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[1] [DFN[非互換変更]]とは、[[プロトコル]]、[[言語]]、その他の[[仕様]]における、
以前の[[版]]との[[後方互換性]]・[[相互運用性]]が失われるような変更をいいます。
[2] 一般に[[非互換変更]]は好ましくないものと認識されていますが、
にも関わらず、体系的整合性や[[政治的正当性]]などを根拠に、
あるいは影響を過小評価した結果としてしばしば行われ、
混乱を招いています。
* 非互換変更の例
[FIG(list)[
- [3] [[JIS X 0208]] [[符号化文字集合]]における1983年の[[符号位置]]の入れ替えを含む大規模改訂
(いわゆる[[新JIS]])
- [4] [[ISO/IEC 10646]] [[符号化文字集合]]における[[ハングル]]の[[符号位置]]の変更と[[漢字]]の再割り当て
(いわゆる [[Korean mess]])
- [5] [[URL]]・[[URI]] における仕様改訂の度に繰り返される「[[URL]]」・「[[URI]]」
をはじめとした様々な用語の定義の変更
- [6] [[XHTML]] における [[HTML]] からの構文と意味の告知なき変更
- [12] [[XHTML1]] に対する [[XHTML2]] の大規模仕様変更 (受け入れられずプロジェクト崩壊)
- [11] 初期の [[Mozilla Suite]] や [[Firefox]] における[[拡張機能]]の仕様の度重なる変更
- [7] [[BCP 47]] [[言語タグ]]における [[RFC 3066]] から [[RFC 4646]] への改訂時の意味と構文の変更
- [8] [[XML 1.0 5e]] における以前の[[版]]からの[[整形式]]の定義の変更
- [10] [[iモード]]の [[Webブラウザー]]における[[十進数文字参照]]の削除
- [9] [[IDNA2008]] における[[大文字・小文字]]の扱いをはじめとした[[正規化]]に係る[[処理モデル]]の変更
- [14] [[Perl5]] に対する [[Perl6]] (受け入れられず改訂版ではなく別言語という扱いに)
- [13] [[Ruby]] 本体や [[Ruby]] モジュール、 [[Ruby]] で書かれた[[アプリケーション]]がバージョンアップの度に動かなくなる現象
]FIG]
* 関連
[15] [[互換性]]、[[相互運用性]]、[[Web互換性]]、[[バージョン付け]]も参照。