-
Notifications
You must be signed in to change notification settings - Fork 4
/
495.txt
658 lines (579 loc) · 29.6 KB
/
495.txt
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
146
147
148
149
150
151
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
170
171
172
173
174
175
176
177
178
179
180
181
182
183
184
185
186
187
188
189
190
191
192
193
194
195
196
197
198
199
200
201
202
203
204
205
206
207
208
209
210
211
212
213
214
215
216
217
218
219
220
221
222
223
224
225
226
227
228
229
230
231
232
233
234
235
236
237
238
239
240
241
242
243
244
245
246
247
248
249
250
251
252
253
254
255
256
257
258
259
260
261
262
263
264
265
266
267
268
269
270
271
272
273
274
275
276
277
278
279
280
281
282
283
284
285
286
287
288
289
290
291
292
293
294
295
296
297
298
299
300
301
302
303
304
305
306
307
308
309
310
311
312
313
314
315
316
317
318
319
320
321
322
323
324
325
326
327
328
329
330
331
332
333
334
335
336
337
338
339
340
341
342
343
344
345
346
347
348
349
350
351
352
353
354
355
356
357
358
359
360
361
362
363
364
365
366
367
368
369
370
371
372
373
374
375
376
377
378
379
380
381
382
383
384
385
386
387
388
389
390
391
392
393
394
395
396
397
398
399
400
401
402
403
404
405
406
407
408
409
410
411
412
413
414
415
416
417
418
419
420
421
422
423
424
425
426
427
428
429
430
431
432
433
434
435
436
437
438
439
440
441
442
443
444
445
446
447
448
449
450
451
452
453
454
455
456
457
458
459
460
461
462
463
464
465
466
467
468
469
470
471
472
473
474
475
476
477
478
479
480
481
482
483
484
485
486
487
488
489
490
491
492
493
494
495
496
497
498
499
500
501
502
503
504
505
506
507
508
509
510
511
512
513
514
515
516
517
518
519
520
521
522
523
524
525
526
527
528
529
530
531
532
533
534
535
536
537
538
539
540
541
542
543
544
545
546
547
548
549
550
551
552
553
554
555
556
557
558
559
560
561
562
563
564
565
566
567
568
569
570
571
572
573
574
575
576
577
578
579
580
581
582
583
584
585
586
587
588
589
590
591
592
593
594
595
596
597
598
599
600
601
602
603
604
605
606
607
608
609
610
611
612
613
614
615
616
617
618
619
620
621
622
623
624
625
626
627
628
629
630
631
632
633
634
635
636
637
638
639
640
641
642
643
644
645
646
647
648
649
650
651
652
653
654
655
656
657
658
* 処理
[34] [[クライアント]]は、次の内部状態を持ちます。
[FIG(list members)[
:[VAR[接続]]:[[下位層の接続]]の端点。
:[VAR[状態]]:後述の状態遷移における状態のいずれか。初期値は「初期」。
:[VAR[要求の送信状態]]: 未送信、送信中、送信済みのいずれか。初期値は未送信。
:[VAR[要求締め切り]]フラグ:初期値は未設定です。
:[VAR[要求]]:[[要求]]か null。初期値は null です。
:[VAR[応答]]:[[応答]]か null。初期値は null です。
:[VAR[一時バッファー]]:バイト列。初期値は空。
:[VAR[最後のヘッダー]]:ヘッダーか null
:[VAR[残り長さ]]:[[非負整数]]か null か「chunked」かエラー。
:[VAR[要求の処理完了]]:[[Promise]] か null。初期値は null。
]FIG]
[62] [[要求]]は、次のようなデータ構造です。
[FIG(list members)[
[FIGCAPTION[
[[要求]]
]FIGCAPTION]
:[[要求メソッド]]:バイト列。
:[[要求対象]]:バイト列。
:[[プロトコルの版]]:[CODE[1.1]]。
:[[ヘッダーリスト]]:0個以上の[[ヘッダー]]のリスト。
:[[本体]]:バイト列。
]FIG]
[63] [[応答]]は、次のようなデータ構造です。
[FIG(list members)[
[FIGCAPTION[
[[応答]]
]FIGCAPTION]
:[[プロトコルの版]]:[CODE[0.9]], [CODE[1.0]], [CODE[1.1]] のいずれか。初期値は [CODE[0.9]]。
:[[状態符号]]:[[非負整数]]。初期値は [CODE[200]]。
:[[理由句]]:[[バイト列]]。初期値は [CODE[OK]]。
:[[ヘッダーリスト]]:0個以上の[[ヘッダー]]のリスト。初期値は空。
:[[本体]]:[[バイト列]]。初期値は空。
:[[不完全メッセージ]]フラグ:初期値は未設定。
:[CODE(HTTP)[[[1xx]]]] [[応答]]群:0個以上の[[応答]]のリスト。初期値は空。
]FIG]
[11] [[状態機械]]は、[[要求]]について次の通知を行います。
[FIG(list)[
- 要求の本体の一部の送信の通知
- 要求の送信完了の通知
- 応答のヘッダー受信完了の通知
- 応答の本体の一部の受信の通知
- 応答の受信完了の通知
- 応答エラーの通知
- リセットの通知
]FIG]
[15] 各[[要求]]について、2種類の送信の通知と3種類の受信の通知をそれぞれこの順序で行うか、
その途中でリセットの通知で中断するか、または応答エラーの通知のみを行うかのいずれかです。
送信の通知と受信の通知はどちらもそれぞれ進行し、相互の順序は不定です。
送信の完了は通知されないことがあります (応答エラーかリセットの場合)。
本体の一部の受信の通知は、0回以上の任意の回数行います。
[FIG(flow)[
:initial:要求の送信
:v:
:>>:3
:->:reqbody
:->:reqeof
:->:headers
:->:rerror
:->:reset
:reqbody:本体一部送信
:->:reqbody
:->:reqeof
:v:
:>>:2
:->:rerror
:->:reset
:reqeof:送信完了
:v:
:>>:1
:headers:ヘッダー受信
:v:
:>>:3
:->:body
:->:complete
:->:reset
:rerror:応答エラー
:>>:4
:body:本体一部受信
:v:
:>>:4
:->:complete
:->:body
:->:reset
:complete:受信完了
:v:
:>>:3
:reset:リセット
:>>:5
]FIG]
[38] [VAR[応答]]は、3種類の受信の通知で[[アプリケーション]]に引き渡します。
** アプリケーションからの指示
[49] [[接続]]に対して[[アプリケーション]]は、
[[要求]]の送信 (>>42) や、[[接続]]の正常終了 (>>50)、
接続の中断 (>>52) を指示できます。
[42] [VAR[要求]]の送信は、次のようにします。
[FIG(steps)[
= [90] 前提条件として、[[要求]]は次の条件を満たす必要があります。
[FIG(list)[
- [93] [[要求メソッド]]が空ではない。
- [94] [[要求メソッド]]に 0x09, 0x0A, 0x0D, 0x20 が含まれない。
- [95] [[要求対象]]が空ではない。
- [96] [[要求対象]]に 0x0A, 0x0D が含まれない。
- [97] [[要求対象]]の先頭と末尾が 0x09, 0x20 でない。
- [91] [[本体]]が含まれる場合、 [CODE(HTTP)@en[[[Content-Length:]]]]
[[ヘッダー]]がちょうど1つだけあり、その値は[[本体]]のバイト数である。
- [92] [[本体]]が含まれない場合、 [CODE(HTTP)@en[[[Content-Length:]]]]
[[ヘッダー]]が含まれない。
- [98] [CODE(HTTP)@en[[[Transfer-Encoding:]]]] [[ヘッダー]]が含まれない。
- [99] すべての[[ヘッダー]]について、
-- [100] 名前に 0x3A が含まれない。
-- [101] 名前が空ではない。
-- [103] 名前に 0x0A, 0x0D が含まれない。
-- [102] 名前の先頭と末尾が 0x09, 0x20 でない。
-- [104] 値に 0x0A, 0x0D が含まれない。
-- [105] 値の先頭と末尾が 0x09, 0x20 でない。
]FIG]
= [74] [VAR[要求締め切り]]フラグが設定されているなら、
== [75] エラーを返し、ここで停止します。
= [58] [VAR[状態]]が「初期」か「要求待ち」でなければ、
== [35] エラーを返し、ここで停止します。
= [61] [VAR[要求]]を、指定された[[要求]]に設定します。
= [64] [VAR[応答]]を、新しい[[応答]]に設定します。
= [60] [VAR[一時バッファー]]を、空バイト列に設定します。
= [59] [VAR[状態]]を、「応答前」に設定します。
= [77] [VAR[要求]]に [CODE(HTTP)@en[[[Connection:]]]] [[ヘッダー]]があって
[CODE(HTTP)@en[[[close]]]] ([[ASCII大文字・小文字不区別]]) [[接続オプション]]が指定されていれば、
== [78] [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
= [57] [VAR[要求の送信状態]]を、送信中に設定します。
= [45] [VAR[要求の処理完了]]を、新しい [[Promise]] に設定します。
= [48] [VAR[要求の処理完了]]を返します。
= [46] [[並列に]]、[VAR[要求]]の送信を行います。
]FIG]
[25] [VAR[要求]]の送信は、次のようにします。
[FIG(steps)[
= [47] [[HTTP/1.1]] に従い[VAR[要求]]の[[ヘッダー部]] (空行の [CODE[CRLF]] まで)
を表す[[バイト列]]の各[[バイト]]を順に、
== [VAR[接続]]で[[バイト]]の送信を指示します。
== エラーが返されたら、ここで停止します。
= [VAR[要求]]の[[メッセージ本体]]が存在する場合、各[[バイト]]を順に、
== [VAR[接続]]で[[バイト]]の送信を指示します。
== エラーが返されたら、ここで停止します。
== [VAR[要求]]について要求の本体の一部の送信を通知して構いません。
= [VAR[要求の送信状態]]を、送信済みに設定します。
= [VAR[要求]]について要求の送信完了を通知します。
= [VAR[状態]]が「要求送信中」なら、
== 次の要求に進みます。
]FIG]
[107] [[トンネル]]への[[バイト]]の送信は、次のようにします。
[FIG(steps)[
= [108] [VAR[状態]]が「トンネル」以外なら、
== エラーを返し、ここで停止します。
= [109] [VAR[接続]]で指定された[[バイト]]の送信を指示します。
= [110] エラーが返されたら、ここで停止します。
]FIG]
[50] [[接続]]の正常終了は、次のようにします。
[FIG(steps)[
= [72] [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
= [66] [VAR[状態]]が「初期」か「要求待ち」か「トンネル」なら、
== [55] [VAR[接続]]で正常終了の送信を指示します。
]FIG]
;; [73] これにより[[要求]]の送信側は閉じられますが、[[応答]]の受信はまだ続くかもしれません。
[51] [[アプリケーション]]から明示的な指示がなくても、[[タイムアウト]]などにより[[接続]]の正常終了を実行できます。
[52] [[接続]]の中断は、次のようにします。
[FIG(steps)[
= [44] [VAR[要求の締め切り]]フラグを設定します。
= [39] [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
= [65] 次の要求に進みます。
]FIG]
** 状態機械
[68] [[クライアント]]は[[状態機械]]を持ちます。
[53] [VAR[接続]]の[[バイト]]受信の通知があると、次のようにします。
ただし、[VAR[状態]]が「初期」なら、[VAR[状態]]が変化するまで待ってから実行します。
[FIG(steps)[
= [14] [[緊急データ]]フラグが設定されていなければ、
== [37] [VAR[状態]]により決まる処理を行います。
]FIG]
[40] 正常終了の受信の通知があると、次のようにします。
[FIG(steps)[
= [54] [VAR[状態]]により決まる正常終了処理を行います。
]FIG]
[13] 異常終了の通知があると、次のようにします。
[FIG(steps)[
= リセットフラグが設定されていれば、
== [VAR[要求]]が null でなければ、
=== [VAR[要求]]についてリセットを通知します。
== [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
== [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
== 次の要求に進みます。
= [41] それ以外なら、
== [VAR[状態]]により決まる異常終了処理を行います。
]FIG]
*** 「初期」状態
[69] 正常終了か異常終了を受信したら、
[FIG(steps)[
= [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
= [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
= 次の要求に進みます。
]FIG]
*** 「要求待ち」状態
[2] バイトを受信したら、何もせずに無視します。
[33] 正常終了か異常終了を受信したら、
[FIG(steps)[
= [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
= [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
= 次の要求に進みます。
]FIG]
*** 「要求送信中」状態
[56] バイトを受信したら、何もせずに無視します。
[67] 正常終了を受信したら、
[FIG(steps)[
= [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
= 次の要求に進みます。
]FIG]
[76] 異常終了を受信したら、
[FIG(steps)[
= [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
= [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
= 次の要求に進みます。
]FIG]
*** 「応答前」状態
[24] バイトを受信したら、
[FIG(steps)[
= [26] 受信したバイトを、[VAR[一時バッファー]]の末尾に連結します。
= [27] [VAR[一時バッファー]]の末尾4バイトが [CODE(HTTP)[HTTP]]
([[ASCII大文字・小文字不区別]]) なら、
== [VAR[応答]]の[[プロトコルの版]]を 1.0 に設定します。
== [VAR[状態]]を、「応答ヘッダー」に設定します。
== [VAR[一時バッファー]]を、空に設定します。
= [28] それ以外で、[VAR[一時バッファー]]の長さが8バイトなら、
== [VAR[要求]]の[[要求メソッド]]が [CODE(HTTP)@en[[[PUT]]]] なら、
=== [VAR[要求]]について応答エラーを通知します。
=== [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
=== [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
=== 次の要求に進みます。
== それ以外なら、
=== [VAR[応答]]の[[本体]]を、[VAR[一時バッファー]]の値に設定します。
=== [VAR[残り長さ]]を、 null に設定します。
=== [VAR[状態]]を、「応答本体」に設定します。
]FIG]
[8] 正常終了か異常終了を受信したら、
[FIG(steps)[
= [VAR[一時バッファー]]が[[空文字列]]なら、
== [VAR[要求]]について応答エラーを通知します。
== [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
== [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
== 次の要求に進みます。
= [VAR[要求]]の[[要求メソッド]]が [CODE(HTTP)@en[[[PUT]]]] なら、
== [VAR[要求]]について応答エラーを通知します。
== [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
== [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
== 次の要求に進みます。
= それ以外なら、
== [VAR[応答]]の[[本体]]を、[VAR[一時バッファー]]の値に設定します。
== 異常終了なら、[VAR[応答]]の[[不完全メッセージ]]フラグを設定します。
== [VAR[要求]]について[VAR[応答]]のヘッダー受信完了を通知します。
== [VAR[要求]]について[VAR[応答]]の受信完了を通知します。
== [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
== 異常終了なら、[VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
== 次の要求に進みます。
]FIG]
*** 「応答ヘッダー」状態
[36] バイトを受信したら、
[FIG(steps)[
= [VAR[一時バッファー]]の末尾に受信したバイトを追加します。
= [VAR[一時バッファー]]の末尾が 0x0A 0x0A または 0x0A 0x0D 0x0A なら、
== [VAR[一時バッファー]]をヘッダー群として構文解析します。
== [113] [VAR[応答]]の[[プロトコルの版]]が [CODE[1.1]] で、
[CODE(HTTP)@en[[[Transfer-Encoding:]]]] [[ヘッダー]]があって、
[CODE(HTTP)@en[[[chunked]]]] ([[ASCII大文字・小文字不区別]]) が[[転送符号化]]として指定されていれば、
=== [114] [VAR[残り長さ]]を、「chunked」に設定します。
== [115] それ以外なら、
=== [32] [VAR[残り長さ]]を、[VAR[応答]]の [CODE(HTTP)@en[[[Content-Length:]]]] [[ヘッダー]]の処理の結果とします。
== [VAR[残り長さ]]がエラーなら、
=== [VAR[要求]]について応答エラーを通知します。
=== [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
=== [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
=== 次の要求に進みます。
== それ以外で、[VAR[要求]]の[[要求メソッド]]が [CODE(HTTP)[[[CONNECT]]]] で、
[VAR[応答]]の[[状態符号]]が [CODE(HTTP)[[[200]]]] なら、
=== [VAR[要求]]について[[応答]]のヘッダー受信完了を通知します。
=== [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
=== [VAR[状態]]を、「トンネル」に設定します。
== [106] それ以外で、 [VAR[応答]]の[[状態符号]]が [CODE(HTTP)[[[1xx]]]] なら、
=== [VAR[要求]]の[[要求メソッド]]が [CODE(HTTP)[[[CONNECT]]]] なら、
==== [VAR[要求]]について応答エラーを通知します。
==== [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
==== [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
==== 次の要求に進みます。
=== それ以外なら、
==== [VAR[応答]]の [CODE(HTTP)[[[1xx]]]] [[応答]]群の末尾に新しい[[応答]]を追加します。
[FIG(list members)[
[FIGCAPTION[
[[応答]]
]FIGCAPTION]
:[[プロトコルの版]]:[VAR[応答]]の[[プロトコルの版]]
:[[状態符号]]:[VAR[応答]]の[[状態符号]]
:[[理由句]]:[VAR[応答]]の[[理由句]]
:[[ヘッダーリスト]]:[VAR[応答]]の[[ヘッダーリスト]]
]FIG]
==== [VAR[応答]]の[[プロトコルの版]]、[[状態符号]]、[[理由句]]、[[ヘッダーリスト]]を初期値に設定します。
==== [VAR[状態]]を、「応答前」に設定します。
==== [VAR[一時バッファー]]を、空バイト列に設定します。
== それ以外なら、
=== [VAR[要求]]について[[応答]]のヘッダー受信完了を通知します。
===
[FIG(list)[
- [VAR[応答]]の[[状態符号]]が [CODE(HTTP)[[[204]]]], [CODE(HTTP)[[[205]]]],
[CODE(HTTP)[[[304]]]] のいずれかの場合か、
- [VAR[要求]]の[[要求メソッド]]が [CODE(HTTP)@en[[[HEAD]]]] の場合
]FIG]
... のいずれかの場合、
==== [VAR[残り長さ]]を、0に設定します。
=== [87] [VAR[残り長さ]]が 0 なら、
==== [89] [VAR[要求]]について[[応答]]の受信完了を通知します。
==== [79] [VAR[応答]]に [CODE(HTTP)@en[[[Connection:]]]] [[ヘッダー]]があって
[CODE(HTTP)@en[[[close]]]] ([[ASCII大文字・小文字不区別]]) [[接続オプション]]が指定されていれば、
===== [80] [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
==== [81] それ以外で、[VAR[応答]]の[[プロトコルの版]]が [CODE[1.0]] で、
[CODE(HTTP)@en[[[keep-alive]]]] ([[ASCII大文字・小文字不区別]]) [[接続オプション]]が指定された
[CODE(HTTP)@en[[[Connection:]]]] [[ヘッダー]]がなければ、
===== [82] [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
==== 次の要求に進みます。
=== [116] それ以外で、 [VAR[残り長さ]]が「chunked」なら、
==== [117] [VAR[状態]]を、「塊前」に設定します。
=== [88] それ以外なら、
==== [16] [VAR[状態]]を、「応答本体」に設定します。
= それ以外で、 [VAR[一時バッファー]]の長さが 2[SUP[18]]‐1 なら、
== [VAR[要求]]について応答エラーを通知します。
== [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
== [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
== 次の要求に進みます。
]FIG]
[12] 正常終了か異常終了を受信したら、
[FIG(steps)[
= [VAR[要求]]について応答エラーを通知します。
= [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
= [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
= 次の要求に進みます。
]FIG]
*** 「応答本体」状態
[6] バイトを受信したら、
[FIG(steps)[
= [VAR[応答]]の本体の末尾に、受信したバイトを追加します。
= 実装の判断で、[VAR[要求]]の[[本体]]の一部の受信を通知して構いません。
= [VAR[残り長さ]]が[[正]]なら、
== [VAR[残り長さ]]を1減らします。
== [VAR[残り長さ]]が0なら、
=== [VAR[要求]]について[[応答]]の受信完了を通知します。
=== [83] [VAR[応答]]に [CODE(HTTP)@en[[[Connection:]]]] [[ヘッダー]]があって
[CODE(HTTP)@en[[[close]]]] ([[ASCII大文字・小文字不区別]]) [[接続オプション]]が指定されていれば、
==== [84] [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
=== [85] それ以外で、[VAR[応答]]の[[プロトコルの版]]が [CODE[1.0]] で、
[CODE(HTTP)@en[[[keep-alive]]]] ([[ASCII大文字・小文字不区別]]) [[接続オプション]]が指定された
[CODE(HTTP)@en[[[Connection:]]]] [[ヘッダー]]がなければ、
==== [86] [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
=== 次の要求に進みます。
]FIG]
[7] 正常終了か異常終了を受信したら、
[FIG(steps)[
= [VAR[残り長さ]]が[[正]]か異常終了なら、
== [VAR[応答]]の[[不完全メッセージ]]フラグを設定します。
== [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
= [VAR[要求]]について[[応答]]の受信完了を通知します。
= [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
= 次の要求に進みます。
]FIG]
*** 「塊前」状態
[118] バイトを受信したら、
[FIG(steps)[
= [[ASCII十六進数字]]なら、
== [VAR[一時バッファー]]を、指定されたバイトに設定します。
== [VAR[状態]]を、「塊サイズ」に設定します。
= それ以外なら、
== [VAR[応答]]の[[不完全メッセージ]]フラグを設定します。
== [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
== [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
== [VAR[要求]]について[[応答]]の受信完了を通知します。
== 次の要求に進みます。
]FIG]
[119] 正常終了か異常終了を受信したら、
[FIG(steps)[
= [VAR[応答]]の[[不完全メッセージ]]フラグを設定します。
= [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
= [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
= [VAR[要求]]について[[応答]]の受信完了を通知します。
= 次の要求に進みます。
]FIG]
*** 「塊サイズ」状態
[120] バイトを受信したら、
[FIG(steps)[
= [[ASCII十六進数字]]なら、
== [VAR[一時バッファー]]に、指定されたバイトを追加します。
= それ以外なら、
== [VAR[一時バッファー]]を、[[十六進数]]として解釈します。
== [VAR[残り長さ]]を、得られた値に設定します。
== [VAR[残り長さ]]がエラー ([[桁溢れ]]) なら、
=== [VAR[応答]]の[[不完全メッセージ]]フラグを設定します。
=== [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
=== [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
=== [VAR[要求]]について[[応答]]の受信完了を通知します。
=== 次の要求に進みます。
== それ以外で、[VAR[残り長さ]]が 0 なら、
=== [VAR[状態]]を、「trailer 前」に設定します。
=== [VAR[一時バッファー]]を、空に設定します。
== それ以外なら、
=== バイトが 0x0A なら、
==== [VAR[状態]]を、「塊」に設定します。
=== それ以外なら、
==== [VAR[状態]]を、「塊拡張」に設定します。
]FIG]
[122] 正常終了か異常終了を受信したら、
[FIG(steps)[
= [VAR[応答]]の[[不完全メッセージ]]フラグを設定します。
= [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
= [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
= [VAR[要求]]について[[応答]]の受信完了を通知します。
= 次の要求に進みます。
]FIG]
*** 「塊拡張」状態
[121] バイトを受信したら、
[FIG(steps)[
= 0x0A なら、
== [VAR[状態]]を、「塊」に設定します。
]FIG]
[123] 正常終了か異常終了を受信したら、
[FIG(steps)[
= [VAR[応答]]の[[不完全メッセージ]]フラグを設定します。
= [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
= [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
= [VAR[要求]]について[[応答]]の受信完了を通知します。
= 次の要求に進みます。
]FIG]
*** 「塊」状態
[124] バイトを受信したら、
[FIG(steps)[
= [VAR[応答]]の本体の末尾に、受信したバイトを追加します。
= 実装の判断で、[VAR[要求]]の[[本体]]の一部の受信を通知して構いません。
= [VAR[残り長さ]]を1減らします。
= [VAR[残り長さ]]が0なら、
== [VAR[状態]]を、「塊後」に設定します。
]FIG]
[125] 正常終了か異常終了を受信したら、
[FIG(steps)[
= [VAR[応答]]の[[不完全メッセージ]]フラグを設定します。
= [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
= [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
= [VAR[要求]]について[[応答]]の受信完了を通知します。
= 次の要求に進みます。
]FIG]
*** 「塊後」状態
[126] バイトを受信したら、
[FIG(steps)[
= 0x0D なら、
== [VAR[状態]]を、「塊 CR 後」に設定します。
= 0x0A なら、
== [VAR[状態]]を、「塊前」に設定します。
= それ以外なら、
== [VAR[応答]]の[[不完全メッセージ]]フラグを設定します。
== [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
== [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
== [VAR[要求]]について[[応答]]の受信完了を通知します。
== 次の要求に進みます。
]FIG]
[127] 正常終了か異常終了を受信したら、
[FIG(steps)[
= [VAR[応答]]の[[不完全メッセージ]]フラグを設定します。
= [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
= [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
= [VAR[要求]]について[[応答]]の受信完了を通知します。
= 次の要求に進みます。
]FIG]
*** 「trailer 前」状態
[128] バイトを受信したら、
[FIG(steps)[
= [VAR[一時バッファー]]の末尾に受信したバイトを追加します。
= [VAR[一時バッファー]]の末尾が 0x0A 0x0A または 0x0A 0x0D 0x0A なら、
== [VAR[要求]]について[[応答]]の受信完了を通知します。
== [VAR[応答]]に [CODE(HTTP)@en[[[Connection:]]]] [[ヘッダー]]があって
[CODE(HTTP)@en[[[close]]]] ([[ASCII大文字・小文字不区別]]) [[接続オプション]]が指定されていれば、
=== [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
== 次の要求に進みます。
= それ以外で、 [VAR[一時バッファー]]の長さが 2[SUP[18]]‐1 なら、
== [VAR[要求]]について[[応答]]の受信完了を通知します。
== [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
== [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
== 次の要求に進みます。
]FIG]
[129] 正常終了か異常終了を受信したら、
[FIG(steps)[
= [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
= [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
= [VAR[要求]]について[[応答]]の受信完了を通知します。
= 次の要求に進みます。
]FIG]
*** 「トンネル」状態
[111] バイトを受信したら、
[FIG(steps)[
= [VAR[応答]]の本体の末尾に、受信したバイトを追加します。
= 実装の判断で、[VAR[要求]]の[[本体]]の一部の受信を通知して構いません。
]FIG]
[112] 正常終了か異常終了を受信したら、
[FIG(steps)[
= [VAR[要求の送信状態]]を送信済みに設定します。
= [VAR[要求]]について[[応答]]の受信完了を通知します。
= [VAR[要求締め切り]]フラグを設定します。
= 次の要求に進みます。
]FIG]
*** 「停止済み」状態
[43] 次の要求に進むとは、次のようにします。
[FIG(steps)[
= [VAR[状態]]が「停止済み」なら、ここで停止します。
= [VAR[要求締め切り]]フラグが未設定で、[VAR[要求の送信状態]]が送信中なら、
== [VAR[状態]]を、「要求送信中」に設定します。
= それ以外なら、
== [VAR[要求]]を、 null に設定します。
== [VAR[応答]]を、 null に設定します。
== [VAR[要求の送信状態]]を、未送信に設定します。
== [VAR[要求の処理完了]]が null でなければ、
=== [VAR[要求の処理完了]]を[[解決]]します。
=== [VAR[要求の処理完了]]を null に設定します。
== [VAR[要求締め切り]]フラグが設定されていれば、
=== [VAR[接続]]の正常終了の送信を指示します。
=== [VAR[状態]]を、「停止済み」に設定します。
== それ以外なら、
=== [VAR[状態]]を、「要求待ち」に設定します。
]FIG]
[70] バイトを受信したら、何もせず無視します。
[71] 正常終了や異常終了を受信したら、何もせず無視します。
** ヘッダー群として構文解析
[17] 入力を、 0x0D や 0x0A で区切られた[[行]]に分割します。
[[行]]には区切りの 0x0D, 0x0A は含めません。
[3] 最初の行を (あれば) 次のようにします。
[FIG(steps)[
= 先頭が [CODE[/]] なら、
== その次が[[ASCII数字]]列なら、これを[[十進整数]]として解釈します。
ただし[[先導0]]があるときは、 0 とみなします。
== その次が [CODE[.]] なら、
=== その次が [[ASCII数字]]列なら、これを[[十進整数]]として解釈します。
=== [19] 最初の[[整数]]が2[[以上]]か、
最初の[[整数]]が1と等しく次の[[整数]]が1[[以上]]なら、
==== [VAR[応答]]の[[プロトコルの版]]を、 1.1 に設定します。
== 次が1個以上の [CODE(charname)@en[[[SP]]]] であれば、すべて無視します。
== [21] 次に[[ASCII数字]]列があれば、[VAR[応答]]の[[状態符号]]をその[[十進整数]]値に設定します。
== [9] 次の1個以上の [CODE(charname)@en[[[SP]]]] があれば、
=== [4] [VAR[応答]]の[[理由句]]を、[[行]]のそれより後の部分に設定します。
== [5] それ以外なら、
=== [31] [VAR[応答]]の[[理由句]]を、[[空文字列]]に設定します。
= 先頭が1個[[以上]]の [CODE(charname)@en[[[SP]]]] 列なら、
== [20] 次に[[ASCII数字]]列があれば、[VAR[応答]]の[[状態符号]]をその[[十進整数]]値に設定します。
== [10] 次の1個以上の [CODE(charname)@en[[[SP]]]] があれば、
=== [22] [VAR[応答]]の[[理由句]]を、[[行]]のそれより後の部分に設定します。
== [29] それ以外なら、
=== [30] [VAR[応答]]の[[理由句]]を、[[空文字列]]に設定します。
]FIG]
[23] 更に、次のようにします。
[FIG(steps)[
= [VAR[最後のヘッダー]]を、 null に設定します。
= 残りの各行について順番に、
== 先頭の文字が 0x20 か 0x09 なら、
=== [VAR[最後のヘッダー]]が null 以外なら、
==== 行の先頭から 0x20 と 0x09 をすべて除去します。
==== [VAR[最後のヘッダー]]の値の末尾に、 0x20 と行の内容を追加します。
== 先頭の文字が 0x3A でなく、 0x3A が含まれるなら、
=== [VAR[最後のヘッダー]]を、 0x3A より前の部分を名前、 0x3A より後の部分を値とするヘッダーに設定します。
=== [VAR[応答]]の[[ヘッダーリスト]]の末尾に、[VAR[最後のヘッダー]]を追加します。
== それ以外なら、
=== [VAR[最後のヘッダー]]を、 null に設定します。
= [VAR[応答]]の[[ヘッダーリスト]]の各ヘッダーについて、
== 名前の末尾から 0x20 と 0x09 をすべて除去します。
== 値の先頭から 0x20 と 0x09 をすべて除去します。
== 値の末尾から 0x20 と 0x09 をすべて除去します。
]FIG]
* 歴史
[1]
[CITE@en[Tolerant HTTP Parsing]] ([TIME[2007-09-05 04:32:55 +09:00]] 版) <http://geoffers.uni.cc/draft-sneddon-http-parsing-00.html>
([[名無しさん]])