロン]]で[[印度標準時]] [TZ[+05:30]] が実施され、
[[Colombo]] の [[Harbour Master's Office]] の [[time signal]]
([LAT[6.56.34N]] [LON[79.50.34E]])
は[[標準時]] 4:15:00、20:15:00 = [[GMT]] 22:45:00、14:45:00
に変更されることと決まったようです [SRC[>>296]]。


[292] [TIME[1906年12月12日][1906-12-12]]の報告によると、
[[Madras]] の[[郵便局]]の [[semaphore time signal]] ([LAT[13.5.47N]] [LON[80.17.37E]]) は、
従来の[[地方平時]]基準ではなくなっており、
[[印度標準時]] [TZ[+05:30]] の 13:00:00 =
[[GMT]] 19:30:00 となっていました。 [SRC[>>291]]

[REFS[
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- [286] [CITE[The Straits Times, 6 June 1905, Page 7 - CEYLON STANDARD TIME]] ([TIME[2016-09-19 01:30:07 +09:00]]) <http://eresources.nlb.gov.sg/newspapers/Digitised/Article/straitstimes19050606-1.2.91.aspx>
- [283] [CITE[The Straits Times, 16 June 1905, Page 6 - INDIA'S NEW STANDARD TIME]] ([TIME[2016-09-19 01:19:59 +09:00]]) <http://eresources.nlb.gov.sg/newspapers/Digitised/Article/straitstimes19050616-1.2.54.aspx>
- [23] [CITE@en-GB[The China Mail, 1905-06-22 - MMIS]] ([TIME[2016-07-09 22:40:05 +09:00]]) <https://mmis.hkpl.gov.hk/coverpage/-/coverpage/view?p_r_p_-1078056564_c=QF757YsWv59DctgXZxe9o04vhIeAClRn&_coverpage_WAR_mmisportalportlet_hsf=standard+time>
- [26] [CITE@en-GB[The China Mail, 1905-06-28 - MMIS]] ([TIME[2016-07-09 22:53:20 +09:00]]) <https://mmis.hkpl.gov.hk/coverpage/-/coverpage/view?p_r_p_-1078056564_c=QF757YsWv59DctgXZxe9o35%2B5sV6EDwe&_coverpage_WAR_mmisportalportlet_hsf=standard+time>
- [389] 
-- [380] [CITE@en[03 Aug 1905 - Time in India. - Trove]] ([TIME[2016-09-21 17:34:44 +09:00]]) <http://trove.nla.gov.au/newspaper/article/174284281>
-- [382] [CITE@en[03 Aug 1905 - Time in India. - Trove]] ([TIME[2016-09-21 17:38:47 +09:00]]) <http://trove.nla.gov.au/newspaper/article/174284406>
-- [385] [CITE@en[03 Aug 1905 - STANDARD TIME IN INDIA. - Trove]] ([TIME[2016-09-21 17:51:07 +09:00]]) <http://trove.nla.gov.au/newspaper/article/19358456>
- [388] 
-- [386] [CITE@en[21 Nov 1905 - Standard Time for India. - Trove]] ([TIME[2016-09-21 17:51:23 +09:00]]) <http://trove.nla.gov.au/newspaper/article/132237842>
-- [383] [CITE@en[26 Jan 1906 - STANDARD TIME FOR INDIA. - Trove]] ([TIME[2016-09-21 17:41:10 +09:00]]) <http://trove.nla.gov.au/newspaper/article/112311270>
-- [387] [CITE@en[26 Jan 1906 - STANDARD TIME FOR INDIA. - Trove]] ([TIME[2016-09-21 17:51:37 +09:00]]) <http://trove.nla.gov.au/newspaper/article/144100140>
- [14] [CITE[印度新標準時採用]] (地学雑誌 Vol. 17 (1905) No. 9 P 683, [TIME[2016-05-02 19:32:05 +09:00]]) <https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography1889/17/9/17_9_683/_article/-char/ja/>
- [29] [CITE@en[Page 474 | Issue 27876, 19 January 1906 | London Gazette | The Gazette]]
([TIME[2016-07-28 02:11:00 +09:00]])
<https://www.thegazette.co.uk/London/issue/27876/page/474>
- [216] [CITE@en[Science, Notes and News]]. [CITE@en[Science.]] 
American Association for the Advancement of Science. '''23''' (588): 560. 6 April 1906.
-- [215] [CITE@en[Scientific Notes and News on JSTOR]] ([TIME[2016-09-14 21:30:49 +09:00]]) <http://www.jstor.org/stable/1631795?seq=3#page_scan_tab_contents>
- [296] [CITE@en[Page 4157 | Issue 27922, 15 June 1906 | London Gazette | The Gazette]] ([TIME[2016-09-15 19:05:00 +09:00]]) <https://www.thegazette.co.uk/London/issue/27922/page/4157>
- [291] [CITE@en[Page 403 | Issue 27987, 18 January 1907 | London Gazette | The Gazette]] ([TIME[2016-09-15 19:05:00 +09:00]]) <https://www.thegazette.co.uk/London/issue/27987/page/403>
]REFS]

-*-*-

;; [245] [TIME[1912年][year:1912]]、[[英印]]は[[カルカッタ]]から[[デリー]]に[[遷都]]しました。

[341] [TIME[1913年][year:1913]]の[[日本]]の雑誌は、
[[英領印度]]と[[錫蘭]]を[[マドラス子午線]] [TZ[+05:20:59.1]]、
[[葡領印度]]を[[適法時]] [TZ[+05:00]] としています [SRC[>>340]]。

;; [48] [TIME[1914年][year:1914]]、[[シムラ条約]]により[[英印]]と[[チベット]]の国境が定められました。
国境は従来よりも北 ([[チベット]]) 側に移動しました。
ただし[[中華民国]]はこれを承認しませんでした。

[344] [TIME[1919年][year:1919]]の[[日本]]の書籍では、[[カルカッタ]]、[[マドラス]]、[[ボンベイ]]をすべて
[TZ[+05:30]] とするものもあります [SRC[>>343]]。

[282] [TIME[1919年8月][1919-08]]の新聞報道によると、 [[Bengal]] [[商工会議所]]は、
[[Calcutta]] の時刻を24分進めて[[ビルマ標準時]] [TZ[+06:30]]
を採用するとの提案を検討していました [SRC[>>20]]。

[346] [TIME[1920年][year:1920]]の[[日本政府]]の資料は、[[錫蘭]]、[[印度]] ([[Calcutta]] 以外)
は [TZ[+05:30]]、[[葡領印度]] ([[Goa]]) は [TZ[+05:00]] としています [SRC[>>345]]。

[347] 同じく[TIME[1924年][year:1924]]版には、[[錫蘭]]と[[印度]] ([[Calcutta]] 以外) は [TZ[+05:30]]、
[[Calcutta]] は [TZ[+05:53:20.8]]、
[[葡領印度]] ([[Goa]]) は [TZ[+05:00]] とあります [SRC[>>348]]。



[229] [TIME[1925年][year:1925]]、 [[omnibus telephone system]] や [[train control circuit]]
を通じた[[報時]]システムが整備され、[[駅]]など正確な時刻が必要な組織で利用されるようになりました
[SRC[>>226, >>236]]。

[391] [TIME[1925年][year:1925]]の米国政府の情報によると、
[[ポルトガル領印度]] ([[ゴア]]) は [TZ[+05:00]]、
[[カルカッタ]]を除く[[印度]]と[[セイロン]]は [TZ[+05:30]]
とされています [SRC[>>390]]。

[349] [TIME[1927年][year:1927]]の[[日本政府]]の資料には、
[[Nicobar Is.]] [TZ[+06:30]]、
[[Andaman Is.]] [TZ[+06:10]]、
[[錫蘭]]、[[印度]] ([[Calcutta]] 以外)、[[Laccadive Is.]]、[[葡領印度]] [TZ[+05:30]]、
[[Calcutta]] [TZ[+05:53:20.8]] とあります [SRC[>>350]]。

[352] [TIME[1931年][year:1931]]の[[日本政府]]の資料には、
[[Nicobar Is.]]、[[Andaman Is.]] [TZ[+06:30]]、
[[Chittagong]] [TZ[+06:07:00]]、
[[錫蘭]]、[[印度]] ([[Calcutta]], [[Chittagong]] 以外)、[[Laccadive Is.]]、[[葡領印度]]
[TZ[+05:30]]、
[[Calcutta]] [TZ[+05:53:20.8]] とあります [SRC[>>351]]。

[354] [TIME[1932年][year:1932]]の[[日本]]の書籍には、
[[印度]] ([[カルカッタ]]、[[葡領印度]]以外)、[[セイロン島]]は [TZ[+05:30]]、
[[葡領印度]] ([[ゴア]]) は [TZ[+05:00]] とあります [SRC[>>353]]。

[356] [TIME[1934年][year:1934]]の[[日本]]の書籍には、
[[カルカタ]] [TZ[+05:53:21]]、
[[印度]]の大部分、[[セイロン島]] [TZ[+05:30]]、
[[ポルトガル領印度]] [TZ[+05:00]] とあります [SRC[>>355]]。

;; [34] [TIME[1937年][year:1937]]、[[英領ビルマ]]は[[英領印度]]から分離されました。

;; [433] [TIME[1937年][year:1937]]、[[英領アデン]]は[[英領印度]]から分離されました。

[358] [TIME[1941年][year:1941]]の[[日本政府]]の図では、
[[Nicobar Is.]]、[[Andaman Is.]] [TZ[+06:30]]、
[[錫蘭]]、[[印度]] ([[ネパール]]、[[ブータン]]を含む。)、
[[Laccadive Is.]]、[[葡領印度]] [TZ[+05:30]]、
[[Calcutta]] [TZ[+05:53:20.8]] で描かれています [SRC[>>357]]。
[[Chittagong]] も描かれていますが、 [TZ[+05:30]] の中にあって特に注記もありません。
[[仏領印度]]は描かれていません。

-*-*-

[312] [TIME[1941年10月1日][1941-10-01]]、[[ベンガル]]地域では[[カルカッタ時間]]にかえて
[TZ[+06:30]] が使われるようになりました [SRC[>>310]]。

[121] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Kolkata]], [CODE[Asia/Dhaka]] は、
[TIME[1941年10月][1941-10]]を境に [TZ[+06:30]] としています
(なぜか 「Burma Time」と注釈があります) [SRC[>>105, >>147]]。

-*-*-

[440] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Colombo]] は、
[TIME[1942年1月5日][1942-01-05]]を境に [TZ[+06:00]] としています [SRC[>>407]]。

-*-*-

;; [110] [TIME[1942年3月][1942-03]]に[[アンダマン諸島]]、
[TIME[6月][1942-06]]に[[ニコバル諸島]]に、[[日本軍]]が進攻しました。

[313] [TIME[1942年5月15日][1942-05-15]]、[[ベンガル]]地域では [TZ[+05:30]]
を使うようになりました [SRC[>>310]]。

[122] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Kolkata]], [CODE[Asia/Dhaka]] は、
[TIME[1942年5月15日][1942-05-15]]を境に [TZ[+05:30]] としています [SRC[>>105, >>147]]。

[231] [TIME[1942年9月1日][1942-09-01]]、[[印度標準時]] [TZ[+05:30]]
から [[War Time]] [TZ[+06:30]] に移行しました [SRC[>>226]]。

[314] [TIME[1942年9月1日][1942-09-01]]、[[ベンガル]]地域は
[TZ[+06:30]] に移行しました [SRC[>>310]]。

[123] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Kolkata]], [CODE[Asia/Karachi]], [CODE[Asia/Dhaka]] は、
[TIME[1942年9月][1942-09]]を境に [TZ[+06:30]] としています [SRC[>>105, >>125, >>147]]。

[441] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Colombo]] は、
[TIME[1942年9月][1942-09]]を境に [TZ[+06:30]] としています [SRC[>>407]]。


[305] [[英印]]政府の[TIME[1943年1月20日][1943-01-20]]政令第6号
[CITE@en[Indian Standard Time (Interpretation of References) Ordinance, 1943]]
[SRC[>>306]] は、[RUBYB[[[印度標準時]]]@en[Indian Standard Time]]が
[TZ[+05:30]] と定義されている場合であっても、
中央政府が他の[[時刻]]を[[印度標準時]]として実施している間は、
その時刻によるものと解されるべきである、と定めています。
[[印度]]で現在もこの[[法令]]が有効なのかどうかは不明ですが、
少なくても[[パキスタン]] [SRC[>>301]] と[[バングラデシュ]] [SRC[>>298]] では、
(国名に関する改正を経た上で) 現在も有効なようです ([TZ[+05:30]]
となっている箇所は改正されていません)。

;; [307] 当時[[英印]]で実施中の[[夏時刻]]との整合性のために制定されたのでしょうが、
後の[[パキスタン]]と[[バングラデシュ]]では新[[標準時]]のためにも用いられているのでしょうか。

[300] [TIME[2005年10月][2005-10]]出版の書籍には、
[TIME[1943年5月][1943-05]]に[[ボンベイ]]で生まれた子供の出生時刻について、
[[英印]]政府が1時間時刻を進めていたはずだが、記憶の中の病院の時計がどの時刻か明確ではない
[SRC[>>299]] という話があります [SRC[>>299]]。



;; [111] [TIME[1943年10月][1943-10]]、[[自由インド仮政府]]が設立されました。
[[日本軍]]が進攻していた[[アンダマン諸島]]、[[ニコバル諸島]]、[[コヒマ]]、[[インパール]]に政府職員を配置していました。

-*-*-

;; [112] [TIME[1945年9月][1945-09]]、[[英軍]]が[[アンダマン諸島]]・[[ニコバル諸島]]に進駐しました。

[232] [TIME[1945年10月14日][1945-10-14]]をもって、
[[War Time]] [TZ[+06:30]] から[[印度標準時]] [TZ[+05:30]] に移行しました [SRC[>>226]]。

[124] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Kolkata]] と [CODE[Asia/Karachi]] は、
[TIME[1945年10月15日][1945-10-15]]を境に [TZ[+05:30]] としています [SRC[>>105, >>125]]。

[442] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Colombo]] は、
[TIME[1945年10月16日2時0分][1945-10-16T02:00]]を境に [TZ[+05:30]] としています [SRC[>>407]]。

;; [234] [[Wikipedia]] の [[War Time]] の出典は [[timeanddate.com]] [SRC[>>233]]
とされています [SRC[>>226]]。 [[tzdata]] と同じ情報源と思われます。

[REFS[
- [342] [[時差の表]]
-- [340] [TIME[1913年][year:1913]] [CITE[地学雑誌]]
-- [343] [TIME[1919年][year:1919]] [CITE[日本工業要鑑]]
-- [345] 1920年-1922年 [CITE[東洋灯台表]]
-- [348] [TIME[1924年][year:1924]] [CITE[東洋灯台表]]
-- [390] [TIME[1925年][year:1925]] [CITE@en[Standard time throughout the world]]
-- [350] 1927年-1929年 [CITE[東洋灯台表]]
-- [351] [TIME[1931年][year:1931]] [CITE[東洋灯台表]]
-- [353] [TIME[1932年][year:1932]] [CITE[ラヂオ年鑑]]
-- [355] [TIME[1934年][year:1934]] [CITE[天文年鑑]]
-- [357] [TIME[1941年][year:1941]] [CITE[時刻帯図]]
-- [359] [TIME[1949年][year:1949]] [CITE@en[ROUND THE WORLD SERVICES]]
- [20] [CITE[Newspaper Article - Daylight Saving in Calcutta. - The Straits Times, 4 August 1919, Page 3]]
([TIME[2016-07-09 00:58:50 +09:00]])
<http://eresources.nlb.gov.sg/newspapers/Digitised/Article/straitstimes19190804-1.2.7.aspx>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[306] ([TIME[2012-05-25 20:19:54 +09:00]]) <http://lawmin.nic.in/ld/textord/1943-1948%20ordinances%20new.pdf#page=10>
]FIGCAPTION]

> ORDINANCE No. VI OF 1943.
>
[PREAMBLE[
An Ordinance to provide for the interpretation in
enactments in force in British India of references to Indian Standard Time.

(Published in the Gazette of India Extraordinary, dated 
the 20th January, 1943.)
]PREAMBLE]
>
WHEREAS an emergency has arisen which makes 
it necessary to provide for interpretation in
enactments in force in British India of references to Indian
Standard Time;
>
Now, THEREFORE, in exercise of the powers
conferred by section 72 of the Government of India Act,
as set out in the Ninth Schedule to the Government
of India Act, 1935, the Governor General is pleased to
make and promulgate the following Ordinance :-
> Short title and commencement.
>
1. (1) This Ordinance may be called the Indian
Standard Time (Interpretation of References) Ordinance,
1943.
> (2) It shall come into force at once.
> Interpretation of references to Indian Standard Time.
>
2. While any order of the Central Government
is in force fixing Indian Standard Time by reference
to Greenwich Mean Time as being in advance of Greenwich
Mean Time by an interval other than five and
one-half hours, any reference in any enactment in force
in British India to Indian Standard Time shall, notwithstanding
that such reference may define Indian 
Standard Time as being five and one-half hours in 
advance of Greenwich Mean Time, be interpreted as a
reference to Indian Standard Time as fixed for the
time being by the order of the Central Government.
>
LINLITHGOW,
Viceroy and Governor General.

]FIG]


- [299] [CITE[Anamika - Soorina Desai - Google ブックス]] ([TIME[2016-09-20 00:40:53 +09:00]]) <https://books.google.co.jp/books?id=xFquCgAAQBAJ&lpg=PT11&ots=nqWTHVN9DQ&dq=india%20standard%20time%20ordinance&hl=ja&pg=PT11#v=onepage&q=standard%20time&f=false>
]REFS]

*** 標準時の統一

;; [103] [TIME[1947年8月][1947-08]]、[[パキスタン]]、[[インド]]、[[ニザーム王国]]が独立しました。


[208] [[印度]]の独立後、[[標準時]]を[[マドラス時間]]にかえて [SRC[>>205]] [TZ[+05:30]] 
とすることが決められました [SRC[>>205, >>226]]。

[330] [TIME[1947年9月1日][1947-09-01]]、 [TZ[+05:30]] が[[印度標準時]]となりました 
[SRC[>>329]]。

;; [207] [RUBYB[[[中央観象台]]]@en[Central observatory]]は、[[マドラス]] ([[Chennai]])
から [[Shankargarh Fort]] [[Allahabad district]] に移転しました [SRC[>>50]]。

[230] 1940年代、旧来システム (>>229) にかわり[[電波]]による[[報時]]システムが[[政府]]により運用されるようになりました
[SRC[>>226]]。

[258] [[鉄道]]の時刻同期も、従来の16時の[[時報]]による調整から、
[[電波]][[報時]]による自動調整に移行していきました [SRC[>>236]]。

;; [362] [TIME[1947年10月][1947-10]]、印パ両国は[[カシミール]]で戦闘状態になりました
([[第一次印パ戦争]])。

;; [374] [TIME[1948年2月4日][1948-02-04]]、[[英領セイロン]]は[[セイロン自治国]]として事実上独立しました。

;; [36] [TIME[1948年9月13日][1948-09-13]]、[[インド]]は[[ニザーム王国]]に進攻し、これを併合しました。

[162] [TIME[1948年][year:1948]]、[[カルカッタ時間]]が廃され、
[TZ[+05:30]] に移行しました [SRC[>>50, >>209, >>226]]。
これまで (全国の標準時と異なる) [[カルカッタ時間]]が公式に用いられていました [SRC[>>236]]。

;; [363] [TIME[1948年12月31日][1948-12-31]]、[[第一次印パ戦争]]は停戦し、
[[カシミール]]は印パ両国の支配地域に分割されました。

[360] [TIME[1949年][year:1949]]の航空時刻表には、
KARACHI、DELHI、CALCUTTA とも [TZ[+05:30]] とあります [SRC[>>359]]。

;; [35] [TIME[1950年][year:1950]][[印シッキム条約]]により、[[シッキム]]は[[英国]]にかわって[[印度]]の[[保護領]]となりました。

[115] [TIME[1950年][year:1950]]、[[印度]]全国で標準時が用いられるようになりました [SRC[>>113]]。

[322] [TIME[1951年10月1日][1951-10-01]]、[[パキスタン]]は [TZ[+05:30]] から [TZ[+05:00]]
に移行しました [SRC[>>323]]。 切り替え時刻は[[深夜]]とされています [SRC[>>324]]。

[315] [TIME[1951年][year:1951]]、[[バングラデシュ]]は [TZ[+06:30]] から [TZ[+06:00]] 
に移行しました [SRC[>>310]]。

[131] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Karachi]] は、
[TIME[1951年9月30日][1951-09-30]]を境に [TZ[+05:00]] としています [SRC[>>125]]。

[327] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Dhaka]] は、
[TIME[1951年9月30日][1951-09-30]]を境に [TZ[+06:00]] としています [SRC[>>147]]。

[326] これは[[数学者]]の [[Mahmood Anwar]] [[教授]]の提案による変更で、
[TIME[9月15日][1951-09-15]]の出来事 (発表?) だといいます [SRC[>>325]]。

;; [366] [TIME[1955年][year:1955]]に東西パキスタンが [TZ[+05:30]] から [TZ[+05:00]] に移行した
[SRC[>>337 39ページ]] とするものもありますが、根拠は不明です。


-*-*-

[179] [[印度]]の [CITE@EN-US[Plantations Labour Act, 1951]]
には、次のような規定があります [SRC[>>178]]。
[FIG(list)[
- 本法における[[時刻]]は、[RUBYB[[[印度標準時]]]@en[Indian Standard Time]]
[TZ[+05:30]] による。
- ただし[[印度標準時]]を用いていない地域では、[[州政府]]が定めた[[地方平時]]によることができる。
]FIG]

;; [180] 本法は[[中央政府]]が[[官報告示]]で定めた日に施行、
1953年、1960年、1961年、1981年、1986年に改正されていますが、
当該条項の変更の有無は不明。

[303] [[印度]]の[TIME[1948年9月23日][1948-09-23]]法律第63号 [CITE@en[The Factories Act, 1948]] 
[SRC[>>302]]
(1988年まで何度か改正あり、何の注記もないので当該条項は初期から変化していないものと思われます)、
[TIME[1952年3月15日][1952-03-15]]法律第35号 [CITE@en[The Mines Act, 1952]]
[SRC[>>328, >>304 (1984年まで何度か改正あり)]] にも同様の条項があります。

-*-*-

[257] 1952年-1954年頃、[[印度]]の鉄道は、
従来の[RUBYB[地域]@en[regional]]毎に基準時計を置くシステムから[RUBYB[部門]@en[divisional]]毎に基準時計を置くシステムへと移行していきました [SRC[>>236]]。


[254] 当初[[印度]]の[[標準時]]は [[Benaras]] ([[Varanasi]]) の[[時計]]で管理されていました
[SRC[>>236]]。

[255] [TIME[1953年][year:1953]]、 [[Sarnath]] に[[観象台]]が設置され、
[[印度]]の新たな[[標準時]]の[[時計]]が置かれました [SRC[>>236]]。


;; [109] [TIME[1954年7月][1954-07]]、[[ポルトガル領インド]]のうち[[ダドラ]]と[[ナガルハベリー]]に[[印度]]人の[[民兵]]が進攻、
事実上の[[印度]]領となりました。

;; [37] [TIME[1954年11月1日][1954-11-01]]、[[仏領インド]]の[[行政権]]が[[印度]]に移譲されました。

[106] [[ボンベイ]]は、[TIME[1955年][year:1955]]まで[[地方時]] [TZ[+04:51]] を使っていました
[SRC[>>9, >>163]] が、 [TZ[+05:30]] に移行しました [SRC[>>50, >>224, >>226]]。

[252] もっとも、[[ボンベイ時間]]は非公式なものだった [SRC[>>236]] ともいいます。

[253] [[ボンベイ]]付近の鉄道でも、この時まで[[ボンベイ時間]]が使われることがありました
[SRC[>>236]]。

[336] [TIME[1956年4月3日][1956-04-03]]付けの[[日記]]には、
「It was ten thirty Bombay time [seven-thirty local time] when we landed in Damascus.」
とあります [SRC[>>335]]。この時既に[[印度標準時]] [TZ[+05:30]] だったはずの[[ボンベイ時間]]と、
[[地方時]] ([[ダマスカス時間]]だとすると [TZ[+03:00]]) で[[時差]]が
3時間ということになります。旧時刻だとしても[[時差]]は2時間のはずですから、辻褄が合いません。

;; [361] [TIME[1959年9月][1959-09]]、[[中華人民共和国]]は[[印度]]へ進攻を試みました。

;; [38] [TIME[1961年12月][1961-12]]、[[インド]]は[[ポルトガル領インド]]に進攻し、これを併合しました。

;; [108] 1962年8月16日、[[仏領印度]]が正式に[[印度]]に編入されました。

[REFS[
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[178] [CITE@EN-US[Plantations Labour Act, 1951]] ([TIME[2016-09-13 22:19:36 +09:00]]) <https://web.archive.org/web/20091001134002/http://nrcw.nic.in/shared/sublinkimages/19.htm>
]FIGCAPTION]

>
3.Reference to time of day. -In this Act, references to time of day are references to     Indian Standard Time being five and a half
Hours ahead of Greenwich Mean Time: --
>
Provided that for any area in which the Indian Standard Time is not ordinarily observed, the State Government may make rules-
>
- (a)Specifying the area
- (b)Defining the local mean time ordinarily, observed therein;  and
- (c)Permitting such time to be observed in all or any of the plantations situated in that area.
]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[298] [CITE[Standard Time (Interpretation of References) Ordinance, 1943 (Ordinance No. VI of 1943).]] ([TIME[2016-09-20 00:24:24 +09:00]]) <http://bdlaws.minlaw.gov.bd/print_sections_all.php?id=204>
]FIGCAPTION]

> THE STANDARD TIME (INTERPRETATION OF REFERENCES) ORDINANCE, 1943 
(ORDINANCE NO. VI OF 1943).
[20th January, 1943]
> An Ordinance to provide for the interpretation in enactments in force in Bangladesh of references to Standard Time. [SUP[1]]
>    WHEREAS an emergency has arisen which makes it necessary to provide for the interpretation in enactments in force in Bangladesh of references to Standard Time; 
>
NOW, THEREFORE, in exercise of the powers conferred by section 72 of the Government of India Act, as set out in the Ninth Schedule to the Government of India Act, 1935, the Governor-General is pleased to make and promulgate the following Ordinance:-
> 	Short title and commencement	 	
>
1.
- (1) This Ordinance may be called the Standard Time (Interpretation of References) Ordinance, 1943.
- (2) It shall come into force at once.
>	Interpretation of references to Standard Time	 	
>
2. While any order of the Government is in force fixing Standard Time by reference to Greenwich Mean Time as being in advance of Greenwich Mean Time by an interval other than five and one half hours, any reference in any enactment in force in Bangladesh to Standard Time shall, notwithstanding that such reference may define Standard Time as being five and one half hours in advance of Greenwich Mean Time, be interpreted as a reference to Standard Time as fixed for the time being by the order of the Government.
>
[SUP[1]] Throughout this Ordinance, the words “Bangladesh” and “Government” were substituted for the words “Pakistan” and “Central Government” respectively by section 3 and the Second Schedule of the Bangladesh Laws (Revision And Declaration) Act, 1973 (Act No. VIII of 1973)
 
]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[301] [CITE@en[Standard Time (Interpretation of References) Ordinance, 1943]] ([TIME[2016-09-20 00:48:27 +09:00]]) <http://pakistancode.gov.pk/english/UY2FqaJw1-apaUY2Fqa-cJmV-sg-jjjjjjjjjjjjj>
]FIGCAPTION]

> THE STANDARD TIME (INTERPRETATION OF REFERENCE) ORDINANCE, 1943.
[SUP[1]] ORDINANCE No. VI OF 1943.
> [20]
> An Ordinance to provide for the interpretation in enactments in force in [SUP[2]] [Pakistan] of references to [SUP[3]] * Standard Time.
> WHEREAS an emergency has arisen which makes it necessary to provide for the interpretation in enactments in force in [SUP[2]] [Pakistan] of references to [SUP[3]] * Standard Time;
> Now, THEREFORE, in exercise of the powers conferred by section 72 of Government of India Act, as set out in the Ninth Schedule to the Government of India Act, 1935 (26 Geo. 5,c.2.), the Governor General is pleased to make and promulgate the following Ordinance:__
> 1. Short title and commencement.__(1) This Ordinance may be called the [SUP[3]] * Standard Time (Interpretation of References) Ordinance, 1943.
> (2) It shall come into force at once.
> 2. Interpretation of references to Standard Time. While any order of the [SUP[4]] [Federal Government] is in force fixing [SUP[3]] * Standard Time by reference to Greenwich Mean Time as being in advance of Greenwich Mean Time by an interval other than five and one-half hours, any reference in any enactment in force in [SUP[2]] [Pakistan] to [SUP[3]] * Standard Time shall, notwithstanding that such reference may define [SUP[3]] * Standard Time as being five and one-half hours in advance of Greenwich Mean Time, be interpreted as reference to [SUP[3]] * Standard Time as fixed for the time being by the order of the [SUP[4]] [Federal Government].
>
[SUP[1]] The Ordinance has been applied to__
- (i) Baluchistan, see Notification No. 18-W., dated the 8th February,1943, Gazette of India, 1943, Pt.I.p.192;
- (ii) Such of the Baluch tribal areas beyond the western border of the Dera Ghazi Khan District of the Punjab as are not included in the Baluchistan tribal areas, in so far as the same may be applicable and subject to any amendment to which it is for the time being subject in the Province, etc., see Notification No.27-W., dated the 3rd March, 1943, Gazette of India, 1943, Pt.I, p.266. 
> It has been extended to the Leased Areas of Baluchistan by the Leased Areas (Laws) Order, 1950 (G.G.O., 3 of 1950). 
> This Ordinance has been extended to the whole of Pakistan with effect from the 14th October, 1955, by the Central Laws (Statute Reform) Ordinance, 1960 (21 of 1960),s.3 and 2nd Sch. 
> [SUP[2]] Subs. by the Central Laws (Statute Reform) Ordinance,. 1960 (21 of 1960),s.3 and 2nd Sch. (with effect from the 14th October, 1955),for “the Provinces and the Capital of the Federation” which had been subs. by A.O.1949, for “British India”. 
> [SUP[3]] The word “Indian” rep. by the Federal Laws (Revision and Declaration) Act, 1951 (26 of 1951),s.3 and 2nd Sch. 
> [SUP[4]] Subs. by F.A.O., 1975, Art.2 and Table, for “Central Government”.

]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[302] [CITE[THE FACTORIES ACT, 1948 ACT NO. 63 OF 1948 1* [23rd September, 1948.] ]] ([TIME[2016-02-19 18:22:36 +09:00]]) <http://dgms.gov.in/writereaddata/UploadFile/Factories%20Act,%201948.pdf#page=5>
(1988年改正)
]FIGCAPTION]

> 3. References to time of day.
> 3. References to time of day. In this Act references to time of
day are references to Indian Standard Time, being five and a half
hours ahead of Greenwich Mean Time:
> Provided that for any area in which Indian Standard Time is not
ordinarily observed the State Government may make rules-
> (a) specifying the area,
> (b) defining the local mean time ordinarily observed
therein, and
> (c) permitting such time to be observed in all or any of
the factories situated in the area. 

]FIG]

- [328] [CITE[ [LWh March, 1952] k 1, An Act to amend and consolidate the law relating to the p fa regulation of labour and safety in mines.]] ([TIME[2012-03-14 17:06:39 +09:00]]) <http://lawmin.nic.in/legislative/textofcentralacts/1952.pdf#page=146>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[304] [CITE[THE MINES ACT, 1952 ACT NO. 35 OF 1952 1* [15th March, 1952.] ]] ([TIME[2016-09-20 14:57:34 +09:00]]) <http://indiacode.nic.in/fullact1.asp?tfnm=195235>
]FIGCAPTION]

>   4. References to time of day. In this Act, references to time  of
day  are  references to Indian standard time, being five  and  a  half
hours ahead of Greenwich mean time:
>      Provided that, for any area in which Indian standard time is  not
ordinarily observed, the Central Government may make rules--
>               (a)   specifying the area ;
>               (b)   defining  the local mean time ordinarily  observed
therein; and
>               (c)   permitting such time to be observed in all or  any
of the mines situated in the area.
]FIG]

- [335] ([TIME[2015-12-19 01:06:30 +09:00]]) <http://awmp.athabascau.ca/documents/akamra_diary.pdf#page=138>
- [329] [CITE@en[After 66 years of IST, Assam decides to go back to ‘chaibagaan time’ | india | Hindustan Times]] ([TIME[2016-09-20 17:24:54 +09:00]]) <http://www.hindustantimes.com/india/after-66-years-of-ist-assam-decides-to-go-back-to-chaibagaan-time/story-Up3ve8hcnhHmHERJ0MY6aL.html>
]REFS]

*** その後

;; [39] [TIME[1962年11月][1962-11]]、[[中華人民共和国]]は[[印度]]に進攻しました
([[中印国境紛争]])。これにより、
[[アクサイチン]]や[[印度]][[保護領]][[シッキム王国]]の一部は[[中華人民共和国]]の支配下となりました。
[[東北辺境地区]] (後の[[アルナーチャル・プラデーシュ州]]) は、[[印度]]の支配下となりました。

[165] [TIME[1962年][year:1962]]、[[印度]]で[[夏時刻]]が実施されました [SRC[>>163, >>226]]。

;; [168] [TIME[1965年8月][1965年8月]]、[[パキスタン]]は[[印度]]に進攻しました
([[第二次印パ戦争]])。

[166] [TIME[1965年][year:1965]]、[[印度]]で[[夏時刻]]が実施されました [SRC[>>163, >>226]]。

;; [364] [TIME[1966年2月25日][1966-02-25]]までに、印パ両国は開戦前の支配地域まで後退しました。

;; [365] [TIME[1971年3月26日][1971-03-26]]、[[バングラデシュ]] ([[東パキスタン]])
が独立を宣言し、[[パキスタン]] ([[西パキスタン]]) と戦争状態になりました
([[バングラデシュ独立戦争]])。

;; [169] [TIME[1971年12月][1971-12]]、[[バングラデシュ]]の独立戦争に[[印度]]が介入しました
([[第三次印パ戦争]])。[TIME[12月16日][1971-12-16]]、
[[パキスタン]]は[[バングラデシュ]]から撤退しました。

[167] [TIME[1971年][year:1971]]、[[印度]]で[[夏時刻]]が実施されました [SRC[>>163, >>226]]。

;; [367] 1971年の[[バングラデシュ]]独立後、 [TZ[+05:00]] から [TZ[+06:00]]
に移行した [SRC[>>337 39ページ]] とするものもありますが、根拠は不明です。

;; [375] [TIME[1972年5月22日][1972-05-22]]、[[セイロン自治国]]は[[スリランカ共和国]]となりました。

[421] [TIME[1968年][year:1968]]の[[米国政府]]の[[地図]]に基づくという
[TIME[1972年][year:1972]]に[[日本]]で発行された[[地図]]では、
[[印度]]、[[ネパール]]、[[ブータン]]、[[シッキム]]は [TZ[+03:30]]、
[[西パキスタン]]は [TZ[+03:00]]、[[バングラデシュ]]は [TZ[+04:00]]
で塗られています [SRC[>>549]]。



;; [104] [TIME[1975年][year:1975]]、[[印度]]は[[シッキム]]に進攻、
[[シッキム王国]]は滅亡して[[印度]]に併合されました。


[173] 1980年代、[[印度]]では[[時間帯]]を2つか3つに分けるべきとの提案がありました
[SRC[>>160, >>50, >>174]]。

;; [376] [TIME[1983年][year:1983]]、[[スリランカ]]は内戦状態となりました。

;; [377] [TIME[1987年][year:1987]]、[[LTTE]] が[[スリランカ]]から独立を宣言しました。

[451] [TIME[1996年][year:1996]]、[[スリランカ]]政府は[[標準時]]を変更しました。
[[LTTE]] はこれに従わなかったため、両者の支配地域はこの後約10年にわたり異なる時刻を用いる状態となりました。

[443] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Colombo]] は、
[TIME[1996年5月25日0時0分][1996-05-25T00:00]]を境に [TZ[+06:30]] としています [SRC[>>407]]。
[TIME[24日][1996-05-24]]付現地[[Webサイト]]記事 [SRC[>>447]]に金曜日深夜 ([[GMT]] 18:30) 
に国家[[標準時]]が1時間進められるとあるのを根拠としています [SRC[>>407]]。

[444] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Colombo]] は、
[TIME[1996年10月26日0時30分][1996-10-26T00:30]]を境に [TZ[+06:00]] としています [SRC[>>407]]。
[[スリランカ]]の[RUBYB[媒体大臣]@en[Media Minister]]発表を引いた[[ネットニュース]]記事に
[TIME[1996年10月26日午前12時30分][1996-10-26T00:30]]から [TZ[+06:00]] となる、
とある [SRC[>>448]] のを出典としています [SRC[>>407]]。

[450] [[LTTE]] は、[[スリランカ]]政府の[[標準時]]変更を無視し、[[印度]]と同じ従来の[[標準時]]
[TZ[+05:30]] を引き続き用いました。 [SRC[>>1, >>2, >>407]]

-*-*-

[175] [TIME[2001年][year:2001]]、[[印度]]政府は[[時間帯]]を分けるべきか検討する委員会を設置しました [SRC[>>174]]。

[142] [TIME[2002年][year:2002]]、4月7日から10月6日までの間
[SRC[>>125, >>308]]、[[パキスタン]]で[[夏時刻]]が実施されました。

[132] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Karachi]] は、
[TIME[2002年4月7日0時][2002-04-07T00:00]]に1時間進めて[[夏時間]] [TZ[+06:00]] としています [SRC[>>125]]。

[133] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Karachi]] は、
[TIME[2002年10月6日0時][2002-10-06T00:00]]に1時間省いて[[標準時]] [TZ[+05:00]] としています
[SRC[>>125]]。

[139] 2002年の両切り替えの時刻は、[TIME[0時1分][00:01]]とも言われていたようですが、
[[日]]を明確にするためであって、実際には[TIME[0時0分][00:00]]とも考えられたようです。
[SRC[>>125]]
英語版 [[Wikipedia]] も[TIME[0時0分][00:00]]としています [SRC[>>308]]。

[140] また、[[パキスタン政府]]の[TIME[2001年12月6日][2001-12-06]]発表では、開始を毎年の
「4月の最初の土日の間の深夜」から「10月15日」までとすることとされていました
[SRC[>>125]]。 (2002年の開始は4月7日に当たりますが、終了は1週間ずれています。)

[141] [[tzdata]] は[TIME[2002年10月6日][2002-10-06]]付けの [[Webサイト]]の記事から、
実際の終了は5日と6日の間だった、としています [SRC[>>125]]。

[143] [TIME[2003年3月6日][2003-03-06]]、[[パキスタン政府]]は、
[[夏時刻]]を実施しないと発表しました。

[177] [TIME[2004年7月22日][2004-07-22]]、[[印度]]政府の委員会 (>>175) は、
[[時間帯]]を分割するべきではないと[[答申]]しました [SRC[>>176]]。

-*-*-

[445] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Colombo]] は、
[TIME[2006年4月15日0時30分][2006-04-15T00:30]]を境に [TZ[+05:30]] としています [SRC[>>407]]。
[[Webサイト]]記事 [SRC[>>449]] を出典に、
4月15日0時30分が14日24時0分となるとしています [SRC[>>407]]。




-*-*-

[161] [TIME[2007年][year:2007]]の [[Webサイト]]記事によると、[[印度]]では当時、
東部で [TZ[+06:00]] を採用するべきだという意見が出ていました [SRC[>>160]]。

[319] [TIME[2007年][year:2007]]、[[バングラデシュ]]で[[夏時刻]]の実施が検討されましたが、
実現しませんでした [SRC[>>317]]。

-*-*-

[145] [TIME[2008年][year:2008]]、6月1日から10月31日まで
[SRC[>>125, >>308]]、[[パキスタン]]で[[夏時刻]]が実施されました。

[134] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Karachi]] は、
[TIME[2008年6月1日0時][2008-06-01T00:00]]に1時間進めて[[夏時間]] [TZ[+06:00]] としています [SRC[>>125]]。

[135] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Karachi]] は、
[TIME[2008年11月1日0時][2008-11-01T00:00]]に1時間省いて[[標準時]] [TZ[+05:00]] としています
[SRC[>>125]]。

[144] [TIME[2008年5月][2008-05]]、[[パキスタン政府]]は
[TIME[6月1日][2008-06-01]]から3ヶ月間[[夏時刻]]を実施すると発表しました
[SRC[>>125]]。

[138] 当初は[TIME[2008年9月1日][2008-09-01]]に[[標準時]] [TZ[+05:00]]
に復帰する予定でした [SRC[>>6]] が、[TIME[8月28日][2008-08-28]]に[[パキスタン政府]]は
2ヶ月延長して[TIME[10月31日][2008-10-31]]まで[[夏時刻]]とすることを発表しました [SRC[>>125]]。

-*-*-

;; [378] [TIME[2009年5月][2009-05]]、 [[LTTE]] は滅亡し、[[スリランカ共和国]]が全島を統一しました。

-*-*-

[146] [TIME[2009年][year:2009]]、[[パキスタン]]
(4月15日から10月31日 [SRC[>>125, >>308]]) と[[バングラデシュ]]で[[夏時刻]]が実施されました。

[136] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Karachi]] は、
[TIME[2009年4月15日0時][2009-04-15T00:00]]に1時間進めて[[夏時間]] [TZ[+06:00]] としています [SRC[>>125]]。

[137] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Karachi]] は、
[TIME[2009年11月1日0時][2009-11-01T00:00]]に1時間省いて[[標準時]] [TZ[+05:00]] としています
[SRC[>>125]]。

[130] [TIME[2009年4月8日][2009-04-08]]、[[パキスタン政府]]は
[TIME[15日][2009-04-15]]から[[夏時刻]]を実施することを決定しました
[SRC[>>125]]。9月末、[[パキスタン政府]]は[TIME[10月1日][2009-10-01]]から[[標準時]]に復帰することとしましたが、
その後[TIME[11月1日][2009-11-01]]から復帰することに変更しました [SRC[>>125]]。
更に、今後[TIME[4月15日][--04-15]]から[[夏時刻]]とし、
[TIME[11月1日][--11-01]]から[[冬時刻]]とすることと定めました [SRC[>>125]]。


[155] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Dhaka]] は、
[TIME[2009年6月19日23時0分][2009-06-19T23:00]]に1時間進めて[[夏時刻]] [TZ[+07:00]] としています [SRC[>>147]]。

[156] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Dhaka]] は、
[TIME[2009年12月31日24時0分][2010-01-01T00:00]]に1時間省いて[[標準時]] [TZ[+06:00]] としています [SRC[>>147]]。

[151] [TIME[2009年5月][2009-05]]の情報によると、[[バングラデシュ政府]]は
[TIME[2009年6月16日][2009-06-16]]から[TIME[9月30日][2009-09-30]]まで[[夏時刻]]を実施し、
翌年以降も実施するなら[TIME[4月1日][--04-01]]に開始することとしたといいます [SRC[>>147]]。
[TIME[6月][2009-06]]の情報によると、
[TIME[6月19日][2009-06-19]]と[TIME[20日][2009-06-20]]の間の深夜 (23時) に開始し、
終了日は未定と決定したようです [SRC[>>147]]。
[TIME[12月][2009-12]]末、ようやく[[バングラデシュ政府]]は
[TIME[12月31日][2009-12-31]]をもって[[標準時]]に復帰し、
[TIME[翌年4月1日][2010-04-01]]にまた[[夏時刻]]を開始すると決めました [SRC[>>147]]。

[318] [[バングラデシュ]]の[[夏時刻]]への移行時刻について、
19日と20日の間の0時と説明されていました (例えば[[バングラデシュ]]政府の英語記事には
「at midnight on June 19」とあります)。これを旧時刻0時に1時間進めて20日1時とすると解釈するものもありました。
しかし[[官報]]や [[timeanddate.com]] が[[バングラデシュ]]首相府に問い合わせたところによると、
19日23時に1時間進めて新時刻0時とするのが正しいようです。 [SRC[>>317]]

[152] [TIME[2010年3月22日][2010-03-22]]の情報によると、[[バングラデシュ政府]]は[[夏時刻]]を実施しないこととしました [SRC[>>147]]。

[129] [TIME[2010年3月25日][2010-03-25]]、
[[パキスタン政府]]は[TIME[4月1日0時][2010-04-01T00:00]]から
[TIME[10月31日][2010-10-31]]まで[[夏時刻]] [TZ[+06:00]]
を実施すると発表しました [SRC[>>125, >>5]]。しかし直後から反対意見があり
[SRC[>>125]]、[TIME[28日][2010-03-28]]、
[[パキスタン政府]]はこれを中止すると発表しました [SRC[>>4]]。

-*-*-

[182] [[Assam]] ([[印度]]北東部) の農園では、
[TZ[+06:30]] が使われており、 [DFN[bagantime]] や [DFN[Tea Garden Time]] 
と呼ばれているようです [SRC[>>181, >>379]]。
これは[[英印]]時代から続く慣習だといいます [SRC[>>190, >>379]]。
[TIME[2014年][year:2014]]には現地政府の [[Tarun Gogoi]] も言及しています 
(>>184) [SRC[>>186]]。



[184] [TIME[2014年1月1日][2014-01-01]]、[[印度]]の [[Assam]] Chief Minister の
[[Tarun Gogoi]] は、 [[Assam]] その他[[北東部]]の時刻を60分-90分程度進めるべきだと発言しました
[SRC[>>183, >>186]]。

[235] しかし[[中央政府]]はこれを承認していません [SRC[>>226]]。

[185] [[Jahnu Barua]] は、2014年時点で25年間、北東部で独自の時刻を用いるべきだと主張しています。
[TIME[2010年][year:2010]]には [ABBR[DoNER][Development of Northeastern Region]] に北東部の[[時間帯]]の分割を提案しています。
[SRC[>>183]]



;; [406] [TIME[2016年][year:2016]]、[[中華人民共和国]]は[[インド]]の[[アルナーチャル・プラデーシュ州]]に二度にわたり進攻しましたが、短期間で撤退しています。

-*-*-

[187] 現在、[[印度]]の[[標準時]]は[[ニューデリー]]にある [[National Physical Laboratory]]
の [[Time and Frequency Standards Laboratory]] が[[原子時計]]で管理しており、
各機関に[[報時]]しています [SRC[>>50, >>236]]。

[321] [[バングラデシュ]]の[[標準時]]は
[[Bangladesh Standards and Testing Institutions]] ([[BSTI]]) が管理し、
[[Bangladesh Computer Council]] ([[BCC]]) が配布しています [SRC[>>320]]。


[REFS[
- [549] [TIME[1972年][year:1972]] [CITE[世界大百科事典]] [[時差の表]]
- [447] [CITE[Sri Lanka advances clock by an hour to avoid blackout]],
[TIME[1996-05-24]] <http://www.virtual-pc.com/lankaweb/news/items/240596-2.html>
- [448] [CITE[Shamindra in Daily News - Hot News Section]], [TIME[1996-10-26]]
<news:54rka5$m5h@mtinsc01-mgt.ops.worldnet.att.net>
- [261] Kosambi, Meera: Bombay Time in Intersections: Socio-cultural Trends in Maharashtra p161 (ISBN 978-81-250-1878-0: Orient Longman, 2000)
<http://books.google.co.uk/books?id=XU8dmAiaZSgC&pg=PA164&lpg=PA164&dq=%22railway+time%22+%2Bmadras+-table&source=web&ots=rGuQIRfSSk&sig=3qz0OmnRCMIsGmqkEssMuZN9Nm4#PPA176,M1>
- [174] [CITE[BBC News | SOUTH ASIA | India investigates different time zones]] (Tuesday, 21 August, 2001, 12:02 GMT 13:02 UK, [TIME[2016-09-13 21:58:18 +09:00]]) <http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/1501252.stm>
- [224] [CITE['''['''nukkad''']''' Bombay Time]] (28 Dec 2001 10:09:13 -0000,
[TIME[2016-09-14 23:15:01 +09:00]]) <https://web.archive.org/web/20110927070959/http://www.mumbai-central.com/nukkad/dec2001/msg00221.html>

;; [225] >>224 の著者は1952年の [[Bombay]] 生まれであり、自分の生まれた時刻は果たして
[[Bombay]] 時刻なのか[[印度標準時]]なのか、とも書いています。

- [205] [CITE[The Hindu : A matter of time]] ([[vdt8]]著, S. MUTHIAH、
Monday, Jan 07, 2002、[TIME[2014-06-12 21:04:56 +09:00]]) <http://www.thehindu.com/thehindu/mp/2002/01/07/stories/2002010700130300.htm>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[176] [CITE[Welcome to Department of Science and Technology, Govt. of India ::]] ([[FICCI-BISNET,Manasi Shankar,Nikhat Parveen, Vipin Rawat]]著, [TIME[2016-09-13 22:07:02 +09:00]]) <https://web.archive.org/web/20150324115545/http://dst.gov.in/admin_finance/un-sq1007.htm>
]FIGCAPTION]

>
GOVERNMENT OF INDIA
MINISTRY OF SCIENCE AND TECHNOLOGY
DEPARTMENT OF SCIENCE AND TECHNOLOGY
>
RAJYA SABHA
UNSTARRED QUESTION NO. 1007
TO BE ANSWERED ON 22-7-2004
>
STANDARD TIME FOR DIFFERENT REGIONS
>
1007. SHRI C. PERUMAL:
>
Will the Minister of SCIENCE AND TECHNOLOGY be pleased to state:
-
(a) whether in many countries there is a different standard time for each region of the same country;
-
(b)	if so, whether any need has been felt to set a different standard time for different regions in our country considering the geographical and climatic conditions;
-
(c)	if so, the details thereof ; and
-
(d) if not, the reasons therefor?
>
ANSWER
>
MINISTER OF STATE (INDEPENDENT CHARGE) OF THE MINISTRY OF SCIENCE AND TECHNOLOGY AND MINISTER OF STATE (INDEPENDENT CHARGE) OF THE DEPARTMENT OF OCEAN DEVELOPMENT
(SHRI KAPIL SIBAL)
-
(a) Yes Sir. Large countries like USA having very large east-west extent have different standard times for different regions.
-
(b)	No Sir. Considering the fact that India is located between 68º 7" E to 97º 25' E and 8º 4' N 37º 6'N, the Indian Standard time (IST) has been chosen with reference to a central station located at 82º 30' longitude east and 23º 11' latitude North. Since the expanse of the Indian State is not large, no need has been felt for different time zones. Climatic conditions do not determine standard time variations.
-
(c) & (d): In view of (b), do not arise.

]FIG]

- [449] [CITE@en[Sri Lanka News Online]], [TIME[2006-04-13]]
<http://news.sinhalaya.com/wmview.php?ArtID=11002>
- [160] [CITE[Two-timing India - Hindustan Times]] 
([[Hindustan Times]]著, First Published: 23:08 IST(4/9/2007) | Last Updated: 23:09 IST(4/9/2007), [TIME[2016-09-13 21:23:44 +09:00]]) <https://web.archive.org/web/20130713005156/http://www.hindustantimes.com/editorial-views-on/Edits/Two-timing-India/Article1-246310.aspx>
- [190] [CITE@en[Talk:Indian Standard Time - Wikipedia, the free encyclopedia]] ([TIME[2016-09-04 15:45:58 +09:00]]) <https://en.wikipedia.org/wiki/Talk:Indian_Standard_Time#Assam_Tea_Garden_time>
- [181] [CITE[Change clock to bagantime - Hindustan Times]] ([[Hindustan Times]]著, First Published: 01:47 IST(13/4/2008) Last Updated: 01:59 IST(13/4/2008), [TIME[2016-09-13 22:39:24 +09:00]]) <https://web.archive.org/web/20130509121207/http://www.hindustantimes.com/News-Feed/India/Change-clock-to-bagantime/Article1-304181.aspx>
- [317] [CITE@en[Bangladesh Starts Daylight Saving Time on June 19, 2009]] ([TIME[2016-09-20 16:35:34 +09:00]]) <http://www.timeanddate.com/news/time/bangladesh-daylight-saving-2009.html>
- [163] [CITE@en-gb[Indian Time Zones]] ([TIME[2016-09-13 21:43:42 +09:00]]) <https://web.archive.org/web/20120209040043/http://wwp.indiastandardtime.com/indian-time-zones.htm>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[9] [CITE[インド雑記(4) 3時間半の時差 - 耳不順ブログ]]
([TIME[2015-12-15 13:46:23 +09:00]] 版)
<http://d.hatena.ne.jp/oginos/20131223/p1>
]FIGCAPTION]

> ボンベイでは1955年まで、ISTより39分遅れの独自の地方時を使用していたという(UTC+4:51)。

]FIG]

[53] [CITE@en[Time in India - Wikipedia, the free encyclopedia]]
([TIME[2016-08-27 13:26:08 +09:00]])
<https://en.wikipedia.org/wiki/Time_in_India>


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[41] [CITE@ja[UTC+4:51 - Wikipedia]]
([TIME[2016-08-25 00:21:51 +09:00]])
<https://ja.wikipedia.org/wiki/UTC%2B4:51>
]FIGCAPTION]

> 1955年までボンベイで採用されていた。

]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[17] [CITE@en[Did India always had +5.5 hrs GMT timeline or did it change ever? When did this system was adopted by India? - Quora]]
( ([TIME[2016-06-20 22:22:03 +09:00]]))
<https://www.quora.com/Did-India-always-had-+5-5-hrs-GMT-timeline-or-did-it-change-ever-When-did-this-system-was-adopted-by-India>
]FIGCAPTION]

> No, India didn't have the IST at GMT+ 5.5 from the beginning. In fact, before Independence, the following time zones were being followed:
> Bombay time (UTC+04:51),
> Madras time (UTC+05:21)
> Calcutta time (UTC+05:54),
> Port Blair mean time
> After independence in 1947, the Indian government established the current IST as the official time for the whole country, although Kolkata and Mumbai retained their own local time  until 1948 and 1955, respectively.
> The observatory was also at Chennai initially which was shifted to Shankargarh Fort in Allahabad District, so that it would be as close to GMT +5:30 as possible.

]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[6] [CITE@ja[日本・パキスタン協会>お知らせ>2008-015]]
([TIME[2014-01-06 10:58:31 +09:00]] 版)
<http://japan-pakistan.org/info/info2008/info2008-15.html>
]FIGCAPTION]

> 9月から、時差は元通り4時間になります
> 6月1日から実施されていたパキスタンの「夏時間」が、8月いっぱいで終わりました。日本との時差はこれまで通り、4時間となります。
]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[7] [CITE@ja[夏時間 : フェイサル・シャーのパキスタン便り]]
([[faisalshah]] 著, [TIME[2009年 04月 14日][2009-04-14]]、[TIME[2015-11-24 02:25:44 +09:00]] 版)
<http://faisalshah.exblog.jp/10803941/>
]FIGCAPTION]

> しかし今年は夏時間はかなり早く始まっていると思います。去年は6月から夏時間にしましたが、今年は4月の15日がスタートです。
> 今日の夜から、時計を一時間を早くしますから明日から日本とパキスタンの時差は3時間になります。この夏時間は10月まで続くと思います。

> 去年の夏時間の話ですが、私の実家でお葬式がありました。お葬式の時間を決める時、新しい時間(夏時間)と古い時間(冬時間)で人がお互いに揉めた事がありました。お葬式は11時に決まりましたが、しかしその11時は新しい時間なのか、古い時間なのか、かなり複雑にしてしまいました。結果的にお葬式の時間を発表した時、新しい時間で11時と古い時間で12時にお葬式が行われます。
> 一般の人が時間を聞くと、教えてもらった後、新しい時間ですか、古い時間ですか、必ず聞かれています。これからまた、今年の夏時間が話題になると思います。

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[5] [CITE[在パキスタン日本国大使館よりお知らせ: サマータイムの実施]]
([TIME[2015-11-22 23:36:46 +09:00]] 版)
<http://pkembjapan.blogspot.jp/2010/03/blog-post_26.html>
]FIGCAPTION]

> 2010年3月26日金曜日
> サマータイムの実施
> 1.既に当地新聞などで報道されているとおり、パキスタン政府は4月1日(木)
午前0時から10月31日(日)までの間、パキスタン全土において標準時刻を
1時間早める旨通達を発出しましたので、ご参考までにお知らせいたします。
> 2.これにより、パキスタンと日本との時差は3時間となります。
]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[4] [CITE[在パキスタン日本国大使館よりお知らせ: サマータイムの実施取止めについて]]
([TIME[2015-11-22 23:36:46 +09:00]] 版)
<http://pkembjapan.blogspot.jp/2010/03/blog-post_1099.html>
]FIGCAPTION]

> 2010年3月30日火曜日
> サマータイムの実施取止めについて
> 3月26日付「大使館からのお知らせ」にてお伝えしました「サマータイムの実施」に
つきまして、同28日、パキスタン政府は当地標準時刻を1時間早めない(サマータイム
を実施しない)こととする旨発表しましたので、ご参考までにお知らせいたします。
]FIG]



[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[10] [CITE[インド雑記(4) 3時間半の時差 - 耳不順ブログ]]
([TIME[2015-12-15 13:46:23 +09:00]] 版)
<http://d.hatena.ne.jp/oginos/20131223/p1>
]FIGCAPTION]

> 世の中にはいろんなことを思いつく人がいて感心する。インドの30分の時差は、かつての宗主国イギリスの考えだという。腕時計でインド時間で表示して、相手が反対方向から見るとそのままイギリス時間(グリニッジ時)になる。30分の時差が見事に活かされている。短針の位置の正確さには問題があり、長針の場所によっては慣れが必要だが、1日内の全ての時刻で適用される(冬時間のみだが)。

]FIG]

- [183] [CITE[Gogoi for separate time zone for Assam - The Times of India]] (Jan 2, 2014, 03.07AM IST、[TIME[2016-09-13 09:44:25 +09:00]]) <http://timesofindia.indiatimes.com/india/Gogoi-for-separate-time-zone-for-Assam/articleshow/28252502.cms?referral=PM>
- [186] [CITE[India could get second time zone with Assam one hour ahead]] (January 03, 2014 10:49 IST、[TIME[2016-09-13 22:53:58 +09:00]]) <http://www.ndtv.com/india-news/india-could-get-second-time-zone-with-assam-one-hour-ahead-546592>
- [113] [CITE@en[How Modern Global Time Was Invented - The Atlantic]] ([[Ian P. Beacock]]著, [TIME[2016-09-08 23:04:49 +09:00]]) <http://www.theatlantic.com/technology/archive/2015/12/the-creation-of-modern-time/421419/>
- [105] [CITE@en[tz/asia at master · eggert/tz]] ([TIME[2016-09-08 20:47:42 +09:00]]) <https://github.com/eggert/tz/blob/master/asia#L877>
- [125] [CITE@en[tz/asia at master · eggert/tz]] ([TIME[2016-09-08 23:26:23 +09:00]]) <https://github.com/eggert/tz/blob/master/asia#L2148>
- [147] [CITE@en[tz/asia at master · eggert/tz]] ([TIME[2016-09-09 00:12:02 +09:00]]) <https://github.com/eggert/tz/blob/master/asia#L154>
- [407] [CITE@en[tz/asia at master · eggert/tz]] ([TIME[2016-10-15 22:07:25 +09:00]]) <https://github.com/eggert/tz/blob/master/asia#L2707>
- [153] [CITE@en[tz/backzone at master · eggert/tz]] ([TIME[2016-09-09 00:31:16 +09:00]]) <https://github.com/eggert/tz/blob/master/backzone#L413>
- [226] [CITE@en[Time in India - Wikipedia, the free encyclopedia]] ([TIME[2016-08-31 06:52:49 +09:00]]) <https://en.wikipedia.org/wiki/Time_in_India>
- [50] [CITE@en[Indian Standard Time - Wikipedia, the free encyclopedia]] ([TIME[2016-09-04 11:52:07 +09:00]]) <https://en.wikipedia.org/wiki/Indian_Standard_Time>
- [192] [CITE@en[Port Blair mean time - Wikipedia, the free encyclopedia]] ([TIME[2016-08-30 22:07:02 +09:00]]) <https://en.wikipedia.org/wiki/Port_Blair_mean_time>
- [193] [CITE@en[Madras Time - Wikipedia, the free encyclopedia]] ([TIME[2016-08-30 16:55:59 +09:00]]) <https://en.wikipedia.org/wiki/Madras_Time>
- [209] [CITE@en[Calcutta Time - Wikipedia, the free encyclopedia]] ([TIME[2016-09-03 18:04:25 +09:00]]) <https://en.wikipedia.org/wiki/Calcutta_Time>
-- [218] [CITE@en[Talk:Calcutta Time - Wikipedia, the free encyclopedia]] ([TIME[2016-09-14 11:32:56 +09:00]]) <https://en.wikipedia.org/wiki/Talk:Calcutta_Time>
- [220] [CITE@en[Bombay Time - Wikipedia, the free encyclopedia]] ([TIME[2016-08-31 10:03:00 +09:00]]) <https://en.wikipedia.org/wiki/Bombay_Time>
- [259] [CITE@en[Railway time - Wikipedia, the free encyclopedia]] ([TIME[2016-09-11 23:01:53 +09:00]]) <https://en.wikipedia.org/wiki/Railway_time#India>
- [233] [CITE@en[Daylight saving time dates for India – West Bengal – Kolkata between 1925 and 1949]] ([TIME[2016-09-15 00:14:06 +09:00]]) <http://www.timeanddate.com/time/zone/india/kolkata?syear=1925>
- [236] [CITE@en['''['''IRFCA''']''' Indian Railways FAQ - Miscellaneous items]] ([TIME[2013-05-13 19:38:17 +09:00]]) <http://www.irfca.org/faq/faq-misc.html#misc>
- [308] [CITE@en[Daylight saving time in Pakistan - Wikipedia, the free encyclopedia]] ([TIME[2016-09-15 22:22:56 +09:00]]) <https://en.wikipedia.org/wiki/Daylight_saving_time_in_Pakistan>
- [379] [CITE@en[Assam tea - Wikipedia, the free encyclopedia]] ([TIME[2016-09-18 11:16:44 +09:00]]) <https://en.wikipedia.org/wiki/Assam_tea#Separate_time_zone>
- [310] [CITE@en[Bangladesh Standard Time - Wikipedia, the free encyclopedia]] ([TIME[2016-09-19 16:12:15 +09:00]]) <https://en.wikipedia.org/wiki/Bangladesh_Standard_Time>
- [323] [CITE@en[1951 in Pakistan - Wikipedia, the free encyclopedia]] ([TIME[2016-09-06 10:28:25 +09:00]]) <https://en.wikipedia.org/wiki/1951_in_Pakistan>
- [325] [CITE[1951]] ([TIME[2016-09-20 16:56:11 +09:00]]) <http://pakistanspace.tripod.com/chronicle/1951.htm>
- [320] [CITE[Clock]] ([TIME[2016-09-20 16:42:44 +09:00]]) <http://www.time.gov.bd/>
- [324] [CITE[KEY YEARS IN PAKISTAN'S HISTORY]] ([TIME[2016-09-20 16:51:46 +09:00]]) <http://www.uh.edu/~sriaz/thecountry/kyiph/>


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[1] [CITE@ja[インドとスリランカの時差はいつから統一されたか? | 二宮書店]]
([TIME[2015-11-23 23:12:50 +09:00]] 版)
<http://www.ninomiyashoten.co.jp/chiri_q_and_a/q017.html>
]FIGCAPTION]

> スリランカ標準時は,2006年4月14日より日本との時差が3時間半となり,インド標準時と統一されました。
> スリランカは1996年以来,インドよりも30分進んだ時刻を使用していましたが,北部のLTTE(タミールの虎)支配地域ではインド標準時をそのまま使っていました。そのため,スリランカ国内では異なる標準時を用いる地域が存在していました。

]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[2] [CITE@ja[スリランカ時間が変わります。|ワシントン通信 3.0~地方公務員から転身した国際公務員のblog]]
([TIME[2015-11-23 23:14:24 +09:00]] 版)
<http://ameblo.jp/keicho/entry-10011036318.html>
]FIGCAPTION]

> スリランカは、1996年まではインド標準時と同じ時間を使っていたそうです。しかし1996年に、エネルギー消費を抑えるという名目で時計を30分進めたのです。この際、LTTE(通称タミールの虎)はこの時間変更に反対し、スリランカ北部のLTTE支配地域では、ずうっとインドと同じ時間を使っていると聞きました。要するに今現在、LTTE支配地域とその他のスリランカでは、30分の時差があるのです。それが、来週の金曜日からは統一されることになりました。

]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[119] [CITE[TA0604]]
( ([[Takahito Akabayashi]]著, [TIME[2006-04-25 19:26:16 +09:00]]))
<http://www5a.biglobe.ne.jp/~BCLSWL/TA0604.html>
]FIGCAPTION]

>  ◎スリランカが標準時を変更
>   インドのJose Jacob氏によると、 スリランカはシンハリ正月に当たる4月13日より、 標準時を30分遅らせてUTC+5時間30分とする。 これはインドの標準時間と合わせるためで、 1996年5月まではこの標準時が使用されていた。 インドの影響が強いタミール人勢力はインドと同じ標準時を求めており、 タミールの虎の支配地域ではUTC+5時間30分が使われていた。 (DX Listening Digest 6040)

]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[3] [CITE[スリランカ旅行2013年]]
([TIME[2015-10-17 23:04:07 +09:00]] 版)
<http://www.maat.co.jp/travel/Srilanka1.html>
]FIGCAPTION]

> 日本との時差が3時間30分あり、(実際はどう考えても3時間33分ずれているとしか思えないが。)1988年当時はコロンボ空港の建設事務所に朝8時30分に出勤すると日本ではちょうど昼休み、1時間後に日本に電話してもなかなか通じたという連絡が電話局から来ない、結局1日中つながらないときも多かった。

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[409] [CITE[重要日誌 スリランカ 1996年]]
([TIME[2005-12-27 02:50:00 +09:00]])
<http://d-arch.ide.go.jp/browse/pdf/1996/305/1996305DIA.pdf>
]FIGCAPTION]

> 5月
25日 ▶電力危機に対応して, 標準時を一時間早める。
> 10月
26日 ▶標準時を5月25日の変更から30分もどして, 日本との時差は3時間に。

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[410] [CITE[スリランカ日記 ☆2006年4月☆]]
([TIME[2016-09-28 22:34:54 +09:00]])
<http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Oasis/4287/diary0406.html>
]FIGCAPTION]

> 4月13日 New Year
> 4月17日 時差
> 日本とスリランカの時差は3時間だ。
いや、3時間だった。
正月明けから30分増えて、3時間30分になった。
正月明けからスリランカの標準時間はインドのそれに合わすことになったらしい。
いや、日本もスリランカも経度は変わってないからやっぱり3時間か?
つまり、標準時同士の時差は3時間30分だけど、経度同士の時差は3時間。
4日間も知らずに過ごしてた。
ってか、事務所の掃除に来るおじさんはいつも通りの時間に来ていつも通りの時間に帰って行ったぞ?
(時計はまだ以前の時間のまま変えてなかった)
つまり、まだ国民に浸透してない??? 

]FIG]


- [411] [CITE[Sri Lanka Standard Time]]
([TIME[2016-09-28 22:53:32 +09:00]])
<http://www.sltime.org/>

]REFS]

** 識別子

[117] [[tzdata]] は[[印度]]について [DFN[[CODE[Asia/Kolkata]]]]
を定義しています [SRC[>>105]]。
[[チェンナイ]] ([[マドラス]]) について [DFN[[CODE[Asia/Chennai]]]]
という名前を示しつつも、情報不足としてい定義は与えていません [SRC[>>153]]。

[126] [[tzdata]] は、[[パキスタン]]について [DFN[[CODE[Asia/Karachi]]]] を定義しています
[SRC[>>125]]。

[148] [[tzdata]] は、[[バングラデシュ]]について [DFN[[CODE[Asia/Dhaka]]]]
を定義しています [SRC[>>147]]。

[452] [[tzdata]] は、[[スリランカ]]について [DFN[[CODE[Asia/Colombo]]]]
を定義しています。旧 [[LTTE]] 支配地域は[[印度]]のものを使うべきとして専用の名前を与えていません。
[SRC[>>407]]

[453] [[tzdata]] は、[[スリランカ]]の時刻の略称について次のように述べています [SRC[>>407]]。
[FIG(list)[
- [454] おそらく政府が制定した略称はない。
- [455] 政府の [[Webサイト]]で [DFN[SLT]] を使った例はある。
- [456] [[スリランカ]]の[[計算機]]管理者には [DFN[LKT]] が知られている。
- [457] [[SLT]] というと通信会社 [[Sri Lanka Telcom]] を連想する。
- [458] [[tzdata]] はとりあえず [[SLT]] を採用する。
]FIG]

* ネパール

[56] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Kathmandu]] は、元の[[地方時]]を
[TZ[+05:41:16]] としています [SRC[>>54]]。

[60] [[Malla]] ([[マッラ朝]]) 時代には、 [[Hanuman Dhoka]] (王宮) 近くの[[池]]で[[官吏]]が水没した
[[pala]] の数を数えていました。 [[pala]] には小さな穴があって、ちょうど24分で水没していました。
[SRC[>>59]]

;; [66] [TIME[1816年][year:1816]]、
[[グルカ戦争]]の結果多くの領土を[[英印]]に割譲し、両国国境が確定しました。

[57] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Kathmandu]] は、
[TIME[1920年][year:1920]]を境に [TZ[+05:30]] としています [SRC[>>54]]。

;; 出典は不明です。

;; [244] 1923年、[[英国]]は[[ネパール]]が[[独立国]]であることを確認しました。

[97] 1930年代の[[日本軍]]の[[時間帯]]の地図では、[[ネパール]]の国境線は描かれていません。
[[英印]]は [TZ[+05:30]] で塗られており、そこに含まれているようです。
あるいは北部は[[支那]]に含まれているのかもしれませんが、
どこが境界なのかは明確ではありません。
[TIME[1935年][year:1935]]版まで[[支那]]の[[チベット]]付近に色は塗られていませんが、
[TIME[1937年][year:1937]]版以後は [TZ[+05:30]]/[TZ[+06:00]] に塗っています。  [SRC[>>95, >>96]]

;; [98] 当時の[[ネパール]]は形式的には[[独立国]]とはいえ、[[英国]]の[[衛星国]]のような存在でしたから、
[[日本政府]]は外交上[[英印]]の一部とみなしていたのでしょうか。

;; [64] [TIME[1951年][year:1951]]、[[ネパール]]は[[立憲君主制]]となりました。

[61] [TIME[1956年][year:1956]]、初めて [DFN[Nepal Standard Time]] が定められました。
[[Gauri Shankar]] 山 ([[首都]] [[Kathmandu]] から100km東) の[[時刻]]とされました。 [SRC[>>59]]
[[山頂]]は [LON[86.20.9E]] = [TZ[+05:45:20.6]] なので、 [LON[86.25E]] = [TZ[+05:45]]
と思われます。

;; [62] [[ネパール]]が[[印度]] ([[カルカッタ]]の[[経度]]の[[時刻]]) より10分遅れていましたが、
[TIME[1971年][year:1971]]に[[印度標準時]]が [[Hyderabad]] の[[子午線]]となり、
更に経度4度 = 時間5分遅れた [SRC[>>59]] とされています。
しかし[[カルカッタ時間]]が [TZ[+05:35]] となりますが、これは[[カルカッタ]]の[[経度]]ではありません
(し[[マドラス時間]]でもありません)。更には [[Hyderabad]] も [LON[78.4E]] ≒ [TZ[+05:13]]
で、[[印度標準時]] [TZ[+05:30]] とは異なります。 [TIME[1971年][year:1971]]というのも何の年なのか不明です。
記事 >>59 は信頼に足るものなのでしょうか。

[58] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Kathmandu]] は、
[TIME[1986年][year:1986]]を境に [TZ[+05:45]] としています [SRC[>>54]]。
その出典は不明です。

[405] [[米国政府]]の地図では、1985年版-1989年版と1997年版以降は 5[FRAC[3][4]] となっていますが、
1990年版-1995年版は 5[FRAC[2][3]] となっています [SRC[>>403]]。

-*-*-

[68] [TIME[2005年9月17日][2005-09-17]]に執筆された英語版 [[Wikipedia]] の最初の版は、
[TIME[1986年][year:1986]]に標準時変更があり、その前は [TZ[+05:40]] だった [SRC[>>69]]
としています。[TIME[2006年10月][2006-10]]には、 [TZ[+05:40]] は誤りで、
[TIME[1986年1月1日][1986-01-01]]改正前の旧時刻は[[印度標準時]] [TZ[+05:30]]
だとする異説が追記されました [SRC[>>70]] が、[TIME[2007年1月][2007-01]]に削除されています
[SRC[>>71]]。
更に[TIME[2008年12月][2008-12]]に、誤りだとして[TIME[1986年][year:1986]]の言及自体が削除されています
[SRC[>>72]]。
英語版 [[Wikipedia]] の他の記事や、各言語版の記事にも[TIME[1986年][year:1986]]以前は異なる[[標準時]]だった、
[TZ[+05:40]] だったといった記述がその後も残っています。
これらの記述のいずれも出典は不明です。

[44] 英語版 [[Wikipedia]] の [TZ[+05:40]] の記事には、
1986年より前のネパール時間であるところのカトマンズ平均時 [TZ[+05:41:16]] の近似で
[TZ[+05:40]] が用いられることがあった [SRC[>>43]] と記述されています。


[63] [TIME[2003年][year:2003]]の記事によると、[[印度]]との15分の[[時差]]が不便との声もあるものの、
主流とはなっていないようです [SRC[>>59]]。

;; [65] [TIME[2008年][year:2008]]、[[ネパール王国]]は滅亡し、
[[ネパール連邦民主共和国]]となりました。

[74] [TIME[2013年2月][2013-02]]には、英語版 [[Wikipedia]] に、
地域によっては異なる時刻が用いられている (詳細不明) という旨の記述が追加されています。
しかしその後なぜか削除されています。 [SRC[>>73]]

[55] [[tzdata]] は[[ネパール]]について、
[DFN[[CODE[Asia/Kathmandu]]]] を定義しています。

[REFS[
- [59] [CITE[15 minutes of fame- Nepali Times]] ([TIME[2016-09-01 23:06:05 +09:00]]) <http://nepalitimes.com/news.php?id=10013>
-- [CITE[15 minutes of fame- Nepali Times]] (FROM ISSUE #155 (25 JULY 2003 - 31 JULY 2003)[TIME[2016-09-01 22:25:22 +09:00]]) <https://web.archive.org/web/20110725100005/http://www.nepalitimes.com.np/issue/155/Heritage/10013>
- [69] [CITE@en[Nepal Standard Time - Wikipedia, the free encyclopedia]] ([TIME[2016-09-01 23:56:02 +09:00]]) <https://en.wikipedia.org/w/index.php?title=Nepal_Standard_Time&oldid=23393069>
- [70] [CITE@en[Nepal Standard Time: Difference between revisions - Wikipedia, the free encyclopedia]] ([TIME[2016-09-01 23:54:18 +09:00]]) <https://en.wikipedia.org/w/index.php?title=Nepal_Standard_Time&type=revision&diff=84440034&oldid=52140798>
- [71] [CITE@en[Nepal Standard Time: Difference between revisions - Wikipedia, the free encyclopedia]] ([TIME[2016-09-01 23:55:31 +09:00]]) <https://en.wikipedia.org/w/index.php?title=Nepal_Standard_Time&type=revision&diff=102356192&oldid=84440034>
- [72] [CITE@en[Nepal Standard Time: Difference between revisions - Wikipedia, the free encyclopedia]] ([TIME[2016-09-02 00:06:42 +09:00]]) <https://en.wikipedia.org/w/index.php?title=Nepal_Standard_Time&type=revision&diff=257379942&oldid=225029997>
- [73] [CITE@en[Nepal Standard Time: Difference between revisions - Wikipedia, the free encyclopedia]] ([TIME[2016-09-02 00:09:34 +09:00]]) <https://en.wikipedia.org/w/index.php?title=Nepal_Standard_Time&type=revision&diff=539914876&oldid=520916608>
- [54] [CITE@en[tz/asia at master · eggert/tz]] ([TIME[2016-09-01 22:16:19 +09:00]]) <https://github.com/eggert/tz/blob/master/asia#L2139>
- [67] [CITE@en[Nepal Standard Time - Wikipedia, the free encyclopedia]] ([TIME[2016-08-18 14:45:34 +09:00]]) <https://en.wikipedia.org/wiki/Nepal_Standard_Time>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[43] [CITE@en[UTC+05:40 - Wikipedia, the free encyclopedia]]
([TIME[2016-08-24 12:18:26 +09:00]])
<https://en.wikipedia.org/wiki/UTC%2B05:40>
]FIGCAPTION]

> UTC+05:40 was sometimes used as an approximation for Nepal Time, which until 1986 was based on Kathmandu mean time, which is at 85°19'E or 5:41:16.
> Since 1986 (2043 Bikram Era, used in Nepal) Nepal Time is UTC+05:45.

]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[42] [CITE@ja[UTC+5:40 - Wikipedia]]
([TIME[2016-08-25 00:22:26 +09:00]])
<https://ja.wikipedia.org/wiki/UTC%2B5:40>
]FIGCAPTION]

> 1986年までカトマンズ標準時に基づき、ネパール時間として時々使用された。
> 1986年以降のネパール時間はUTC+5:45である。

]FIG]

]REFS]

* ブータン

[84] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Thimphu]] は [TZ[+05:58:36]]
を元の[[地方時]]としています [SRC[>>82]]。

;; [76] [TIME[1865年][year:1865]]、[[シンチュラ条約]]により[[英印]]との[[国境]]が確定しました。

;; [77] 1907年、[[ブータン王国]]となりました。

;; [78] 1910年、[[英国]]の[[保護領]]となりました。

[94] 1930年代の[[日本軍]]の[[時間帯]]の地図では、[[ブータン]]の国境線は描かれていません。
[[英印]]は [TZ[+05:30]] で塗られており、そこに含まれているようです。
あるいは北部は[[支那]]に含まれているのかもしれませんが、
どこが境界なのかは明確ではありません。
[TIME[1935年][year:1935]]版まで[[支那]]の[[チベット]]付近に色は塗られていませんが、
[TIME[1937年][year:1937]]版以後は [TZ[+06:00]] に塗っています。  [SRC[>>95, >>96]]

;; [99] 当時の[[ブータン]]は[[英国]]の[[保護領]]でしたから、
[[日本政府]]は[[英印]]の一部とみなしていたのでしょう。

[85] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Thimphu]] は
[TIME[1947年8月15日][1947-08-15]]を境に [TZ[+05:30]] としています [SRC[>>82]]。

;; 出典は不明です。

;; [79] [TIME[1949年][year:1949]]、[[印ブータン条約]]により[[英国]]の[[保護領]]ではなくなりました。

[87] [TIME[2008年1月][2008-01]]付けの [[Webサイト]] [SRC[>>89]] や[TIME[2012年3月][2012-03]]出版の書籍によると、[TIME[1980年][year:1980]]、
[DFN[Bhutan Standard Time]] [TZ[+06:00]] が導入された [SRC[>>88]] といいます。

[91] [TIME[1983年][year:1983]]の政府文書では、[[ブータン]]には[[標準時]]がある
(が標準の[[曆]]はない)、と言及されています [SRC[>>90]]。

[86] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Thimphu]] は
[TIME[1987年10月][1987-10]]を境に [TZ[+06:00]] としています [SRC[>>82]]。

;; 出典は不明です。

[93] [TIME[1987年][year:1987]]付けの日本人研究者の[[論文]]には、
[TIME[1985年][year:1985]]秋の気象観測の結果が掲載されています。
「Standard Time in Bhutan(BST)」が [TZ[+06:00]] であることがわかりますが、
[[標準時]]変更には言及がありません。 [SRC[>>92]]
執筆が同年の10月の前か後かわかりませんが、[[標準時]]が変更されたとすると不審です。

[404] 米国政府の地図は、1997年版まで [TZ[+05:30]]、1998年版から [TZ[+06:00]] としています
[SRC[>>403]]。


;; [81] [TIME[2006年][year:2006]]までに、[[中華人民共和国]]が北部に進攻、
自国に併合しました。

;; [80] [TIME[2008年][year:2008]]、[[立憲君主制]]となりました。


[83] [[tzdata]] は[[ブータン]]について [DFN[[CODE[Asia/Thimphu]]]]
を定義しています [SRC[>>82]]。

[REFS[
- [95] [TIME[1935年][year:1935]] [CITE[東洋灯台表]] [[時差の表]]
- [96] [TIME[1937年][year:1937]] [CITE[東洋灯台表]] [[時差の表]]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[90] [CITE[PROCEEDINGS AND RESOLUTIONS ADOPTED IN THE 59TH SESSION OF THE NATIONAL ASSEMBLY HELD FROM 31ST OCTOBER TO 5TH NOVEMBER, 1983]]
([TIME[2014-12-18 16:50:47 +09:00]])
<http://www.nab.gov.bt/assets/uploads/docs/resolution/2014/59th_Session.pdf>
]FIGCAPTION]

> 18. UNIFORM CALENDAR FOR ALL DZONGKHAGS
>  The Chimi of Bhangtar observed that Bhutan had a standard time of its own and he recommended that we should similarly have a uniform calendar of our own which would be commonly used in all the Dzongkhags and this in his view could be achieved by having the ‘Datho’ translated into Nepali and subsequently distributing it in the Southern Dzongkhags.
>  In response to this, the Representative of the Central Monk Body expressed appreciation for this sense of nationalism and the apparent recognization of the values of tradition and reported that efforts were being made to bring out the ‘Datho’ at an earliest date this year. The Representative also reported that if the Translation Division of the Information Department would shoulder the responsibility of the translation into Nepali, the Central Monk Body would be most pleased to contribute whatever assistance it could.
>  The Assembly resolved for the convenience of the Southern Dzongkhags that the Information Department will be designated as the responsible body for the translation of the ‘Datho’ into Nepali from forthcoming year. 

]FIG]

- [92] [CITE[LIFE ZONE ECOLOGY OF THE BHUTAN HIMALAYA]] ([[M. Ohsawa]], [TIME[1987][year:1987]],
[TIME[2008-08-28 19:13:33 +09:00]]) <http://library.wur.nl/isric/fulltext/isricu_i00022400_001.pdf>
- [403] 1985年-2015年 [CITE@en[Standard Time Zones of the World]] (CIA [CITE@en[World Factbook]]) [[時差の表]]
- [89] [CITE[History Of Bhutan]] ([[Simon Rimal]]著, [TIME[2008-01-07 01:55:18 +09:00]]) <http://simon.rimal.free.fr/h.htm>
- [88] [CITE[Bhutan Country Study Guide Volume 1 Strategic Information and Developments - IBP, Inc - Google ブックス]] (Lulu.com, 2012/03/03, [TIME[2016-09-02 18:46:53 +09:00]]) <https://books.google.co.jp/books?id=yEObBQAAQBAJ&lpg=PA53&ots=atXNmn3bFB&dq=%22Bhutan%20Standard%20Time%22&pg=PA53>
- [82] [CITE@en[tz/asia at master · eggert/tz]] ([TIME[2016-09-02 18:34:45 +09:00]]) <https://github.com/eggert/tz/blob/master/asia#L240>
]REFS]

* モルディブ

[15] [[モルディブの標準時]]を参照。

* チベット

[75] [[中国大陸の標準時]]参照。

* 仏印、蘭印

[16] [[東南アジアの標準時]]参照。

* 英領ビルマ

[11] [[ミャンマーの標準時]]を参照。

* 英領マレー

[100] [[英領マラヤ]]・[[海峡植民地]]は[[マレーシアの標準時]]を参照。

* アフガニスタン、イラン、英領アデン

[13] [[中東の時間帯]]を参照。

* メモ



[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[18] [CITE[West Pakistan Shops and Establishments Ordinance 1969]]
( ([TIME[2005-09-08 09:21:25 +09:00]]))
<http://www.asianlii.org/pk/legis/pj/consol_act/wpsaeo1969460/>
]FIGCAPTION]

> 3.   Reference to time of day.— References to time of day in this Ordinance are references to '''['''5''']''''''['''Pakistan''']''' Standard time.
> [5]Substituted, for “West Pakistan”, by the Federal Adaptation of Laws Order, 1975 (P.O. 4 of 1975).
> 

]FIG]



[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[19] [CITE@en[Myanmar Standard Time | Yangon Life]]
( ([TIME[2016-06-21 21:38:52 +09:00]]))
<http://yangonlife.com.mm/en/article/myanmar-standard-time>
]FIGCAPTION]

> During colonial times the Indian Government followed two different time zones (Bombay time and Calcutta time) but the Indian Railways followed a third standard time (Madras time)! 

]FIG]


[12] [CITE@EN-US[The Standard Time (Interpretation of References) Ordinance, 1943 (Ordinance No. VI of 1943)]]
([TIME[2015-09-28 06:55:37 +09:00]])
<http://nasirlawsite.com/laws/sto.htm>






[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[8] [CITE@ja[アフガニスタン、タジキスタン国境で行われる、『アフガンバザール』は本当にお勧めです]]
([TIME[2015-12-27 20:24:50 +09:00]] 版)
<http://shintaro34.com/2014/03/17/post-675/>
]FIGCAPTION]

> 今回は『アフガンバザール』を紹介したいと思います
> タジキスタン、アフガニスタン国境で行われるバザールなんですが、このバザールはかなりレアだと思います
> アフガニスタンビザがなくても『アフガンバザール』に行く事はできるので多くの旅行者達は土曜日にこの町を訪れるそうです
> バザールの開催時間なんですが、タジキスタン時間でAM9:00頃始まります
> 30分、時差があるアフガニスタンの国境がアフガニスタン時間のAM9:00に開くのでどうしても人気がある場所はタジキスタン人に取られるそうです

]FIG]





[45] [CITE@ja[青龍彡/太刀魚Pさんのツイート: "TINAMIのメンテナンス終了時刻がわかりにくいよ!「終了予定日時:7/27 19:00頃(ブータン王国標準時)」"]]
([TIME[2016-09-08 00:41:54 +09:00]])
<https://twitter.com/seiryu3/status/96206849514291200>

[46] [CITE@en[TINAMIのメンテ終了時がブータン王国標準時な件 on Twitpic]]
([TIME[2016-09-08 00:42:55 +09:00]])
<http://twitpic.com/5wmwbd>

[47] [CITE@ja[TINAMI@さりげなく20周年さんのツイート: "ひとつプログラムミスを発見して修正中。それが終われば投稿できるか最終チェックして、問題なければ開けます!19時(ブータン標準時)過ぎちゃってごめんなさい!"]]
([TIME[2016-09-08 00:45:44 +09:00]])
<https://twitter.com/tinami_info/status/96206820187713537>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[49] [CITE@ja[タイトル: Ladakh Project 作成者: Rohith Ramanujam]]
([TIME[2016-09-08 19:05:37 +09:00]])
<https://prezi.com/qkt8ljk-6phz/ladakh-project/>
]FIGCAPTION]

> The time zone for most of Ladakh is India Standard time (UTC+5:30) while the bit in china follows chinese standard time (UTC+8) and pakistani ladakh follows Pakistan Standard Time (UTC+8). Place Ladakh is a region mostly in Jammu and Kashmir (with a bit in china and pakistan) and lies between the Kunlun and karakoram mountain ranges in the north and the main Great Himalayas to the south. 

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[188] [CITE@en[Talk:Indian Standard Time - Wikipedia, the free encyclopedia]]
([TIME[2016-09-04 15:45:58 +09:00]])
<https://en.wikipedia.org/wiki/Talk:Indian_Standard_Time>
]FIGCAPTION]

> So what time is used in the disputed areas of the north and Arunchal Pradesh? Keep in mind, Pakistan (+5 GMT) and China (+8 GMT) claims areas that India also claims, so, considering what nation has a claim on a particular territory, there could be as much as a 2.5 hour discrepancy! Do people use times based on which country they owe their allegiance to? --Canuckguy 14:46, 22 January 2007 (UTC)
> Isn't the population there largely rural and agricultural? I bet most of them get up when it gets light, go to bed when it gets dark, and neither know nor care what the clocks in Islamabad, Delhi, and Beijing say. —Angr 20:51, 22 January 2007 (UTC)
> They would obviously keep the time with the country that administers them. :) =Nichalp «Talk»= 13:24, 18 February 2007 (UTC)

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[189] [CITE@en[Talk:Indian Standard Time - Wikipedia, the free encyclopedia]]
([TIME[2016-09-04 15:45:58 +09:00]])
<https://en.wikipedia.org/wiki/Talk:Indian_Standard_Time>
]FIGCAPTION]

> Is Mirzapur's name mentioned anywhere in some formal documentation about IST? If yes, please quote. If Mirzapur is included because it lies close to 82.5E latitude, then there will be a bunch of other districts from Chattisgarh and Andhra Pradesh. The mention, as is to me and many, without any supporting citation, irrelevant. VivekTalk!! 18:20, 10 September 2007 (UTC)

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[309] [CITE@en[Talk:Pakistan Standard Time - Wikipedia, the free encyclopedia]]
([TIME[2016-09-08 19:03:26 +09:00]])
<https://en.wikipedia.org/wiki/Talk:Pakistan_Standard_Time>
]FIGCAPTION]

> Pakistani newspapers, TV channels and other media use the abbreviation PST. While on the internet, the abbreviation more commonly used is PKT.
> The name of the time zone is Pakistan Standard Time, and not Pakistan Time, as stated on timeanddate.com. — Preceding unsigned comment added by Themadhatter3269 (talk • contribs) 23:01, 6 December 2011 (UTC)

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[316] [CITE@en[Talk:Bangladesh Standard Time - Wikipedia, the free encyclopedia]]
([TIME[2016-09-06 05:13:04 +09:00]])
<https://en.wikipedia.org/wiki/Talk:Bangladesh_Standard_Time>
]FIGCAPTION]

> Bangladesh Standard Time (BST) is more commonly used and should be treated as the correct specification. Note that this terminology is supported by authoritative Bangladeshi sources including Ministry of Foreign Affairs, Government of Bangladesh '''['''1''']''', Parliament of Bangladesh '''['''2''']''' as well as reputed international sources like IBM '''['''3''']''' and BBC '''['''4''']'''. The only remarkable use of the abbreviation "BDT" to refer to the time zone that I could find is from world time zones website '''['''5''']''' but I doubt whether this is a reliable source.

]FIG]



[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[408] [CITE@ja[ネパール - chakuwiki]]
([TIME[2016-09-11 03:43:30 +09:00]])
<https://wiki.chakuriki.net/index.php/%E3%83%8D%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB>
]FIGCAPTION]

> UTC+5時間45分という半端な標準時の国。
> インドが嫌いだからワザとズラしたとのこと。

]FIG]
