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* 概要
([[ISO/IEC2022]]:1994 14.5)
文字集合に文字の追加''だけ''が行われて、それが
[[ISO2375]] により [[ISO-IR]] に登録されている時に、 IRR
を使って更新文字集合を識別出来ます。
=revised-designation = IRR designation
=IRR = ESC %x26 F ;; IDENTIFY REVISED REGISTRATION
=F = %x40-7E
=designation = <[[ISO-IR]] に登録された[[文字集合の指示]]列 ([[C0]], [[C1]], [[G0]]〜[[G3]])>
*IRR が登録されている文字集合
,72 ,"Third Supplementary Set for Videotex, (Mosaic), CCITT",ESC <I> d
,173 ,"Third supplementary set of Mosaic Characters/ Videotex and Facsimile",ESC & @ ESC <I> d
,67 ,Additional Control Functions for Bibliographic Use according to ISO 6630 ,ESC " B
,124 ,Upward Compatible Version of ISO 6630 (Registration 67) ,ESC & @ ESC " B
,87 ,JIS X 0208-1983 ,ESC $ [<I>] B
,168 ,JIS X 0208-1990 ,ESC & @ ESC $ [<I>] B
*その他の IRR と文字集合
,73,C1 Control Set of ISO 6429-1983 ,ESC 02/02 04/03
,--,[[ISO/IEC6429]]:1992 C1 文字集合 ,ESC 02/06 04/00 ESC 02/02 04/03
[1] [[ISO/IEC6429のC1文字集合]]は、 ISO/IEC 6429:1992
において文字の追加と''削除''を伴う非互換な変更が行われました。
ISO/IEC 6429:1992 や [[JISX0202]]:1998
によるとこの新しい文字集合の[[指示]]・[[呼び出し]]シーケンスは上に示した改訂番号つきのものです。
* 誤り処理
[8] この改訂番号つき文字集合は [[ISO-IR]]
に登録されていませんし、文字の追加のみの変更が改訂として認められるという
[[ISO/IEC2022]] の規定に違反します。
- [2] この改訂版号のエスケープ・シーケンスって、他のエスケープ・シーケンスとは違って直後のエスケープ・シーケンスに作用しますよね。直後に[[指示シーケンス]]がこなければ誤りなんですが、どう処理したら良いんでしょう? 単に捨てるだけでいいのかな。
- [3] >>2 他にどうしようもないような。表示しても仕方ないし。
- [4] 未知の更新シーケンスに遭遇したらどうすればいいのかも ISO/IEC 2022:1994 では規定されていません。無視して自分の知ってる版とみなして良いのかどうか。
- [5] 更新シーケンスが定義される 1994年版より前の ISO 2022 に対応した実装は更新シーケンスをどう扱えばいいのかもよくわかりませんね。まあそんなものが定義されているはずもないのですけど、古い実装は使われつづけるわけで。
- [6] >>5 もちろん正解は古い実装は捨てる、でしょう。
- [7] でも結局そしたら更新シーケンスの存在意義って謎。 >>4 が認められない限り、恩恵を受けるのは 1994 以前の古い実装だけですよ。あ、でも、書体を差分で実装しやすくするっていう効果もあるかもな。
* 実態
[9] [[IRR]] はほとんど使われませんでした。 [[JIS X 0208]] の実装のほとんどは、
[[IRR]] なしの ESC $ B のまま [[JIS X 0208]]-1990 を実装 (= 2文字追加) していました。