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* 仕様書
[REFS[
- [2]
[[Standard ECMA-6]]
[CITE[7-Bit coded Character Set]],
6[SUP[th]] Edition - December 1991,
Reprinted in electronic form in August 1997,
[TIME[2017-06-15T13:13:29.000Z]], [TIME[2020-12-04T08:36:24.470Z]] <http://www.ecma-international.org/publications/files/ECMA-ST/Ecma-006.pdf#page=13>
- [7] [[JIS X 0201-1997]] 5.5
]REFS]
* spacing 文字
[1]
[DFN[spacing文字]]
([DFN[spacing character]] [SRC[>>3]],
[DFN[現在位置の前進動作を伴う文字]] [SRC[>>7]],
[DFN[スペーシング文字]] [SRC[>>7]])
は、
[[活性位置]]を[[文字位置]]1つ分、前進させる[[文字]]です
[SRC[>>3]]。
;; [4] [[ISO/IEC 646]] でこの用語はなぜか単独の用語としてではなく、
[[図形文字]]の定義に紛れ込んでいます。
その影響なのか、
[[JIS X 0201]] は明確な定義なく使っています [SRC[>>7]]。
[5]
[[ISO/IEC 646]]
はこの語を[[重ね打ちによる文字合成]]の説明で対義語的に使っていました。
[SEE[ [[重ね打ち]] ]]
[REFS[
[FIG(quote)[ [3] [[ECMA-6]] [SRC[>>2]]
>
All graphic characters shall be spacing characters, that is, they cause the active position to advance by one
character position.
]FIG]
]REFS]
* 非spacing文字
[35]
[DFN[非spacing文字]]
([DFN[non-spacing character]],
[DFN[現在位置の前進動作を伴わない文字]])
は、
[[spacing文字]]のような[[活性位置]]の前進が発生しない[[文字]]です。
[36] [[spacing文字]]を使えば、
[CODE(char)[[[BS]]]] や [CODE(char)[[[CR]]]] を使う
[SEE[ [[重ね打ち式文字合成]] ]]
こと無く[[重ね打ち]]が実現できます。
[37] 従って、現在位置の前進動作を伴わない文字は主として[[アクセント]]の類です。
-*-*-
[9]
[[ISO文字コード]]の体系で統一的な[[非spacing文字]]の定義は存在していないようです。
[10]
[[T.51]]
は、
[[非spacing文字]]をいくつか定義していました。
[SEE[ [[T.51]] ]]
- [11] 次の[[非spacing文字]]がありました。
-- [13] [[ラテン文字]]用の[[ダイアクリティカルマーク]]類
-- [12] non spacing underline
-- [14] non spacing vector overbar
-- [15] non spacing slant
- [16] [[ダイアクリティカルマーク]]類は、[[ラテン文字]]との可能な組合せがすべて列挙されていました。
- [17] non spacing underline は、任意の文字 (アクセント付きの文字を含む。)
と組合せられるとされていました。
- [18] [[非spacing文字]]と [CODE(charname)@en[SPACE]] の組合せで、
アクセントの単独の文字を表せるとされていました。
- [19] これらは、[[非spacing文字]]の後に[[spacing文字]]を続けるとされていました。
[20] 認められない組合せが出現した時どう処理するべきかは定かではありません。
([[ISO文字コード]]全般がこの種の[[エラー処理]]の規定を欠いています。)
[21]
[[T.51]] とほぼ同じ
[[ISO/IEC 6937:2001]]
は、
[[ISO/IEC 10646]] 式の[[文字の名前]]を定義していました。
同形式ではあっても、
事情の違いから独自の[[文字の名前]]を与えたものもありました。
[[非spacing文字]]はそのどちらでもなく、
「[I[non-spacing tilde]]」
のような別の形式の名前が与えられていました。
[SEE[ [[ISO/IEC 6937:2001]] ]]
* 関連
[6]
[[spacing]]
/
[[非spacing]]
という概念は、
[[Unicode]]
の[[結合文字]]にも残存しています。
[SEE[ [[結合文字]] ]]
[8]
[[ISO文字コード]]の体系では、
[[ISO/IEC 6429]]
[[制御機能]]が
[[character spacing]],
[[line spacing]]
を細かく制御する仕組みを提供していました。
* メモ