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[1]
[[元号]]を使った[[紀年法]]の一種に、
[[元号名]]と[[干支年]]を組み合わせるものがあります。
[2]
[[元号名]]、
[[元号年]]、
[[干支年]]を組み合わせる通常の表記より簡易な方式で、
[[中世]]から[[近世]]の[[東アジア]]でまま使われました。
* 記述力
[3]
[[干支]]は60年で一周するので、
[[干支年]]単体では60年単位でしか[[年]]を特定できません。
[4]
[[元号名]]と組み合わせることで、
当該[[元号]]の利用された期間に限定できます。
[5]
ほとんどの[[元号]]は60年[[以下]]で[[改元]]されているので、
[[年]]を一意に特定できます。
[6]
ただし[[元号名]]が衝突している場合には、
どの[[元号]]の特定が必要となります。
[SEE[ [[元号名]] ]]
同名の各[[元号]]の利用時期の[[干支]]がたまたま互いに重ならないならいいですが、
そうでないこともあります。
[SEE[ [[至元]] ]]
[REFS[
- [11] 同名の元号の一覧
<https://data.suikawiki.org/tag/2891/>
]REFS]
[10]
その中でも[[元号年]]と[[干支年]]が一致するものは、
[[元号干支年表記]]のみならず、
それに[[元号年]]を加えた通常の表記でも、
区別がつかないことになります。
[REFS[
- [9] 同名で干支年も一致する元号の一覧
<https://data.suikawiki.org/tag/2892/>
]REFS]
[7]
61年[[以上]]継続した、または[[改元]]後も継続利用された場合、
同じ[[元号]]でも60年離れたどちらの[[年]]か特定できなくなります。
[REFS[
- [8] 長く続いた元号の一覧
-- #利用60年超 <https://data.suikawiki.org/tag/2888/>
-- #継続60年超 <https://data.suikawiki.org/tag/2889/>
]REFS]
* 0年
[12]
[[同慶乙酉年]]は[[元年]]の前年の[[0年]]を表すために特に使われたとされます。
* 文脈
[13]
[[中世]]から[[近世]]の[[東アジア]]諸国で非常によく使われました。
[SEE[ [[東洋の日時表示]] ]]
[1348]
[[朝鮮半島]]では[[高麗]]時代に特に多く、
[[唐]]末から[[宋]]代の風潮を伝えたものと考えられています。
[SEE[ [[朝鮮半島の紀年法]] ]]
* 実装
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[14] [CITE@ja[池田山 法真寺 » 和暦・年齢計算]]
([TIME[2018-02-13 19:36:43 +09:00]])
<http://houshinji.org/calendar.html>
]FIGCAPTION]
> 「壬辰」等のように干支を記入することもできます。その場合、その元号で最初にその干支になった年を表します。例えば平成壬辰年は平成24年になります。
]FIG]
* メモ