506.txt

[1] [[ベトナム]]、[[ラオス]]、[[カンボジア]]では、 [TZ[+07:00]]
が[[標準時]]として使われています。

[63] [[日本の標準時]] [TZ[+09:00]] とは2時間の[[時差]]があり、[[日本]]の方が進んでいます。

* 呼称

[59] [[ベトナムの標準時]]、
[[ラオスの標準時]]、
[[カンボジアの標準時]]に加えて[[タイの標準時]]も [TZ[+07:00]] なので、
これらをあわせて[[インドシナ標準時]]、
[[インドシナ時間]]などと呼ぶこともあります。

-*-*-

[207] 
[[ベトナム]]政府機関は、
[[時刻]]を
[[Thời gian chuẩn Quốc gia]]
[SRC[>>203]] (国家標準時) と呼んでいます。

[208] 
[[ラオス]]政府機関は、
[[時刻]]を
[DFN[Standard Lao PDR time]]
[SRC[>>188]] と呼んでいます。

[209] 
[[カンボジア]]政府機関は、
[[時刻]]を
[DFN[Cambodia Standard Time]]
[SRC[>>191]]、
[DFN[Cambodian Standard Time]]
[SRC[>>193]]、
[DFN[Phnom Penh time]]
[SRC[>>196]]
と呼んでいます。

-*-*-

[43] [[tzdata]] は[[越南]]から
[DFN[[CODE[[[Asia/Ho_Chi_Minh]]]]]] のみを収録しています [SRC[>>42]]。
[[ホーチミン]] (旧[[サイゴン]]) は[[南ベトナム]]の最大の都市です。

[61] [DFN[[CODE[Asia/Hanoi]]]] ([[北ベトナム]]) も一応用意されていますが、
[WEAK[(1970年以後で異なるもののみ区別するという [[tzdata]] 採録基準を満たさないため)]]
追加データ [SRC[>>54]] 扱いになっています。

[62] [[tzdata]] は[[カンボジア]]から [DFN[[CODE[[[Asia/Phnom_Penh]]]]]]、
[[ラオス]]から [DFN[[CODE[[[Asia/Vientiane]]]]]] を選んでいますが、なぜかどちらも
[CODE[[[Asia/Bangkok]]]] ([[タイ]]) の別名と定義しています。

;; [2] 現在の[[標準時]]はどちらも同じですが、歴史的変遷は異なります。
本項および[[タイの標準時]]を参照。


* 変遷

[FIG(table)[
[FIGCAPTION[
[14] [[越南]]、[[ラオス]]、[[カンボジア]]の[[標準時]]の変遷の概略
]FIGCAPTION]

:t: 時期
:東京: [[東京][トンキン]]
:芒街利来国际大酒店:[[芒街]][[利来国际大酒店]]
:北越南暦: [[旧暦][越南の旧暦]] ([[北越南]])
:南越南暦: [[旧暦][越南の旧暦]] ([[南越南]])
:安南: [[安南]]
:Six Senses Ninh Van Bay: [[Six Senses Ninh Van Bay]]
:コーチシナ: [[コーチシナ]]
:ラオス: [[ラオス]]
:ボーテン: [[ボーテン]]
:カンボジア: [[カンボジア]]
:Song Saa Private Island: [[Song Saa][Song Saa Private Island]]
:旧タイ: 旧[[タイ]]領
:新南群島: [[新南群島]]・[[西沙諸島]] ([[越南]]支配地域)

:北越南暦: [TZ[+07:45:40]]
:南越南暦: [TZ[+07:45:40]]

:t: [TIME[1858][year:1858]]
:旧タイ: [TZ[+06:41:59.[RUBY[3][・]]][+06:41:59.333]]
:北越南暦: [TZ[+07:45:40]]
:南越南暦: [TZ[+07:45:40]]

:t: [TIME[1893][year:1893]]
:北越南暦: [TZ[+07:45:40]]
:南越南暦: [TZ[+07:45:40]]
:東京: [TZ[+07:04:39.5]]
:芒街利来国际大酒店:[TZ[+07:04:39.5]]

:t: [TIME[1904][year:1904]]
:北越南暦: [TZ[+07:45:40]]
:南越南暦: [TZ[+07:45:40]]
:東京: [TZ[+07:04:39.5]]
:芒街利来国际大酒店:[TZ[+07:04:39.5]]

:t: [TIME[1906-07-01]]
:東京: [TZ[+07:06:30]]
:芒街利来国际大酒店:[TZ[+07:06:30]]
:安南: [TZ[+07:06:30]]
:Six Senses Ninh Van Bay: [TZ[+07:06:30]]
:コーチシナ: [TZ[+07:06:30]]
:ラオス: [TZ[+07:06:30]]
:ボーテン: [TZ[+07:06:30]]
:カンボジア: [TZ[+07:06:30]]
: Song Saa Private Island : [TZ[+07:06:30]]
:旧タイ: [TZ[+07:06:30]]
:北越南暦: [TZ[+07:45:40]]
:南越南暦: [TZ[+07:45:40]]

:t: [TIME[1911-05-01]]
:東京: [TZ[+07:00]]
:芒街利来国际大酒店:[TZ[+07:00]]
:安南: [TZ[+07:00]]
:Six Senses Ninh Van Bay: [TZ[+07:00]]
:コーチシナ: [TZ[+07:00]]
:ラオス: [TZ[+07:00]]
:ボーテン: [TZ[+07:00]]
:カンボジア: [TZ[+07:00]]
: Song Saa Private Island : [TZ[+07:00]]
:旧タイ: [TZ[+07:00]]
:北越南暦: [TZ[+07:45:40]]
:南越南暦: [TZ[+07:45:40]]

:t: [TIME[1938][year:1938]]
:東京: [TZ[+07:00]]
:芒街利来国际大酒店:[TZ[+07:00]]
:安南: [TZ[+07:00]]
:Six Senses Ninh Van Bay: [TZ[+07:00]]
:コーチシナ: [TZ[+07:00]]
:ラオス: [TZ[+07:00]]
:ボーテン: [TZ[+07:00]]
:カンボジア: [TZ[+07:00]]
: Song Saa Private Island : [TZ[+07:00]]
:旧タイ: [TZ[+07:00]]
:新南群島: [TZ[+09:00]]
:北越南暦: [TZ[+07:45:40]]
:南越南暦: [TZ[+07:45:40]]

:t: [TIME[1943-01-01]]
:東京: [TZ[+08:00]]
:芒街利来国际大酒店:[TZ[+08:00]]
:安南: [TZ[+08:00]]
:Six Senses Ninh Van Bay: [TZ[+08:00]]
:コーチシナ: [TZ[+08:00]]
:ラオス: [TZ[+08:00]]
:ボーテン: [TZ[+08:00]]
:カンボジア: [TZ[+08:00]]
: Song Saa Private Island : [TZ[+08:00]]
:旧タイ: [TZ[+07:00]]
:新南群島: [TZ[+09:00]]
:北越南暦: [TZ[+07:45:40]]
:南越南暦: [TZ[+07:45:40]]

:t: [TIME[1945-03-15]]
:東京: [TZ[+09:00]]
:芒街利来国际大酒店:[TZ[+09:00]]
:安南: [TZ[+09:00]]
:Six Senses Ninh Van Bay: [TZ[+09:00]]
:コーチシナ: [TZ[+09:00]]
:ラオス: [TZ[+09:00]]
:ボーテン: [TZ[+09:00]]
:カンボジア: [TZ[+09:00]]
: Song Saa Private Island : [TZ[+09:00]]
:旧タイ: [TZ[+07:00]]
:新南群島: [TZ[+09:00]]
:北越南暦: [TZ[+07:45:40]]
:南越南暦: [TZ[+07:45:40]]

:t: [TIME[1945-09-02]]
:東京: [TZ[+07:00]]
:芒街利来国际大酒店:[TZ[+07:00]]
:安南: [TZ[+07:00]]
:Six Senses Ninh Van Bay: [TZ[+07:00]]
:コーチシナ: [TZ[+07:00]]
:旧タイ: [TZ[+07:00]]
:新南群島: [TZ[+09:00]]
:北越南暦: [TZ[+07:45:40]]
:南越南暦: [TZ[+07:45:40]]

:t: [TIME[1945-09-21]]
:東京: [TZ[+07:00]]
:芒街利来国际大酒店:[TZ[+07:00]]
:安南: [TZ[+07:00]]
:Six Senses Ninh Van Bay: [TZ[+07:00]]
:コーチシナ: [TZ[+07:00]]
:旧タイ: [TZ[+07:00]]
:新南群島: [TZ[+08:00]]
:北越南暦: [TZ[+07:45:40]]
:南越南暦: [TZ[+07:45:40]]

:t: [TIME[1946][year:1946]]
:東京: [TZ[+07:00]]
:芒街利来国际大酒店:[TZ[+07:00]]
:安南: [TZ[+07:00]]
:Six Senses Ninh Van Bay: [TZ[+07:00]]
:コーチシナ: [TZ[+07:00]]
:北越南暦: [TZ[+07:45:40]]
:南越南暦: [TZ[+07:45:40]]
:新南群島: [TZ[+08:00]]

:t: [TIME[1947-04-01]]
:東京: [TZ[+08:00]], [TZ[+07:00]]
:芒街利来国际大酒店:[TZ[+08:00]], [TZ[+07:00]]
:安南: [TZ[+08:00]]
:Six Senses Ninh Van Bay: [TZ[+08:00]]
:コーチシナ: [TZ[+08:00]]
:ラオス: [TZ[+08:00]]
:ボーテン: [TZ[+08:00]]
:カンボジア: [TZ[+08:00]]
: Song Saa Private Island : [TZ[+08:00]]
:旧タイ: [TZ[+08:00]]
:新南群島: [TZ[+08:00]]
:北越南暦: [TZ[+07:45:40]]
:南越南暦: [TZ[+07:45:40]]

:t: [TIME[1955-07-01]]
:東京: [TZ[+07:00]]
:芒街利来国际大酒店:[TZ[+07:00]]
:安南: [TZ[+07:00]]
:Six Senses Ninh Van Bay: [TZ[+07:00]]
:コーチシナ: [TZ[+07:00]]
:ラオス: [TZ[+07:00]]
:ボーテン: [TZ[+07:00]]
:カンボジア: [TZ[+07:00]]
: Song Saa Private Island : [TZ[+07:00]]
:旧タイ: [TZ[+07:00]]
:新南群島: [TZ[+07:00]]
:北越南暦: [TZ[+07:45:40]]
:南越南暦: [TZ[+07:45:40]]

:t: [TIME[1960-01-01]]
:東京: [TZ[+07:00]]
:芒街利来国际大酒店:[TZ[+07:00]]
:安南: [TZ[+08:00]]
:Six Senses Ninh Van Bay: [TZ[+08:00]]
:コーチシナ: [TZ[+08:00]]
:ラオス: [TZ[+07:00]]
:ボーテン: [TZ[+07:00]]
:カンボジア: [TZ[+07:00]]
: Song Saa Private Island : [TZ[+07:00]]
:旧タイ: [TZ[+07:00]]
:北越南暦: [TZ[+07:45:40]]
:南越南暦: [TZ[+07:45:40]]

:t: [TIME[1968-01-01]]
:東京: [TZ[+07:00]]
:芒街利来国际大酒店:[TZ[+07:00]]
:安南: [TZ[+08:00]]
:Six Senses Ninh Van Bay: [TZ[+08:00]]
:コーチシナ: [TZ[+08:00]]
:ラオス: [TZ[+07:00]]
:ボーテン: [TZ[+07:00]]
:カンボジア: [TZ[+07:00]]
: Song Saa Private Island : [TZ[+07:00]]
:旧タイ: [TZ[+07:00]]
:北越南暦: [TZ[+07:00]]
:南越南暦: [TZ[+07:45:40]]

:t: [TIME[1975-06-13]]
:東京: [TZ[+07:00]]
:芒街利来国际大酒店:[TZ[+07:00]]
:安南: [TZ[+07:00]]
:Six Senses Ninh Van Bay: [TZ[+07:00]]
:コーチシナ: [TZ[+07:00]]
:ラオス: [TZ[+07:00]]
:ボーテン: [TZ[+07:00]]
:カンボジア: [TZ[+07:00]]
: Song Saa Private Island : [TZ[+07:00]]
:旧タイ: [TZ[+07:00]]
:新南群島: [TZ[+07:00]]
:北越南暦: [TZ[+07:00]]
:南越南暦: [TZ[+07:00]]

:t: [TIME[2002][year:2002]]
:東京: [TZ[+07:00]]
:芒街利来国际大酒店:[TZ[+08:00]]
:安南: [TZ[+07:00]]
:Six Senses Ninh Van Bay: [TZ[+07:00]]
:コーチシナ: [TZ[+07:00]]
:ラオス: [TZ[+07:00]]
:ボーテン: [TZ[+07:00]]
:カンボジア: [TZ[+07:00]]
: Song Saa Private Island : [TZ[+07:00]]
:旧タイ: [TZ[+07:00]]
:新南群島: [TZ[+07:00]]
:北越南暦: [TZ[+07:00]]
:南越南暦: [TZ[+07:00]]

:t: [TIME[2003][year:2003]]
:東京: [TZ[+07:00]]
:芒街利来国际大酒店:[TZ[+08:00]]
:安南: [TZ[+07:00]]
:Six Senses Ninh Van Bay: [TZ[+07:00]]
:コーチシナ: [TZ[+07:00]]
:ラオス: [TZ[+07:00]]
:ボーテン: [TZ[+08:00]]
:カンボジア: [TZ[+07:00]]
: Song Saa Private Island : [TZ[+07:00]]
:旧タイ: [TZ[+07:00]]
:新南群島: [TZ[+07:00]]
:北越南暦: [TZ[+07:00]]
:南越南暦: [TZ[+07:00]]

:t: [TIME[2012-03]]
:東京: [TZ[+07:00]]
:芒街利来国际大酒店:[TZ[+08:00]]
:安南: [TZ[+07:00]]
:Six Senses Ninh Van Bay: [TZ[+08:00]]
:コーチシナ: [TZ[+07:00]]
:ラオス: [TZ[+07:00]]
:ボーテン: [TZ[+08:00]]
:カンボジア: [TZ[+07:00]]
: Song Saa Private Island : [TZ[+08:00]]
:旧タイ: [TZ[+07:00]]
:新南群島: [TZ[+07:00]]
:北越南暦: [TZ[+07:00]]
:南越南暦: [TZ[+07:00]]

:t: 現所属国
:東京: [[越南]]
:芒街利来国际大酒店:[[越南]]
:安南: [[越南]]
:Six Senses Ninh Van Bay: [[越南]]
:コーチシナ: [[越南]]
:ラオス: [[ラオス]]
:ボーテン: [[ラオス]]
:カンボジア: [[カンボジア]]
: Song Saa Private Island : [[カンボジア]]
:旧タイ: [[ラオス]]・[[カンボジア]]
:新南群島: [[越南]]
:北越南暦: [[越南]]
:南越南暦: [[越南]]

:t: [[tzdata]]
:東京: [CODE[Hanoi][Asia/Hanoi]]
:安南: [CODE[Ho_Chi_Minh][Asia/Ho_Chi_Minh]]
:ラオス: [CODE[Vientiane][Asia/Vientiane]]
:カンボジア: [CODE[Phnom_Penh][Asia/Phnom_Penh]]

]FIG]

;; [[広州湾租借地]]は、[[中国大陸の標準時]]を参照。

** 仏印時代

[44] [[tzdata]] は [CODE[Asia/Ho_Chi_Minh]] ([[安南]]) の元の[[地方時]]を 
[TZ[+07:06:40]] としています [SRC[>>42]]。
同様に [CODE[Asia/Hanoi]] ([[東京][トンキン]]) は [TZ[+07:03:24]]、
[CODE[Asia/Phnom_Penh]] ([[カンボジア]]) は [TZ[+06:59:40]]、
[CODE[Asia/Vientiane]] ([[ラオス]]) は [TZ[+06:50:24]] としています [SRC[>>54]]。

[16] 一時[[支那]]の[[王朝]]の支配下にあった現在の[[越南]]では、
[[中国式太陰太陽暦]]の一種が使われていました。
その計算には、[[北京]]の[[経度]] [TZ[+07:45:40]] が使われていました。

;; [20] [[越南の旧暦]]を参照。

[211] 
[[ラオス]]や[[カンボジア]]では、
[[タイ]]と同様に、
[[6時制]]が用いられていました。
その後[[仏印]]時代に[[24時間制]]に改められました。

;; [47] [[コーチシナ]]は
[TIME[1862年][year:1862]]に[[フランス]]領となりました。
[[カンボジア]]は1863年に[[フランス]]の[[保護国]]となりました。
[[越南]]の北部・中部は1882年-1886年に[[フランス]]の[[保護国]]となりました。
1887年に[[インドシナ総督府]]が設置されました。
[[ラオス]]は1888年に[[フランス]]の[[保護国]]となりました。
[[ラオス]]は更に1899年に[[仏印]]に編入されました。
[TIME[1887年][year:1887]]から[TIME[1895年][year:1895]]にかけて、
[[清]]と[[越南]]の[[国境]]が確定しました。実際にはその北側にも[[仏印]]の勢力が及んでいました。

[94] [TIME[1899年][year:1899]]時点の情報では、
[[Saigon]] の[[経度]]より [TZ[+07:16:56]] が [[Cochin China]]
の時刻とされています。 [[Lower Laos]], [[Cambodia]], [[Annam]]
でもこの時刻が使われているとされています。
[[Tongking]] については、 [[Haifong]] [[平均時]] [TZ[+07:04:39.5]]
が示されています。 [SRC[>>93]]

[95] [[サイゴン]]の[[経度]]は実際には [TZ[+07:06]] 近辺で、 [TZ[+07:16:56]]
ではそれより9分も進んでいます。 [TZ[+07:16:56]] は[[安南]]東岸に当たり、
あり得ない値ではありませんが、[[サイゴン]]の時刻ではありませんし、
[[サイゴン]]を退けるほどの大都市もなさそうです。
当時フランスでは[[パリ子午線]]を用いており、[[グリニッジ子午線]]とは9分の差がありました。
[[グリニッジ子午線]]基準に換算済みの値に誤ってもう一度9分を加えたらちょうど
[TZ[+07:16]] になりますが...

[96] 当時の[[電信]]各社は、 [[Saigon]] を [TZ[+07:06]] としていました [SRC[>>93]]。

;; [35] [[広州湾租借地]]は1899年に[[フランス]]が占領し、
1900年に[[租借地]]となりました。[[仏印]]に編入されました。

[49] 1904年頃、[[仏印]]の[[標準時]]を [TZ[+07:00]] (に近い[[パリ中度]]基準の[[時刻]]?)
とすることが検討されていたようです。[[清國海関]]とも協議しています。

;; [[中国の標準時]]も参照。

[270] [TIME[1904年8月][1904-08]]の[[日本]]の[[官報]]に掲載された[[電信]]で用いる[[時刻]]の表では、
[[仏印]]は「[[柴棍]]ノ[[標準時]]」とされています [SRC[>>271]]。

[226] 
[TIME[1904年][year:1904]]頃の[[米国海軍天文台]]の[[時差の表]]は、
[[地方平時]]が[[法的時刻]]であるとし、
[[Cochin China]], [[Cambodia]], [[Anam]] ([[Saigon]])
は
[TZ[+07:16:56]] [SRC[>>724]] や [TZ[+07:06:48.2]] [SRC[>>725]]
や [TZ[+07:06:49]] [SRC[>>725 China]]、
[[Tonkin]]
は
[TZ[+07:04:39.5]] [SRC[>>724]] や [YZ[+07:06:39.5]] [SRC[>>725]]
としていました
[SRC[>>724, >>725 (出典 [[C.T.]])]]。







;;
[212] 
[TIME[1905年][year:1905]]、
[[ベトナム]]の[[ハノイ]]と[[清国]]の[[昆明]]を結ぶ[[鉄道]]の[[ベトナム]]側が開業しました。


[19] [TIME[1906年7月1日0時0分][1906-07-01T00:00]]より、[[仏印]]は[[パリ]]から[[東]]に104度17分17秒の [[Phu Lien]] [[天文台]]の[[子午線]]の[[時刻]]を採用しました 
([TIME[1906年6月18日][1906-06-18]]付け[[仏印]][[官報]]) [SRC[>>67]]。

[45] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Ho_Chi_Minh]] と 
[CODE[Asia/Hanoi]] と
[CODE[Asia/Phnom_Penh]] と [CODE[Asia/Vientiane]] は、
[TIME[1906年7月1日][1906-07-01]]を境に [TZ[+07:06:30]] としています [SRC[>>42, >>54]]
([[Phù Liễn]] MT と注釈があります [SRC[>>42]])。
[[パリ]]が[[パリ]][[平均時]] = [TZ[+00:09:21]] (→ [TZ[+07:06:30.1[RUBY[3][・]]][+07:06:30.333]])
なのか[[パリ子午線]] = [LON[東経 2°20′14.03″ ][2.20.14.03E]]
(→ [TZ[+07:06:29.[RUBY[3][・]]][+07:06:29.333]]) のどちらを指すのかわからないが、
いずれにせよ[[秒]]単位で丸めて [TZ[+07:06:30]] だと注釈があります [SRC[>>67]]。

[168] [[Time Changes]] の
[[FRENCH INDO-CHINA]]
は、
[TIME[1906年6月9日][1906-06-09]]から [[Phu-Lien observatory]] [[地方平時]] [LON[106.35E]]
(= [TZ[+07:06:20]]) としていました [SRC[>>1256]]。


[162] [[Time Changes]] の 
[[VIETNAM, SOUTH]] と
[[CAMBODIA]] と
[[LAOS]] は、
[TIME[1906年6月9日][1906-06-09]]から [[地方平時]] [LON[106.35E]]
(= [TZ[+07:06:20]]) としていました [SRC[>>1256]]。

[120] 
[[Shanks]] の 
[[VIETNAM]] と
[[CAMBODOIA]] と
[[LAOS]] は、
[TIME[1906年6月9日0時0分][1906-06-09T00:00]]から [TZ[+07:06]] としています
(それ以前は [[LMT]]) [SRC[>>119]]。

[55] [[timeanddate.com]] は、 [[Phnom Penh]] と [[Vientiane]] の時刻について、
[TIME[1906年6月9日0時0分][1906-06-09T00:00]]から [TZ[+07:06:20]] としています [SRC[>>311, >>315]]。

[113] >>270 の表の[TIME[1906年9月][1906-09]]の改正により、
[[仏印]]は「ピユリアン氣象臺ノ時刻(巴里ノ時刻ヨリ早キコト六時五十七分九秒)」
と変更されました [SRC[>>112]]。

-*-*-

[21] [TIME[1911年5月1日0時0分][1911-05-01T00:00]]より、[[フランス]]本国が [TZ[+00:00]]
を採用したのに合わせて [SRC[>>18]]、[[仏印]]は [TZ[+07:00]] [SRC[>>18, >>42]]
に切り替えました ([TIME[1911年4月13日][1911-04-13]]付け[[仏印]][[官報]]803ページ所収
[TIME[1911年4月6日][1911-04-06]]付け[[法令]] [SRC[>>67]])。

[169] [[Time Changes]] の
[[FRENCH INDO-CHINA]] は、
[TIME[1911年3月11日0時1分][1911-03-11T00:01]]から、
[[Annam]] と [[Cambodia]] は[[標準時]] [TZ[+07:00]]、
[[Laos]] は[[標準時]] [TZ[+07:00]] (政府のみ)、
他の [[province]] は[[標準時]] [TZ[+08:00]] としていました [SRC[>>1256]]。

[163] [[Time Changes]] の [[LAOS]] は、
[TIME[1911年3月11日0時1分][1911-03-11T00:01]]から[[標準時]]
[TZ[+07:00]] (政府のみ利用) としていました [SRC[>>1256]]。

[121] [[Shanks]] の 
[[VIETNAM]] と
[[CAMBODOIA]] と
[[LAOS]] は、
[TIME[1911年3月11日0時1分][1911-03-11T00:01]]から [TZ[+07:00]] としていました [SRC[>>119]]。

[312] [[timeanddate.com]] は、 [[Phnom Penh]] と [[Vientiane]] の時刻について、
[TIME[1911年3月11日0時1分][1911-03-11T00:01]]から [TZ[+07:00]] としています [SRC[>>311, >>315]]。

[142] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Ho_Chi_Minh]] 
と [CODE[Asia/Hanoi]]
と [CODE[Asia/Phnom_Penh]] と [CODE[Asia/Vientiane]] は、
[TIME[1911年5月1日][1911-05-01]]を境に [TZ[+07:00]] としています [SRC[>>42, >>54]]。

-*-*-


[1224] 
[TIME[1935年][year:1935]]の[[米国政府]]の[[時差の表]]は、
[[Indo-China]] を
[TIME[1912年5月1日][1912-05-01]]に[[標準時]]採用としていました [SRC[>>1225]]。



[170] [[Time Changes]] の
[[FRENCH INDO-CHINA]] は、
[[全国]]で[TIME[1912年5月1日][1912-05-01]]から[[標準時]] [TZ[+08:00]] としていました 
[SRC[>>1256]]。

[165] [[Time Changes]] の 
[[VIETNAM, NORTH]] と
[[LAOS]] は、
[TIME[1912年5月1日][1912-05-01]]から[[標準時]] [TZ[+08:00]] としていました [SRC[>>1256]]。

[122] [[Shanks]] の 
[[VIETNAM]] と
[[CAMBODOIA]] と
[[LAOS]] は、
[TIME[1912年5月1日0時0分][1912-05-01T00:00]]から [TZ[+08:00]] としていました [SRC[>>119]]。

[164] [[timeanddate.com]] は、 [[Phnom Penh]] と [[Vientiane]] の時刻について、
[TIME[1912年5月1日0時0分][1912-05-01T00:00]]から [TZ[+08:00]] としています [SRC[>>311, >>315]]。


[75] 「[[リール地學協會]]報告([TIME[1912年11月][1912-11]])」によると、
[[仏印]]の[[標準時]]は[[フランス標準時]] + [TIME[07:00]] 
と定められるようになったようです [SRC[>>74]]。

-*-*-

[179] [TIME[大正7年][year:1918]]出版の文書にも、[[仏印]]は [TZ[+07:00]]
[[標準時]]とあります [SRC[>>192]]。
加えて、[[報時球]]
([LAT[北緯10度46分40秒][10.46.40N]][LON[東経106度42分22秒][106.42.22E]]) は
[FIG(list)[
- 地方時10時=グリニッジ平均時14時53分11秒7
- 標準時10時=グリニッジ平均時15時0分0秒
]FIG]
... に落下させられたといいます [SRC[>>194]] (グリニッジは前日)。

[38] [TIME[1929年][year:1929]]、[[中華民国]]は[[農暦]]の計算を
[TZ[+07:45:40]] から [TZ[+08:00]] に変更しました。
[[越南の旧暦]]がこの変更に追随したのかどうかは不明です。
[SEE[ [[農暦]]、[[越南の旧暦]] ]]



[HISTORY[
[171] [[Time Changes]] の
[[FRENCH INDO-CHINA]] は、
[[全国]]で[TIME[1931年5月1日][1931-05-01]]から[[標準時]] [TZ[+07:00]] としていました [SRC[>>1256]]。

[167] [[Time Changes]] の 
[[VIETNAM, NORTH]] と
[[LAOS]] は、
[TIME[1931年5月1日][1931-05-01]]から[[標準時]] [TZ[+07:00]] としていました [SRC[>>1256]]。

[123] [[Shanks]] の 
[[VIETNAM]] と
[[CAMBODOIA]] と
[[LAOS]] は、
[TIME[1931年5月1日0時0分][1931-05-01T00:00]]から [TZ[+07:00]] としていました [SRC[>>119]]。

[166] [[timeanddate.com]] は、 [[Phnom Penh]] と [[Vientiane]] の時刻について、
[TIME[1931年5月1日0時0分][1931-05-01T00:00]]から [TZ[+07:00]] としています [SRC[>>311, >>315]]。

[213] これらの根拠は不明です。
]HISTORY]

[91] [TIME[昭和15年][year:1940]]の[[日本軍]]の内部文書には「[[河内]]時間」
と注記がある[[仏印]]に関する記述があります
[SRC[>>90]]。

[REFS[
- [93] [CITE[The Geographical Journal, for February 1899.]] [[時差の表]]
- [724] [CITE[THE CHRONOMETER AND TIME SERVICE OF THE UNITED STATES NAVAL OBSERVATORY AND THE PRESENT STATUS OF STANDARD TIME]]
- [725] [[Appendix IV of the Publications of the United States Naval Observatory]]
- [1225] 1935年 Standard time throughout the world [[時差の表]]
- [90] [CITE[現地交渉関係 電報写(自8月28日至9月5日)(2)]] ([[アジア歴史資料センター | Japan Center for Asian Historical Records]]著, [TIME[2016-12-01 23:23:11 +09:00]]) <https://www.jacar.archives.go.jp/aj/meta/image_C12120109500>
- [1256] [[Time Changes]] (1982)
]REFS]

** 戦時下

;; [12] [TIME[1941年][year:1941]]、[[タイ・仏印国境紛争]]により、
[[カンボジア]]と[[ラオス]]の[[タイ]]寄り地域 (旧[[タイ]]領土)
が[[タイ]]領となりました。

;; [68] [TIME[1942年][year:1942]]、[[フランス]]本国政府は[[ドイツ]]に敗北し解体、
かわって[[ヴィシー政権]]が成立しました。
[[仏印]]は[[ヴィシー政権]]に、
[[広州湾租借地]]は[[自由フランス]]に従いました。

[22] [TIME[1942年12月31日23時0分][1942-12-31T23:00]]に、
[[仏印]]は1時間進めて[TIME[1943年1月1日][1943-01-01]]より
[TZ[+08:00]] に切り替えました [SRC[>>18]]。

[8] [TIME[昭和17年12月28日][1942-12-28]]報告によると、
[TIME[23日][1942-12-23]]付で[[総督府]]から[[資源節約][日光節約時間]]のために
[TIME[31日][1942-12-31]]夜に1時間進めるとの発表があった
[SRC[>>7]]ようです。

[10] [TIME[1942年12月30日][1942-12-30]]付け[[仏印]][[官報]]に掲載されています [SRC[>>67]]。

[9] [[フランス]]本国が [TZ[+01:00]] を採用したのに合わせた [SRC[>>18]] 
変更だともいいます。

[214] 実質的な[[通年夏時刻]]の導入でした。

[143] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Ho_Chi_Minh]] 
と [CODE[Asia/Hanoi]]
と [CODE[Asia/Phnom_Penh]] と [CODE[Asia/Vientiane]] は、
[TIME[1942年12月31日23時0分][1942-12-31T23:00]]を境に [TZ[+08:00]] としています
[SRC[>>42]]。



;; [79] これが[[広州湾租借地]]で実施されたかは不明ですが、
[[広州湾租借地]]が[[自由フランス]]管理下にあったのなら、
そちらの統治は[[仏印]]本土とは切り離されていたでしょうから、
この時点では実施されなかったのかもしれません。

-*-*-

[24] [TIME[1943年2月][1943-02]]には、[[自由フランス]]政権の支配下にあった[[広州湾租借地]]に、
[[ヴィシー政権]]との協定により[[日本軍]]が進攻しました。
その後のいずれかのタイミングで、周辺地域と同じ、[[中華民国]][[南京国民政府]]の[[通年夏時刻]]
[TZ[+09:00]] に切り替えられた可能性があります。

[99] 
[[日本]]で[TIME[昭和13年/1938年][year:1938]]に発行された[TIME[昭和14年][year:1939]][[暦]]から[TIME[昭和18年/1943年][year:1943]]に発行された[TIME[昭和19年][year:1944]][[暦]]では、
[[仏印]] (や[[タイ]]) は [TZ[+07:00]] となっています [SRC[>>106]]。

[108] 1942年10月出版の >>107 は、「数日前の新聞」によると[[仏印]]の[[日本軍]]が
[TZ[+09:00]] を使っており、兵員が現地[[太陽時]]とのずれに戸惑っているらしい、
と述べています。 (>>22 によればまだ現地[[標準時]]は [TZ[+07:00]]
だったはずですが、[[日本軍]]がそれと異なる本国の[[時刻]]を使っていたというのは不自然なことでもありません。)

[6] 昭和18年の日本政府内の文書には、「佛印時間」 [SRC[>>87, >>89]]、「安南時間」
[SRC[>>89 4ページ]]、「「タイ」時間」[SRC[>>89 9ページ]]
といった注記が見られ、軍部隊以外の[[日本]]関係者は現地民と同じ時間を使っていたのではないかと思われます。

;; [88] >>87 の 5ページには[[広州湾租借地]]に関する交渉に関して
「地方時間」とあります。どこの時刻を指しているのかは不明ですが、
[[広州湾租借地]]時刻 = [[仏印]]時刻 = [TZ[+08:00]] でしょうか。

;; [92] >>89 の 5ページには[[西貢]]の「現地時間」とあります。


;; [69] [TIME[1945年3月9日][1945-03-09]]、[[日本軍]]は[[仏印処理]]を行いました。すなわち、
[[仏印]]から[[フランス軍]]が駆逐され、[[ベトナム帝国]]、
[[ラオス王国]]、[[カンボジア王国]]が[[独立]]しました。

[23] [TIME[1945年3月14日23時0分][1945-03-14T23:00]]、
旧[[仏印]]は [TZ[+09:00]] に移行しました [SRC[>>18]]。

[144] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Ho_Chi_Minh]] と
[CODE[Asia/Hanoi]] と
[CODE[Asia/Phnom_Penh]] と [CODE[Asia/Vientiane]] は、
[TIME[1945年3月14日23時0分][1945-03-14T23:00]]を境に
[TZ[+09:00]] としています [SRC[>>42, >>54]]。

;;
[210] [[大東亜の標準時]]も参照。

-*-*-

;; [52] [TIME[1945年8月][1945-08]]、
[[ベトナム帝国]]の[[皇帝]]は[[ベトナム八月革命]]により[[退位]]しました。
一方[[ラオス王国]]は[[独立]]を撤回しました。
[[カンボジア王国]]も[[独立]]を事実上撤回しました。

[25] [TIME[1945年9月2日][1945-09-02]]、
[[ベトナム民主共和国]]が[[独立]]を宣言し、
[TZ[+07:00]] を採用しました [SRC[>>18, >>42]]
([[内務省]][[法令]] [SRC[>>70]])。

[51] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Ho_Chi_Minh]] と
[CODE[Asia/Hanoi]] と [CODE[Asia/Phnom_Penh]] と
[CODE[Asia/Vientiane]] は、
[TIME[1945年9月2日][1945-09-02]]を境に [TZ[+07:00]] としています [SRC[>>42, >>54]]。
[[カンボジア]]と[[ラオス]]については不明のため[[越南]]に合わせた [SRC[>>54]] とされています。

;; [31] [TIME[1945年8月][1945-08]]以後、
[[中華民国]]は旧[[広州湾租借地]]に進攻し、
[[フランス]]も[[中国]]への返還に合意しました。

[127] 旧[[広州湾租借地]]も周辺の旧[[中華民国]][[汪兆銘政権]]支配地域同様に
[TZ[+09:00]] から [TZ[+08:00]] に移行したと思われますが、時期は不明です。

;; [[中国大陸の標準時]]も参照。

;; [53] [TIME[1945年][year:1945]]以後、[[北ベトナム]]農村部は[[ベトナム民主共和国]]により、
[[南ベトナム]]は[[フランス]]と[[コーチシナ共和国]]により支配される状態となりました。
[TIME[1946年][year:1946]]末には本格的な戦闘に発展しました。 ([[第一次インドシナ戦争]])
[[ラオス]]も[[フランス]]の支配下に戻りました。

;; [13] [TIME[1946年][year:1946]]、
[[タイ・仏印国境紛争]]で[[タイ]]領に復帰していた[[仏印]]西部は、
再び[[仏印]]領土となりました。

[71] [TIME[1947年4月1日][1947-04-01]]、
[[仏印]]は [TZ[+08:00]] を採用しました 
([TIME[1947年10月14日][1947-10-14]]付け[[仏印]][[官報]]所収
[TIME[1947年3月28日][1947-03-28]][[法令]]) [SRC[>>67]]。
[[ベトナム]]、[[ラオス]]、[[カンボジア]]の[[フランス]]支配領域でこれが用いられました
[SRC[>>67]]。

[72] [[ベトナム民主共和国]]支配地域では、引き続き [TZ[+07:00]]
が用いられました [SRC[>>67]]。

[46] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Ho_Chi_Minh]]
と [CODE[Asia/Hanoi]]
と [CODE[Asia/Phnom_Penh]] と [CODE[Asia/Vientiane]] は、
[TIME[1947年4月1日][1947-04-01]]を境に [TZ[+08:00]] としています [SRC[>>42, >>54]]。

;; [56] 1948年6月に[[コーチシナ共和国]]は廃止され[[ベトナム臨時中央政府]]が設立され、
更には1949年6月には[[ベトナム国]]となりました ([[南ベトナム]])。
1949年7月には[[ラオス]]が独立しました。
1949年11月には[[カンボジア]]が独立しました。

;; [60] 1953年10月22日の仏ラオス条約により、
[TIME[1953年11月9日][1953-11-09]]に[[ラオス]]は完全に独立しました。
[TIME[1953年11月9日][1953-11-09]]に[[カンボジア王国]]も完全に独立しました。

;; [30] [TIME[1954年7月21日][1954-07-21]]に[[ジュネーブ協定]]で休戦と[[越南]]、[[ラオス]]、[[カンボジア]]の独立が承認されています。
なお同協定では「[[北京平均時]]」を休戦時刻の規定における「地方時」であると定義しています [SRC[>>32]]。[[北京平均時]]は [TZ[+08:00]] を指すと思われます。
停戦後、[[北ベトナム]]は[[ベトナム民主共和国]]の支配下に、
[[南ベトナム]]は[[フランス]]・[[ベトナム国]]の支配下となりました。

[58] [[カンボジア]]について、 [[tzdata]] の [CODE[Asia/Phnom_Penh]]
は (正確な日付は不明として)
[TIME[1953年11月9日][1953-11-09]]を境に [TZ[+07:00]] としています [SRC[>>54]]。

[27] [[ラオス]]では、[TIME[1954年4月15日][1954-04-15]]から [SRC[>>18, >>67]]
または [TIME[1955年4月15日][1955-04-15]] [SRC[>>54 [CODE[Asia/Vientiane]] (その出典は [[Trần]] の本)]] 
を境に [TZ[+07:00]] が用いられました。

[28] [[北ベトナム]]の[[ハノイ]]では、
[TIME[1954年10月][1954-10]]から [TZ[+07:00]] が用いられました [SRC[>>18, >>67, >>54]]。

[145] [[tzdata]] の [CODE[Asia/Hanoi]] ([[北ベトナム]]) は、
[TIME[1954年10月][1954-10]]を境に [TZ[+07:00]] としています [SRC[>>54]]。

[29] [[北ベトナム]]の[[ハイフォン]]では、
[TIME[1955年5月][1955-05]]から [TZ[+07:00]]
が用いられました [SRC[>>18, >>67]]。

-*-*-

[33] [TIME[1955年7月1日0時0分][1955-07-01T00:00]]、
[[ベトナム国]] ([[南ベトナム]]) は
[TZ[+07:00]] に移行しました [SRC[>>18, >>67]]。

[48] [[tzdata]]の [CODE[Asia/Ho_Chi_Minh]]
は、[TIME[1955年7月1日][1955-07-01]]から [TZ[+07:00]] としています [SRC[>>42]]。

;; [57] [TIME[1955年10月][1955-10]]、
[[ベトナム国]]にかわり[[ベトナム共和国]]が成立しました ([[南ベトナム]])。
[TIME[1956年6月][1956-06]]、[[フランス軍]]が撤退しました。

[132] [TIME[1957年][year:1957]]の[[カナダ]]の[[時差の表]]は、
Indo-China, Federation of: [[Cambodia]], [[Laos]], [[Viet Nam]]
をいずれも [TZ[+07:00]] としています [SRC[>>134]]。


[34] 
[TIME[1959年12月31日23時0分][1959-12-31T23:00]]、
[[ベトナム共和国]] ([[南ベトナム]]) は
[TZ[+08:00]] に移行して
[TIME[1960年1月1日0時0分][1960-01-01T00:00]]としました [SRC[>>67]]
([TIME[1959年12月30日][1959-12-30]]付け[[法令]]362-TTP号 [SRC[>>67]])。

[128] [[tzdata]]の [CODE[Asia/Ho_Chi_Minh]] ([[南ベトナム]])
は、[TIME[1959年12月31日23時0分][1959-12-31T23:00]]から [TZ[+08:00]] としています [SRC[>>42]]。


[135] [TIME[1961年9月][1961-09]]の航空時刻表は、
[[SAIGON]] ([[南ベトナム]]) を [TZ[+08:00]] としています [SRC[>>133]]。

[149] [TIME[1962年4月][1962-04]]や[TIME[1963年4月][1963-04]]の航空時刻表には、
次のようにありました
[SRC[>>148, >>150]]。

- [[Laos]], [[Cambodge]], [[Thailande]] [TZ[+07:00]]
- [[Vietnam]] [TZ[+08:00]]
- [[Hongkong]] [TZ[+09:00]]

[151] [TIME[1966年9月][1966-09]]版にはそれに加えて 
[[Kuala-Lumpr]], [[Singapore]] [TZ[+07:30]] とありました [SRC[>>152]]。


-*-*-

[40] 
[TIME[1968年1月1日0時][1968-01-01T00:00]]、
[[ベトナム民主共和国]] ([[北ベトナム]]) は [TZ[+07:00]] を採用しました
[SRC[>>41, >>67]] 
([TIME[1967年8月8日][1967-08-08]][[決議]] [[121/CP]] [SRC[>>26]])。
同時に[[グレゴリオ暦]]を用いることも定めました [SRC[>>41]]。

[39] [[ベトナム民主共和国]]のこの決議により、[[北ベトナム]]の[[旧暦][越南の旧暦]]は、
以後 [TZ[+07:00]] で計算されるようになりました。
[[南ベトナム]]はその後も滅亡まで[[北京]]基準のままでした。

[129] [TIME[1968年][year:1968]]の[[テト]] ([[越南暦]]の[[正月]])
に行われた[[北ベトナム]]による[[テト攻勢]]の際には、
[[時差]]による南北の[[暦]]の違いから[[テト]]の[[日付]]がずれており、
[[南ベトナム]]にとっては[[テト]]休戦中に奇襲を受けた形となりました。

;; [[越南の旧暦]]参照。

[131] 当時[[サイゴン]] ([[南ベトナム]]) で取材中だった[[産経新聞]]記者の[[友田錫]]は、
[TIME[2013年][year:2013]]の回顧録で、
[[東京]]とは[[時差]]が2時間と述べています [SRC[>>130]]。
[[東京]]は [TZ[+09:00]] なので、[[サイゴン]]は [TZ[+07:00]]
だったことになりますが、他の情報とは矛盾します。

[138] 
[TIME[1968年][year:1968]]の[[米軍]]の[[時間帯図]]に基づくという
[TIME[1972年][year:1972]]の[[日本]]の[[百科事典]]の[[時間帯図]]は、
[[北ベトナム]]を [TZ[+07:00]]、[[南ベトナム]]を [TZ[+08:00]] で塗っています
[SRC[>>139]]。

[154] [TIME[1968年4月][1968-04]]の航空時刻表には、次のようにありました [SRC[>>153]]。

- [[TOKYO]], [[OSAKA]] [TZ[+09:00]]
- [[TAIPEI]], [[HONGKONG]], [[SAIGON]], [[MANILA]] [TZ[+08:00]]
- [[PHNOMPENH]], [[BANGKOK]], [[VIENTIANE]] [TZ[+07:00]]
- [[KUALALUMPUR]], [[SINGAPORE]] [TZ[+07:30]]

[156] [TIME[1969年5月][1969-05]]の航空時刻表には、次のようにありました [SRC[>>155]]。

- [[TOKYO]], [[OSAKA]], [[HONG KONG]] [TZ[+09:00]]
- [[TAIPEI]], [[MANILA]], [[SAIGON]] [TZ[+08:00]]
- [[VIETIANE]], [[PHNOM PENH]], [[BANGKOK]] [TZ[+07:00]]
- [[KUALA LUMPUR]], [[SINGAPORE]] [TZ[+07:30]]

[158] [TIME[1969年10月][1969-10]]の航空時刻表には、次のようにありました [SRC[>>157]]。

- [[TOKYO]], [[OSAKA]] [TZ[+09:00]]
- [[TAIPEI]], [[HONG KONG]], [[MANILA]], [[SAIGON]] [TZ[+08:00]]
- [[VIETIANE]], [[PHNOM PENH]], [[BANGKOK]] [TZ[+07:00]]
- [[KUALA LUMPUR]], [[SINGAPORE]] [TZ[+07:30]]


[137] [TIME[1969年9月][1969-09]]の航空時刻表は、
[[SAIGON]] を [TZ[+08:00]] としていました
[SRC[>>136]]。

;; [172] 
[TIME[1970年][year:1970]]、
[[カンボジア]]で[[クーデター]]があり、
[[クメール共和国]]が成立しました。
[[カンボジア王国]]は滅亡しましたが、
[[中華人民共和国]]保護下に[[カンボジア王国民族連合政府]]が成立しました。
[[カンボジア王国民族連合政府]]は[[亡命政権]]でしたが、
[[カンボジア]]領内に支配地域を拡大していきました。
また[[ベトナム戦争]]中の[[米国]]と[[南ベトナム]]は[[カンボジア]]に進攻しました。


[160] [TIME[1974年11月][1974-11]]の航空時刻表には、次のようにありました [SRC[>>159]]。

- [[TOKYO]], [[OSAKA]] [TZ[+09:00]]
- [[TAIPEI]], [[HONG KONG]], [[SAIGON]] [TZ[+08:00]]
- [[VIETIANE]], [[PHNOM PENH]], [[BANGKOK]] [TZ[+07:00]]
- [[KUALA LUMPUR]], [[SINGAPORE]] [TZ[+07:30]]

;;
[186] 
[TIME[1974年][year:1974]]、
[[ラオス王国]]に[[ラオス民族連合政府]]が成立しました。

;;
[173] 
[TIME[1975年4月][1975-04]]、
[[カンボジア王国民族連合政府]]が[[カンボジア]]首都の[[プノンペン]]を制圧、
[[クメール共和国]]は滅亡しました。


;; [36] [TIME[1975年][year:1975]]春、[[サイゴン]]が陥落し、[[ベトナム戦争]]は終結しました。
[[ベトナム共和国]]は崩壊し、[[南ベトナム共和国]]臨時革命政府が設立されました。

[126] 
[[サイゴン]] ([[南ベトナム]]) 陥落を現地で体験した[[日本人]]記者の[[藤原亙]]の
[TIME[2001年][year:2001]]の回顧録では、
南北に[[時差]]があり、[[ハノイ]] ([[北ベトナム]]) が「先行」していたとあります
(いつの出来事かは明記されていませんが、
[[サイゴン]]陥落が[TIME[4月30日][1975-04-30]]、
藤原記者の[[サイゴン]]脱出が[TIME[5月24日][1975-05-24]]で、
[TIME[1975年5月][1975-05]]の日常光景を記したものと思われます)
[SRC[>>124]]。
ただ他の情報では[[北ベトナム]]が [TZ[+07:00]]、[[南ベトナム]]が [TZ[+08:00]]
と南が1時間先行しているとされていて、本記事の内容とは整合しません。

[37] [TIME[1975年6月13日][1975-06-14]]、
[[南ベトナム共和国]]臨時革命政府は
[TZ[+07:00]] を採用すると正式決定しました [SRC[>>18, >>67]]。

[50] [[tzdata]]の [CODE[[[Asia/Ho_Chi_Minh]]]]
は、[TIME[1975年6月13日][1975-06-13]]を境に [TZ[+07:00]] としています [SRC[>>42]]。

;;
[187] 
[TIME[1975年12月][1975-12]]、
[[ラオス民族連合政府]]は[[王政]]を廃止し、
[[ラオス人民民主共和国]]と改称しました。

;;
[175] 
[TIME[1976年1月][1976-01]]、
[[カンボジア王国民族連合政府]]は[[民主カンボジア]]に改称しました。


[REFS[
- [271] [CITE@ja[国立国会図書館デジタルコレクション - 官報. 1904年08月30日]] ([TIME[2016-06-20 21:14:10 +09:00]]) <http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2949670/2>
- [74] [CITE[フランス殖民地に於ける標準時]] (地学雑誌 Vol. 25 (1913) No. 5 P 381, [TIME[2016-05-02 18:39:34 +09:00]]) <https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography1889/25/5/25_5_381/_article/-char/ja/>
- [181] [TIME[大正7年7月15日][1918-07-15]]
-- [192] [CITE[支那海西側水路誌 - Google ブックス]] ([TIME[2016-06-13 19:48:19 +09:00]]) 
<https://books.google.co.jp/books?id=GbA1pMnFJDgC&lpg=PA4&ots=TAhVkMsB0I&pg=PA56>
-- [194] [CITE[支那海西側水路誌 - Google ブックス]] ([TIME[2016-06-13 19:48:19 +09:00]]) 
<https://books.google.co.jp/books?id=GbA1pMnFJDgC&lpg=PA4&pg=RA7-PA67>
- [32] [CITE[Geneva Accords]] ([TIME[2016-02-27 23:06:03 +09:00]] 版) <https://www.mtholyoke.edu/acad/intrel/genevacc.htm>
- [106] 
-- [82] [CITE@ja[国立国会図書館デジタルコレクション - 暦. 昭和14年]] ([TIME[2016-04-05 01:18:04 +09:00]] 版) <http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1255562/26>
-- [104] [CITE@ja[国立国会図書館デジタルコレクション - 暦. 昭和15年]] ([TIME[2016-04-05 01:15:31 +09:00]] 版) <http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1255573/26>
-- [103] [CITE@ja[国立国会図書館デジタルコレクション - 暦. 昭和16年]] ([TIME[2016-04-05 01:13:30 +09:00]] 版) <http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1184177/27>
-- [81] [CITE@ja[国立国会図書館デジタルコレクション - 暦. 昭和17年]] ([TIME[2016-04-05 01:11:48 +09:00]] 版) <http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1184172/26>
-- [101] [CITE@ja[国立国会図書館デジタルコレクション - 暦. 昭和18年]] ([TIME[2016-04-05 01:02:50 +09:00]] 版) <http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1184175/27>
-- [97] [CITE@ja[国立国会図書館デジタルコレクション - 暦. 昭和19年]] ([TIME[2016-04-05 00:55:37 +09:00]] 版) <http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1184173/26>
- [7] [CITE[時間関係雑纂 19.印度支那時間変更関係]] ([TIME[1942年12月][1942-12]]、
[TIME[2016-07-31 16:21:49 +09:00]]) <http://www.jacar.go.jp/DAS/meta/image_B04011420200>
- [87] [CITE[5 昭和18年2月17日から昭和18年2月20日]] ([[アジア歴史資料センター | Japan Center for Asian Historical Records]]著, [TIME[2016-12-01 22:58:32 +09:00]]) <https://www.jacar.archives.go.jp/aj/meta/image_B02032976300>
- [89] [CITE[5.大東亜省]] ([[アジア歴史資料センター | Japan Center for Asian Historical Records]]著, [TIME[2016-12-01 23:12:49 +09:00]]) <https://www.jacar.archives.go.jp/aj/meta/image_B15100125100>
- [[時差の表]]
-- [134] [TIME[1957年3月][1957-03]] [CITE[STANDARD TIMES]]
-- [133] [TIME[1961年9月][1961-09]] 時刻表
-- [136] [TIME[1969年9月][1969-09]]
-- [139] [TIME[1972年][year:1972]] [CITE[世界大百科事典]]
-- [140] [TIME[1980年][year:1980]] [CITE[Greenwich Time: And the Discovery of the Longitude]]
- [147] [CITE[Air Vietnam]] ([TIME[2017-08-28 06:26:19 +09:00]]) <http://www.timetableimages.com/ttimages/vn1.htm>
-- [148] [CITE[vn62-3.jpg (1877×1344)]] 
(April 25, 1962, [TIME[2013-07-21 19:08:56 +09:00]]) 
<http://www.timetableimages.com/ttimages/vn1/vn62/vn62-3.jpg>
-- [150] [CITE[airviet3.jpg (1328×1080)]] 
(April 1, 1963, [TIME[2005-10-09 22:30:31 +09:00]]) 
<http://www.timetableimages.com/i-a/airviet3.jpg>
-- [152] [CITE[vn66-3.jpg (2325×1377)]] 
(September 19, 1966, [TIME[2009-06-24 18:55:50 +09:00]]) <http://www.timetableimages.com/ttimages/complete/vn66/vn66-3.jpg>
-- [153] [CITE[vn6812-2.jpg (1967×1203)]] 
(April 1968, [TIME[2015-09-13 04:59:38 +09:00]]) <http://www.timetableimages.com/ttimages/vn1/vn6812/vn6812-2.jpg>
-- [155] [CITE[vn6905-4.jpg (1697×957)]] 
(May 1969, [TIME[2013-07-21 20:28:09 +09:00]]) <http://www.timetableimages.com/ttimages/vn1/vn6905/vn6905-4.jpg>
-- [157] [CITE[vn69-07.jpg (1916×1086)]] (October 19, 1969, [TIME[2010-07-14 06:50:59 +09:00]]) <http://www.timetableimages.com/ttimages/vn1/vn69/vn69-07.jpg>
-- [159] [CITE[vn74-2.jpg (2362×1394)]] (November 1, 1974, [TIME[2010-07-16 06:10:12 +09:00]]) <http://www.timetableimages.com/ttimages/vn1/vn74/vn74-2.jpg>


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[124] [CITE[三十年戦争の終幕を見る]],
[[藤原亙]] ([[TBS]]), [TIME[2001年 (平成13年)1月][2001-01]]・[[民放くらぶ]]・第 60号
([TIME[2013-07-15 11:51:30 +09:00]]) <http://minpou-club.org/pdf/0060.pdf>
]FIGCAPTION]

> 新しい一日の始まり。
> サイゴンと、時計の針が先行するハノイとの二つの標準時が残ってお
り、早起きで勤勉な「北」の質実を誇示することで、
「南」の精神風土を矯め治そうとしているかのように感じられた
]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[130] [CITE@ja[ベトナム断想Ⅰ テト攻勢―衝撃の一日 | 取材ノート | 日本記者クラブ JapanNationalPressClub (JNPC)]]
([[友田錫]] (元[[産経新聞]]記者 [TIME[2013年3月5日][2013-03-05]]記), 
[TIME[2017-10-26 16:29:36 +09:00]])
<https://www.jnpc.or.jp/journal/interviews/25574>
]FIGCAPTION]

> 午前10時前後だった。2時間の時差のある東京の本社では、夕刊の締め切りがせまっているはずだ。

]FIG]

]REFS]

** 独立国時代

;; [11] [TIME[1976年7月1日][1976-07-01]]、南北越南は統一されました。


;;
[174] 
[TIME[1978年][year:1978]]、
[[カンボジア]]は[[ベトナム]]に進攻しました。
[TIME[1979年][year:1979]]、
反攻した[[ベトナム]]は[[プノンペン]]を制圧しました
([[カンボジア・ベトナム戦争]])。
[[プノンペン]]には[[カンボジア人民共和国]]が成立しました。
[[民主カンボジア]] ([[ポルポト政権]])
は首都陥落後も一部地域を統治し続けました。


[141] [TIME[1979年][year:1979]]の[[英軍]]の[[時間帯図]]は、
[[越南]]全域を [TZ[+07:00]] で塗っていました [SRC[>>140]]。

;; [114] [TIME[1979年][year:1979]]、
[[中越戦争]]で[[中華人民共和国]]が[[越南]]北部に進攻し、
一時占領下に置きましたが、その後撤退しました。

[115] [[中華人民共和国]]の占領下で[[中華人民共和国]]の軍隊以外でも[[中華人民共和国の標準時]] 
[TZ[+08:00]] が用いられたかは不明です。


;;
[176] 
[TIME[1982年6月][1982-06]]、
[[ポルポト派]]他3派の[[民主カンボジア連合政府]]が成立しました。


;; [116] [TIME[1984年][year:1989]]、
[[中越国境紛争]]で[[中華人民共和国]]は[[越南]]の[[老山]]、[[者陰山]]に進攻しました。
[TIME[1989年][year:1989]]までこの地を占領していました。

[117] [[中華人民共和国]]占領地は[[中華人民共和国]]の軍隊の拠点となっており、
もっぱら[[中華人民共和国の標準時]] [TZ[+08:00]] が用いられたものと推測されます。

;; [178] 
[TIME[1989年][year:1989]]、
[[カンボジア]]から[[ベトナム]]軍が撤退しました。
[[カンボジア人民共和国]]は[[カンボジア国]]に改称しました。

;;
[177] 
[TIME[1990年2月][1990-02]]、
[[民主カンボジア連合政府]]は[[カンボジア]]に改称しました。

;;
[180] 
[TIME[1990年9月][1990-09]]、
[[カンボジア国]]と[[民主カンボジア]]による[[カンボジア最高国民評議会]]が発足しました。

;;
[182] 
[TIME[1992年2月][1992-02]]、
[[国際連合カンボジア暫定統治機構]]が成立しました。
[[カンボジア最高国民評議会]]から[[行政権]]を委譲されました。

;;
[183] 
[TIME[1993年9月][1993-09]]、
[[カンボジア王国]]が再興されました。
[[国際連合カンボジア暫定統治機構]]は解散しました。
旧[[民主カンボジア]]のうち[[ポルポト派]]は新政府に参加しませんでした。

;;
[184] 
[TIME[1998年][year:1998]]、
[[ポルポト派]]は滅亡しました。



;; [118] [TIME[2000年][year:2000]]、陸上及び[[トンキン湾]]内の[[中越国境]]が確定しました。


[185] 
[[カンボジア]]では、
長年の内戦で統一政権の統治下になく混乱していた上、
[[ポルポト政権]]の弾圧により[[法律]]が破棄され[[法律家]]が迫害されていましたが、
[[カンボジア王国]]再建後、
再整備が進んでいます。
現在[[カンボジア]]の[[法令]]上明確に[[標準時]]が定められているかは不明です。
内戦前の[[標準時]]の[[法令]]の効力が持続しているかも不明です。


[161] [[ASEAN標準時]] [TZ[+08:00]] の制定の動きに対して、
1時間の[[標準時]]変更が必要となる[[カンボジア]]は反対しているようです。

-*-*-

[204] 
現在[[ベトナム]]の[[保時]]は、
[[Viện Đo lường Việt Nam]]
([[Vietnam Metrology Institute]])
の
[[Phòng Đo lường Thời gian - Tần số]]
([[Laboratory of Time & Frequency]])
[SRC[>>203, >>199]]
が担当しています。
本研究室では、
3人の研究員が[[原子時計]]を運用しており、
その[[時刻]]は [DFN[UTC(VMI)]]
と呼ばれています [SRC[>>202]]。
[[時刻]]は [[NTP]] により提供されています [SRC[>>202]]。

[205] 
[[VMI]] 研究員の説明 [SRC[>>202]] によると
[CODE(math)[[[UTC(VMI)]] = [[UTC]] + 7 h]]
であり、
[[UTC]] に7時間加えた[[ベトナムの標準時]]が [[UTC(VMI)]]
であるとも読めますが、同時に
[CODE(math)[|[[UTC]] - [[UTC(VMI)]]| < 100 ns]]
ともあり、他の [[UTC([VAR[n]])]] 同様に
[[UTC]] と[[誤差]]以外の[[時差]]のない[[時刻]]とも説明されています。

[HISTORY[
[206] 
[[VMI]] の
[[Webサイト]]には、
「Thời gian chuẩn Quốc gia」 [SRC[>>203]]
(「National standard time」 [SRC[>>199]])
と称して[[時刻]]が示されています。
しかしその実態は
<http://flash-clocks.com/free-flash-clocks-blog-topics/free-flash-clock-176.swf>
で無償提供されている [[Flash]]
により[[現在時刻]]を表示する[[時計]]であり、
[[利用者]]の[[時計]]の[[時刻]]を表示しているだけに見えます。
([[時差]]も [TZ[+07:00]] ではなく[[利用者]]の設定に従っているようです。)
[TIME[2018-07-19T03:27:47.100Z]]
]HISTORY]

[REFS[
- [18] [CITE@en[Time in Vietnam - Wikipedia, the free encyclopedia]] ([TIME[2016-02-26 02:02:01 +09:00]] 版) <https://en.wikipedia.org/wiki/Time_in_Vietnam>
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- [112] [CITE@ja[国立国会図書館デジタルコレクション - 官報. 1906年09月22日]] ([[大蔵省印刷局 '''['''編''']''']]著, [TIME['''['''1964''']'''-][year:1964]]) <http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2950313/4>
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--- [70] [CITE[Lịch vạn niên tra cứu trực tuyến Âm dương lịch 2012 Lịch Việt Nam Lich Van nien lich van su 2011 2012]] ([TIME[2016-02-28 14:43:19 +09:00]] 版) <http://thoigian.com.vn/?mPage=P80D01>
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[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[17] [CITE@en[Vietnamese calendar - Wikipedia, the free encyclopedia]]
([TIME[2016-02-25 16:37:39 +09:00]] 版)
<https://en.wikipedia.org/wiki/Vietnamese_calendar>
]FIGCAPTION]

> North Vietnam switched from UTC+8 to UTC+7 on August 8, 1967, with South Vietnam doing likewise in 1975 at the end of the Vietnam War. 
]FIG]

- [107] [CITE@ja[近代デジタルライブラリー - 思索の手套 : 科學隨想]] ([TIME[2016-04-18 20:13:28 +09:00]] 版) <http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1085848/8>
[TIME[1942年10月][1942-10]]
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- [199] [CITE@vi[Time and Frequency | Vietnam Metrology Institute]]
([TIME[2018-07-19 01:46:18 +09:00]])
<http://vmi.gov.vn/en/time-and-frequency/>
- [202] [CITE[VMI progress report ― MEDEA Course on GPS time – transfer and calibration
techniques Concluding Workshop]],
Trieu Viet Phuong,
Head of Time and Frequency Laboratory, VMI,
DA NANG 11-2016
<http://www.apmpweb.org/fms/get_file.php?index=NTY0MA==>





[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[188] [CITE@en-GB[Invitation for Bids Procurement of Office Equipments | dof.maf.gov.la]]
([TIME[2018-07-19 01:15:34 +09:00]])
<http://dof.maf.gov.la/en/invitation-for-bids-procurement-of-office-equipments/>
]FIGCAPTION]

> office hours: 0900 to 1600 hours (Standard Lao PDR time)

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[189] [CITE@en-US[Admimistrative Arrangements ADSOM WG]]
([TIME[2018-05-26 11:04:42 +09:00]])
<https://www.mod.gov.la/10thADMM/admimistrative-arrangements-adsom-wg.html>
]FIGCAPTION]

> Local time in the Lao P.D.R is GMT+7.

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[190] [CITE@auto[ເປັນຫຍັງລົງທຶນໃນລາວ]]
([[Mr. Korakan]]著, [TIME[2018-07-19 01:21:59 +09:00]])
<http://www.investlaos.gov.la/la/index.php/why-laos>
]FIGCAPTION]

>  ຂົງເຂດເວລາ Time Zone	 UTC+7

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[191] [CITE[Displaying items by tag: សំណង់]]
([TIME[2018-07-19 01:34:40 +09:00]])
<http://www.moeys.gov.kh/en/teacher-training/tag/%E1%9E%9F%E1%9F%86%E1%9E%8E%E1%9E%84%E1%9F%8B.html>
]FIGCAPTION]

> 10:00 A.M. on 27 March, 2014 (Cambodia Standard Time)

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[193] ([TIME[2016-04-21 18:21:09 +09:00]])
<http://www.mpwt.gov.kh/wp-content/uploads/2016/04/Invitation-for-Bids-NCB1-RW07.pdf>
]FIGCAPTION]

> Cambodian Standard Time

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[195] [CITE@km[REQUEST FOR EXPRESSIONS OF INTEREST: Consulting Services – Service Provider for Implementation for Community Development Fund (Reference no.: LASED/NCDDS/IC/34/17 – QBS) – គ.ជ.អ.ប]]
([TIME[2018-07-19 01:37:32 +09:00]])
<http://ncdd.gov.kh/citizens/reoi-icdf-2018/>
]FIGCAPTION]

> 5:00 p.m. on 31 May 2018 (local time)

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[196] ([TIME[2014-10-01 00:30:38 +09:00]])
<https://www.eccc.gov.kh/sites/default/files/Readvertise%20REOI%20No%20UNK%20PU%20EOI%20012%20001.pdf>
]FIGCAPTION]

>  5 pm Phnom Penh time (GMT+7)

]FIG]



[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[197] [CITE[Annex III]]
([TIME[2018-07-11 12:55:21 +09:00]])
<http://www.cdc-crdb.gov.kh/cdc/job_opportunities/request%20for%20proposal/annex_iii.htm>
]FIGCAPTION]

>  Monday 25 April 2011, 1700 hours (local time, i.e. GMT + 7 hours).

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[198] [CITE@en[General Information]]
([TIME[2018-07-19 01:41:42 +09:00]])
<https://www.aseantelmin17.gov.kh/article/general-information>
]FIGCAPTION]

> The standard Cambodian time zone is GMT+7

]FIG]




[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[200] [CITE@VI[Du Bao WRF]]
([TIME[2017-12-14 15:56:35 +09:00]])
<http://www.vnbaolut.com/ind3.htm>
]FIGCAPTION]

> Hàng ngày có bốn dự báo 72 giờ của VNBAOLUT.COM bằng mô hình WRF cho 00 UTC (7 giờ sáng VN), 
> 06 UTC (1 giờ trưa VN),  12 UTC (7 giờ tối VN) và 18 UTC (1 giờ khuya VN)
> Dự báo 15 ngày bắt đầu từ 00 UTC (7 giờ sáng VN) và 12 UTC (7 giờ tối VN)

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[201] [CITE@en[ITPC - Online Trade and Investment Information Portal — Visiting Vietnam]]
([TIME[2018-07-19 01:55:14 +09:00]])
<http://itpc.hochiminhcity.gov.vn/importers/how_to_import/visiting_vietnam/folder_listing/?set_language=en>
]FIGCAPTION]

> Vietnam is twelve hours ahead of Eastern Standard Time and 11 hours ahead of Eastern Daylight Time. Vietnam consists of a single time zone.

]FIG]


]REFS]

* リゾートタイム

[125] [[リゾート施設]]は、国内[[標準時]]とは異なる独自の[[リゾートタイム]]を採用していることがあります。
[[海洋リゾート]]の類は[[日照時間]]確保のために[[夏時刻]]相当のものを採用しており、
[[中華人民共和国]]国境近辺の[[カジノ]]の類は[[中華人民共和国]]人観光客 (と従業員)
のため[[中華人民共和国の標準時]]を採用しています。

;; 詳しくは[[リゾートタイム]]を参照。

** ボーテン

[109] [[中華人民共和国]]と[[ラオス]]の[[国境]]の[[ラオス]]側の[[都市]][[ボーテン]]には、
[TIME[2002年][year:2002]]以来[[中国]]資本の[[カジノ]]が進出していました。
[TIME[2003年][year:2003]]から[[経済特区]]となり [SRC[>>76]]、
半ば[[租界]]化していたといいます。
現地の[[中国人]]は[[中華人民共和国の標準時]] [TZ[+08:00]] を用いていました。
[[ラオス人]]はほとんどいませんでした [SRC[>>78]]。

[110] [TIME[2011年][year:2011]]に[[中共政府]]の圧力で[[カジノ]]は閉鎖され [SRC[>>102]]、
[[ボーテン]]は廃墟と化しました。
その後改めて[[中国]]資本による再開発が進められており、
[TIME[2017年][year:2017]]の取材でも当地では [TZ[+08:00]] が用いられている [SRC[>>105]]
ようです。

[REFS[
- [102] [CITE@en[Boten - Wikipedia]] ([TIME[2017-10-06 02:11:57 +09:00]]) <https://en.wikipedia.org/wiki/Boten>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[76] [CITE[中国雲南省と東南アジアを結ぶ交通ルートの現状 ―大メコン圏における水路と陸路― ]]
(橋谷 弘 [TIME[2013-01-23 01:31:34 +09:00]])
<http://repository.tku.ac.jp/dspace/bitstream/11150/261/1/komyu33-10.pdf#page=15>
]FIGCAPTION]

> ところで,このボーテンにも中国資本のカジノが置かれている。ここには “Boten Golden
City” と呼ばれる 21 km2 の経済特区が設置され,中国企業ゴールデンシティ・グループが
2003 年にラオス政府から 30 年の年限で使用権を得る契約を結んでいる。この契約は,さら
に 60 年の延長が可能である。この中に,カジノやホテルのほか,将来はゴルフ場,コンベ
ンションセンター,別荘から空港までの建設が計画されている17)。
ここですでに開業している 271 室のカジノホテル皇京錦倫大酒店では,中国の人民元だけ
が通用し,中国時間と中国語が使用され,中国人はノービザで入国できる(写真 36)。つまり,
ここは完全に中国人のための経済特区なのである。

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[111] [CITE@ja[ゴーストタウンと化していた中国・ラオス国境の町ボーテン : ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌]]
([[sanyo-kansatu]]著, [TIME[2016-10-18 00:32:40 +09:00]])
<http://inbound.exblog.jp/22437603/>
]FIGCAPTION]

> kenichiro_yamadaさんにメールで問い合わせたところ、いろいろ教えていただきました。
> 同ブログによると、彼が初めてボーテンを訪ねたのは、2008年9月です。
> ボーテン国境(2008年9月5日)
> http://laotimes.exblog.jp/8569316/
> そこには、こんな風に書かれていました。
> 「本地域はラオス国内であることを、忘れてしまいそう。ここでは食べ物から飲料水、人、通貨、言葉、全てが中国でした。面白いことにホテルの時間も中国時間。中国南下の前線がウドムサイとすれば、ここはさながら基地といったところでしょうか」。

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[78] [CITE[国境の外の「少数民族問題」 -ラオス境内中国ボーダーの中国の経済進出に関わる諸問題- ]]
(京都大学経済学研究科教授 大西 広 [TIME[2016-10-18 00:34:35 +09:00]])
<http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:5nQp_Ro8Wb4J:www.econ.kyoto-u.ac.jp/~shanghai/100712%2520simpo/100712%2520onishi.doc>
]FIGCAPTION]

> 私は以前2 度ラオスに調査に入ったことがあるが、この五月連休に三度目の調査を行なった。一度目は2008 年8 月の南部サワナキット・クロン間の「東西回廊」地区の視察、二度目は2009 年-2010 年の年末年始のボーテン・フェイサイ間の「南北回廊」地区の視察、そして今回はムアンサイ、ボーテン、ルアンナムタ、ムアンシン地区の調査である。

> ただし、あまりに多くの中国人が進出し、一種の「租界地」化した国境の街ボーテンの問題自体も論じないわけにはいかない。ここは、ラオス政府が設定した「特区」として、ここでは殆どの看板は漢語で書かれ、ラオス人を見つけることは難しい。ようやく、3 店のレストラン、2 店の小商店をラオス人が経営し、他に国境管理員と警官、中国人経営のホテルやカジノの従業員として働く少数のラオス人がいるが、人口の99%は中国人である。大型のビルの建設が進み、綺麗なアパートは既にラオス語の話せない、ないし話す気もな
ければ必要もない中国人入居者で満ちていた。特に不遜と思ったのは、彼らは腕時計を中国時間に合わし、中国時間で暮らしていたことである。

]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[80] [CITE[Oudom Xay no.1 (Laos): kamatsu']]
([TIME[2016-10-18 00:41:08 +09:00]])
<http://kamatsuhashi.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/oudom_xay_no1_l.html>
]FIGCAPTION]

> 午前7時に宿をcheck-outし、バスターミナルにてチケットを購入。
中国との国境の街・ボーテン行きのバスは今日はないらしく、
国境を越えた所にある中国の街・モーハン行きのバスに乗って
ボーテンにて途中下車することにした。
> さすが中国行きのバス、である。乗客は私達を除き(おそらく)
全員が中国人。バス内の時計は中国時間を表示し、乗客は持参した
食べ物を食べ、ゴミを床に散らしていく。タバコを吸う人もいる。
バスの中に入ると、ここがラオスだということを忘れそうになる。
(色々な意味で)とても旅情に溢れた移動だった。

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[77] [CITE@ja[ラオス ウドムサイ県 / 中国国境のカジノホテルご紹介[ラオス/観光情報]:海外旅行 都市別安全情報|OTOA [ 一般社団法人 日本海外ツアーオペレーター協会 ]]]
([TIME[2016-10-18 01:03:27 +09:00]])
<http://www.otoa.com/support/country_ns_detail.php?area=B&country=LA&ns=1&code=15145>
]FIGCAPTION]

> ラオス北部、ウドムサイ県の中国国境地点にオープンいたしましたカジノホテル「皇京錦倫大酒店」をご紹介いたします。
> 同ホテル、国内では2ヵ所目となるカジノ場で、主にカードゲームが中心のカジノです。
> ホテルは横に長く、ロビーを中心に両ウイングが客室部分で、一階ロビー奥がカジノ場となります。カジノ場の入口手前にはセキュリティーチェックがあります。(カメラは持ち込み不可!です)
> 尚、カジノ場も含め、ホテル館内では中国元払いとなります。よって同地へご旅行の際は、中国元をご持参いただく必要があります。
> (さらに申し上げると同地域は特別経済区扱いのため、ラオス領土ではありますが地域の基本通貨は元と考えた方が良いと思われます。)
> もし中国元をお持ちでない場合には、ホテルのカジノ場内(ロビーにはありません)に両替所があります。ここではドル、バーツ、キープが両替可能です。
> 又、ホテル内の公用語は中国語となります。タイ語の通訳は数名しかいないため、混雑時には通訳をつかまえるのもやっとの状況です。
> さらに館内の時計は中国(北京時間)を示しておりますので、モーニングコールをご利用の際には注意が必要です。
> (ラオス~中国間には1時間の時差がありますが、ここでは営業時間も中国時間でシフトしています)
> 同ホテルをご利用の場合、ラオス国内にはありますが、サービスも含め中国国内のホテルとの認識が必要です。

> ※皇京錦倫大酒店 (Royal Jinlun Hotel)
住所: The Golden Boten city, Luangnamtha, Laos

]FIG]

- [83] [CITE@ja[ゴーストタウンと化していた中国・ラオス国境の町ボーテン : ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌]] ([[sanyo-kansatu]]著, [TIME[2017-10-20 19:48:39 +09:00]]) <http://inbound.exblog.jp/22437603/>
-- [105] 引用: [[FNN]] [TIME[2017.5.12][2017-05-12]]
]REFS]


* 新南群島・西沙諸島

[15] [[東南アジアの標準時]]も参照。


* 周辺地域

[4] [[東南アジアの標準時]]も参照。

[5] [[タイの標準時]]、[[中国大陸の標準時]]、[[フィリピンの標準時]]、
[[マレーシアの標準時]]も参照。

* メモ

[64] [CITE['''['''tz''']''' '''['''PATCH''']''' tzdata: Asia/Ha_Noi: Add new timezone]]
([TIME[2014-10-18 00:34:43 +09:00]])
<https://mm.icann.org/pipermail/tz/2014-October/021669.html>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[65] ([TIME[2014-06-05 08:22:47 +09:00]])
<http://www009.upp.so-net.ne.jp/K_Yoshida_web/Laos2012_07.html>
]FIGCAPTION]

> ハノイに着陸するときの衝撃がすごくて、思わず「下手くそ」とつぶやいてしまった。ハノイは日本の古い地方空港みたい。滑走路の端っこがぼこぼこだったのが気になった。ハノイで3時間ほど待たされた。暇なのでお土産物屋さんを見て回ったが、活気はあまりなく、店員にもやる気があまりなかった。ある店舗では店員がおらず、水を買おうとしてうろうろしていたら、ベンチに座っていた女性が来てレジの対応をしてくれた。立ちっぱなしが面倒だから、近くのベンチに座ってよう、と言うことなのだろう。
>  ベンチに座ってみていたら、空港の時計がバンコク標準時に比べて10分遅れていることに気がついた。空港内の別の時計も同じ時刻を指していた。確かハノイはバンコクと同じ時間を使っているはずだが、まあ、なんかの手違いかな、と思っていた。自分の腕時計で搭乗開始の時間になったが、窓口では全然準備が始まらない。ただ時間にいい加減なだけかと思っていたら、そうではなかった。なんと、10分遅れの空港の時計がその時刻になると、係員がきっちりとその時間にゲートを開けた。どうやらこの空港には特殊なローカルタイムがあるらしい。

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[66] [CITE@ja[ハノイ国際空港は変な空港だった - ミャンマー・日本語教室ブログ - Yahoo!ブログ]]
([TIME[2016-08-21 15:02:57 +09:00]])
<http://blogs.yahoo.co.jp/winjapn1789/26099071.html>
]FIGCAPTION]

> 3. 出発便を案内するテレビ画面がない。時計も全然ない。
>   空港なのだから、各航空会社の出発便の時刻や搭乗口番号などをずらっと表示したテレビ画面があるのが当然なのに、ここの待合ロビーには1台もありません。
>  出発時間が近づくとやっと搭乗口が何番かのアナウンスがあり、その搭乗口に便名などが掲示される仕組みです。
>  また、時計が全然ないので、ベトナム時間が今、何時なのか全然わかりませんでした。
>  結局、探し回った末、喫茶店に小さなデジタル時計があるのを発見しました。

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[73] [CITE@ja[カンボジア・ベトナム旅行の1日目 - 趣味いろいろの戯れ]]
([TIME[2016-08-21 15:05:00 +09:00]])
<https://kacco.kahoku.co.jp/blog/ozozoz/19984>
]FIGCAPTION]

> ベトナムのハノイに着き、みなさんは出口や国内線乗り継ぎに向かいました。私たちは国際線
> 乗り継ぎなので、係の人に聞いてとごに行けばよいのか教えてもらいました。すると、中国の
> 大連でもそうでしたが、検問所みたいなところに行き、そこでパスポートに通過の印を押して
> もらい、カンボジア行きの待合室へと無事行くことができました。
> 待合室の時計を見ると、時差は2時間という情報だったのにそれより30分遅れています。
> それで、今は何かで時差は2時間30分なのかなと思ってしまいました。だって、待合室内
> の時計すべてが30分遅れて同じだったのですから・・・。

]FIG]


[84] [CITE[7.西貢港報時信号ニ関スル件]]
(昭和11年、[[アジア歴史資料センター | Japan Center for Asian Historical Records]]著, [TIME[2016-10-23 19:54:03 +09:00]])
<https://www.jacar.archives.go.jp/aj/meta/image_B10074461600>

[85] >>84 は [TZ[+07:00]] を[DFN[南支那地方標準時]]と呼んでいます。

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[86] [CITE@ja[0810:ブ~ンっとシェムリへ : エンドー帝国  カンボジア撮影日記]]
([[ong-bak]]著, [TIME[2016-11-12 16:56:52 +09:00]])
<http://enen.exblog.jp/5465809/>
]FIGCAPTION]

> 出発まであと少しかと時計を見てたら、他の場所の時計と示す時間が違う。
> デジカメで確認すると、その時計の時間は早かった。
> 国際空港の時計の時間くらいちゃんと合わせておけよ…

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[98] [CITE@ja[中国雲南省からベトナムへ国境越える旅7日間 | 風の旅行社]]
([TIME[2016-12-16 15:41:13 +09:00]])
<http://www.kaze-travel.co.jp/ic-kz-cb-16.html>
]FIGCAPTION]

> 国境を越えたところで、すぐにガイドさんと会えなかったことは、改善点が必要だと思いました。中国とベトナムでは川1本で時差1時間となり、双方それを理解していなかったのは意外でした。今一度、場所、時間、風社の黄色いロゴをもっていることなど、手続きの確認が必要だと思いました。

]FIG]


[100] [CITE@en[Remove many invented abbreviations in 'asia']]
([[eggert]]著, [TIME[2017-01-14 04:37:24 +09:00]])
<https://github.com/eggert/tz/commit/1b99dcde6342dd10969041b32b00b813d4f4a36e>


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[146] [CITE@ja[プノンペン陥落の波紋:毎日新聞]]
(毎日新聞 1979年1月8日(月曜) 1面トップ記事 [TIME[2006-08-16 03:29:00 +09:00]])
<http://www.mekong.ne.jp/special-theme/19790107/19790108.htm>
]FIGCAPTION]

> 7日バンコクで明らかになったところでは、プノンペン放送は同日午
>    後5時半(カンボジア時間も同じ、日本時間同7時半)に予定されていた定時放送から中止した。

]FIG]




[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[215] [CITE@en[The VNCA's Virtual Archive | Holiday Ceasefire Periods Announced]]
(Dates Existence: 03 December 1971 [TIME[2018-10-06 01:21:24 +09:00]])
<https://vva.vietnam.ttu.edu/repositories/2/digital_objects/106913>
]FIGCAPTION]

> 0000 Indochina time, that is 0100 Saigon Time
> 

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[216] [CITE@en[The VNCA's Virtual Archive | NFLSV Statement On Truce For HolidaysHanoi VNA International Service]]
(Dates Existence: 20 November 1967 Existence: Majority of material found within 20 November 1967 [TIME[2018-10-06 01:26:37 +09:00]])
<https://vva.vietnam.ttu.edu/repositories/2/digital_objects/173022>
]FIGCAPTION]

>  zero hour 24 December 1967 Indochina time--that is from 0100 24 December 1967 Saigon time

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[217] [CITE@en[The VNCA's Virtual Archive | NFLSV Issues 12-Hour Christmas Cease-Fire - (Liberation Radio '''['''Clandestine''']''' in Vietnamese to South Vietnam)]]
(Dates Existence: 08 December 1965 [TIME[2018-10-06 01:31:58 +09:00]])
<https://vva.vietnam.ttu.edu/repositories/2/digital_objects/133325>
]FIGCAPTION]

> from 1800 hours on
> 24 December 1965 to 0600 hours on 25 December 1965, Indochina time--that is. from
> 1900 hours on 24 December 1965 to 0700 hours on 25 December 1965, Saigon puppet
> government time

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[218] [CITE@en[The VNCA's Virtual Archive | Memo - re: The Situation in South Vietnam]]
(Dates Existence: 02 November 1963 [TIME[2018-10-06 01:40:15 +09:00]])
<https://vva.vietnam.ttu.edu/repositories/2/digital_objects/577478>
]FIGCAPTION]

> 0700 Saigon time {1800 EST 1 November in Washington.) 

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[219] [CITE@en[The VNCA's Virtual Archive | Joint US And South Vietnamese Attacks on North Vietnam]]
(Dates Existence: February 1965 [TIME[2018-10-06 01:43:04 +09:00]])
<https://vva.vietnam.ttu.edu/repositories/2/digital_objects/191787>
]FIGCAPTION]

> Commencing at 2 a.m. on [ASIS[Feruary]] 7th, Saigon time (1 p.m. yesterday,
> eastern standard time[ASIS[]]

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[220] [CITE@en[The VNCA's Virtual Archive | Report, United States Mission in Vietnam - A Study of Viet Cong Use of Terror]]
(Dates May 1966 [TIME[2018-10-06 01:50:30 +09:00]])
<https://vva.vietnam.ttu.edu/repositories/2/digital_objects/619871>
]FIGCAPTION]

> However
> it was not specified whether the meeting time, 1200 hours was to
> be Saigon time or Hanoi time (Hanoi is one hour behind Saigon - ed.)

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[221] [CITE@en[The VNCA's Virtual Archive | Hanoi Announcement Takes Saigon By Suprise]]
(Dates Existence: 03 April 1968 [TIME[2018-10-06 01:54:34 +09:00]])
<https://vva.vietnam.ttu.edu/repositories/2/digital_objects/145929>
]FIGCAPTION]

> 2130 hours Hanoi time--2230 hours Saigon time

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[222] [CITE@ja[陥落サイゴン72時間(3)毎日新聞]]
([TIME[2006-02-19 01:02:21 +09:00]])
<http://www.mekong.ne.jp/special-theme/kanrakusaigon72h/3.htm>
]FIGCAPTION]

> 毎日新聞 1975年(昭和50年)5月14日(水曜日)  (3)
>              陥落 サイゴン72時間  -3-   撤退命令
>      
>    サイゴン時間は、自然にさからっている。子午線どおりなら、グリニッジ標準時との差は7時間、
>    ハノイと同じ時間になるはずだ。しかし、北ベトナムと張り合うためか、ハノイより1時間早い時差
>    をおいている。だから、サイゴンでは午前6時にならないと夜が明けない。
>  
>    4月29日午前4時。まだ、真っ暗な空の、西の一角が赤く染まっていた。

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[223] [CITE@en[UTC+08:00 - Wikipedia]]
([TIME[2018-10-09 10:21:29 +09:00]])
<https://en.wikipedia.org/wiki/UTC%2B08:00>
]FIGCAPTION]

> The southern half of Vietnam (Republic of Vietnam) was formerly part of this time zone prior to the communist takeover of the South on April 30, 1975, making it 1 hour ahead of North Vietnam.

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[224] [CITE[(7) ヴィエトナムにおける戦争の終結及び平和の回復に関する協定(仮訳)]]
([TIME[2013-03-06 17:26:23 +09:00]])
<https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/bluebook/1973/s48-shiryou-5-7.htm>
]FIGCAPTION]

> 第2条 休戦は,グリニッジ標準時1973年1月27目24時に南ヴィエトナム全域にわたり実施される。

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[225] [CITE[日本ファシストのベトナム侵略 ―― フラ ンス ・日本支配下 のベ トナ ム社会]]
(チャン・フイ・リエウ, グエン ・ ルオン ・ピ ック, グエン ・ カック ・ ダム (編) [TIME[2017-07-27 10:12:12 +09:00]])
<http://www.junposha.com/library/pdf/60010_08.pdf>
]FIGCAPTION]

> 一九四五年
> 三月九日午後四時、日本の大使館員は、一九四五年にフランスが日
> 本に米を供給する新しい協定を結ぶ件でドク!と討議するため、サ
> イゴンの総督府にやってきた
> 。
> この討議は折り合うのに困難はなか
> った。六時〔現地時間。日本時間では七時――訳者〕になると日本の大使
> 松本〔俊一〕と総領事河野が協定調印のため総督府にや
> っ
> てきた。
> [SNIP[]] 七時ちょうど [SNIP[]] その一枚の紙切れ
> は最後通牒であった。 [SNIP[]]
> その附帯事項は、インドシナ総督の回答の時限を同月九日夜九時
> 以前と明確に定めていた。すなわち最後通牒を受け取ってから二時
> 間である。

]FIG]


[227] [CITE['''['''tz''']''' Add new timezone for Hanoi Capital, Vietnam]]
([TIME[2019-02-18 13:30:41 +09:00]])
<https://mm.icann.org/pipermail/tz/2019-February/027533.html>

[228] [CITE['''['''tz''']''' Add new timezone for Hanoi Capital, Vietnam]]
([TIME[2019-02-19 09:47:17 +09:00]])
<https://mm.icann.org/pipermail/tz/2019-February/027547.html>

[229] [CITE['''['''tz''']''' Add new timezone for Hanoi Capital, Vietnam]]
([TIME[2019-02-20 02:56:58 +09:00]])
<https://mm.icann.org/pipermail/tz/2019-February/027584.html>

[230] [CITE['''['''tz''']''' Add new timezone for Hanoi Capital, Vietnam]]
([TIME[2019-02-20 04:19:03 +09:00]])
<https://mm.icann.org/pipermail/tz/2019-February/027585.html>

[231] [CITE[東南アジア伝統天文学の重層構造 ]]
([TIME[2019-01-08 21:29:32 +09:00]])
<http://www2.nao.ac.jp/~mitsurusoma/gendai5/24_ohashi.pdf>