-
Notifications
You must be signed in to change notification settings - Fork 4
/
185.txt
121 lines (88 loc) · 4.27 KB
/
185.txt
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
[4] [DFN[[[ISO/IEC 10744]]]] は、 [[SGML]] の拡張機能に関する仕様書です。
本来は [[HyTime]] の仕様書ですが、 [[HyTime]] に合わせて開発された種々の [[SGML]]
追加機能が[[附属書]]として収録されています。
* 仕様書
[11]
[[ISO/IEC 10744]]
には第1版
([TIME[西暦1992年][1992]])
と第2版
([TIME[西暦1997年][1997]])
があります。内容はかなり違うらしいです。
[18] この間に第1版に対する [[TC]]1 案
- [7]
[CITE[First Proposed Technical Corrigendum to ISO/IEC 10744:1992]],
[[ISO/IEC JTC1]] N3441,
[[ISO/IEC]] [[JTC1/SC18]] N5027,
[TIME[1995-08]]
があります。 [[RFC 1874]] が参照していたりします。
これが [[TC]] ではなく改正として発行されて第2版になるのですが、
[[TC]]1案と完成した第2版とも微妙に違いがあるようです。
[17]
[[TC]]1案は[[平成時代]]中期時点で [[Web]] 上になかったらしく、
今となっては入手困難です。
** 各国規格
[1] ISO/IEC 10744:1997 に対応する国家規格:
:[[BS]] (連合王国):[[BS ISO/IEC 10744]]:1997
:[[JIS]] (日本国):[[JIS X 4155]]:2000
:[[KS]] (大韓民国):[[KS X 6019]]
[7]
,JIS X 4155‐1994,ISO/IEC 10744 (第1版)
,JIS X 4155:1999 ,ISO/IEC 10744:1997 (第2版)
[6] [[JIS X 4155]] は[[要約JIS]]だからあんまり役に立たない。
[8] この JIS の題は『ハイパメディァ云々』らしいですよ。本文中にも[CODE[ハイパメディア]]と[CODE[ハイパメデイア]]が混在する素晴らしさ!
** 構成
[5] 個々の機能を別々の [[ISO/IEC]] [[国際標準]]として出版するのは手続き上のコストが大きすぎるので、
[[附属書]]として無理矢理一つにまとめたそうです。(ひどい話ですね。)
[16]
[[ISO/IEC 10744:1997]] の構成
- 本体 1 - 5 : 用語定義など (規格本体の残りに関係するものと附属書に関係するものが混在)
- 本体 6 - 11 : [[HyTime]] の主要規定
- 附属書A : [[SGML拡張機能]]
-- A.1 : 附属書A全体の適合性規定
-- A.2 : [[字句型]]
-- A.3 : [[体系的形式]]
-- A.4 : [[特性集合]]
-- A.5 : [[一般体系]]の主要規定
-- A.6 : [[公式システム識別子]]
- 附属書B : [[HyTime特性集合]]
- 附属書C : [[宣言]]集
-- C.1 : [[HyTime]] [[字句型]]
-- C.2 : [[HyTime]] の[[メタ宣言]]
-- C.3 : [[一般体系]]の[[メタ宣言]]
- 附属書D : 参考文献紹介
[19] [[SGML拡張機能]]の一部 (もしかしたら全部) は第2版で追加された新機能です。
例えば[[公式システム識別子]]は第1版にはなく [[TC]]1案時代に増えたものです。
* 内容
[FIG(short list)[ [10] [[ISO/IEC 10744]] が規定する技術
- [[字句型]]
- [[体系的DTD]]
- [[特性集合]]
- [[一般体系]]
- [[公式システム識別子]]
- [[SGML特性集合]]
- [[HyTime]]
]FIG]
* 規格票の内容物のライセンス
[3]
[[ISO/IEC 10744]]:1997 には [[SGML]] による[[形式的]]定義が含まれていますが、
その部分は同規格が規定する[[声明文][宣伝条項]]を沿える限り、
[[適合HyTimeシステム]]と[[適合HyTime応用]]は自由に複製できることになっています。
[SRC[>>13]]
[REFS[
- [12] [[ISO/IEC 10744]]:1997
--[13] [CSECTION@en[5 Notation]]
<http://y12web2.y12.doe.gov/sgml/wg8/docs/n1920/html/clause-5.html>
]REFS]
[14]
「適合する実装なら」という限定のせいで[[自由ソフトウェアライセンス]]とはいえません。
* メモ
[2]
[CITE[HyTime News and Events]] <http://www.hytime.org/htnews.html>
[9] 全体的に、一体誰が実装してどこで使っているのかは謎な感じです。
一応 [[SP][SP (SGML)]] は実装しているのでしょうし、
他にも商用の実装があるのかもしれませんが。。。
[15]
一応、いろいろな [[SGML]] 関連仕様、 [[SGML応用]]、[[XML応用]]があちこちを参照してはいるんですよねえ。
でもそれらのうちどれだけがしっかり理解して書かれたもので、
いったいどれだけが何らかの実装で意味のある使われ方をしたことがあるものなのか。。。